JP5966656B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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本発明は、サイドテンション手段を備えたスクリーン装置に関する。
反射型のスクリーン装置として、柔軟性を有するスクリーン本体と、前記スクリーン本体を上下方向に展開可能に巻き取る巻取り手段と、前記スクリーン本体の繰出側端部に固定した保持ロッドとを備え、巻取り手段を収容したケーシングを建築物の天井や壁面上部に固定して、スクリーン本体を下側へ繰り出し可能に構成した壁付型スクリーン装置や、巻取り手段を収容したケーシングを床に設置して、スクリーン本体の背面側に配置したパンタグラフ式などの昇降手段にて、スクリーン本体を上側へ繰り出し可能に構成したり、巻取り手段から上側へ繰り出したスクリーン本体を、スクリーン本体の背面側に立設した支持ロッドに支持可能に構成した自立型スクリーン装置が従来から広く実施されている。
ところで、前記壁付型スクリーン装置では、保持ロッドの自重によりスクリーン本体に対して下方への引っ張り力を付与することで、スクリーン本体の上下方向の弛みを防止でき、また自立型スクリーン装置においても、巻取り手段の巻取り力をスクリーン本体に作用させて、スクリーン本体の上下方向の弛みを防止できる。しかし、両スクリーン装置ともに、左右方向に弛みが発生した場合には、スクリーン本体の平面度が低下するという問題があった。
そこで、前記自立型スクリーン装置として、スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させる左右1対のサイドテンション手段を設け、スクリーン本体の左右方向の弛みを防止して、スクリーン本体の平面度を高めるように構成したスクリーン装置も提案され、実用化されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1、2に記載のサイドテンション手段では、スクリーン本体の側方に上下方向に延びて、一端部が巻取り手段に巻取り可能に連結される紐状部材を設け、前記紐状部材の高さ方向の途中部が前記スクリーン本体の中央部側へ湾曲するように、前記紐状部材をスクリーン本体の側部に連結する連結部材を設け、スクリーン本体を展開した状態で、紐状部材に引っ張り力が作用するように、紐状部材の長さを調整する調整ネジを備えさせたり、紐状部材に引っ張り力を付与するアクチュエータを備えさせたりして、紐状部材及び連結部材を介してスクリーン本体の側部に側方への引っ張り力を作用させるように構成したものが採用されている。
また、特許文献3には、サイドテンション手段の紐状部材の端部に錘を取り付けて紐状部材に対して引っ張り力を作用させ、紐状部材及び連結部材を介してスクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させるように構成したものも提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2009−229915号公報 特開2011−123233号公報 特開2012−22029号公報
ところで、スクリーン装置の使用方法として、スクリーン本体を全開させて使用する場合以外に、スクリーン装置の前側に机などの障害物がある場合には、スクリーン本体を途中まで展開させて使用することがあるが、特許文献1、2記載のように調整ネジで紐状部材の長さを調整する場合には、巻取り手段からのスクリーン本体の巻取り長さが、紐状部材の巻取り長さよりも多少短いことから、途中までスクリーン本体を展開させただけでは、紐状部材が弛んでしまい、スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させることができないという問題があった。
一方、特許文献1、2記載のスクリーン装置においても、アクチュエータを用いて紐状部材に引っ張り力を作用させる場合には、スクリーン本体を途中まで展開させて使用する場合であっても、アクチュエータにより紐状部材に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させることができるが、アクチュエータを左右1対設ける必要があり、その分スクリーン装置の製作コストが高くなるという問題がある。
また、特許文献3記載のスクリーン装置では、紐状部材に対して錘により引っ張り力を作用させるので、スクリーン本体を途中まで展開させて使用する場合であっても、紐状部材に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させることができるが、左右1対の錘を設ける必要があり、その分製作コストが高くなったり、スクリーン装置の重量が重たくなったり、スクリーン装置の外観が低下したりするなどの問題がある。
本発明の目的は、安価に製作可能で、しかもスクリーン本体を全開させて使用する場合は云うまでもなく、途中部まで展開させて使用する場合でも、紐状部材に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させることが可能なスクリーン装置を提供することである。
本発明に係るスクリーン装置は、柔軟性を有するスクリーン本体と、前記スクリーン本体を上下方向に展開可能に巻き取る巻取り手段と、前記スクリーン本体の繰出側端部に固定した保持ロッドと、前記スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させる左右1対のサイドテンション手段とを備えたスクリーン装置であって、前記左右1対のサイドテンション手段として、前記スクリーン本体の側方に上下方向に延びて、一端部が巻取り手段に巻取り可能に連結される紐状部材を設け、前記紐状部材の高さ方向の途中部が前記スクリーン本体の中央部側へ湾曲するように、前記紐状部材をスクリーン本体の側部に連結する連結部材を設け、前記巻取り手段と保持ロッド間における紐状部材の弛みを弾性により吸収する弛み吸収手段を設け、前記巻取り手段と保持ロッド間において紐状部材に引っ張り力を作用させて、前記紐状部材及び連結部材を介してスクリーン本体の側部を側方へ引っ張るものを用いたものである。
このスクリーン装置では、スクリーン本体を巻取り手段から繰り出して、スクリーン本体を上下方向に展開させることになるが、壁付型スクリーン装置では、保持ロッドの自重をスクリーン本体に作用させ、また自立型スクリーン装置では、巻取り手段の巻取り力をスクリーン本体に作用させることによって、上下方向に弛まないようにスクリーン本体を展開できる。一方、スクリーン本体を繰り出したときに、紐状部材も巻取り手段から繰り出され、巻取り手段と保持ロッド間における引っ張り力の一部が紐状部材に作用して、連結部材を介してスクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力が作用し、スクリーン本体を左右方向に弛みなく展開できる。また、巻取り手段によるスクリーン本体の巻取り長さは、紐状部材の巻取り長さよりも短いことから、スクリーン本体を途中まで展開させて使用する場合には、スクリーン本体を全展開させた場合よりも紐状部材が弛もうとするが、本発明では紐状部材の弛みを弛み吸収手段の弾性により吸収するので、スクリーン本体を途中まで展開させて使用する場合でも、紐状部材に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体を上下方向及び左右方向に弛みなく展開できる。しかも、弾性により紐状部材の弛みを吸収するので、特許文献1、2記載のようにアクチュエータを用いる場合よりも、スクリーン装置を安価に製作できる。また、特許文献3記載のように錘を用いないので、スクリーン装置が重たくなることもない。
ここで、前記弛み吸収手段として、前記保持ロッドに内装されて、一端部を保持ロッドに連結した付勢手段と、前記付勢手段による保持ロッドの長さ方向外方側への引っ張り力を紐状部材の上下方向への引っ張り力に切り替える切替手段とを備えることが好ましい実施の形態である。この場合には、弛み吸収手段を構成する付勢手段及び切替手段を保持ロッド内に組み付けて、外部に露出しないように構成できるので、弛み吸収手段を設けることによる、スクリーン装置の外観低下を防止できる。
前記スクリーン本体の繰出側端部の両側端部を側方へ引っ張る左右1対のテンションアジャスト手段であって、前記保持ロッドの端部に螺合した調整ネジと、前記保持ロッドの端部内に左右方向に移動自在に設けた操作部材とを備え、前記操作部材を保持ロッド内に挿入したスクリーン本体の繰出側端部の側端部に連結固定するとともに、前記操作部材を調整ネジに連結し、前記調整ネジの回転操作により、前記スクリーン本体の繰出側端部の側端部を側方へ引っ張る左右1対のテンションアジャスト手段を設け、前記弛み吸収手段として、前記保持ロッドに内装されて、一端部を操作部材及び調整ネジを介して保持ロッドに連結した付勢手段と、前記付勢手段による保持ロッドの長さ方向への引っ張り力を紐状部材の上下方向への引っ張り力に切り替える切替手段とを備えることが好ましい実施の形態である。この場合には、操作部材の左右方向位置を調整ネジで調整することで、スクリーン本体の繰出側端部の左右両端部を側方へ引っ張って、スクリーン本体の繰出側端部に引っ張り力を作用させることにより、スクリーン本体の縦方向の細かい皺を防ぐことができる。
