JP5959912B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、例えば電子写真方式、静電記録方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
画像形成装置内で、記録材を転写位置まで搬送する場合は、記録材のカセット内の積載量、記録材の先行紙による連れ出し量、給紙ローラの摩耗状態、記録材の材質による搬送ばらつき(滑り)が発生する。
特許文献1では、中間転写体に転写されたトナー画像と記録材の先端を合わせるために、レジセンサで記録材の先端を検知したタイミングで、トナー画像と記録材の到達する時間差を検出する。そして、記録材の2次転写部到達前までにトナー画像との到達時間差を解消するように、記録材の搬送速度を加減速(以下、「給紙加減速制御」という。)し、一旦停止させずに搬送することで、生産性を向上させている。
しかし、レジセンサから2次転写部までの距離が短く制御範囲が狭い場合は、上記搬送ばらつきが、給紙加減速制御1回の補正量よりも大きく、補正できない場合がある。このような場合、特許文献2では、レジセンサの上流にレジ前センサを追加して、レジセンサ到達前に給紙加減速制御を行うことで搬送ばらつきを解消する提案がなされている。
記録材は、搬送ローラ対で挟持されて搬送された場合は、滑りなく搬送される可能性が高い。しかし、ピックアップローラでピックされた記録材は、記録材の先行紙による連れ出しや、ピックアップローラの滑りなどで搬送路上の搬送ローラ対に挟持されるまでに搬送ばらつきが発生する可能性が高い。
そのため、記録材がレジセンサに到達するまでに、搬送ローラ対で挟持されない構成の画像形成装置においては、レジ前センサ到達時の給紙加減速制御1回では、レジ前センサからレジセンサの間で搬送のばらつきによって、画像形成精度が落ちてしまう可能性がある。
そこで、特許文献2ではレジ前センサ到達時とレジセンサ到達時の2段階で給紙加減速制御を行うことで、給紙加減速制御1回の時よりも補正量を増やし、レジ前センサからレジセンサの間で搬送ばらつきを解消しているものもある。
特開2009−192633号公報 特開2001−206583号公報
しかしながら、従来の給紙加減速制御は、レジ前センサ到達時とレジセンサ到達時の両方で行うため、速度変更回数が2回となり聴感上の稼働音が悪くなる。また、給紙加減速制御の速度変化量が大きくなる場合は、聴感上の稼働音が悪くなる。
本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、給紙加減速制御時の速度変更回数を抑制し、また速度変化量を抑制することで、給紙可減速制御による聴感上の稼働音への影響を軽減する画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
転写材積載される積載手段と、
前記積載手段に積載された転写材を給送する給送手段と、
像担持体に形成された画像を転写材に転写する転写手段と、
前記給送手段によって給送された転写材を検知する第1の検知手段と、
転写材の給送方向において、前記第1の検知手段よりも下流側であって、かつ前記転写手段よりも上流側の位置で転写材を検知する第2の検知手段と、
前記給送手段により第2の速度で給送された第1の転写材が、前記第2の検知手段により検知されたタイミングから第1の搬送ばらつき量を求め、前記給送手段により前記第2の速度で給送され、前記第1の転写材に後続する第2の転写材が、前記第1の検知手段により検知されたタイミングから第2の搬送ばらつき量を求め、前記第1の搬送ばらつき量と前記第2の搬送ばらつき量に基づき、前記第2の転写材が前記第1の検知手段により検知されてから前記第2の転写材が前記転写手段に到達するまでの期間において、前記第2の転写材を給送する第1の速度と前記第1の速度で前記第2の転写材を給送する第1の時間を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、給紙加減速制御を行う際の速度変更回数を抑制し、また速度変化量を抑制することで、聴感上の稼働音への影響を軽減する。
本発明に係る実施例1の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 本発明の実施例1の画像形成装置のシステム構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施例1に関わる連続印字時のタイミングチャートであり、従来給紙速度制御と提案給紙速度制御の概要を示す図である。 本発明の実施例1に関わる給紙速度制御の詳細なタイミングチャートである。 本発明の実施例1に関わる給紙速度制御パラメータ計算方法を説明するための図である。 本発明の実施例1に関わる加速度についての図である。 本発明の実施例1に関わる給紙速度制御のフローチャートである。 本発明の実施例2に関わる給紙速度制御のフローチャートである。 本発明の実施例3に関わる実施例1の給紙速度制御の問題点である。 本発明の実施例3に関わる給紙速度制御パラメータ計算方法を説明するための図である。 本発明の実施例3に関わる給紙速度制御のフローチャートである。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して説明する。
[実施例1]
図1は本発明に係る画像形成装置100の一実施例の全体構成を示す概略断面図である。
(画像形成部)
画像形成装置100の画像形成部は、現像色分配置した、本実施例では4つの画像形成ステーションSを備えている。第一ステーションSYはイエロー(Y)色のトナー画像形成用のステーション、第二、第三、第四ステーションSM、SC、SKはそれぞれ、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(K)色のトナー画像形成用のステーションである。
各ステーションSは像担持体であるドラム状のOPC感光体(以下「感光ドラム」という。)1(1Y、1M、1C、1K)を有する。感光ドラム1は金属円筒上に感光して電荷を生成するキャリア生成層、発生した電荷を輸送する電荷輸送層などからなる機能性有機材料が複数層積層されたものであり、最外層は電気的導電性が低くほぼ絶縁である。本実施例においては、感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導電体層(OPC)を塗布して構成したものである。感光ドラム1はその両端部をフランジによって回転自在に支持しており、一方の端部に図示しない駆動モータから駆動力を伝達することにより、図1に対して反時計回りに回転駆動される。感光ドラムの帯電手段として帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)が感光ドラム1に当接される。帯電ローラ2は、ローラ状に形成された導電性のローラで、感光ドラム1の回転に伴い、従動回転しながら感光ドラム1表面を均一に帯電する。帯電ローラ2には直流電圧もしくは交流電圧を重畳した電圧が印加され、帯電ローラ2と感光ドラム1表面の当接ニップ部から上下流の微小な空気ギャップで放電が発生することにより感光ドラム1は帯電される。現像手段としての現像ユニット8(8Y、8M、8C、8K)は、感光ドラム1に当接された現像ローラ4(4Y、4M、4C、4K)、トナーである非磁性一成分現像剤5(5Y、5M、5C、5K)、現像剤塗布ブレード7(7Y、7M、7C、7K)からなっている。感光ドラム1上の転写残トナーをクリーニングするクリーニングユニット3(3Y、3M、3C、3K)が、感光ドラム1の外周に配設されている。各ステーションSにて、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ユニット8、クリーニングユニット3は、画像形成装置100から着脱自在な一体型のプロセスカートリッジ9(9Y、9M、9C、9K)を構成している。
また、帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)は帯電ローラ2への電圧供給手段である帯電バイアス20(20Y、20M、20C、20K)に接続されている。現像ローラ4(4Y、4M、4C、4K)は現像ローラ4への電圧供給手段である現像バイアス電源21(21Y、21M、21C、21K)に接続されている。
感光ドラム1を露光する露光手段11(11Y、11M、11C、11K)はレーザー光を多面鏡(ポリゴンミラー)によって走査させるスキャナユニットまたはLEDアレイから構成される。露光手段11は画像信号に基づいて変調された画像光である走査ビーム12(12Y、12M、12C、12K)を、帯電ローラ2により一様に帯電された感光ドラム1上に照射する。感光ドラム1上にはこの走査ビーム12により静電潜像が形成される。感光ドラム1上の静電潜像は現像ローラ4により、トナー画像に現像され可視像化される。
以上がそれぞれのステーションSの構成である。
また、画像形成装置100の画像形成部は中間転写ベルト80を有し、中間転写ベルト80は、その張架部材として二次転写対向ローラ86、駆動ローラ14、テンションローラ15の3本のローラにより支持されており、適当なテンションが維持されるようになっている。駆動ローラ14を駆動させることにより中間転写ベルト80は感光ドラム1Y〜1Kに対して順方向に略同速度で移動する。中間転写ベルト80は図1中の矢印方向に回転し、中間転写ベルト80の内側には、4個の感光ドラム1Y〜1Kに対向して、中間転写ベルト80に当接する一次転写ローラ81(81Y、81M、81C、81K)が感光ドラム1と反対側にそれぞれ配置されている。一次転写ローラ81は一次転写ローラ81への電圧供給手段である一次転写バイアス電源84(84Y、84M、84C、84K)に接続されている。また、一次転写ローラ81の中間転写ベルト80の回転移動方向下流側には除電部材23(23Y、23M、23C、23K)が配置されている。一次転写ローラ81Y〜81Kからの正極性の電荷により中間転写ベルト80を介して感光ドラム1に接触中の中間転写ベルト80上に、感光ドラム1上の負極性の各色トナー像が順次転写され、多色画像が形成される。駆動ローラ14、テンションローラ15及び除電部材23、二次転写対向ローラ86は電気的に接地されている。
(給送部)
画像形成装置100は記録媒体であるシートPを積載収納する部位である本体カセット16を有している。本体カセット16から給紙する際には、給紙口のカセットピックアップローラ(給紙ローラ)17を駆動させることによって、本体カセット底板29が上昇し、本体カセット16内に設置されたシートPを押し上げる。押し上げられたシートPの最上の一枚が、カセットピックアップローラ17と当接し、カセットピックアップローラ17の回転により、一枚ずつシートが分離給送され、レジストローラ(搬送ローラ)18まで搬送される。
シート搬送部の給紙移動方向に対しカセットピックアップローラ17下流側に転写材であるシートPの先端が来たことを検知する検知手段であるレジ前センサ35a(第1の検知手段)がシートPの搬送路上に配設されている。定着手段19の上流側のレジストローラ18の位置にシートPの先端が来たことを検知するレジセンサ35b(第2の検知手段)が搬送路上に配設されている。これらのセンサによって、カセットピックアップローラ17でのシートPのばらつきを予測することは不可能だが、カセットピックアップローラ17からレジ前センサ35aまでの搬送ばらつきによって、レジセンサ35bでの搬送ばらつきを予測することが可能となる。
(シート搬送詳細)
本体カセット16より給紙搬送されたシートPは、レジストローラ18によって搬送され、画像先端とシートP先端を位置35c(以下、「マージポイント」という。)で合わせて、二次転写部T2に搬送する。
画像形成部の中間転写ベルト80上に形成された画像は二次転写部T2である二次転写ローラ82と中間転写ベルト80の当接部まで搬送される。二次転写ローラ82に電圧を印加することで、対向に設置された二次転写対向ローラ86に電界を形成し、中間転写ベルト80及びシートPの間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせるようになっている。それにより、中間転写ベルト80上のトナー画像はシートPに二次転写される。
(定着部)
定着手段19は、シートP上に形成したトナー画像に熱及び圧力を加えてトナー画像を定着させるものであり、定着ベルト19aと弾性加圧ローラ19bとを有している。弾性加圧ローラは定着ベルト19aを挟み、ベルトガイド部材19cと所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部TNを形成している。
定着ニップ部TNがヒータ19dにより所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成されたシートPが定着ニップ部TNの定着ベルト19aと弾性加圧ローラ19bとの間に送給される。シートPは、画像面が即ち定着ベルト19a面に対向して導入され、定着ニップ部TNにおいて画像面が定着ベルト19aの外面に密着して定着ベルト19aと一緒に定着ニップ部TNを挟持搬送されていく。
この定着ニップ部TNを定着ベルト19aと一緒にシートPが挟持搬送されていく過程において、定着ベルト19aで加熱され、シートP上の未定着トナー画像が加熱定着される。
図2は、画像形成装置100のシステム構成全体を説明するためのブロック図である。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、画像形成装置を駆動制御するエンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換する。そして、ビデオインターフェイス部210を介して、転写材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号を制御手段であるCPU211、画像処理GA212に送出する。
コントローラ部201は、ビデオインターフェイス部210を介して、CPU211へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、CPU211へ印字開始コマンドを送信する。
CPU211は、コントローラ部201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行ない、コントローラ部201からの印字開始コマンドを待つ。CPU211は、印字指示を受信すると、印字予約コマンドの情報に従って、各制御部(画像制御部213、定着制御部214、用紙搬送部215)に印字動作開始を指示する。
画像制御部213は、印字動作開始を受信すると画像形成の準備を開始する。CPU211は、画像制御部213から画像形成の準備が整ったことを受信すると、コントローラ部201にビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力する。コントローラ部201は、CPU211から/TOP信号を受信すると、/TOP信号を基準にビデオ信号を出力する。画像処理GA212は、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像制御部213に画像形成データを送信する。画像制御部213は、画像処理GA212から受信した、画像形成データをもとに画像形成を行う。
用紙搬送部215は、印字動作開始を受信すると給紙動作を開始する。用紙搬送部215の給紙制御部221は、給紙モータドライバIC222を介してステッピングモータ223を回転させる。用紙搬送部215の2次転写搬送制御部231は、レジモータドライバIC232を介してステッピングモータ233を回転させる。
給紙制御部221は、用紙のピックアップタイミングで給紙ピックアップソレノイド224に駆動開始を指示し、ピックアップローラ17を回転させる。
給紙制御部221は、転写材検知手段のレジ前センサ35aに用紙先端が到達したことを検知した、転写材検知タイミングで給紙速度制御1を開始する。
給紙制御部221と2次転写搬送制御部231は、転写材検知手段のレジセンサ35bに用紙先端が到達したことを検知した転写材検知タイミングで給紙速度制御2を開始し、シートPの先端とトナー画像の先端の位置合わせをしながら2次転写位置T2まで用紙を搬送する。2次転写搬送制御部231は、トナー画像をシートPに二次転写し、定着制御部までシートPを搬送する。定着制御部214は、印字動作開始を受信すると定着準備を開始する。定着制御部214は、用紙搬送部215からシートPが搬送されてくるタイミングに合わせて、印字予約コマンドの情報に従って温調を開始する。定着制御部214は、シートPにトナー画像を定着させて、シートPを機外に搬送する。
次に本実施例である、2枚連続印字する場合に、シートPの先行紙の搬送ばらつきの検知結果を後続紙の給紙速度制御にフィードバックする方法について説明する。
図3は、2枚連続印字する画像形成動作のタイミングチャートで、従来の給紙速度制御と本実施例の給紙速度制御を示している。
CPU211は、/TOP信号(301)を出力し、1枚目(第1の転写材)の画像形成(311)と、給紙動作(321)を開始する。CPU211は、シートPの先端がレジ前センサ35aに到達し(331)、レジセンサ35bに到達(341)するまで1枚目を搬送する。CPU211は、シートP先端がレジセンサ35bに到達したタイミングで(341)、シートPの搬送制御を停止してトナー画像先端を待つ(351)。CPU211は、中間転写ベルト80上のトナー画像に合わせて紙搬送制御を再開する(312)。
CPU211は、1枚目の/TOP信号(301)出力タイミングから画像サイズ(302)分と画像間余白(T_image_blank)分の移動時間分が経過したタイミングで、2枚目(第2の転写材)の/TOP信号(303)を出力する。
CPU211は、2枚目の給紙タイミング(322)で給紙動作を開始する。CPU211は、2枚目シートP2先端がレジ前センサ35a(332)に到達したタイミングで、給紙速度制御1を行う(361)。
CPU211は、2枚目シートP2先端がレジセンサ35b(342)に到達したタイミングで、給紙速度制御2を行う(362)。
CPU211は、シートP2先端がマージポイント35c(313)に到達したタイミングで給紙速度制御2から搬送制御に切り替える(363)。
給紙速度制御1は、給紙により、図1に示す本体カセット16からレジ前センサ35aまでシートPを搬送する際のレジ前センサ35a到達タイミングの転写材ばらつきを解消する。レジ前センサ35a到達タイミングばらつきは、シートPの積載量と先行紙による連れ出し量とピックアップローラ17とシートPの滑りが要因となる(以下、「給紙ばらつき」という。)。
給紙速度制御2は、図1に示すレジ前センサ35aからレジセンサ35bまでシートPを搬送する際のレジセンサ35b到達タイミングのばらつきを解消する。レジストローラ18までピックアップローラ17でシートPを搬送する場合、シートPがレジストローラ18に挟持されていないため、シートPの表面状態や給紙ローラ系の表面状態のばらつき(摩耗状態)に依存した滑りが発生する(以下、「搬送ばらつき」という。)。シートPのレジセンサ35bへの到達タイミングのばらつきは、以上のような搬送ばらつきが要因で発生する。
ここで、従来例の給紙速度制御について説明する。
従来の速度制御(370)は、給紙速度制御1で給紙ばらつきを解消し、給紙速度制御2で転写材搬送ばらつきを解消するために、速度変更を2回行っている。給紙速度制御1は、レジ前センサ35aへのシートPの到達タイミングで給紙ばらつきを検知し、シートPの搬送速度を下げて、レジセンサ35b到達までにシートPの搬送速度を戻す制御をしている(371)。給紙速度制御2は、レジセンサ35bへのシートP到達タイミングで搬送ばらつきを検知し、シートPの搬送速度を下げて、マージポイント35c到達までにシートPの搬送速度を戻す制御をしている(372)。
次に、本実施例における給紙速度制御について説明する。
本実施例の速度制御(380)は、給紙速度制御1、2で給紙ばらつき/搬送ばらつきを解消する際に、シートPの搬送速度変更が1回になるように制御する。給紙速度制御1は、給紙速度制御1、2で使用する共通の速度である第1の搬送速度を決定し、シートPの第2の搬送速度から搬送速度を下げる制御を行う(381)。給紙速度制御2は、下げたシートPの搬送速度である第1の搬送速度から元の第2の搬送速度に戻す制御を行う(382)。給紙速度制御2で再び速度変更を行わないようにするためには、従来のレジセンサ35bへのシートPの到達タイミングで検知していたレジ前センサ35a〜レジセンサ35b間の搬送ばらつきをレジ前センサ35aへのシートPの到達時点で予測(搬送ばらつき予測)する必要がある。搬送ばらつきの要因は、給紙ローラ系の表面状態のばらつき(摩耗状態)とシートPの表面状態による滑りである。連続印字中は、先行紙の搬送ばらつき量から後続紙の搬送ばらつき量を予測し、シートPのレジ前センサ35a到達時点で給紙速度制御1、2において使用する共通の第1の搬送速度を決定し、速度変更が1回になるように駆動制御する。
図4は、2枚連続印字の給紙速度制御に関するタイミングチャートの詳細である。
CPU211は、/TOP信号(401)を出力し、1枚目のシートP1に対する画像形成(411)と、給紙動作(421)を開始する。CPU211は、シートP1の先端がレジ前センサ35aに到達したタイミング(441)で、レジセンサ35bへのシートP1の到達タイミング(理論値)(451)を計算する。その後、実際にシートP1がレジセンサ35bに到達したタイミング(461)で、搬送ばらつき(ΔT_preg_reg(1))を計算し、シートP1の搬送制御を停止して画像先端を待つ。1枚目のシートP1の搬送ばらつきは、2枚目のシートP2の搬送ばらつき予測としてフィードバックする。この搬送ばらつき予測のフィードバック(搬送ばらつき(滑り)学習)については、詳細を後述する。CPU211は、画像先端が再給紙位置(412)に到達したタイミングで、搬送制御を再開する。
CPU211は、1枚目の/TOP信号(401)出力タイミングから画像サイズ(402)+画像間余白(T_image_blank)のタイミングで、2枚目のシートP2に対する画像形成のための/TOP信号(403)を出力する。
CPU211は、2枚目のシートP2の給紙タイミング(422)で給紙動作を開始する。CPU211は、2枚目のシートP2の先端がレジ前センサ35a(442)に到達したタイミングで、給紙ばらつき(ΔT_pick_preg(2))と、1枚目のシートP1の搬送ばらつき(ΔT_preg_reg(1))に基づき、給紙速度制御1、2で使用する共通の速度を決定し、給紙速度制御1(481)を開始する。この給紙速度制御1、2で使用する共通の速度である搬送速度の計算(搬送速度計算)については詳細を後述する。
CPU211は、決定した速度で紙を搬送した場合に、紙先端がレジセンサ35bに到達するタイミング(452)を計算する。この給紙速度制御1のレジセンサ35b到達時間計算についても詳細を後述する。
CPU211は、2枚目のシートP2先端がレジセンサ35b(462)に到達したタイミングで、予測したレジセンサ35b到達タイミングとの誤差(ΔT_preg_reg(2))を計算する。CPU211は、予測したレジセンサ35b到達タイミングとの誤差(ΔT_preg_reg(2))を解消するように、元のシート搬送速度に戻す時間を計算し、給紙速度制御2(482)を開始する。この給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算についても詳細を後述する。CPU211は、シートP2先端がマージポイント35c(413)に到達するまでに速度を元に戻し、紙先端がマージポイント35c(413)に到達したタイミングで給紙速度制御2(482)から搬送制御(483)に切り替える。
図5を参照して2枚連続印字の給紙速度制御で使用する速度の計算方法について説明する。尚、速度の計算は、以下の4つのステップで行う。
・1枚目のシートP1の搬送ばらつき学習
・給紙速度制御1、2の搬送速度計算
・給紙速度制御1のレジセンサ到達時間計算
・給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算
以下、各ステップについて説明する。
(搬送ばらつき学習)
図5(a)では、1枚目のシートP1の搬送ばらつきを計算する方法を説明する。
CPU211は、1枚目のシートP1を給紙(501)し、シートP1の先端がレジ前センサ35aに到達したタイミング(511)で、レジセンサ35bに到達するタイミング(512)を計算する(理論値)。CPU211は、シートP1の先端が実際にレジセンサ35bに到達したタイミング(513)で、搬送ばらつき時間ΔT_preg_reg(1)(514)と搬送速度V_11に基づき、1枚目のシートP1のレジ前センサ35a−レジセンサ35b間の搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))を以下の式で計算する。
ΔS_preg_reg(1)=V_11×ΔT_preg_reg(1)・・・(1)
(搬送速度計算)
図5(b)では、2枚目のシートP2のレジ前センサ35aである第1の検知手段以降の給紙速度制御で使用する速度の計算方法を説明する。
CPU211は、2枚目のシート2を給紙(531)し、シートP2の先端がレジ前センサ35aに到達したタイミング(541)で、給紙速度制御1、2で共通に使用する速度(V_low_preg_merge(2))を決定する。速度(V_low_preg_merge(2))は、給紙ばらつきΔT_pick_preg(2)(543)と、式(1)で求めた1枚目の搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))から、給紙速度制御1,2の制御時間(搬送時間)と搬送距離の関係式を計算することで求める。
給紙速度制御1,2の制御時間は、レジ前センサ35a−レジセンサ35b間(T_preg_reg(532))と、レジセンサ35b−マージポイント35c間(T_reg_merge(533))の搬送所要時間の和から、給紙ばらつきΔT_pick_preg(2)(543)を引くことで求められる。
また、給紙速度制御1,2の制御時間は、スローダウン時間(T_donw(2)(551))、低速制御時間(T_low_preg_merge(2)(552))、スローアップ時間(T_up(2)(553)))の和で求められる。
上記から、給紙速度制御1,2の制御時間には以下の式(2)が成り立つ。
T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)
=T_down(2)+T_low_preg_merge(2)+T_up(2)・・・(2)
給紙速度制御1,2の搬送距離は、搬送ばらつきを考慮して計算する。搬送ばらつきがある場合、レジ前センサ35aからレジセンサ35bに到達するまでの搬送距離は、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の距離S1(522)と搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))の和で求められる。レジセンサ35bからマージポイント35cに到達するまでの搬送距離は、搬送ばらつきが発生しないことからS2(523)である。
上記から給紙速度制御1,2の搬送距離は、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の距離S1(522)と搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))とレジセンサ35b−マージポイント35c間の距離S2(523)の和で求められる。
また、給紙速度制御1,2の搬送距離は、各制御区間(スローダウン、低速制御、スローアップ)の搬送距離の和から求められる。
スローダウン搬送距離=(V_11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
低速制御搬送距離=(V_low_preg_merge(2)×T_low_preg_merge(2))
スローアップ搬送距離=(V_low_preg_merge(2)+V_11)÷2×T_up(2)
上記から、給紙速度制御1,2の搬送距離には、以下の式(3)が成り立つ。
S1+ΔS_preg_reg(1)+S2
=(V_11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
+V_low_preg_merge(2)×T_low_preg_merge(2)
+(V_low_preg_merge(2)+V_11)÷2×T_up(2)・・・(3)
また、スローダウンの時間T_down(2)と速度V_low_preg_merge(2)の関係と、スローアップの時間T_up(2)と速度V_low_preg_merge(2)の関係は、図6に示すような加速度aを使用して以下の式(5)、(6)が成立する。
加速度a=V_11÷T_11・・・(4)
スローダウン
V_low_preg_merge(2)=V_11−a×T_down(2)・・・(5)
スローアップ
V_11=V_low_preg_merge(2)+a×T_up(2)・・・(6)
CPU211は、上記式(1)〜(6)から、速度V_low_preg_merge(2)、時間T_low_preg_merge(2)を求める。
V_low_preg_merge(2)
=(S1+ΔS_preg_reg(1)+S2−V_11(T_down(2)+T_up(2))÷2)
÷(T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)−(T_down(2)+T_up(2))÷2)
T_low_preg_merge(2)
=T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)
−(T_down(2)+T_up(2))
CPU211は、求めた速度V_low_preg_merge(2)、時間T_low_preg_merge(2)
で給紙速度制御1を行う。
(給紙速度制御1でのシートPのレジセンサ35b到達時間計算)
CPU211は、給紙速度制御1の速度をV_low_preg_merge(2)としたときに、シートPの先端がレジセンサ35bに到達する時間(理論値)(転写材到達予想時間)T_preg_reg_new(2)(542)を求める。
搬送ばらつきがある場合、レジ前センサ35aからレジセンサ35bに到達するまでの搬送距離は、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の距離S1と搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))の和で求められる。
また、レジ前センサ35aからレジセンサ35bに到達するまでの搬送距離は、低速制御中にレジセンサ35bに到達することから、各制御区間(スローダウン、低速制御)の搬送距離の和から求められる。
スローダウン搬送距離=(V_11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
低速制御搬送距離=(V_low_preg_merge(2)×(T_preg_reg_new(2)−T_down(2)))
上記から、レジセンサ35bに到達する時間(理論値)T_preg_reg_new(2)(542)には、以下の式(7)が成り立つ。
S1+ΔS_preg_reg(1)
=(V11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
+V_low_preg_merge(2)×(T_preg_reg_new(2)− T_down(2))・・・(7)
上記式(7)を解くことで、レジセンサ35bに到達する時間(理論値)T_preg_reg_new(2)(542)を下記式(8)から求める。
T_preg_reg_new(2)
=(S1+ΔS_preg_reg(1)―(V11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2))
÷V_low_preg_merge(2)
+T_down(2)・・・(8)
CPU211は、求めたレジセンサ35bに到達する時間(理論値)T_preg_reg_new(2)(542)は、給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算で使用する。
(給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算)
CPU211は、シートP2がレジセンサ35bに到達したタイミング(561)で、レジセンサ35bに到達するまでに遅れた時間(ΔT_preg_reg(2)(562))の搬送不足分ΔS_preg_reg(2)(574)解消するために、シートP2の搬送速度を元に戻すタイミングT_11_reg_merge(2)(573)を再計算する。レジセンサ35bに到達したタイミングからマージポイント35cに到達するタイミングまでに搬送する距離は、以下の式から求められる。
レジセンサ35bへのシートP2の到達遅れによる、搬送不足分ΔS_preg_reg(2)(574)
=V_low_preg_merge(2)×ΔT_preg_reg(2)・・・(9)
シートP2の搬送速度を戻すタイミングを早くすることによる、搬送加算分(575)
=(V11−V_low_preg_merge(2))×T_11_reg_merge(2)・・・(10)
マージポイント35cへのシートP2の到達タイミングまでに搬送する距離はS2であることから、搬送不足分(式(9))=搬送加算分(式(10))を解くことで、シートP2の搬送速度を元に戻すタイミングT_11_reg_merge(2)(573)を下記式(11)から求める。
T_11_reg_merge(2)
=V_low_preg_merge(2)×ΔT_preg_reg(2)÷(V11−V_low_preg_merge(2))・・・(11)
CPU211は、求めた時間T_11_reg_merge(2)で給紙速度制御2を実行する。
図7は、本実施例に関するエンジン制御部202の給紙速度制御のフローチャートである。
CPU211は、1枚目のシートP1の画像形成を開始し(700)、給紙制御1枚目を開始する(701)。
1枚目の給紙制御は(710)〜(718)のフローで行う。
CPU211は、CST(本体カセット)給紙を開始し(710)、一定速度でシートP1を搬送する。CPU211は、レジ前センサ35aがシートP1を検知してONする転写材到達時間まで待ち(711)、ONした時点でそのときの時刻を記録する(712)。CPU211は、レジセンサ35bがシートP1を検知してONする転写材到達時間まで待ち(713)、ONした時点で、そのときの時刻を記録し(714)、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の搬送ばらつき量を式(1)から計算する(715)。CPU211は、レジセンサ35bのON時点でシートP1の搬送を一時停止する(716)。CPU211は、画像先端が再給紙位置に到達したタイミングで、シートP1の再給紙を開始し、シートP1を搬送する(718)。
CPU211は、1枚目のシートP1の給紙を終えた後、次の印字予約を確認する(702)。印字予約がない場合は、印字動作の後処理(後回転(705))を実行し、印字動作を終了する。印字予約がある場合は、2枚目のシートP2の画像形成開始タイミングで画像形成を開始し(703)、連続給紙制御を開始する(704)。2枚目以降の連続給紙時の制御は(720)〜(732)、(740)〜(743)、(750)〜(751)のフローで行う。
CPU211は、CST給紙開始タイミングを待ち(720)、CST給紙開始タイミングでCST給紙を開始し、CST給紙時刻を記録する(721)。CPU211は、レジ前センサ35aがONする、転写材到達まで待ち(722)、ONした時点で、そのときの時刻を記録し(723)、給紙速度制御1、2で共通に使用する速度を計算する(724)。給紙速度制御1の計算は、(740)〜(743)のフローで行う。
まず、CPU211は、CST給紙―レジ前センサ35aON時間から給紙ばらつきを計算する(740)。次に、給紙速度制御1、2の制御時間を上記式(2)から計算する(741)。次に、給紙速度制御1、2の搬送距離を式(3)から計算する(742)。最後に、1枚目の搬送ばらつき(715)、2枚目の給紙ばらつき(740)、給紙速度制御1、2の制御時間(741)、搬送距離(742)から速度を計算する(743)。
CPU211は、計算した速度で紙を搬送した場合に、レジセンサ35bがONする時刻を式(8)から再計算し(725)、レジセンサ35bのON(727)まで給紙速度制御1を実行する(726)。
CPU211は、レジセンサ35bがONした時点で、そのときの時刻を記録し(728)、誤差を解消するために、給紙速度制御2でシートP2の搬送速度を元に戻すタイミングを計算する(729)。搬送速度を元に戻すタイミングの計算は、(750)、(751)のフローで行う。
まず、CPU211は、レジセンサ35bへのシートP2の到達遅れによる、搬送不足分を式(9)から計算する(750)。次に、搬送速度を戻すタイミングを早くすることによる、搬送加算分を式(10)から計算する。搬送不足分(式(9))、搬送加算分(式(10))から速度を元に戻す時間を計算する(751)。
CPU211は、給紙速度制御2を開始し(730)、マージポイント35cに到達(731)までに搬送速度を戻し画像先端と紙先端を合わせる。
CPU211は、マージポイント35c到達後、搬送制御を行い印字動作を継続する(732)。
以上述べたことにより、先行紙であるシートP1のレジ前センサ35a−レジセンサ35b間の搬送ばらつき量を後続紙であるシートP2の給紙速度制御にフィードバックすることで、給紙速制御時の速度変更回数を1回に減らせる。第1の搬送速度決定と第1の搬送速度制御時間決定を行って第2の搬送速度から第1の搬送速度への速度変化量を減らすことで、給紙速度制御による聴感上の稼働音への影響を軽減することができる。
なお、上述の実施例は給紙速度制御で減速する場合を例に示したが、本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
[実施例2]
実施例1では、1枚目のシートP1のレジ前センサ35a―レジセンサ35b間の搬送ばらつき量を学習することで、給紙速度制御時の速度変化量を小さくする方法を説明した。しかし、2枚目以降に関しても、1枚目で予測したよりもレジセンサ35bへのシートPの到達時間が遅い場合がある。
実施例2では、連続印字動作時のレジセンサ35bへのシートPの転写材到達時間の誤差を小さくし、搬送速度変化量を最小にする最適な速度を選択するために、搬送ばらつきの平均値(平均搬送ばらつきの量)を学習し、搬送精度を向上させる方法について説明する。
2枚連続印字時のタイミングチャート(図4)および速度計算方法(図5(a)、(b))は実施例1と同じであるため、説明を省略する。本実施例では、シートPの先端がレジセンサ35bに到達した時点から、2枚目のシートPの搬送ばらつきを計算し、3枚目のシートPの給紙速度制御にフィードバックするための1〜2枚目までの搬送ばらつき平均値(Ave(ΔS_preg_reg(1〜2))を計算する方法を説明する。また、N+1枚目にフィードバックするための1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値(Ave(ΔS_preg_reg(1〜N))を計算する方法を説明する。
CPU211は、2枚目の紙先端がレジセンサ35bに到達した時点で、2枚目の搬送ばらつきを計算し、1〜2枚目までの搬送ばらつき平均値Ave(ΔS_preg_reg(1〜2))を求める。
1枚目の搬送ばらつき=ΔS_preg_reg(1)
2枚目の搬送ばらつき=ΔS_preg_reg(1)+ΔS_preg_reg(2)
上記式から、
1〜2枚目までの搬送ばらつき平均値Ave(ΔS_preg_reg(1〜2))
=(1枚目の搬送ばらつき+2枚目の搬送ばらつき)÷2
=(ΔS_preg_reg(1)+(ΔS_preg_reg(1)+ΔS_preg_reg(2)))÷2
=ΔS_preg_reg(1)+ΔS_preg_reg(2)÷2・・・(12)
CPU211は、N枚目のシート先端がレジセンサ35bに到達した時点で、N枚目の搬送ばらつきを計算し、1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値(Ave(ΔS_preg_reg(1〜N))を求める(下記式(13))。
1〜N−1枚目までの搬送ばらつき平均値=Ave(ΔS_preg_reg(1〜N−1))
N枚目の搬送ばらつき=Ave(ΔS_preg_reg(1〜N−1))+ΔS_preg_reg(N)
上記式から、
1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値Ave(ΔS_preg_reg(1〜N))
=(1〜N−1枚目までの搬送ばらつき平均値×(N−1)
+N枚目の搬送ばらつき)÷N
=(Ave(ΔS_preg_reg(1〜N−1))×(N−1)
+Ave(ΔS_preg_reg(1〜N−1))+ΔS_preg_reg(N) )÷N
=Ave(ΔS_preg_reg(1〜N−1))+ΔS_preg_reg(N)÷ N・・・(13)
CPU211は、1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値Ave(ΔS_preg_reg(1〜N))をN+1枚目の搬送ばらつきとして、フィードバックする。
図8は、実施例2に関するエンジン制御部の給紙速度制御のフローチャートである。
CPU211は、1枚目の画像形成開始し(800)、給紙制御1枚目を開始する(801)。
1枚目の給紙制御フロー(810)〜(818)は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
CPU211は、1枚目の給紙を終えた後、次の印字予約を確認する(802)。印字予約がない場合は、印字動作の後処理(後回転(805))を実行し、印字動作を終了する。印字予約がある場合は、2枚目の画像形成開始タイミングで画像形成を開始し(803)、連続給紙制御を開始する(804)。2枚目以降の連続給紙時の制御は(820)〜(833)、(840)〜(843)、(850)〜(851)、(860)〜(862)のフローで行う。
以下では、N枚目を給紙する場合について説明する。
CST給紙開始(820)から給紙速度制御2の計算(829)までのフローと、給紙速度制御1の計算(840)〜(843)と、給紙速度制御2の計算(850)〜(851)は、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
CPU211は、レジセンサ35bのONタイミングで次のシートにフィードバックする1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値を計算する(830)。次のシート(N+1枚目)の搬送ばらつきは(860)〜(861)のフローで計算する。
CPU211は、現在搬送したシート(N枚目)の搬送ばらつきを計算する(860)。CPU211は、現在搬送したシート(N枚目)の搬送ばらつきと、1枚目〜N−1枚目までの搬送ばらつき平均値から、1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値を計算する(861)(上記式(12))。
次に、給紙速度制御2を開始し(831)、紙先端が、マージポイント35cに到達するまでに(832)、シートの搬送速度を戻し画像先端と紙先端を合わせる。
CPU211は、シートPのマージポイント35c到達後、搬送制御を行い印字動作を継続する(833)。
CPU211は、N+1枚目のシートの給紙時に、1〜N枚目までの搬送ばらつき平均値をN+1枚目の給紙速度制御1の速度計算(824)にフィードバックする。
以上述べたことにより、滑り量の平均値を学習することで、速度変化量を最小にする最適な速度を選択し、給紙速制御の速度変更回数は1回のまま、速度変化量を減らし、給紙可減速制御による聴感上の稼働音への影響を軽減することができる。
なお、上述の実施例は給紙速度制御で減速する場合を例に示したが、本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
[実施例3]
実施例1、2では、先行紙のレジ前センサ35a―レジセンサ35b間の滑り量を学習することで、給紙速度制御時の速度変化量を小さくする方法を説明した。しかし、図9のように、レジセンサ35b到達タイミング(961)が、予測したタイミングT_preg_reg_new(2)(542)よりも早い場合は、給紙速度制御2で速度をV_low_preg_merge(2)からV_low_reg_merge(2)(974)に下げる必要がある。そのため、搬送ばらつき予測値と実測値の差が大きい場合は、速度変化回数が増えてしまう。実施例3では、給紙速度制御1の速度を決定する際に、レジセンサ35bへの到達タイミング(961)が、予測したタイミングT_preg_reg_new(2)(542)よりも早くなる場合を考慮して、給紙速度制御2で速度変更を無くす方法を説明する。
2枚連続印字時のタイミングチャート(図4)は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
2枚連続印字の給紙速度制御で使用する速度の計算方法(図10)は、実施例1と同様に以下の4つのステップで行う。
・1枚目の搬送ばらつき学習
・給紙速度制御1、2の搬送速度計算
・給紙速度制御1のレジセンサ35b到達時間計算
・給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算
1枚目の搬送ばらつき学習と、給紙速度制御1のレジセンサ35b到達時間計算は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
(搬送速度計算)
図10では、2枚目の給紙速度制御で使用する速度の計算方法を説明する。
CPU211は、2枚目のシートP2を給紙(531)し、シートP2の先端がレジ前センサ35aに到達したタイミング(541)で、給紙速度制御1、2で共通に使用する速度(V_low_preg_merge(2))を決定する。速度(V_low_preg_merge(2))は、給紙ばらつきΔT_pick_preg(2)(543)と、式(1)で求めた1枚目の搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))と、搬送ばらつきマージン(ΔS_preg_reg_variance(1055))から、給紙速度制御1,2の制御時間と搬送距離の関係式を計算することで求める。
シートを搬送する場合は、搬送ばらつきが発生するが、その搬送ばらつき量は、同じ材質のシートであっても複数枚の搬送をするたび、同じではなく変動する。そこで、搬送ばらつきマージン(ΔS_preg_reg_variance(1055))は、同一の材質のシートでの複数枚の搬送毎の搬送ばらつきの変動分に対するものである。この搬送ばらつきマージンで搬送ばらつきを補正する。
以下では、搬送ばらつきマージン(ΔS_preg_reg_variance(1055))を固定値として計算する。搬送ばらつきマージン(ΔS_preg_reg_variance(1055))は、時間T_11_reg_merge(2)(1054)の間に、低速制御時の速度V_low_preg_merge(2)で搬送する場合の搬送距離と、定常速制御の速度V_11で搬送する場合の搬送距離の差に等しい。そのため、以下の式(14)が成り立つ。
ΔS_preg_reg_variance(1055)
=(V_11−V_low_preg_mege(2))×T_11_reg_merge(2)・・・(14)
給紙速度制御1,2の制御時間は、レジ前センサ35a−レジセンサ35b間(T_preg_reg(532))と、レジセンサ35b−マージポイント35c間(T_reg_merge(533))の搬送所要時間の和から、給紙ばらつきΔT_pick_preg(2)(543)を引くことで求められる。
また、給紙速度制御1,2の制御時間は、スローダウン時間(T_donw(2)(1051))、低速制御時間(T_low_preg_merge(2)(1052))、スローアップ時間(T_up(2)(1053)))、定常速制御時間(T_11_reg_merge(2)(1054))の和で求められる。
上記から、給紙速度制御1,2の制御時間には以下の式(15)が成り立つ。
T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)
=T_down(2)+T_low_preg_merge(2)+T_up(2)+T_11_reg_merge(2)・・・(15)
給紙速度制御1,2の搬送距離は、搬送ばらつきを考慮して計算する。搬送ばらつきがある場合、レジ前センサ35aからレジセンサ35bに到達するまでの搬送距離は、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の距離S1(522)と搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))の和で求められる。レジセンサ35bからマージポイント35cに到達するまでの搬送距離は、搬送ばらつきが発生しないことからS2(523)である。
上記から給紙速度制御1,2の搬送距離は、レジ前センサ35a―レジセンサ35b間の距離S1(522)と搬送ばらつき距離(ΔS_preg_reg(1)(521))とレジセンサ35b−マージポイント35c間の距離S2(523)の和で求められる。
また、給紙速度制御1,2の搬送距離は、各制御区間(スローダウン、低速制御、スローアップ、定常速制御)の搬送距離の和から求められる。
スローダウン搬送距離=(V_11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
低速制御搬送距離=(V_low_preg_merge(2)×T_low_preg_merge(2))
スローアップ搬送距離=(V_low_preg_merge(2)+V_11)÷2×T_up(2))
定常速制御搬送距離=V_11×T_11_reg_merge(2)
上記から、給紙速度制御1,2の搬送距離には、以下の式(16)が成り立つ。
S1+ΔS_preg_reg(1)+S2
=(V_11+V_low_preg_merge(2))÷2×T_down(2)
+V_low_preg_merge(2)×T_low_preg_merge(2)
+(V_low_preg_merge(2)+V_11)÷2×T_up(2)
+V_11×T_11_reg_merge(2)・・・(16)
また、スローダウンの時間T_down(2)と速度V_low_preg_merge(2)の関係と、スローアップの時間T_up(2)と速度V_low_preg_merge(2)の関係は、加速度a(図7)(下記 式(17))を使用して以下の式(18)、(19)が成立する。
加速度a=V_11÷T_11・・・(17)
スローダウン
V_low_preg_merge(2)=V_11−a×T_down(2)・・・(18)
スローアップ
V_11=V_low_preg_merge(2)+a×T_up(2)・・・(19)
CPU211は、上記式(1)、(8)、(14)〜(19)から、速度V_low_preg_merge(2)、時間T_low_preg_merge(2)を求める。
V_low_preg_merge(2)
=(S1+ΔS_preg_reg(1)+S2−V_11(T_down(2)+T_up(2))÷2−V_11×T_11_reg_merge(2))
÷(T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)−(T_down(2)+T_up(2))÷2−T_11_reg_merge(2))
T_low_preg_merge(2)
=T_preg_reg+T_reg_merge―ΔT_pick_preg(2)
−(T_down(2)+T_up(2)+T_11_reg_merge(2))
CPU211は、求めた速度V_low_preg_merge(2)、時間T_low_preg_merge(2)
で給紙速度制御1を行う。
(給紙速度制御2の速度を戻すタイミング計算)
CPU211は、シートPがレジセンサ35bに到達したタイミング(1061)で、レジセンサ35bに早く到達した時間(ΔT_preg_reg(2)(1062))の搬送過剰分ΔS_preg_reg(2)(1074)を解消するために、シートPの搬送速度を元に戻すタイミングT_11_reg_merge´(2)(1073)を再計算する。レジセンサ35bに到達したタイミングからマージポイント35c到達するタイミングまでに搬送する距離は、以下の式から求められる。
レジセンサ35bに早く到達したことによる、搬送過剰分ΔS_preg_reg(2)(1074)
=V_low_preg_merge(2)×ΔT_preg_reg(2)・・・(20)
搬送速度を戻すタイミングを遅くすることによる、搬送減算分(1075)
=(V11−V_low_preg_merge(2))×(T_11_reg_merge(2)―T_11_reg_merge´(2))・・・(21)
マージポイント35c到達タイミングまでに搬送する距離はS2であることから、搬送過剰分(式(20))=搬送減算分(式(21))の関係が成り立つ(下記式(22))。
V_low_preg_merge(2)×ΔT_preg_reg(2)
=(V11−V_low_preg_merge(2))×(T_11_reg_merge(2)―T_11_reg_merge´(2))・・・(22)
上記式(22)を解くことで、速度を元に戻すタイミングT_11_reg_merge´(2)(1073)を下記式(23)から求める。
T_11_reg_merge´(2)
=T_11_reg_merge(2)
―V_low_preg_merge(2)×ΔT_preg_reg(2)÷(V11−V_low_preg_merge(2))・・・(23)
CPU211は、求めた時間T_11_reg_merge´(2)(1073)で給紙速度制御2を実行する。
図11は、実施例3に関するエンジン制御部の給紙速度制御のフローチャートである。
CPU211は、1枚目の画像形成開始し(1100)、給紙制御1枚目を開始する(1101)。
1枚目の給紙制御フロー(1110)〜(1118)は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
CPU211は、1枚目の給紙を終えた後、次の印字予約を確認する(1102)。印字予約がない場合は、印字動作の後処理(後回転(1105))を実行し、印字動作を終了する。印字予約がある場合は、2枚目の画像形成開始タイミングで画像形成を開始し(1103)、連続給紙制御を開始する(1104)。2枚目以降の連続給紙時の制御は(1120)〜(1132)、(1140)〜(1144)、(1150)〜(1151)のフローで行う。
2枚目以降の連続給紙制御のCST給紙開始(1120)から搬送制御(1132)までは、実施例1と同じであり、給紙速度制御1の計算(1140)〜(1144)と給紙速度制御2の計算(1150)〜(1151)が実施例1と異なる。以下では、実施例1と異なる、給紙速度制御1の計算(1140)〜(1144)と給紙速度制御2の計算(1150)〜(1151)のみ説明する。
CPU211は、レジ前センサ35aがONした時点で給紙速度制御1の計算を行う(1124)。
まず、CPU211は、CST給紙―レジ前センサ35aON時間から給紙ばらつきを計算する(1140)。次に、搬送ばらつきマージンを上記式(14)から計算する(1141)。そして、給紙速度制御1、2の制御時間を上記式(15)から計算する(1142)。次に、給紙速度制御1、2の搬送距離を式(16)から計算する(1143)。最後に、1枚目の搬送ばらつき(1115)、搬送ばらつきマージン(1141)、2枚目の給紙ばらつき(1140)、給紙速度制御1、2の制御時間(1142)、搬送距離(1143)から速度を計算する(1144)。
CPU211は、求めた速度で給紙速度制御1を実行する(1126)。
CPU211は、レジセンサ35bがONした時点で給紙速度制御2の計算を行う(1129)。
まず、CPU211は、レジセンサ35bへのシートPの到達が早いことよる、搬送過剰分を式(21)から計算する(1150)。次に、搬送速度を戻すタイミングを遅くすることによる、搬送減算分を式(22)から計算する。搬送過剰分(式(21))、搬送減算分(式(22))から速度を元に戻す時間を計算する(1151)。
CPU211は、求めた搬送速度で給紙速度制御2を実行する(1130)
CPU211は、マージポイント35cへのシートPの到達後、搬送制御を行い印字動作を継続する(1132)。
以上述べたことにより、搬送ばらつきマージンを付加することで、レジセンサ35b到達タイミングが予測したタイミングよりも早くなる場合においても、レジセンサ35b−マージポイント35c間でさらに搬送速度を下げることなく搬送制御し、聴感上の稼動音への影響を軽減することができる。
なお、上述の実施例は搬送ばらつきマージンが固定値である場合を例に示したが、記録材として用いられるシートの材質や、給紙ローラの寿命に応じて搬送ばらつきマージンを変える等、本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
1 感光ドラム(像担持体)
4 現像ローラ(現像手段)
17 給紙ローラ
18 搬送ローラ
35a レジ前センサ
35b レジセンサ
35c マージポイント
80 中間転写ベルト
82 二次転写ローラ

Claims (10)

  1. 転写材積載される積載手段と、
    前記積載手段に積載された転写材を給送する給送手段と、
    像担持体に形成された画像を転写材に転写する転写手段と、
    前記給送手段によって給送された転写材を検知する第1の検知手段と、
    転写材の給送方向において、前記第1の検知手段よりも下流側であって、かつ前記転写手段よりも上流側の位置で転写材を検知する第2の検知手段と、
    前記給送手段により第2の速度で給送された第1の転写材が、前記第2の検知手段により検知されたタイミングから第1の搬送ばらつき量を求め、前記給送手段により前記第2の速度で給送され、前記第1の転写材に後続する第2の転写材が、前記第1の検知手段により検知されたタイミングから第2の搬送ばらつき量を求め、前記第1の搬送ばらつき量と前記第2の搬送ばらつき量に基づき、前記第2の転写材が前記第1の検知手段により検知されてから前記第2の転写材が前記転写手段に到達するまでの期間において、前記第2の転写材を給送する第1の速度と前記第1の速度で前記第2の転写材を給送する第1の時間を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給送手段により給送された転写材を前記転写手段へ搬送する搬送手段を有し、
    前記給送手段は、前記積載手段に積載された転写材と接触し、回転することで転写材を給送する給送ローラであって、前記搬送手段は、前記給送手段により給送された転写材を挟持し搬送する搬送ローラ対であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の検知手段は、前記給送手段と前記搬送手段との間の位置で転写材を検知し、
    前記第2の検知手段は、前記搬送手段と前記転写手段との間の位置で転写材を検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の転写材が前記第1の検知手段により検知されたタイミングから、前記第1の転写材が前記第2の検知手段により検知されたタイミングまでの時間と、前記第2の速度に基づいて、前記第1の搬送ばらつき量を求めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記給送手段により前記第2の転写材の給送が開始されたタイミングから、前記第2の転写材が前記第1の検知手段により検知されたタイミングまでの時間と、前記第2の速度に基づいて、前記第2の搬送ばらつき量を求めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の転写材が前記第2の検知手段により検知されたタイミングで前記第1の転写材を停止させ、前記像担持体に形成された画像が前記転写手段に到達するタイミングに合わせて、再度前記第1の転写材を前記第2の速度で搬送させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の転写材を含む複数の転写材であって、前記第2の転写材が給送されるよりも前に給送された前記複数の転写材が、前記第2の検知手段により検知されたタイミングからそれぞれの搬送ばらつき量を求め、複数の前記搬送ばらつき量を平均した平均搬送ばらつき量を求め、前記平均搬送ばらつき量と前記第2の搬送ばらつき量に基づき、前記第1の速度と前記第1の時間を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の時間にわたって前記第1の速度で前記第2の転写材を給送させた後、前記第2の速度で前記第2の転写材を給送させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記給送手段により前記第1の速度で給送された前記第2の転写材が、前記第2の検知手段により検知されたタイミングに基づいて、前記第1の速度で前記第2の転写材を給送する前記第1の時間を第2の時間へ変更することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の速度とは、前記第2の転写材が前記転写手段に到達するタイミングと、前記像担持体に形成された画像が前記転写手段に到達するタイミングとを合わせるために、前記第2の転写材が前記転写手段に到達するタイミングを制御するための速度であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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