JP5965709B2 - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP5965709B2
JP5965709B2 JP2012097758A JP2012097758A JP5965709B2 JP 5965709 B2 JP5965709 B2 JP 5965709B2 JP 2012097758 A JP2012097758 A JP 2012097758A JP 2012097758 A JP2012097758 A JP 2012097758A JP 5965709 B2 JP5965709 B2 JP 5965709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust port
self
suction
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012097758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013223650A (ja
Inventor
圭 石原
石原  圭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012097758A priority Critical patent/JP5965709B2/ja
Publication of JP2013223650A publication Critical patent/JP2013223650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5965709B2 publication Critical patent/JP5965709B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、自走式掃除機に関する。
特許文献1には、両側面に電動送風機による排気を排出させる排気口が設けられ、かつ排出口より排気される風量を調整するように制御する自走式掃除機が開示されている。この場合、排気口から排気される空気は自走式掃除機の走行方向に対して僅かに前方であって、かつ下方へと排気される。
特許文献1に記載の自走式掃除機は、自走して清掃を行っているときに、例えば部屋の壁面を確認(検出)すると、その壁面に対向する筐体の左右一方の側面の排出口より排気を行い、筐体の他の側面の排出口は閉鎖する。このとき、開放された排出口の近傍に設けられた回転ルーバーの排出角度は壁面が近いほど小さくなるよう制御される。すなわち、壁面が近いほど排気方向が下方へ向くように制御される。これにより、壁面に排気され、その排気が壁面に当たって反射し、自走式掃除機の下面に設けられた吸込口へと吸引される。そのため、壁際に溜まる塵埃は、その排気の流れに沿って吸込口へ流れて集塵される。また、部屋の壁面と別の壁面との隅に自走式掃除機が走行しても、排気流が各壁面を反射して吸込口へ流れることにより、部屋の隅の塵埃が排気流に乗って吸引される。
一方、特許文献2に記載の自走式掃除機は、吸込口の横にサイドブラシを有しており、サイドブラシを回転させて床面上の塵埃を吸込口の方へ集め、塵埃を空気と共に吸込口から吸い込んで集塵するものである。
特開2007−29488号公報 特表2009−518074号公報
特許文献1の自走式掃除機は、部屋の壁面から離れた場所での清掃時には左右の両排出口を開放して排気している。そのため、当然のこととして、自走式掃除機の左右近傍の床面の塵埃を清掃領域外へと吹き飛ばしてしまうため、清掃を完了した領域に塵埃が吹き飛ばされてしまうといった清掃面での不具合が危惧される。
また、特許文献2の自走式掃除機は、サイドブラシによって壁際の塵埃を吸込口の方へ集めることができるため、壁際に十分に近接させることで清掃は可能である。しかしながら、自走式掃除機は壁面と接触しない程度の距離を保って走行すること、およびサイドブラシは壁面に十分届く長さを有していないことから、壁際の十分な集塵は期待できず、特に、部屋の隅の集塵は困難である。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、室内の床面のみならず、壁際および隅部も清掃できる自走式掃除機を提供するものである。
本発明によれば、吸込口を有する底板と、第1排気口を有する天板と、前記底板と前記天板との間に設けられた第2排気口を有する側板とを有する筐体を備え、
前記吸込口と接続された吸引路と、該吸引路の下流側に設けられた集塵部と、該集塵部の下流側に設けられた吸引部と、該吸引部と前記第1および第2排気口とを接続する排気路と、該排気路の途中に設けられた流路切換部とを前記筐体内に備え、
前記流路切換部が前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方が前記吸引部と連通するように前記排気路を切り換えることにより、前記吸込口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気が、前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方から排出されるように構成された自走式掃除機が提供される。
本発明の自走式掃除機によれば、筐体が壁から離れた床面上を走行する通常モードのときは第1排気口から排気し、筐体が壁際を走行する壁際モードのときは第2排気口または第1排気口と第2排気口の両方から排気することができる。
さらに、自走式掃除機における集塵機構、排気路の切換機構および第2排気口の排気量調整機構を簡素な構成とすることができる。
(本発明の別の形態、態様による効果)