前記切替手段として、前記操作部材に左右方向に移動自在で且つスクリーン本体の巻取り方向へ移動不能にスライド部材を設け、前記スライド部材に紐状部材の他端部を連結するとともに、前記スライド部材に付勢手段の他端部を連結することが好ましい実施の形態である。この場合には、テンションアジャスト手段の操作部材を有効活用して、サイドテンション手段のスライド部材を組付けることがきる。
前記紐状部材を長さ調整可能にスライド部材に連結する連結手段を設けることが好ましい実施の形態である。このように構成することで、経年変化により紐状部材が伸びるなどして、紐状部材に作用する引っ張り力が低下した場合でも、連結手段により紐状部材の長さを調整することで、紐状部材に作用する引っ張り力を容易に調整することができる。
本発明に係るスクリーン装置によれば、サイドテンション手段を設けているので、スクリーン本体を上下方向及び左右方向に弛まないように展開できる。また、弛み吸収手段の弾性により紐状部材の弛みを吸収するので、スクリーン本体を途中まで展開させて使用する場合でも、紐状部材に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体を上下方向及び左右方向に弛みなく展開できる。しかも、弾性により紐状部材の弛みを吸収するので、特許文献1、2記載のようにアクチュエータを用いる場合よりも、スクリーン装置を安価に製作できる。また、特許文献3記載のように錘を用いないので、スクリーン装置が重たくなることもない。
スクリーン装置の正面図 テンションアジャスト手段及びサイドテンション手段の斜視図 保持ロッドを省略した状態でのテンションアジャスト手段及びサイドテンション手段の正面図 図2のIV-IV線断面図 図3のV-V線断面図 図3のVI-VI線断面図 他の構成のサイドテンション手段の説明図 他の構成のサイドテンション手段の説明図 他の構成のサイドテンション手段の説明図 他の構成のスクリーン装置の正面図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、スクリーン装置1は、天井や壁上部に設置される壁付型スクリーン装置で、柔軟性を有するスクリーン本体2と、スクリーン本体2を上下方向に展開可能に巻き取る巻取り手段3と、スクリーン本体2及び巻取り手段3を収容するケーシング4と、スクリーン本体2の下端部(繰出側端部)に固定した保持ロッド5と、スクリーン本体2の繰出側端部の両側端部を側方へ引っ張る左右1対のテンションアジャスト手段10と、スクリーン本体2の両側部に側方への引っ張り力を作用させる左右1対のサイドテンション手段20とを備えたものである。
スクリーン本体2は、プロジェクタ等から投射した画像を反射して表示するもので、可撓性を有する周知の素材からなる反射型スクリーンで構成されている。スクリーン本体2の左右の側縁は、スクリーン本体2の左右方向の長さが高さ方向の途中部に行くにしたがって幅狭になるように、円弧状に切り欠かれている。ただし、透過型のスクリーン本体を備えたスクリーン装置に対しても本発明を適用できる。
保持ロッド5は、中空のパイプ部材で構成され、その長さはスクリーン本体2の下端部の全長よりもやや長く設定され、両端部がスクリーン本体2の下端部から左右両側へ突出するように構成されている。保持ロッド5の上部にはその全長にわたって左右方向に延びるスリット6が形成され、保持ロッド5は、スリット6にスクリーン本体2の下端部を挿入固定することで、スクリーン本体2の下端部に取り付けられている。このスクリーン装置1では、スクリーン本体2を展開した状態で、保持ロッド5の自重によりスクリーン本体2に下方への張力が付与されて、スクリーン本体2を弛みなく保持ロッド5展開できるように構成されている。なお、保持ロッド5としては、スクリーン本体2の下端部を直線状に保形でき、しかもスクリーン本体2に対して下方への張力を付与可能な重さのものであれば、パイプ状以外の棒状や板状の部材を採用することもできる。
巻取り手段3は、スクリーン本体2及び紐状部材21の巻取りロール3aと、巻取りロール3aを回転駆動するモータを含む駆動手段3bとを備えた周知の構成のものである。ただし、巻取り手段3としては、スクリーン本体2及び紐状部材21の巻取りロール3aと、巻取りロール3aを巻取り方向に付勢するコイルバネとを備えた手動式のものを採用することも可能である。
次に、左右のテンションアジャスト手段10について説明するが、両者は左右対称の構成なので右側のテンションアジャスト手段10について説明する。
