JP5963522B2 - 部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、金型内に気体の注入を伴うガスアシスト射出成形によって製造するフレネルレンズを有する部品の製造方法に関する。
近年、樹脂の射出成形品に求められる精度や機能が高まるにつれて、それに応えるために、様々な射出成形方法が開発されており、ガスアシスト射出成形方法が注目されている。このガスアシスト成形方法において、樹脂の射出成形中に金型内に気体を注入し、気体を樹脂に作用させることで樹脂の粘度を低下させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
この方法では、まず、金型のキャビティを二酸化炭素などのガスで満たしてからキャビティに樹脂を充填する。これにより、ガスは流動樹脂のフローフロントで吸収され、あるいは金型と樹脂の界面に入り込み、樹脂表面層に溶解する。樹脂に溶解したガスは可塑剤として作用し、樹脂の溶融粘度を下げ、特に樹脂表面の固化温度を選択的に低下させる。これらにより、薄い樹脂表面層だけ固化温度が下がり、固化温度を金型表面温度以下とすることで、樹脂充填工程中に樹脂に固化が生じるのを抑制している。このような手法により、成形品の金型表面転写性の向上が図られている。
ところで、ガスアシスト成形の成形対象とするフレネルレンズはレンズ面を切り出して同心円状に平面に並べた輪帯構造をしており、プリズムの集合体としてとらえることができる。一般的に、レンズにパワーをもたせる(焦点距離を短くする)と、曲率が増大しレンズが厚くなるが、フレネルレンズ化することによって、平板でありながら集光機能を持たすことができるため、コンパクト化、高集積化することが可能になる。このフレネルレンズは、例えば背面投影型のスクリーンや、オーバヘッドプロジェクタのコンデンサーレンズ、カメラのファインダの中にあるフォーカシングスクリーンなどに適用されている。
一般的なフレネルレンズは、レンズ面が球面で、輪帯の高さは中心輪帯から外周輪帯にかけて徐々に高くなっており、輪帯のピッチは内周から外周まで数十μm程度で一定である。
特開平11−245257号公報
しかしながら、外形形状が多角形のフレネルレンズをガスアシスト射出成形により製造すると、全ての輪帯を一様に形成するのが困難であり、円弧状の輪帯に沿った筋状の外観不良が発生する箇所が存在していた。
外形形状の内部に収まっている内周部の輪帯は360°の円形状になっているのに対して、外周部では外形形状に倣って輪帯が分割されている。射出成形用の金型の鏡面駒において、円形状の輪帯に対応する箇所では、隣接する2つの輪帯形成面の間に、開放部のない円周溝が形成されているのに対して、円弧状の輪帯に対応する箇所では、端部で途切れた円弧溝になっている。
ガスアシスト成形では、射出された樹脂にキャビティ内に充満したガスが溶融するが、円周溝ではガスの逃げる箇所がなく、ガスの溶融が促進される。これに対して、円弧溝では樹脂の流入にともなって円弧端部の溝の切れ目からガスが押し出されるように排出されるためにガスの溶融が阻害される。この成形性の差異によって内側と外側の輪帯間に形状差異が生じる。フレネルレンズの外観不良は、外周輪帯に向かうに連れて溶融樹脂の温度が低下して粘度が高くなるため、外形の角部、具体的には、ゲートから最も遠い頂点に隣接する2辺に両端が接する円弧状の輪帯に現れる。
そこで、本発明は、良好な外観のフレネルレンズを有する部品を製造することを目的とするものである。
本発明は、多角形状の表面形成面に、同心円状に配列された複数の円形状の輪帯形成面と前記複数の円形状の輪帯形成面の外側に複数の円弧状の輪帯形成面とが形成された鏡面駒と、前記鏡面駒を囲う金型本体とによりキャビティを形成し、前記キャビティの側壁面に連通するゲートを通じて前記キャビティに溶融樹脂を射出すると共に、前記キャビティに気体を注入するガスアシスト射出成形によって、前記表面形成面の形状を樹脂の表面に転写し、複数の輪帯面を有するフレネルレンズを有する部品を製造する部品の製造方法において、前記表面形成面において前記ゲートから最も遠い頂点に隣接する2辺に両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、前記ゲートに最も近い円弧状の輪帯形成面の位置を基準位置として、前記溶融樹脂が前記基準位置に到達するまでは、第1の速度で前記ゲートから前記キャビティに前記溶融樹脂を射出前記溶融樹脂が前記基準位置に到達した後は、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記ゲートから前記キャビティに前記溶融樹脂を射出することを特徴とする。
本発明によれば、射出した溶融樹脂が、ゲートから最も遠い頂点に隣接する2辺に両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、ゲートに最も近い円弧状の輪帯形成面の位置に達した後に、射出速度が第1の速度から第2の速度に減速される。これにより、溶融樹脂が円弧溝に達する前に、気体が溶融樹脂に十分に溶解する。したがって、溶融樹脂の粘度を効果的に低下させることができ、良好な外観のフレネルレンズを有する部品を製造することができる。
本発明の実施形態に係る射出成形装置の要部の概略構成を示す説明図であり、(a)は射出成形装置の要部の縦断面図、(b)は射出成形装置の要部の横断面図、(c)はキャビティに溶融樹脂を射出している状態を示す図である。 鏡面駒の説明図であり、(a)は鏡面駒の平面図、(b)は鏡面駒のA−A断面図である。 フレネルレンズの説明図であり、(a)はフレネルレンズの平面図、(b)はフレネルレンズのB−B断面図である。 鏡面駒の表面形成面の模式図である。 フレネルレンズの製造工程を示す説明図であり、(a)は溶融樹脂の射出前の状態を示す図、(b)は溶融樹脂を第1の速度で射出している状態を示す図、(c)は溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図である。 溶融樹脂をキャビティに充填しているときの鏡面駒の表面形成面の模式図であり、(a)は表面形成面の平面図、(b)は表面形成面の断面図である。 鏡面駒の他の実施形態を示す平面図であり、(a)は鏡面駒の表面形成面が長方形の場合、(b)は鏡面駒の表面形成面が五角形の場合を示している。 実施例1で成形対象となるフォーカシングスクリーンを示す図であり、(a)はフォーカシングスクリーンの平面図、(b)はフォーカシングスクリーンの正面図である。 実施例1において用いた金型可動側キャビティの模式図である。 実施例1におけるフォーカシングスクリーンの製造工程を示す説明図である。(a)は溶融樹脂の射出前の状態を示す図、(b)は溶融樹脂を第1の速度で射出している状態を示す図、(c)は溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図、(d)は溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図である。 実施例2で成形対象となるフォーカシングスクリーンを示す図であり、(a)はフォーカシングスクリーンの平面図、(b)はフォーカシングスクリーンの正面図である。 実施例2において用いた金型可動側キャビティの模式図である。 実施例2におけるフォーカシングスクリーンの製造工程を示す説明図である。(a)は溶融樹脂の射出前の状態を示す図、(b)は溶融樹脂を第1の速度で射出している状態を示す図、(c)は溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図、(d)は溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る射出成形装置の要部の概略構成を示す説明図である。図1(a)は、射出成形装置の要部の縦断面図、図1(b)は、射出成形装置の要部の横断面図である。図1(c)は、キャビティに溶融樹脂を射出している状態を示す図である。
本実施形態の射出成形装置100は、ガスアシスト射出成形によりフレネルレンズを製造するものである。フレネルレンズはレンズ面を切り出して同心円状に平面に並べた輪帯構造をしており、平板状でありながらレンズパワーを持っている。プラスチック成形加工の対象となるフレネルレンズの輪帯は一般的に数十〜数百μmの等ピッチで形成される。
射出成形装置100は、図1(a)に示すように、金型200と、可塑化ユニット300とを備えている。可塑化ユニット300は、溶融樹脂となる樹脂原材料を加熱混練して可塑化するスクリュ302及びスクリュ302を収容するシリンダ301を有している。金型200は、ガスアシスト成形用に配管11にてガス供給装置12に接続されている。
金型200は、金型本体となる固定側ダイセット21及び可動側ダイセット22と、鏡面駒23とを有している。固定側ダイセット21には、固定側取付板24が取り付けられている。可動側ダイセット22には、可動側取付板25が取り付けられている。
可動側ダイセット22には、略直方体形状の凹部221が形成されており、凹部221に鏡面駒23が収容されている。また、可動側ダイセット22には、凹部221を貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に可動側取付板25に固定されたエジェクタプレーン26から延びるエジェクタロッド27が挿通されている。鏡面駒23の鏡面(表面)23aは、フレネルレンズの表面形状を転写するための逆形状に形成された表面形成面である。これら鏡面駒23の鏡面23a、可動側ダイセット22の凹部221の側壁面22a及び固定側ダイセット21の平面21aにより囲まれてキャビティ28が形成されている。
また、可動側ダイセット22及び固定側ダイセット21により、図1(b)に示すように、キャビティ28の側壁面28a(凹部221の側壁面22a)に連通するゲート29と、ゲート29に接続されるランナー30とが形成される。固定側ダイセット21には、ランナー30に接続されるスプルー31(図1(a))が形成されている。ランナー30とスプルー31の間には、コールドスラグウェル32が設けられている。
可塑化ユニット300のシリンダ301の中でスクリュ302が前進することで、シリンダ301からは、スプルー31、ランナー30及びゲート29を通じて、図1(c)に示すように、キャビティ28の内部に溶融樹脂Rが射出される。
また、キャビティ28には、ガス管11を通じて二酸化炭素ガスが注入される。注入されたガスを金型200のキャビティ28内に保持するために、型材分割部にはシール材が組み込まれているが、図示は省略している。
図2は、鏡面駒の説明図であり、図2(a)は、鏡面駒の平面図、図2(b)は、鏡面駒のA−A断面図である。また、図3は、フレネルレンズの説明図であり、図3(a)は、フレネルレンズの平面図、図3(b)は、フレネルレンズのB−B断面図である。
図2(a)に示すように、鏡面駒23の表面形成面23aは、外形が平面視で多角形状、本実施形態では正方形状に形成されている。この表面形成面23aは、図3のフレネルレンズ500の表面形状を形成する逆形状に形成されているものであり、表面形成面23aの中心点を中心に同心円状に配列された複数の円形状の輪帯形成面231〜235が形成されている。また、本実施形態では、表面形成面23aは、円形ではなく、正方形であるため、これら円形状の輪帯形成面231〜235の外側に複数の円弧状の輪帯形成面236A〜236D,237A〜237Dが形成されている。
隣り合う2つの輪帯形成面、例えば輪帯形成面231,232において、図2(b)に示すように、一方の輪帯形成面231の端部231aと他方の輪帯形成面232の端部232bとは、壁面となる連結面241で連結されている。一方の輪帯形成面231の端部231aが山部、他方の輪帯形成面232の端部232bが谷部となる。したがって、円形状の輪帯形成面232〜235の谷部となる端部は、円周溝を形成し、円弧状の輪帯形成面236A〜236D,237A〜237Dの谷部となる端部は、円弧溝を形成している。
本実施形態では、表面形成面23aが正方形であるため、最外周にある円形状の輪帯形成面235の外側には、同一半径の円周上に、円弧状の4つの輪帯形成面が形成されている。図2(a)では、図3(a)に示すフレネルレンズ500の第1輪帯面501〜第5輪帯面505を形成する円形状の第1輪帯形成面231〜第5輪帯形成面235が形成されている。円形状の第1輪帯形成面231〜第4輪帯形成面234は、鏡面駒23の外形形状(即ち表面形成面)に収まっており分割数が0である。円形状の第5輪帯形成面235は、表面形成面23aの4辺により欠損が形成されているが、分割はされていない。この円形状の第5輪帯形成面235の外側には、図3(a)に示す分割数が4である第6輪帯面506A〜506Dを形成する4つの円弧状の第6輪帯形成面236A〜236Dが形成されている。更に円弧状の第6輪帯形成面236A〜236Dの外側には、図3(a)に示す分割数が4である第7輪帯面507A〜507Dを形成する4つの円弧状の第7輪帯形成面237A〜237Dが形成されている。
以上の構成で、フレネルレンズ500を製造する際には、キャビティ28に気体(本実施形態では二酸化炭素)が注入される。そして、可塑化ユニット300のシリンダ301の中でスクリュ302を前進させることで、図1(c)に示すように、キャビティ28の側壁面28aに連通するゲート29を通じてキャビティ28に溶融樹脂Rが射出される。溶融樹脂Rは、ゲート29を起点としてキャビティ28内に扇形状に進行する。キャビティ28には、二酸化炭素ガスが供給されているので、二酸化炭素ガスがキャビティ28に射出された溶融樹脂Rの表面に溶解し、溶融樹脂Rの粘度が低下する。
このガスアシスト射出成形法により、鏡面駒23の表面形成面23aの形状が樹脂の表面に転写され、図3(a)に示すように、複数の輪帯面501〜507(507A〜507D)を有するフレネルレンズ500が製造される。なお、フレネルレンズ500には、図3(a)に示すように、ゲートカット痕510が残っている。ここで、図3(b)に示すように、輪帯のピッチPを、隣接する輪帯の谷部から谷部までの水平距離と定義する。
ところで、鏡面駒23にて第1輪帯面501から第5輪帯面505までを転写する円周溝は全周にわたって閉じており、円周溝に溶融樹脂が流れ込んだとしてもガスが逃げるところがなく、ガスが充分に溶融樹脂に作用する。これに対して、第6輪帯面506A〜506D及び第7輪帯面507A〜507Dを転写する円弧溝は、鏡面駒23の端部にて開口しており、ここに勢いよく樹脂が流れ込むとガスが樹脂に作用する猶予がなく端部からガスが押し出されることになる。
したがって、微視的には、第1輪帯面501〜第5輪帯面505と第6輪帯面506(506A〜506D)〜第7輪帯面507(507A〜507D)とが異なる成形条件で形成されることになる。したがって、高射速で第1輪帯形成面231から第7輪帯形成面237A〜237Dまで溶融樹脂を射出すると、円弧状の輪帯面と円弧状の輪帯面との境界に微小な形状差異が発生し外観不良となる。一方、溶融樹脂に作用させるガスの量を増やすために、第1輪帯形成面231から第7輪帯形成面237A〜237Dまで低射速で溶融樹脂を射出すると、樹脂のスキン層が増大することとなるため、ヒケやショートが発生する。
そこで、本実施形態では、途中までは高射速でキャビティ28に溶融樹脂を充填し、充填の後半にて低射速に切り替えて充填させるようにしている。以下、フレネルレンズ500の製造方法について具体的に説明する。
図4は、鏡面駒23の表面形成面23aの模式図である。本実施形態において、最も分割数が多く、かつ、円孤の長さが最も長い輪帯形成面のうち、最もゲート29から遠くに位置する輪帯形成面は第6輪帯形成面236A〜236Dのうち、反ゲート側の第6輪帯形成面236A,236Bとなる。つまり、表面形成面23aにおいてゲート29から最も遠い頂点23bに隣接する2辺23d,23eに両端が接する円弧状の輪帯形成面236A,237Aのうち、ゲート29に最も近い円弧状の輪帯形成面236Aを基準位置とする。なお、本実施形態では、ゲート29は、辺23gの中央に位置しているので、表面形成面23aにおいて、頂点23cもゲート29から最も遠い頂点である。したがって、頂点23cに隣接する2辺23e,23fに両端が接する円弧状の輪帯形成面236B,237Bのうち、ゲート29に最も近い円弧状の輪帯形成面236Bを基準位置としてもよい。
基準位置は、輪帯形成面236A(236B)のどの位置としてもよいが、本実施形態では、第5輪帯形成面235と第6輪帯形成面236A(236B)との境界を基準位置としている。より具体的には、基準位置を第5輪帯形成面235の山部となる端部(円弧部分)235aとしている。なお、表面形成面23aを面に垂直な方向から見て、円弧部分235aは、第6輪帯形成面236の谷部となる端部とほぼ同じ位置である。
図5は、フレネルレンズの製造工程を示す説明図である。図5(a)は、溶融樹脂の射出前の状態を示す図、図5(b)は、溶融樹脂を第1の速度で射出している状態を示す図、図5(c)は、溶融樹脂を第2の速度で射出している状態を示す図である。図5には、スクリュ302の動きと、コールドスラグウェル32からランナー30を通って、キャビティ28内に至る樹脂Rの充填進行状況を連動させて図示している。なお、図5において、スプルーの図示は省略している。
図5(a)に示す射出前の状態から溶融樹脂が基準位置である円弧部分235aに到達するまでは、図5(b)に示すように、スクリュ302を矢印方向に高速移動させる。つまり、ゲート29からキャビティ28に溶融樹脂Rを射出する速度を高射速の第1の速度に設定する(第1の工程)。これにより、溶融樹脂Rは、コールドスラグウェル32及びランナー30を介して、ゲート29から第1の速度でキャビティ28に射出される。
第1の速度は、一定であってもよいし、段階的に変化するようにしてもよい。なお、溶融樹脂Rがゲート29に達するまでは、射出速度を第1の速度よりも速い第3の速度に設定してもよい。成形品の直接無関係であるスプルーやランナー30を高速で充填させ、ゲート29を過ぎてから成形品を製造するのに適正な第1の速度に射速を切り替えることでサイクルタイムを短縮させることができ、生産性を向上させることができる。
溶融樹脂が基準位置である円弧部分235aに到達した後は、キャビティ28の樹脂の充填が完了するまで、図5(c)に示すように、スクリュ302を矢印方向に低速移動させる。つまり、ゲート29からキャビティ28に溶融樹脂Rを射出する速度を、第1の速度よりも遅い第2の速度に設定する(第2の工程)。これにより、溶融樹脂Rは、コールドスラグウェル32及びランナー30を介して、ゲート29から第1の速度よりも遅い第2の速度でキャビティ28に射出される。
すなわち、本実施形態の射出成形方法では、樹脂が少なくとも円弧部分235aに至るまでは、高射速の第1の速度で樹脂をキャビティ28に供給し、円弧部分235aに到達した後は、低射速の第2の速度に切り替えて充填を完了させるのである。
ここで、第1の速度で射出した際に、溶融樹脂Rが円弧部分235aを通過していてもよい。つまり、溶融樹脂Rが基準位置となる円弧部分235aに到達した時点で第2の速度に設定する場合に限らず、基準位置となる円弧部分235aを溶融樹脂Rが通過してから射出速度を第2の速度に設定してもよい。そして、溶融樹脂Rが第6輪帯形成面236A,236Bの溝に到達する前に、射出速度を第2の速度に設定するのがより好ましい。
以上、本実施形態によれば、射出した溶融樹脂Rが、基準位置である円弧部分235aに達した後に、射出速度が第1の速度から第2の速度に減速される。これにより、溶融樹脂Rが第6輪帯形成面236A,236Bの円弧溝に達する前に、気体が溶融樹脂Rに十分に溶解する。したがって、溶融樹脂Rの粘度を効果的に低下させることができる。
また、ゲート側の第6輪帯形成面236C,236D及び第7輪帯形成面237C,237Dでは、溶融樹脂Rは、十分に温度が高く、粘度が十分に低いので、円弧溝に良好に到達できる。そして、反ゲート側の第6輪帯形成面236A,236B及び第7輪帯形成面237A,237Bでは、これらに到達した溶融樹脂Rに二酸化炭素ガスが作用して粘度が低下しており、溶融樹脂Rは、円弧溝に良好に到達できる。
このように、円弧溝に十分に溶融樹脂Rがいきわたるので、基準位置を境界線として発生する成形性の差異を最小化し、ヒケやショートの発生を抑制した、良好な外観のフレネルレンズを製造することができる。
図6は、溶融樹脂Rをキャビティ28に充填しているときの鏡面駒23の表面形成面23aの模式図であり、図6(a)は表面形成面23aの平面図、図6(b)は表面形成面23aの断面図である。図6(a)に示すように、溶融樹脂Rが円弧部分235aに到達したとき、ゲート側の第6輪帯形成面236C,236D及び第7輪帯形成面237C,237Dには、充填完了しているように見える。しかし、図6(b)に示すように、出来上がっているのは外枠形状のみであり、金型における輪帯を転写するための溝には溶融樹脂が入りきっていないことがある。この状態以降でも、射速を第2の速度に落とすことで、ゲート側、反ゲート側を問わず、第6輪帯形成面236A〜236D及び第7輪帯形成面237A〜237Dを充填する樹脂にガスをより効果的に作用させることができる。
なお、本実施形態では、円弧部分235aに到達してから、第2の速度に射出速度を変更した際に、第2の速度を一定としたが、これに限定するものではない。第2の速度を、溶融樹脂Rが頂点23b(23c)の位置に向かうに連れて漸次減速するように設定してもよい。射出速度を最終充填部直前で更に低速に切り替えることで、より好ましい外観の成形品を得ることができる。
また、本実施形態では、鏡面駒23の表面形成面(鏡面)23aが正方形の場合について説明したが、これに限定するものではなく、本発明は、あらゆる多角形のものについても適用可能である。例えば、図7は、鏡面駒の他の実施形態を示す平面図であり、図7(a)は、鏡面駒の表面形成面が長方形の場合を示しており、図7(b)は、鏡面駒の表面形成面が五角形の場合を示している。
図7(a)に示すように、鏡面駒123の表面形成面123aが長方形であってもよい。長方形のフレネルレンズの中心とフレネル輪帯の中心が一致しているとすると、長方形の長辺の内接円となる輪帯よりも内側の輪帯は360°の円形状となるのに対して、外側の輪帯は2つに分割されて中心角が180°未満の円弧形状となる。さらに外側の輪帯では4分割となって同一半径輪帯の数は4つとなっている。
この場合、表面形成面123aにおいてゲート29から最も遠い頂点123bに隣接する2辺123d,123eに両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、ゲート29に最も近い円弧状の輪帯形成面123hを基準位置とする。なお、ゲート29は、辺123gの中央に位置しているので、表面形成面123aにおいて、頂点123cもゲート29から最も遠い頂点である。したがって、頂点123cに隣接する2辺123e,123fに両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、ゲート29に最も近い円弧状の輪帯形成面123iを基準位置としてもよい。このように、外形形状が長方形であるフレネルレンズにおいても、外観の良好な良品が得られる。
また、図7(b)に示すように、鏡面駒123Aの表面形成面が五角形の場合であってもよい。五角形のフレネルレンズにおいては、内接円を境にして輪帯は円形状から5つの円弧に分割される。この場合、ゲート29から最も遠い頂点123jに隣接する2辺123k,123lに両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、ゲート29に最も近い円弧状の輪帯形成面123mを基準位置とすればよい。
[実施例1]
次に、実施例1におけるガスアシスト射出成形を以下の図8、図9及び図10を用いて説明する。図8は、実施例1で成形対象となるフォーカシングスクリーンを示す図であり、図8(a)は、フォーカシングスクリーンの平面図、図8(b)は、フォーカシングスクリーンの正面図である。図9は、実施例1において用いた金型可動側キャビティの模式図である。図10は、実施例1におけるフォーカシングスクリーンの製造工程を示す説明図である。この図10では、射速制御をキャビティ内の樹脂の充填とシリンダ内のスクリュの動きを連動させて表現している。
実施例1のガスアシスト射出成形で使用した樹脂材料はアクリル樹脂、気体は二酸化炭素である。ガス供給装置によって液化二酸化炭素のボンベから取り込んだ二酸化炭素を50℃、8MPaに加温、加圧し、可塑化ユニットのスクリュ302の位置の信号をトリガーとして成形機と連動して金型へガスの注入を行った。成形機とガス供給装置は内径1.6mm、長さ5mのSUS配管で接続した。
成形対象となるのはカメラ部品の一つであるフォーカシングスクリーンである。図8(b)におけるフォーカシングスクリーンの厚みCは1.5mm、図8(a)において外形形状は長手方向寸法Aが40mm、短手方向長さBが28mmの略長方形である。フレネル輪帯のピッチは35μm、最外周で輪帯の高さは約27μmである。
図9に示すように、金型は成形品のサイズに相当するキャビティ28を4つ有し、ゲート29は厚さ1mmのファンゲートとした。図9には、ランナー30及びコールドスラグウェル32を含む可動側キャビティを図示している。レンズ外形形状が長方形であるため、射速を切り替える基準位置は短辺内接円の反ゲート側の円弧部分36(図7(a)の輪帯形成面123h,123iの内側の円弧部分)又は円弧部分36よりも外側となる。
ガス供給装置から注入された気体を保持できるように、キャビティ28の外周をはじめとして、エジェクタピンやスプールブシュなどの金型分割部品にシール材を配置した(不図示)。
第1の速度から第2の速度に射出速度を設定変更する位置を確認するために、意図的に計量を少なくしてショートショット品を取得した。その結果、スクリュ径25mmの可塑化ユニット300で31mm分射出すると、樹脂がノズルから円弧部分36の位置まで至ることを確認した。
上記装置構成にて、射速の設定を変更してガスアシスト射出成形を行い比較検討した。成形条件を表1に示す。
Figure 0005963522
共通の成形条件として、図10(a)に示す射出開始位置D0を41mmとした。射出開始位置D0から、図10(b)に示す射速を切り替える基準位置D1までは、射出速度を、一定の第1の速度10mm/s(1キャビ当たりの射出率換算1.2cm/s)とした。
成形条件A,Eでは、基準位置D1から図10(d)に示す射出終了位置(クッション位置)D3まで射出速度を一定の第2の速度とした。
成形条件B,C,D,Fでは、第2の速度を漸次減速させたものである。基準位置D1から図10(c)に示す中間位置D2までは、第2の速度を、第1の速度よりも低い一定の速度とし、中間位置D2から図10(d)に示す射出終了位置D3までは、更に低い一定の速度とした。
例えば、成形条件Bにおいて、スクリュ位置が射出開始位置D0である41mmから基準位置D1である9mmまでは10mm/s(1キャビ当たりの射出率換算1.2cm/s)で充填し、射速切り替え領域に樹脂が達した(図10(a),(b))。基準位置D1である9mmから中間位置D2である6.3mmまでは、2mm/s(1キャビ当たりの射出率換算0.25cm/s)で樹脂を充填した(図10(b),(c))。中間位置D2である6.3mmから射出終了位置D3までは、1.5mm/s(1キャビ当たりの射出率換算0.18cm/s)として充填し、充填を完了させた(図10(c),(d))。
なお、比較例Aとして、第1の速度である1.2cm/sで、射出開始位置D0から射出終了位置D3まで樹脂を充填した。比較例Aでは、射速が早すぎるために、外観不良が発生した。
成形条件Eでは、目立つ外観不良はなく、比較例Aよりも改善されていた。また、成形条件Fでは、僅かなヒケが確認されたものの、外観不良はなく、比較例Aよりも改善されていた。
成形条件A〜Dでは、他の成形条件E,Fよりも外観が良い結果となった。つまり、成形条件A〜Dでは、第2の速度を1キャビ当たりの射出率換算で0.12cm/s以上0.37cm/s以下の範囲に切り替えており、第2の速度を当該範囲内に設定することで、良品が得られることが確認できた。
[実施例2]
次に、実施例2におけるガスアシスト射出成形を以下の図11、図12及び図13を用いて説明する。図11は、実施例2で成形対象となるフォーカシングスクリーンを示す図であり、図11(a)は、フォーカシングスクリーンの平面図、図11(b)は、フォーカシングスクリーンの正面図である。図12は、実施例2において用いた金型可動側キャビティの模式図である。図13は、実施例2におけるフォーカシングスクリーンの製造工程を示す説明図である。この図13では、射速制御をキャビティ内の樹脂の充填とシリンダ内のスクリュの動きを連動させて表現している。
実施例2のガスアシスト射出成形で使用した樹脂材料はアクリル樹脂、気体は二酸化炭素である。ガス供給装置によって液化二酸化炭素のボンベから取り込んだ二酸化炭素を50℃、8.4MPaに加温、加圧し、可塑化ユニットのスクリュ302の位置の信号をトリガーとして成形機と連動して金型へガスの注入を行った。成形機とガス供給装置は内径1.6mm、長さ5mのSUS配管で接続した。
成形対象となるのはカメラ部品の一つであるフォーカシングスクリーンである。図11(b)ピント板の厚みCは1.5mm、図11(a)において外形形状は長手方向寸法Aが38mm、短手方向長さBが27mmの略長方形である。フレネル輪帯のピッチは30μm、最外周で輪帯の高さは約17μmである。
図12に示すように、金型は成形品のサイズに相当するキャビティ28を2つ有し、ゲート29は厚さ1mmのファンゲートとした。図12には、ランナー30及びコールドスラグウェル32を含む可動側キャビティを図示している。レンズ外形形状が長方形であるため、射速を切り替える基準位置は短辺内接円の反ゲート側の円弧部分36(図7(a)の輪帯形成面123h,123iの内側の円弧部分)又は円弧部分36よりも外側となる。
ガス供給装置から注入された気体を保持できるように、キャビティ28の外周をはじめとして、エジェクタピンやスプールブシュなどの金型分割部品にシール材を配置した(不図示)。
第1の速度から第2の速度に射出速度を設定変更する位置を確認するために、意図的に計量を少なくしてショートショット品を取得した。その結果、スクリュ径25mmの可塑化ユニット300で15.5mm分射出すると、樹脂がノズルから円弧部分36の位置まで至ることを確認した。
上記装置構成にて、射速の設定を変更してガスアシスト射出成形を行い比較検討した。成形条件を表2に示す。
Figure 0005963522
共通の成形条件として、図13(a)に示す射出開始位置D0を25.5mmとした。射出開始位置D0から、図13(b)に示す射速を切り替える基準位置D1までは、射出速度を、一定の第1の速度4mm/s(1キャビ当たりの射出率換算1.0cm/s)とした。
成形条件G,Kでは、基準位置D1から図13(d)に示す射出終了位置(クッション位置)D3まで射出速度を一定の第2の速度とした。
