JP5964894B2 - レバー式粘弾性振動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明はレバー式粘弾性振動吸収装置に関し、特に、建築物の下部構造と上部構造の間に設置され、風や地震等によって生じる下部構造と上部構造との相対振動を粘弾性手段を使用して吸収/減衰するレバー式粘弾性振動吸収装置に関する。
特許文献1では、粘弾性手段を使用して風や地震等によって生じる振動を吸収/減衰するダンパ装置が開示されている。該ダンパ装置は梃子手段を使用して建築物の構造体フレームの移動量を拡大して粘弾性手段に減衰させる方法を採用している。
しかし、この構成には、風や地震等によって生じる振動が強くなると、梃子手段を使用して拡大された建築物の構造体フレームの移動量が粘弾性手段のせん断限界強度を超えることにより、粘弾性手段が破壊されて吸収/減衰効果を発揮できなくなる欠点がある。
中国特許出願公開第1245858号明細書
上記問題点に鑑みて、本発明は従来より振動を吸収/減衰する効果が向上され、且つ強い風や地震等によって生じる振動に従来よりも耐えることができるレバー式粘弾性振動吸収装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、第1の構造体と第2の構造体との間に配置され、前記第1の構造体と第2の構造体とが並ぶ第1の所定方向を横断する第2の所定方向における前記第1の構造体と前記第2の構造体との相対振動を吸収/減衰するレバー式粘弾性振動吸収装置であって、前記第1の構造体から前記第2の構造体側へ延伸すると共に、前記第2の所定方向にも沿って延伸して略板状となって前記第1の構造体に取付けられる第1の基板、及び前記第1の基板に配置されている第1の枢支部を有する第1の接続ブロックと、前記第2の構造体から前記第1の構造体側へ延伸すると共に、前記第2の所定方向にも沿って延伸して略板状となって前記第2の構造体に取付けられる第2の基板、及び前記第1の所定方向において前記第1の枢支部と間を空けて前記第2の基板に配置されている第2の枢支部を有する第2の接続ブロックと、前記第1の接続ブロック及び前記第2の接続ブロックに取付けられた少なくとも1つの振動吸収手段とを具え、前記振動吸収手段は、前記第1の構造体と前記第2の構造体との前記第2の所定方向における相対振動に応じて揺動することができるように、その中間部分が前記第1の接続ブロックが有する前記第1の枢支部及び前記第2の接続ブロックが有する前記第2の枢支部に同時に枢支されていると共に、前記中間部分から前記第1の基板体側へ更に延伸する第1の延伸部及び前記第2の基板側へ更に延伸する第2の延伸部を有するように構成された揺動レバーと、粘弾性に優れた材料により作成され、前記揺動レバーの前記第1の延伸部と前記第1の接続ブロックとの間に配置されている第1の振動吸収体と、粘弾性に優れた材料により作成され、前記揺動レバーの前記第2の延伸部と前記第2の接続ブロックとの間に配置されている第2の振動吸収体と、を具えていることを特徴とするレバー式粘弾性振動吸収装置を提供する。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の振動吸収体と前記第2の振動吸収体とのいずれか1つは、一面が前記揺動レバーに接着され、該一面の反対側にある他の一面が前記第1及び第2の接続ブロックにおける対応の1つに接着されるように構成されることができる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の振動吸収体と前記第2の振動吸収体とのいずれか1つと前記揺動レバーとの間に、回動可能に前記揺動レバーに枢支されている回動板が介在するように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の接続ブロックは、前記第1の基板の前記第1の構造体に臨む端縁から前記第1の基板と略直交するように突起し、前記第1の構造体に取付けられることができる接続板と、を更に有するように構成されており、前記回動板は、板状部と、該板状部の一面から突起する枢支突起とを有するように形成されていると共に、前記枢支突起で回動可能に前記揺動レバーに枢支されており、前記第1の振動吸収体は、一面が前記第1の接続ブロックの前記接続板に接着され、該一面の反対側にある他の一面が前記回動板の前記板状部の前記枢支突起が形成されている面の反対側の面に接着されるように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、複数の前記振動吸収手段を具え、各振動吸収手段がそれぞれ具えている前記揺動レバーが互いに略並行するように配置されるように構成されることが好ましい。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の構造体と前記第1の接続ブロックとにおける1つに固定されている固定板と、前記第1の構造体と前記第1の接続ブロックとにおける前記1つ以外の他の1つに、前記固定板に臨むように固定されている接続板とを更に備え、前記接続板は、少なくとも1つの挿通ボルトにより挿通されており、前記固定板に、前記挿通ボルトに対応して、前記挿通ボルトにより挿通されると共に、前記第2の所定方向と平行に延伸してその延伸方向に沿って前記挿通ボルトが移動することができる固定板長孔が形成されるように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の接続ブロックの前記第2の接続ブロックに臨む端部に、前記第2の接続ブロックに面しながら案内ボルトにより貫通される第1の当接板が形成されており、前記第2の接続ブロックの前記第1の接続ブロックに臨む端部に、前記第1の当接板に当接することができると共に前記案内ボルトにより貫通され、且つ、前記第2の所定方向と平行に延伸する案内孔を有する第2の当接板が形成されるように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の接続ブロックには、前記揺動レバーの前記第1の延伸部に当接して該揺動レバーの揺動可能範囲を制限することができるストッパが更に形成されるように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の基板及び前記第2の基板は、それぞれ正反対する側に向かう両面を有しており、前記第1の基板及び前記第2の基板の互いに正反対する側に向かう両面にそれぞれ少なくとも1つの前記振動吸収手段が取付けられるように構成されることが好ましい。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第1の基板に、前記第2の所定方向と平行に延伸する少なくとも1つの基板長孔が形成されており、また、前記第1の接続ブロックは、前記第1の基板に当接すると共に、前記基板長孔に対応して前記第2の所定方向と平行に延伸する少なくとも1つの摩擦板長孔が配置形成されている摩擦板と、前記摩擦板に当接するように配置されていると共に、前記第1の振動吸収体が接着されている可動板と、前記可動板を挿通して前記可動板に固定されていると共に、前記摩擦板長孔及び前記基板長孔を一斉に挿通する摩擦ボルトとを更に有するように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記摩擦板には、前記揺動レバーの前記第1の延伸部に当接して該揺動レバーの揺動に応じて該揺動レバーによって押し動かされることができるストッパが更に形成されているように構成されることもできる。
上記レバー式粘弾性振動吸収装置において、前記第2の基板は、前記第2の所定方向に沿って並ぶように前記第1の基板の隣に配置されており、前記第1の枢支部は、前記第1の基板から前記第2の基板側へ突出するように形成され、前記第2の枢支部は、前記第2の基板から前記第1の基板側へ突出するように形成されているように構成されることもできる。
上記構成によれば、本発明は第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向における相対振動に応じて揺動することができるように、第1の接続ブロック及び第2の接続ブロックに同時に枢支されている揺動レバーの両端それぞれと第1の接続ブロックまたは第2の接続ブロックとの間に、粘弾性に優れた材料により略板状に作成された振動吸収体を設置するので、風や地震等によって生じる振動に応じて揺動レバーが揺動すると、振動吸収体にせん断荷重が掛かり、振動吸収体はその優れた粘弾性で変形して第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向における相対振動のエネルギーを吸収/減衰することができると共に、揺動レバーが第1の接続ブロック及び第2の接続ブロックに同時に枢支される構成によって、揺動レバーの揺動可能範囲が制限されているので、振動吸収体が過大な変形量で破壊されることを防ぐこともできる。
本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態の構成が示される分解斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態の構成が示される側面図である。 図3におけるIV−IV線に沿って切った断面図である。 図3におけるV−V線に沿って切った断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態の構成が示される一部拡大斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態が作動する様子が示される側面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態が作動する様子が示される側面図である。 図8の作動状態に対応する一部拡大断面図である。 図9の作動状態に対応する一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態の構成が示される一部拡大斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第3の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第3の実施形態の構成が示される側面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第4の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第4の実施形態の構成が示される分解斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第5の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第5の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第6の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第6の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態の構成が示される分解斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態の構成が示される一部拡大分解斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第8の実施形態の構成が示される側面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態の構成が示される斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態の構成が示される分解斜視図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。 本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態の構成が示される一部拡大断面図である。
以下では各図面を参照しながら、本発明の各好ましい実施形態について詳しく説明する。
本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置は、建築物の下部構造(例えば基礎)と上部構造(例えば本体)の間に設置され、風や地震等によって生じる下部構造と上部構造との相対振動を吸収/減衰するものであるが、下部構造と上部構造に取付けられる部材は逆に配置することも可能なので、以下では下部構造と上部構造とを第1の構造体または第2の構造体として呼称する。即ち、第1の構造体が下部構造に該当する場合では第2の構造体が上部構造に該当し、そして第1の構造体が上部構造に該当する場合では、第2の構造体が下部構造に該当する。
図1〜図11に本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態が示されており、図1は全体の構成が示されている斜視図であり、図2は各部材の組み立て関係が示されている分解斜視図であり、図3はその側面図であり、図4は図3におけるIV−IV線に沿って切った断面図であり、図5は図3におけるV−V線に沿って切った断面図である。
図示のように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置は、第1の構造体と第2の構造体とが並ぶ第1の所定方向D1を横断する第2の所定方向D2における前記第1の構造体と前記第2の構造体との相対振動を吸収/減衰するレバー式粘弾性振動吸収装置であり、図1及び図2に示されているように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置は、主な構成として、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた少なくとも1つの振動吸収手段5とを具えてなるものであり、振動吸収手段5は、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に同時に枢支されている揺動レバー51と、揺動レバー51の両端と第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4において対応の1つとの間にそれぞれ介在している振動吸収体52とを有するように構成されている。
第1の接続ブロック3は、第1の構造体の一部である第1の固定フレーム1から第2の構造体の一部である第2の固定フレーム2側へ延伸すると共に、前記第2の所定方向D2にも沿って延伸して略板状となって第1の構造体に取付けられる第1の基板31と、第1の基板31に配置されている第1の枢支部32と、を有し、例えば金属材料を用いて構成されている。この実施形態において、第1の枢支部32は、第1の基板31の一面(揺動レバー51に臨む面)から突起する第1の枢支座321と、揺動レバー51に向って開口するように第1の枢支座321に形成されている第1の枢支孔322と、揺動レバー51を貫通して第1の枢支孔322にねじ込まれる第1の枢支ボルト323とによって構成されるが、揺動レバー51を回動可能に第1の基板31に枢支できる構成であれば、この実施形態と同じ構成を取る必要はない。例えば、枢支ボルトを使用せずに、揺動レバー51または第1の基板31にボルト状突起を設ける構成も考えられる。
一方、本発明において揺動レバー51と第1の基板31との「回動可能に枢支」とは、回転自在ではなく、強風や地震等強い力を受けない限り、揺動レバー51が第1の枢支部32によって固定に近い状態で第1の基板31に支持される構成を指している。
また、第1の固定フレーム1及び第2の固定フレーム2は、それぞれ第1、第2の構造体の第1の接続ブロック3または第2の接続ブロック4と接続する部分を指しており、ここでは実施の形態及び図面にあわせて固定フレームと呼称しているが、本発明の適用においては「フレーム」として構成される必要はなく、そして図示のように垂直方向において上下に並ぶ必要もない。図示のように、第1の固定フレーム1(第1の構造体)と第2の固定フレーム2(第2の構造体)とが垂直方向において上下に並び、即ち第1の所定方向D1が垂直方向に該当する場合では、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置は第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2とが並ぶ垂直方向を横断する第2の所定方向D2、即ち水平方向における第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2との相対振動を吸収/減衰するものとなり、一方、第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2とがそれぞれ垂直方向に沿って延伸し、水平方向において互いに向き合うように並ぶ場合では、第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2とが並ぶ水平方向を横断する第2の所定方向D2は垂直方向となり、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置はこの垂直方向における第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2との相対振動を吸収/減衰するものとなる。
第2の接続ブロック4は、第1の接続ブロック3と対称な構成で第2の構造体側に設置されるものである。即ち、第2の構造体の一部である第2の固定フレーム2から第1の構造体の一部である第1の固定フレーム1側へ延伸すると共に、第2の所定方向D2にも沿って延伸して略板状となって前記第2の構造体に取付けられる第2の基板41と、第1の所定方向D1において第1の枢支部32と間を空けて第2の基板41に配置されている第2の枢支部42と、を有し、そして第2の枢支部42も同じく第2の基板41の一面(揺動レバー51に臨む面)から突起する第2の枢支座421と、揺動レバー51に向って開口するように第2の枢支座421に形成されている第2の枢支孔422と、揺動レバー51を貫通して第2の枢支孔422にねじ込まれる第2の枢支ボルト423とによって構成されている。
振動吸収手段5は、上記のように、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に同時に枢支されている揺動レバー51と、揺動レバー51の両端と第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4において対応する1つとの間にそれぞれ介在している2つの振動吸収体52とを有するように構成されている。
揺動レバー51は、図3に示されているように、第1の固定フレーム1と第2の固定フレーム2との第2の所定方向D2(この実施形態では水平方向)における相対振動に応じて揺動することができるように、その中間部分510が第1の接続ブロック3が有する第1の枢支部32及び第2の接続ブロック4が有する第2の枢支部42に同時に枢支されていると共に、中間部分510から第1の基板3側へ更に延伸する第1の延伸部512及び第2の基板4側へ更に延伸する第2の延伸部513を有するように、略棒状に形成されている。また、揺動レバー51の中間部分510には第1の枢支ボルト323及び第2の枢支ボルト423によってそれぞれ貫通される2つの貫通孔511が形成されている。
2つの振動吸収体52については、取りつけられる箇所が異なる以外、いずれも例えばゴムやシリコーン樹脂などの粘弾性に優れた材料により略板状に作成されているが、以下では揺動レバー51の第1の延伸部512と第1の接続ブロック3との間に配置されているものを第1の振動吸収体521と呼称し、第2の延伸部513と第2の接続ブロック4との間に配置されているものを第2の振動吸収体522と呼称する。なお、第1の振動吸収体521と第2の振動吸収体522の総称として振動吸収体52も使われている。
この実施形態において、第1の振動吸収体521と第2の振動吸収体522は、いずれも一面が揺動レバー51の第1の延伸部512及び第2の延伸部513において対応する1つに接着され、該一面の反対側にある他の一面が対応の第1の接続ブロック3の第1の基板31及び第2の接続ブロックの第2の基板41において対応の1つに接着されている。
また、図3に示されているように、この第1の実施形態では、第1の基板31及び第2の基板41のそれぞれ正反対する側に向かう両面に、それぞれ複数且つ同じ数(4つ)の振動吸収手段5が対称するように取り付けられている。
図4に示されているように、1つの振動吸収手段5は、揺動レバー51の中間部分510に空けられている2つの貫通孔511がそれぞれ第1の枢支ボルト323及び第2の枢支ボルト423によって第1の枢支部32の第1の枢支座321に形成されている第1の枢支孔322と、第2の枢支部42の第2の枢支座421に形成されている第2の枢支孔422とにねじ込まれて枢支されていると共に、揺動レバー51の両端部、即ち第1の延伸部512及び第2の延伸部513それぞれと第1の接続ブロック3の第1の基板31と第2の接続ブロックの第2の基板41との間に、第1の振動吸収体521及び第2の振動吸収体522における対応の1つが接着されている。
図3及び図5に示されているように、各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51は互いに略並行するように配置されていると共に、各揺動レバー51の第1の延伸部512と第1の基板31との間に接着されている第1の振動吸収体521は、横一列に並べられている。ちなみに、図5では第1の延伸部512と第1の基板31との間に接着されている第1の振動吸収体521が示されているが、反対側にある第2の延伸部513と第2の基板41との間に接着されている第2の振動吸収体522の状態も同じようになっている。
更に、この実施形態においては、図4及び図5に示されているように、2つの振動吸収体52はいずれも一面が揺動レバー51の第1の延伸部512及び第2の延伸部513において対応の1つに接着され、該一面の反対側にある他の一面が対応の第1の接続ブロック3の第1の基板31及び第2の接続ブロックの第2の基板41において対応の1つに接着されるようになっているが、その変化例(図示せず)として、揺動レバー51の第1/第2の延伸部512、513と振動吸収体52との間に、回動可能に揺動レバー51に枢支される回動板を設置する構成を採用することも可能である。
また、図6は第1の接続ブロック3と第1の固定フレーム1とが接続する構成が示される一部拡大斜視図であり、図7はその断面図である。
図6及び図7に示されているように、第1の接続ブロック3の第1の基板31の第1の固定フレーム1に臨む端部に第1の基板31と直交する接続板33が形成されており、第1の固定フレーム1は接続板33と平行し且つ接続板33に臨む固定板11が形成されている。更に、接続板33と固定板11との間に、摩擦板61が介在している。
接続板33は、挿通ボルト621により挿通されており、固定板11には、該挿通ボルト621に対応して、挿通ボルト621により挿通されると共に、第2の所定方向D2(この実施形態では水平方向)と平行に延伸してその延伸方向に沿って挿通ボルト621が移動することができる固定板長孔111が形成されている。
図8及び図9は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第1の実施形態が作動する様子が示される側面図であり、図10は図8に示される作動状態において第1の接続ブロック3と第1の固定フレーム1とが接続する構成を拡大して示す一部拡大断面図であり、図11は図9の作動状態に対応する一部拡大断面図である。
図8及び図9に示されるように、上記構成により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置は強風や地震の発生によって引き起こされる第2の所定方向D2(水平方向)における第1の構造体と第2の構造体との相対振動に応じて、揺動レバー51が揺動して各振動吸収体52を捻らせることにより、振動吸収体52がその粘弾性で変形して第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向D2における相対振動のエネルギーを吸収/減衰することができる。また、図8〜図11に示されるように、第2の所定方向D2(水平方向)における第1の構造体と第2の構造体との相対振動に応じて、第1の接続ブロック3及び第1の構造体(第1の固定フレーム1)が互いにずれることができる遊びを、固定板11に形成される固定板長孔111及び接続板33に固定されていると共に固定板長孔111を挿通する挿通ボルト621を具えた構成で提供することができるので、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4との相対移動量を抑えて振動吸収体52が過大な変形量によって破壊されることを防ぐこともできる。
図12は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態の構成が示される斜視図であり、図13及び図14はこの第2の実施形態の構成が示される一部拡大斜視図である。
図12〜図14に示されているように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態は、第1の実施形態に類似する構成になっているので、以下ではその相違点のみを詳しく説明する。
図示のように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第2の実施形態は、第1の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えてなるもので、振動吸収手段5が有する揺動レバー51が第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に同時に枢支されていると共に、揺動レバー51の両端と第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4において対応の1つとの間にそれぞれ振動吸収体52が介在している。
第2の実施形態では、第1の接続ブロック3の第2の接続ブロック4に臨む端部に、第1の当接板71が形成されており、そして第2の接続ブロック4の第1の接続ブロック3に臨む端部に、第2の当接板72が第1の当接板71に当接するように形成されている。更に、第1の当接板71には、案内孔711が第2の所定方向D2と平行に延伸する長孔として形成され、案内ボルト73は案内孔711を挿通してから第2の当接板72に形成される通孔721を経由して第2の当接板72をも貫通し、且つ第2の当接板72に固定されている。
第2の当接板72に固定されている案内ボルト73が第2の当接板72に固定されると共に、第1の当接板71に形成されている案内孔711に沿って移動することができるようになっているこの構成により、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4との相対移動が案内孔711と案内ボルト73とによって第2の所定方向D2のみに限定されるので、揺動レバー51と2つの振動吸収体52とからなる振動吸収手段5が予期せぬ作動で破壊されることを防止し、レバー式粘弾性振動吸収装置全体の強度を高めることができる。
特筆すべきなのは、第2の所定方向D2と平行に延伸する長孔として形成される案内孔は、第1の当接板71に形成される必要はなく、案内孔を第2の当接板72に形成する上、案内ボルト73をこれに対応して第1の当接板71に固定しても全く同じ効果を発揮することができる。
ちなみに、図示のように、この実施形態では第1の接続ブロック3が有する第1の基板31の第2の所定方向D2における両端にそれぞれ第1の基板31と直交する側面板34を形成した上、2つの側面板34のそれぞれ第2の接続ブロック4に臨む端部に、第1の基板31及び側面板34の両方とも直交する第1の当接板71を形成し、そして第2の接続ブロック4側についても、第2の接続ブロック4が有する第2の基板41の第2の所定方向D2における両端にそれぞれ第2の基板41と直交する側面板44を形成した上、2つの側面板44のそれぞれ第1の接続ブロック3に臨む端部に、第2の基板41及び側面板44の両方とも直交する第2の当接板72を形成しているので、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4、そしてレバー式粘弾性振動吸収装置全体の構造的強度を更に高めることができる。
図15は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第3の実施形態の構成が示される斜視図であり、図16はその側面図である。
図15及び図16に示されているように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第3の実施形態は、第1の実施形態に類似する構成になっているので、以下ではその相違点のみを詳しく説明する。
図示のように、この第3の実施形態は、第1や第2の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えてなるもので、振動吸収手段5が有する揺動レバー51が第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に同時に枢支されていると共に、揺動レバー51の両端と第1または第2の接続ブロック3、4との間にそれぞれ振動吸収体52が介在している。
第3の実施形態では、第1の接続ブロック3が有する第1の基板31の各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51に臨む一面に、第2の所定方向D2における両端側にそれぞれ配置される振動吸収手段5が有する揺動レバー51の第1の延伸部512に当接することができるストッパ74を更に形成し、ストッパ74が対応の揺動レバー51の第1の延伸部512に当接して該揺動レバー51の更なる揺動を阻止することによって、該揺動レバー51の揺動可能範囲を制限する。
そして第2の接続ブロック4側にもこれに対応して、第2の接続ブロック4が有する第2の基板41の各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51に臨む一面に、第2の所定方向D2における両端側にそれぞれ配置される振動吸収手段5が有する揺動レバー51の第2の延伸部513に当接することができるストッパ75を更に形成し、ストッパ75が対応の揺動レバー51の第2の延伸部513に当接して該揺動レバー51の更なる揺動を阻止することによって、該揺動レバー51の揺動可能範囲を制限する。
この構成により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第3の実施形態は、振動吸収手段5が有する揺動レバー51の揺動可能範囲が第1、第2の接続ブロック3、4にそれぞれ配置されているストッパ74、75によって直接に制限されているので、揺動レバー51の第1、第2の延伸部512、513にそれぞれ接着されている振動吸収体52が過大な変形量によって破壊されることを防ぐこともできる。
図17は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第4の実施形態の構成が示される斜視図であり、図18はその分解斜視図である。
図示のように、この第4の実施形態は、第1の実施形態とほぼ同様であるが、第1の実施形態において第1の接続ブロック3の接続板33と第1の固定フレーム1の固定板11との間に介在する摩擦板と、接続板33の固定板11に対する可動構造が省略されている。
この第4の実施形態は、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置において、第1の実施形態にある構成を必ずしも全て具える必要がなく、例えば第1の接続ブロック3の接続板33と第1の固定フレーム1の固定板11との間に介在する摩擦板や、接続板33の固定板11に対する可動構造を省略することが可能であることを示すものである。
図19は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第5の実施形態の構成が示される斜視図であり、図20はこの第5の実施形態において揺動レバー51の延伸方向に沿った断面の両端部が示されている一部拡大断面図である。
図19及び図20に示されているように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第5の実施形態は第2の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えてなるもので、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4は互いに当接するようになっている。
第5の実施形態では、第1の接続ブロック3は、第1の基板31の第1の構造体に臨む端縁から第1の基板31と略直交するように突起し、第1の構造体に取付けられることができる接続板33を有しており、振動吸収手段5は、揺動レバー51の第1の延伸部512と第1の振動吸収体521との間に介在している回動板53を更に有している。回動板53は、板状部531と、該板状部531の一面から突起する枢支突起532とを有するように形成されていると共に、枢支突起532で回動可能に揺動レバー51の第1の延伸部512に枢支されている。また、この実施形態における第1の振動吸収体521は、一面が第1の接続ブロック3の接続板33に接着され、該一面の反対側にある他の一面が回動板53の板状部531の枢支突起532が形成されている面の反対側の面に接着されている。
ここで、図20に示されているように、枢支突起532を揺動レバー51の第1の延伸部512に枢支するため、枢支突起532及び第1の延伸部512を同時に貫通する枢支軸54が使用されているが、第1の延伸部512の枢支軸54により貫通される孔514は、揺動レバー51の延伸方向に沿って延伸する長孔に形成されている。
更に、この実施形態において、4つの振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51の第1の延伸部512は、同一の回動板53に枢支されており、そして該回動板53には、各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51に対応して、4つの枢支突起532を有するように形成されている。また、4つの振動吸収手段5が有する第1の振動吸収体521も、回動板53と接続板33との間に接着されている一枚の第1の振動吸収体521を共有するようになっている。
更にまた、この第5の実施形態では、第2の接続ブロック4側においても、同様で対称する構成になっている。
この構成により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第5の実施形態では、揺動レバー51と振動吸収体52との間に、回動可能に揺動レバー51に枢支される回動板53が介在しているので、第1の構造体と第2の構造体とが第2の所定方向D2において相対振動する際、揺動レバー51の揺動に応じて変形する振動吸収体52は捻り変形ではなく、回動板53の板状部531と接続板33とが向かい合う厚さ方向において第2の所定方向D2の方向に曲がって変形して振動エネルギーを吸収/減衰するようになっている。
図21は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第6の実施形態の構成が示される斜視図であり、図22はこの第6の実施形態において揺動レバー51の延伸方向に沿った断面の両端部が示されている一部拡大断面図である。
図21及び図22に示されているように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第6の実施形態は第2の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えてなるもので、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4は互いに当接するようになっている。
更に、第5の実施形態に類似し、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4の同一の面に取り付けられている4つの振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51の第1の延伸部512は、同一の中間板35に枢支されており、そして該中間板35と第1の基板31との間に一枚の第1の振動吸収体521が接着されている。
この構成により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第6の実施形態は、第2の実施形態と第5の実施形態(の一部)の構成を兼ね備え、中間板35と第1の基板31とが向かい合う厚さ方向において第2の所定方向D2の方向に曲がって変形して振動エネルギーを吸収/減衰するようになっている。
図23〜図27に本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態が示されている。図23はその外部の構成が示される斜視図であり、図24はその分解斜視図であり、図25はその一部拡大分解斜視図であり、図26及び図27はその一部拡大断面図である。
図示のように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態は第1の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えているが、各振動吸収手段5それぞれが有する振動吸収体52と第1、第2の接続ブロック3、4との接続関係が第1の実施形態と異なるようになっており、以下ではこの相違点について詳しく説明する。
この第7の実施形態において、第1の接続ブロック3は、第1の基板31の両面にそれぞれ該面に取りつけられる各振動吸収手段5それぞれの有する振動吸収体52が接着されている可動板63と、可動板63と第1の基板31との間に挟まれている摩擦板61と、可動板63を挿通して可動板63に固定されていると共に、前記摩擦板長孔612及び基板長孔313を一斉に挿通する複数(3本)の摩擦ボルト62とを更に具えている。即ち、第1の接続ブロック3は1枚の第1の基板31と、2枚の摩擦板61と、2枚の可動板63とを具えている上、3本の摩擦ボルト62はそれぞれこれら1枚の第1の基板31と2枚の摩擦板61と2枚の可動板63とを一斉に挿通する構成になっている。
更に、第1の基板31に、第2の所定方向D2と平行に延伸する3つの基板長孔313が各摩擦ボルト62に対応して対応の摩擦ボルト62により挿通されることができるように形成されており、そして2枚の摩擦板61にもそれぞれ第2の所定方向D2と平行に延伸する3つの摩擦板長孔612が各摩擦ボルト62に対応して対応の摩擦ボルト62により挿通されることができるように形成されている。ちなみに、各摩擦ボルト62は可動板63に固定されているので、可動板63に形成されて各摩擦ボルト62によりそれぞれ挿通されるボルト保持孔631は、ちょうど摩擦ボルト62によりそれぞれ挿通されることができる寸法に形成されている。
図26及び図27に示されているように、この構成により、固定されている可動板63は、摩擦ボルト62が第1の基板31に形成されている基板長孔313及び摩擦板61に形成されている摩擦板長孔612内で移動できる範囲内で、第2の所定方向D2に沿って移動できるようになっており、そして各振動吸収手段5それぞれの有する振動吸収体52が可動板63に接着されているので、第2の所定方向D2(水平方向)おける第1の構造体と第2の構造体との相対振動に応じて、揺動レバー51が揺動すると、可動板63が第2の所定方向D2に沿って移動して摩擦ボルト62が第1の基板31に形成されている基板長孔313及び摩擦板61に形成されている摩擦板長孔612の端部に当接する限界位置に到達してから、揺動レバー51と可動板63との間に接着される振動吸収体52を変形させて第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向D2における相対振動のエネルギーを吸収/減衰するので、揺動レバー51と可動板63との相対移動量を抑えて振動吸収体52が過大な変形量によって破壊されることを防ぐこともできる。
図28は本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第8の実施形態の構成が示される側面図である。
図示のように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第8の実施形態は、第7の実施形態に類似する構成になっている上、第3の実施形態において揺動レバー51の揺動可能範囲を制限するストッパ74、75が可動板63に形成されている。
この構成により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第8の実施形態は、揺動レバー51が揺動すると、揺動レバー51の両端にある第1、第2の延伸部512、513がそれぞれストッパ74、75に当接して可動板63を押し動かすことができるので、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4との相対移動量を確実に抑えることができるので、振動吸収体52が過大な変形量によって破壊されることを防ぐことができる。
図29〜図32に本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態示されている。図29はこの第9の実施形態の構成が示される斜視図であり、図30はその分解斜視図であり、図31及び図32はその一部拡大断面図である。
図示のように、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第9の実施形態は、第1の実施形態と同じく、第1の接続ブロック3と、第2の接続ブロック4と、第1の接続ブロック3及び第2の接続ブロック4に取付けられた複数の振動吸収手段5とを具えているが、第1の接続ブロック3と第2の接続ブロック4との位置関係と、各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51が配置される方向が異なっている。
即ち、この第9の実施形態では、第1の接続ブロック3が有する第1の基板31が第1の構造体から第2の構造体側へ延伸し、第2の接続ブロック4が有する第2の基板41が第2の構造体から第1の構造体側へ延伸するが、第2の基板41は、第2の所定方向D2に沿って並ぶように第1の基板31の隣に配置されている。
更に、この実施形態において、第1の基板31に配置されている第1の枢支部32が有する第1の枢支座321は、第1の基板31の揺動レバー51に臨む面から突起すると共に、第2の基板41に向って延伸するように突出し、突出する先端に円弧面324が形成されている。また、第1の枢支ボルト323により貫通される第1の枢支孔322は、第1の枢支部32の第2の基板41に向って延伸するように突出する端部に形成されている。また、第2の基板41に配置されている第2の枢支部42が有する第2の枢支座421も上記第1の枢支座321のこの構成に対応し、第2の基板41の揺動レバー51に臨む面から突起すると共に、第1の基板31に向って延伸するように突出し、突出する先端に円弧面424が形成され、且つ、第2の枢支ボルト423により貫通される第2の枢支孔422は、第2の枢支部42の第1の基板31に向って延伸するように突出する端部に形成されている。
更にまた、上記各実施形態のいずれとも異なり、この第9の実施形態における各振動吸収手段5がそれぞれ有する揺動レバー51は、第2の所定方向D2、即ち本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置が吸収/減衰する第1の構造体と第2の構造体との相対振動の方向と略一致する方向に沿って延伸するように配置されているが、各振動吸収手段5がそれぞれ有する第1の振動吸収体521及び第2の振動吸収体522については、図23〜図27に示される本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の第7の実施形態に類似する構成になっている。詳しく説明すると、この実施形態において、第1の接続ブロック3は、各振動吸収手段5それぞれの有する振動吸収体52が接着されている可動板63と、可動板63と第1の基板31との間に挟まれている摩擦板61と、可動板63と摩擦板61と第1の基板31とを一斉に挿通する複数の摩擦ボルト62とを備えている。ただし、第7の実施形態と異なり、この実施形態では第1の基板31にのみ第1の所定方向D1に沿って延伸する基板長孔314が形成され、第7の実施形態にある摩擦板長孔に該当する構成を有さず、各摩擦ボルト62は可動板63及び摩擦板61に固定されていると共に第1の基板31に形成される対応の基板長孔314に挿し込まれ、可動板63及び摩擦板61は基板長孔314により定められた可動範囲内で、第1の所定方向D1に沿って第1の基板31に対して移動することができるようになっている。
なお、図示のように、この実施形態では第1の枢支ブロック3は互いに平行するように配置されている第1の基板31を2つ有し、各第1の基板31の互いに向かい合う面の反対側にある面に複数の振動吸収手段5が取り付けられているが、これは第1の基板31とされる1つの板体を互いに平行する2つの板体に変更することも可能であることが示されている。
この第9の実施形態により、本発明のレバー式粘弾性振動吸収装置の上記各実施形態がそれぞれ有する特徴は互いに排他的ではなく、本発明の特許請求の範囲内で様々な変化を加えたり、また組み合わせたりすることができることが例示されている。
上記構成によれば、本発明には第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向における相対振動に応じて揺動することができるように、第1の接続ブロック及び第2の接続ブロックに同時に枢支されている揺動レバーの両端それぞれと第1の接続ブロックまたは第2の接続ブロックとの間に、粘弾性に優れた材料により略板状に作成された振動吸収体を設置するので、風や地震等によって生じる振動に応じて揺動レバーが揺動すると、振動吸収体にせん断荷重が掛かり、振動吸収体はその優れた粘弾性で変形して第1の構造体と第2の構造体との第2の所定方向における相対振動のエネルギーを吸収/減衰することができると共に、揺動レバーが第1の接続ブロック及び第2の接続ブロックに同時に枢支される構成によって、揺動レバーの揺動可能範囲が制限されているので、振動吸収体が過大な変形量で破壊されることを防ぐこともできる。
従って、本発明は接続される下部構造と上部構造を有する様々な建造物に適用することができ、特に耐震構造が重視される高層建築物の地震や風圧対策としてに適用されることが望ましい。
1 第1の固定フレーム
11 固定板
111 固定板長孔
2 第2の固定フレーム
3 第1の接続ブロック
31 第1の基板
313 基板長孔
314 基板長孔
32 第1の枢支部
321 第1の枢支座
322 第1の枢支孔
323 第1の枢支ボルト
33 接続板
34 側面板
35 中間板
4 第2の接続ブロック
41 第2の基板
42 第2の枢支部
421 第2の枢支座
422 第2の枢支孔
423 第2枢支ボルト
44 側面板
5 振動吸収手段
51 揺動レバー
510 中間部分
511 貫通孔
512 第1の延伸部
513 第2の延伸部
514 孔
52 振動吸収体
521 第1の振動吸収体
522 第2の振動吸収体
53 回動板
531 板状部
532 枢支突起
54 枢支軸
61 摩擦板
612 摩擦板長孔
62 摩擦ボルト
621 挿通ボルト
63 可動板
631 ボルト保持孔
71 第1の当接板
711 案内孔
72 第2の当接板
73 案内ボルト
74 ストッパ
75 ストッパ

Claims (9)

  1. 第1の構造体と第2の構造体との間に配置され、前記第1の構造体と第2の構造体とが並ぶ第1の所定方向を横断する第2の所定方向における前記第1の構造体と前記第2の構造体との相対振動を吸収/減衰するレバー式粘弾性振動吸収装置であって、
    前記第1の構造体から前記第2の構造体側へ延伸すると共に、前記第2の所定方向にも沿って延伸して略板状となって前記第1の構造体に取付けられる第1の基板、及び前記第1の基板に配置されている第1の枢支部を有する第1の接続ブロックと、
    前記第2の構造体から前記第1の構造体側へ延伸すると共に、前記第2の所定方向にも沿って延伸して略板状となって前記第2の構造体に取付けられる第2の基板、及び前記第1の所定方向において前記第1の枢支部と間を空けて前記第2の基板に配置されている第2の枢支部を有する第2の接続ブロックと、
    前記第1の接続ブロック及び前記第2の接続ブロックに取付けられた少なくとも1つの振動吸収手段とを具え、
    前記振動吸収手段は、
    前記第1の構造体と前記第2の構造体との前記第2の所定方向における相対振動に応じて揺動することができるように、その中間部分が前記第1の接続ブロックが有する前記第1の枢支部及び前記第2の接続ブロックが有する前記第2の枢支部に同時に枢支されていると共に、前記中間部分から前記第1の基板側へ更に延伸する第1の延伸部及び
    前記第2の基板側へ更に延伸する第2の延伸部を有するように構成された揺動レバーと、
    粘弾性に優れた材料により作成され、前記揺動レバーの前記第1の延伸部と前記第1の接続ブロックとの間に配置されている第1の振動吸収体と、
    粘弾性に優れた材料により作成され、前記揺動レバーの前記第2の延伸部と前記第2の接続ブロックとの間に配置されている第2の振動吸収体と、
    を具えており、
    前記第1の振動吸収体と前記第2の振動吸収体とのいずれか1つと前記揺動レバーとの間に、回動可能に前記揺動レバーに枢支されている回動板が介在しており、
    前記第1の接続ブロックの前記第2の接続ブロックに臨む端部に、前記第2の接続ブロックに面しながら案内ボルトにより貫通される第1の当接板が形成されており、
    前記第2の接続ブロックの前記第1の接続ブロックに臨む端部に、前記第1の当接板に当接することができると共に前記案内ボルトにより貫通され、且つ、前記第2の所定方向と平行に延伸する案内孔を有する第2の当接板が形成されていることを特徴とするレバー式粘弾性振動吸収装置。
  2. 前記第1の接続ブロックは、前記第1の基板の前記第1の構造体に臨む端縁から前記第1の基板と略直交するように突起し、前記第1の構造体に取付けられることができる接続板と、を更に有するように構成されており、
    前記回動板は、板状部と、該板状部の一面から突起する枢支突起とを有するように形成されていると共に、前記枢支突起で回動可能に前記揺動レバーに枢支されており、
    前記第1の振動吸収体は、一面が前記第1の接続ブロックの前記接続板に接着され、該一面の反対側にある他の一面が前記回動板の前記板状部の前記枢支突起が形成されている面の反対側の面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  3. 複数の前記振動吸収手段を具え、各振動吸収手段がそれぞれ具えている前記揺動レバーが互いに略並行するように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  4. 前記第1の構造体と前記第1の接続ブロックとにおける1つに固定されている固定板と、
    前記第1の構造体と前記第1の接続ブロックとにおける前記1つ以外の他の1つに、前記固定板に臨むように固定されている接続板とを更に備え、
    前記接続板は、少なくとも1つの挿通ボルトにより挿通されており、
    前記固定板に、前記挿通ボルトに対応して、前記挿通ボルトにより挿通されると共に、前記第2の所定方向と平行に延伸してその延伸方向に沿って前記挿通ボルトが移動することができる固定板長孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  5. 前記第1の接続ブロックには、前記揺動レバーの前記第1の延伸部に当接して該揺動レバーの揺動可能範囲を制限することができるストッパが更に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  6. 前記第1の基板及び前記第2の基板は、それぞれ正反対を向いた両面を有しており、
    前記第1の基板及び前記第2の基板の互いに正反対を向いた両面にそれぞれ少なくとも1つの前記振動吸収手段が取付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  7. 前記第1の基板に、前記第2の所定方向と平行に延伸する少なくとも1つの基板長孔が形成されており、
    また、前記第1の接続ブロックは、
    前記第1の基板に当接すると共に、前記基板長孔に対応して前記第2の所定方向と平行に延伸する少なくとも1つの摩擦板長孔が配置形成されている摩擦板と、
    前記摩擦板に当接するように配置されていると共に、前記第1の振動吸収体が接着されている可動板と、
    前記可動板を挿通して前記可動板に固定されていると共に、前記摩擦板長孔及び前記基板長孔を一斉に挿通する摩擦ボルトとを更に有するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  8. 前記摩擦板には、前記揺動レバーの前記第1の延伸部に当接して該揺動レバーの揺動に応じて該揺動レバーによって押し動かされることができるストッパが更に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
  9. 前記第2の基板は、前記第2の所定方向に沿って並ぶように前記第1の基板の隣に配置されており、
    前記第1の枢支部は、前記第1の基板から前記第2の基板側へ突出するように形成され、前記第2の枢支部は、前記第2の基板から前記第1の基板側へ突出するように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のレバー式粘弾性振動吸収装置。
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