図1〜図6に示すように、テンションアジャスト手段10について説明すると、スクリーン本体2から右方へ突出する保持ロッド5内には操作部材11が左右方向に移動可能に設けられ、操作部材11の左端部にはスクリーン本体2の下端部の右部を保持するための断面U字状の保持部11aが形成されている。スクリーン本体2の下端縁の右端部には補強板12が固定され、スクリーン本体2の下端縁の右端部は補強板12とともに操作部材11の保持部11aに内嵌されて、取付ボルト13で着脱可能に保持部11aに固定されている。操作部材11の右端部は支持壁11bが立設され、支持壁11bには右側へ略水平に延びる調整ネジ14が固定されている。保持ロッド5の右端部にはキャップ部材1525が取り付けられ、キャップ部材15には調整ネジ14に螺合するネジ孔16aを有する調整摘み16が回転自在に取り付けられ、調整摘み16を回転操作することで操作部材11を左右方向に位置調整して、スクリーン本体2の下端縁に対する左右方向への引っ張り力を調整できるように構成されている。
次に、左右のサイドテンション手段20について説明するが、両者は左右対称の構成なので右側のサイドテンション手段20について説明する。
サイドテンション手段20は、スクリーン本体2の側方に上下方向に配置されて、一端部が巻取り手段3に巻取り可能に連結された紐状部材21と、紐状部材21の高さ方向の途中部がスクリーン本体2の中央部側へ湾曲するように、紐状部材21をスクリーン本体2の側部に連結する連結部材22と、巻取り手段3と保持ロッド5間における紐状部材21の弛みを弾性により吸収する弛み吸収手段23とを備え、巻取り手段3と保持ロッド5間において紐状部材21に引っ張り力を作用させて、紐状部材21及び連結部材22を介してスクリーン本体2の側部を側方へ引っ張って、左右のサイドテンション手段20の協働により、スクリーン本体2の左右方向の弛みを防止するものである。
紐状部材21は、可撓性を有する細長い紐状の部材であれば、ワイヤやチェーン、合成樹脂繊維や天然繊維からなるロープなどで構成することもできる。特に、安価に入手でき、取り扱いが容易で、しかも伸びが少ないことから、ワイヤで構成することが好ましい。
連結部材22は、帯紐の一端部を折り返して形成したリング部22aと、帯紐の他端部に形成したスクリーン本体2の側部への取付部22bとを有し、スクリーン本体2の側部に上下方向に間隔をあけて複数個取付けられている。連結部材22のリング部22aには紐状部材21が挿通されて、スクリーン本体2の側縁と紐状部材21間に予め設定された間隔が形成されるように構成され、紐状部材21に作用する引っ張り力を複数の連結部材22にバランスよく分散させることによって、スクリーン本体2の側部に対して、外方側への引っ張り力が一様に作用するように構成されている。なお、連結部材22の長さや幅、配設ピッチ等は、任意に設定することができる。
弛み吸収手段23は、操作部材11の上側に配置されて、右側端部を操作部材11に連結した付勢手段24と、付勢手段24による右方への引っ張り力を紐状部材21の上下方向への引っ張り力に切り替えるとを備えている。
付勢手段24は、引っ張りコイルバネで構成され、その右端部は操作部材11に立設固定した固定ピン26に連結されている。ただし、固定ピン26は、必ずしも操作部材11に立設固定する必要はなく、保持ロッド5の底部に立設固定することも可能である。
切替手段25は、操作部材11に左右方向に移動自在で且つ上方へ移動不能に組み付けたスライド部材27と、スライド部材27の上部の上側に嵌合される下向きU字状の挟持部材28と、スライド部材27の上部の下側に嵌合される板状の締付板29とを備えている。
スライド部材27は、断面が下向きU字状の本体部27aと、本体部27aの下端部から前後両側へ略水平に突出する係止部27bとを有し、テンションアジャスト手段10の操作部材11に形成した左右方向に細長いスリット11cに下側から組み付けられて、スリット11cに沿って左右方向に移動自在に案内されるとともに、係止部27bが操作部材11の底面に当接することで、操作部材11よりも上方へ移動が規制されている。
スライド部材27の上部には右側へ突出する連結部27cが形成され、連結部27cに形成した連結孔27dには付勢手段24の左端部が連結されている。挟持部材28には紐状部材21の挿通孔28aが形成され、本体部27aの上部及び挟持部材28には固定ネジ30の取付孔27e、28bが形成され、締付板29には固定ネジ30が螺合するネジ孔29aが形成されている。紐状部材21は、挟持部材28と本体部27a間へ左側から挿通されて、挟持部材28の挿通孔28aから外部へ導出され、固定ネジ30を締付板29に締結することで、本体部27aの上部と挟持部材28間に紐状部材21が挟持され、固定ネジ30を緩めることで、紐状部材21の長さを調整できるように構成されている。なお、スライド部材27の本体部27aの上部と挟持部材28と締付板29とで、紐状部材21を長さ調整可能にスライド部材27に連結する連結手段が構成されている。
このスクリーン装置1では、スクリーン本体2を巻取り手段3から繰り出して、スクリーン本体2を展開させることになり、展開状態では、保持ロッド5の自重により、スクリーン本体2に下側への引っ張り力が作用して、スクリーン本体2が上下方向に弛まないように張設されることになる。一方、巻取り手段3からのスクリーン本体2の繰り出しに動作に連動して、巻取り手段3から紐状部材21が繰り出され、展開状態において、保持ロッド5の自重の一部が付勢手段24に作用して、付勢手段24を介して紐状部材21が引っ張られ、紐状部材21に作用する引っ張り力により、複数の連結部材22を介してスクリーン本体2に左右方向への引っ張り力が作用して、スクリーン本体2の左右方向の皺や弛みを除去して、スクリーン本体2の平面度を向上できることになる。しかも、付勢手段24により紐状部材21に引っ張り力を作用させるので、巻取り手段3によるスクリーン本体2と紐状部材21の巻取り速度に差がある場合でも、付勢手段24が伸縮して差を吸収できるので、例えばスクリーン本体2を途中まで展開した場合でも、紐状部材21に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体2を弛みなく展開できる。
また、サイドテンション手段20の切替手段25及び付勢手段24を保持ロッド5に内装しているので、スクリーン装置1の外観を向上できる。更に、切替手段25及び付勢手段24をテンションアジャスト手段10の操作部材11に取り付けているので、切替手段25及び付勢手段24を操作部材11に予め組み付けた状態で、これを保持ロッド5に組み付けることが可能となり、サイドテンション手段20の組付性を向上できる。
次に、前記サイドテンション手段20の構成を部分的に変更した他の実施形態について説明する。なお、前記実施形態と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1)図7に示すサイドテンション手段20Aの弛み吸収手段23Aのように、操作部材11又は保持ロッド5に前後方向のガイドピン31を設け、ガイドピン31を介して紐状部材21の下端部をスライド部材27に連結してもよい。この場合には、スライド部材27に対して上方への力が作用しないので、スライド部材27の左右方向への移動が円滑になるので好ましい。また、このようにガイドピン31を設ける場合には、このガイドピン31が切替手段として機能するので、切替手段25を省略して、紐状部材21の下端部を付勢手段24に直接的に連結するように構成することも可能である。また、図8に示すサイドテンション手段20Bの弛み吸収手段23Bのように、付勢手段24の一端部に紐状部材21の下端部を固定し、付勢手段24の他端部を固定ピン32を介して保持ロッド5の底部に連結することも可能である。
(2)図9に示すサイドテンション手段20Cの弛み吸収手段23Cのように、紐状部材21の下端部又は途中部に付勢手段24を設け、付勢手段24の下端部又は紐状部材21の下端部を保持ロッド5に固定した固定ピン33に連結することもできる。また、紐状部材21として伸縮可能な弾性体からなるものを用い、該紐状部材の下端部を保持ロッド5又は操作部材11に連結して、切替手段25及び付勢手段24を省略することも可能である。
なお、本実施の形態では、壁付型スクリーン装置1に対して本発明を適用した場合について説明したが、自立型スクリーン装置に対しても本発明を適用できる。この自立型スクリーン装置は、基本的には、前記スクリーン装置1を倒立状に配置させたものと同様に構成できる。具体的には、図10に示す自立型スクリーン装置40のように、スクリーン本体2及び巻取り手段3を収容するケーシング4を床に設置し、駆動手段3bを省略し、バネ部材でスクリーン本体2を巻き取るように構成し、巻取りロール3aからスクリーン本体2を上方へ繰り出して、スクリーン本体2を展開し、スクリーン本体2の背面側においてケーシング4の左右方向の中央部に支持ロッド41を着脱可能に立設し、保持ロッド5の途中部を支持ロッド41の上端部に引っ掛けて、スクリーン本体2を展開状態に保持することになる。また、テンションアジャスト手段10及びサイドテンション手段20の弛み吸収手段23は、前記実施の形態と同様に、保持ロッド5の両端部に内装することになる。このスクリーン装置40では、前記スクリーン装置1とは異なり、展開したスクリーン本体2には保持ロッド5の自重ではなく、巻取り手段3の巻取り力が作用することになり、この巻取り手段3の巻取り力の一部を用いて付勢手段24を伸長させるとともに紐状部材21に引っ張り力を作用させて、スクリーン本体2の側部を側方へ引っ張って、スクリーン本体2を左右方向に弛みなく展開することになる。なお、このスクリーン装置40に対しても、サイドテンション手段20に代えてサイドテンション手段20A〜20Cを採用することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 スクリーン装置 2 スクリーン本体
3 巻取り手段 3a 巻取りロール
3b 駆動手段 4 ケーシング
5 保持ロッド 6 スリット
10 テンションアジャスト手段
11 操作部材 11a 保持部
11b 支持壁 11c スリット
12 補強板 13 取付ボルト
14 調整ネジ 15 キャップ部材
16 調整摘み 16a ネジ孔
20 サイドテンション手段 21 紐状部材
22 連結部材 22a リング部
22b 取付部 23 弛み吸収手段
24 付勢手段 25 切替手段
26 固定ピン 27 スライド部材
27a 本体部 27b 係止部
27c 連結部 27d 連結孔
27e 取付孔 28 挟持部材
28a 挿通孔 28b 取付孔
29 締付板 29a ネジ孔
30 固定ネジ
20A サイドテンション手段 23A 弛み吸収手段
31 ガイドピン
20B サイドテンション手段 23B 弛み吸収手段
32 固定ピン
20C サイドテンション手段 23C 弛み吸収手段
33 固定ピン
40 自立型スクリーン装置 41 支持ロッド

Claims (4)

  1. 柔軟性を有するスクリーン本体と、前記スクリーン本体を上下方向に展開可能に巻き取る巻取り手段と、前記スクリーン本体の繰出側端部に固定した保持ロッドと、前記スクリーン本体の両側部に側方への引っ張り力を作用させる左右1対のサイドテンション手段とを備えたスクリーン装置であって、
    前記左右1対のサイドテンション手段として、前記スクリーン本体の側方に上下方向に延びて、一端部が巻取り手段に巻取り可能に連結される紐状部材を設け、前記紐状部材の高さ方向の途中部が前記スクリーン本体の中央部側へ湾曲するように、前記紐状部材をスクリーン本体の側部に連結する連結部材を設け、前記巻取り手段と保持ロッド間における紐状部材の弛みを弾性により吸収する弛み吸収手段を設け、前記巻取り手段と保持ロッド間において紐状部材に引っ張り力を作用させて、前記紐状部材及び連結部材を介してスクリーン本体の側部を側方へ引っ張るものを用い、
    前記弛み吸収手段として、前記保持ロッドに内装されて、一端部を保持ロッドに連結した付勢手段と、前記付勢手段による保持ロッドの長さ方向外方側への引っ張り力を紐状部材の上下方向への引っ張り力に切り替える切替手段とを備えた、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 前記スクリーン本体の繰出側端部の両側端部を側方へ引っ張る左右1対のテンションアジャスト手段であって、前記保持ロッドの端部に螺合した調整ネジと、前記保持ロッドの端部内に左右方向に移動自在に設けた操作部材とを備え、前記操作部材を保持ロッド内に挿入したスクリーン本体の繰出側端部の側端部に連結固定するとともに、前記操作部材を調整ネジに連結し、前記調整ネジの回転操作により、前記スクリーン本体の繰出側端部の側端部を側方へ引っ張る左右1対のテンションアジャスト手段を設け、前記弛み吸収手段として、前記保持ロッドに内装されて、一端部を操作部材及び調整ネジを介して保持ロッドに連結した付勢手段と、前記付勢手段による保持ロッドの長さ方向への引っ張り力を紐状部材の上下方向への引っ張り力に切り替える切替手段とを備えた請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 前記切替手段として、前記操作部材に左右方向に移動自在で且つスクリーン本体の巻取り方向へ移動不能にスライド部材を設け、前記スライド部材に紐状部材の他端部を連結するとともに、前記スライド部材に付勢手段の他端部を連結した請求項記載のスクリーン装置。
  4. 前記紐状部材を長さ調整可能にスライド部材に連結する連結手段を設けた請求項記載のスクリーン装置。
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