成形条件H,I,J,Lでは、第2の速度を漸次減速させたものである。基準位置D1から図13(c)に示す中間位置D2までは、第2の速度を、第1の速度よりも低い一定の速度とし、中間位置D2から図13(d)に示す射出終了位置D3までは、更に低い一定の速度とした。
例えば、成形条件Hにおいて、スクリュ位置が射出開始位置D0である25.5mmから基準位置D1である7.5mmまでは4mm/s(1キャビ当たりの射出率換算1.0cm/s)で充填し、射速切り替え領域に樹脂が達した(図13(a),(b))。基準位置D1である7.5mmから中間位置D2である4.5mmまでは、1.5mm/s(1キャビ当たりの射出率換算0.37cm/s)で樹脂を充填した(図13(b),(c))。中間位置D2である4.5mmから射出終了位置D3までは、0.5mm/s(1キャビ当たりの射出率換算0.12cm/s)として充填し、充填を完了させた(図13(c),(d))。
なお、比較例Bとして、第1の速度である1cm/sで、射出開始位置D0から射出終了位置D3まで樹脂を充填した。比較例Bでは、射速が早すぎるために、外観不良が発生した。
成形条件Kでは、目立つ外観不良はなく、比較例Bよりも改善されていた。また、成形条件Lでは、僅かなヒケが確認されたものの、外観不良はなく、比較例Bよりも改善されていた。
成形条件G〜Jでは、他の成形条件K,Lよりも外観が良い結果となった。つまり、成形条件G〜Jでは、第2の速度を1キャビ当たりの射出率換算で0.12cm/s以上0.37cm/s以下の範囲に切り替えており、第2の速度を当該範囲内に設定することで、良品が得られることが確認できた。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記実施形態及び実施例では、気体として、二酸化炭素を用いた場合について説明したが、溶融樹脂に溶解して溶融樹脂の粘度を低下させるものであればいかなる気体であってもよい。例えば、気体として、炭化水素系のガスを用いてもよい。
21…固定側ダイセット(金型本体)、22…可動側ダイセット(金型本体)、23…鏡面駒、23a…表面形成面、23b…頂点、23d,23e…2辺、28…キャビティ、29…ゲート、200…金型、231〜235…円形状の輪帯形成面、236A〜236D,237A〜237D…円弧状の輪帯形成面、500…フレネルレンズ

Claims (5)

  1. 多角形状の表面形成面に、同心円状に配列された複数の円形状の輪帯形成面と前記複数の円形状の輪帯形成面の外側に複数の円弧状の輪帯形成面とが形成された鏡面駒と、前記鏡面駒を囲う金型本体とによりキャビティを形成し、前記キャビティの側壁面に連通するゲートを通じて前記キャビティに溶融樹脂を射出すると共に、前記キャビティに気体を注入するガスアシスト射出成形によって、前記表面形成面の形状を樹脂の表面に転写し、複数の輪帯面を有するフレネルレンズを有する部品を製造する部品の製造方法において、
    前記表面形成面において前記ゲートから最も遠い頂点に隣接する2辺に両端が接する円弧状の輪帯形成面のうち、前記ゲートに最も近い円弧状の輪帯形成面の位置を基準位置として、前記溶融樹脂が前記基準位置に到達するまでは、第1の速度で前記ゲートから前記キャビティに前記溶融樹脂を射出し、
    前記溶融樹脂が前記基準位置に到達した後は、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記ゲートから前記キャビティに前記溶融樹脂を射出することを特徴とする部品の製造方法。
  2. 前記表面形成面が長方形であることを特徴とする請求項1に記載の部品の製造方法。
  3. 前記第2の速度は、前記溶融樹脂が前記頂点の位置に向かうに連れて漸次減速するように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品の製造方法。
  4. 前記第2の速度は、0.12cm/s以上0.37cm/s以下の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の部品の製造方法。
  5. 前記部品がフォーカシングスクリーンであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の部品の製造方法。
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