JP5967116B2 - 車載システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて用いられる車載システムであって、運転者の漫然運転を解消する車載システムに関する。
車両の走行の安全性を高めるためには、運転者が漫然運転や居眠りを行うことなく運転に集中していることが望ましい。そこで、運転者の状態を検出し、漫然状態や居眠りなどの覚醒が低下した状態を検出した場合には運転者に所定の行動を促して覚醒が低下した状態を改善する装置が提案されている(特許文献1参照)。また運転者に覚醒が低下した状態を発見した場合には、サービスエリアなどの休憩場所に案内する装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開2012−168591号公報 特開平11−342764号公報
運転者の覚醒が低下した状態を解消するためには睡眠をとることが最も有効な手段である。そのためには、まず、運転者を安全に睡眠が可能な場所に誘導し、睡眠を促す。その際に、安全に睡眠が可能な場所に至るまでに時間が掛かる場合は、運転者の低下した覚醒状態を改善し、安全に運転できる状態にすることが必要である。
運転者の覚醒が低下した状態を改善するための装置は、運転者に何らかの刺激を与えたり、運転者に何らかの行動を指示して実行させたりする。そのため、そのような装置が実行する運転者の覚醒が低下した状態を改善するための動作は、運転者にとって快適なものとは言えない場合がある。
運転者に覚醒が低下した状態があるときに休憩場所に案内する第1の装置と、運転者の覚醒が低下した状態を改善させる第2の装置と、を一体としたシステムにおいて、例えば、第1の装置が運転者を休憩所に案内している最中に第2の装置が運転者の覚醒が低下した状態を改善するための動作を開始したとき、休憩場所が現在位置の近くに存在していると、第2の装置が動作を開始してすぐに休憩場所に到着して第2の装置の動作が終了する可能性がある。
その場合、第2の装置の動作は運転者が煩わしさを感じるだけになってしまう虞がある。
本発明の目的は、運転者の覚醒が低下した状態を改善させる動作が運転者に与える煩わしさを低減できる車載システム、情報処理装置、及びプログラムを提供することである。
上述した問題を解決するためになされた本開示の第1の態様は、動作実行手段(21a,21b,23)と、情報取得手段(11a〜11c)と、状態判定手段(41)と、位置特定手段(13)と、場所決定手段(43)と、動作制御手段(45)と、を有することを特徴とする車載システム(1)である。
動作実行手段は、車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する。情報取得手段は、運転者の状態を示す情報を取得する。状態判定手段は、情報取得手段により取得された上記情報に基づいて、運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する。位置特定手段は、車両の現在位置を特定する。
また場所決定手段は、状態判定手段により運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、位置特定手段により特定される現在位置と、運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(19)と、に基づいて、運転者が休息する場所を決定する。また動作制御手段は、場所決定手段により決定された場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作実行手段を動作させる。
このような車載システムは、休憩場所までの所要時間が所定の閾値よりも短い場合には動作実行手段を実行させない。よって、すぐに休憩場所に到着するにもかかわらず転者の覚醒が低下した状態を改善させるための動作が実行されることが抑制されるため、転者に与える煩わしさを低減することができる。
また、上述した問題を解決するためになされた本開示の第2の態様は、車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する1つ以上の動作実行手段(1a,21b,23)を備える車両に搭載される情報処理装置(15)であって、状態判定手段(41)と、場所決定手段(43)と、動作制御手段(45)と、を有することを特徴とする情報処理装置である。
状態判定手段は、運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(11a〜11c)により取得された情報に基づいて、運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する。
場所決定手段は、状態判定手段により運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、車両の現在位置を特定する位置特定手段(13)により特定される現在位置と、運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(19)と、に基づいて、運転者が休息する場所を決定する。
動作制御手段は、場所決定手段により決定された場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作実行手段を動作させる。
このような情報処理装置は、上述した車載システムと同様の作用・効果を奏することができる。
