JP5959195B2 - 遊技場用椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場用椅子に関するものであり、特に背もたれ部の高さを変更可能な遊技場用椅子に関する。
ぱちんこ機やスロット機等の遊技機を遊技できる遊技場は、複数の遊技機が並列的に並べられ、さらに各遊技機に対応する位置に設置された椅子とが群を成した遊技機島が複数設置されて形成されている。すなわち、近年の遊技場では、椅子に着座した状態で、所望の遊技機を遊技するスタイルが定着している。そして、最近では、快適な遊技空間を形成するべく、ハイバック式の背もたれ部を備えた椅子が一般化している。すなわち、この種の遊技場では、椅子の背もたれ部は、遊技機と対面する配置にされている。
例えば、特許文献1には、遊技場に用いられる椅子の技術が開示されている。
特開2010−273708号公報
ところで、最近の遊技場においては、既存の遊技者だけでなく、その他の来場し得る人の興味を引くために、遊技場の閉店時や定休日に、既設の遊技機を新しい遊技機に入れ替えたり(所謂新台入れ替え)、既設の遊技機のレイアウトを変更する作業(以下、総称して新台入れ替え等の作業という)が頻繁に行われている。すなわち、遊技場では、新台入れ替え等によって、イベントを催し、来場者の増強を図っている。
しかしながら、この新台入れ替え等の作業は、来場者の増強を図れる一方で、作業者に大きな負担を強いる上、作業効率が悪く時間が掛かり過ぎるという不満があった。これについて、具体的に説明する。
通常、新台入れ替え等の作業は、遊技機島の遊技機取付部に取り付けられた既設の遊技機を、取り外して持ち出す一連の取外し作業と、新たな遊技機あるいは遊技機取付部から取り外した遊技機を持ち込み、遊技機取付部に改めて取り付ける一連の取付け作業を行う。そして、その中でも、遊技機の持ち出しや持ち込み作業は、人力によって、25〜35kgの遊技機を抱え上げるため、作業者の負担は大きい。
このように、新台入れ替え等の作業は、ただでさえ作業者の負担が強いられる作業なわけだが、前記したように、椅子は遊技機と対面する位置に存在するため、遊技機を持ち出すあるいは持ち込む際には、その遊技機を椅子の最頂部を越える程度の高さまで持ち上げる必要があり、さらなる負担が強いられていた。結果、作業者は過度に疲労することとなり、新台入れ替え等の作業効率を著しく低下させていた。特に、前記したように、この作業を遊技場の閉店時に行う場合は、作業時間が長引けば、翌日の開店までに間に合わせることが困難となるおそれがあった。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、新台入れ替え等の作業の効率化を図ると共に、作業者の負担を軽減することができる遊技場用椅子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、多数の遊技機が並べられて設置された遊技場において、遊技者が腰掛ける着座部と、着座部を支持する脚部と、着座した遊技者の背中と対面する背もたれ部を有し、各遊技機に対応するように遊技機の正面に設置される遊技場用椅子であって、背もたれ部の高さ方向の位置を固定して、背もたれ姿勢を維持可能な固定手段を有し、背もたれ部は、固定手段を操作することで、鉛直方向に移動可能となり、遊技場の床面に対して近接した近接姿勢に変更できるものであり、且つ、ヒンジ部を介して固定手段と接続されており、当該ヒンジ部によって、背もたれ姿勢時に最も高い部位と、背もたれ姿勢時に最も低い部位とが、高さ方向に互いに近接した回動姿勢に変更可能であり、近接姿勢の背もたれ部は、高さ方向に最も高い部位が、設置状態の遊技機の高さ方向下端の高さに近接し、且つ、当該下端の高さから高さ方向所定の範囲内に位置することを特徴とする遊技場用椅子である。
本発明の遊技場用椅子は、背もたれ部の高さ方向の位置を固定して、背もたれ姿勢を維持可能な固定手段を有し、その固定手段を操作することで、背もたれ部の鉛直方向の移動を可能とする構成とされている。すなわち、本発明では、固定手段を用いることで、背もたれ部の高さ方向の位置を、遊技場の床面に対して近接した近接姿勢に容易に至らせることができる。さらに、本発明では、近接姿勢の背もたれ部の最頂部が、遊技機の高さ方向下端の高さに近接した位置であり、且つ、前記最頂部がその下端の高さ位置から高さ方向所定の範囲内に存在する位置に配されるため、遊技機の正面に椅子の背もたれ部が対面して重なる領域を減少させることができる。
