JP5962178B2 - 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5962178B2 JP5962178B2 JP2012100776A JP2012100776A JP5962178B2 JP 5962178 B2 JP5962178 B2 JP 5962178B2 JP 2012100776 A JP2012100776 A JP 2012100776A JP 2012100776 A JP2012100776 A JP 2012100776A JP 5962178 B2 JP5962178 B2 JP 5962178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- tag
- identification information
- writing
- read
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 26
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 20
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
- G06K7/10009—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K17/00—Methods or arrangements for effecting co-operative working between equipments covered by two or more of main groups G06K1/00 - G06K15/00, e.g. automatic card files incorporating conveying and reading operations
- G06K17/0022—Methods or arrangements for effecting co-operative working between equipments covered by two or more of main groups G06K1/00 - G06K15/00, e.g. automatic card files incorporating conveying and reading operations arrangements or provisions for transferring data to distant stations, e.g. from a sensing device
- G06K17/0025—Methods or arrangements for effecting co-operative working between equipments covered by two or more of main groups G06K1/00 - G06K15/00, e.g. automatic card files incorporating conveying and reading operations arrangements or provisions for transferring data to distant stations, e.g. from a sensing device the arrangement consisting of a wireless interrogation device in combination with a device for optically marking the record carrier
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
ICタグに情報が書き込まれた媒体は、例えば、以下のように使用される。すなわち、空港のカウンターにおいて顧客から荷物が預けられた際に、当該荷物を搭載すべき飛行機を特定するための情報が媒体のICタグに書き込まれた上で、当該媒体が貼付等の手段により当該荷物に取り付けられる。そして、荷物の飛行機への搭載に際し、当該荷物に取り付けられた媒体のICタグの情報が読み取られ、当該荷物を搭載すべき飛行機の便を識別する。
ここで、上述のように当該媒体が取り付けられた荷物等を識別するために用いられる場合、当該識別を正確に行うため、当該ICタグに書き込まれた情報の正確性が要求される。従って、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止することを目的とする。
媒体に搭載されたICタグに無線通信により識別情報を含む情報を書き込み、または、前記情報を読み出す情報読み書き部と、
少なくとも前記情報読み書き部により前記ICタグに書き込んだ前記識別情報を記憶する記憶部と、
前記情報読み書き部と前記記憶部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記情報読み書き部により前記ICタグへの前記情報の書き込みが完了した場合は、少なくとも前記情報に含まれている前記識別情報を前記記憶部に記憶し、
前記情報読み書き部による前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグから読み出した前記識別情報が、前記記憶部に記憶した前記識別情報の中に一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがあると判別した場合、前記情報読み書き部により前記識別情報を読み出した前記ICタグへの前記情報の書き込みを禁止することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明は、媒体に搭載されたICタグに無線通信により情報を書き込み、また、情報を読み出す情報読み書き部と、前記情報読み書き部により読み出された前記ICタグに一意に付与されたタグ識別情報を記憶する記憶部と、前記情報読み書き部と前記記憶部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出し、前記書込情報の書き込みが完了した場合は、読み出した前記タグ識別情報を、書き込みが完了した前記ICタグを示すものとして前記記憶部に記憶する一方、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出し、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがある場合、前記書込情報の書き込みを行わないことを特徴とする。
この構成によれば、書き込みを行ったICタグについて、タグ識別情報を累積的に記憶することによって管理し、ある1の媒体のICタグに書込情報を書き込む際は、当該ICタグのタグ識別情報を読み出し、累積的に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別する。ここで、一致するものがあるということは、既に、ICタグには情報が書き込まれているということ、換言すれば、処理対象となっていない媒体に対して書込情報の書き込みを行おうとしているということである。この場合、媒体のICタグに既に書き込まれている情報が上書きされることを防止する必要がある。そして上記構成によれば、上記判別の結果、一致するものがある場合は、書込情報の書き込みを行わないため、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止できる。
前記媒体に記録する記録部をさらに備え、
前記記憶部には第1の記録情報が記憶されており、
前記制御部は、
前記情報読み書き部による前記媒体に搭載された前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグから読み出した前記識別情報が、前記記憶部に記憶した前記識別情報の中に一致するものがあるか否かを判別し、
一致するものがないと判別した場合は、前記記憶部から前記第1の記録情報を読み出して前記記録部により前記媒体に記録することを特徴とする。
また、本発明は、前記媒体に記録する記録部をさらに備え、前記記憶部には所定の記録情報が記憶されており、前記制御部は、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別し、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがない場合であって、既に前記書込情報が書き込まれている場合は、前記記憶部に記憶された前記所定の記録情報を前記媒体に記録することを特徴とする。
ここで、ある1の媒体のICタグについて、累積的に記憶したタグ識別情報の中に、読み出したタグ識別情報と一致するものがない場合であって、既に書込情報が書き込まれている場合は、当該1の媒体のICタグに対して、想定された態様で正常に書込情報の書き込みが行われておらず、ICタグに書き込まれた書込情報の信頼性が担保できない。これを踏まえ、上記構成によれば、上記のような場合には、媒体にその旨示す情報が記録されるため、ユーザーは、当該媒体のICタグに書き込まれた書込情報が誤っている可能性があることを認識でき、対処することが可能となる。
前記媒体に記録する記録部をさらに備え、
前記記憶部には第2の記録情報が記憶されており、
前記制御部は、
前記情報読み書き部による前記媒体に搭載された前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグから読み出した前記識別情報が、前記記憶部に記憶した前記識別情報の中に一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがあると判別した場合、前記記憶部から前記第2の記録情報を読み出して、前記記録部により前記媒体に記録することを特徴とする。
(適応例4)
前記制御部は、
前記情報読み書き部による前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグに、前記識別情報が書き込まれているか否か、または、所定の初期値が書き込まれているか否かを判別し、
前記識別情報が書き込まれていないと判別した場合、または、前記所定の初期値が書き込まれていると判別した場合、前記情報読み書き部により前記無線通信可能な前記ICタグへ前記情報の書き込みを行うことを特徴とする。
(適応例5)
前記媒体に記録する記録部をさらに備え、
前記制御部は、
前記無線通信可能な前記ICタグに、前記識別情報が書き込まれていないと判別した場合、または、前記所定の初期値が書き込まれていると判別した場合、前記記録部により少なくとも前記識別情報を前記ICタグを搭載した前記媒体に記録することを特徴とする。
また、本発明は、前記媒体に記録する記録部をさらに備え、前記記憶部には所定の記録情報が記憶されており、前記制御部は、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出し、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがある場合、前記記録部により前記所定の記録情報を前記媒体に記録することを特徴とする。
この上記構成によれば、上記判別の結果、一致するものがある場合は、媒体にその旨示す情報が記録されるため、ユーザーは、当該媒体のICタグか、或いは、当該ICタグと同一のタグ識別情報を有するICタグが誤っている可能性があることを認識でき、対処することが可能となる。
この構成によれば、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止でき、さらに、以下の効果を奏する。すなわち、複数の媒体処理装置のそれぞれによって、媒体のICタグに書込情報を行えるようにしたシステムが存在する。このようなシステムでは、システムを構成する媒体処理装置の全てについて、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報の上書きを防止するためには、各媒体処理装置が書込情報の書き込みを行ったICタグのタグ識別情報について、システム全体で管理する必要がある。これを踏まえ、上記構成によれば、制御装置の記憶部においてシステムを構成する媒体処理装置のそれぞれが書込情報の書き込みを行ったICタグのタグ識別情報が統括的に管理され、各媒体処理装置は、制御装置において統括的に管理されているタグ識別情報に基づいて、既に書き込みを行っているか否かを判別するため、システムを構成する媒体処理装置の全てについて、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報の上書きを効果的に防止できる。
この構成によれば、上記のような場合には、媒体にその旨示す情報が記録されるため、ユーザーは、当該媒体のICタグに書き込まれた書込情報が誤っている可能性があることを認識でき、対処することが可能となる。
媒体に搭載されたICタグに無線通信により識別情報を含む情報を書き込み、または、前記情報を読み出す情報読み書き部と、少なくとも前記情報読み書き部により前記ICタグに書き込んだ前記識別情報を記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、
前記情報読み書き部により前記ICタグへの前記情報の書き込みが完了した場合は、少なくとも前記情報に含まれている前記識別情報を前記記憶部に記憶し、
