JP5962101B2 - バックアップ電源装置、電源システム、コンピュータシステム、コンピュータシステムの電源制御方法および電源制御プログラム - Google Patents

バックアップ電源装置、電源システム、コンピュータシステム、コンピュータシステムの電源制御方法および電源制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、バックアップ電源装置、電源システム、コンピュータシステム、コンピュータシステムの電源制御方法および電源制御プログラムに関する。
情報処理装置や記憶装置等のコンピュータ装置は、商用電源等の外部電源の停止によるシステム動作の停止やデータの消失などを防ぐために、通常の電源装置とともにUPS(Uninterruptible Power Supply)等のバックアップ電源装置に接続される。この種のバックアップ電源装置は、コンピュータ装置に供給される電源電圧の低下を検出する検出回路と、検出回路による電源電圧の低下の検出に応答してバッテリーからコンピュータ装置に電源電圧を供給するための切り替え回路とを有している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−79069号公報
しかしながら、この種のバックアップ電源装置は、バッテリーからの直流電圧をコンピュータ装置に供給する電源線を用いて、直流電圧の低下を検出する。このため、停電等の発生時に、電源線の電圧は、バッテリーが電源線に接続されると上昇し、電圧の上昇によりバッテリーと電源線との接続が解除されると下降する。これにより、直流電圧の供給をバッテリーに切り替える切り替え回路が頻繁に動作し、バックアップ電源装置の消費電力は増加する。停電中、バッテリーから出力される直流電圧は、コンピュータ装置に供給されるだけでなく、バックアップ電源装置を動作するために使用される。バックアップ電源装置の消費電力は増加する結果、バッテリーの使用時間が短くなると、バッテリーによるコンピュータ装置の動作時間も短くなる。この結果、停電等の発生時に、バックアップ電源装置の動作時に、直流電圧のコンピュータ装置への供給を持続できないおそれがあり、コンピュータ装置の信頼性が低下するおそれがある。
1つの側面では、本発明は、バックアップ電源装置の動作時に、直流電圧のコンピュータ装置への供給を持続することを目的とする。
本発明の一形態では、バックアップ電源装置は、第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置であって、第1変換回路の出力に接続され、第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、第3直流電圧により充電されるバッテリーと、第1検出信号の出力に基づき、バッテリーの出力又は第3変換回路の出力のいずれかを第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路とを有している。
バックアップ電源装置の動作時に、直流電圧のコンピュータ装置への供給を持続できる。
一実施形態におけるバックアップ電源装置および電源システムの例を示している。 別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。 図2に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の例を示している。 図2に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 直流電圧の生成が所定時間停止されるときの図2に示したバックアップ電源装置の動作の例を示している。 別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 図6に示したバックアップ電源装置とコンピュータ装置の動作の別の例を示している。 図6に示したコンピュータシステムにおける停電時の処理の例を示している。 図6に示したコンピュータシステムにおける停電の復旧時の処理の例を示している。 図6に示したコンピュータシステムにおけるスケジュールオフ時の処理の例を示している。 図6に示したコンピュータシステムにおけるスケジュールオン時の処理の例を示している。 図6に示したCPUが実行する電源制御プログラムの例を示している。 別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。 図18に示したコンピュータシステムが収納されるラックの例を示している。 図18に示したコンピュータシステムが収納されるラックの別の例を示している。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。信号および電圧が供給される信号線には、信号名と同様の符号を使用する。
図1は、一実施形態におけるバックアップ電源装置および電源システムの例を示している。電源システムPSYSは、電源装置100およびバックアップ電源装置200を有している。電源装置100は、交流電圧AC1を受けているときに、情報処理装置や記憶装置などのコンピュータ装置に直流電圧DC2を供給する通常電源装置の一例である。電源装置100は、変換回路10、12およびダイオードD1を有している。変換回路10は、交流電圧AC1を直流電圧DC1に変換する。変換回路12は、直流電圧DC1またはバックアップ電源装置200からの直流電圧DC5を、少なくとも1つの直流電圧DC2に変換する。ダイオードD1は、アノードを変換回路10の出力に接続し、カソードを変換回路12の入力に接続している。すなわち、変換回路10から出力される直流電圧DC1は、順方向に接続されたダイオードD1を介して変換回路12に供給される。従って、ダイオードD1のカソードからアノードに直流電圧が供給されることはない。
バックアップ電源装置200は、検出回路14、変換回路16、バッテリー18およびスイッチ回路20を有している。検出回路14の入力は、変換回路10の出力およびダイオードD1のアノードに接続され、直流電圧DC1が所定値(例えば、DC1の90%)より低いときに、検出信号DETS1を出力する。例えば、検出回路14は、直流電圧DC1が値V1より低いときに、検出信号DETS1をアクティブレベルに設定し、直流電圧DC1が値V1以上のときに、検出信号DETS1をインアクティブレベルに設定する。
変換回路16は、交流電圧AC2を直流電圧DC3に変換する。例えば、交流電圧AC1、AC2は、実効電圧が100Vまたは200Vの商用電源等の交流電源から供給される。交流電圧AC1、AC2は、共通の交流電源から供給されてもよく、互いに独立した2つの交流電源からそれぞれ供給されてもよい。バッテリー18は、直流電圧DC3を受けて電荷を充電し、充電した電荷を直流電圧として直流電圧線DC4に出力する。
スイッチ回路20の出力であるノードDC5は、変換回路12の入力およびダイオードD1のカソードに接続されている。スイッチ回路20は、検出信号DETS1が出力されているときに、直流電圧DC3、DC4の一方を直流電圧DC5として、変換回路12の入力に供給する。例えば、スイッチ回路20は、検出信号DETS1がアクティブレベルのときにオンし、検出信号DETS1がインアクティブレベルのときにオフする。変換回路12が複数種の直流電圧DC2を生成する場合に、直流電圧DC5を変換回路12の入力に供給することで、スイッチ回路20の出力に、直流電圧DC5から複数種の直流電圧を生成する変換回路を設けなくてもよい。このため、バックアップ電源装置200の回路規模を削減でき、消費電力の増加を抑制できる。
バックアップ電源装置200は、以下のように動作する。例えば、交流電圧AC1が停止され、あるいは、変換回路10が故障したとき、直流電圧DC1は生成されず、直流電圧DC1の値は低下する。検出回路14は、直流電圧DC1の低下を検出し、検出信号DETS1を出力する。スイッチ回路20は、出力された検出信号DETS1を受けてオンし、直流電圧DC3、DC4の一方を直流電圧DC5として変換回路12に供給する。例えば、スイッチ回路20は、交流電圧AC2が変換回路16に供給されているとき、直流電圧DC3を変換回路12に供給し、交流電圧AC1とともに交流電圧AC2が停止されたとき、直流電圧DC4を変換回路12に供給する。
この際、ダイオードD1により、変換回路12から変換回路10に向けて電流が流れることが防止されるため、検出回路14は、変換回路12に供給される直流電圧DC5の値を検出しない。交流電圧AC1の供給が開始されるまで、検出回路14は検出信号DETS1を出力し続け、スイッチ回路20はオンし、直流電圧DC3又はDC4のいずれかを選択し続ける。換言すれば、検出回路14が直流電圧DC1の低下と上昇を繰り返し検出することはなく、スイッチ回路20がオン/オフを繰り返すことはない。
したがって、交流電圧AC1が停止している間、スイッチ回路20の無用な動作を抑止することにより、バックアップ電源装置200の消費電力を削減できる。交流電圧AC1とともに交流電圧AC2が停止した場合、バックアップ電源装置200は、バッテリー18から出力される直流電圧DC4を使用して動作する。このため、スイッチ回路20の無用な動作を抑止し、バックアップ電源装置200の消費電力を削減することで、交流電圧AC1が停止している間の電源装置100による直流電圧DC2の生成期間を長くでき、直流電圧DC2を受けて動作するコンピュータ装置の動作時間を長くできる。例えば、交流電圧AC1の停止後に開始されるコンピュータ装置のシャットダウン処理について余裕を持って実施できる。この結果、直流電圧DC2を受けて動作するコンピュータ装置の信頼性を向上できる。
また、変換回路12に供給される直流電圧DC5が、スイッチ回路20のオン、オフに伴って脈動することを防止できる。このため、変換回路12は、交流電圧AC1が停止された場合にも、安定した直流電圧DC2を生成できる。
これに対して、ダイオードD1が電源装置100に設けられず、検出回路14が変換回路12の入力ノードの直流電圧を検出する場合、検出回路14は、バッテリー18からの直流電圧DC5を検出し、検出信号DETS1の出力を停止する。これにより、スイッチ回路20はオフし、直流電圧DC5は低下し、検出回路14は、検出信号DETS1を再び出力する。検出回路14が直流電圧DC1の低下と上昇を繰り返し検出し、スイッチ回路20がオン/オフを繰り返すため、バックアップ電源装置200の消費電力は増加し、また、変換回路12に供給される直流電圧DC5に脈動が発生する。
さらに、バックアップ電源装置200から出力される直流電圧DC5が、変換回路12の入力に供給されるため、交流電圧AC1が停止したときに、単一の直流電圧DC5から複数種の直流電圧DC2を生成できる。これに対して、バックアップ電源装置200の出力ノードDC5が変換回路12の出力に接続される場合、バックアップ電源装置200は、直流電圧DC2と同様に複数種の直流電圧DC5を生成する必要がある。
以上、この実施形態では、バックアップ電源装置200がダイオードD1の入力側の直流電圧DC1を検出し、ダイオードD1の出力側に直流電圧DC5を供給する。これにより、交流電圧AC1、AC2の停止時に、バックアップ電源装置200は、脈動のない安定した直流電圧DC5を電源装置100に長時間供給できる。この結果、安定した直流電圧DC2をコンピュータ装置に供給でき、コンピュータ装置の信頼性を向上できる。
図2は、別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。上述した実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
電源装置100は、図1と同様である。電源装置100により生成される直流電圧DC2はコンピュータ装置300に供給される。電源システムPSYSは、電源装置100およびバックアップ電源装置200Aを有する。コンピュータシステムは、電源装置100、バックアップ電源装置200Aおよびコンピュータ装置300を有する。例えば、コンピュータ装置300は、メインフレーム、サーバ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置等の記憶装置であり、電源の遮断の前にシャットダウン処理やバックアップ処理が必要な装置である。
バックアップ電源装置200Aは、図1に示したスイッチ回路20の代わりにスイッチ回路20Aを有している。また、バックアップ電源装置200Aは、図1に示したバックアップ電源装置200に加え、スイッチ回路22、検出回路24、制御回路26および検出回路28を有する。
検出回路24は、交流電圧AC2が停止されているときに検出信号DETS2を出力する。制御回路26は、電源装置100に接続されるコンピュータ装置300と通信する機能を有しており、通信インタフェースCIFを介して、コンピュータ装置300に接続されている。通信インタフェースCIFとして、USB(Universal Serial Bus)やPCI(Peripheral Component Interconnect) Express等が採用される。制御回路26の動作は、図3および図4で説明する。検出回路28の入力は、変換回路10の出力に接続されている。検出回路28は、値V1より高い値V2より直流電圧DC1が高いときに、検出信号DETS3を出力する。検出回路28の動作は、図5で説明する。
スイッチ回路20Aは、検出信号DETS1の出力に応答して、直流電圧線DC3を直流電圧線DC5に接続する。また、スイッチ回路20Aは、検出信号DETS1が出力された後、さらに検出信号DETS3の出力を受けたときにオフし、直流電圧線DC3またはDC4を直流電圧線DC5から切り離す。さらに、スイッチ回路20Aは、検出信号DETS1が出力されてオンしているときに、制御回路26から制御信号OFFを受けたときに、直流電圧線DC4を直流電圧線DC5から切り離す。
スイッチ回路22は、検出信号DETS2が出力されているときにオンし、検出信号DETS2が出力されていないときオフする。なお、スイッチ回路22は、制御回路26から制御信号OFFを受けたときにオフしてもよい。また、スイッチ回路20A、22の機能を融合して、1つのスイッチ回路にしてもよい。この場合、スイッチ回路は、検出信号DETS1、DETS2の両方が出力されているときに、制御回路26から制御信号OFFを受けたときに、直流電圧線DC4を直流電圧線DC5から切り離す。
図3は、図2に示したバックアップ電源装置200Aとコンピュータ装置300の動作の例を示している。図3は、停電の発生により、図2に示した交流電圧AC1、AC2の供給が停止されるときの例を示している。
交流電圧AC1が停止すると、図2に示した電源装置100の変換回路10は、直流電圧DC1の生成ができなくなり、直流電圧DC1は徐々に低下する(図3(a))。図2に示した検出回路14は、直流電圧DC1が値V1以下になったことを検出し、検出信号DETS1をアクティブレベル(例えば、ハイレベル)に設定する(図3(b))。スイッチ回路22は、検出信号DETS1に応答してオンし、変換回路16からの直流電圧DC3を直流電圧DC5として電源装置100に供給する(図3(c))。すなわち、バックアップ電源装置200Aによる電源のバックアップが開始される。制御回路26は、検出信号DETS1を受け、通信インタフェースCIFを介して、コンピュータ装置300に交流電圧AC1の停止を示す情報を通知する(図3(d))。
検出回路24は、交流電圧AC2の停止を検出し、検出信号DETS2をアクティブレベル(例えば、ハイレベル)に設定する(図3(e))。スイッチ回路22は、検出信号DETS2に応答して、直流電圧線DC3を直流電圧線DC5から切り離し、直流電圧線DC4を直流電圧DC5に接続する(図3(f))。これにより、交流電圧AC2が停止した場合にも、バッテリー18を用いて、直流電圧DC5を電源装置100に供給できる。制御回路26は、検出信号DETS2を受け、通信インタフェースCIFを介して、コンピュータ装置300に交流電圧AC2の停止を示す情報を通知する(図3(g))。
ここで、検出回路24により、交流電圧AC2の低下を検出することで、交流電圧AC2の停止により直流電圧DC3が低下する前に、スイッチ回路22をオンし、バッテリー18からの直流電圧DC4を電源装置100に供給することが可能になる。これにより、直流電圧DC1が低下した後に、直流電圧DC5を低下させることなく電源装置100に供給でき、変換回路12は、安定した直流電圧DC2を生成できる。
コンピュータ装置300は、制御回路26からの通知により、交流電圧AC1、AC2の両方が停止したことを検出し、時間T1後に制御回路26に終了通知を出力する(図3(h))。例えば、時間T1は、数百ミリ秒から数秒程度に設定される。コンピュータ装置300は、時間T1後にシャットダウン処理を開始する(図3(i))。シャットダウン処理は、交流電圧AC1の供給停止又は変換回路10の故障による直流電圧DC1の系統のみが停止したとき、あるいは、交流電圧AC2の供給停止又は変換回路16の故障による直流電圧DC3の系統のみが停止したときには実行されない。このため、必要のないシャットダウン処理が実行されることを防止でき、コンピュータ装置300の運用効率と信頼性とを向上できる。
なお、コンピュータ装置300は、時間T1が経過する前に、制御回路26から交流電圧AC1またはAC2の復旧の通知を受けたとき、終了通知を発行せず、シャットダウン処理も実行しない。時間T1を設けることにより、交流電圧AC1の瞬断等により直流電圧DC1が一時的に低下するときに、コンピュータ装置300がシャットダウン処理を開始することを防止でき、コンピュータ装置300の運用効率と信頼性とを向上できる。直流電圧DC1の生成が所定時間停止した後に復帰するときの動作は、図5に示す。
制御回路26は、コンピュータ装置300から終了通知を受けた後、時間T2後にスイッチ回路22をオフするための制御信号OFFをスイッチ回路22に出力する(図3(j))。時間T2は、シャットダウン処理の完了に必要な時間にある程度の余裕を加えた時間であり、例えば、数分に設定されている。時間T2は、制御回路26の内部メモリやレジスタ等に予め設定されている。スイッチ回路22は、制御回路26からの制御信号OFFに応答してオフし、検出信号DETS2が出力されているか否かに拘わらずバッテリー18とスイッチ回路22との接続を解除する。これにより、直流電圧DC5の電源装置100への供給が停止される(図3(k))。シャットダウン処理後に、バッテリー18の出力を、直流電圧線DC5を含む全ての負荷から切り離すことで、交流電圧AC2の停止中にバッテリー18が消耗することを抑制できる。
図4は、図2に示したバックアップ電源装置200Aとコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図4は、電源装置100の変換回路10の故障により、直流電圧DC1の生成が停止したときの例を示している。なお、交流電圧AC1が停止し、交流電圧AC2がバックアップ電源装置200Aに供給され続けるときの動作も、図4と同様である。
変換回路10が故障した場合、交流電圧AC2は停止しないため、図2に示した検出回路24は、検出信号DETS2をインアクティブレベル(例えば、ロウレベル”L”)に維持する(図4(a))。変換回路16は、交流電圧AC2を受けて、直流電圧DC3を生成し続け、バッテリー18の充電状態は維持される。検出回路14は、図3と同様に、直流電圧DC1の低下を検出し、検出信号DETS1をアクティブレベル(例えば、ハイレベル)に設定する(図4(b))。
この後、図3と同様に、スイッチ回路22は、検出信号DETS1に応答して、直流電圧DC3を直流電圧DC5として電源装置100に供給する(図4(c))。制御回路26は、コンピュータ装置300に交流電圧AC1の停止を示す情報を通知する(図4(d))。コンピュータ装置300は、制御回路26からの交流電圧AC2の停止通知を待つ(図4(e))。すなわち、コンピュータ装置300は、交流電圧AC1の停止通知と、交流電圧AC2の停止通知の両方を受けるまで、シャットダウン処理を開始しない。換言すれば、バックアップ電源装置200Aにより生成される直流電圧DC3またはDC4のいずれかを電源装置100の変換回路12に供給可能なとき、コンピュータ装置300は停止しない。これにより、コンピュータ装置300の運用時間を長くでき、信頼性を向上できる。
図5は、直流電圧DC1の生成が所定時間停止されるときの図2に示したバックアップ電源装置200Aの動作の例を示している。図5では、説明を分かりやすくするために、スイッチ回路22の出力が電源装置100に接続されないときの直流電圧DC5の波形(直流電圧DC1の成分を含まない波形)を”(DC5)”として太い破線で示している。上述したように、直流電圧DC1の一時的な低下は、交流電圧AC1が瞬断等により一時的に停止するときに発生する。
交流電圧AC1が停止すると、変換回路10は直流電圧DC1の生成動作を停止し、直流電圧DC1は徐々に低下する(図5(a))。検出回路28は、直流電圧DC1が値V2以下になると、検出信号DETS3をインアクティブレベル(例えば、ロウレベル)に設定する(図5(b))。この後、図3と同様に、直流電圧DC1が値V1以下になると、検出信号DETS1がアクティブレベルに変化し、スイッチ回路22は、直流電圧DC3を直流電圧DC5として出力する(図5(c、d))。制御回路26は、検出信号DETS1に応答してコンピュータ装置300に交流電圧AC1の停止を示す情報を通知する(図5(e))。
この後、交流電圧AC1が復旧すると、変換回路10は直流電圧DC1の生成を開始し、直流電圧DC1が上昇する(図5(f))。検出回路14は、直流電圧DC1が値V1を超えたときに検出信号DETS1をインアクティブレベルに設定する(図5(g))。検出回路28は、直流電圧DC1が値V2を超えたときに検出信号DETS3をアクティブレベル(例えば、ハイレベル)に設定する(図5(h))。検出信号DETS3がアクティブレベルに変化するまで、バックアップ電源装置200Aの変換回路16により生成される直流電圧DC3は、直流電圧DC5として電源装置100の変換回路12の入力に供給され続ける。スイッチ回路22は、検出信号DETS3のアクティブレベルに応答して、直流電圧DC3の直流電圧線DC5への出力を停止する(図5(i))。
交流電圧AC1の復旧後に、直流電圧DC1が値V2より高くなるまで直流電圧DC3またはDC4を変換回路12に供給し続けることで、変換回路12に供給される直流電圧(DC1とDC3またはDC4の合成電圧)の低下を抑制できる。この結果、交流電圧AC1が瞬断等により一時的に停止するときにも、変換回路12により直流電圧DC2を安定して生成できる。変換回路12が複数種の直流電圧DC2を生成する場合、一種類の直流電圧DC2を生成するよりも消費電力が大きくなるため、入力される直流電圧の低下量はより小さい方が好ましい。
また、交流電圧AC1の停止により、直流電圧DC1が値V1付近を徐々に低下し、値V1に対して高い値、低い値に繰り返し変化する場合がある。このような場合にも、スイッチ回路22を検出信号DETS3のアクティブレベルによりオフすることで、スイッチ回路22のオン/オフ(直流電圧線DC3またはDC4と直流電圧線DC5との接続/非接続)が繰り返されることを防止できる。これにより、直流電圧線DC5にノイズが発生することを抑制できる。また、スイッチ回路22のオン/オフが繰り返されることにより消費電力が増加することを抑制できる。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、通信インタフェースCIFを介して、バックアップ電源装置200とコンピュータ装置300との間で、必要なときにシャットダウン処理を実施でき、シャットダウン処理後に、バッテリー18の消耗を抑制できる。この結果、コンピュータ装置300の運用効率と信頼性とを向上できる。
例えば、交流電圧AC1、AC2の両方が停止したときに、コンピュータ装置300のシャットダウン処理を開始することで、必要のないシャットダウン処理が実施されることを防止できる。例えば、交流電圧AC1、AC2の一方が停止したときには、シャットダウン処理は実施されない。また、時間T1を設けることにより、交流電圧AC1、AC2の一方が停止中に、交流電圧AC1、AC2の他方が一時的に停止するときに、または直流電圧DC1が一時的に低下するときに、シャットダウン処理が実施されることを防止できる。
シャットダウン処理の完了に必要な時間にある程度の余裕を加えた時間である時間T2を設けることにより、シャットダウン処理後に、バッテリー18の出力を、直流電圧線DC5を含む全ての負荷から切り離すことが可能になり、交流電圧AC2の停止中にバッテリー18が消耗することを抑制できる。この結果、交流電圧AC2の復旧後に、バッテリー18を用いて、コンピュータ装置300を確実に起動できる。
図6は、別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。上述した実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、図2と同様に、電源システムPSYSは、電源装置100Aおよびバックアップ電源装置200Bを有する。コンピュータシステムは、電源装置100A、バックアップ電源装置200Bおよびコンピュータ装置300を有する。交流電圧AC1、AC2は、図1および図2と同様に、商用電源等の共通の交流電源から供給され、あるいは、互いに独立した2つ交流電源からそれぞれ供給される。
電源装置100Aは、システムの通常動作時に動作する通常電源装置であり、図1に示した変換回路10に対応するAC/DC変換回路(Alternating Current-to-Direct Current conversion circuit)30と、図1に示した変換回路12に対応するDC/DC変換回路(Direct Current-to-Direct Current conversion circuit)32を有している。電源装置100Aのその他の構成は、図1の電源装置100と同様である。
AC/DC変換回路30は、交流電圧AC1を直流電圧DC1に変換する。DC/DC変換回路32は、直流電圧DC1を複数種の直流電圧DC2に変換する。例えば、直流電圧DC2は、12V、5V、3.3V、1.5Vの4種類であり、コンピュータ装置300に搭載される負荷LDやハードディスク装置HDDにそれぞれ供給される。例えば、負荷LDは、アナログ回路またはデジタル回路が搭載されるプリント基板である。
バックアップ電源装置200Bは、AC/DC変換回路40、DC/DC変換回路42、検出回路44、46、スイッチ回路48、50、バッテリー52、制御回路54およびダイオードD2、D3、D4を有している。検出回路44、スイッチ回路48およびダイオードD2は、電源インタフェース部PIFとして機能する。AC/DC変換回路40、DC/DC変換回路42、スイッチ回路50、バッテリー52およびダイオードD3、D4は、バックアップ部BUPとして機能する。
電源インタフェース部PIFにおいて、検出回路44は、AC/DC変換回路30により生成される直流電圧DC1(例えば、通常動作時12V)が参照電圧V1(例えば、11V)より低いときに、検出信号DETS1を出力する。例えば、参照電圧V1は、DC/DC変換回路42により生成される直流電圧を用いて、バックアップ電源装置200Bの内部で生成される。例えば、検出回路44は、直流電圧DC1が参照電圧V1より低いときに、検出信号DETS1をアクティブレベルに設定し、直流電圧DC1が参照電圧V1以上のときに、検出信号DETS1をインアクティブレベルに設定する。検出回路44は、図1および図2に示した検出回路14に対応する。
スイッチ回路48は、制御回路54からの制御信号SW1がアクティブレベルのときにオンし、DC/DC変換回路42からの直流電圧を、ダイオードD2を介してDC/DC変換回路32の入力に供給する。スイッチ回路48は、制御信号SW1がインアクティブレベルのときにオフし、DC/DC変換回路42の出力とDC/DC変換回路32との接続を解除する。ダイオードD2は、AC/DC変換回路30により生成された直流電圧DC1がスイッチ回路48を介してDC/DC変換回路42に供給されることを防止する。なお、AC/DC変換回路30の動作中に、スイッチ回路48が常にオフする場合、ダイオードD2は設けなくてもよい。
検出回路46は、図2の検出回路24に対応しており、交流電圧AC2が停止されているときに検出信号DETS2をアクティブレベルに設定し、交流電圧AC2を受けているときに検出信号DETS2をインアクティブレベルに設定する。
バックアップ部BUPにおいて、AC/DC変換回路40は、交流電圧AC2を直流電圧DC3(例えば、24V)に変換し、直流電圧DC3を、ダイオードD3を介してDC/DC変換回路42に供給する。AC/DC変換回路40は、図1および図2に示した変換回路16に対応する。DC/DC変換回路42は、AC/DC変換回路30により生成された直流電圧DC3を、直流電圧DC1と同様の値に変換し、スイッチ回路48に出力する。なお、AC/DC変換回路30が、直流電圧DC1と同じ値の直流電圧DC3を生成する場合、DC/DC変換回路42は設けなくてもよい。
スイッチ回路50は、制御回路54からの制御信号SW2がアクティブレベルのときにオンし、バッテリー52からの直流電圧DC4を、ダイオードD4を介してDC/DC変換回路42の入力に供給する。直流電圧DC4は、直流電圧DC3と同様の値である。スイッチ回路50は、制御信号SW2がインアクティブレベルのときにオフし、バッテリー52の出力とDC/DC変換回路42との接続を解除する。制御信号SW2は、検出信号DETS2がアクティブレベルのときに、アクティブレベルに設定される。すなわち、スイッチ回路50は、交流電圧AC2が停止しているときにオンし、バッテリー52からの直流電圧DC4をDC/DC変換回路42に供給する。
バッテリー52は、図1および図2に示したバッテリー18に対応しており、直流電圧DC3を受けて電荷を充電し、充電した電荷を直流電圧として直流電圧線DC4に出力する。ダイオードD3は、交流電圧AC2が停止しているときに、バッテリー52からの直流電圧DC4がバッテリー52の入力に帰還されることを防止する。ダイオードD4は、AC/DC変換回路40からの直流電圧DC3がバッテリー52の出力に供給されることを防止する。なお、AC/DC変換回路40の動作中に、スイッチ回路50が常にオフする場合、ダイオードD4は設けなくてもよい。
制御回路54は、図2に示した制御回路26に対応しており、通信インタフェースCIFを介して、コンピュータ装置300と通信する機能を有している。例えば、制御回路54は、ROM(Read Only Memory)を内蔵するマイクロコントローラである。制御回路54は、ROMに格納されるプログラムを実行することで、検出信号DETS1、DETS2のレベルを検出し、制御信号SW1、SW2を出力し、コンピュータ装置300と通信する。
制御回路54は、検出信号DETS1、DETS2に応じて、制御信号SW1、SW2をそれぞれ生成する。制御回路54は、図7に示す時間T2を示す情報を記憶するメモリMEM1を有している。メモリMEM1は、フラッシュメモリやROM、ヒューズまたはディップスイッチなどの不揮発性の記憶装置である。制御回路54の動作については、図7以降で説明する。
なお、図2と同様に、バックアップ電源装置200Aは、参照電圧V1より高い値V2より直流電圧DC1が高いときに、検出信号DETS3を制御回路54に出力する検出回路28を有してもよい。このとき、制御回路54は、図5と同様の動作をする。
コンピュータ装置300は、ベースボード60、ハードディスク装置HDDおよび上述した負荷LDを有している。例えば、ベースボード60は、バスBUSを介して互いに接続されたプロセッサCPU、通信インタフェース回路IFC、メモリMEM2、ネットワークインタフェース回路NIFC、ハードディスク制御回路HDCを有している。プロセッサCPUは、コンピュータ装置300の全体の動作を管理するとともに、バックアップ電源装置200Bの制御回路54と通信し、電源のバックアップ制御を実施する。なお、コンピュータ装置300は、表示装置、入力装置およびスピーカー等を有していてもよい。
通信インタフェース回路IFCは、プロセッサCPUが実行するプログラムPGMに応じて動作する。通信インタフェース回路IFCは、制御回路54から出力される情報を受信し、バックアップ電源装置200Bを制御するための情報を制御回路54に送信する機能を有している。
メモリMEM2は、プロセッサCPUが実行するオペレーティングシステムOS、電源制御プログラムPGMおよびコンピュータ装置300の管理に必要な管理プログラムを記憶している。電源制御プログラムPGMは、バックアップ電源装置200Bの動作を制御するために実行される。
ネットワークインタフェース回路NIFCは、プロセッサCPUが実行する管理プログラムに応じて動作する。ネットワークインタフェース回路NIFCは、ネットワークインタフェースNIFを介して、コンピュータ装置300の外部の装置と通信を行う機能を有している。例えば、ネットワークインタフェースNIFとして、LAN(Local Area Network)が採用される。
ハードディスク制御回路HDCは、プロセッサCPUが実行する管理プログラムおよびバスBUSに接続された図示しないDMAC(Direct Memory Access Controller)から制御される。ハードディスク制御回路HDCは、ハードディスク装置HDDにデータを書き込み、ハードディスク装置HDDからデータを読み出す。
図7は、図6に示したコンピュータシステムの動作の例を示している。すなわち、図7は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の例を示している。図3と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図7は、交流電圧AC1、AC2がほぼ同時に停止し、その後、ほぼ同時に復旧するときの動作を示している。
交流電圧AC1、AC2が停止したとき(AC1、AC2停電)、制御回路54は、検出信号DETS1、DETS2のアクティブレベルへの変化に応答して、制御信号SW1、SW2をアクティブレベル(例えば、ハイレベル)に設定する(図7(a))。これにより、スイッチ回路48、50がオンし、直流電圧DC5が電源装置100Aに供給される(図7(b))。スイッチ回路48に示す太枠の”オン”は、直流電圧DC5が電源装置100AのDC/DC変換回路32の入力に供給されることを示している。すなわち、スイッチ回路48の太枠は、バックアップ電源装置200Bによる電源のバックアップ期間を示している。
制御回路54は、図6に示した通信インタフェースCIFを介して、交流電圧AC1、AC2の停止を示す情報を順に通知する(図7(c))。プロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC1、AC2の両方が停止したことを検出した後、図3と同様に、時間T1の経過を待つ。電源制御プログラムPGMは、時間T1の間に、制御回路54からの交流電圧AC1またはAC2の復旧の通知を受けないとき、停電の発生を検出し、制御回路54に終了通知を出力し、オペレーティングシステムOSにシャットダウン処理の開始を指示する(図7(d、e))。オペレーティングシステムOSのシャットダウン処理が開始されると、電源制御プログラムPGMは実行できない。このため、制御回路54への終了通知は、シャットダウン処理が開始される前に通知する必要がある。
オペレーティングシステムOSは、時間T1後、時間T2が経過する前にシャットダウン処理を完了する。電源制御プログラムPGMも、電源の遮断前に実施すべき処理を、時間T1の経過後に開始し、時間T2が経過する前に完了する。これにより、時間T2後に電源が遮断されたときに、オペレーティングシステムOSおよび電源制御プログラムPGMが実行途中で中断することを防止でき、コンピュータ装置300の信頼性を向上できる。
制御回路54は、電源制御プログラムPGMから終了通知を受けた後、図3と同様に、時間T2を待ち、時間T2後にスイッチ回路48、50をオフするために制御信号SW1、SW2をインアクティブレベル(例えば、ロウレベル)に設定する(図7(f))。これにより、直流電圧DC5の電源装置100Aへの供給が停止される(図7(g))。また、制御回路54は、終了通知に応答して、検出回路44による直流電圧DC1の検出動作と、検出回路46による交流電圧AC2の検出動作を停止する。検出信号DETS1、DETS2は、検出回路44、46の停止により、インアクティブレベルに変化する(図7(h))。
この後、停電が復旧し、電源制御プログラムPGMからの指示を受けるまで、バックアップ電源装置200Bは、制御回路54を除いて動作を停止する。交流電圧AC2が供給されない期間、制御回路54は、バッテリー52が供給する電圧により動作する。停電中に、制御回路54を除く回路の動作を停止することで、バックアップ電源装置200Bの消費電力を抑制でき、バッテリー52の消耗を抑制できる。
交流電圧AC1、AC2の復旧後、バックアップ電源装置200BのAC/DC変換回路40は、直流電圧DC3の生成を開始し、バッテリー52の充電を開始する。電源装置100AのAC/DC変換回路30は、直流電圧DC1の生成を開始する(図7(i))。プロセッサCPUは、DC/DC変換回路32により生成される直流電圧DC2の上昇に応じてパワーオンシーケンスを実行し、オペレーティングシステムOSを起動する(図7(j))。
起動されたオペレーティングシステムOSは、コンピュータ装置300をシステムとして動作するためのシステムプログラム(アプリケーションプログラム)を起動する(図7(k))。そして、システムプログラムにより電源制御プログラムPGMの起動が指示される(図7(l))。起動された電源制御プログラムPGMは、制御回路54との間で通信を開始する(図7(m))。例えば、電源制御プログラムPGMは、次の停電に備えて、制御回路54からの通知を周期的に検出する。周期的な検出は、コマンドやパケットの発行により行ってもよく、ポーリングにより行ってもよく、制御回路54からの割り込み要求に基づいて行ってもよい。
図8は、図6に示したコンピュータシステムの動作の別の例を示している。すなわち、図8は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図3および図7と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図8は、交流電圧AC1が停止し、交流電圧AC2が停止しないときの動作を示している。
まず、交流電圧AC1の停止により、検出信号DETS1がアクティブレベルに変化し、制御信号SW1がアクティブレベルに変化する(図8(a、b))。これにより、スイッチ回路48がオンし、直流電圧DC5が電源装置100Aに供給される(図8(c))。交流電圧AC2は停止しないため、検出信号DETS2はインアクティブレベル“L”に維持され、制御信号SW2はインアクティブレベル”L”に維持される(図8(d、e))。スイッチ信号SW2がインアクティブレベルのため、スイッチ回路50はオフ状態を維持する(図8(f))。DC/DC変換回路42は、AC/DC変換回路40により生成された直流電圧DC3を受けて、直流電圧を生成する。
プロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの交流電圧AC1の停止通知を受け、交流電圧AC2の停止通知を待つ(図8(g))。電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC1、AC2の両方の停止が停止したことを検出するまで、オペレーティングシステムOSにシャットダウン処理の指示を行わない。
この後、交流電圧AC2が停止することなく交流電圧AC1が復旧し、直流電圧DC1の生成が開始される(図8(h))。交流電圧AC1の復旧により、検出信号DETS1がインアクティブレベルに変化し、制御信号SW1がインアクティブレベルに変化する(図8(i、j))。スイッチ回路48は、制御信号SW1のインアクティブレベルに応答してオフし、直流電圧DC5の電源装置100Aへの供給を停止する(図8(k))。
制御回路54は、検出信号DETS2がアクティブレベルに変化することなく、検出信号DETS1がインアクティブレベルに戻ったこと(復旧通知)を、コンピュータ装置300(電源制御プログラムPGM)に通知する(図8(l))。電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC2の停止通知の待ち状態を解除する(図8(m))。
なお、電源装置100Aにおいて交流電圧AC1の供給部からAC/DC変換回路30までの間に故障が発生した場合、図8における交流電圧AC1の停電から交流電圧AC1が復旧する前までの動作と同様の動作が実施される。すなわち、バックアップ電源装置200Bおよび電源制御プログラムPGMを実行するプロセッサCPUは、交流電圧AC1の停止だけでなく、電源装置100Aの故障を検出できる。これにより、バックアップ電源装置200Aを利用して、電源装置の”N+1冗長システム”を構築できる。
例えば、電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC1の停止の通知後に、交流電圧AC2の停止が所定時間通知されないとき、電源装置100AのAC/DC変換回路30の故障と判断し、アラームを外部に通知する処理を実施してもよい。アラームは、表示装置、スピーカー、またはネットワークインタフェースNIFを利用して出力される。
図9は、図6に示したコンピュータシステムの動作の別の例を示している。すなわち、図9は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図3、図7および図8と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図9は、図8とは逆に、交流電圧AC2のみが停止し、交流電圧AC1が停止しないときの動作を示している。
交流電圧AC1が停止しないとき、電源装置100AのAC/DC変換回路30は直流電圧DC1の生成を続ける(図9(a))。一方、バックアップ電源装置200Bの制御回路54は、検出信号DETS2がアクティブレベルであることに応答して、スイッチ回路50をオンするために制御信号SW2をアクティブレベルに設定する(図9(b、c))。
DC/DC変換回路42は、スイッチ回路50を介してバッテリー52からの直流電圧DC4を受け、直流電圧を生成する。生成された直流電圧は、オフ状態のスイッチ回路48に出力される。交流電圧AC2の停止に応答して、スイッチ回路50をオンし、DC/DC変換回路42の動作を続けることで、図11に示すように、その後に交流電圧AC1が停止したときに、直流電圧を直ちに電源装置100Aに供給できる。
プロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMは、制御回路54から交流電圧AC2の停止通知を受け、その後に交流電圧AC1の停止の通知を待つ(図9(d))。図8と同様に、電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC1、AC2の両方の停止が停止したことを検出するまで、オペレーティングシステムOSにシャットダウン処理の指示を行わない。
この後、交流電圧AC1が停止することなく交流電圧AC2が復旧し、検出信号DETS2がインアクティブレベルに変化し、制御信号SW2がインアクティブレベルに変化する(図9(e、f))。制御回路54は、検出信号DETS1がアクティブレベルに変化することなく、検出信号DETS2がインアクティブレベルに戻ったこと(復旧通知)を、コンピュータ装置300(電源制御プログラムPGM)に通知する(図9(g))。電源制御プログラムPGMは、交流電圧AC1の停止通知の待ち状態を解除する(図9(h))。スイッチ回路50は、制御信号SW2のインアクティブレベルに応答してオフする。これ以降、DC/DC変換回路42は、AC/DC変換回路40により生成される直流電圧DC3を用いて直流電圧を生成する。
図10は、図6に示したコンピュータシステムの動作の別の例を示している。すなわち、図10は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図3および図7と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図10は、交流電圧AC1が停止した後に交流電圧AC2が停止し、交流電圧AC1が復旧した後に交流電圧AC2が復旧するときの動作を示している。
まず、スイッチ回路48は、交流電圧AC1の停止に応答してオンし、AC/DC変換回路40により生成される直流電圧DC3を直流電圧DC5として電源装置100Aに供給する(図10(a、b))。制御回路54は、交流電圧AC1の停止を示す情報をプロセッサCPUに通知する(図10(c))。プロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの交流電圧AC1の停止通知を受け、交流電圧AC2の停止通知を待つ(図10(d))。この後、図7と同様に、交流電圧AC2が停止してからシャットダウン処理が実施され、スイッチ回路48、50がオフする。
次に、交流電圧AC1が復旧すると、電源装置100AのAC/DC変換回路30は、直流電圧DC1の生成を開始する(図10(e))。図7と同様に、直流電圧DC1の上昇後、プロセッサCPUは、パワーオンシーケンスを実行し、オペレーティングシステムOSを起動する(図10(f))。この後の動作は、交流電圧AC2の復旧タイミングが異なることを除き、図7と同様である。
図11は、図6に示したコンピュータシステムの動作の別の例を示している。すなわち、図11は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図3および図7と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図10は、交流電圧AC2が停止した後に交流電圧AC1が停止し、交流電圧AC2が復旧した後に交流電圧AC1が復旧するときの動作を示している。
まず、スイッチ回路50は、交流電圧AC2の停止に応答してオンし、バッテリー52からの直流電圧DC4をDC/DC変換回路42に供給する。DC/DC変換回路42は、図9と同様に、バッテリー52からの直流電圧DC4を受け、直流電圧を生成する。制御回路54は、交流電圧AC2の停止を示す情報をプロセッサCPUに通知する(図11(a))。プロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの通知を受け、交流電圧AC1の停止通知を待つ(図11(b))。
この後、交流電圧AC1が停止すると、スイッチ回路48がオンし、直流電圧DC5が電源装置100AのDC/DC変換回路32に供給される。この際、図9と同様に、スイッチ回路50が交流電圧AC2の停止に応答してオンしており、DC/DC変換回路42が動作を続けているため、その後に交流電圧AC1が停止したときに、直流電圧DC5を直ちに電源装置100Aに供給できる。制御回路54が交流電圧AC1の停止通知を出力してからシャットダウン処理が実施され、スイッチ回路48、50がオフするまでの動作は、図7と同様である。
交流電圧AC2が復旧したとき、バックアップ電源装置200BのAC/DC変換回路40は、直流電圧DC3を生成し、バッテリー52の充電を開始する。次に、交流電圧AC1が復旧すると、電源装置100AのAC/DC変換回路30は、直流電圧DC1の生成を開始する(図11(c))。そして、図7と同様に、直流電圧DC1の上昇後、プロセッサCPUは、パワーオンシーケンスを実行し、オペレーティングシステムOSを起動する(図11(d))。
図12は、図6に示したコンピュータシステムの動作の別の例を示している。すなわち、図12は、図6に示したバックアップ電源装置200B、電源システムPSYSおよびコンピュータ装置300の動作の別の例を示している。図3、図7および図11と同様の動作については、詳細な説明は省略する。図12は、図11の交流電圧AC2の復旧後、交流電圧AC1が復旧する前に、直流電圧DC5を電源装置100Aに供給する例を示している。交流電圧AC2の停止からスイッチ回路48、50がオフするまでの動作は、図11と同様である。
この例では、スイッチ回路48、50がオフした後も、検出回路46は、交流電圧AC2の検出動作を続ける。このため、検出信号DETS2は、アクティブレベルに維持される(図12(a))。すなわち、制御回路54は、スイッチ回路50を、検出信号DET2Sに基づいてではなく、時間T2後に強制的にオフする(図12(b、c))。また、制御回路54は、電源制御プログラムPGMからの終了通知に基づいてスイッチ回路48、50をオフしたことを、パワーダウン情報として記憶している。
検出回路46は、交流電圧AC2の復旧を検出すると、検出信号DETS2をインアクティブレベルに設定する(図12(d))。制御回路54は、パワーダウン情報を記憶しているとき、検出信号DETS2のインアクティブレベルに応答して制御信号SW1をアクティブレベルに設定する(図12(e))。これにより、スイッチ回路48がオンし、交流電圧AC2の復旧に応じて、直流電圧DC3を用いてDC/DC変換回路42により生成される直流電圧が、直流電圧DC5として電源装置100Aに供給される(図12(f、g))。
プロセッサCPUは、バックアップ電源装置200Bからの直流電圧DC5の上昇後にパワーオンシーケンスを実行し、オペレーティングシステムOSを起動する(図12(h))。この後の動作は、図7と同様である。交流電圧AC2の復旧時に、スイッチ回路48をオンし、バックアップ電源装置200Bから電源装置100Aに直流電圧DC5を供給することで、オペレーティングシステムOSの起動タイミングを早くできる。これにより、交流電圧AC1の復旧からコンピュータシステムが運用を再開するまでの時間を短縮できる。これにより、コンピュータシステムの運用効率と信頼性を向上できる。
なお、図7に示した交流電圧AC1、AC2の停止に伴う動作後、図10、図11、図12のいずれかに示した交流電圧AC1、AC2の復旧に伴う動作が実施されてもよい。同様に、図10、図11のいずれかに示した交流電圧AC1、AC2の停止に伴う動作後、図7に示した交流電圧AC1、AC2の復旧に伴う動作が実施されてもよい。
図13は、図6に示したコンピュータシステムにおける停電時の処理の例を示している。図13は、図7および図10に示した停電の発生からスイッチ回路48、50がオフするまでの制御回路54、オペレーティングシステムOSおよび電源制御プログラムPGMの処理フロー、すなわち、電源制御方法の一例を示している。なお、オペレーティングシステムOSおよび電源制御プログラムPGMは、1つのプロセッサCPUがマルチタスク処理をすることで、並列に実行される。
まず、ステップS100において、制御回路54は、交流電圧AC1が停止したとき、通信インタフェースCIFを介して、電源制御プログラムPGMを実行しているプロセッサCPUに、交流電圧AC1の停止を示す情報を通知する。ステップS200において、電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの交流電圧AC1の停止通知を受け、交流電圧AC2の停止通知を待つ。
ステップS102において、制御回路54は、スイッチ回路48、50をオンし、バッテリー52からの直流電圧DC4を電源装置100Aに供給する。この後、ステップS104において、制御回路54は、交流電圧AC2の停止を検出し、通信インタフェースCIFを介して、電源制御プログラムPGMを実行しているプロセッサCPUに、交流電圧AC2の停止を示す情報を通知する。
ステップS202において、電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの交流電圧AC2の停止通知を受ける。ステップS204において、電源制御プログラムPGMは、時間T1の経過を待つ。ステップS206において、電源制御プログラムPGMは、時間T1の経過後に、オペレーティングシステムOSのシャットダウン処理の開始を制御回路54に通知する。また、ステップS208において、電源制御プログラムPGMは、時間T1の経過後に、オペレーティングシステムOSにシャットダウン処理の開始を指示する。この後、ステップS209において、電源制御プログラムPGMは、プログラムの実行を停止する。例えば、電源制御プログラムPGMは、直流電圧DC2を受けている間、必要なデータを待避したのち、NOP(No Operation)命令を繰り返す。
ステップS106において、制御回路54は、電源制御プログラムPGMからシャットダウンの開始通知を受けた後、時間T2を待つ。この後、ステップS108において、制御回路54は、時間T2の経過後にスイッチ回路48、50をオフし、直流電圧DC5の電源装置100Aへの出力を停止する。
一方、ステップS300において、プロセッサCPUにより実行されるオペレーティングシステムOSは、シャットダウンの開始指示に応答して、シャットダウン処理を開始する。そして、ステップS302において、オペレーティングシステムOSは、シャットダウン処理の完了後、処理を停止する。例えば、オペレーティングシステムOSは、直流電圧DC2を受けている間、NOP(No Operation)命令を繰り返す。
図14は、図6に示したコンピュータシステムにおける停電の復旧時の処理の例を示している。図14は、図12に示した交流電圧AC2の停電の復旧後の制御回路54、オペレーティングシステムOSおよび電源制御プログラムPGMの処理フロー、すなわち、電源制御方法の一例を示している。
まず、ステップS110において、制御回路54は、交流電圧AC2の供給に応答して直流電圧DC3の生成を開始する。ステップS112において、制御回路54は、スイッチ回路48をオンし、電源装置100Aを介して直流電圧DC5をコンピュータ装置300に出力する。電源装置100AのDC/DC変換回路32は、直流電圧DC5に基づいて直流電圧DC2を生成する。
ステップS310において、オペレーティングシステムOSは、直流電圧DCの供給に応じて、パワーオンを検出する。ステップS312において、オペレーティングシステムOSは、パワーオンシーケンスを実行する。ステップS314において、オペレーティングシステムOSは、電源制御プログラムPGMの起動を指示する。
ステップS210において、プロセッサCPUは、オペレーティングシステムOSからの指示に応答して、電源制御プログラムPGMを起動する。ステップS212において、電源制御プログラムPGMは、制御回路54にコマンドを送信して、制御回路54との通信を開始する。
ステップS114において、制御回路54は、電源制御プログラムPGMからのコマンドを受信する。ステップS116において、制御回路54は、コマンドの受信に対する応答を電源制御プログラムPGMに送信する。ステップS214において、電源制御プログラムPGMは、制御回路54からの応答を受信し、通信インタフェースCIFを介しての通信が確立されたことを確認する。
この後、電源制御プログラムPGMと制御回路54の間で、交流電圧AC1または交流電圧AC2の停止を通知するための通信が所定の頻度で実施される。すなわち、ステップS216において、電源制御プログラムPGMは、制御回路54にコマンドを送信する。ステップS118において、制御回路54は、電源制御プログラムPGMからのコマンドを受信し、コマンドに対応する処理を実施する。例えば、電源制御プログラムPGMが送信するコマンドとして、バックアップ電源装置200Bのバッテリー52の容量を確認するためのコマンドがある。
なお、上述したように、電源制御プログラムPGMと制御回路54との通信は、コマンドやパケットの発行により行ってもよく、ポーリングにより行ってもよく、制御回路54からの割り込み要求に基づいて行ってもよい。
図15は、図6に示したコンピュータシステムにおけるスケジュールオフ時の処理の例を示している。スケジュールオフは、予め設定された時刻にオペレーティングシステムOSのシャットダウンを実施するとともに、電源制御プログラムPGMを停止する処理である。スケジュールオフでは、設定時刻の検出は、電源制御プログラムPGMにより検出される。図13と同様の処理については、詳細な説明は省略する。
予め設定された時刻になる前、電源制御プログラムPGMと制御回路54とは、ステップS220、S120、S122、S222に示すように、互いに通信をしている。ステップS220、S120、S122、S222の処理は、図14に示したステップS212、S114、S116、S214の処理とそれぞれ同様である。
ステップS224において、電源制御プログラムPGMは、予め設定された時刻の経過を検出する。ステップS226、S228、S229の処理は、図13に示したステップS206、S208、S209の処理とそれぞれ同様である。ステップS124、S126の処理は、図13に示したステップS106、S108の処理とそれぞれ同様である。ステップS320、S322の処理は、図13に示したステップS300、S302の処理とそれぞれ同様である。すなわち、この例のスケジュールオフでは、コンピュータシステムの消費電力を削減するために、オペレーティングシステムOSのシャットダウン後に、バックアップ電源装置200Bによる直流電圧の出力が停止される。
図16は、図6に示したコンピュータシステムにおけるスケジュールオン時の処理の例を示している。スケジュールオンは、予め設定された時刻にオペレーティングシステムOSおよび電源制御プログラムPGMを起動し、電源制御プログラムPGMと制御回路54との間で通信を開始する処理である。スケジュールオンでは、設定時刻の検出は、制御回路54により検出される。図14と同様の処理については、詳細な説明は省略する。
まず、ステップS130において、制御回路54は、は、予め設定された時刻の経過を検出する。ステップS132、S134、S136、S138、S140の処理は、図14に示したステップS110、S112、S114、S116、S118の処理とそれぞれ同様である。ステップS330、S332、S334の処理は、図14に示したステップS310、S312、S314の処理とそれぞれ同様である。ステップS230、S232、S234、S236の処理は、図14に示したステップS210、S212、S214、S216の処理とそれぞれ同様である。
図17は、図6に示したプロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMのフローチャートの例を示している。プロセッサCPUは、図14のステップS210および図16のステップS230により電源制御プログラムPGMを起動した後、図17に示す処理を実施する。
まず、ステップS240において、プロセッサCPUは、スケジュールオフ時刻に到達したか否かを判定する。スケジュールオフ時刻に到達したとき、処理はステップS250に移行する。スケジュールオフ時刻に到達していないとき、または、スケジュールオフの機能が設定されていないとき、処理はステップS242に移行する。ステップS240は、図15のステップS224に対応する処理である。
ステップS242において、プロセッサCPUは、制御回路54と通信を実施し、制御回路54から交流電圧AC1、AC2の状態やバッテリー52の充電容量等の情報を受ける。例えば、バッテリー52の充電容量が満杯のとき、プロセッサCPUは、制御回路54にAC/DC変換回路40の動作を停止する指示を発行してもよい。これにより、バックアップ電源装置200Bの消費電力を削減できる。ステップS242は、図14のステップS212、S214、S216、図15のステップS220、S222、図16のステップS232、S234、S236に対応する処理である。
ステップS244において、プロセッサCPUは、制御回路54から受けた情報に、交流電圧AC1の停止を示す情報が含まれるか否かを判定する。交流電圧AC1の停止が検出された場合、処理はステップS246に移行する。交流電圧AC1が停止していない場合、処理はステップS240に戻る。ステップS244は、図13のステップS200に対応する処理である。
ステップS246において、プロセッサCPUは、制御回路54から受けた情報に、交流電圧AC2の停止を示す情報が含まれるか否かを判定する。交流電圧AC2の停止が検出された場合、処理はステップS248に移行する。交流電圧AC2が停止していない場合、処理はステップS240に戻る。ステップS246は、図13のステップS202に対応する処理である。
ステップS248において、プロセッサCPUは、時間T1を待つ。ステップS248は、図13のステップS204に対応する処理である。ステップS250において、プロセッサCPUは、オペレーティングシステムOSのシャットダウン処理の開始を制御回路54に通知する。ステップS250は、図13のステップS206、図15のステップS226に対応する処理である。
ステップS252において、プロセッサCPUは、オペレーティングシステムOSにシャットダウン処理の開始を指示する。ステップS252は、図13のステップS208、図15のステップS228に対応する処理である。ステップS254において、プロセッサCPUは、電源制御プログラムPGMの実行を停止する。ステップS254は、図13のステップS209、図15のステップS229に対応する処理である。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、交流電圧AC2が停止している期間に、制御回路54を除く回路の動作を停止することで、バックアップ電源装置200Bの消費電力を抑制でき、バッテリー52の消耗を抑制できる。この結果、コンピュータ装置300の運用効率と信頼性とを向上できる。交流電圧AC2の停止に応答して、スイッチ回路50をオンし、DC/DC変換回路42の動作を続けることで、その後に交流電圧AC1が停止したときに、直流電圧を直ちに電源装置100Aに供給できる。さらに、バックアップ電源装置200Aを利用して、電源装置の”N+1冗長システム”を構築できる。この結果、コンピュータ装置300の運用効率と信頼性とを向上できる。
図18は、別の実施形態におけるバックアップ電源装置、電源システムおよびコンピュータシステムの例を示している。上述した実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、バックアップ電源装置200Cは、複数の電源装置100Aおよび複数のコンピュータ装置300に共通に設けられる。
電源装置100Aは、図6に示した電源装置100Aと同様であり、コンピュータ装置300は、図6に示したコンピュータ装置300と同様である。各コンピュータ装置300に搭載されるプロセッサCPU(図6)は、図7から図16に示した処理、すなわち、電源制御方法を実現するために、図17に示した電源制御プログラムPGMを実行する。
電源装置100Aは、直流電圧線DC2を介してコンピュータ装置300にそれぞれ接続される。例えば、直流電圧線DC2により互いに接続される電源装置200Aおよびコンピュータ装置300は、ラック型サーバとして図19に示すラック400に収納される。図1および図2と同様に、電源システムは、バックアップ電源装置200Cおよび各電源装置100Aを有する。図2と同様に、コンピュータシステムは、バックアップ電源装置200C、電源装置100Aおよびコンピュータ装置300を有する。
バックアップ電源装置200Cは、検出回路46、バックアップ部BUP、制御回路54Aと、電源装置100Aにそれぞれ接続された複数の電源インタフェース部PIFとを有している。検出回路46は、図6に示した検出回路46と同様である。バックアップ部BUPは、複数の電源装置100Aを同時にバックアップ可能にするために、容量の大きいバッテリー52を搭載していることを除き、図6に示したバックアップ部BUPと同様である。電源インタフェース部PIFは、図6に示した電源インタフェース部PIFと同様である。
制御回路54Aは、各電源インタフェース部PIFから検出信号DETS1を受け、各電源インタフェース部PIFに制御信号SW1を出力する機能と、通信インタフェースCIFを介して、各コンピュータ装置300の通信インタフェース回路IFCと通信する機能とを有している。制御回路54AのメモリMEM1は、複数のコンピュータ装置300のシャットダウン処理(図7)の時間にそれぞれ対応して、複数の時間T2を記憶している。制御回路54Aのその他の機能は、図6に示した制御回路54と同様である。そして、制御回路54Aは、各電源装置100A毎に、図7から図16に示した処理を実施するために動作する。
なお、通信インタフェースCIFを介して送受信するデータに、電源装置100Aを識別するための情報を含ませることで、複数の通信インタフェース回路IFCと制御回路54Aとの間を、共通の通信インタフェースCIFで接続してもよい。
図19は、図18に示したコンピュータシステムが収納されるラック400の例を示している。ラック400は、図18に示したバックアップ電源装置200C、複数のコンピュータ装置300および複数の電源装置100Aに加えて、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300C、操作ユニット300Dおよびバックアップ電源装置600および電源装置100Bを収納している。
バックアップ電源装置200Cおよびバックアップ電源装置600は、ラック400内の所定のピッチを有する収納スペースに合わせた高さに設計されている。各コンピュータ装置300は、ラック型サーバとして、電源装置100Aとともにラック400の収納スペースに収納されている。
図19では、バックアップ電源装置200Cの電源インタフェース部PIFをコンピュータ装置300の通信インタフェース回路IFCおよび電源装置200Aに接続するケーブルがL字状に表されている。しかし、実際には、ケーブルは、ラック400に設けられるケーブル収納空間に収められる。
共有ストレージ装置300Bは、コンピュータ装置300に共通のデータを記憶するために、ハードディスク装置等の記憶装置を有している。共有ストレージ装置300Bは、共有ストレージ装置300Bに電源を供給する電源装置100Bとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。
例えば、ネットワーク分配装置300Cは、ラック400の外部から敷設されるネットワークケーブルを、各コンピュータ装置300のネットワークインタフェース回路NIFC(図6)に分岐させるためのハブやルータを有している。すなわち、各コンピュータ装置300のネットワークインタフェース回路NIFCに接続されるケーブル(図6のネットワークインタフェースNIF)は、ネットワーク分配装置300Cに接続される。ネットワーク分配装置300Cは、ネットワーク分配装置300Cに電源を供給する電源装置100Bとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。
例えば、操作ユニット300Dは、表示装置、キーボード、マウスおよび切り替え装置を有している。切り替え装置は、表示装置、キーボートおよびマウスをコンピュータ装置300のいずれかに選択的に接続するために、コンピュータシステムのオペレータにより操作される。操作ユニット300Dは、操作ユニット300Dに電源を供給する電源装置100Bとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。
共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに対応する電源装置100Bは、バックアップ電源装置600から供給される交流電圧AC3を受ける。例えば、電源装置100Bは、図6に示した電源装置100AからダイオードD1のアノードとカソードを接続することにより、ダイオードD1を含まず、少なくとも1種類の直流電圧を生成する。また、操作ユニット300Dに対応する電源装置100Bは、表示装置を動作させるために、バックアップ電源装置600からの交流電圧を操作ユニット300Dに出力してもよい。
バックアップ電源装置200Cは、分電盤に接続された電源分配装置500から交流電圧AC2を受けて動作する。各コンピュータ装置300に対応する電源装置100Aは、電源分配装置500から交流電圧AC1を受け、バックアップ電源装置200Cから直流電圧を受ける。
バックアップ電源装置600は、電源分配装置500から受ける交流電圧AC4を、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに交流電圧AC3として供給する。また、バックアップ電源装置600は、交流電圧AC4から生成される直流電圧を用いて内蔵するバッテリーを充電する。バックアップ電源装置600は、停電時に、バッテリーから交流電圧を生成し、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに供給する。すなわち、バックアップ電源装置600は、無停電電源装置UPS(Uninterruptible Power Supply)として機能する。
図19に示した構成は、新たに設計されるコンピュータ装置300および電源装置100Aと、既存の共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300C、操作ユニット300Dおよび電源装置100Bを用いて、コンピュータシステムを構築する一例である。例えば、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dが電源装置100Aと同様の構成の電源装置を有しない製品の場合、図19の構成にすることで、コンピュータシステムの開発コストを抑制できる。
また、図19に示した構成は、直流電圧を出力するバックアップ電源装置200Cと、交流電圧を出力するバックアップ電源装置600とを用いて、コンピュータシステムを構築する一例である。
図20は、図18に示したコンピュータシステムが収納されるラック400の別の例を示している。この例では、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dは、図6に示した通信インタフェース回路IFCを有しており、電源装置100Aにそれぞれ接続されている。
バックアップ電源装置200Cは、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに対応する電源インタフェース部PIFを有している。また、バックアップ電源装置200Cの制御回路54A(図18)は、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに対応する電源インタフェース部PIFを制御する機能を有している。バックアップ電源装置200CのメモリMEM1(図18)は、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dのシャットダウン処理(図7)の時間にそれぞれ対応して時間T2を記憶している。
共有ストレージ装置300Bは、共有ストレージ装置300Bに電源を供給する電源装置100Aとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。ネットワーク分配装置300Cは、ネットワーク分配装置300Cに電源を供給する電源装置100Aとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。操作ユニット300Dは、操作ユニット300Dに電源を供給する電源装置100Aとともに、ラック400の収納スペースに収納されている。
共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dは、図7から図17に示した処理と同様の処理(すなわち、電源制御方法)をそれぞれ実施するために、図6に示したプロセッサCPUとプロセッサCPUが実行する電源制御プログラムPGMが格納されたメモリを有している。
バックアップ電源装置200Cは、分電盤に接続された電源分配装置500から交流電圧AC2を受けて動作する。各コンピュータ装置300、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300Cおよび操作ユニット300Dに対応する電源装置100Aは、電源分配装置500から交流電圧AC1を受けて動作する。
図20に示した構成は、新たに設計されるコンピュータ装置300、電源装置100A、共有ストレージ装置300B、ネットワーク分配装置300C、操作ユニット300Dおよび電源装置100Aを用いて、コンピュータシステムを構築する一例である。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、複数のコンピュータ装置300に共通のバックアップ電源装置200Cを設けることにより、例えば、ラック型サーバにおいて、コンピュータ装置300の運用効率を向上でき、信頼性を向上できる。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置であって、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
前記第3直流電圧により充電されるバッテリーと、
前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と
を備えることを特徴とするバックアップ電源装置。
(付記2)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と、
前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と通信するとともに、前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知し、前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方の出力を通知した後、第1所定時間後に前記コンピュータ装置から終了通知を受け、前記終了通知を受けた後、前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、第2所定時間後に遮断させる制御回路を備えること
を特徴とする付記1に記載のバックアップ電源装置。
(付記3)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1所定値より高い第2所定値より前記第1直流電圧が高い場合、第3検出信号を出力する第3検出回路を備え、
前記制御回路はさらに、
前記第1スイッチ回路を、前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続し、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続を前記第3検出信号の出力に基づいて遮断させること
を特徴とする付記1または付記2に記載のバックアップ電源装置。
(付記4)
前記制御回路はさらに、
停止された前記第1交流電圧が出力される前に、停止された前記第2交流電流が出力されたことを前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて検出した場合、前記第1のスイッチ回路に、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続させること
を特徴とする付記2または付記3に記載のバックアップ電源装置。
(付記5)
第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、
前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と
を備え、
前記バックアップ電源装置は、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
前記第3直流電圧により電荷を充電されるバッテリーと、
前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と
を備えることを特徴とする電源システム。
(付記6)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と、
前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と通信するとともに、前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知し、前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方の出力を通知した後、第1所定時間後に前記コンピュータ装置から終了通知を受け、前記終了通知を受けた後、前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、第2所定時間後に遮断させる制御回路を備えること
を特徴とする付記5に記載の電源システム。
(付記7)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1所定値より高い第2所定値より前記第1直流電圧が高い場合、第3検出信号を出力する第3検出回路を備え、
前記制御回路はさらに、
前記第1スイッチ回路を、前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続し、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続を前記第3検出信号の出力に基づいて遮断させること
を特徴とする付記5または付記6に記載の電源システム。
(付記8)
前記制御回路はさらに、
停止された前記第1交流電圧が出力される前に、停止された前記第2交流電流が出力されたことを前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて検出した場合、前記第1のスイッチ回路に、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続させること
を特徴とする付記6または付記7に記載の電源システム。
(付記9)
第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、
前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と、
前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と
を備え、
前記バックアップ電源装置は、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
前記第3直流電圧により充電されるバッテリーと、
前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と
前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知する制御回路と、
前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と
を備え、
前記コンピュータ装置は、
前記制御回路から前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方が出力されたことの通知を受けた後、第1所定時間後に終了通知を前記制御回路に出力し、前記コンピュータ装置が実行しているプログラムを停止する処理を開始し、前記第1所定時間後から第2所定時間が経過する前に前記プログラムを停止し、
前記制御回路は、
前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、第2所定時間後に遮断させること
を特徴とするコンピュータシステム。
(付記10)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1所定値より高い第2所定値より前記第1直流電圧が高い場合、第3検出信号を出力する第3検出回路を備え、
前記制御回路はさらに、
前記第1スイッチ回路を、前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続し、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続を前記第3検出信号の出力に基づいて遮断させること
を特徴とする付記9に記載のコンピュータシステム。
(付記11)
前記コンピュータ装置は、予め設定された時刻が来たことを検出したときに、前記バックアップ電源装置に前記終了通知を通知し、実行している前記プログラムを停止する処理を開始すること
を特徴とする付記9または付記10に記載のコンピュータシステム。
(付記12)
前記制御回路はさらに、
停止された前記第1交流電圧が出力される前に、停止された前記第2交流電流が出力されたことを前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて検出した場合、前記第1のスイッチ回路に、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続させること
を特徴とする付記9ないし付記11のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
(付記13)
第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と、前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置とを備えているコンピュータシステムの電源制御方法であって、
前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、前記バックアップ電源装置が、入力した第2交流電圧から生成される第3直流電圧を前記第2変換回路の入力に出力し、
前記第1直流電圧が前記第1所定値より低く、かつ前記第2交流電圧が停止されている場合、前記バックアップ電源装置が、前記第3直流電圧により充電されるバッテリーから出力される第4直流電圧を前記第2変換回路の入力に出力し、
前記第1直流電圧が前記第1所定値より低くなった場合、前記バックアップ電源装置が、前記第1直流電圧が前記第1所定値より低くなった旨を表す第1情報を前記コンピュータ装置に通知し、
前記第2交流電圧が停止された場合、前記バックアップ電源装置が、前記第2交流電圧が停止された旨を表す第2情報を前記コンピュータ装置に通知し、
前記コンピュータ装置が、前記バックアップ電源装置から前記第1情報および前記第2情報の両方の通知を受けた後、第1所定時間の経過を待ち、
前記コンピュータ装置が、前記第1所定時間の経過後に、終了通知を前記バックアップ電源装置に通知し、
前記第1所定時間の経過後に、前記コンピュータ装置が、実行しているプログラムを停止する処理を開始し、
前記第1所定時間の経過後から第2所定時間が経過する前に、前記コンピュータ装置が、前記プログラムを停止し、
前記終了通知を受けた後、前記第2所定時間の経過後に、前記バックアップ電源装置が、前記第3直流電圧および前記第4直流電圧の前記第2変換回路への出力を停止すること
を特徴とするコンピュータシステムの電源制御方法。
(付記14)
前記バックアップ電源装置はさらに、
前記第1所定値より高い第2所定値より前記第1直流電圧が高い場合、前記第3直流電圧および前記第4直流電圧の前記第2変換回路の入力への出力を停止すること
を特徴とする付記13に記載のコンピュータシステムの電源制御方法。
(付記15)
前記コンピュータ装置は、予め設定された時刻が来たことを検出したときに、前記バックアップ電源装置に前記終了通知を通知し、実行している前記プログラムを停止する処理を開始すること
を特徴とする付記13または付記14に記載のコンピュータシステムの電源制御方法。
(付記16)
前記バックアップ電源装置はさらに、
停止された前記第1交流電圧が出力される前に、停止された前記第2交流電流が出力されたことを検出した場合、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続させること
を特徴とする付記13ないし付記15のいずれか1項に記載のコンピュータシステムの電源制御方法。
(付記17)
第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置の動作を制御するために、前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置の電源制御プログラムであって、
前記コンピュータ装置に、
前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、前記バックアップ電源装置から通知される第1情報を受信させ、
前記バックアップ電源装置に供給される前記第2交流電圧が停止された場合、前記バックアップ電源装置から通知される第2情報を受信させ、
前記バックアップ電源装置から前記第1情報および前記第2情報の両方の通知を受けた後、第1所定時間の経過を待機させ、
前記第1所定時間の経過後に、終了通知を前記バックアップ電源装置に通知させ、
前記第1所定時間の経過後に、実行しているプログラムを停止する処理を開始させ、
前記第1所定時間の経過後から第2所定時間が経過する前に、前記コンピュータ装置が、前記プログラムを停止させる
ことを特徴とする電源制御プログラム。
(付記18)
予め設定された時刻が来たことを検出する処理を備え、
前記バックアップ電源装置への前記終了通知は、予め設定された時刻が来たときに通知され、
実行している前記プログラムを停止する処理は、予め設定された時刻が来たときに開始されること
を特徴とする付記17に記載の電源制御プログラム。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10、12‥変換回路;14‥検出回路;16‥変換回路;18‥バッテリー;20、22‥スイッチ回路;24‥検出回路;26‥制御回路;28‥検出回路;30‥AC/DC変換回路;32‥DC/DC変換回路;40‥AC/DC変換回路;42‥DC/DC変換回路;44、46‥検出回路;48、50‥スイッチ回路;52‥バッテリー;54‥制御回路;60‥ベースボード;100、100A、100B‥電源装置;200、200A、200B、200C‥バックアップ電源装置;300‥コンピュータ装置;300B‥共有ストレージ装置;300C‥ネットワーク分配装置;300D‥操作ユニット;400‥ラック;500‥電源分配装置;600‥バックアップ電源装置;AC1、AC2、AC3、AC4‥交流電圧;BUP‥バックアップ部;CIF‥通信インタフェース;CPU‥プロセッサ;D1、D2、D3、D4‥ダイオード;DC1、DC2、DC3、DC4、DC5‥直流電圧;DETS1、DETS2、DETS3‥検出信号;HDC‥ハードディスク制御回路;HDD‥ハードディスク装置;IFC‥通信インタフェース回路;LD‥負荷;MEM1、MEM2‥メモリ;NIFC‥ネットワークインタフェース回路;OFF‥制御信号;PIF‥電源インタフェース部;PSYS‥電源システム;SW1、SW2‥制御信号

Claims (7)

  1. 第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置であって、
    前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
    第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
    前記第3直流電圧により充電されるバッテリーと、
    前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
    前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と、
    前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と通信するとともに、前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知し、前記第1検出信号のみの出力を通知した場合、前記第1スイッチ回路による前記第3変換回路の出力の前記第2変換回路の入力への接続を維持し、前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方の出力を通知する場合、前記コンピュータ装置が前記両方の出力の通知を受けてから実行中のプログラムの停止処理を開始するまでの時間である第1所定時間後に前記両方の出力の通知を受けたことに基づいて前記コンピュータ装置が出力する終了通知を受け、前記終了通知を受けた後、前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、前記コンピュータ装置が前記終了通知を出力してから前記停止処理を完了するまでの時間より長い第2所定時間後に遮断させる制御回路と
    を備えることを特徴とするバックアップ電源装置。
  2. 前記バックアップ電源装置はさらに、
    前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1所定値より高い第2所定値より前記第1直流電圧が高い場合、第3検出信号を出力する第3検出回路を備え、
    前記制御回路はさらに、
    前記第1スイッチ回路を、前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続し、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかの前記第2変換回路の入力への接続を前記第3検出信号の出力に基づいて遮断させること
    を特徴とする請求項1に記載のバックアップ電源装置。
  3. 前記制御回路はさらに、
    停止された前記第1交流電圧が出力される前に、停止された前記第2交流電圧が出力されたことを前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて検出した場合、前記第1スイッチ回路に、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のバックアップ電源装置。
  4. 第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、
    前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と
    を備え、
    前記バックアップ電源装置は、
    前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
    第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
    前記第3直流電圧により電荷を充電されるバッテリーと、
    前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
    前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と、
    前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と通信するとともに、前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知し、前記第1検出信号のみの出力を通知した場合、前記第1スイッチ回路による前記第3変換回路の出力の前記第2変換回路の入力への接続を維持し、前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方の出力を通知する場合、前記コンピュータ装置が前記両方の出力の通知を受けてから実行中のプログラムの停止処理を開始するまでの時間である第1所定時間後に前記両方の出力の通知を受けたことに基づいて前記コンピュータ装置が出力する終了通知を受け、前記終了通知を受けた後、前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、前記コンピュータ装置が前記終了通知を出力してから前記停止処理を完了するまでの時間より長い第2所定時間後に遮断させる制御回路と
    を備えることを特徴とする電源システム。
  5. 第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、
    前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と、
    前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置と
    を備え、
    前記バックアップ電源装置は、
    前記第1変換回路の出力に接続され、前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、第1検出信号を出力する第1検出回路と、
    第2交流電圧を第3直流電圧に変換する第3変換回路と、
    前記第3直流電圧により充電されるバッテリーと、
    前記第1検出信号の出力に基づき、前記バッテリーの出力又は前記第3変換回路の出力のいずれかを前記第2変換回路の入力に接続する第1スイッチ回路と
    前記第2交流電圧が停止する場合、第2検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第1検出信号の出力および前記第2検出信号の出力の各々を前記コンピュータ装置に通知する制御回路と、
    前記第2検出信号が出力される場合、前記バッテリーの出力を前記第1スイッチ回路の入力に接続する第2スイッチ回路と
    を備え、
    前記コンピュータ装置は、
    前記制御回路から前記第1検出信号および前記第2検出信号の両方の出力の通知を受けた後、第1所定時間後に終了通知を前記制御回路に出力し、前記コンピュータ装置が実行しているプログラムを停止する停止処理を開始し、前記第1所定時間後から第2所定時間が経過する前に前記プログラムを停止し、前記第1検出信号または前記第2検出信号の一方が出力されたことの通知を受けた場合、前記第1検出信号または前記第2検出信号の他方の出力の通知を待ち、
    前記制御回路は、
    前記第1検出信号のみの出力を通知した場合、前記第2所定時間の経過に拘わらず、前記第1スイッチ回路による前記第3変換回路の出力の前記第2変換回路の入力への接続を維持し、
    前記両方の出力を通知したことに基づいて前記終了通知を受けた場合、前記第1スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第2変換回路の入力への接続、又は、前記第2スイッチ回路による前記バッテリーの出力の前記第1スイッチ回路の入力への接続の少なくともいずれかを、第2所定時間後に遮断させること
    を特徴とするコンピュータシステム。
  6. 第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置と、前記通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置と、前記通常電源装置からの前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置とを備えているコンピュータシステムの電源制御方法であって、
    前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、前記バックアップ電源装置が、入力した第2交流電圧から生成される第3直流電圧を前記第2変換回路の入力に出力し、
    前記第1直流電圧が前記第1所定値より低く、かつ前記第2交流電圧が停止されている場合、前記バックアップ電源装置が、前記第3直流電圧により充電されるバッテリーから出力される第4直流電圧を前記第2変換回路の入力に出力し、
    前記第1直流電圧が前記第1所定値より低くなった場合、前記バックアップ電源装置が、前記第1直流電圧が前記第1所定値より低くなった旨を表す第1情報を前記コンピュータ装置に通知し、
    前記第2交流電圧が停止された場合、前記バックアップ電源装置が、前記第2交流電圧が停止された旨を表す第2情報を前記コンピュータ装置に通知し、
    前記コンピュータ装置が、前記バックアップ電源装置から前記第1情報および前記第2情報の両方の通知を受けた後、第1所定時間の経過を待ち、
    前記コンピュータ装置が、前記第1所定時間の経過後に、終了通知を前記バックアップ電源装置に通知し、
    前記第1所定時間の経過後に、前記コンピュータ装置が、実行しているプログラムを停止する停止処理を開始し、
    前記第1所定時間の経過後から第2所定時間が経過する前に、前記コンピュータ装置が、前記プログラムを停止し、
    前記コンピュータ装置が、前記バックアップ電源装置から前記第1情報または前記第2情報の一方の通知を受けた場合、前記第1情報または前記第2情報の他方の出力の通知を待ち、
    前記バックアップ電源装置が、前記第1情報のみの出力を通知した場合、前記第3直流電圧の前記第2変換回路への出力を維持し、
    前記バックアップ電源装置が、前記両方を通知したことに基づいて前記終了通知を受けた後、前記第2所定時間の経過後に、前記第3直流電圧および前記第4直流電圧の前記第2変換回路への出力を停止すること
    を特徴とするコンピュータシステムの電源制御方法。
  7. 第1交流電圧を第1直流電圧に変換する第1変換回路と、前記第1変換回路の出力にダイオードを介して接続され、前記第1直流電圧を第2直流電圧に変換する第2変換回路とを含む通常電源装置をバックアップするバックアップ電源装置の動作を制御するために、前記第2直流電圧により動作するコンピュータ装置の電源制御プログラムであって、
    前記コンピュータ装置に、
    前記第1直流電圧が第1所定値より低い場合、前記バックアップ電源装置から通知される第1情報を受信させ、
    前記バックアップ電源装置に供給される第2交流電圧が停止された場合、前記バックアップ電源装置から通知される第2情報を受信させ、
    前記バックアップ電源装置から前記第1情報および前記第2情報の両方の通知を受けた後、第1所定時間の経過を待機させ、
    前記第1所定時間の経過後に、終了通知を前記バックアップ電源装置に通知させ、
    前記第1所定時間の経過後に、実行しているプログラムを停止する処理を開始させ、
    前記第1所定時間の経過後から、前記終了通知を受けた前記バックアップ電源装置が前記第2直流電圧の前記コンピュータ装置への供給を停止するまでの時間である第2所定時間が経過する前に、前記プログラムを停止させ、
    前記バックアップ電源装置から前記第1情報または前記第2情報の一方の通知を受けた場合、前記第1情報または前記第2情報の他方の出力の通知を待たせる
    ことを特徴とする電源制御プログラム。
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