JP5959447B2 - サージ防護装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、太陽光発電システムにおける直流電源線路に接続されてシステムを落雷事故から防護するためのサージ防護装置に関するものである。
図5は、太陽光発電システムの主要部を示す構成図である。
図5において、Aは太陽光パネル、Bは太陽光パネルAの直流出力電圧を交流電圧に変換するためのインバータ等からなるパワーコンディショナーである。
Dは、太陽光パネルAとパワーコンディショナーBとの間の直流電源線路Cに接続されたサージ防護装置(SPD)であり、電源線路Cへの落雷時に雷サージ電流を接地側に流して太陽光パネルAやパワーコンディショナーB等の故障や破壊、損傷を防止している。
図6は、従来のサージ防護装置の一例を示す回路図である。ここでは、サージ防護装置を符号D1にて示している。
図6において、DC+は直流電源線路Cに接続される正側端子、DC−は負側端子、Eは接地端子、11,12,13はケーブル、MOV1,MOV2,MOV3は酸化亜鉛バリスタ(以下、単にバリスタともいう)、21,22,23は、バリスタMOV1,MOV2,MOV3の短絡故障等による発熱により、板バネまたは温度ヒューズ等の熱分離機構が動作して切り離される接点部である。
以下、この従来技術の動作を説明する。落雷時には、直流電源線路Cと接地点Eとの間でバリスタを介して雷サージ電流が流れるため、太陽光パネルAやパワーコンディショナーB等に雷サージ電流が流入することはなく、これらの機器が落雷から保護される。
また、バリスタが経年劣化等により短絡故障した場合には、バリスタを流れる短絡電流によりバリスタが発熱し、熱分離機構が動作して接点部がオフするため、バリスタが直流電源線路Cから切り離される。これにより、バリスタ自体や周辺回路の焼損を未然に防止することができる。
しかし、直流電源線路Cの電圧が高い場合には、接点部がオフする際に発生するアークが消弧されずに残り、バリスタへの通流、発熱が継続されるおそれがあった。
次に、図7は他の従来技術を示す回路図であり、サージ防護装置を符号D2にて示している。
この従来技術では、バリスタMOV1,MOV2に対して並列に電流ヒューズF1,F2が接続されており、バリスタMOV1,MOV2の発熱時に接点部21,22を電流ヒューズF1,F2側に切り替えることでアークを消弧させている。
なお、特許文献1には、バリスタの端子に低融点金属合金板を取り付けることにより、バリスタの故障・劣化時に低融点金属合金板を温度ヒューズまたは電流ヒューズとして動作させてバリスタを電源回路から切り離すようにした雷防護装置が記載されている。
また、特許文献2には、バリスタの表面に引出し導体及びバネ材を接着剤により固定し、引出し導体に、固定導体部、電流ヒューズ部及び温度ヒューズ部からなる1本の銅線を形成すると共に、前記バネ材により電流ヒューズ部を付勢するようにしたバリスタ装置が記載されている。
更に、特許文献3には、バリスタの発熱によりバネからなる熱分離機構が動作してバリスタの両端を短絡させる避雷器が記載されている。
特開2006−179842号公報(段落[0017]〜[0026]、図5等)。 特開2007−42753号公報(段落[0024]〜[0035]、図3等)。 特表2010−503163号公報(段落[0026]〜[0028]、図1〜図3等)。
図7に示した従来技術において、電流ヒューズF1,F2には例えば2[A]までは溶断しないものがあり、バリスタMOV1,MOV2の発熱により接点部21,22が切り替わった後も、電流ヒューズF1,F2に流れる電流が上記溶断電流値に達するまでは流れ続ける。このため、残りのバリスタMOV3の両端には高い直流電源電圧が印加される結果、熱分離機構により接点部23が切り離されたときにアークが消弧されず、バリスタMOV3が発熱し続けることにより、最悪の場合には絶縁樹脂が溶融して端子が露出する等の問題があった。
なお、特許文献1〜3に係る従来技術では、前述したようなバリスタの熱分離動作に伴う発熱、焼損等の問題は考慮されていない。
そこで本発明の解決課題は、電流ヒューズの溶断電流値以下の電流が所定のバリスタに流れないように回路を構成し、バリスタの発熱、焼損等を防止するようにしたサージ防護装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、直流電源線路と接地点との間に接続された被防護機器を、この被防護機器に対して並列に接続されたバリスタの動作により雷サージから防護するサージ防護装置において、
前記直流電源線路に接続された正側端子及び負側端子に接点部をそれぞれ介して各一方の電極が接続された二つの熱分離型バリスタと、これらの熱分離型バリスタの各他方の電極と接地端子との間に接続された非熱分離型バリスタと、前記接点部の切替動作時に前記正側端子と負側端子との間に前記接点部を介してそれぞれ接続される二つの電流ヒューズと、を備え、
前記熱分離型バリスタは、当該バリスタの発熱時に前記一方の電極から開離させた前記接点部を前記電流ヒューズの端子部に切り替えて接続する熱分離機構を有し、
前記熱分離機構の動作により、前記正側端子と負側端子とを、前記接点部と前記電流ヒューズとの直列回路を介して接続するものである。
請求項2に係る発明は、直流電源線路と接地点との間に接続された被防護機器を、この被防護機器に対して並列に接続されたバリスタの動作により雷サージから防護するサージ防護装置において、
前記直流電源線路に接続された正側端子及び負側端子に接点部をそれぞれ介して各一方の電極が接続された二つの熱分離型バリスタと、これらの熱分離型バリスタの各他方の電極と接地端子との間に接続された非熱分離型バリスタと、前記接点部の切替動作時に前記正側端子及び負側端子と前記接地端子との間に前記接点部を介してそれぞれ接続される二つの電流ヒューズと、を備え、
前記熱分離型バリスタは、当該バリスタの発熱時に前記一方の電極から開離させた前記接点部を前記電流ヒューズの端子部に切り替えて接続する熱分離機構を有し、
前記熱分離機構の動作により、前記正側端子または負側端子を、前記接点部と前記電流ヒューズとの直列回路を介して前記接地端子に接続するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載したサージ防護装置において、前記熱分離機構は、前記熱分離型バリスタの発熱時に低融点金属を溶融させることにより、前記接点部を前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離させ、バネの復元力により前記電流ヒューズの端子部に接続するものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載したサージ防護装置において、前記熱分離機構の動作時に、前記接点部と前記熱分離型バリスタの一方の電極との間の空間を遮断する遮断ブロックを備えたものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載したサージ防護装置において、前記熱分離機構の動作時に、前記接点部が前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離したことを示す状態表示部を備えたものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載したサージ防護装置において、前記熱分離機構の動作時に、前記接点部が前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離したことを示す警報信号を外部に出力させるためのスイッチを備えたものである。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載したサージ防護装置において、前記スイッチを、前記熱分離機構の動作時に前記接点部と前記熱分離型バリスタの一方の電極との間の空間を遮断する遮断ブロックに連動させてオンさせるものである。
本発明によれば、熱分離型バリスタの発熱時に接点部が電流ヒューズ側に切り替わった際に、直流電源線路に接続された正側端子と負側端子との間に接点部と電流ヒューズとが直列に接続され、あるいは、正側端子または負側端子と接地端子との間に接点部と電流ヒューズとが直列に接続されるため、熱分離型バリスタの電極と接点部との間にアークが発生することはない。また、回路電流は切替後の接点部と電流ヒューズとの直列回路を介して流れるので、非熱分離型バリスタに電流ヒューズの溶断電流値以下の電流が流れる恐れはなく、このバリスタの発熱や損傷を防止することができる。
本発明の実施形態を示す回路図である。 本発明の実施形態の主要部の内部構造図である。 本発明の実施形態の主要部の内部構造図である。 本発明の他の実施形態を示す回路図である。 太陽光発電システムの主要部を示す構成図である。 従来技術を示す回路図である。 他の従来技術を示す回路図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は、本実施形態に係るサージ防護装置Dの回路図であり、図7と同一の部品には同一の符号を付してある。このサージ防護装置Dは、図5に示したように被防護機器である太陽光パネルA及びパワーコンディショナーBに対して並列に接続されるものである。
図1において、図7と同様に、DC+は直流電源線路C側の正側端子、DC−は負側端子、Eは接地端子、11,12,13はケーブル、MOV1,MOV2,MOV3aは酸化亜鉛バリスタ、21,22は、短絡故障したバリスタMOV1,MOV2の発熱により、板バネまたは温度ヒューズ等の熱分離機構が動作して切替動作する接点部である。
なお、この実施形態では、バリスタMOV3aに熱分離機構は設けられていない。このため、本実施形態では、熱分離機構を有するバリスタMOV1,MOV2を熱分離型バリスタ、熱分離機構を有しないバリスタMOV3aを非熱分離型バリスタともいう。
この実施形態が図7と異なるのは、接点部21,22の切替先に一端がそれぞれ接続された電流ヒューズF1,F2の各他端が、ケーブル12,11を介して負側端子DC−,正側端子DC+にそれぞれ接続されている点である。
次に、図2は、本実施形態の主要部の内部構造図であり、図1におけるバリスタMOV1とその熱分離機構を説明するためのものである。この図2は、バリスタMOV1の正常時の状態を示している。
なお、図1におけるバリスタMOV2とその熱分離機構の構造も同一である。
図2において、プリント基板100の表面に装着されたケーシング201の内部には、耐熱性樹脂により形成された隔壁202の内側に、バリスタMOV1がモールドされている。このバリスタMOV1の側面には一方の電極301が配置されており、この電極301には、低融点金属(以下、低融点半田とする)を介して接点部21が固着されている。
前記接点部21は、導電性のバネ材からなる熱分離板401の上端部に一体的に形成され、熱分離板401の下端部は、ケーシング201の底板を通ってプリント基板100により図1の正側端子DC+に接続されている。この熱分離板401は、バネ材の復元力により、接点部21を電極301から引き離す方向に常に付勢されている。
なお、電極301から引き離される接点部21の移動先には、図1における電流ヒューズF1の端子部403が配置されている。ここで、電流ヒューズF1はプリント基板100の適宜な位置に実装されている(図示せず)。
また、熱分離板401の接点部21の根元には、段部402が形成されている。
電極301に固着されている状態の接点部21の上方には、状態表示部501が配置されている。この状態表示部501は、トーションバネ502が巻かれた回動軸503を中心として回動可能な表示面504,505を備えており、一方の表示面504は例えば緑色に着色されて「正常」を表示し、他方の表示面505は例えば赤色に着色されて「故障(異常)」を表示するようになっている。なお、表示面504に対向するケーシング201の一部は透明材料により表示窓部203を形成している。
また、状態表示部501の下端部には、接点部21に係止する係止突起506が形成されている。ここで、状態表示部501は、トーションバネ502の復元力によって時計回りに回動するように常に付勢されている。
熱分離板401と隔壁202との間には、コイルバネ604によって常に上方へ付勢された遮断ブロック601が配置されている。この遮断ブロック601は、熱分離板401の段部402に下方から当接する遮断板602と、その下方の係止部603とを備えている。
更に、遮断ブロック601と隔壁202との間には、トーションバネ701が巻かれた回動軸702を中心として回動可能なスイッチレバー703が配置されている。トーションバネ701の一端部はストッパー204に係止されており、スイッチレバー703は、トーションバネ701の復元力によって時計回りに回動するように常に付勢されている。
スイッチレバー703の一端部の下方には、マイクロスイッチ801のスイッチボタン802が配置されていると共に、スイッチレバー703の他端部は遮断ブロック601の係止板603に係止している。なお、マイクロスイッチ801の代わりに他種のスイッチを用いてもよい。
上記のように構成されたバリスタMOV1及びその熱分離機構並びにヒューズF1等は、これらを一組としてケーシング201に収納することにより、プラグイン方式のサージ防護素子として形成されるものである。
なお、図2における隔壁202の位置やマイクロスイッチ801の位置、駆動機構などは本発明の要旨ではないため、図示例に何ら限定されるものではない。また、図示されていないが、隔壁202に代えて、熱分離板401,接点部21,状態表示部501,遮断ブロック601,スイッチレバー703等からなる可動部分を全体的に包囲する隔離カバーや、プリント基板100上の実装部品を包囲する隔離カバーを設けることにより、バリスタMOV1の短絡故障時に発生する熱やガスによる影響が上記可動部分や実装部品に及ばないようにすることも有効である。
次に、この実施形態の動作を、図2,図3を参照しつつ説明する。前述したように、図2はバリスタMOV1の正常時の状態を示しており、図3は経年劣化等によりバリスタMOV1が短絡故障した時の状態を示している。
図2に示すバリスタMOV1の正常時には、直流電源線路Cの直流電圧がバリスタMOV1,MOV2の直列回路に印加されており、直流電源線路Cに雷サージが侵入するとバリスタMOV1,MOV3aの直列回路及びバリスタMOV2,MOV3aの直列回路によって被防護機器が保護される。この保護動作は、接地側から雷サージが侵入した場合のバリスタMOV1,MOV3aの直列回路及びバリスタMOV2,MOV3aの直列回路についても同様である。
次に、図2の状態において、例えばバリスタMOV1が短絡故障するとその電極301が発熱し、低融点半田が溶融する。これにより、熱分離板401の復元力によって電極301から引き離す方向に付勢されている接点部21が開離して切替動作し、図3に示すように電流ヒューズF1の端子部403に接触する。このため、図1に示したように、サージ防護装置Dの正側端子DC+は、接点部21と電流ヒューズF1との直列回路を介して負側端子DC−に接続されることになる。
また、図3に示すように、接点部21が電極301から開離した状態では、状態表示部501がトーションバネ502の復元力によって時計回りに回動し、例えば赤色の表示面505が表示窓部203を介して目視可能な状態となる。このため、接点部21がバリスタMOV1の一方の電極301から開離していることを外部から容易に確認することができる。
同時に、正常時には段部402により規制されていた遮断板602がコイルバネ604の復元力により上方へ移動し、接点部21と電極301との間の空間を遮断するので、両者の間にアークは発生せず、仮に発生したとしてもアークの続流は確実に消弧される。
更に、正常時には係止板603により回動が規制されていたスイッチレバー703がトーションバネ701の復元力によって時計回りに回動し、スイッチレバー703の端部がマイクロスイッチ801のスイッチボタン802を押圧する。このため、マイクロスイッチ801から、接点部21がバリスタMOV1の一方の電極301から開離していることを示す警報(接点信号)を外部に出力させることが可能である。
以上のように、この実施形態によれば、バリスタMOV1の発熱により接点部21が電極301から開離されて電流ヒューズF1の端子部403に切り替わることにより、接点部21と電極301との間のアークの発生が防止されると共に、回路電流は正側端子DC+から接点部21及び電流ヒューズF1を介して負側端子DC−に流れることになる。また、バリスタMOV2が短絡故障により発熱した場合にも、同様に接点部22とバリスタMOV2の電極との間のアークの発生が防止され、回路電流は正側端子DC+から電流ヒューズF2及び接点部22を介して負側端子DC−に流れることになる。
従って、熱分離型バリスタMOV1またはバリスタMOV2の熱分離機構が動作した際に、電流ヒューズF1またはF2にその溶断電流値以下の回路電流が流れたとしても、この回路電流は非熱分離型バリスタMOV3aを介して流れることがないため、バリスタMOV3aの発熱や焼損を未然に防止することができる。
次に、図4は他の実施形態に係るサージ防護装置D’の回路図であり、図1と同一の部品には同一の符号を付してある。このサージ防護装置D’も、被防護機器である太陽光パネルA及びパワーコンディショナーBに対して並列に接続されるものである。
このサージ防護装置D’ が図1と異なるのは、接点部21,22の切替先に一端がそれぞれ接続された電流ヒューズF1,F2の各他端が、ケーブル13を介して接地端子Eに接続され、また、熱分離型バリスタMOV1,MOV2同士の接続点と接地端子Eとの間に、非熱分離型バリスタMOV3aが接続されている点である。
この実施形態では、熱分離型バリスタMOV1またはバリスタMOV2の熱分離機構が動作した際に、正側端子DC+から電流ヒューズF1またはF2を経て接地端子Eに至る電流経路が形成されることになり、電流ヒューズF1またはF2にその溶断電流値以下の回路電流が流れたとしても、この電流は非熱分離型バリスタMOV3aには流れない。従って、図1の実施形態と同様に、非熱分離型バリスタMOV3aの発熱や焼損を未然に防止することができる。
なお、図4に示すサージ防護装置D’においても、図2,図3に示したような熱分離機構を適用可能である。
上述した各実施形態では、熱分離機構の動作時にスイッチレバー703によりマイクロスイッチ801をオンさせて外部に警報を出力させているが、これらの警報出力手段(スイッチレバー703、マイクロスイッチ801等)は本発明に必要不可欠なものではない。
同様に、仮に状態表示部501を備えていない場合であっても、バリスタMOV3aの発熱や焼損を防止するという課題解決には支障がないものである。
A:太陽光パネル
B:パワーコンディショナー
C:直流電源線路
D,D’:サージ防護装置
DC+:正側端子
DC−:負側端子
E:接地端子
MOV1,MOV2,MOV3a:酸化亜鉛バリスタ
F1,F2:電流ヒューズ
11,12,13:ケーブル
21,22:接点部
100:プリント基板
201:ケーシング
202:隔壁
203:表示窓部
204:ストッパー
301:電極
401:熱分離板
402:段部
403:端子部
501:状態表示部
502:トーションバネ
503:回動軸
504,505:表示面
506:係止突起
601:遮断ブロック
602:遮断板
603:係止板
604:コイルバネ
701:トーションバネ
702:回動軸
703:スイッチレバー
801:マイクロスイッチ
802:スイッチボタン

Claims (7)

  1. 直流電源線路と接地点との間に接続された被防護機器を、この被防護機器に対して並列に接続されたバリスタの動作により雷サージから防護するサージ防護装置において、
    前記直流電源線路に接続された正側端子及び負側端子に接点部をそれぞれ介して各一方の電極が接続された二つの熱分離型バリスタと、これらの熱分離型バリスタの各他方の電極と接地端子との間に接続された非熱分離型バリスタと、前記接点部の切替動作時に前記正側端子と負側端子との間に前記接点部を介してそれぞれ接続される二つの電流ヒューズと、を備え、
    前記熱分離型バリスタは、当該バリスタの発熱時に前記一方の電極から開離させた前記接点部を前記電流ヒューズの端子部に切り替えて接続する熱分離機構を有し、
    前記熱分離機構の動作により、前記正側端子と負側端子とを、前記接点部と前記電流ヒューズとの直列回路を介して接続することを特徴とするサージ防護装置。
  2. 直流電源線路と接地点との間に接続された被防護機器を、この被防護機器に対して並列に接続されたバリスタの動作により雷サージから防護するサージ防護装置において、
    前記直流電源線路に接続された正側端子及び負側端子に接点部をそれぞれ介して各一方の電極が接続された二つの熱分離型バリスタと、これらの熱分離型バリスタの各他方の電極と接地端子との間に接続された非熱分離型バリスタと、前記接点部の切替動作時に前記正側端子及び負側端子と前記接地端子との間に前記接点部を介してそれぞれ接続される二つの電流ヒューズと、を備え、
    前記熱分離型バリスタは、当該バリスタの発熱時に前記一方の電極から開離させた前記接点部を前記電流ヒューズの端子部に切り替えて接続する熱分離機構を有し、
    前記熱分離機構の動作により、前記正側端子または負側端子を、前記接点部と前記電流ヒューズとの直列回路を介して前記接地端子に接続することを特徴とするサージ防護装置。
  3. 請求項1または2に記載したサージ防護装置において、
    前記熱分離機構は、前記熱分離型バリスタの発熱時に低融点金属を溶融させることにより、前記接点部を前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離させ、バネの復元力により前記電流ヒューズの端子部に接続することを特徴とするサージ防護装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載したサージ防護装置において、
    前記熱分離機構の動作時に、前記接点部と前記熱分離型バリスタの一方の電極との間の空間を遮断する遮断ブロックを備えたことを特徴とするサージ防護装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載したサージ防護装置において、
    前記熱分離機構の動作時に、前記接点部が前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離したことを示す状態表示部を備えたことを特徴とするサージ防護装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載したサージ防護装置において、
    前記熱分離機構の動作時に、前記接点部が前記熱分離型バリスタの一方の電極から開離したことを示す警報信号を外部に出力させるためのスイッチを備えたことを特徴とするサージ防護装置。
  7. 請求項6に記載したサージ防護装置において、
    前記スイッチを、
    前記熱分離機構の動作時に前記接点部と前記熱分離型バリスタの一方の電極との間の空間を遮断する遮断ブロックに連動させてオンさせることを特徴とするサージ防護装置。
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