前記情報読み書き部による前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグから読み出した前記識別情報が、前記記憶部に記憶した前記識別情報の中に一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがあると判別した場合、前記情報読み書き部により前記識別情報を読み出した前記ICタグへの前記情報の書き込みを禁止することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体に搭載されたICタグに無線通信により情報を書き込み、また、情報を読み出す情報読み書き部と、前記情報読み書き部により読み出された前記ICタグに一意に付与されたタグ識別情報を記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出し、前記書込情報の書き込みが完了した場合は、読み出した前記タグ識別情報を、書き込みが完了した前記ICタグを示すものとして前記記憶部に記憶する一方、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出し、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出した前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別し、一致するものがある場合、前記書込情報の書き込みを行わないことを特徴とする。
この制御方法によれば、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止できる。
媒体に搭載されたICタグに無線通信により識別情報を含む情報を書き込み、または、前記情報を読み出す情報読み書き部と、少なくとも前記情報読み書き部により前記ICタグに書き込んだ前記識別情報を記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の各部を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部に、
前記情報読み書き部により前記ICタグへの前記情報の書き込みが完了した場合は、少なくとも前記情報に含まれている前記識別情報を、前記記憶部に記憶させ、
前記情報読み書き部による前記ICタグへの前記情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により無線通信可能な前記ICタグから読み出した前記識別情報が、前記記憶部に記憶した前記識別情報の中に一致するものがあるか否かを判別させ、一致するものがあると判別した場合、前記情報読み書き部により前記識別情報を読み出した前記ICタグへの前記情報の書き込みを禁止させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体に搭載されたICタグに無線通信により情報を書き込み、また、情報を読み出す情報読み書き部と、前記情報読み書き部により読み出された前記ICタグに一意に付与されたタグ識別情報を記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の各部を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部に、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出させ、前記書込情報の書き込みが完了した場合は、読み出した前記タグ識別情報を、書き込みが完了した前記ICタグを示すものとして前記記憶部に記憶させる一方、前記媒体の前記ICタグへの書込情報の書き込みに際し、前記情報読み書き部により、前記ICタグから、前記タグ識別情報を読み出させ、前記記憶部に記憶した前記タグ識別情報の中に、読み出させた前記タグ識別情報と一致するものがあるか否かを判別させ、一致するものがある場合、前記書込情報の書き込みを行わないことを特徴とする。
このプログラムによれば、処理対象となっていない媒体のICタグに正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該ICタグに記憶されている情報が誤ったものとなることを防止できる。
図1は、本実施形態に係る媒体処理システム1の構成を示す図である。
媒体処理システム1は、空港において、航空会社が管理するサービスカウンターCTに適用されることが想定されたシステムであり、サービスカウンターCTにおいて、飛行機に搭乗する予定の顧客から、当該飛行機に搭載すべき荷物を預かった場合に、当該荷物を搭載すべき飛行機の便を特定するための情報が記録面に記録され、かつ、後述するRFIDタグ11(ICタグ)に書き込まれたラベル(以下、「荷物ラベル」という。)を発行する機能を有している。発行された荷物ラベルは、貼付等の手段により荷物に取り付けられる。そして、荷物の飛行機への搭載に際し、当該荷物に取り付けられた荷物ラベルのRFIDタグ11に書き込まれた情報が専用のリーダーにより読み出される等して当該荷物を搭載すべき飛行機の便が識別され、当該荷物が適切な飛行機の便に搭載される。
図1に示すように、媒体処理システム1は、荷物ラベルを発行する装置である複数の媒体処理装置2と、媒体処理装置2のそれぞれを制御する複数のホストコンピューター3と、これらホストコンピューター3に、LAN等のネットワーク4を介して通信可能に接続された管理サーバー5(制御装置)と、を備えている。
媒体処理システム1は、複数の媒体処理装置2を有しているが、いずれの媒体処理装置2においても、荷物ラベルの発行が可能である。
図3に示すように、専用紙10は、複数のラベルブロック14が所定方向に連続して接合された構成となっている。1つのラベルブロック14は、1枚の荷物ラベルに対応しており、1枚の荷物ラベルの発行の際は、1つのラベルブロック14の記録面14aに所定の画像が記録されると共に、当該1つのラベルブロック14のRFIDタグ11に所定の情報が書き込まれた後、当該1つのラベルブロック14が専用紙10から切り離されることによって発行される。
ラベルブロック14のそれぞれの所定の位置には、RFIDタグ11が設けられている。RFIDタグ11は、非接触タグであり、後述する媒体処理装置2のリーダーライター機構15との間で、NFC等の所定の規格に通信した近距離無線通信を行う。RFIDタグ11は、アンテナと、ICチップとを有しており、このICチップは、制御回路や、RF部、変調/復調部として機能する信号処理回路、各種データを書き換え可能、かつ、不揮発的に記憶するICメモリー等を有している。
専用紙10を構成する全てのラベルブロック14のRFIDタグ11のICメモリーの所定の記憶領域には、RFIDタグ11を識別するために、RFIDタグ11のそれぞれに一意に付与されたタグ識別情報が記憶されている。RFIDタグ11のICメモリーの所定の記憶領域にタグ識別情報を記憶すべきこと、及び、記憶すべきタグ識別情報の値の規則等は、所定の規格により定められており、本実施形態においては、当該所定の規格に準じて、全てのラベルブロック14の各RFIDタグ11に適切にタグ識別情報が記憶されている。
制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、媒体処理装置2の各部を中枢的に制御する。すなわち、ROMには、媒体処理装置2の基本的な動作を制御する制御プログラムが記憶されており、制御部20のCPUは、当該制御プログラムを読み出して実行することにより、媒体処理装置2の各部を制御する。
インジケーター21は、複数のLEDを備え、各LEDの点灯/消灯、及び、点灯するときの色の組み合わせにより、媒体処理装置2の動作モードや、エラーの発生等の各種情報を報知する。
リーダーライター機構15は、アンテナや、RF部、変調/復調部として機能する信号処理回路等を備え、専用紙10のラベルブロック14に設けられたRFIDタグ11と所定の規格に準拠して近距離無線通信を行い、RFIDタグ11のICメモリーの所定の記憶領域に情報を書き込み、また、RFIDタグ11のICメモリーに記憶されている情報を読み出す。以下、RFIDタグ11のICメモリーの所定の記憶領域に情報を書き込むことを、単に、「RFIDタグ11に情報を書き込む」と表現し、また、RFIDタグ11のICメモリーに記憶されている情報を読み出すことを、単に、「RFIDタグ11から情報を読み出す」と表現する。本実施形態では、リーダーライター機構15、その他の付随する機構、装置が協働して「媒体のICタグに無線通信により情報を書き込み、また、情報を読み出す情報読み書き部」として機能する。
搬送機構26は、搬送モーター27と、この搬送モーター27に接続されたプラテンローラー28とを備え、搬送モーター27の駆動に応じて、プラテンローラー28が所定方向に回転し、プラテンローラー28の回転に伴って、専用紙10が搬送方向に搬送される。
RTC29(Real time clock:リアルタイムクロック)は、図示せぬ電池から電力の供給を受けて現在日時(日付、時刻)を計時し、現在日時を示すデータを制御部20に出力する。
管理サーバー5は、媒体処理システム1を統括的に管理するサーバーであり、サーバー側記憶部7に、後述する書込済タグIDデータベース6を記憶する。
ここで、処理対象となっているラベルブロック14のRFIDタグ11からリーダーライター機構15によりタグ識別情報を読み出し、所定の情報の書き込みが終了すると、書込済タグIDデータベース6の代わりに記憶部30にタグ識別情報を書き込むようにしてもよい。
統括制御部35は、RTC情報読出部36、RFIDタグ読み書き制御部37、記録制御部38、及び、表示制御部39のそれぞれを統括的に制御する。
RTC情報読出部36は、RTC29の現在時刻を示すデータが格納された揮発性メモリーにアクセスし、当該メモリーに記憶された現在時刻を示すデータを取得し、時刻情報として統括制御部35に出力する。
RFIDタグ読み書き制御部37は、統括制御部35の制御の下、リーダーライター機構15を制御して、専用紙10のラベルブロック14のRFIDタグ11に情報を書き込み、また、RFIDタグ11から情報を読み出す。
記録制御部38は、統括制御部35の制御の下、記録機構24を制御して、専用紙10のラベルブロック14の記録面14aに画像を記録する。
表示制御部39は、統括制御部35の制御の下、インジケーター21を構成する各LEDに信号処理回路を介して駆動信号を出力して、各LEDを所定の態様で点灯/消灯させる。
すなわち、ある1のラベルブロック14のRFIDタグ11に対する書込情報D2の書き込みが正常に完了し、当該1のラベルブロック14に隣接する次のラベルブロック14のRFIDタグ11に書込情報D2を書き込む場合を想定する。この場合、当該次のラベルブロック14と、当該1のラベルブロック14とが位置的に近接していることに起因して、リーダーライター機構15と、当該1のラベルブロック14との間で通信が確立し、当該1のラベルブロック14のRFIDタグ11に対して情報が書き込まれ、書き込まれていた元の情報が上書きされる可能性がある。
このほか、以下の事態も生じ得る。すなわち、何らかの原因で、想定された態様で正常に情報の書き込みが行われていない場合がある。この場合、RFIDタグ11に書き込まれた情報の信頼性が担保できないため、そのことをユーザーに認識させる必要がある。
以上を踏まえ、本実施形態に係る媒体処理システム1の各装置は以下の動作を行う。
まず、媒体処理装置2の制御部20の統括制御部35は、ホストコンピューター3から荷物ラベルの発行を指示する制御コマンド(以下、「ラベル発行指示コマンド」という。)を受信したか否かを監視する(ステップSA1)。
ここで、ラベル発行指示コマンドについて詳述する。
上述したように、荷物ラベルは、顧客から渡された荷物について、当該荷物を搭載すべき飛行機の便を特定するための情報が記録面に記録され、かつ、RFIDタグ11に書き込まれたラベルである。そして、ホストコンピューター3は、荷物ラベルの発行に際し、記録指示コマンドC1、及び、書込指示コマンドC2を含むラベル発行指示コマンドを生成し、媒体処理装置2に送信する。
記録指示コマンドC1とは、記録情報D1を含み、当該記録情報D1を、発行すべき荷物ラベルに対応するラベルブロック14の記録面14aに記録することを指示する制御コマンドである。本実施形態では、記録情報D1には、(1)顧客の氏名等の顧客に関する情報(顧客情報)、(2)荷物を搭載すべき飛行機の便を示す情報(便情報)、(3)荷物を搭載すべき飛行機の便を示すバーコード(バーコード情報)が含まれている。これら顧客情報、便情報、及び、バーコード情報を含む記録情報D1が荷物ラベルの記録面に記録されることにより、当該記録情報D1を視認することによって、又は、バーコード情報をバーコードリーダーにより読み取ることによって、当該荷物ラベルが取り付けられた荷物を搭載すべき飛行機の便を特定できる。なお、実際には、記録情報D1に含まれる情報は任意であり、上記3つの情報以外の情報が含まれていてもよい。
一方、書込指示コマンドC2とは、上記の記録情報D1に含まれる便情報と、現在日時を示す情報(時刻に関する情報。以下、「現在日時情報」という。)との組み合わせからなる書込情報D2について、RFIDタグ11への書き込みを指示する制御コマンドである。これら便情報と現在日時情報との組み合わせにより、荷物を搭載すべき飛行機の便を一意に特定することが可能であるため、実際に荷物を搭載すべき飛行機の便に応じて振分ける際には、図示せぬRFIDタグ11のリーダーにより、RFIDタグ11から書込情報D2が読み出され、読出された書込情報に基づいて、搭載すべき飛行機の便が特定される。なお、本実施形態では、現在日時情報は、日付(○年○月○日)と、時刻(○時○分)との組み合わせからなる情報であるが、便情報との組み合わせによって飛行機の便を一意に特定できる情報であればよく、例えば、月日(○月○日)を示す情報であってもよい。
次いで、統括制御部35は、ホストコンピューター3を介して、管理サーバー5のサーバー側記憶部7に記憶された書込済タグIDデータベース6にアクセスする(ステップSA3)。なお、統括制御部35は、管理サーバー5と、ホストコンピューター3を介して、所定のプロトコルに準拠して通信を行い、書込済タグIDデータベース6にアクセスする。 次いで、統括制御部35は、ステップSA2で読み出したタグ識別情報の値と、一致する値のタグ識別情報が、書込済タグIDデータベース6に記憶されているか否かを判別する(ステップSA4)。当該判別に係る処理は、統括制御部35の機能により行われてもよく、管理サーバー5の機能により行われてもよい。
ここで、後のステップSA13で明らかとなるとおり、書込済タグIDデータベース6には、ラベル発行指示コマンドに基づいて正常に書込情報D2が書き込まれたRFIDタグ11のタグ識別情報が一元的に管理されている。つまり、書込済タグIDデータベース6に記憶されているタグ識別情報に係るRFIDタグ11には、既に、書込情報D2の書き込みが完了している、ということである。
なお、書込済タグIDデータベース6に格納された情報と同等の内容の情報を、記憶部30に記憶する構成とし、書込済タグIDデータベース6にアクセスする代わりに、記憶部30を参照し、RFIDタグ11から読み出したタグ識別情報が、記憶部30に記憶されているかを判別してもよい。
このステップSA5により以下の効果を奏する。
すなわち、上述したとおり、ステップSA2で読み出したタグ識別情報の値と、一致する値のタグ識別情報が、書込済タグIDデータベース6に記憶されている、ということは、処理対象となっているラベルブロック14のRFIDタグ11に対する書込情報D2の書き込みが既に正常に完了しているということである。この場合、直前にRFIDタグ11に書込情報D2が書き込まれたラベルブロック14に対して、書込情報D2を書き込もうとしていたり、また、何らかの理由で、発行済の荷物ラベルが媒体処理装置2の近傍に位置していたりすることが考えられる。この場合に、既にRFIDタグ11に記憶されている情報を上書きしてしまうと、RFIDタグ11に記憶された情報が誤ったものとなってしまう。そして、本実施形態では、ステップSA2で読み出したタグ識別情報の値と、一致する値のタグ識別情報が、書込済タグIDデータベース6に記憶されている場合は、処理対象となっているラベルブロック14に対する書込情報D2の書き込みが禁止されるため、正常に書込情報D2が書き込まれているRFIDタグ11について、情報が上書きされ、記憶する情報の内容が誤ったものとなってしまうことを防止できる。つまり、本実施形態に係る媒体処理システム1では、規格により、RFIDタグ11にタグ識別情報が記憶されていることに着目し、当該タグ識別情報を利用して、RFIDタグ11に書き込まれた書込情報D2が誤ったものとなってしまうことを効果的に防止している。
なお、ステップSA5において、記録制御部38は、処理対象となっているラベルブロック14に対して記録機構24によりVOID印刷を行ってもよい。VOID印刷については後述する。これにより、対応するラベルブロック14について、書き込みが既に正常に完了していると判別したため、情報の書き込み、情報の記録を行わなかった旨を報知できる。また、処理対象となっているラベルブロック14と同一のタグ識別情報の値を有するRFIDタグ11を搭載するラベルブロック14がまだ媒体処理装置2から排出されていない場合には、記録制御部38は、当該ラベルブロック14を搬送機構26により記録機構24の位置まで搬送し、VOID印刷を行ってもよい。このように同一のタグ識別情報の値を有する複数のRFIDタグ11を搭載するそれぞれのラベルブロック14の少なくとも1つにVOID印刷を行うようにしてもよい。
書き込みが既に行われている場合(ステップSA6:YES)、統括制御部35は、記録制御部38により、処理対象となっているラベルブロック14に対してVOID印刷を行う(ステップSA7)。VOID印刷とは、ラベルブロック14の記録面14aに、当該ラベルブロック14が無効であることを明示する画像を記録することである。ユーザーは、VOID印刷によって記録された画像を参照することにより、当該ラベルブロック14、又は、当該ラベルブロック14に対応する荷物ラベルが無効であることを迅速、かつ、確実に認識できる。VOID印刷を行うための記録情報(「所定の記録情報」)(VOID印刷によって記録される画像に関する情報)は、記憶部30に記憶されている。
ステップSA7の処理により以下の効果を奏する。すなわち、後のステップSA13で明らかとなるとおり、RFIDタグ11に対する書込情報D2の書き込みが正常に完了した場合、統括制御部35は、当該RFIDタグ11のタグ識別情報を管理サーバー5に送信し、当該タグ識別情報は、書込済タグIDデータベース6において管理される。従って、書込済タグIDデータベース6にタグ識別情報が記憶されていない場合であって、RFIDタグ11に既に情報が書き込まれている場合は、何らかの原因で、想定された態様で正常に情報の書き込みが行われていない可能性がある。そして、このような場合に、書込情報D2の書き込み、記録情報D1の記録が行われず、ラベルブロック14に対してVOID印刷が行われるため、ラベルブロック14に不正な情報が書き込まれている可能性を迅速にユーザーに認識させることができると共に、原因の究明等に利用させることができる。
当該ラベル発行指示コマンドの記録指示コマンドC1に含まれる記録情報D1の各情報のうち、便情報を取得する(ステップSA9)。
次いで、統括制御部35は、RTC情報読出部36からRTC29の揮発性メモリーに記憶された現在時刻を示すデータを取得し、現在日時情報を取得する(ステップSA10)。
次いで、統括制御部35は、ステップSA3で取得した便情報と、ステップSA4で取得した現在日時情報との組み合わせからなる書込情報D2を生成し(ステップSA11)、RFIDタグ読み書き制御部37を制御して、リーダーライター機構15を介して、RFIDタグ11に書込情報D2を書き込む(ステップSA12)。
このように、本実施形態では、統括制御部35は、書込情報D2の書き込みが正常に完了したRFIDタグ11について、当該RFIDタグ11のタグ識別情報を書込済タグIDデータベース6に記憶させる。これにより、書込済タグIDデータベース6において、書込情報D2の書き込みが正常に完了したRFIDタグ11のタグ識別情報を統括的に管理することが可能となる。
特に、本実施形態に係る媒体処理システム1は、複数の媒体処理装置2を有しているが、これら複数の媒体処理装置2のそれぞれが情報を書き込んだRFIDタグ11のタグ識別情報が書込済タグIDデータベース6において一元的に管理されるため、例えば、1の媒体処理装置2で書込情報D2を書き込んだRFIDタグ11について、他の媒体処理装置2により書き込まれた情報が上書きされる、といった事態が生じることを防止できる。
次いで、統括制御部35は、記録指示コマンドC1に含まれる記録情報D1を取得し(ステップSA15)、記録制御部38の記録制御部38に出力する(ステップSA16)。記録制御部38は、入力された記録情報D1に基づいて、当該記録情報D1に係る画像データを画像バッファーに展開する等の必要な処理を行い、記録機構24を制御して、記録情報D1をラベルブロック14の記録面14aに記録する(ステップSA17)。
以上のようにして、RFIDタグ11に書込情報D2(便情報+現在日時情報)が書き込まれ、かつ、その記録面に記録情報D1(顧客情報+便情報+バーコード情報)が記録された荷物ラベルが発行される。
この構成によれば、処理対象となっていないラベルブロック14のRFIDタグ11に正常に書き込まれていた情報が上書きされ、当該RFIDタグ11に記憶されている情報が誤ったものとなることを防止できる。さらに、媒体処理システム1を構成する媒体処理装置2の全てについて、処理対象となっていないラベルブロック14のRFIDタグ11に正常に書き込まれていた情報の上書きを効果的に防止できる。
この構成によれば、上記のような場合には、媒体にその旨示す情報が記録されるため、ユーザーは、当該ラベルブロック14のRFIDタグ11に正常でない態様で情報が書き込まれた可能性があることを認識でき、対処することが可能となる。
例えば、上述した実施形態では、書込情報D2を書き込んだRFIDタグ11のタグ識別情報を、管理サーバー5の書込済タグIDデータベース6において管理していたが、これに限らず、上記実施形態で適宜述べたとおり、個々の媒体処理装置2が、自身の記憶部30に記憶し管理する構成であってもよく、また、複数の媒体処理装置2のうち、代表する1台の媒体処理装置2の記憶部30に記憶し、管理する構成であってもよい。個々の媒体処理装置2が、書込情報D2を書き込んだRFIDタグ11のタグ識別情報を、自身の記憶部30に記憶し管理する構成は、特に、1台の媒体処理装置2によって専用紙10を処理する場合に有効である。
また、上述した実施形態では、管理サーバー5への書込済タグIDデータベース6へのアクセスや、タグ識別情報の比較等の処理を、媒体処理装置2が主体となって、管理サーバー5と協働して行う構成であったが、これら処理の1部、又は、全部をホストコンピューター3が主体となって、媒体処理装置2、及び、管理サーバー5と協働して行う構成であっても良い。この場合、この場合、ホストコンピューター3と媒体処理装置2が協働して「媒体処理装置」として機能する。
また例えば、上述した実施形態に係る媒体処理装置2の記録ヘッド25は、サーマル式であったが、記録形式はこれに限らずインクジェット式、ドットインパクト式等何であってもよく、また、媒体のICタグとの通信規格は何であってもよい。また例えば、図3、4に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、媒体処理装置2の各機能ブロックの機能を、媒体処理装置2に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、媒体処理装置2は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行するようにしてもよい。
Claims (7)
- ホストコンピューターに接続可能な媒体処理装置であって、
媒体に搭載されたICタグに対して無線通信で前記ホストコンピューターから受信するコマンドに基づいて生成される書込情報を書き込み、または、前記ICタグに一意に付与されるタグ識別情報を読み出す、情報読み書き部と、
前記情報読み書き部により前記書込情報の書き込みが完了しているICタグの前記タグ識別情報を少なくとも記憶する記憶部と、
前記情報読み書き部と前記記憶部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致しない場合であって、前記ICタグに情報の書き込みが行われていないと判別した場合には、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへ前記書込情報を書き込みし、前記書込情報を書き込んだICタグのタグ識別情報を前記記憶部に記憶し、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致すると判別した場合、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへの前記書込情報の書き込みを禁止することを特徴とする媒体処理装置。 - 前記媒体に記録する記録部をさらに備え、
前記記憶部には所定の記録情報が記憶されており、
前記制御部は、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致しない場合であって、前記ICタグに情報の書き込みが行われていると判別した場合には、前記記憶部に記憶された所定の記録情報を前記媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。 - 前記媒体に記録する記録部をさらに備え、
前記記憶部には所定の記録情報が記憶されており、
前記制御部は、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致すると判別した場合、前記記憶部に記憶された所定の記録情報を前記媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。 - 前記所定の記録情報は、前記ICタグが搭載された前記媒体が無効であることを明示する画像を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の媒体処理装置。
- 前記書込情報は、飛行機の便を示す情報、及び、現在日時を示す情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の媒体処理装置。
- ホストコンピューターに接続可能に構成され、
媒体に搭載されたICタグに対して無線通信で前記ホストコンピューターから受信するコマンドに基づいて生成される書込情報を書き込み、または、前記ICタグに一意に付与されるタグ識別情報を読み出す、情報読み書き部と、前記情報読み書き部により前記書込情報の書き込みが完了しているICタグの前記タグ識別情報を少なくとも記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致しない場合であって、前記ICタグに情報の書き込みが行われていないと判別した場合には、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへ前記書込情報を書き込みし、前記書込情報を書き込んだICタグのタグ識別情報を前記記憶部に記憶し、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致すると判別した場合、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへの前記書込情報の書き込みを禁止することを特徴とする媒体処理装置の制御方法。 - ホストコンピューターに接続可能に構成され、
媒体に搭載されたICタグに対して無線通信で前記ホストコンピューターから受信するコマンドに基づいて生成される書込情報を書き込み、または、前記ICタグに一意に付与されるタグ識別情報を読み出す、情報読み書き部と、前記情報読み書き部により前記書込情報の書き込みが完了しているICタグの前記タグ識別情報を少なくとも記憶する記憶部と、を備える媒体処理装置の各部を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部に、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致しない場合であって、前記ICタグに情報の書き込みが行われていないと判別させた場合には、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへ前記書込情報を書き込みさせ、前記書込情報を書き込んだICタグのタグ識別情報を前記記憶部に記憶させ、
前記情報読み書き部によりICタグから読み出したタグ識別情報が、前記記憶部に記憶するタグ識別情報と一致すると判別させた場合、前記情報読み書き部によりタグ識別情報を読み出したICタグへの前記書込情報の書き込みを禁止させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012100776A JP5962178B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム |
US13/845,294 US9418255B2 (en) | 2012-04-26 | 2013-03-18 | Media processing device, media processing system, and control method of a media processing device |
TW102112215A TWI496089B (zh) | 2012-04-26 | 2013-04-03 | 媒體處理裝置、媒體處理裝置之控制方法及記憶媒體 |
CN201310131605.XA CN103377389B (zh) | 2012-04-26 | 2013-04-16 | 介质处理装置、介质处理系统及介质处理装置的控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012100776A JP5962178B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013228909A JP2013228909A (ja) | 2013-11-07 |
JP2013228909A5 JP2013228909A5 (ja) | 2015-04-30 |
JP5962178B2 true JP5962178B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=49462469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012100776A Expired - Fee Related JP5962178B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9418255B2 (ja) |
JP (1) | JP5962178B2 (ja) |
CN (1) | CN103377389B (ja) |
TW (1) | TWI496089B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011103740A1 (de) * | 2011-05-31 | 2012-12-06 | Smartrac Ip B.V. | Verfahren und Anordnung zum Bereitstellen und Verwalten von mit RFID-Datenträgern verknüpften Informationen in einem Netzwerk |
US20160180255A1 (en) * | 2014-12-23 | 2016-06-23 | Unisys Corporation | Method and system for managing airport baggage |
JP6662134B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-03-11 | 日本電気株式会社 | タグ管理装置、タグ管理方法、プログラム |
WO2017194123A1 (en) | 2016-05-12 | 2017-11-16 | Hewlett-Packard Development Company, L P | Data units for additive manufacturing |
CN108770350B (zh) * | 2016-05-12 | 2021-04-16 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 用于增材制造中构建材料识别的数据单元 |
JP7342389B2 (ja) * | 2019-03-15 | 2023-09-12 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置及びテープ |
US11334305B1 (en) * | 2020-11-09 | 2022-05-17 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wireless tag communication device, image forming apparatus, and control method |
JP2024124158A (ja) * | 2023-03-02 | 2024-09-12 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置及び通信装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050035849A1 (en) * | 2003-08-12 | 2005-02-17 | Yadgar Yizhack | Method and system for inventory count of articles with RFID tags |
WO2005029721A1 (ja) | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | 無線タグリーダライタ |
EP1688865B1 (en) * | 2003-10-24 | 2013-05-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Radio tag information communicating apparatus, cartridge for radio tag information communicating apparatus, and radio tag circuit element processing system |
JP2005182672A (ja) | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Nec Corp | 属性情報検索システム、属性情報検索装置、属性情報検索端末及びそれらに用いる属性情報検索方法 |
KR101197771B1 (ko) * | 2004-10-12 | 2012-11-06 | 주식회사 비즈모델라인 | 네트워크를 이용한 태그 저장정보 갱신 방법 |
KR101185378B1 (ko) * | 2005-03-14 | 2012-09-24 | 삼성전자주식회사 | Rf-id 태그 정보를 캐싱하는 휴대용 디바이스 및 그방법 |
JP2008009940A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toshiba Tec Corp | Rfid発行装置及びrfid用紙 |
JP4235236B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2009-03-11 | 東芝テック株式会社 | 無線通信装置 |
JP5025662B2 (ja) | 2006-12-28 | 2012-09-12 | 三菱電機株式会社 | 読み取り装置及び呼び出し装置及び読み取りプログラム及び呼び出しプログラム及びid読み取り方法及び呼び出し方法 |
JP2009015513A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Canon Finetech Inc | 記録装置およびその制御方法 |
JP2009083459A (ja) | 2007-09-10 | 2009-04-23 | Toshiba Tec Corp | ラベルプリンタ、ラベルプリンタ用のコンピュータプログラム、コンピュータプログラムおよびデータ送信方法 |
JP2011257807A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Toshiba Tec Corp | Rfid機器およびその制御プログラム |
US20120098642A1 (en) * | 2010-10-20 | 2012-04-26 | Mark Stanley Krawczewicz | Luggage Tag With Bi-State Display |
-
2012
- 2012-04-26 JP JP2012100776A patent/JP5962178B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2013
- 2013-03-18 US US13/845,294 patent/US9418255B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2013-04-03 TW TW102112215A patent/TWI496089B/zh not_active IP Right Cessation
- 2013-04-16 CN CN201310131605.XA patent/CN103377389B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103377389A (zh) | 2013-10-30 |
JP2013228909A (ja) | 2013-11-07 |
TW201401178A (zh) | 2014-01-01 |
US20130285798A1 (en) | 2013-10-31 |
US9418255B2 (en) | 2016-08-16 |
CN103377389B (zh) | 2017-06-06 |
TWI496089B (zh) | 2015-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5962178B2 (ja) | 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム | |
KR101130595B1 (ko) | 인쇄 시스템 | |
EP1589469A2 (en) | Label and RFID tag issuing apparatus comprising an RFID reader/writer and a printer | |
US9349028B2 (en) | Label printer, control method for a label printer, and non-transitory storage medium | |
US8300261B2 (en) | Systems and methods for retrieving printable media templates | |
CN107107629B (zh) | 用于rfid装置的方法和装置 | |
JP2011257807A (ja) | Rfid機器およびその制御プログラム | |
US20170068491A1 (en) | Printer and printing method | |
JP2007156774A (ja) | ネットワークシステム | |
JP5842335B2 (ja) | 画像記録装置、画像記録装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP4671168B2 (ja) | 無線タグ情報管理装置及びシステム | |
JP4364772B2 (ja) | 印刷システム | |
JP4989685B2 (ja) | 情報記録媒体 | |
JP4853889B2 (ja) | 工程管理情報の書換表示システム | |
JP2005275457A (ja) | 携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法 | |
US20240028845A1 (en) | Wireless tag-containing medium issuing apparatus and information processing apparatus | |
US20160314388A1 (en) | Data processing device for ic card issuance and ic card issuance data generation method | |
JP2005259033A (ja) | 単独医療機関用/複数医療機関用rfid診察券システムおよび利用方法 | |
EP3633966B1 (en) | Document processing method including the issuing of digital document copies with improved security, computer program product and system | |
JP2024126773A (ja) | 情報処理システム、情報処理方法、プログラム | |
JP5857656B2 (ja) | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP5987415B2 (ja) | 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP2006059247A (ja) | 非接触通信媒体の書き込み装置およびシステム | |
JP2017136781A (ja) | プリンター及びプリンター制御方法 | |
JP2014195878A (ja) | 印刷装置、制御システム、印刷装置の制御方法、及び、プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150316 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5962178 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |