JP5962141B2 - 透明ポリイミド系フィルム - Google Patents
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Description
[1] ポリイミド系樹脂又はその前駆体と、有機溶媒及び、微粒子を含有してなる微粒子含有ポリマー溶液であって、末端アミノ基が50eq/t以下であるポリイミド系樹脂又はその前駆体に対し平均粒径0.05μm以上、1μm以下の微粒子を100ppm以上、2.0質量%以下含有した微粒子含有ポリマー溶液。
[2] 透明ポリイミド系フィルムを形成するために用いられる、請求項1に記載の微粒子含有ポリマー溶液。
[3] 平均粒径0.05μm以上、1μm以下の微粒子を100ppm以上、2.0質量%以下含有した微粒子含有ポリイミド樹脂層を、フィルム表面に式(1)を満たす構成比で少なくとも1層以上有し、400nmの光透過率が80%以上、HAZEが1.0%以下、黄色度が5.0以下であり、その上面と下面間の静止摩擦係数が0.70以下である透明ポリイミド系フィルム。
0<A<10、A/B≦0.3 (1)
A:微粒子含有層の厚みの合計(μm) 、 B:フィルム全体厚み(μm)
[4] [2]に記載の微粒子含有ポリマー溶液を塗布、乾燥させて形成した微粒子含有ポリイミド樹脂層をフィルム表面に少なくとも1層以上有する、[3]に記載の透明ポリイミド系フィルム。
[5] フィルムの少なくとも片面のPV値が15nm以下である[3]、[4]に記載の透明ポリイミド系フィルム。
[6] [3]〜[5] に記載の透明ポリイミド系フィルムを製造する工程において、自己支持性フィルムをフィルム把持装置に両端部を把持させ、酸素濃度18%以上の雰囲気下で200℃以上の温度で加熱処理をする工程を少なくとも工程の一部に有する透明ポリイミド系フィルムの製造方法。
測定対象の微粒子の分散溶液を堀場製作所社製のレーザー散乱式粒度分布計LB-500により粒子径分布を求め、重量(体積)平均粒子径を算出した。
フィルムの厚みはセイコーem社製の電子マイクロメーター ミリトロン1245Dを用いて測定した。尚、微粒子含有層の厚みは樹脂で包埋したフィルムを、ミクロトームを用いてスライスし、その断面にカーボン蒸着後、日立ハイテクノロジーズ社製の走査電子顕微鏡 S4800を用いて観察して求めた。
400nmの波長における光線透過率は、日立製作所社製の分光光度計 U-3210を用いて測定した。
フィルムのHAZEは日本電色社製のHAZEメーター NDH2000を用い、CIE標準D65光源を用いて測定した。尚、同様の測定を3回行い、その算術平均値を採用した。
フィルムの黄色度は日本電色社製の色差計ZE2000を用い、CIE標準C2光源を用いて測定した。尚、同様の測定を3回行い、その算術平均値を採用した。
フィルム上面と下面を重ね合わせJIS K-71251に基づき23℃、65%RHの環境下で静止摩擦係数を測定した。
微粒子を分散させたポリイミド系樹脂またはその前駆体を固形分で10mgとなるよう秤量し、そこに10質量%濃度となるようN,N-ジメチルアセトアミドを加えた。更にp-ジメチルアミノベンズアルデヒド50mg、濃塩酸0.2mlを加えて10〜20分間発色させた後、日立製作所社製の分光光度計U-3210を用いて460nmの波長における吸収を測定した。アミン末端の定量には別途、該当するジアミンを用いて検量線を作成することで求めた。
TA instruments社製 TGA 2950を用いて、約10mgのサンプルをアルミ製のマイクロセルにセットし、窒素雰囲気下で5℃/分の速度で400℃まで昇温させた時に30℃〜300℃の間に減少した重量を揮発成分量とした。
表面形態の計測は表面物性評価機能付走査型プローブ顕微鏡(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製SPA300/SPI3800N)を使用した。計測はDFMモードで行い、カンチレバーはエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製DF3またはDF20を使用した。スキャナーはFS-20Aを使用し、捜査範囲は2μm四方、測定分解能は512×512ピクセルとした。計測像については二次傾き補正を行った後、装置付属のソフトウエアでPV値を算出した。
ポリマー濃度が0.2g/lとなるようにN,N-ジメチルアセトアミドに溶解した溶液をウベローデ型の粘度菅により25℃で測定した。
炉内の酸素濃度の測定には食品用微量酸素分析計(飯島電子工業株式会社IS-300)を使用した。
窒素導入管,温度計,攪拌棒を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、2,2’-ジメチル-4,4’-ジアミノビフェニル155.9g(0.735mol)とN,N-ジメチルアセトアミド1200gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながらシクロブタンテトラカルボン酸二無水物142.9g(0.729mol)を固体のまま分割添加し、室温で5時間攪拌した。その後N,N-ジメチルアセトアミド1000gで希釈し、還元粘度4.20dl/gのポリアミック酸溶液A1を得た。
窒素導入管,温度計,攪拌棒を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、2,2’-ジトリフルオロメチル-4,4’-ジアミノビフェニル176.5g(0.551mol)とN,N-ジメチルアセトアミド1200gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながら1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物122.9g(0.548mol)を固体のまま分割添加し、室温で18時間攪拌した。その後N,N-ジメチルアセトアミド500gで希釈し、還元粘度3.26dl/gのポリアミック酸溶液A2を得た。
窒素導入管,温度計,攪拌棒を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、1,4-ビス(4-アミノ-2-トリフルオロメチルフェノキシ)ベンゼン205.8g(0.480mol)とN,N-ジメチルアセトアミド1200gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながらシクロブタンテトラカルボン酸二無水物93.8g(0.478mol)を固体のまま分割添加し、室温で12時間攪拌した。その後4-メチルシクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸無水物1.0g(5.9mmol)を加え4時間攪拌した後、N,N-ジメチルアセトアミド1000gで希釈し、還元粘度5.28dl/gのポリアミック酸溶液A3を得た。アミン末端量が5eq/tであったポリアミック酸溶液A3に、平均粒径0.08μmのコロイダルシリカ微粒子をN,N-ジメチルアセトアミドに分散してなる溶液を、微粒子がポリアミック酸に対して2.0質量%となるように加え、微粒子含有ポリアミック酸溶液B1を得た。また平均粒径2.7μmのアモルファスシリカ微粒子をN,N-ジメチルアセトアミドに分散してなる溶液を、微粒子がポリアミック酸に対して0.05質量%となるように加え、微粒子含有ポリアミック酸溶液B2を得た。更に平均粒径0.30μmのスチレン-アクリル系架橋微粒子をN,N-ジメチルアセトアミドに分散してなる溶液を、微粒子がポリアミック酸に対して0.5質量%となるように加え、微粒子含有ポリアミック酸溶液B3を得た。
窒素導入管,温度計,攪拌棒を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、フェニレンジアミン78.3g(0.724mol)とN,N-ジメチルアセトアミド1200gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながら3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物220.6g(0.720mol)を固体のまま分割添加し、室温で15時間攪拌した。その後、N,N-ジメチルアセトアミド250gで希釈し、還元粘度2.62dl/gのポリアミック酸溶液A4を得た。アミン末端が61eq/tであったポリアミック酸溶液A4に平均粒径1.0μmの重炭酸カルシウムの微粒子をN,N-ジメチルアセトアミドに分散してなる溶液を、微粒子がポリアミック酸に対して0.3質量%となるように加え、微粒子含有ポリアミック酸溶液B4を得た。
(合成例5)
窒素導入管,温度計,攪拌棒を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、フェニレンジアミン78.3g(0.724mol)とN,N-ジメチルアセトアミド1200gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながら3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物220.6g(0.720mol)固体のまま分割添加し、室温で10時間攪拌した。その後、シクロヘキサン-1,3-ジカルボン酸無水物2.0g(13.0mmol)を添加し、室温5時間攪拌し、還元粘度2.20dl/gのポリアミック酸溶液A5を得た。アミン末端が8eq/tであったポリアミック酸溶液A5に平均粒径1.0μmの重炭酸カルシウムの微粒子をN,N-ジメチルアセトアミドに分散してなる溶液を、微粒子がポリアミック酸に対して0.3質量%となるように加え、微粒子含有ポリアミック酸溶液B5を得た。
窒素導入管、温度計、攪拌棒、滴下ロート、分縮器付き冷却管を備えた反応容器内を窒素置換した後、反応容器に窒素雰囲気下、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物137.1g(0.611mol)とγ-ブチロラクトン600g、N,N-ジメチルアセトアミド100gを仕込んで溶解させた後、反応容器を冷却しながら4,4’-メチレンビス(2,6-ジメチルシクロヘキシルアミン)162.1g(0.608mol)を滴下し、室温で4時間攪拌した。その後メタキシレン150g、トリエチルアミン3.09g(0.031mol)を添加して180℃で生成する水を系外に除去しながら3時間反応させた後、冷却してN,N-ジメチルアセトアミド500gで希釈し、還元粘度2.21dl/gのポリイミド溶液A6を得た。
合成例3で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B1を最終乾燥厚みが3μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例2で得られたポリアミック酸溶液A2を最終乾燥厚みが27μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。いずれのポリマー溶液も脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。この薄膜を110℃〜135℃で15分間加熱後、支持体から剥離して揮発成分が23.7質量%の自己支持性フィルムを得た。
合成例3で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B3を最終乾燥厚みが7μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例1で得られたポリアミック酸溶液A1を最終乾燥厚みが23μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。いずれのポリマー溶液も脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。この薄膜を110℃〜135℃で15分間加熱後、支持体から剥離して揮発成分が21.1質量%の自己支持性フィルムを得た。
合成例5で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B5を最終乾燥厚みが5μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例5で得られたポリアミック酸溶液A5を最終乾燥厚みが25μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。いずれのポリマー溶液も脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。この薄膜を110℃〜135℃で15分間加熱後、支持体から剥離して揮発成分が23.1質量%の自己支持性フィルムを得た。
合成例3で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B2を最終乾燥厚みが3μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例5で得られたポリアミック酸溶液A5を最終乾燥厚みが24μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。この薄膜を110℃〜135℃で10分間加熱して一度巻き取った後、再びその上から合成例3で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B2を最終乾燥厚みが3μmとなるようコンマコーターを用いて塗布し、110℃〜135℃で5分間加熱後に支持体から剥離することで、揮発成分が27.7質量%の自己支持性フィルムを得た。本実施例でもポリマー溶液は脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。
微粒子含有ポリアミック酸溶液をB1からB2へ変更する以外は実施例1と同様の方法で揮発成分が23.5質量%の自己支持性フィルムを得た。
合成例3で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B1を最終乾燥厚みが10μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例3で得られたポリアミック酸溶液A3を最終乾燥厚みが20μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。いずれのポリマー溶液も脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。この薄膜を110℃〜135℃で15分間加熱後、支持体から剥離して揮発成分が24.5質量%の自己支持性フィルムを得た。
合成例4で得られた微粒子含有ポリアミック酸溶液B4を最終乾燥厚みが5μmとなるようコンマコーターを用いて厚み188μmのポリエステルフィルム上に塗布した後、その上に合成例4で得られたポリアミック酸溶液A4を最終乾燥厚みが25μmとなるようTダイのスリットより連続的に押し出し薄膜を形成した。いずれのポリマー溶液も脱泡工程、ろ過精度3μmのポリマーフィルターを通過させるろ過工程を経て供給された。この薄膜を110℃〜135℃で15分間加熱後、支持体から剥離して揮発成分が23.4質量%の自己支持性フィルムを得た。
Claims (9)
- 平均粒径0.05μm以上、1μm以下の微粒子を100ppm以上、2.0質量%以下含有した微粒子含有ポリイミド樹脂層を、フィルム表面に式(1)を満たす構成比で少なくとも1層以上有し、400nmの光透過率が80%以上、HAZEが1.0%以下、黄色度が5.0以下であり、その上面と下面間の静止摩擦係数が0.70以下であり、前記ポリイミド樹脂層を構成するポリイミド樹脂が、脂肪族カルボン酸類から選ばれる酸成分と芳香族あるいは脂肪族アミンもしくはイソシアネートから選ばれるアミン成分との反応によって得られ、末端アミノ基が50eq/t以下である透明ポリイミド系フィルム。
0<A<10、A/B≦0.3 (1)
A:微粒子含有層の厚みの合計(μm)、B:フィルム全体厚み(μm) - 前記酸成分が、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5-シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2,2,1]ヘプタン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2,2,2]オクタン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸無水物からなる群より選ばれる単独または2種以上の併用であり、前記アミン成分が、1,3-フェニレンジアミン、1,4-フェニレンジアミン、2,4-ジアミノトルエン、2,6-ジアミノトルエン、3,4-ジアミノトルエン、4,5-ジメチル-1,2-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-1,4-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-1,4-フェニレンジアミン、2,3,5,6-テトラメチル-1,4-フェニレンジアミン、3-アミノベンジルアミン、m-キシリレンジアミン、p-キシリレンジアミン、1,5-ジアミノナフタレン、2,2'-ジメチルビフェニル-4,4'-ジアミン、2,2'-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、3,3'-ジメトキシベンジジン、4,4'-ジアミノオクタフルオロビフェニル、3,3'-ジアミノジフェニルメタン、3,4'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-メチレンビス(2,6-ジエチルアニリン)、4,4'-メチレンビス(2-エチル-6-メチルアニリン)、4,4'-エチレンジアニリン、4,4'-ジアミノジフェニルエーテル、3,4'-ジアミノジフェニルエーテル、3,3'-ジアミノジフェニルエーテル、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノ-2-トリフルオロメチルフェノキシ)ベンゼン、4,4’-ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4'-ジアミノ-3,3'-ジメチルジフェニルメタン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルフォン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]スルフォン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(3-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2’-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(3-アミノ-4-メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン、α,α'-ビス(4-アミノフェニル)-1,4-ジイソプロピルベンゼン、ビス(2-アミノフェニル)スルフィド、ビス(4-アミノフェニル)スルフィド、3,3’-ジアミノジフェニルスルフォン、4,4’-ジアミノジフェニルスルフォン、4,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、4,4'-ジアミノベンズアニリド、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス(4-アミノフェニル)テレフタレート、2,7-ジアミノフルオレン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン、1,3-ジアミノシクロヘキサン、1,4-ジアミノシクロヘキサン、1,3-ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,1-ビス(4-アミノフェニル)シクロヘキサン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4'-メチレンビス(2-メチルシクロヘキシルアミン)、4,4'-メチレンビス(2,6-ジメチルシクロヘキシルアミン)、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルプロパン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,3-ジアミン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,5-ジアミン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,6-ジアミン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2,7-ジアミン、2,3-ビス(アミノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5-ビス(アミノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,6-ビス(アミノメチル)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3(4),8(9)-ビス(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカンからなる群より選ばれる単独または2種以上の併用であることを特徴とする、請求項1に記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記酸成分が、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物からなる群より選ばれる単独または2種以上の併用であり、前記アミン成分が、p-フェニレンジアミン、2,2'-ジメチルビフェニル-4,4'-ジアミン、2,2'-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、1,4-ビス(4-アミノ-2-トリフルオロメチルフェノキシ)ベンゼン、1,4-ジアミノシクロヘキサン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4'-メチレンビス(2-メチルシクロヘキシルアミン)、4,4'-メチレンビス(2,6-ジメチルシクロヘキシルアミン) からなる群より選ばれる単独または2種以上の併用であることを特徴とする、請求項1または2に記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記酸成分が3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物であり、前記アミン成分がp-フェニレンジアミンであることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記微粒子含有ポリイミド樹脂層を式(2)を満たす構成比で少なくとも一層以上有する事を特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
0<A<5、A/B≦0.15 (2)
A:微粒子含有層の厚み(μm)、B:フィルム全体厚み(μm) - 前記微粒子含有ポリイミド樹脂層を式(2)を満たす構成比で片面にのみ有し、微粒子含有ポリイミド樹脂層を有さない面のPV値が15nm以下であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記ポリイミド樹脂が、脂環族ジカルボン酸無水物を用いて末端封止したポリイミド樹脂であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記ポリイミド樹脂が、シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸無水物、4-メチルシクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸無水物、シクロヘキサン-1,3-ジカルボン酸無水物から選択されるジカルボン酸無水物を単独または2種類以上を組み合わせて用い、末端封止したポリイミド樹脂であることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
- 前記末端アミノ基が10eq/t以下であることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の透明ポリイミド系フィルム。
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