ところで、本開示の第2の態様の情報処理装置を構成する各手段は、ハードウェアによって実現してもよいが、情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムによって実現してもよい。このようなプログラムであれば、コンピュータを本開示の第2の態様の情報処理装置として機能させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車載システムの構成を示すブロック図である。 ユーザ情報データベースの有する情報を模式的に一覧とした図である。 漫然解消手段データベースの有する情報を模式的に一覧とした図である。 処方箋を用いた覚醒アプリケーションの組み合わせ例を示すタイムチャートである。 処方箋を用いた覚醒アプリケーションの組み合わせ例を示すタイムチャートである。 ユーザ情報データベースの更新を説明する図である。 漫然解消処理の処理手順を示すフローチャートである。 その他の実施形態における漫然解消処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)車載システムの構成
本実施例の車載システム1は車両に搭載されて用いられるシステムであって、図1に示されるように、複数の漫然状態検出センサ11(11a,11b,11c)、車両位置特定部13、制御装置15、ユーザ情報データベース17、地図データベース19、複数の環境調整装置21(21a,21b)、漫然解消装置23などを備えるシステムである。
漫然状態検出センサ11は、車両の運転者の状態を示す情報を取得するセンサである。本実施形態において、漫然状態検出センサ11aは運転者の心電図(心拍)を測定する心電センサであり、漫然状態検出センサ11bはまぶたの開度、瞬きの頻度や視線の移動を取得する画像センサであり、漫然状態検出センサ11cはステアリングの回転を検出するセンサである。
漫然状態検出センサ11としては、漫然状態検出センサ11a,11bのように直接的に運転者の状態を監視するセンサと、漫然状態検出センサ11cのように間接的に運転者の状態を監視するセンサとを採用することができる。上述した以外にも、運転者の発声を検出する音声センサや脈波センサ、アクセル,ブレーキ等の操作状態を検出するセンサなどを採用することができる。なお、漫然状態検出センサ11(11a〜11c)が、本発明における情報取得手段の一例である。
車両位置特定部13は車両の現在地を特定するものであって、GPS用の人工衛星からのGPS情報をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置座標を検出するGPS受信機と、車両に加えられる回転運動の角速度に応じた検出信号を出力するジャイロスコープと、車両の速度に応じた検出信号を出力する車速センサとを備えている。これらは各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら車両の現在位置を特定する。
車両位置特定部13は、車両位置を示す情報と車両の速度情報とを制御装置15に出力する。なお、車両位置特定部13が、本発明における位置特定手段の一例である。
制御装置15は、CPU31、ROM33、RAM35、EEPROM37また図示しないI/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成される、車載システム1を統括制御する装置である。制御装置15はその機能的な構成として、漫然状態検出部41、ナビゲーション機能部43、及び漫然解消制御部45を有しており、以下に説明するように機能する。
漫然状態検出部41は、漫然状態検出センサ11の出力に基づいて運転者が漫然状態又は居眠り状態であることを検出する。本実施形態では運転手の覚醒が低下した状態の度合を漫然度というパラメータで出力する。漫然度は、心電センサにより出力された心電図から読み取れる眠気の度合、まぶたの開度や瞬きの頻度や視線の移動から読み取れる眠気や漫然の度合、及び、ステアリング操作から読み取れる漫然の度合などから総合的に算出される値である。
本実施形態では漫然度は1〜5の5段階で表され、漫然度1は漫然状態及び居眠り状態ではない正常な状態であり、数値が大きいほど漫然の度合が高いものなる。なお居眠り状態であれば最も漫然度合が高いものとして出力される。以下の説明において、漫然状態とは居眠り状態も含めるものとして説明する。なお、漫然状態検出部41が、本発明における状態判定手段の一例である。
ナビゲーション機能部43は、車両位置特定部13により特定される現在位置と、地図データベース19と、に基づいて、経路案内処理を実行する。経路案内処理とは、地図データに基づいて車両の現在位置からユーザの入力操作により設定された目的地までの経路を算出し、現在位置と目的地経路との関係を考慮して目的地までの経路をディスプレイに表示させて走行案内を行う処理である。自動的に最適な経路を設定する手法として、ダイクストラ法によるコスト計算等の手法が知られている。
上述した地図データベース19は、道路データ、交差点や踏切等の位置データ、施設の分類及び位置情報、及び地図表示に必要な各種データを含む地図データ有している。この地図データベース19は休憩場所の情報を有しており、ナビゲーション機能部43はこの地図データベース19を参照して経路案内処理を実行する。なお、地図データベース19が、本発明における休憩場所データベースの一例である。
またナビゲーション機能部43は運転者が漫然状態(漫然度が2以上)であると判定されたときに、休憩場所を設定すると共に、休憩場所までの所要時間を算出し、経路の案内を実行する。なお、ナビゲーション機能部43が、本発明における場所決定手段及び報知手段の一例である。
漫然解消制御部45は、画像センサの出力や運転者自身の入力操作などに基づいて運転者を識別すると共に、ROM33に記憶されたプログラム等に従い後述するように処方箋を作成して漫然解消処理を実行する。なお、漫然解消制御部45が、本発明における動作制御手段の一例である。
ユーザ情報データベース17は、運転者の情報を記憶しているデータベースであって、図2に示すように、ユーザの名前又はID、ユーザを特定するための個人特定情報、性別・年齢等の個人情報、効果的な覚醒アプリケーション、先回と先先回に実行された実行手段(覚醒アプリケーション)の種類及びその実行日時とが記憶されている。覚醒アプリケーションとは運転者の覚醒が低下した状態を改善する動作・処理であって、環境調整装置21及び漫然解消装置23により実行される。
環境調整装置21(21a,21b)は、運転者の運転環境を調整する手段である。本実施形態において、環境調整装置21aはオーディオ装置であり、環境調整装置21bはエアコン装置である。
漫然解消装置23は、運転者に行動指示を与える装置であって、ディスプレイ23a及びスピーカ23bを備えている。この装置は、運転者に早口言葉を喋らせるアプリケーションと、運転者に指の運動をさせるアプリケーションと、運転者に顔のストレッチをさせるアプリケーションとを実行可能である。具体的には、上述した行為を、ディスプレイ23aに内容を表示しつつスピーカ23bで音声により補助することで運転者に促すように構成されている。
なおディスプレイ23a及びスピーカ23bは、ナビゲーション機能部43による経路案内処理においても利用される。なお、上述した環境調整装置21a,21b及び漫然解消装置23が、本発明における動作実行手段の一例である。
(2)制御装置による処理
(2−1)処方箋の作成
漫然解消制御部45は運転者が漫然状態であるときに処方箋を作成する。処方箋とは、覚醒アプリケーションの実行順序を定めたものであって、運転者の情報を考慮して作成される。
EEPROM37には、漫然解消手段データベースが記憶されている。これは図3に示すように、覚醒アプリケーションの名称、標準処理時間、時間の融通性、アクティブ/パッシブの区別、同時実行可能な他の覚醒アプリケーション番号が記憶される。
覚醒アプリケーションはアクティブとパッシブに分けられる。まずパッシブの覚醒アプリケーションについて説明する。ナンバー1の”表示背景色変更”とは、漫然解消装置23のディスプレイ23aの表示背景色を変化させるものである。ナンバー2の”音量アップ”は、音楽や案内の音量を大きくするものであり、またナンバー3の”アップテンポな音楽”は、アップテンポな音楽を車内に流すものであり、これらは環境調整装置21a(オーディオ装置)により実行される。
また、ナンバー4の”冷風吹きかけ”は、環境調整装置21a(エアコン)により運転席に冷風を吹きかけるものである。このようにパッシブの覚醒アプリケーションは、運転者の視覚、聴覚、触覚に刺激を与え、漫然状態の改善を図るものである。
アクティブの覚醒アプリケーションとは、ナンバー5の”早口言葉”,ナンバー6の”指の運動”,ナンバー7の”顔のストレッチ”などであって、漫然解消装置23により実行されるアプリケーションである。これらのアクティブな覚醒アプリケーションは、運転者に行動をとらせることによって漫然状態の改善を図るものである。
標準処理時間は覚醒アプリケーションの実行に必要な時間である。パッシブの覚醒アプリケーションは継続的に実行可能であるため標準処理時間は設定されない。一方アクティブの覚醒アプリケーションは標準処理時間が設定されている。また時間の融通性とはその覚醒アプリケーションの標準処理時間の変更可能範囲を示している。なお、標準処理時間が本発明における動作時間の一例である。
なお覚醒アプリケーションのうち、パッシブのナンバー3の“アップテンポの音楽を流す”及びアクティブの各アプリケーションは、それらのうちの2つ以上を同時に実行できないが、競合しない覚醒アプリケーション同士は同時に実行することが可能である。
漫然解消制御部45により実行される処方箋の作成とユーザ情報データベース17の更新のアルゴリズムを説明する。
(i)まず、ユーザ情報データベース17の個人特定情報を用いて、運転者を特定する。個人特定情報とは、一例としてID番号が挙げられる。運転者がID番号を入力すると、漫然解消制御部45はユーザ情報データベース17を参照してその運転者の情報を特定する。なお個人特定情報は顔画像であってもよく、その場合には運転者は車載の画像センサに顔画像を撮影されることによってその情報を入力する。
以下のステップは、運転中に漫然状態であると判定された場合に実行される。
(ii)次に、特定された運転者の効果的な覚醒アプリケーションと、先回実行された覚醒アプリケーション(手段)とをチェックする。
(iii)次に、(ii)でチェックされた効果的な覚醒アプリケーションの中から先回実行された手段を省いたものからランダムに1つの覚醒アプリケーションを選択する。
(iv)次に、(iii)にて選択された覚醒アプリケーションの標準処理時間Ta1を漫然解消手段データベースから把握する。
(v)次に、休憩場所までの所要時間Tsaから標準処理時間Ta1を引いた時間Tr(=Tsa−Ta1)を求める。休憩場所は、目的地又は走行方向に基づいて予測される走行経路に沿って存在する休憩可能な場所の中から距離が近いものが適宜選択される。休憩場所としては、例えば、サービスエリア、ドライブインなどが該当する。所要時間Tsaは休憩場所までの距離と走行速度及び渋滞情報などを利用して算出される。
(vi)次に、Trが所定時間以上あるとき(Trが所定の閾値以上であるとき)は、再度上記(iii)〜(v)を実行し、Trを、新たに選択された覚醒アプリケーションのTa1をTrから引いた値(Tr=Tr−Ta1)に更新する。これを更新されたTrが所定の閾値以下となるまで繰り返す。なお、(iii)で選択する覚醒アプリケーションは、既に選択されたものを除いたものの中から選択する。
(vii)次に、選択した覚醒アプリケーションを順に並べて処方箋を作成する。
(viii)処方箋に従って漫然運転解消処理を実行した後に、ユーザ情報データベース17の先回実行手段、先先回実行手段及び各実行日を更新する。以上が、処方箋の作成及びユーザ情報データベース17の更新手法の一例である。
処方箋の一例を図4に示すタイムチャートに示す。この例は、図2のユーザ情報データベース17において「電装太郎」が運転者であり、選択される休憩場所であるサービスエリア(SA)までの所要時間が12分である場合のタイムチャートである。
車載システム1は、漫然判定直後のタイムチャート0分に、まず、休憩案内を行う。ここではディスプレイ23aでの画像表示及びスピーカ23bでの音声出力により、SAでの休憩提案とSAへの経路案内とを実行する。続いて、休憩場所であるSA及びその周辺の観光ガイドを行う。
その後、タイムチャートが3分になったとき、電装太郎の効果的な覚醒アプリケーションであるナンバー5の“早口言葉”を実行する。この覚醒アプリケーションの標準処理時間は3分であるため、タイムチャート3〜5分にこの覚醒アプリケーションを実行する。
ナンバー5の覚醒アプリケーション終了後、タイムチャート7〜9分にナンバー4の覚醒アプリケーションを実行する。そしてSAに到着する2分前(タイムチャート10分)にてSAへの休憩案内を再度実行し、SAランプへ到着する20秒手前においても最終の休憩案内を実行する。
休憩案内はSAへの経路案内を含むものであるため、覚醒アプリケーションとは時間が重ならないように実行される。
なお、漫然度の度合に応じて処方箋の作成方法を変更してもよい。例えば漫然度が上述した例より高い場合の処方箋として、図5の処方箋Aに示すように、休憩案内にて観光ガイドを実行せずに早期に覚醒アプリケーションを実行することが考えられる。また、更に漫然度が高い場合には、処方箋Bのようにまず覚醒アプリケーションを実行し、運転者の覚醒を優先するような処方箋を作成してもよい。
ところで、「効果的な覚醒アプリケーション」とは、覚醒アプリケーションの終了後3分経過した時点で漫然度が所定の閾値以上(例えば漫然度が1以上)改善された状態が維持されているものとすることができる。上述した処方箋の作成アルゴリズムでは効果的な覚醒アプリケーション以外の覚醒アプリケーションは実行されないが、漫然度が低い場合、つまり比較的覚醒の度合が高い場合などには、効果的と認定されていない覚醒アプリケーションを実行する処方箋を作成してもよい。
例えば、漫然度が低い場合には、効果的と認定されていないものも含めてランダムに覚醒アプリケーションを選択し、実行後には3分間のインターバルを空けて漫然度の変化をチェックするように構成することが考えられる。
ユーザ情報データベース17にその運転者が最初に登録するときには、図6(A)に示すように、ユーザ情報データベース17には何ら登録されていないので、まず名前,個人特定情報,個人情報を登録する。この段階では覚醒アプリケーションの履歴はないので、覚醒アプリケーションはランダムに選択されて実行される。ある覚醒アプリケーションが効果的であると判断された場合には、図6(B)に示すように、効果的な覚醒アプリケーションとして記憶される。複数の運転者に対して複数回覚醒アプリケーションを実行することにより、図6(C)に示すように情報が記憶された状態となる。
(2−2)CPU31による処理
制御装置15のCPU31が実行する漫然解消処理の処理手順を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。本処理は、車載システム1を起動し、運転者の特定を実行した後に開始される。
本処理では、まず、漫然度を判定する(S1)。ここでは、運転者の漫然度が1〜5のどのレベルであるかを判定する。次に、S1にて判定された漫然度が2以上であるか否かをチェックし(S2)、2以上でなければ(S2:NO)、処理がS1に戻り、再度漫然度を判定する。即ち、漫然状態が検出されるまで、漫然度の判定を継続する。
S2において漫然度が2以上であれば(S2:YES)、車両の現在位置を特定し(S3)、経路近くの休憩場所を決定する(S4)。また現在位置から休憩場所までの時間Tsaを併せて算出する。
次に、休憩場所までのTsaが所定の時間(本実施形態においては5分)を超えているか否かを判定する(S5)。所定の時間を超えていなければ(S5:NO)、休憩場所の提案及び誘導を行う(S6)。ここではディスプレイ23aに休憩を行うべきである旨を表示した後、休憩場所までの経路案内を行う。経路案内の後、本処理を終了する。
一方、S5にてTsaが所定の時間を超えている場合(S5:YES)、覚醒アプリケーションの選定及び休憩場所提案誘導の計画立案を行う(S7)。即ち、上述した処方箋を作成し、かつ、休憩場所の提案と誘導を行うタイミングを決定する。そしてその案に従って、各覚醒アプリケーションを実行させると共に誘導案内を行う(S8)。このS8の後、本処理を終了する。
(3)効果
本実施形態の車載システム1は、漫然状態検出センサ11a〜11cにより運転者の状態を示す情報を取得し、その情報に基づいて漫然状態検出部41が漫然度を判定する。漫然度が2以上、即ち漫然状態であると判定されたときに、ナビゲーション機能部43は、車両位置特定部13により特定される車両の現在位置と、地図データベース17と、に基づいて休憩場所を決定し、その場所までの経路案内を実行する。
そして、漫然解消制御部45は、休憩場所までの所要時間が5分以上であるときに、車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作である覚醒アプリケーションを実行する。
即ち車載システム1は、車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作(覚醒アプリケーション)を実行する1つ以上の動作実行手段(環境調整装置21a,21b、漫然解消装置23)と、運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(漫然状態検出センサ11a〜11c)と、情報取得手段により取得された上記情報に基づいて、運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(漫然状態検出部41)と、車両の現在位置を特定する位置特定手段(車両位置特定部13)と、状態判定手段により運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、位置特定手段により特定される現在位置と、運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(地図データベース19)と、に基づいて、運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(ナビゲーション機能部43)と、場所決定手段により決定された上記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作実行手段を動作させる動作制御手段(漫然解消制御部45)と、を有する。
このような車載システム1は、休憩場所までの所要時間が所定の閾値よりも短い場合には覚醒アプリケーションを実行させない。よって、すぐに休憩場所に到着するにもかかわらず運転者の覚醒が低下した状態を改善させるための動作が実行されることが抑制されるため、その動作によって運転者に与える煩わしさを低減することができる。また、覚醒アプリケーションと休憩場所への経路案内との両方を行うことで、運転者に対する休憩場所の情報提供を良好に行うことができ、運転者に休憩場所に向かうように仕向けることができる。
また、本実施形態の車載システム1は、ナビゲーション機能部43が休憩場所までの経路案内を実行するが、覚醒アプリケーションは経路案内の間の時間に実行される。即ち車載システム1は、場所決定手段により決定された場所までの経路の情報を報知する報知手段(ナビゲーション機能部43)を備え、上記動作制御手段は、報知手段が上記報知を実行しないタイミングにおいて動作実行手段を動作させる。
このような車載システム1は、覚醒アプリケーションが実行されていることによって運転者が経路案内を見落としてしまうことを抑制できるため、運転者が休憩場所へたどり着けなくなる虞を低減することができる。
なお、休憩場所への経路案内と覚醒アプリケーションとを同時に実行してもよく、その場合には、覚醒アプリケーションの実行が経路案内の妨げにならないようにするとよい。
また、本実施形態の車載システム1は、複数の覚醒アプリケーションそれぞれに標準処理時間が設定されており、その合計時間が所要時間を超えない範囲で選択された覚醒アプリケーションによって処方箋を作成する。
即ち車載システム1は、2つ以上の動作実行手段を有しており、また該動作実行手段はそれぞれに動作時間(標準処理時間)が設定されており、動作制御手段は、休憩場所までの所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作を実行させるべき1つ以上の動作実行手段を、該1つ以上の動作実行手段の動作時間を合計した時間が上記所要時間を超えない範囲で選択し、選択された動作実行手段を順次実行する。
このような車載システム1であれば、複数の覚醒アプリケーションを実行する場合においても、覚醒アプリケーションが休憩所に到着することにより中断されてしまうことを抑制できる。よって、より確実に運転者に煩わしさを与えることを抑制できる。
なお、所要時間が一定以上であれば、仮に覚醒アプリケーションの実行中に休憩場所に到着して覚醒アプリケーションを中断することになったとしても、一定の覚醒効果が期待できる。よって、所要時間に収まらないように覚醒アプリケーションを選択して実行させる構成であってもよい。
また、本実施形態の車載システム1は、運転者による入力操作や画像センサによる顔画像に基づいて、運転者を識別する。ユーザ情報データベース17は運転者ごとに効果的な覚醒アプリケーションの種類を記憶しており、処方箋を作成する際にはその効果的な覚醒アプリケーションを優先的に選択する。
即ち車載システム1は、運転者を識別する運転者識別手段(漫然解消制御部45)と、運転者それぞれに対する動作実行手段の効果の程度を示す情報を有するユーザ情報データベース(17)と、を備え、動作制御手段は、運転者識別手段により識別される運転者に対して効果が良好である動作実行手段を優先的に選択して動作させる。
このような車載システム1であれば、運転者ごとに効果的な覚醒アプリケーションを実行することができ、覚醒が低下した状態の改善を高い確率で実現することができる。
なお、本実施形態では覚醒アプリケーションを運転者ごとに効果的であるか否かにより分類しているが、効果の程度を3以上の段階に分けて記憶してもよい。また処理負荷を低減するために、覚醒アプリケーションが効果的か否かを判断しない構成であってもよい。
また、本実施形態の車載システム1は、判定された漫然度が高いほど、経路案内よりも覚醒アプリケーションを優先的に実行する構成としてもよい。
即ち車載システム1において、状態判定手段は、情報取得手段により取得された情報に基づいて運転者の漫然状態及び居眠り状態の度合を判定するものであり、動作制御手段は、その度合が大きいほど報知手段による報知よりも動作実行手段による動作を実行させる優先度を高くする。
このような車載システム1であれば、漫然状態の度合が高いとき、例えば居眠りのときには即座に覚醒アプリケーションを実行することで、迅速に運転者の覚醒が低下した状態を改善することができる。
また本実施形態の制御装置15は、車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する1つ以上の動作実行手段(環境調整装置21a、21b、漫然解消装置23)を備える車両に搭載されるものである。
そして、制御装置15は、運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(漫然状態検出センサ11a〜11c)により取得された上記情報に基づいて、運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(漫然状態検出部41)と、状態判定手段により運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、車両の現在位置を特定する位置特定手段(車両位置特定部13)により特定される現在位置と、運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(地図データベース19)と、に基づいて、運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(ナビゲーション機能部43)と、場所決定手段により決定された上記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、上記動作実行手段を動作させる動作制御手段(漫然解消制御部45)と、を有する。
このような制御装置15は、休憩場所までの所要時間が所定の閾値よりも短い場合には覚醒アプリケーションを実行させない。よって、すぐに休憩場所に到着するにもかかわらず運転者の覚醒が低下した状態を改善させるための動作が実行されることが抑制されるため、その動作によって運転者に与える煩わしさを低減することができる。
[その他の実施形態]
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、効果的な覚醒アプリケーションを選択した処方箋を作成し、その処方箋に従って処理を実行する構成を例示したが、予め処方箋を作成す構成に限定されない。具体的な処理内容の例を図8のフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートにおいて、図7と同様の処理を実行するステップでは図7と同様の符号を付して説明を省略する。
S5において休憩場所までの所要時間が5分を超えている場合(S5:YES)、覚醒アプリケーションを選択する(S11)。ここでは、1つの覚醒アプリケーションを選択する。その後、選択された覚醒アプリケーションを起動し(S12)、起動された覚醒アプリケーションが終了したときに処理がS1に戻る。
このように構成された車載システムでも、上記実施形態の車載システムと同様に運転者が煩わしさを感じてしまうことを低減することができる。
また、上記実施形態においては、休憩場所までの所要時間が一定の閾値(5分)以上であるかどうかに基づいて覚醒アプリケーションの実行の可否を判定したが、閾値は変化するように構成されていてもよい。例えば、漫然解消制御部45は、ナビゲーション機能部43により休憩場所への経路案内を実行するために必要な時間が大きいほど閾値を大きく設定する構成としてもよい。
具体的には、仮に経路案内を実行するために必要な時間(即ち、実際に経路案内を実行する時間)が3分であったとすると、閾値を5分から3分加算した8分とすることが考えられる。もちろん経路案内に必要な時間をそのまま加算する以外の手法で閾値を変化させてもよい。例えば経路案内に必要な時間の半分を閾値に加算するように構成してもよい。
このような車載システム1であれば、経路案内に必要な時間を除外した上で覚醒アプリケーションを実行可能であるか否かを判断するため、より確実に運転者に煩わしさを与えることを抑制できる。
また、閾値は実行したい覚醒アプリケーションに応じて変更してもよい。例えば短時間で実行可能である覚醒アプリケーションを実行する場合には閾値を小さく設定してもよい。
また、休憩場所までの所要時間に応じて、実行できる覚醒アプリケーションを変化させるように構成してもよい。具体的には覚醒アプリケーションごとに閾値が設定されており、算出された所要時間以下の閾値が設定されている覚醒アプリケーションを実行させるように構成してもよい。
また、覚醒アプリケーションは上記実施形態に例示したものに限定されることなく、様々なものを採用することができる。例えば、シートを振動させる装置や、ステアリングを叩くことでタイミングをとるゲームなどが考えられる。
また上記実施形態においては、覚醒アプリケーションとしてパッシブ、アクティブの2種類を有する構成を例示しているが、休憩場所までの所要時間に応じて実行の可否を判定されるのはアクティブの覚醒アプリケーションのみとしてもよい。
即ち、車載システム1において、動作実行手段による動作は、運転者に対して所定の行動の実行を促す動作であるように構成してもよい。
中断したときの煩わしさは、アクティブの覚醒アプリケーションの方がパッシブのものより大きいと考えられる。従ってこのような車載システム1であれば、休憩場所までの所要時間が短いときにアクティブの覚醒アプリケーションが実行されることを回避できるため、運転者が煩わしさを感じることを抑制できる。
なお中断したときの煩わしさが比較的小さいパッシブの覚醒アプリケーションは、漫然状態を検出したときには所要時間にかかわらず実行されるように構成されていてもよい。
ところで、上述した制御装置15が備える各手段としての機能は、プログラムによりコンピュータに実現させることができる。
上記プログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、コンピュータに組み込まれるROMやRAMなどに記憶され、これらからコンピュータにロードされて用いられてもよいし、各種記録媒体や通信回線を介してコンピュータにロードされ用いられるものであってもよい。
記録媒体としては、CD−ROMやDVD−ROM等の光ディスク、磁気ディスク、半導体製メモリ等が挙げられる。
なお制御装置15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックデバイスや、ディスクリート回路であってもよい。
また、制御装置15の有する各機能は、複数の情報処理装置において実行される構成であってもよい。例えばCPU31とは異なるチップや集積回路が漫然状態検出部41として漫然度を判定する構成であってもよいし、ナビゲーション装置を独立して有しており、このナビゲーション装置が制御装置15と連動しており、ナビゲーション機能部43の処理はナビゲーション装置が実行するように構成されていてもよい。
また上記実施形態においては、漫然状態が検出されたときには休憩場所を提案して経路案内を実行する構成を例示したが、漫然度が低ければ休憩場所の提案を実行しないように構成してもよい。
1…車載システム、11a〜11c…漫然状態検出センサ、13…車両位置特定部、15…制御装置、17…ユーザ情報データベース、21a,21b…環境調整装置、23…漫然解消装置、31…CPU、41…漫然状態検出部、43…ナビゲーション機能部、45…漫然解消制御部

Claims (9)

  1. 車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する1つ以上の動作実行手段(21a,21b,23)と、
    前記運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(11a〜11c)と、
    前記情報取得手段により取得された前記情報に基づいて、前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(41)と、
    前記車両の現在位置を特定する位置特定手段(13)と、
    前記状態判定手段により前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、前記位置特定手段により特定される現在位置と、前記運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(19)と、に基づいて、前記運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(43)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、前記動作実行手段を動作させる動作制御手段(45)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの経路の情報を、少なくとも音声を出力して報知することにより、前記場所までの経路案内を実行する報知手段(43)と、を備え、
    前記動作制御手段は、前記報知手段による前記経路案内が開始されてから終了するまでの期間中は、音声の出力が行われていないタイミングにおいて、前記動作実行手段を動作させる
    ことを特徴とする車載システム(1)。
  2. 前記動作制御手段は、前記報知手段により前記報知を実行するために必要な時間が大きいほど、前記閾値を大きく設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載システム。
  3. 車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する2つ以上の動作実行手段(21a,21b,23)と、
    前記運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(11a〜11c)と、
    前記情報取得手段により取得された前記情報に基づいて、前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(41)と、
    前記車両の現在位置を特定する位置特定手段(13)と、
    前記状態判定手段により前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、前記位置特定手段により特定される現在位置と、前記運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベース(19)と、に基づいて、前記運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(43)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、前記動作実行手段を動作させる動作制御手段(45)と、を有し、
    前記2つ以上の動作実行手段はそれぞれに動作時間が設定されており、
    前記動作制御手段は、前記所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作を実行させるべき1つ以上の前記動作実行手段を、該1つ以上の動作実行手段の動作時間を合計した時間が前記所要時間を超えない範囲で選択し、選択された前記動作実行手段を順次実行する
    ことを特徴とする車載システム。
  4. 前記運転者を識別する運転者識別手段と、
    前記運転者それぞれに対する前記動作実行手段の効果の程度を示す情報を有するユーザ情報データベースと、を備え、
    前記動作制御手段は、前記運転者識別手段により識別される前記運転者に対して効果が良好である前記動作実行手段を優先的に選択して動作させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載システム。
  5. 前記状態判定手段は、前記情報取得手段により取得された前記情報に基づいて前記運転者の漫然状態及び居眠り状態の度合を判定するものであり、
    前記動作制御手段は、前記度合が大きいほど前記報知手段による前記報知よりも前記動作実行手段による動作を実行させる優先度を高くする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載システム。
  6. 前記動作実行手段による動作は、前記運転者に対して所定の行動の実行を促す動作である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載システム。
  7. 車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する1つ以上の動作実行手段(21a,21b,23)を備える車両に搭載される情報処理装置(15)であって、
    前記運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(11a〜11c)により取得された前記情報に基づいて、前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(41)と、
    前記状態判定手段により前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、前記車両の現在位置を特定する位置特定手段(13)により特定される現在位置と、前記運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベースと、に基づいて、前記運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(43)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、前記動作実行手段を動作させる動作制御手段(45)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの経路の情報を、少なくとも音声を出力して報知することにより、前記場所までの経路案内を実行する報知手段(43)と、を備え、
    前記動作制御手段は、前記報知手段による前記経路案内が開始されてから終了するまでの期間中は、音声の出力が行われていないタイミングにおいて、前記動作実行手段を動作
    させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 車両の運転者の漫然状態又は居眠り状態を改善する動作を実行する1つ以上の動作実行手段(21a,21b,23)を備える車両に搭載される情報処理装置(15)であって、
    前記運転者の状態を示す情報を取得する情報取得手段(11a〜11c)により取得された前記情報に基づいて、前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであることを判定する状態判定手段(41)と、
    前記状態判定手段により前記運転者が漫然状態及び居眠り状態のいずれかであると判定されたときに、前記車両の現在位置を特定する位置特定手段(13)により特定される現在位置と、前記運転者が休憩可能な場所の情報を有する休憩場所データベースと、に基づいて、前記運転者が休息する場所を決定する場所決定手段(43)と、
    前記場所決定手段により決定された前記場所までの所要時間を算出し、該所要時間が所定の閾値以上であるときに、前記動作実行手段を動作させる動作制御手段(45)と、を有し、
    前記2つ以上の動作実行手段はそれぞれに動作時間が設定されており、
    前記動作制御手段は、前記所要時間が所定の閾値以上であるときに、動作を実行させるべき1つ以上の前記動作実行手段を、該1つ以上の動作実行手段の動作時間を合計した時間が前記所要時間を超えない範囲で選択し、選択された前記動作実行手段を順次実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項7及び請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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