したがって、背もたれ部を近接姿勢にすることで、既に設置された遊技機の高さ方向下端側と、当該椅子の背もたれ部の最頂部の落差が殆どないような状態にできるため、先に説明したように、新台入れ替え等の作業の際に、作業者が、その背もたれ部をかわす動作が省略でき、作業者の負担を軽減できる。換言すれば、本発明によれば、遊技機の持ち出し及び持ち込み動作を、その遊技機の設置部に対してほぼ水平に行うことを可能としている。その結果、作業者の負担が大幅に軽減されて、新台入れ替え等の作業の効率化が図られ、作業に掛かる時間の短縮化に成功している。
本発明では、前記背もたれ部は、ヒンジ部を介して固定手段と接続されており、当該ヒンジ部によって、背もたれ姿勢時に最も高い部位と、背もたれ姿勢時に最も低い部位とが、高さ方向に互いに近接した回動姿勢に変更可能である。
かかる構成によれば、背もたれ部をヒンジ部を介して固定手段に接続し、背もたれ姿勢時の最頂部と、背もたれ姿勢時の最底部とが、高さ方向に互いに近接した回動姿勢に変更することができるため、単に背もたれ部を鉛直方向下方に下げる場合よりも、背もたれ部の高さ方向に占める面積を減少させることができる。すなわち、椅子の背もたれ部が、遊技機の正面と対面して重なる領域をより小さなものとすることが可能となるため、新台入れ替え等の作業時における作業者の負担をより確実に軽減することが可能となる。
本発明では、固定手段によって背もたれ部を近接姿勢にすることで、その背もたれ部の最頂部が、遊技機の高さ方向下端部の高さに近接した位置になるため、遊技機の持ち出し及び持ち込み動作における作業者の負担を大幅に軽減することができる。その結果、新台入れ替え等の作業効率が向上し、作業全体に掛かる時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施形態に係る遊技場用椅子を備えた遊技機島の一部を示す正面図である。 図1の遊技機島に備えられた第一実施形態の遊技場用椅子を示す斜視図である。 図2の遊技場用椅子を別の角度から見た斜視図である。 図3の遊技場用椅子の分解斜視図である。 図4の背もたれ部を別の角度から見た斜視図である。 被挿通部を示す縦断面図である。 遊技場用椅子の動作を示す説明図で、(a)は背もたれ部が背もたれ姿勢の状態を示し、(b)は背もたれ部が鉛直下向きに移動した近接姿勢に至る過程の状態を示す。 遊技場用椅子の動作を示す説明図で、(c)は(b)の過程から背もたれ部を回転させた状態を示し、(d)は回転後の背もたれ部をさらに鉛直下向きに移動した近接姿勢を示す。 固定手段の変形例を示す概念図である。 遊技場用椅子の参考例を示す斜視図である。 図10の遊技場用椅子の動作を示す説明図で、(a)は背もたれ部が背もたれ姿勢の状態を示し、(b)は背もたれ部が近接姿勢の状態を示す。
以下に、本発明の第一実施形態に係る遊技場用椅子1について説明する。
本実施形態の遊技場用椅子1は、図1に示すように、ぱちんこ機やスロット機等の遊技機30が群をなした遊技機群(所謂遊技機島)29に設置されるもので、遊技者が遊技する際に腰掛けるものである。具体的には、遊技場用椅子1は、並列的に並べられた各遊技機30に対向するように1脚ずつ配されており、各遊技機30の設置位置に依存した配置とされている。
本実施形態の遊技場用椅子1は、図2、3に示すように、遊技者が腰掛けた際に当該遊技者のでん部が置かれる着座部2と、遊技者が腰掛けてもたれた際に当該遊技者の背中が接する背もたれ部3と、着座部2を床面から離れた位置で支持する脚部5と、背もたれ部3を着座部2に固定する固定手段6とによって構成されている。
着座部2は、図3、4に示すように、クッション部20と、そのクッション部20が保持される座面形成部21とを備えている。
クッション部20は、衝撃を緩和する機能を備えたクッション材(図示しない)と、そのクッション材を一定の形状に保持しカバーするカバー部材28とを有し、カバー部材28内部にクッション材が充填された構成である。
座面形成部21は、樹脂製の一面が開放されたケース状の部材であり、クッション部20が保持されるものである。すなわち、座面形成部21は、底壁とその底壁の縁端を囲繞する周壁によって構成されたクッション保持空間(図示しない)を有する。そして、座面形成部21は、前記底壁のほぼ中央の位置から1つの縁端側に架けてボルト等の締結要素が挿通される8つの図示しない貫通孔(4つは脚部5接続用で、その他の4つは固定手段6接続用である)が設けられ、前記周壁の一部には、後述する固定手段6が接続される座面側接続部32が設けられている。具体的には、座面側接続部32は、前記周壁の一部が前記底壁と反対側に延びた張出部であり、ネジ等の締結要素が挿通される貫通孔36が設けられている。
背もたれ部3は、図3、4に示すように、着座部2に対してほぼ垂直に設けられるもので、クッション部22と、背部形成部23とを備えている。
クッション部22は、前記クッション部20と同様、カバー部材28内部にクッション材が充填された構成である。そして、このクッション部22は、遊技者が腰掛けてもたれた際に当該遊技者の背中が当接する部分である。
背部形成部23は、樹脂製の一面が開放されたケース状の部材であり、クッション部22が保持されるものである。すなわち、背部形成部23は、底壁とその底壁の縁端を囲繞する周壁によって構成されたクッション保持空間(図示しない)を有する。そして、背部形成部23には、図5に示すように、前記底壁に背部側接続部33が設けられている。
背部側接続部33は、背部形成部23の前記底壁から突出した部分で、ネジ等の締結要素が螺合される雌ネジ部が31設けられている。なお、この雌ネジ部31は、公知のインサートナットにより形成されている。
脚部5は、着座部2を遊技場の床面から所定の高さに維持できる支持部材であって、図4に示すように、長尺状の脚本体部45と、脚本体部45の端部に一体的に形成されたフランジ部46、49とを有する。すなわち、脚部5は、一方のフランジ部49を介して遊技場の床面に固定され、他方のフランジ部46によって着座部2が接続されるもので、脚本体部45の長さの分、着座部2を床面から離反した位置に維持するものである。なお、フランジ部46、49には、ボルト等の締結要素が挿通される貫通孔50、51がそれぞれ設けられている。
固定手段6は、背もたれ部3を着座部2に間接的に固定する支持機能と、背もたれ部3の鉛直方向の位置変更を可能とする高さ位置変更機能を備えた部材であり、図4に示すように、着座部2に直接的に接続される被挿通部10と、背もたれ部3を固定し被挿通部10と接続される挿通部11と、背もたれ部3と挿通部11との間に位置し、背もたれ部3を挿通部11に対して相対的に回動可能に接続するヒンジ部12とで構成されている。
被挿通部10は、鉛直部13と水平部14とを有し、双方が一体的に接合された外観が「L」字型の部材である。
鉛直部13は、直方体状の部位であり、図6に示すように、一方向に貫通したガイド用挿通孔25を有する。ガイド用挿通孔25は、開口形状がほぼ長方形状であり、その開口面積は、挿通部11の断面積とほぼ同じあるいは若干大きく設定されている。また、鉛直部13は、図4に示すように、「L」字の内側に雌ネジ部26が設けられ、さらに「L」字の外側からガイド用挿通孔25を横断するように形成された固定用孔27(図2)が設けられている。
なお、この雌ネジ部26は、公知のインサートナットにより形成されており、前記した座面側接続部32の貫通孔36と連通し得る位置に配されている。また、固定用孔27は、「L」字の外側から挿通されたボルト等の先端側が、ガイド用挿通孔25を横断して、「L」字の内側に掛かる構成とされている。
水平部14は、鉛直部13の一方の端部(鉛直方向下端部)からほぼ直交する方向に張り出した部位であり、部材厚方向に貫通したボルト等の締結要素が挿通される4つの貫通孔37を有する。
挿通部11は、所定の強度を備えたほぼ帯状の板体であり、直線状の板本体部15と、その板本体部15の一方の端部側(鉛直方向上端部側)で「コ」の字状を呈した天板形成部16とで構成されている。
板本体部15は、鉛直方向上端部側(天板形成部16側)であって、天板形成部16が形成された面と反対の面に雌ネジ部38が設けられ、鉛直方向下端部側(他方の端部側)には、部材厚方向に貫通したボルト等の締結要素が挿通される貫通孔39が設けられている。なお、前記同様、雌ネジ部38は、公知のインサートナットにより形成されている。
天板形成部16は、板本体部15と交差する方向に折れ曲がった天板部40と、その天板部40の張り出し側端部から板本体部15とほぼ平行に、且つ、下方に折れ曲がった垂下部41とを有する。
天板部40は、板本体部15から離反する方向に下り勾配に傾斜した平面状の部位である。
垂下部41は、天板部40の最下端からほぼ鉛直方向に垂れ下がった部位である。
ヒンジ部12は、公知の平蝶番が採用されている。
次に、本実施形態の遊技場用椅子1の各部材の位置関係について説明する。
本実施形態に係る遊技場用椅子1は、図1に示すように、遊技機30の正面に背もたれ部3が対面する姿勢で配されて、脚部5によって、遊技場の床面に固定されている。すなわち、図1、2に示すように、脚部5は、一方の端部側に位置するフランジ部49を床面に当接した状態で、貫通孔51にボルトが挿通されて固定され、当該脚部5の他方の端部側に位置するフランジ部46は、着座部2を載せた状態で、フランジ部46の貫通孔50及び着座部2の貫通孔(図示しない)にボルトを挿通して当該着座部2を固定している。
一方、その遊技場用椅子1の背もたれ部3は、図2に示すように、固定手段6を介して、着座部2に固定されている。すなわち、固定手段6は、被挿通部10を着座部2の座面形成部21に当接させた状態で、水平部14の貫通孔37及び着座部2の貫通孔(図示しない)にボルトが挿通され、さらに鉛直部の雌ネジ部26及び着座部の貫通孔36にネジが挿通されて、着座部2に固定されている。そして、その被挿通部10のガイド用挿通孔25に挿通部11を挿着した状態で、被挿通部10の固定用孔27及び挿通部11の貫通孔39にボルトが挿通されて、挿通部11が所定の高さに固定されている。そして、この状態の挿通部11に対して、ヒンジ部12を介して、背もたれ部3が接続されている。具体的には、ヒンジ部12は、平蝶番の板部が、高さ方向に回動できるように配されて、背もたれ部3と固定手段6とを接続している。すなわち、背もたれ部3は、ヒンジ部12によって、上下の端部が高さ方向に近接離反する方向に回動できるように、固定手段6に接続されている。
次に、本実施形態の遊技場用椅子1の機能について説明する。
本実施形態の遊技場用椅子1は、必要に応じて、背もたれ部3の高さの変更が可能である。すなわち、図7(a)に示す遊技者が着座してもたれ掛かることができる背もたれ姿勢から、図8(d)に示す背もたれ部3の最頂部(背部形成部23の周壁側)の高さを遊技場の床面に近接した近接姿勢に変更することができる。
具体的な操作方法について説明すると、まず、図7(a)に示す背もたれ姿勢において、固定手段6の被挿通部10と挿通部11との接続状態を、被挿通部10の固定用孔27に挿通されたボルトを外して解除する。すると、挿通部11は、被挿通部10に対して、相対的に鉛直下方に移動可能状態となる。これにより、図7(b)に示すように、背もたれ姿勢における背もたれ部3の下端部が、着座部2の上面に衝突するまで鉛直下方に移動する。そして、前記背もたれ部3が着座部2に衝突した状態において、図8(c)に示すように、背もたれ部3をヒンジ部12を介して回動させる。すなわち、背もたれ部3を、背もたれ姿勢時の最頂部が遊技場の床面に近接する方向に回動し、背もたれ姿勢時の最底部が遊技場の床面から離反する方向に回動する。換言すれば、背もたれ部3は、ヒンジ部12を基準に、背もたれ姿勢時の最頂部が遊技場用椅子1の背面方向に向かうように回動する。そして、背もたれ部3は、背部形成部23が挿通部11の天板形成部16に衝突するまで回動する。すなわち、背もたれ部3は、背部形成部23の底壁が、天板部40と当接し、その天板部40の傾斜に沿った姿勢で安定する。換言すれば、近接姿勢の背もたれ部3は、背もたれ姿勢時の最頂部と最底部が、高さ方向にほぼ等しい位置に配置された姿勢となる。
そして、図8(d)に示すように、さらにその姿勢の背もたれ部3を鉛直下方に移動する(近接姿勢)。そして、この近接姿勢時の背もたれ部3の最頂部は、図8(d)に示す背もたれ部3のクッション保持空間(図示しない)から膨出したクッション部22の膨出天部(以下、変更最頂部という)に変更されつつ、変更最頂部が遊技機30の高さ方向下端部に近接した高さの位置となる。より具体的には、近接姿勢では、背もたれ部3の変更最頂部が遊技機30の高さ方向下端部とほぼ同一の高さ位置となる。
このようにして、本実施形態の遊技場用椅子1は、必要に応じて、背もたれ部3を背もたれ姿勢から近接姿勢に変更することができ、変更後の変更最頂部を遊技機30の下端部の高さに近接した配置にすることができる。これにより、先に説明したように、新台入れ替え等の作業時において、近接姿勢に変更すれば、背もたれ部3における遊技機30と重なる面積を限りなくゼロに近づけることができるため、遊技機30の持ち出しや持ち込みの際の作業者の負担を軽減することができる。結果、新台入れ替え等の作業効率が向上し、短時間で作業を完了することが可能となるため、閉店後に当該作業が行われたとしても、難なく、翌日の開店に間に合わせることができる。
上記実施形態では、被挿通部10の固定用孔27と挿通部11の貫通孔39とを連通状態にして、ボルト等の締結要素によって固定して、背もたれ部3の高さ方向の位置を固定する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、別の方式で背もたれ部3の高さ方向の位置を固定する構成であっても構わない。
例えば、図9に示すように、固定手段7は、軸線方向に貫通した筒状の被挿通部52と、その被挿通部52よりも外径が小さく、軸線方向の一方の端部に端面54を有した挿通部53を備え、被挿通部52は内部に雌ネジ部55が設けられ、挿通部53は前記端面54に貫通孔56が設けられ、その雌ネジ部55と貫通孔56にボルト部材57を挿着して、背もたれ部3の高さ位置を固定する方式である。そして、この方式であれば、ボルト部材57を工具等で回して、当該ボルト部材57における雌ネジ部55との螺合位置を変更して、背もたれ部3を鉛直方向に移動させることができる。これにより、上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
さらに、別の方式として、車輌の内装におけるヘッドレストの固定固定構造や、自転車のサドルの固定構造等があるが、公知の技術であるため、説明を省略する。
また、上記実施形態では、ヒンジ部12によって、背もたれ部3を回動させることで、単に背もたれ部3を鉛直方向に移動させる場合よりも最頂部の高さ位置を低くできる構成を示したが、本発明はこれに限定されない。また、本発明の参考例として、単に背もたれ部3を鉛直方向下方に移動させて最頂部の高さ位置を、遊技機30の下端部の高さ位置に近接した位置に変更できる構成がある。なお、この構成を採用するにあたっては、背もたれ部が鉛直下方に移動する際に、固定手段等に進路が阻害されない構成を付加することが望ましい。
例えば、上記実施形態に比べて、図11に示すように、被挿通部61の水平部62を長くした固定手段9と、図10に示すように、その水平部62をかわす切欠き部63が設けられた背もたれ部8とを採用した構成である。これにより、図11(a)に示す背もたれ姿勢の背もたれ部8を、鉛直方向下方に移動すると、背もたれ部8の切欠き部63中を固定手段9の水平部62が通過するため、単に背もたれ部8を鉛直方向下方に移動させるだけで、最頂部(背部形成部23の周壁側)を遊技機30の下端部とほぼ同一高さまで下げることが可能となる(図11(b))。結果、上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
上記実施形態では、近接姿勢の背もたれ部3の最頂部が遊技機30の下端部とほぼ同じ高さとなる構成を示したが、本発明はこれに限定されず、近接姿勢の背もたれ部の最頂部は、遊技機30の下端部を基準に、上下方向所定の範囲(例えば±5cm)内となる構成であっても構わない。
1 遊技場用椅子
2 着座部
3、8 背もたれ部
5 脚部
6、7、9 固定手段
10、52、61 被挿通部
11、53 挿通部
12 ヒンジ部
16 天板形成部
25 ガイド用挿通孔
27 固定用孔
30 遊技機
63 切欠き部

Claims (1)

  1. 多数の遊技機が並べられて設置された遊技場において、遊技者が腰掛ける着座部と、着座部を支持する脚部と、着座した遊技者の背中と対面する背もたれ部を有し、各遊技機に対応するように遊技機の正面に設置される遊技場用椅子であって、
    背もたれ部の高さ方向の位置を固定して、背もたれ姿勢を維持可能な固定手段を有し、
    背もたれ部は、固定手段を操作することで、鉛直方向に移動可能となり、遊技場の床面に対して近接した近接姿勢に変更できるものであり、且つ、ヒンジ部を介して固定手段と接続されており、当該ヒンジ部によって、背もたれ姿勢時に最も高い部位と、背もたれ姿勢時に最も低い部位とが、高さ方向に互いに近接した回動姿勢に変更可能であり、
    近接姿勢の背もたれ部は、高さ方向に最も高い部位が、設置状態の遊技機の高さ方向下端の高さに近接し、且つ、当該下端の高さから高さ方向所定の範囲内に位置することを特徴とする遊技場用椅子。
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