壁際モードでは、第2排気口から放出した排気流の一部が、壁に沿って下降して壁際の塵埃を壁から遠ざける方向に吹き飛ばす。また、隅部付近まで前進した筐体を回転させることにより、第2排気口から放出した排気流が、隅部に当たって反射して隅部の塵埃を隅部から遠ざける方向に吹き飛ばす。これにより、壁際および隅部にあった塵埃が筐体の吸込口から吸引されて壁際および隅部が清掃されることとなる。このとき、第1排気口と第2排気口の両方から排気する場合は、第2排気口の排気量が減少する(風力が弱まる)ように調整されるため、風が強すぎて隅部の塵埃が自走式掃除機の背後に回り込んで清掃済みの床面が再び汚れるという不具合を防止することができる。
また、通常モードでは、筐体の天板の第1排気口から上方に向かって排気されるため、第2排気口から放出された排気流によって床面上の塵埃を舞い上げながら清掃するという不具合を防止することができる。
本発明の実施形態1に係る自走式掃除機の斜視図である。 図1に示される自走式掃除機の概略底面図である。 図1に示される自走式掃除機の電気的な構成を示すブロック図である。 実施形態1の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図である。 図4(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。 排気流路を右の第2排気口に切り換えた状態を示す図4(B)対応図である。 排気流路を左の第2排気口に切り換えた状態を示す図4(B)対応図である。 第2排気口からの排気量を調整した状態を示す図4(B)対応図である。 実施形態1の自走式掃除機における右の第2排気口から壁に向かって排気された状態を示す説明図である。 実施形態1の自走式掃除機が壁際を清掃する状態を示す第1の説明図である。 右の第2排気口から隅部に向かって排気する状態を示す図8(A)に引き続く第2の説明図である。 隅部を清掃し再び壁際を清掃する状態を示す図8(B)に引き続く第3の説明図である。 実施形態2の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図である。 図9(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。 実施形態2の自走式掃除機が壁際を清掃する状態を示す第1の説明図である。 右の第2排気口から隅部に向かって排気する状態を示す図10(A)に引き続く第2の説明図である。 隅部を清掃し再び壁際を清掃する状態を示す図10(B)に引き続く第3の説明図である。 実施形態3の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図である。 図11(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。 実施形態4の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する上方から見た説明図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る自走式掃除機の斜視図であり、図2は図1に示される自走式掃除機の概略底面図であり、図3は図1に示される自走式掃除機の電気的な構成を示すブロック図である。また、図4(A)は実施形態1の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図であり、図4(B)は図4(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。以下、「自走式掃除機」を「掃除ロボット」と言う場合がある。
本発明に係る掃除ロボット(自走式掃除機)1は、設置された場所の床面を自走しながら、床面上の塵埃を含む空気を吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面上を掃除する掃除ロボットである。
掃除ロボット1Aは、円盤形の筐体2を備え、この筐体2の内部および外部に、回転ブラシ3、サイドブラシ4、集塵部20、吸引部としての電動送風機30、一対の駆動輪5、後輪7および前輪8、前記電動送風機30を有するモータユニット、バッテリー、各種センサを含む制御部等の構成要素が設けられている。
また、筐体2内には、図4に示すように後述する吸引口11と接続された吸引路10と、吸引路10の下流側に設けられた前記集塵部20と、集塵部20の下流側に設けられた前記吸引部10と、吸引部10と後述する第1および第2排気口41、42とを接続する排気路40と、排気路40の途中に設けられた流路切換部43とを備える。なお、排気路40について詳しくは後述する。
筐体2は、前方位置に形成された吸込口6を有する平面視円形の底板2aと、蓋2b1およびこの蓋2b1の後方位置に形成された前記第1排気口41を有する平面視円形の天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。底板2aには前輪8、一対の駆動輪5および後輪7の下部を筐体2内から外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。側板2cは、前後にほぼ二分され、前方の側板前部には衝突時の衝撃を緩和するように機能するバンパー部材が設けられている。また、側板2cの後方の側板後部の左右前端には左右一対の前記第2排気口42が設けられている。
一対の駆動輪5は、筐体2の底板2aと平行な軸心5a廻りに回転可能に設けられており、一対の駆動輪5が同一方向に回転すると筐体2が進退し、各駆動輪5が逆方向に回転すると筐体2が回転する。
一対の駆動輪5の回転軸は、図示しない一対のモータからそれぞれ個別に回転力が得られるように連結されており、各モータは筐体の底板2aに直接またはサスペンション機構を介して固定されている。
前輪8はローラからなり、進路上に現れた段差に接地し、筐体2が段差を容易に乗り越えられるよう、駆動輪5が接地する床面から少し浮き上がるよう筐体2の底板2aの一部に回転自在に設けられている。
後輪7は自在車輪からなり、駆動輪5が接地する床面と接地するよう筐体2の底板2aの一部に回転自在に設けられている。
このように、筐体2に対して前後方向中間に一対の駆動輪5を配置し、前輪8を床面から浮かせ、掃除ロボット1Aの重量を一対の駆動輪5と後輪7によって支持できるよう、筐体2に対して前後方向に重量が配分されている。これにより、進路前方の塵埃を前輪8によって遮ることなく吸込口11に導くことができる。
前記回転ブラシ3は、筐体2の底板2aと平行な軸心廻りに回転可能に吸込口11に設けられている。また、底板2aにおける吸込口11の左右両側には底板2aと垂直な軸心廻りに回転する前記サイドブラシ4が設けられている。回転ブラシ3は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。サイドブラシ4は、回転軸と、回転軸の下端に放射状に設けられた複数本のブラシ束を有している。回転ブラシ3の回転軸および一対のサイドブラシ4の回転軸は、筐体2の底板2aの一部に枢着されると共に、その付近に設けられた図示しないブラシ駆動モータ、プーリおよびベルト等を含む動力伝達機構等を介して独立的に連結されている。
図2に示されるように、筐体2の底板2aにおける前輪27の前方および左右の駆動輪5の前方には床面Fを検知する床面検知センサ12、13が配置されている。床面検知センサ12によって下り階段を検知すると、その検知信号が制御部に送信され、制御部が両駆動輪5が停止するよう制御する。また、床面検知センサ12が故障した場合、床面検知センサ13が下り階段を検知して両駆動輪5を停止することができるため、掃除ロボット1Aの下り階段への落下が防止されている。また、床面検知センサ12が、下り階段を検知すると、その検知信号が制御部に送信され、制御部が駆動輪5に下り階段を回避して走行するように制御してもよい。
制御部には、掃除ロボット1Aにおける駆動輪5、回転ブラシ3、サイドブラシ4、電動送風機30等の各要素を制御する制御回路を有する制御基板が設けられている。
筐体2の側板2cの後端には、バッテリーの充電を行う充電端子が設けられている。室内を自走しながら掃除する掃除ロボット1Aは、室内に設置されている充電台に帰還する。これにより、充電台に設けられた端子部に充電端子が接触し、バッテリーの充電が行われる。商用電源(コンセント)に接続される充電台は、通常、室内の側壁に沿って設置される。
バッテリーは、充電端子を介して充電台から充電され、制御基板、駆動輪5、回転ブラシ3、サイドブラシ4、電動送風機30、各種センサ等の各要素に電力を供給する。
集塵部20は、吸引路10と接続する導入口および電動送風機30の吸引ダクトと接続する排出口を有する集塵ボックス21と、集塵ボックス21の前記排出口に着脱可能に設けられたフィルター22(図4等参照)とを有してなる。集塵ボックス21は、通常、筐体2内に収納されており、集塵ボックス31内に捕集された塵埃を廃棄する際は、筐体2の蓋2b1を開いて集塵ボックス21を出し入れすることができる。
図3に示すように、掃除ロボット1A全体の動作制御を行う制御部は、CPU15aおよびその他の電子部品で構成された前記制御回路を有する前記制御基板と、走行マップ18aを記憶する記憶部18、電動送風機30を駆動するためのモータドライバ30a、駆動輪5の走行モータ51を駆動するためのモータドライバ51a、筐体2内の第1排気口41付近に回動可能に設けられたルーバー17およびそれを駆動するための制御ユニット17a、臭いセンサ52およびその制御ユニット52a、湿度センサ53およびその制御ユニット53a、人感センサ54およびその制御ユニット54a、接触センサ55およびその制御ユニット55a、イオン発生装置25等を備えて構成される。
CPU15aは中央演算処理装置であり、記憶部18に予め記憶されたプログラムデータに基いて、モータドライバ30a、51aおよび制御ユニット17aに個別に制御信号を送信し、電動送風機30、走行モータ51およびルーバー17を駆動制御して、一連の掃除運転、あるいは必要に応じてイオン放出運転を行う。なお、プログラムデータには、床面の広い領域を清掃する通常モード用と、壁際に沿って清掃する壁際モード用のプログラムデータが含まれる。また、CPU15aは、ユーザーによる掃除ロボット1Aの動作に係る条件設定を操作パネル(図示省略)から受け付けて記憶部18に記憶させる。この記憶部18は、掃除ロボット1Aの設置場所周辺の走行マップ18aを記憶することができる。走行マップ18aは、掃除ロボット1Aの走行経路や走行速度などといった走行に係る情報であり、予めユーザーによって記憶部18に記憶させるか、あるいは掃除ロボット1A自体が掃除運転中に自動的に記録することができる。
臭いセンサ52は、筐体2の外部周辺の臭いを検知する。臭いセンサ52としては、例えば、半導体式や接触燃焼式の臭いセンサを用いることができる。掃除ロボット1Aの外部周辺の臭いを検知するために、例えば、筐体2の側板2cまたは天板2bから外部へ露出した状態で臭いセンサ52が配置される。CPU15aは制御ユニット52aを介して臭いセンサ52と接続されており、臭いセンサ52からの出力信号に基づいて筐体2の外部周辺の臭い情報を得る。
湿度センサ53は、筐体2の外部周辺の湿度を検知する。湿度センサ53としては、例えば、高分子感湿材料を用いた静電容量式や電気抵抗式の湿度センサを用いることができる。掃除ロボット1Aの外部周辺の相対湿度を検知するために、例えば、筐体2の側板2cまたは天板2bから外部へ露出した状態で湿度センサ53が配置される。CPU15aは制御ユニット53aを介して湿度センサ53と接続されており、湿度センサ53からの出力信号に基づいて筐体2の外部周辺の湿度情報を得る。
なお、走行マップ18aには、掃除ロボット1Aが設置される設置場所における所定閾値以上の臭気が漂う箇所および所定閾値以上に湿気が高い箇所が特定箇所として予め記憶されていてもよい。このようにすれば、CPU15aがこの特定箇所を筐体2の周辺環境に基づいて定めた箇所であると判断することができる。つまり、走行マップ18aが、臭いセンサ52および湿度センサ53と同様に、筐体2の周辺環境を検知する環境検知装置としての役割を果たすことになる。
人感センサ54としては、例えば、赤外線、超音波、可視光等によって人の存在を検知する人感センサを用いることができる。掃除ロボット1Aの外部周辺の人の存在を検知するために、例えば、筐体2の側板2cまたは天板2bから外部へ露出した状態で人感センサ54が配置される。CPU15aは制御ユニット54aを介して人感センサ54と接続されており、人感センサ54からの出力信号に基づいて筐体2の外部周辺の人の存在情報を得る。
接触センサ55は、掃除ロボット1Aが走行時に障害物と接触したことを検知するために、例えば、筐体2の側板2cの前部に配置される。CPU15aは制御ユニット55aを介して接触センサ55と接続されており、接触センサ55からの出力信号に基づいて筐体2の外部周辺の障害物の存在情報を得る。
このように構成された掃除ロボット1Aにおいて、掃除運転の指令により、電動送風機30、駆動輪5、回転ブラシ3およびサイドブラシ4が駆動する。また、必要時にはイオン発生装置25も作動する。これにより、回転ブラシ3、サイドブラシ4、駆動輪5および後輪7が床面に接地した状態で、筐体2は所定の範囲を自走しながら吸込口11から床面の塵埃を含む空気を吸い込む。このとき、回転ブラシ3の回転によって床面上の塵埃は掻き上げられて吸込口11に導かれる。また、サイドブラシ4の回転によって吸込口11の側方の塵埃が吸込口11に導かれる。
吸込口11から筐体2内に吸い込まれた塵埃を含む空気は、筐体2の吸引路10を通り、集塵ボックス21内に流入する。集塵ボックス21内に流入した気流は、フィルター22を通過して電動送風機30に流入して排気路40に導かれ、流路切換部43を通って第1排気口41または第2排気口42から外部へ排出される。この際、集塵ボックス21内の気流に含まれる塵埃はフィルター22によって捕獲されるため、集塵ボックス21内に塵埃が堆積する。
集塵ボックス30から排気路40へ流入した気流にはイオン発生装置25が作動することで、生成されたイオン(プラズマクラスターイオン)が含まれる。これにより、床面上の掃除が行われると共に、掃除ロボット1Aの排気に含まれるイオンによって室内の除菌および脱臭が行われる。このとき、第1排気口41から後方の斜め上方に向けて排気する場合、床面の塵埃の巻き上げが防止され、室内の清浄度を向上することができる。このとき、この第1排気口41に設けられているルーバー17の角度を制御ユニット17aにて調整することで、排出される角度を任意に設定することができる。また、該ルーバー17にて第1排気口41を閉鎖することも可能である。
また、図示省略するが、排気路40を流通する気流の一部は、吸込口11に導かれてもよい。このようにすれば、吸引路10に導かれる気流内にイオンが含まれていれば、集塵ボックス21内およびフィルター22の除菌および脱臭を行うことができる。さらに、集塵された塵埃の除電を行うことができ、集塵ボックス30等に塵埃が吸着させるのを抑制できる。
また、掃除ロボット1Aは、左右の駆動輪5が同一方向に正回転して前進し、同一方向に逆回転して後退し、互いに逆方向に回転することにより旋回する。例えば、掃除ロボット1Aは、掃除領域の周縁に到達した場合および進路上の障害物に衝突した場合、駆動輪5が停止し、左右の駆動輪5を互いに逆方向に回転して向きを変える。これにより、掃除ロボット1Aは、設置場所全体あるいは所望範囲全体に障害物を避けながら自走することができる。
また、掃除ロボット1Aは、左右の駆動輪5と後輪7の3点で接地しており、前進時に急停止しても後輪7が床面から浮き上がらないようなバランスで重量配分されている。そのため、掃除ロボット1Aが前進中に下り階段の手前で急停止し、それによって掃除ロボット1Aが前のめりに傾いて下り階段へ落下するということが防止されている。なお、駆動輪5は、急停止してもスリップしないよう、溝を有するゴムタイヤをホイールに嵌め込んで形成されている。
掃除ロボット1Aは、環境検知装置である臭いセンサ52、湿度センサ53、走行マップ18aおよび人感センサ54から得られる情報に基づいて独特の動作を実行することができる。例えば、掃除ロボット1Aは、環境検知装置が検知した周辺環境に基づいて定めた特定箇所に一定時間留まり、第1排気口41または第2排気口42からイオンを含む気流を放出することができる。
掃除ロボット1Aは、掃除が終了すると充電台に帰還する。これにより、充電端子が端子部に接してバッテリーが充電される。
また、掃除ロボット1Aは、充電台に帰還した状態で電動送風機30およびイオン発生装置25を駆動することができる。これにより、第1排気口41から後方の斜め上方にイオンを含む気流が放出され、イオンを含む気流は側壁に沿って上昇し、室内の天井壁および対向する側壁に沿って流通する。この結果、イオンが室内全体に行き渡り、除菌効果や脱臭効果を向上させることができる。このように、掃除ロボット1Aは、イオン放出運転を単独で実行することも可能であり、イオン発生機として機能する。
掃除ロボット1Aの上面には操作部が設けられており、操作部によって掃除運転およびイオン放出運転を実行させることができる。また、筐体2内に受信部を設けると共に、受信部に指令信号を発信する送信機を設けてリモコン操作できるようにしてもよい。また、スマートフォンと呼ばれる携帯電話からインターネット回線および室内に設けたルーターを介して指令信号を掃除ロボット1Aに送信して遠隔操作できるようにしてもよい。
<排気路について>
(実施形態1)
図4(A)および(B)に示すように、排気路40の上流側に設けられた流路切換部43は、平坦かつ平行な円形の上下壁および上下壁の間に設けられた外周壁とを有してなる円筒形の切換室43aと、切換室43a内に回動可能に設けられた横断面U字形の切換弁43bと、切換室43aの上壁または下壁の中心部を貫通して切換弁43bと連結する回動軸43cと、回転軸43cを回動させる図示しない駆動部とを有する。回動軸43cの駆動部としては、例えば、モータまたは電磁弁を備えたラック・ピニオン機構、クランク機構等が挙げられ、駆動部は所定のプログラムに基づき作動する前記制御部によって制御される。なお、実施形態1では、流路切換部43が筐体2の中心位置に設けられた場合を例示しているが、流路切換部43の位置は特に限定されない。
