JP2005182672A - 属性情報検索システム、属性情報検索装置、属性情報検索端末及びそれらに用いる属性情報検索方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 取得者のIDタグに応じてユーザ毎に異なる属性情報の取得を制御可能とし、その属性情報へのアクセス制御を容易に行うことが可能な属性情報検索システムを提供する。
【解決手段】 RFIDタグ(#1)2Aにはその物品(図示せず)を示すID情報が、RFIDタグ(#2)2Bにはその物品の属性情報を取得する取得者を示すID情報がそれぞれ書込まれている。情報検索サーバ1のリーダ11はRFIDタグ(#1,#2)2A,2BからIDを読取り、情報検索手段12はその読取ったIDを基に名前解決サーバ3から属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを取得し、そのアドレスを基に属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cから属性情報を取得する。表示手段13は情報検索手段12が取得した属性情報を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 RFIDタグ(#1)2Aにはその物品(図示せず)を示すID情報が、RFIDタグ(#2)2Bにはその物品の属性情報を取得する取得者を示すID情報がそれぞれ書込まれている。情報検索サーバ1のリーダ11はRFIDタグ(#1,#2)2A,2BからIDを読取り、情報検索手段12はその読取ったIDを基に名前解決サーバ3から属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを取得し、そのアドレスを基に属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cから属性情報を取得する。表示手段13は情報検索手段12が取得した属性情報を表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は属性情報検索システム、属性情報検索装置、属性情報検索端末及びそれらに用いる属性情報検索方法に関し、特にRFID(Radio Frequency IDentification)を用いた情報検索に関する。
RFIDはID番号を持つ小さいタグを、無線にて認識できるようにする技術であり、移動体識別または無線周波認識とも呼ばれている。この技術を使用するタグは、RFIDタグ、無線タグ、IC(集積回路)タグ等と呼ばれている。
上記のタグを用いて情報検索を行うシステムとしては、安価なタグにIDだけを書込み、そのタグが貼付(搭載)される商品等の属性情報をネットワークを経由して属性情報データベースから読出すシステムが開発されている。尚、上記のタグを用いるシステムとしては、タグから読出されたIDに対応するサービスを提供するシステム等も提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
しかしながら、上述した従来の情報検索のシステムでは、属性情報としてアクセス制御に応じて異なるユーザに異なる情報を見せる制御が必要であり、そのアクセス制御にはパスワードによる認証等を必要とすることが一般的である。しかしながら、パスワードによる認証等では入力がめんどうであり、またパスワードが盗まれるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、取得者のIDタグに応じてユーザ毎に異なる属性情報の取得を制御することができ、その属性情報へのアクセス制御を容易に行うことができる属性情報検索システム、属性情報検索装置、属性情報検索端末及びそれらに用いる属性情報検索方法を提供することにある。
本発明による属性情報検索システムは、少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースと、
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
本発明による属性情報検索装置は、少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置であって、
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
本発明による属性情報検索端末は、物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
少なくとも前記物品の属性情報を蓄積する属性データベースから前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
少なくとも前記物品の属性情報を蓄積する属性データベースから前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを備えている。
本発明による属性情報検索方法は、少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置に用いられる属性情報検索方法であって、前記属性情報検索装置側に、物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体から前記識別情報をリーダで読取るステップと、前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体から前記他の識別情報を前記リーダで読取るステップと、前記リーダで読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得するステップとを備えている。
本発明による属性情報検索方法のプログラムは、少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置に用いられる属性情報検索方法のプログラムであって、前記属性情報検索装置のコンピュータに、物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体から前記識別情報をリーダで読取る処理と、前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体から前記他の識別情報を前記リーダで読取る処理と、前記リーダで読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する処理とを実行させている。
すなわち、本発明の属性情報検索システムは、物品等に付けられたID(識別情報)タグに書込まれたIDを読取り、読取ったIDからその物品等の属性情報を蓄積する属性データベースのアドレスを解決し、そのアドレスを基に属性データベースからIDに対応する属性情報を取得するシステムにおいて、その属性情報を取得する取得者の情報を別のIDタグから読取り、上記のIDタグ及び別のIDタグからそれぞれ読取った複数のIDの組合せに応じて解決アドレスを変えることによって、その物品等の属性情報のうちの取得者毎に参照可能な情報を制御することを特徴とする。
これによって、本発明の属性情報検索システムでは、同一の物品について、取得者のIDタグに応じて異なるユーザからの属性情報の取得を制御することが可能となり、その属性情報へのアクセス制御が容易となる。例えば、販売店の店員、販売店の買い物客(会員)、販売店の買い物客(一般)という取得者の違いに応じて取得可能な情報を変えることが容易となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、取得者のIDタグに応じてユーザ毎に異なる属性情報の取得を制御することができ、その属性情報へのアクセス制御を容易に行うことができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による属性情報検索システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による属性情報検索システムは情報検索サーバ1と、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ(#1,#2)2A,2Bと、名前解決サーバ3と、属性DB(データベース)(#1〜#3)4A,4B,4Cとから構成されている。
情報検索サーバ1はRFIDタグ(#1,#2)2A,2BからIDを読取るリーダ11と、その読取ったIDを基に名前解決サーバ3から属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを取得しかつそのアドレスを基に属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cから属性情報を取得する情報検索手段12と、情報検索手段12が取得した属性情報を表示する表示手段13と、自サーバ内の各部の処理を実現するためのプログラムを格納する記録媒体14とを備えている。
また、RFIDタグ(#1)2Aにはその物品(図示せず)を示すID情報が、RFIDタグ(#2)2Bにはその物品の属性情報を取得する取得者を示すID情報がそれぞれ書込まれている。尚、RFIDタグは3枚以上に拡張することが可能であり、例えば第三のタグで位置情報を取得し、その条件を加えて属性取得を制御することも可能である。
名前解決サーバ3は情報検索サーバ1から問合せのあったIDを基に、そのIDに対応する属性情報が格納された属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを情報検索サーバ1に返す。
属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cには、RFIDタグ(#1)2A及びRFIDタグ(#2)2Bにそれぞれ書込まれたID情報の組合せに対応して異なる属性情報が格納されている。
但し、リーダ11と表示手段13とを端末装置として情報検索サーバ1とは独立に配設することも可能である。また、本実施例ではリーダ11をRFIDタグ(#1,#2)2A,2BからそれぞれIDを読取る共通のリーダとしているが、RFIDタグ(#1)2AからIDを読取る第1のリーダ及びRFIDタグ(#1,#2)2A,2BからIDを読取る第2のリーダというように、RFIDタグ(#1,#2)2A,2B各々専用にIDを読取る複数のリーダとしてもよい。
さらに、本実施例ではRFIDタグに物品及び取得者のID情報を記憶させているが、物品及び取得者のID情報を示すバーコードのような印刷コード等が印刷された媒体とすることも可能である。この場合、物品及び取得者のID情報の一方をRFIDタグとし、他方を印刷コード等が印刷された媒体とすることも、両方を印刷コード等が印刷された媒体、あるいはRFIDタグとすることも可能である。
さらにまた、本実施例ではRFIDタグに取得者のID情報を記憶させているが、取得者のID情報としては、指紋、虹彩、顔(例えば、顔の輪郭)等のバイオメトリクス情報、筆跡情報、印刷コード情報、パスワードとの組合せ情報とすることも可能である。
図2は図1の名前解決サーバ31で用いられるテーブルの構成例を示す図である。図2において、このテーブルには物品等に付けられたRFIDタグ(#1)2Aから読取られる第一のIDと、取得者のRFIDタグ(#2)2Bから読取られる第二のIDとの組合せにて参照される属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスが格納されている。
つまり、上記のテーブルには第一のIDとして「01.0000A89.00016F.000109DC0」が入力され、第二のIDとして「01.0000F21.0002FB.000820AA0」が入力された場合に属性DB(#1)4Aのアドレス「133.205.64.120」が情報検索サーバ1に出力される。
また、上記のテーブルには第一のIDとして「01.0000A89.00016F.000109DC0」が入力され、第二のIDとして「01.0000F21.0002FB.000220B12」が入力された場合に属性DB(#2)4Bのアドレス「133.205.65.101」が情報検索サーバ1に出力される。
さらに、上記のテーブルには第一のIDとして「01.0000A89.00016F.000109DC0」が入力され、第二のIDとして何も入力されない(「*」)場合に属性DB(#3)4Cのアドレス「133.205.65.113」が情報検索サーバ1に出力される。
図3は図1の属性DB(#1〜#3)4A,4B,4C各々の蓄積内容例を示す図である。図3においては、属性DB(#1)4Aに店員向けの属性情報が、属性DB(#2)4Bに会員顧客向けの属性情報が、属性DB(#3)4Cに一般顧客向けの属性情報が格納されている。
つまり、属性DB(#1)4Aには店員向けの属性情報として、第一のID「01.0000A89.00016F.000109DC0」に対応して「ビーフシチュー缶詰」が、「2003.9.1」現在、「スーパー○○ ××店 5F 食品棚A−2」にあることが格納されている。
また、属性DB(#2)4Bには会員顧客向けの属性情報として、第一のID「01.0000A89.00016F.000109DC0」に対応して「ビーフシチュー缶詰」が「国産牛肉(長野産)、ニンジン(千葉産、有機栽培)、ジャガイモ(北海道、低農薬栽培)、…」からなることが格納されている。
さらに、属性DB(#3)4Cには一般顧客向けの属性情報として、第一のID「01.0000A89.00016F.000109DC0」に対応して「ビーフシチュー缶詰」であることが格納されている。
図4は図1の情報検索サーバ1の属性情報検索動作を示すフローチャートである。これら図1〜図3を参照して本発明の一実施例による情報検索サーバ1の属性情報検索動作について説明する。尚、図4に示す動作は情報検索サーバ1内のCPU(中央処理装置)(図示せず)が記録媒体14のプログラムを実行することで実現される。
情報検索サーバ1のリーダ11はRFIDタグ(#1,#2)2A,2Bを検出すると(図4ステップS1)、RFIDタグ(#1,#2)2A,2Bから第一のID及び第二のIDを読取り、ID#1,ID#2の値を得る(図4ステップS2)。
ここで、IDの読取りは読取り終了を示すボタンが押下された時、あるいは第一のIDが読取られてから予め設定された所定時間が経過した時に読取り終了と判定される(図4ステップS3)。但し、本実施例では第一のID及び第二のIDに基づいて属性DB(#1〜#3)4A,4B,4C各々のアドレスを取得しているため、第二のIDが読取られた段階で読取り終了としてもよい。
また、IDの読取りとしては、第一のID及び第二のIDの読取りを同じ回数だけ連続して行っても、または第二のIDを一回読取りかつ第一のIDを複数回読取るようにしてもよい。
情報検索サーバ1の情報検索手段12はリーダ11が読取ったID#1,ID#2の値の組合せで名前解決サーバ3に問合せる(図4ステップS4)。名前解決サーバ3は情報検索サーバ1からのID#1,ID#2の値の組合せに対して、属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを情報検索サーバ1に返す。
尚、情報検索手段12の検索に際しては、検索の都度、上記の第一のID及び第二のIDを送信する方法、第一のID及び第二のIDを別々に送信する方法、第一のID及び第二のIDをまとめて送信する方法等が考えられる。
情報検索サーバ1の情報検索手段12は名前解決サーバ3から属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを取得すると(図4ステップS5)、そのアドレスによって属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cに対してID#1の情報を問合せ、属性DB(#1〜#3)4A,4B,4CからID#1の属性情報を取得し(図4ステップS6)、その属性情報を表示手段13に表示する(図4ステップS7)。情報検索サーバ1は上記の処理を属性情報の取得処理が終了するまで(図4ステップS8)、繰り返し行う。
例えば、ID#1として「01.0000A89.00016F.000109DC0」がリーダ11にて読取られた時、店員の持つ社員証カードのRFIDタグ(#2)2BからID#2として「01.0000F21.0002FB.000820AA0」がリーダ11にて読取られると、情報検索手段12はそれらのID#1,ID#2を基に名前解決サーバ3から属性DB(#1)4Aのアドレス「133.205.64.120」を取得する。
これによって、情報検索手段12はアドレス「133.205.64.120」を基に属性DB(#1)4Aから「ビーフシチュー缶詰」が、「2003.9.1」現在、「スーパー○○ ××店 5F 食品棚A−2」にあるという属性情報を検索して表示手段13に表示するので、店員はその属性情報を得ることができる。
また、ID#1として「01.0000A89.00016F.000109DC0」がリーダ11にて読取られた時、会員顧客の持つ会員カードのRFIDタグ(#2)2BからID#2として「01.0000F21.0002FB.000220B12」がリーダ11にて読取られると、情報検索手段12はそれらのID#1,ID#2を基に名前解決サーバ3から属性DB(#2)4Bのアドレス「133.205.65.101」を取得する。
これによって、情報検索手段12はアドレス「133.205.65.101」を基に属性DB(#2)4Bから「ビーフシチュー缶詰」が「国産牛肉(長野産)、ニンジン(千葉産、有機栽培)、ジャガイモ(北海道、低農薬栽培)、…」からなるという属性情報を検索して表示手段13に表示するので、会員顧客はその属性情報を得ることができる。
さらに、ID#1として「01.0000A89.00016F.000109DC0」がリーダ11にて読取られた時、ID#2として何も入力されなければ、情報検索手段12はそれらのID#1,ID#2(何も入力されないので「*」)を基に名前解決サーバ3から属性DB(#3)4Cのアドレス「133.205.65.131」を取得する。
これによって、情報検索手段12はアドレス「133.205.65.131」を基に属性DB(#3)4Cから「ビーフシチュー缶詰」であるという属性情報を検索して表示手段13に表示するので、一般顧客はその属性情報を得ることができる。
このように、本実施例では、同一の物品について、その属性情報を取得する取得者(店員、会員顧客、一般顧客等)のIDタグによってユーザ毎に異なる属性情報の取得を制御することができ、その属性情報へのアクセス制御を容易に行うことができる。上記のように、販売店の店員、販売店の買い物客(会員顧客)、販売店の買い物客(一般顧客)各々が取得可能な情報を容易に変えることができる。
尚、属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cは物理的に分けて設置するだけでなく、例えばURI(Universal Resource Identifier)で「http://www.A−store.com/staff/」と「http://www.A−store.com/VIPcustomer/」とに分けることも可能である。
また、第二のIDは一つだけ指定するのでなく、範囲指定することも、他の条件DBで条件を指定し、集合として指定することも可能である。さらに、本実施例では属性情報の読取りについて述べたが、属性情報の読取りに関するアクセス制御だけでなく、属性情報の書込みのためのアクセス制御にも適用可能である。
図5は本発明の他の実施例による属性情報検索システムの構成を示すブロック図である。図5において、本発明の他の実施例による属性情報検索システムは情報検索サーバ5内に位置センサ51を設けた以外は図1に示す本発明の一実施例による属性情報検索システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
本実施例では、IDタグ情報の一部を位置センサ51からの情報で置き換えており、例えば位置センサ51で位置情報を取得し、その位置情報を検索条件を加えて属性情報の取得を制御している。
図6は図5の情報検索サーバ5の属性情報検索動作を示すフローチャートである。これら図5及び図6を参照して本発明の他の実施例による情報検索サーバ5の属性情報検索動作について説明する。尚、図6に示す動作は情報検索サーバ5内のCPU(中央処理装置)(図示せず)が記録媒体14のプログラムを実行することで実現される。
情報検索サーバ5のリーダ11はRFIDタグ(#1,#2)2A,2Bを検出すると(図6ステップS11)、RFIDタグ(#1,#2)2A,2Bから第一のID及び第二のIDを読取り、ID#1,ID#2の値を得る(図6ステップS12)。
ここで、IDの読取りは読取り終了を示すボタンが押下された時、あるいは第一のIDが読取られてから予め設定された所定時間が経過した時に読取り終了と判定される(図6ステップS13)。但し、本実施例では第一のID及び第二のIDに基づいて属性DB(#1〜#3)4A,4B,4C各々のアドレスを取得しているため、第二のIDが読取られた段階で読取り終了としてもよい。
次に、情報検索サーバ5の情報検索手段12は位置センサ51から位置情報を取得し(図6ステップS14)、リーダ11が読取ったID#1,ID#2の値と位置情報との組合せで名前解決サーバ3に問合せる(図6ステップS15)。名前解決サーバ3は情報検索サーバ1からのID#1,ID#2の値と位置情報との組合せに対して、属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを情報検索サーバ1に返す。
情報検索サーバ1の情報検索手段12は名前解決サーバ3から属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cのアドレスを取得すると(図6ステップS16)、そのアドレスによって属性DB(#1〜#3)4A,4B,4Cに対してID#1の情報を問合せ、属性DB(#1〜#3)4A,4B,4CからID#1の属性情報を取得し(図6ステップS17)、その属性情報を表示手段13に表示する(図6ステップS18)。情報検索サーバ1は上記の処理を属性情報の取得処理が終了するまで(図6ステップS19)、繰り返し行う。
これによって、本実施例では、上述した本発明の一実施例と同様に、同一の物品について、その属性情報を取得する取得者(店員、会員顧客、一般顧客等)のIDタグや位置情報によってユーザ毎に異なる属性情報の取得を制御することができ、その属性情報へのアクセス制御を容易に行うことができる。
尚、上記の説明では位置センサ51を用いる場合について述べたが、各売り場に設けられた赤外線照射装置からの赤外線を受信する赤外線センサや、各売り場の温度を検知する温度センサ等の他のセンサを用いることは可能であり、これらに限定されない。
1,5 情報検索サーバ
2A,2B RFIDタグ(#1,#2)
3 名前解決サーバ
4A,4B,4C 属性DB(#1〜#3)
11 リーダ
12 情報検索手段
13 表示手段
14 記録媒体
51 位置センサ
2A,2B RFIDタグ(#1,#2)
3 名前解決サーバ
4A,4B,4C 属性DB(#1〜#3)
11 リーダ
12 情報検索手段
13 表示手段
14 記録媒体
51 位置センサ
Claims (33)
- 少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースと、
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを有することを特徴とする属性情報検索システム。 - 前記リーダは、前記識別情報を読取る第1のリーダと、前記他の識別情報を読取る第2のリーダとを少なくとも含むことを特徴とする請求項1記載の属性情報検索システム。
- 前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースのアドレスを解決する解決サーバを含み、
前記情報検索手段は、前記解決サーバで解決されたアドレスを基に前記属性データベースから前記属性情報を取得することを特徴とする請求項1または請求項2記載の属性情報検索システム。 - 前記情報検索手段は、前記アドレスを基に前記属性情報のうちの前記取得者毎に参照可能な情報を制御することを特徴とする請求項3記載の属性情報検索システム。
- 前記解決サーバは、前記識別情報と前記他の識別情報との組合せに応じて解決アドレスを変えることを特徴とする請求項3または請求項4記載の属性情報検索システム。
- 各種情報を取得するセンサを含み、
前記解決サーバは、前記識別情報と前記他の識別情報と前記各種情報との組合せに応じて解決アドレスを変えることを特徴とする請求項3または請求項4記載の属性情報検索システム。 - 前記センサは、位置情報を取得する位置情報センサであることを特徴とする請求項6記載の属性情報検索システム。
- 前記第1及び第2の保持媒体は、少なくともRFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びバーコードを含む印刷コード記録媒体のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか記載の属性情報検索システム。
- 少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置であって、
前記物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを有することを特徴とする属性情報検索装置。 - 前記リーダは、前記識別情報を読取る第1のリーダと、前記他の識別情報を読取る第2のリーダとを少なくとも含むことを特徴とする請求項9記載の属性情報検索装置。
- 前記情報検索手段は、解決サーバが前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて解決した前記属性データベースのアドレスを基に前記属性データベースから前記属性情報を取得することを特徴とする請求項9または請求項10記載の属性情報検索装置。
- 前記情報検索手段は、前記アドレスを基に前記属性情報のうちの前記取得者毎に参照可能な情報を制御することを特徴とする請求項11記載の属性情報検索装置。
- 前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報との組合せに応じて変化することを特徴とする請求項11または請求項12記載の属性情報検索装置。
- 各種情報を取得するセンサを含み、
前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報と前記各種情報との組合せに応じて変化することを特徴とする請求項11または請求項12記載の属性情報検索装置。 - 前記センサは、位置情報を取得する位置情報センサであることを特徴とする請求項14記載の属性情報検索装置。
- 前記第1及び第2の保持媒体は、少なくともRFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びバーコードを含む印刷コード記録媒体のいずれかであることを特徴とする請求項9から請求項15のいずれか記載の属性情報検索装置。
- 物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体及び前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体各々から前記識別情報及び前記他の識別情報を読取るリーダと、
少なくとも前記物品の属性情報を蓄積する属性データベースから前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する情報検索手段とを有することを特徴とする属性情報検索端末。 - 前記リーダは、前記識別情報を読取る第1のリーダと、前記他の識別情報を読取る第2のリーダとを少なくとも含むことを特徴とする請求項17記載の属性情報検索端末。
- 前記情報検索手段は、解決サーバが前記リーダが読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて解決した前記属性データベースのアドレスを基に前記属性データベースから前記属性情報を取得することを特徴とする請求項17または請求項18記載の属性情報検索端末。
- 前記情報検索手段は、前記アドレスを基に前記属性情報のうちの前記取得者毎に参照可能な情報を制御することを特徴とする請求項19記載の属性情報検索端末。
- 前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報との組合せに応じて変化することを特徴とする請求項19または請求項20記載の属性情報検索端末。
- 各種情報を取得するセンサを含み、
前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報と前記各種情報との組合せに応じて変化することを特徴とする請求項19または請求項20記載の属性情報検索端末。 - 前記センサは、位置情報を取得する位置情報センサであることを特徴とする請求項22記載の属性情報検索端末。
- 前記第1及び第2の保持媒体は、少なくともRFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びバーコードを含む印刷コード記録媒体のいずれかであることを特徴とする請求項17から請求項23のいずれか記載の属性情報検索端末。
- 少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置に用いられる属性情報検索方法であって、前記属性情報検索装置側に、物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体から前記識別情報をリーダで読取るステップと、前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体から前記他の識別情報を前記リーダで読取るステップと、前記リーダで読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得するステップとを有することを特徴とする属性情報検索方法。
- 前記リーダは、前記識別情報を読取る第1のリーダと、前記他の識別情報を読取る第2のリーダとを少なくとも含むことを特徴とする請求項25記載の属性情報検索方法。
- 前記属性情報検索装置側に、前記物品に付けられた識別情報タグに書込まれた識別情報を基に前記属性データベースのアドレスを解決する解決サーバから前記リーダで読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースのアドレスを取得するステップを含み、
前記属性情報を取得するステップは、その取得したアドレスを基に前記属性データベースから前記属性情報を取得することを特徴とする請求項25または請求項26記載の属性情報検索方法。 - 前記属性情報を取得するステップは、前記アドレスを基に前記属性情報のうちの前記取得者毎に参照可能な情報を制御することを特徴とする請求項27記載の属性情報検索方法。
- 前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報との組合せに応じてを変化することを特徴とする請求項27または請求項28記載の属性情報検索方法。
- 前記属性情報検索装置側に、センサで各種情報を取得するステップを含み、
前記解決サーバから取得するアドレスは、前記識別情報と前記他の識別情報と前記各種情報との組合せに応じて変化することを特徴とする請求項27または請求項28記載の属性情報検索方法。 - 前記センサは、位置情報を取得する位置情報センサであることを特徴とする請求項30記載の属性情報検索方法。
- 前記第1及び第2の保持媒体は、少なくともRFID(Radio Frequency IDentification)タグ及びバーコードを含む印刷コード記録媒体のいずれかであることを特徴とする請求項25から請求項32のいずれか記載の属性情報検索方法。
- 少なくとも物品の属性情報を蓄積する属性データベースを含むシステムにおいて前記属性情報を検索する属性情報検索装置に用いられる属性情報検索方法のプログラムであって、前記属性情報検索装置のコンピュータに、物品に対応する識別情報を保持する第1の保持媒体から前記識別情報をリーダで読取る処理と、前記属性情報を取得する取得者を示す他の識別情報を保持する第2の保持媒体から前記他の識別情報を前記リーダで読取る処理と、前記リーダで読取った前記識別情報及び前記他の識別情報の組合せに応じて前記属性データベースから前記識別情報及び他の識別情報に対応する属性情報を取得する処理とを実行させるためのプログラム。
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Cited By (4)
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JP2008047007A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報提示システム |
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US9418255B2 (en) | 2012-04-26 | 2016-08-16 | Seiko Epson Corporation | Media processing device, media processing system, and control method of a media processing device |
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2003
- 2003-12-24 JP JP2003426043A patent/JP2005182672A/ja active Pending
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