JP5969839B2 - 揮散用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、扇風機や空気清浄器、エアコンの如き換気機器のカバー等に嵌め込み、該換気機器によって巻き起こされた空気の流れを利用して揮発性の内容物を室内の全域に拡散させることができる揮散用容器に関するものである。
芳香剤や消臭剤等の内容物を揮散させる揮散用容器は、容器内に配置した含侵体に内容物を染み込ませ、容器の口部から露出させた含侵体の頭部を通して揮散させるか、容器内に配置した吸上げ芯を介して内容物を吸い上げ、その上端部に配置した揮散体を通して内容物を揮散させるのが普通である。ところで、この種の揮散用容器は、揮散された内容物を室内の広い範囲にわたって拡散させるのは困難である。
内容物を自動車の室内や家屋の室内に係らずその全域に拡散させる揮散用容器としては、該揮散用容器そのものを、換気機器の吹き出し口に取付け具を介して取り付け、該換気機器の吹き出し口から噴出される空気を該揮散容器の中を通して内容物を拡散させるようにした特許文献1に開示されたものが知られている。
登録実用新案第3090297号公報
ところで、上記のような従来の揮散用容器は、容器本体を固定する取り付け具が、ばねによって付勢された上顎部、下顎部とを備えた挟み込みタイプのクリップにて構成されていることから、容器の固定が不安定で、物がぶつかったり、子供の悪戯等、所期しない外力が容器に作用した場合に簡単に外れてしまうおそれがあった。
本発明の課題は、構造の複雑化を伴うことなしに換気機器の吹き出し口に確実に固定することができる揮散用容器を提案するところにある。
本発明は、周壁と、この周壁の下端に一体連結する底壁からなり、その内側に形成された区画凹所に揮発性の内容物を直接または中皿を介して間接的に収納するとともに、上部開放端を通して該内容物を揮散させる容器本体と、この容器本体を該上部開放端を残して抜け出し不能、かつ、回動可能に取り囲むカバーとを備え、前記容器本体の底壁の下面に、先端開放部を通して固定部位に着脱可能に連係して該容器本体を該固定部位に保持する連係部を設け、前記カバーに、前記容器本体の周りに沿う該カバーの回動にてその突端面を前記固定部位に当接させて前記連係部の、該固定部位からの離脱を防止する係止部を設け、前記容器本体と前記カバーとの相互間に、該カバーの回動を阻止して前記係止部の、該固定部位に対する当接姿勢を維持するロック機構を設けたことを特徴とする揮散用容器である。
上記の構成からなる揮散用容器においては、
1)係止部が、固定部位に当接可能な複数の突端面と、該突端面との当接によって該固定部位を引掛けて抱え込む爪部を有するものとすること、
2)ロック機構が、容器本体および前記カバーのいずれか一方に設けられた溝部と、該カバーおよび該容器本体のいずれかもう一方に設けられ、該溝部に凸部を乗り越えて抜け出し可能に嵌合するリブからなるもので構成されていること、
3)溝部は、間隔をおいて配置され、その相互間をカバーの回動領域とする少なくとも2つから構成され、該溝部の各溝壁には、回動領域からの、リブの抜け出しを防止するストッパーを設けること、さらに、
4)連係部が、弾性変形によって先端開放部を通して固定部位に着脱可能に嵌合するクリップであること、
が本発明の課題解決の具体的手段として好ましい。
本発明の揮散用容器によれば、揮散用容器を、周壁とこの周壁の下端に一体連結する底壁からなり、その内側に形成された区画凹所に揮発性の内容物を直接または中皿を介して間接的に収納するとともに、上部開放端を通して該内容物を揮散させる容器本体と、この容器本体を該上部開放端を残して抜け出し不能、かつ、回動可能に取り囲むカバーとを備えたもので構成し、容器本体の底壁の下面に、先端開放部を通して固定部位(換気機器の吹き出し口に設けられた棒状部材、板状部材等)に着脱可能に連係して該容器本体を該固定部位に保持する連係部を設け、カバーに、容器本体の周りに沿う該カバーの回動にてその突端面を前記固定部位に当接させて連係部の、該固定部位からの離脱を防止する係止部を設け、容器本体と前記カバーとの相互間に、該カバーの回動を阻止して係止部の、固定部位に対する当接姿勢を維持するロック機構を設けるようにしているため、揮散用容器に不用意な外力が作用したとしても容器本体の底壁の下面に設けた連係部が、固定部位から簡単に外れることがない。
また、上記の構成からなる本発明の揮散用容器によれば、係止部を、固定部位に当接可能な複数の突端面と、該突端面との当接によって該固定部位を引掛けて抱え込む爪部を有するものにて構成することにより、係止部は固定部位に確実に係止される。なお、固定部位が爪部を乗り越えるとき、該爪部によってクリック感を得ることが可能であり、このクリック感によって固定部位が突端面に当接したことが確認できる。
また、本発明による揮散用容器によれば、ロック機構を、容器本体およびカバーのいずれか一方に設けられた溝部と、該カバーおよび該容器本体のいずれかもう一方に設けられ、該溝部に凸部を乗り越えて抜け出し可能に嵌合するリブにて構成することで、カバーの、容器本体に対する締結とその解除が簡単に行える。また、リブが凸部を乗り越えて溝部に嵌合する際、あるいは該溝部を乗り越えて該溝部から抜け出す際にクリック感が得られる。
さらに、本発明による揮散用容器によれば、溝部は、間隔をカバーの回動領域とする少なくとも2つからなるもので構成し、該溝部の各溝壁に、該回動領域からの、該リブの抜け出しを防止するストッパーを設ける構成を採用したため、その領域内でカバーを回動させるだけでカバーの締結とその解除が確実に行える。とくに、連係部を、弾性変形により先端開放部を通して固定部位に着脱可能に嵌合するクリップとすることとしたため、容器本体に一体連結した単一部材で構成することができ、部品点数の削減、構造の簡素化が可能となる。
本発明に従う揮散用容器の実施の形態を分解状態で示した外観斜視図である。 (a)は、図1に示した揮散用容器の側面を断面で示した図であり、(b)は図1に示した揮散用容器の底面を示した図である。 中皿を使用せずに直接、区画凹所に内容物を収納した揮散用容器の構成例をその断面について示した図である。 図2(a)のA─A断面をその要部について示した図である。 本発明に従う揮散用容器について、複数の揮散開孔を有するカバーを適用した例を示した図である。 (a)〜(c)は、本発明に従う揮散用容器に設けた係止部の一段目の突端面を固定部位に当接させて取り付ける場合の取り付け状態を示した図である。 本発明に従う揮散用容器に設けた係止部の二段目の突端面を固定部位に当接させて取り付けた状態を示した図である。 本発明に従う揮散用容器の他の例を示した図である。 (a)(b)は、本発明に従う揮散容器の他の例を示した図であり、(a)はその側面を断面で示した図であり、(b)は、その底面を示した図である。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う揮散用容器を分解状態で示した外観斜視図であり、図2(a)(b)は、図1に示した揮散用容器の側面(断面表示)および底面を示した図である。
図における符号1は、合成樹脂にて構成される容器本体である。この容器本体1は、環状の周壁1aと、この周壁1aの下端に一体連結する底壁1bと、周壁1aの上端外縁部に一体連結するフランジ1cから構成されており、その内側に形成された区画凹所Mに揮発性の内容物を収納するとともに、上部開放端1dを通して該内容物を揮散させることができるようになっている。ここで、揮発性の内容物としては、後述する密閉シール部材を剥がしても外側に漏れ出すことのない、例えばゼリー状のものが適用されるが、該密閉シール部材を剥がしても外側に漏れ出すことがなければどのような形態のものであってもかまわない。
上掲図1、図2に示した揮散用容器は、中皿nを介して内容物を間接的に区画凹所Mに収納するものを例として示してあるが、該中皿nを使用せずに図3に示す如く該区画凹所Mに直接内容物を収納するものでもよい。中皿nを使用した場合には、内容物の詰め替えを容易に行うことが可能であり、該中皿nの内容物はその開口部を通して揮散する。
また、2は、容器本体1の上部開放端1を残して取り囲むカバー(合成樹脂にて構成される)である。このカバー2は、容器本体1の周りを取り囲む筒体(カバー本体)2aと、この筒体2aの下端に一体的につながり、容器本体1の底壁1bに当接して該容器本体1を受ける底壁2bと、この底壁2bに垂下姿勢で一体結し、間隔Pを隔てて対向配置された一対の湾曲脚部2cから構成されている。
このカバー2の底壁2bには、湾曲脚部2cの内側において開放される貫通開口2bが形成されている。また、筒体2aの上端内壁部には、容器本体1のフランジ1cに着脱自在にアンダーカット係合する環状の凸部2aが形成されていて、容器本体1は、このカバー2に抜け出し不能、かつ、回動可能に保持される。一対の湾曲脚部2cによって形成される間隔Pは、固定部位が通する箇所であって、そのサイズは、固定部位のサイズに応じて適宜変更される。
また、図における符号3は、容器本体1の底壁1bの下面中央部に設けられ、カバー2の湾曲脚部2cの内側に位置するクリップの如き連係部である。この連係部3は、それ自体の弾性変形により先端開放部(下端開放部)3aを通して換気機器の吹き出し口のカバーを構成する棒状部材等の固定部位に着脱可能に連係して容器本体1を該固定部位に保持する機能を有している。
ここに、連係部3は、それ自体を弾性変形させて固定部位に着脱可能に嵌合できるものを例として示したが、ばねの如き弾性部材を利用したものであってもよく、この点については限定されない。
4は、カバー2の湾曲脚部2cの幅端部で、間隔Pに臨んでそれぞれ設けられた係止部である。この係止部4は、容器本体1の周りに沿うカバー2の回動にてその突端面4aを固定部位(下部)に当接させて連係部3の、固定部位からの離脱を防止する機能を有している。
係止部4の突端面4aは、固定部位のサイズ(径あるいは形状)の違いに対応して階段状に複数(一段目の突端面4a、二段目の突端面4a)設けることができ(図1参照)、その先端部には、突端面4aが固定部位に当接したときに該固定部位を引掛けて抱え込むことが可能であり、かつ、該固定部位が乗り越える際にクリック感を付与することができる爪部4bが形成されている。
また、5は、容器本体1とカバー2との相互間に設けられ、該カバー2の回動を阻止して係止部4の、固定部位に対する当接姿勢を維持するためのロック機構である。
ロック機構5は、その平面(図2(a)A─A断面)を拡大して図4に示すように、カバー2の筒体2aの内壁に間隔Lをあけて設けられた溝部5a、5bと、容器本体1の周壁1aの外壁に設けられ、該溝部5a、5bに嵌合可能なリブ(縦リブ)5cから構成されている。ここに、間隔Lがカバー2の回動領域(移動領域)となる。
上記溝部5a、5bは、リブ5cが乗り越えることができる突出代を有する凸部(縦リブ等)と、乗り越え不能な突出代を有する凸部(縦リブ等)にて構成され、そのうちの乗り越え不能な凸部をリブ5cのストッパーSとすることにより、リブ5cの回動領域Lからの抜け出しが防止され、カバー2はこの範囲内で回動することになる。また、カバー2の回動に際してリブ5cが乗り越えることができる凸部については、その突出代を適度な値に設定しておくことによりクリック感を与えることが可能であり、これにより、カバー2がロックされたか、あるいはカバー2のロックが解除されたかどうかが容易に判別できることになる。
上掲図1の実施の形態では、溝部5a、5bをカバー2側に設け、リブ5cを容器本体1側に設けた場合について示したが、該溝部5a、5bを容器本体1側に設け、リブ5cをカバー2側に設けてもよく、この点については適宜変更することができる。
また、6は、容器本体1の上部開放端1d(中皿nを備えたものにあっては該中皿の開放端)に引き剥がし可能に貼着される密閉シール部材(合成樹脂等で構成されるシートあるいは板状のものでもよい)である。この密閉シール部材6は、バージン機能を有するものを適用することが可能であり、内容物の揮散を開始する使用開始時に摘み部6aを摘まんで引き剥がされる。
容器本体1の上部開放端1dあるいは中皿nの開放端には、上記密閉シール部材6を直接貼着することができるが、内容物の揮散開口を複数有する、例えば、図5に示すような、複数の揮散開孔を有するカバー7を取り付けることも可能であり(取り付け方法はねじ止めでもよいし固着(接着、溶着等)構造でもよい)、この点は限定されない。
本発明に従う揮散用容器を、換気機器のカバー等を構成する固定部位8にセットするには、まず、図6(a)、(b)に示すように、容器本体1に設けた連係部3を、先端開放部3aを通して該固定部位8に連係させ、次いで図6(c)に示すように、カバー2を容器本体1の周りに回動させてカバー2の湾曲脚部2cに設けた係止部4の突端面4aをそれぞれ固定部位8の下部に当接させる。
係止部4の突端面4aのうち一段目の突端面4aがそれぞれ固定部位8の下部に当接すると、係止部4の先端に設けられた爪部4bがクリック感を伴って該固定部位8に引っ掛かり一段面の突端面4aで固定部位8を抱え込むようになる。一段目の突端面4aにより固定部位8を抱え込んだかどうかは、固定部位8が爪部4bを乗り越えたときに得られるクリック感により容易に把握され、例えば、連係部3が固定部位8から引き抜かれるような外力が揮散用容器に作用したとしても、該係止部4がその外力を受ける結果、該揮散用容器が固定部位8から簡単に外れることがなくなる。
この例では、係止部4の突端面4aを一段目の突端面4a、二段目の突端面4aにて構成した場合について示してあり、図6(c)に示すような状態では、リブ5cが溝部5aに未だ嵌合していない状態にあるが(二段目の突端面4aに当接した時にリブ5cが溝部5aに嵌合するため)、この位置でリブ5cが嵌合するような溝部を形成しておくことも可能であり、この場合、カバー2はロック状態に保持されることになる。
揮散用容器を固定部位8から取り外すには、カバー2を逆向きに回動させてロック状態を解除したのち係止部3が該固定部位8から離脱するように揮散用容器を引き抜けばよく、本発明の揮散用容器は、取り付け操作が簡単だけでなく、揮散用容器の取り外しも極めて簡単に行い得る。
図7は、図6(a)〜(c)に示したものと比較して径が小さい固定部位8に本発明に従う揮散用容器を取り付けるべく、二段目の突端面4aを固定部位8に当接させた状態を示した図である。この取り付け状態では、二段目の突端面4aが固定部位8に当接すると同時にクリック感を伴ってリブ5cが溝部5aに嵌合し、カバー2がロック状態に保持される。係止部4に複数の突端面4aを階段状に設けておくことで、固定部位8のサイズや形状が異なる場合であっても、係止部4の突端面4aを固定部位8に確実に当接させることができる。
固定部位8の設置間隔が広い場合には、図8に示すようにカバー2の筒体2aの下端外縁部に、隣接する固定部位8に到達可能な鍔部2dを設けておくことができ、この鍔部2dによって揮散用容器の固定姿勢の安定化を図ることができる。鍔部2dの形状は円形や矩形状のものなど任意に変更し得る。
図9(a)、(b)は、本発明に従う揮散用容器の他の例を示した図である。図における符号9は、容器本体1の底壁1bの下面に設けられ、カバー2の内壁に向けて開放する開放部を有するコの字形状をなす垂下壁である。
この垂下壁9は、カバー2の湾曲脚部2cとほぼ平行な湾曲形状を有する壁部本体9aと、この壁部本体9aの両側でそれぞれ該湾曲脚部2cに向けて突出するリブ9b、9cとから構成されており、壁部本体9aには、リブ9b、9cに隣接して凸部9d、9eが形成されている。
また、図における符号10は、カバー2の湾曲脚部2cの内壁に設けられ、カバー2の回動に合わせてリブ9b、9cの相互間で移動可能なリブである。
上記凸部9d、9eは、リブ10の乗り越えを可能とする突出代を有するもの(クリック感を与える)であり、リブ9b、9cは該リブ10の乗り越えを不能とする突出代を有するものである。この凸部9d、9eと、リブ9b、9cによって、リブ10が嵌合する溝部11、12が形成され、これにより、ロック機構13が構成される。
リブ9b、9cは、リブ10の動きを規制するストッパーとして機能し、その相互間を回動領域としてカバー2に設けたリブ10が移動することとなる。
上記の構成からなる揮散用容器においても、上掲図6に示したところの手順と同様の手順で該揮散用容器を換気機器のカバー等にクリック感を伴って取り付け、取り外しすることができる。そして、係止部4の突端面4aが固定部位8に当接して連係部3との相互間で固定部位8を挟持している限り、揮散用容器に所期しない外力が作用しても該揮散用容器が固定部位8から簡単に脱落することはない。
上掲図9に示したロック機構13は、垂下壁9を容器本体1に設け、リブ10を湾曲脚部2cに設けたものを例として示したが、垂下壁9を湾曲脚部2cに設け、リブ10を容器本体1に設けることもできる。
本発明の実施の形態では、湾曲脚部2cを2つ設け、各湾曲脚部2cに係止部4を設けた場合について説明したが、湾曲脚部2c、係止部4の個数は、2つ設ける場合に限られることはなく、適宜変更が可能である。
また、固定部位8については、円形断面を有するものを例として示したが、板状のもの、あるいは矩形断面を有するものへの取り付け可能であり、この場合には、突端面4aの形状はその形状に適合するように変更される。
本発明に従う揮散用容器は、部品点数が少なくてすみ、構造を簡素化できる利点がある。
簡易な動作のもとで換気機器のカバー等に確実に固定することが可能で、かつ、構造の簡素化された揮散用容器が提供できる。
1 容器本体
1a 周壁
1b 底壁
1c フランジ
1d 上部開放端
2 カバー
2a 筒体
2b 底壁
2c 湾曲脚部
2d 鍔部
3 連係部
3a 先端開放部
4 係止部
4a 突端面
4a 一段目の突端面
4a 二段目の突端面
4b 爪部
5 ロック機構
5a 溝部
5b 溝部
5c リブ
6 密閉シール部材
6a 摘み部
7 カバー
8 固定部位
9 垂下壁
9a 壁部本体
9b リブ
9c リブ
9d 凸部
9e 凸部
10 リブ
M 区画凹所
L 間隔
S ストッパー
P 間隔

Claims (5)

  1. 周壁と、この周壁の下端に一体連結する底壁からなり、その内側に形成された区画凹所に揮発性の内容物を直接または中皿を介して間接的に収納するとともに、上部開放端を通して該内容物を揮散させる容器本体と、この容器本体を該上部開放端を残して抜け出し不能、かつ、回動可能に取り囲むカバーとを備え、
    前記容器本体の底壁の下面に、先端開放部を通して固定部位に着脱可能に連係して該容器本体を該固定部位に保持する連係部を設け、
    前記カバーに、前記容器本体の周りに沿う該カバーの回動にてその突端面を前記固定部位に当接させて前記連係部の、該固定部位からの離脱を防止する係止部を設け、
    前記容器本体と前記カバーとの相互間に、該カバーの回動を阻止して前記係止部の、該固定部位に対する当接姿勢を維持するロック機構を設けたことを特徴とする揮散用容器。
  2. 前記係止部は、前記固定部位に当接可能な複数の突端面と、該突端面との当接によって該固定部位を引掛けて抱え込む爪部を有することを特徴とする請求項1に記載した揮散用容器。
  3. 前記ロック機構は、前記容器本体および前記カバーのいずれか一方に設けられた溝部と、該カバーおよび該容器本体のいずれかもう一方に設けられ、該溝部に凸部を乗り越えて抜け出し可能に嵌合するリブからなることを特徴とする請求項1または2に記載した揮散用容器。
  4. 前記溝部は、間隔をおいて配置され、その相互間を前記カバーの回動領域とする少なくとも2つからなり、該溝部の各溝壁に、該回動領域からの、該リブの抜け出しを防止するストッパーを設けたことを特徴とする請求項3に記載した揮散用容器。
  5. 前記連係部が、弾性変形によって先端開放部を通して前記固定部位に着脱可能に嵌合するクリップであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載した揮散用容器。
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