JP5962897B2 - 移動体検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体からなるラックや歯車のような直線移動や回転移動する移動体を磁気的に検知する移動体検出装置に係り、とくに信号線付の移動体検出装置に関する。
一般に、この種の移動体検出装置は、軟磁性体からなる複数の凸形状を持ったラックやローター(歯車)のような直線移動や回転移動する被検出物体の移動状態を空間を挟んで磁気的に検知するものであり、移動体検出装置が内蔵する磁気感応素子(ホールIC等)及び永久磁石とによって被検出物体に起因する磁界の変化を捉え、被検出物体の移動に応じた規則的なパルス信号を出力する構成である。
この移動体検出装置は、ロータの回転に応じて規則的なパルス信号を発生する回転検出センサを構成することができ、これは自動車の速度センサ等の用途に用いられている。
特に、自動車用の速度センサ等の用途にあっては、劣悪な環境下で使用されることが前提となっており、時には、高温状態から一気に低温下へ温度変化する環境、あるいは粉塵、汚泥等の飛散する場所で使用される。そのため、外部からの粉塵や水、汚泥等の浸入から移動体検出装置内部の部品を保護しなければならない。
この種の信号線付の移動体検出装置の従来構成としては、下記特許文献1や特許文献2にて提案されたものが知られている。
特開2002−181523号公報 特開2000−171475号公報
特許文献1では、ケース内に樹脂注液して信号変換素子等の電気回路を封止すると共に、信号線が引き出されているケース開口部をグロメットと蓋部材でシールする二重のシール構造を採用している。
特許文献2では、保持具にMR素子とマグネット片とアンプを載せ一次成形(インサート成形)し、保持具の端子にケーブルを圧着し、これを二次成形(インサート成形)している。
特許文献1においては、信号線を引っ張るとグロメット及び注液された樹脂では信号線を保持できず、信号線と基板との接続部のはんだに応力が加わり導通不良が生じるおそれがある。とくに注液された樹脂が柔らかい場合や信号線の絶縁被覆と注液された樹脂との密着性が良くない場合にその問題が発生する。また、注液した樹脂の膨張や収縮により封止された部品に応力が加わり破壊や導通不良が生じるおそれがある。
特許文献2においては、インサート成形時の成形圧により永久磁石やMR素子等の電子部品に応力が加わり破壊されるおそれがある。インサート成形時の樹脂の熱により信号線接続部のはんだが溶融し導通不良が生じるおそれがある。さらに、二重成形の場合、一次成形品と二次成形品との界面で剥離する現象が発生する場合がある。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、構造が単純で信号線の接続部や磁気感応素子に加わる応力を低減して信頼性の向上を図ることのできる信号線付の移動体検出装置を提供することにある。
本発明のある態様は移動体検出装置であり、磁気感応素子と、前記磁気感応素子に磁界を加える永久磁石と、前記磁気感応素子及び信号線が接続される基板と、
前記磁気感応素子、前記永久磁石及び前記基板を保持するホルダと、
前記信号線の挿入口を有するキャップと、
開口を有し、内部に前記磁気感応素子、前記永久磁石、前記基板及び前記ホルダが収納され、前記開口は前記キャップが嵌合して封止されているケースとを備え、
前記ホルダは前記キャップに嵌合されており、前記信号線は前記ホルダと前記キャップとで挟まれ、かつ前記ホルダにより前記キャップ内壁に対して押さえ付けられていることを特徴とする。
前記態様において、前記キャップと前記ホルダとは相互に係合する係止部を有しているとよい。
前記態様において、前記キャップのホルダ装着面には、前記信号線の挿入口に連通する凹部が形成され、前記ホルダは前記凹部に嵌合する柱状凸部を有し、前記柱状凸部が前記凹部に嵌合した状態で前記信号線は前記柱状凸部で押さえ付けられている構成であるとよい。
前記態様において、前記キャップのホルダ装着面には、前記信号線の挿入口に連通する凹部が複数形成され、前記ホルダは前記凹部と同数の柱状凸部を有し、前記柱状凸部のうち、少なくとも1個以上の柱状凸部の側面にリブが形成されており、前記柱状凸部は前記リブ前記凹部の内壁で押し潰された状態で前記凹部に圧入されている構成であるとよい。
前記態様において、前記柱状凸部の先端部には前記信号線の絶縁被覆を部分的に押し付ける突起が形成されているとよい。
前記態様において、前記信号線の挿入口に挿入されている前記信号線は前記キャップ内で曲がっており、かつ前記ホルダ内では前記柱状凸部により前記柱状凸部の挿入方向に押さえ付けられているとともに前記柱状凸部の側面に垂直な方向にも押さえ付けられているとよい。
前記態様において、前記信号線の挿入口に連通する凹部は前記信号線を略90度曲げる湾曲案内面を有し、前記ホルダは前記凹部に連通して前記基板の信号線接続部に前記信号線端部を導く案内孔を有する構成であるとよい。
前記態様において、前記キャップ又は前記ホルダで押さえられたグロメットで前記キャップの信号線の挿入口が封止されているとよい。
前記態様において、前記ケースの開口は、前記キャップと前記ケース間に介在するO−リングで封止されているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を他の方法やシステム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、構造が単純で信号線の接続部や磁気感応素子に加わる応力を低減して信頼性の向上を図ることができる。すなわち、ホルダをキャップに嵌合したときに、両者で信号線を挟むとともに、キャップ内壁に対して信号線を押さえ付けることで、信号線の引っ張り強度を充分確保し、信号線と基板との接続部に加わる応力を低減して、断線等の故障を防止可能である。
また、磁気感応素子は、樹脂の注液や、インサート成形で周囲を固めて固定する必要が無く、樹脂の膨張、収縮に起因する応力が加わることがない。
本発明に係る移動体検出装置の実施の形態であって、(A)は完成状態の外観斜視図、(B)側断面図である。 実施の形態であって、(A)はケース底面側よりみた分解斜視図、(B)は反対側よりみた分解斜視図である。 実施の形態であって、(A)は分解側面図、(B)は分解正面図である。 実施の形態において、(A)はホルダ及びキャップの嵌合前の分解正面図、(B)は同分解側面図、(C)は嵌合後の正面図である。 実施の形態において、(A)はキャップのホルダ装着面を示す底面図、(B)はホルダの平面図、(C)はホルダにおいて、リブが形成された柱状凸部の側面図である。 実施の形態におけるホルダを上方からみた斜視図である。 実施の形態における各構成部品の組立手順であって、(A)はキャップに信号線を挿入する工程の分解側断面図、(B)はキャップとホルダとを嵌合する工程の分解側断面図、(C)はキャップとケースとを嵌合する工程の側断面図である。 本発明の変形例1を示す要部拡大側断面図である。 本発明の変形例2を示す要部拡大側断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図3は本発明に係る信号線付の移動体検出装置の実施の形態の全体構成を示す。これらの図に示すように、信号線付の移動体検出装置は、絶縁被覆線である信号線1の挿入口11を有するキャップ10と、磁気感応素子30、永久磁石40及び基板50を保持するホルダ20と、キャップ10が嵌合して封止される有底筒状のケース60とを備えている。キャップ10、ホルダ20及びケース60共に同材質の樹脂成形品である。磁気感応素子30は例えばホールIC等であり、永久磁石40は磁気感応素子30に所定のバイアス磁界を印加するものであり、フェライト磁石や希土類磁石等である。
図4乃至図6でキャップ10とホルダ20の凹凸嵌合構造について説明する。これらの図では、信号線1や磁気感応素子30、永久磁石40及び基板50の図示は省略してある。キャップ10は図4(A),(C) に示すように3本の信号線1に対応した3個の挿入口11を有し、図5(A)のようにキャップ10のホルダ装着面(底面)には、3個の挿入口11にそれぞれ連通する3個の凹部12が開口している。また、キャップ10はホルダ装着面からホルダ側に向けて延長する一対の係止爪13(一方の係止部)を一体に有している。
ホルダ20はキャップ10側の3個の凹部12の開口に嵌合する3個の柱状凸部21を一体に有するとともに、一対の係止爪13が係合する(引っ掛かる)係止部22(他方の係止部)を両側に有している。図4(A),(C)及び図6に示すように、各柱状凸部21の基部には信号線1を通過させる案内孔23がそれぞれ形成されている。これらの案内孔23の正面開口を部分的に塞いで信号線1を位置決めするためにキャップ10のホルダ装着面からホルダ側に線押さえ凸部14が突出している。
各柱状凸部21の先端部には突起21aが形成されている。作用は後述するが突起21aは信号線1の絶縁被覆1bを部分的に押さえて(食い込んで)信号線1の引っ張り強度を確保するためのものである。また、柱状凸部21の側面にはリブ24が形成されており、キャップ10とホルダ20とを嵌合する際、つまりホルダ20側の各柱状凸部21をキャップ10側の凹部12に挿入するときに、柱状凸部21はリブ24を凹部12の内壁で押し潰しながら凹部12に圧入されることになる(軽圧入)。これにより、接着剤を用いることなく、がたつきなくキャップ10とホルダ20とを嵌合一体化可能である。
なお、全ての柱状凸部21にリブ24が形成されていてもよいが、柱状凸部21のうち、少なくとも1個以上の柱状凸部21の側面にリブ24が形成されていればよい。
図4乃至図6では図示を省略したが、実際の組立に際しては、その他の図に示すようにキャップ10の挿入口11の内側には弾性体のグロメット15が嵌め込まれ、グロメット15を通して信号線1がキャップ10内に所定長挿通されている(引き込まれている)。グロメット15によりキャップ10の信号線1の挿入口11は気密封止されている。
ホルダ20は永久磁石収納凹部25、素子配置凹部26及び基板取付面27を有しており、永久磁石収納凹部25に永久磁石40が圧入等でがたつきなく固定配置され、素子配置凹部26に磁気感応素子30が配置され、磁気感応素子30のリード線が基板取付面27に固定された基板50の導体パターン(図示省略)にはんだ接続されている。基板50には磁気感応素子30の検出信号の処理回路を構成する電子部品(図示省略)が搭載されている。図3(B)に示すように基板50には3本の信号線1の芯線1aが挿入される3個の信号線接続部としての接続穴51が形成されている(芯線1aを接続穴51の周囲の導体パターン(図示省略)にはんだ付け処理を行うことではんだ接続部となる。)。
有底筒状のケース60は側方に延びたフランジ61を有し、フランジ61に取付穴62が形成されている。ケース60の開口は、嵌合部17外周を周回する凹溝18にO−リング65を配したキャップ10を嵌合することで封止されるものである。
図7を用いて、信号線付の移動体検出装置の組立手順を説明する。同図(A)のようにキャップ10に信号線1を挿入する。この信号線1の挿入口11への挿入は予めグロメット15に信号線1を挿通しておき、グロメット15を挿入口11の内側に圧入することで行うことができる。キャップ10は挿入口11に連通する凹部12を有しているが、凹部12は信号線1を略90度曲げる湾曲案内面12aを有しているので、横向であった信号線1は略90度向きが変えられて下向きとなる。キャップ10の嵌合部外周には予めにO−リング65を装着しておく。
そして、図7(B)のように、キャップ10と、各部品を搭載後のホルダ20とを嵌合一体化する。このとき、図4等で述べた通り、キャップ10側の一対の係止爪13が、ホルダ20側の係止部22に係合して引っ掛かり、一旦一体化した後は、キャップ10とホルダ20とは離脱しなくなり、組み付け作業も容易である。また同時に、柱状凸部21はリブ24を凹部12の内壁で押し潰しながら凹部12に圧入されることになり(軽圧入)、柱状凸部21に沿った信号線1の通過経路を形成する。この結果、キャップ10とホルダ20とで信号線1を挟むとともに、キャップ内壁に対して信号線1を押さえ付けることができる。より具体的に言えば、信号線1は柱状凸部21により柱状凸部21の挿入方向(矢印Y方向)に押さえ付けられるとともに柱状凸部21の側面に垂直な方向(矢印X方向)にも押さえ付けられる。つまり、信号線1はキャップ10とホルダ20で2方向(X,Y方向)に押えられ、引張り耐性がいっそう増すことになる。
さらに、各柱状凸部21の先端部には突起21aが形成されているから、信号線1の絶縁被覆1bを部分的に押さえて(信号線1への食込み量を増して)信号線1を押さえ付ける力を増し、ひいては信号線1の引っ張り強度を確保することができる。これにより信号線1が引っ張られてもその応力は信号線1の取り付けられている基板50のはんだ接続部には加わらなくなる。
なお、図4等に示したように、柱状凸部21にリブ24を設け、キャップ10とは軽圧入で嵌合するようにしたので後工程でのケース60とキャップ10の嵌合の際にキャップ10とホルダ20の位置ずれが抑えられる。
また、ホルダ20は基板50の信号線接続部としての接続穴51に信号線1の端部を導く案内孔23を有しているから、キャップ10とホルダ20との嵌合により挿入口11を通過した信号線1は位置決めされて、湾曲案内面12a及び案内孔23を経て基板50の接続穴51に導かれる(信号線1の芯線1aが接続穴51に挿入される)。その後、基板50に対して必要なはんだ付け等の処理が行われる。
最後に、図7(C)のように、各部品を搭載したホルダ20を一体化した後のキャップ10を有底筒状のケース60の開口に嵌合する。このときキャップ10とケース60間はO−リング65が介在して気密封止され、またキャップ10の挿入口11はグロメット15で気密封止されることから、キャップ10とケース60で囲まれた気密空間内にホルダ20、磁気感応素子30、永久磁石40及び電子部品を搭載した基板50が収納されることになる。
以上の移動体検出装置は、ケース60の底面の外側における軟磁性体の移動や軟磁性体の有無に伴って永久磁石40による磁気感応素子30への印加磁界が変化することを磁気感応素子30で読み取ることで、信号線1を介して検出信号を出力する。なお、電源電圧等の供給もいずれかの信号線1を介して外部接続することで行う。実際に用いられる例としてはギアの回転をギアの凹凸で読み取る回転センサ等がある。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 構造が単純で信号線1の接続部や磁気感応素子30に加わる応力を低減して信頼性の向上を図ることができる。すなわち、ホルダ20をキャップ10に嵌合したときに、両者で信号線を挟むとともに、キャップ内壁に対して信号線1を押さえ付けることで、信号線1の引っ張り強度を充分確保し、信号線1と基板50との接続部(例えばはんだ接続部)に加わる応力を低減して、断線等の故障を防止可能である。
(2) キャップ10のホルダ装着面には、挿入口11に連通する凹部12が形成され、ホルダ20は凹部12に嵌合する柱状凸部21を有し、柱状凸部21が凹部21に嵌合した状態で柱状凸部21が信号線1を押さえ付ける構成であり、図7(B)のように、信号線1は柱状凸部21により柱状凸部21の挿入方向(矢印Y方向)に押さえ付けられるとともに柱状凸部21の側面に垂直な方向(矢印X方向)にも押さえ付けられる(2方向に押さえ付けられる)。
(3) 各柱状凸部21の先端部には突起21aが形成されているから、信号線1の絶縁被覆1bを部分的に押さえて(食い込んで)信号線1の引っ張り強度をよりいっそう確保することができる。
(4) ホルダ側の柱状凸部21の側面にリブ24が形成されており、柱状凸部21はリブ24をキャップ側の凹部12の内壁で押し潰しながら凹部12に圧入される構成であり、キャップ10とホルダ20とをがたつき無く確実に嵌合一体化可能であり、接着剤の併用を省略可能である。
(5) ホルダ20は基板50の信号線接続部となる接続穴51に信号線端部を導く案内孔23を有しているから、挿入口11を通過した信号線1はキャップ10とホルダ20との嵌合により位置決めされて、凹部12の湾曲案内面12a及び案内孔23を経て基板50の接続穴51に導かれるため、組立時の作業性が良好である。
(6) 磁気感応素子30や基板50に搭載した電子部品に注液した樹脂、成形樹脂等は被らない為、樹脂の膨張、収縮等に起因する余分な応力はかからない。このため、熱衝撃に強く、樹脂注液と比較し、樹脂が不要となり低コスト化を図ることが可能である。
(7) 信号線1の基板50への接続固定後にはんだ付けを行うことで製造工程でははんだ接続部へ応力は加わらない。
(8) キャップ10とケース60との嵌合の際に、O−リング65を介在させることで熱膨張、収縮に強い気密性を確保できる。
(9) 特許文献1,2と比較して、注液樹脂がいらないことや、インサート成形の様に特別な成形も必要ないことから製造容易で組立作業性も良い。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
図8は本発明の変形例1を示す要部拡大側断面図であり、グロメット15を内側に延長して、ホルダ20側の柱状凸部21先端部に形成した突起21aでグロメット15の内側延長部を押さえ付ける構成である。その他の構成は前述の実施の形態と同様である。図8の変形例1では突起21aでグロメット15内側延長部をキャップ10の内壁に押さえ付けることでグロメット15の脱落を防止できる。
図9は本発明の変形例2を示す要部拡大側断面図であり、グロメット15が圧入される挿入口11の開口縁にいわゆるアンダー部、つまり内周側への突出部11aを形成したものである。挿入口11の開口径が内周側への突出部11aで幾分狭くなっているため、一旦挿入口11内に圧入されたグロメット15は脱落しない。
なお、信号線1の本数は適宜増減可能である。
1 信号線
1a 芯線
1b 絶縁被覆
10 キャップ
11 挿入口
12 凹部
12a 湾曲案内面
13 係止爪
14 線押さえ凸部
15 グロメット
20 ホルダ
21 柱状凸部
21a 突起
22 係止部
23 案内孔
24 リブ
25 永久磁石収納凹部
26 磁気感応素子配置凹部
27 基板取付面
30 磁気感応素子
40 永久磁石
50 基板
60 ケース
65 O−リング

Claims (9)

  1. 磁気感応素子と、前記磁気感応素子に磁界を加える永久磁石と、前記磁気感応素子及び信号線が接続される基板と、
    前記磁気感応素子、前記永久磁石及び前記基板を保持するホルダと、
    前記信号線の挿入口を有するキャップと、
    開口を有し、内部に前記磁気感応素子、前記永久磁石、前記基板及び前記ホルダが収納され、前記開口は前記キャップが嵌合して封止されているケースとを備え、
    前記ホルダは前記キャップに嵌合されており、前記信号線は前記ホルダと前記キャップとで挟まれ、かつ前記ホルダにより前記キャップ内壁に対して押さえ付けられていることを特徴とする移動体検出装置。
  2. 前記キャップと前記ホルダとは相互に係合する係止部を有している請求項1に記載の移動体検出装置。
  3. 前記キャップのホルダ装着面には、前記信号線の挿入口に連通する凹部が形成され、
    前記ホルダは前記凹部に嵌合する柱状凸部を有し、前記柱状凸部が前記凹部に嵌合した状態で前記信号線は前記柱状凸部で押さえ付けられている請求項1又は2に記載の移動体検出装置。
  4. 前記キャップのホルダ装着面には、前記信号線の挿入口に連通する凹部が複数形成され、
    前記ホルダは前記凹部と同数の柱状凸部を有し、前記柱状凸部のうち、少なくとも1個以上の柱状凸部の側面にリブが形成されており、
    前記柱状凸部は前記リブ前記凹部の内壁で押し潰された状態で前記凹部に圧入されている請求項3に記載の移動体検出装置。
  5. 前記柱状凸部の先端部には前記信号線の絶縁被覆を部分的に押し付ける突起が形成されている請求項3又は4に記載の移動体検出装置。
  6. 前記信号線の挿入口に挿入されている前記信号線は前記キャップ内で曲がっており、かつ前記ホルダ内では前記柱状凸部により前記柱状凸部の挿入方向に押さえ付けられているとともに前記柱状凸部の側面に垂直な方向にも押さえ付けられている請求項3乃至5のいずれか1項に記載の移動体検出装置。
  7. 前記信号線の挿入口に連通する凹部は前記信号線を略90度曲げる湾曲案内面を有し、前記ホルダは前記凹部に連通して前記基板の信号線接続部に前記信号線端部を導く案内孔を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の移動体検出装置。
  8. 前記キャップ又は前記ホルダで押さえられたグロメットで前記キャップの信号線の挿入口が封止されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載の移動体検出装置。
  9. 前記ケースの開口は、前記キャップと前記ケース間に介在するO−リングで封止されている請求項1乃至8のいずれか1項に記載の移動体検出装置。
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