切換室43aの外周壁には4つの連通孔が等間隔で形成されている。つまり、切換室43aの外周壁に形成された4つの連通孔は、回動軸43cを中心として中心角度90°の間隔で配置されている。一方、左右一対の第2排気口42は、筐体2の前半部分と後半部分の境界線X上にかつ左右対称位置に配置されている。そして、切換室43aにおける前後に対向する2つの連通孔は排気路40を介して電動送風機30と第1排気口41に接続され、左右に対向する他の2つの連通孔は排気路40を介して左右一対の第2排気口42と接続されている。このように、電動送風機30の下流側に設けられた排気路40は、流路切換部43から3方向に分岐して第1排気口41および左右一対の第2排気口42と接続している。なお、左右の第2排気口42付近で排気路40を細く絞り込むことにより、第2排気口42から勢いよく排気流が噴出するようにしている。
このように、実施形態1の掃除ロボット1Aにおいて、第2排気口42は筐体2の側板2cの左側と右側の左右対称位置に1個ずつ配置されており、吸込口11から筐体2の内部に吸い込んだ空気の排出が、左側の第2排気口42と右側の第2排気口42のうち選択された一方から排出されるように構成されている。
この掃除ロボット1Aが通常モードのとき、流路切換部43の切換弁43bは、電動送風機30と第1排気口41とを連通させて電動送風機30からの排気を第1排気口41へ導く位置にある(図4(B)参照)。このとき、切換弁43bは横断面U字形であるため、切換弁43bの両端の立上壁によって、左右一対の第2排気口42は相互に閉塞される。
掃除ロボット1Aが通常モードから壁際モードに変わると、図5(A)または図5(b)に示すように、切換弁43bが所定角度(例えば、45°)回動する。これにより、電動送風機30と右または左の第2排気口42とが連通し、電動送風機30からの排気が右または左の第2排気口42へ導かれる。このとき、排気しない方の第2排気口42および第1排気口41は相互に連通し、電動送風機30および排気する方の第2排気口42は相互に連通するが、排気しない方と排気する方とは遮断されている。
また、壁際モードでは、一方の第2排気口42からの排気流の強さを調整してもよい。この場合、図6に示すように、電動送風機30からの排気流の一部を第1排気口41へ逃がすことができる位置に切替弁43bが回動する。これにより、一方の第2排気口42の排気流の風力(風量)を低減することができる。なお、切換弁43bが図4(B)の状態から図5(A)の状態まで段階的にまたは無段階で回動することにより、一方の第2排気口42の排気流の風力が段階的または無段階で調整されてもよい。
図7は実施形態1の自走式掃除機における右の第2排気口から壁に向かって排気された状態を示す説明図である。壁際モードのとき、掃除ロボット1Aの進行方向(図面の手前から奥に向かっての走行)に向かって右側に壁Wがある場合は右の第2排気部42から排気し(図5(A))、左側に壁Wがある場合は左の第2排気部42から排気する(図5(B))。このとき、回転ブラシ3および左右のサイドブラシ4(図2参照)が回転し、かつ筐体2が前進しながら、第2排気口42から壁Wに向かってほぼ直角に排気流が噴出し、排気流の一部(矢印J)は壁Wに沿って下降する。これにより、壁際の床面Fの塵埃が壁Wから離れた筐体2の斜め前方に吹き飛ばされることにより、壁際の塵埃は筐体2の吸込口11から吸い込まれ易い位置に移動する。
図8(A)は実施形態1の自走式掃除機が壁際を清掃する状態を示す第1の説明図であり、図8(B)は右の第2排気口から隅部に向かって排気する状態を示す図8(A)に引き続く第2の説明図であり、図8(C)は隅部を清掃し再び壁際を清掃する状態を示す図8(B)に引き続く第3の説明図である。
図8(A)に示すように、壁際に沿って掃除する掃除ロボット1Aが壁W1と壁W2が交わる隅部Nに接近すると、図8(B)に示すように、掃除ロボット1Aは定位置で旋回する。これにより、第2排気口42から隅部Nに向かって噴出した排気流(矢印J)が隅部Nを反射し、隅部Nの塵埃Dが排気流によって隅部Nから離れる方向に吹き飛ばされる。掃除ロボット1Aの旋回中、回転ブラシ3および左右のサイドブラシ4は回転を継続しているため、掃除ロボット1Aの近くに吹き飛ばされた塵埃Dは吸込口11の方へ集められる。その後、掃除ロボット1Aは突き当たりの壁W2と衝突する寸前まで前進し、方向転換し、第2排気部42から排気しながら壁W2に沿って清掃を継続する。
あるいは、壁W1に沿って前進する掃除ロボット1Aは、突き当たりの壁W2に衝突する寸前の定位置で旋回してもよく、壁W2に衝突した後に僅かに後退してから定位置で旋回してもよい。このようにしても、隅部Nの塵埃Dを吸い込んで清掃することができる。このとき、掃除ロボット1Aと隅部Nとの距離が短いため、第2排気口42からの排気流が隅部Nに強く当たり過ぎて塵埃Dが舞い上がったり、清掃が済んだ掃除ロボット1Aの背後(壁W1側)に回り込むような場合は、図6で説明した要領で第2排気口42からの排気流を弱めてもよい。このように隅部Nを清掃した後、図8(C)に示すように、掃除ロボット1Aは突き当たりの壁W2に向かって前進し、その後90度方向転換転した後、壁W2に沿って前進しながら清掃を継続する。
以上説明したように本発明の掃除ロボット1Aによれば、壁際での走行時以外では、排気は上部の第1排気口41から行われるため、掃除面の塵埃を巻き上げることがなく、掃除を効率よく行うことができる。そして、壁W(一例では10cm程度)が確認されれば、その壁面に対応する第2排気口42から集塵後の空気の排気が行われる。このときには、壁際の塵埃を排気流に沿って吸込口側へと導くことが可能であり、たとえ第1排気口41から空気が排気されても、壁際Wの塵埃に影響を与えることはない。
(実施形態2)
図9(A)は実施形態2の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図であり、図9(B)は図9(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。また、図10(A)は実施形態2の自走式掃除機が壁際を清掃する状態を示す第1の説明図であり、図10(B)は右の第2排気口から隅部に向かって排気する状態を示す図10(A)に引き続く第2の説明図であり、図10(C)は隅部を清掃し再び壁際を清掃する状態を示す図10(B)に引き続く第3の説明図である。なお、図9(A)〜図10(C)において、図4(A)〜図8中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図4(B)で説明した実施形態1の掃除ロボット1Aの場合、左右一対の第2排気口42は、筐体2の前半部分の側板であって、筐体2の左半部分と右半部分の境界線Yに対して左右に90°ずれた位置に配置されている。
これに対し、図9(B)に示すように、実施形態2の掃除ロボット1Bの場合、左右一対の第2排気口142は、筐体2の前半部分の側板であって、筐体2の左半部分と右半部分の境界線Yに対して左右に45°ずれた位置に配置されている。なお、左右の第2排気口142がこの位置に形成されたことにより、流路切換部43と各第2排気口142とを接続する排気路140の形状も変更している。実施形態2におけるその他の構成は実施形態1と同様である。
このように構成された実施形態2の掃除ロボット1Bによれば、左または右の第2排気口142から斜め前方に排気流が噴射される。よって、図10(A)〜(C)に示すように、実施形態2の掃除ロボット1Bによる壁際モードでの清掃は、実施形態1と基本的には同じであるが、掃除ロボット1Bが壁W1に沿って走行しながら一方の第2排気口142から噴射した排気流は壁Wに斜めに当たる。これにより、壁際の塵埃Dは、掃除ロボット1Bの吸込口11にて吸い込み易い前方位置に吹き飛ばされる。
また、隅部Nに接近した掃除ロボット1Bは旋回しなくても第2排気口142からの排気流(矢印J)が隅部Nに当たって反射する。これにより、隅部Nの塵埃Dが排気流によって隅部Nから離れる方向に吹き飛ばされる。そして、掃除ロボット1Bが突き当たりの壁W2と衝突する寸前まで前進し、方向転換し、第2排気部142から排気しながら壁W2に沿って清掃を継続することにより、隅部Nにあった塵埃Dが吸込口11に吸い込まれて除去される。なお、実施形態2の場合も、実施形態1と同様に、掃除ロボット1Bが旋回しながら第2排気口142からの排気流を隅部Nに当てるようにしてもよい。
この実施形態2による掃除ロボット1Bにおいても、実施形態1による掃除ロボット1Aと同様の効果を奏する。さらに、上述したように第1排気口142から排気される排気流は壁Wに沿って進行方向へと向かうため、塵埃は掃除ロボット1Bの前方へと吹出される。これにより吸込口にて吸引する効果が助長される。
(実施形態3)
図11(A)は実施形態3の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する側方から見た説明図であり、図11(B)は図11(A)の自走式掃除機を上方から見た説明図である。なお、図9(A)〜図10(C)において、図4(A)〜図8中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の掃除ロボット1Cは、第2排気口42、142が、筐体2の側板の前半部分であって、左側と右側に2個ずつ配置されている。
具体的には、実施形態3の掃除ロボット1Cは、実施形態1の掃除ロボット1Aにおける左右の第2排気部42および排気路40(図4(B)参照)と、実施形態2の掃除ロボット1Bにおける左右の第2排気部142および排気路140(図9(B)参照)とを備えたものである。実施形態3におけるその他の構成は、実施形態1および2と同様である。
実施形態3の掃除ロボット1Cによれば、左または右の第2排気口42、142から排気流が排出されるため、実施形態1および2と同様に壁際および隅部を清掃することができる。但し、排気流は、進行方向に対して斜め前方と直角方向の2方向に分散するため、第2排気口42の排気量および第2排気口142の排気量は、実施形態1および2の場合の約半分に減少している。
そのため、排気される空気により壁際に溜まっている塵埃が吹き飛ばされる度合いが抑制され、塵埃が舞いあがって分散するといったことが軽減される。この結果、より効率よく塵埃の吸引、清掃を行える。
(実施形態4)
図12は実施形態4の自走式掃除機における吸込口から排気口までの経路を説明する上方から見た説明図である。なお、図12において、図11(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4の掃除ロボット1Dは、第2排気口42、142が、筐体2の側板の前半部分であって、左側と右側に2個ずつ配置されている。さらに、排気路340は、流路切換部34の下流側に一対の副流路切換部143を有している。
具体的には、実施形態4の掃除ロボット1Dは、実施形態3の掃除ロボット1Cにおける左右の第2排気部42、142および排気路240を備え、流路切換部43の下流側で分岐した排気路240の分岐部に副流路切換部143が設けられたものである。この副流路切換部143は、軸部を有する切換弁143aと、切換弁143aの軸部を回動させる図示しない駆動部とを有する。切換弁143aの軸部の駆動部としては、例えば、モータまたは電磁弁を備えたラック・ピニオン機構、クランク機構等が挙げられ、駆動部は所定のプログラムに基づき作動する前記制御部によって制御される。
このように構成された実施形態4の掃除ロボット1Dによれば、副流路切換部143によって、左側または右側の2個の第2排気口42、142のうちの一方が電動送風機30と連通するように排気路340を切り換えられる。図12では、右側の2つの第2排気口42、142のうち後方の第2排気口42から排気流が噴出するよう流路切換部43および副流路切換部143によって排気路340が切り換えられた場合を例示している。
実施形態4の場合、実施形態1および2のうちの一方の壁際モードを選択することができる。なお、図示省略するが、前方の第2排気口42または後方の第2排気口142から排気している間に、切換弁143aを回動させることにより前後の第2排気口42、142から風量を調節しながら排気するようにしてもよい。
以上、第4の実施形態による掃除ロボット1Dによれば、第2排気口42、142のいずれか一方を利用して壁際、また隅部の塵埃を清掃することができる。このとき、壁際と隅部とで第2排気口42または142を切り替えるように調整(制御)できる。例えば、壁際の場合には、第2排気口42を、隅部の場合には第2排気口142から排気するようにできる。
(まとめ)
以上説明したように本発明の自走式掃除機が構成されている。そこで、本発明の理解を高めるために以下に本発明をまとめる。
本発明の自走式掃除機は、吸込口を有する底板と、第1排気口を有する天板と、前記底板と前記天板との間に設けられた第2排気口を有する側板とを有する筐体を備え、
前記吸込口と接続された吸引路と、該吸引路の下流側に設けられた集塵部と、該集塵部の下流側に設けられた吸引部と、該吸引部と前記第1および第2排気口とを接続する排気路と、該排気路の途中に設けられた流路切換部とを前記筐体内に備え、
前記流路切換部が前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方が前記吸引部と連通するように前記排気路を切り換えることにより、前記吸込口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気が、前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方から排出されるように構成されている。
本発明の自走式掃除機は、前記構成を備えていればよく、例えば、吸込口に回転ブラシ(メインブラシ)を設けて清掃効率を高めてもよく、さらに以下のように構成されてもよい。
(1)前記第2排気口が、前記筐体の前半部分と後半部分の境界線上から前の領域に配置されていてもよい。
このようにすれば、自走式掃除機が壁際を前進しながら第2排気口から壁に向かって排気することにより、壁際の塵埃を壁から遠ざかる斜め前方へ吹き飛ばすことができ、壁際の清掃効率を高めることができる。
)前記第2排気口が、前記側板の左側と右側の左右対称位置に配置されてもよい。
このようにすれば、自走式掃除機が壁に沿って進む方向が右回りであって左回りであっても同じように壁際および隅部の清掃を行うことができる。
)前記吸込口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気の排出が、左側の第2排気口と右側の第2排気口のうち選択された一方から排出されるように構成されてもよい。
このようにすれば、壁際の清掃時に、壁と反対側の第2排気口からの排気を停止し、壁側の第2排気口からのみ排気することができ、排気流による壁際の塵埃の吹き飛ばしを効率よく行うことができる。
)前記第2排気口が、前記側板の左側と右側に2個ずつ配置されており、
前記排気路は、前記流路切換部の下流側に副流路切換部を有し、
前記副流路切換部は、前記側板の左側または右側の2個の第2排気口のうちの少なくとも一方が前記吸引部と連通するように前記排気路を切り換えるよう構成されてもよい。
このようにすれば、例えば、側板の左側または右側において、2個の第2排気口のうちの一方または両方から排気することができるため、自走式掃除機を使用する室内の壁際および隅部に応じて効果的な清掃を行える排気パターンを選択することができる。
1 掃除ロボット(自走式掃除機)
2 筐体
2a 底板
2b 天板
2c 側板
10 吸引路
11 吸込口
20 集塵部
30 吸引部(電動送風機)
40、140、240、340 排気路
41 第1排気口
42、142 第2排気口
43 流路切換部
143 副流路切換部
X、Y 境界線

Claims (5)

  1. 吸込口を有する底板と、第1排気口を有する天板と、前記底板と前記天板との間に設けられた第2排気口を有する側板とを有する筐体を備え、
    前記吸込口と接続された吸引路と、該吸引路の下流側に設けられた集塵部と、該集塵部の下流側に設けられた吸引部と、該吸引部と前記第1および第2排気口とを接続する排気路と、該排気路の途中に設けられた流路切換部とを前記筐体内に備え、
    前記流路切換部が前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方が前記吸引部と連通するように前記排気路を切り換えることにより、前記吸込口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気が、前記第1排気口と前記第2排気口のうちの少なくとも一方から排出されるように構成された自走式掃除機。
  2. 前記第2排気口が、前記筐体の前半部分と後半部分の境界線上から前の領域に配置されている請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 前記第2排気口が、前記側板の左側と右側の左右対称位置に配置されている請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  4. 前記吸込口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気の排出が、左側の第2排気口と右側の第2排気口のうち選択された一方から排出されるように構成された請求項に記載の自走式掃除機。
  5. 前記第2排気口が、前記側板の左側と右側に2個ずつ配置されており、
    前記排気路は、前記流路切換部の下流側に副流路切換部を有し、
    前記副流路切換部は、前記側板の左側または右側の2個の第2排気口のうちの少なくとも一方が前記吸引部と連通するように前記排気路を切り換えるよう構成された請求項に記載の自走式掃除機。
JP2012097758A 2012-04-23 2012-04-23 自走式掃除機 Expired - Fee Related JP5965709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097758A JP5965709B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 自走式掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097758A JP5965709B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 自走式掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013223650A JP2013223650A (ja) 2013-10-31
JP5965709B2 true JP5965709B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=49594178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012097758A Expired - Fee Related JP5965709B2 (ja) 2012-04-23 2012-04-23 自走式掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5965709B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111432704A (zh) * 2017-12-04 2020-07-17 三星电子株式会社 机器人清洁器
WO2022078047A1 (zh) * 2020-10-15 2022-04-21 珠海格力电器股份有限公司 扫地机器人的运动控制方法、装置及扫地机器人

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6453583B2 (ja) * 2014-08-20 2019-01-16 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除機
JP6378984B2 (ja) * 2014-09-09 2018-08-22 シャープ株式会社 自走式掃除機
WO2016181849A1 (ja) * 2015-05-08 2016-11-17 三菱電機株式会社 寝具掃除機
CN110543120B (zh) * 2019-08-29 2021-06-11 南京禹智智能科技有限公司 一种室内自监控机器人及其监控方法
WO2023200853A2 (en) * 2022-04-12 2023-10-19 Sharkninja Operating Llc Robotic cleaner and methods of operating the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4268911B2 (ja) * 2004-08-04 2009-05-27 日立アプライアンス株式会社 自走式掃除機
JP4504145B2 (ja) * 2004-09-29 2010-07-14 株式会社東芝 電気掃除機
JP4779492B2 (ja) * 2005-07-28 2011-09-28 パナソニック株式会社 自律移動清掃装置およびプログラム
JP5541516B2 (ja) * 2010-09-30 2014-07-09 日立工機株式会社 手持ち式クリーナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111432704A (zh) * 2017-12-04 2020-07-17 三星电子株式会社 机器人清洁器
WO2022078047A1 (zh) * 2020-10-15 2022-04-21 珠海格力电器股份有限公司 扫地机器人的运动控制方法、装置及扫地机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013223650A (ja) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5965709B2 (ja) 自走式掃除機
JP6068824B2 (ja) 自走式電子機器
JP6068823B2 (ja) 自走式掃除機
JP5937877B2 (ja) 自走式掃除機
JP6706882B2 (ja) 自走式掃除機
JP6116134B2 (ja) 吸込口体およびそれを備えた自走式掃除機
WO2013157325A1 (ja) 吸口体およびそれを備えた掃除機
JP6360522B2 (ja) 自走式電子機器
JP5986794B2 (ja) 自走式電子機器
JP2016135303A (ja) 自走式掃除機
JP2017225852A (ja) 自走式掃除機
JP6481079B1 (ja) 自走式掃除機
JP6487996B2 (ja) 自走式掃除機
WO2016117556A1 (ja) 自走式掃除機
JP5909370B2 (ja) 自走式掃除機
JP6140335B2 (ja) 自走式掃除機
JP6360598B2 (ja) 自走式電子機器
JP5918899B2 (ja) 自走式掃除機
JP5887018B2 (ja) 自走式掃除機
JP5887016B1 (ja) 自走式掃除機
JP6349009B2 (ja) 自走式掃除機
JP2019076790A (ja) 自走式掃除機
JP5887017B2 (ja) 自走式掃除機
JP5903186B2 (ja) 自走式掃除機
JP2016026854A (ja) 自走式掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5965709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees