JP5962067B2 - 薬液散布車両 - Google Patents
薬液散布車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5962067B2 JP5962067B2 JP2012043894A JP2012043894A JP5962067B2 JP 5962067 B2 JP5962067 B2 JP 5962067B2 JP 2012043894 A JP2012043894 A JP 2012043894A JP 2012043894 A JP2012043894 A JP 2012043894A JP 5962067 B2 JP5962067 B2 JP 5962067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical
- tank
- boom
- control
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
請求項1記載の発明は、
車体に薬液を収容する薬液タンク(18)と、薬液を散布するブーム(10)と、薬液タンク(18)内の薬液をブーム(10)に供給する防除ポンプ(21)を設け、
薬液タンク(18)と防除ポンプ(21)の吸引側を連結する防除用第一管(20a)と、
防除ポンプ(21)の供給側に連結し、かつ、外部の水源から水を薬液タンク(18)内に供給するための取水装置(40)を連結する連結部(29)及び防除ポンプ(21)からの空気又は液体を取水装置(40)に供給するか供給しないかを切り換える切換バルブ(28)を設ける防除用第二管(20b)と、
防除ポンプ(21)の供給側に連結し、かつ、ブーム(10)へ薬液を供給する防除用第三管(20c)を設け、
薬液タンク(18)内の薬液の液量を示す液面計(45)を設け、
切換バルブ(28)と連結部(29)と液面計(45)は、薬液タンク(18)の側面又は背面位置に互いに接近した位置に設けることを特徴とする薬液散布車両とする。
車体に薬液を収容する薬液タンク(18)と、薬液を散布するブーム(10)と、薬液タンク(18)内の薬液をブーム(10)に供給する防除ポンプ(21)を設け、
薬液タンク(18)と防除ポンプ(21)の吸引側を連結する防除用第一管(20a)と、
防除ポンプ(21)の供給側に連結し、かつ、外部の水源から水を薬液タンク(18)内に供給するための取水装置(40)を連結する連結部(29)及び防除ポンプ(21)からの空気又は液体を取水装置(40)に供給するか供給しないかを切り換える切換バルブ(28)を設ける防除用第二管(20b)と、
防除ポンプ(21)の供給側に連結し、かつ、ブーム(10)へ薬液を供給する防除用第三管(20c)を設け、
薬液タンク(18)内の薬液の液量を示す液面計(45)を設け、
薬液タンク(18)の後部一側方には切換バルブ(28)及び連結部(29)を設け、
薬液タンク(18)の背面で、かつ、切換バルブ(28)及び連結部(29)に近い側には、液面計(45)を設けることを特徴とする薬液散布車両。
請求項3記載の発明は、薬液タンク(18)は、背面視で車体の左右方向の中心から左右方向に構成し、薬液タンク(18)の底面に第一開口部(18c)を形成し、防除用第一管(20a)を第一開口部(18c)に着脱自在に取り付けると共に、薬液タンク(18)の底面に第二開口部(18d)を形成し、ドレン用の開閉蓋(27)を第二開口部(18d)に着脱自在に取り付けるものであって、
第一開口部(18c)と第二開口部(18d)は、背面視で薬液タンク(18)の左右中心位置から左右両側にそれぞれ形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の薬液散布車両とする。
請求項3記載の発明により、車体が左右のいずれか一方に傾いているときにも薬液タンク内の残留薬液を円滑に排水することができる。
前輪1と後輪2を設け、走行車体の前部にボンネット3を設け、エンジン9を覆っている。ボンネット3の後方にはステアリングハンドル4を設け、さらにその後方には運転座席5を設けている。運転座席5はステップフロワ6の上方に設け、前輪1と後輪2との間には燃料タンク7及び乗降用のステップ8を設けている。
薬液タンク18内の薬液をブーム10に供給する防除ポンプ21を設け、薬液タンク18と防除ポンプ21の入力側とを防除用第一管20aで連結し、防除ポンプの出力側と薬液タンク18とを防除用第二管20bを連結している。防除用第一管20aは、薬液タンク21内の薬液を防除ポンプ21で吸引されるときに薬液が通過する管であり、防除用第二管20bは、防除ポンプ21から薬液タンク18内の薬液を撹拌するための空気や、後述する取水装置40に供給する空気又は水が通過する管である。
操作盤30は運転座席5の一側より前方に突出して設け、盤面には薬液の散布及びブーム10の操作用の各種操作具を備えている。ブーム10の左右方向動作及び上下方向動作を操作するブーム用操作レバー31(左ブーム用操作レバー31a及び右ブーム用操作レバー31b)を設ける。また、左ブーム10aの収納姿勢と散布姿勢を切り換える左ブーム用姿勢変更レバー32a、同様に右ブーム用姿勢変更レバー32b、左ブーム10及び右ブーム10を共に姿勢を切り換えるブーム姿勢変更レバー32cを設ける。操作盤30の内部には薬液の散布量やブーム10の動作等を制御する制御部35を設けている。
薬液タンクは、背面視又は正面視で車体の左右方向の中心から左右方向に構成し、薬液タンク18は略左右対称形状に構成している。薬液タンク18の前部は運転座席5の左右両側に突出する突出部18a及び18bを形成している。薬液タンク18の後部の上面には、水や薬液を供給するための開閉蓋19を設けている。薬液タンクの18の後部の底面には第一開口部18cと第二開口部18dを形成し、第一開口部18cと第二開口部18dは背面視で薬液タンク18の左右中心位置からそれぞれ左右両側に形成している。操作盤側の薬液タンク18の外側面の下部には第三開口部18eを形成し、防除用第二管20bの一端を取り付ける構成である。
取水用第一管42を連結部29に連結し、取水部41を水源Gに投入し、取水用第二管43を薬液タンク18の開閉蓋19を開けて薬液タンク18内に挿入する。そして、防除ポンプ21を駆動し、切換バルブ28を開けると、防除ポンプ21の空気が防除用第二管20bを経て取水用第一管42を経て取水部41に供給され、取水部41のタービンが駆動する。すると、水源Gから汲み上げられた水が取水用第二管43を通過し、薬液タンク18内に供給される。薬液タンク18内にオペレータが必要な水量が供給されるのを第二液面計45で確認すると、切換バルブ28を閉じて取水作業を終了させる。そして、オペレータは薬液タンク18内に収容した水に薬液の原液を投入して希釈させることで、圃場に散布する薬液に生成する。取水作業時、オペレータは、第二液面計45を視認しながら水を薬液タンク18内に供給し、切換弁28の閉操作で水の供給の停止を行うことができる。
薬液タンク18内に若干の水をあらかじめ収容しておき、切換弁28を開操作して、取水作業を開始すると、薬液タンク18内の水が防除用第一管20aを経て防除ポンプ21で吸引され、防除ポンプ21から防除用第二管20bを経て該水が取水用第一管42を通過し、取水部41に供給されタービンが駆動を開始する。以後、防除ポンプ21は薬液タンク18内から水を吸引して取水部41に水を供給しながら、取水部41から水を汲み上げて薬液タンク18内に水を供給する。すなわち、防除ポンプ21から取水部41に供給される水量よりも、取水部41から汲み上げられる水量を多くすることで薬液タンク18内の水量が増加する。
次に薬液タンク18内の薬液を排水する作業について説明する。
薬液タンク18を排水するときはドレンの開閉蓋27を開けることで、第二開口部18dから薬液タンク18内の薬液は排水される。しかしながら、車体が第一液面計44側に傾斜した姿勢にあるときには、薬液は第一開口部側に傾くことになり、円滑に排水されない場合が生じる。この場合に防除用第一管20aを外すことで第一開口部18cから薬液を排水することで、薬液タンク18内の薬液を円滑に排水できる。
次に、本実施の形態における特徴を説明する。
薬液タンク18の配置について、薬液を略満量まで薬液タンク18内に収容すると重心位置が後輪より機体前側になるように配置している。そして、この状態でブーム10を展開して薬液タンク18を散布する姿勢となったときには機体の前後バランスが略同じとなる。そのため、車体が後傾斜姿勢になり難く、湿田での操舵性が向上し、ブーム10からの薬液の散布精度を向上させることができる。
18 薬液タンク
18c 第一開口部
18d 第二開口部
20a 防除用第一管
20b 防除用第二管
20c 防除用第三管
21 防除ポンプ
27 ドレン用開閉蓋
28 切換バルブ
29 連結部
40 取水装置
45 液面計(第二液面計)
G 水源
Claims (3)
- 車体に薬液を収容する薬液タンクと、薬液を散布するブームと、防除ポンプを設け、
薬液タンクと防除ポンプの吸引側を連結する防除用第一管と、
防除ポンプの供給側に連結し、かつ、外部の水源から水を薬液タンク内に供給するための取水装置を連結する連結部及び防除ポンプからの空気又は液体を取水装置に供給するか供給しないかを切り換える切換バルブを設ける防除用第二管と、
防除ポンプの供給側に連結し、かつ、ブームへ薬液を供給する防除用第三管を設け、
薬液タンク内の薬液の液量を示す液面計を設け、
切換バルブと連結部と液面計は、薬液タンクの側面又は背面位置に互いに接近した位置に設けることを特徴とする薬液散布車両。 - 車体に薬液を収容する薬液タンクと、薬液を散布するブームと、薬液タンク内の薬液をブームに供給する防除ポンプを設け、
薬液タンクと防除ポンプの吸引側を連結する防除用第一管と、
防除ポンプの供給側に連結し、かつ、外部の水源から水を薬液タンク内に供給するための取水装置を連結する連結部及び防除ポンプからの空気又は液体を取水装置に供給するか供給しないかを切り換える切換バルブを備える防除用第二管と、
防除ポンプの供給側に連結し、かつ、ブームへ薬液を供給する防除用第三管を設け、
薬液タンク内の薬液の液量を示す液面計を設け、
薬液タンクの後部一側方には切換バルブ及び連結部を設け、
薬液タンクの背面で、かつ、切換バルブ及び連結部に近い側には、液面計を設けることを特徴とする薬液散布車両。 - 薬液タンクは、背面視で車体の左右方向の中心から左右方向に構成し、薬液タンクの底面に第一開口部を形成し、防除用第一管を第一開口部に着脱自在に取り付けると共に、薬液タンクの底面に第二開口部を形成し、ドレン用の開閉蓋を第二開口部に着脱自在に取り付けるものであって、
第一開口部と第二開口部は、背面視で薬液タンクの左右中心位置から左右両側にそれぞれ形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の薬液散布車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012043894A JP5962067B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 薬液散布車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012043894A JP5962067B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 薬液散布車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013179853A JP2013179853A (ja) | 2013-09-12 |
JP5962067B2 true JP5962067B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=49270968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012043894A Active JP5962067B2 (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 薬液散布車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5962067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7292633B2 (ja) * | 2020-06-02 | 2023-06-19 | 株式会社丸山製作所 | 薬剤散布装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58128665U (ja) * | 1982-02-25 | 1983-08-31 | 株式会社共立 | スピ−ドスプレ−ヤ |
JP2002306997A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Maruyama Mfg Co Ltd | 薬剤散布機およびそのバルブ機構 |
JP2006239475A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Iseki & Co Ltd | 散布作業車の取水装置 |
-
2012
- 2012-02-29 JP JP2012043894A patent/JP5962067B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013179853A (ja) | 2013-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5949982B2 (ja) | 乗用管理機 | |
JP5216508B2 (ja) | 建設機械の燃料給油装置 | |
JP5962067B2 (ja) | 薬液散布車両 | |
JP4143861B2 (ja) | 薬剤散布作業車 | |
JP5768689B2 (ja) | 乗用管理機 | |
JP2011047232A5 (ja) | ||
JP2013116049A5 (ja) | ||
JP5662272B2 (ja) | 転圧機械 | |
JP2020156451A (ja) | 散布作業車 | |
JP2017065457A (ja) | 作業用走行車 | |
JP5910398B2 (ja) | 薬液散布車両 | |
JP4655549B2 (ja) | 散布作業車 | |
JP5783069B2 (ja) | 多目的農作業用車両 | |
JP2016131502A (ja) | 薬液散布車両 | |
JP6048454B2 (ja) | 乗用型防除機 | |
JP2014027900A5 (ja) | ||
JP7062622B2 (ja) | 建設機械 | |
JP5446073B2 (ja) | 除草散布作業車 | |
JP2019080538A (ja) | 薬剤散布車両 | |
JP5999231B2 (ja) | 乗用管理機 | |
JP5974949B2 (ja) | 薬液散布車両 | |
JP6575645B2 (ja) | 薬液散布車両 | |
JP5998726B2 (ja) | 薬液散布車両 | |
JP2019017277A (ja) | 自走式薬剤散布車 | |
JP5672361B1 (ja) | 薬液散布車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5962067 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |