JP2015116314A - 遊技場用椅子及び遊技機島ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、既存の設備を活かしつつ、遊技機の取り外し作業や取り付け作業をより簡易化できる遊技場用椅子を提供することを目的とする。また、当該遊技場用椅子と遊技機島を備える遊技機島ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】複数のぱちんこ機2が取り付けられるぱちんこ島3に並列し、ぱちんこ機2に対応するように設置され、遊技者が着座する着座部6と、着座部6を支持する脚部8を有し、着座部6は、床面4に対して平行移動可能であり、ぱちんこ島3は、ぱちんこ機2よりも下方の壁面であって、かつぱちんこ島3の外壁面を形成する腰板部31を有し、着座部6が腰板部31と当接又は近接する収納姿勢を取り、収納姿勢において、ぱちんこ島3の外側に位置している構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技場に設置される遊技場用椅子に関する。また本発明は、遊技場用椅子と遊技機島を備えた遊技機島ユニットに関する。
ぱちんこ機などの遊技機を遊技できる遊技場は、1又は複数の遊技機を取り付ける遊技機島を備えており、この遊技機島は、遊技場内で列状に並列されて設置されている。
また、この遊技機島は、高さ方向の略中央に遊技機を取り付けるための空間である遊技機取付部が複数設けられている。これらの遊技機取付部は、遊技機島の表裏に配されており、表面及び裏面において遊技機島の列方向に並列して設けられている。
そして、遊技機取付部に取り付けられた各遊技機に向かい合うように1脚ずつ遊技場用の椅子が配置されている。この遊技場用の椅子は、一般的に、その一部が遊技場の床面に埋設されており、遊技場の床面に一体的に固定された状態となっている。
特開2009−45295号公報
ところで、遊技場では、遊技者の興味を引くために、新しい遊技機の導入(いわゆる、新台入れ替え)や、既設の遊技機の配置替え(レイアウト変更)等の作業が頻繁に行われる。
例えば、遊技場では、閉店後や定休日に、既に遊技機取付部に設置された遊技機を取り外す取外し作業や、遊技機を取り外した遊技機取付部に新たな遊技機を取り付ける取付け作業が行われる。
これらの作業では、一般的に、作業者が遊技機を抱えて遊技機取付部まで運搬して、遊技機を取り付ける。
しかしながら、上記したように、遊技機と対応して設置される椅子は、遊技場の床面と一体的に固定されているため、この遊技機の運搬作業において、床面に固定された椅子が作業の邪魔となっていた。
上記した問題を解決するために、本発明者は、特許文献1に記載の椅子の収納構造に着目した。
特許文献1には、床面又は遊技機島の内部に椅子を収納することによって、遊技機の正面に空間を形成し、車椅子の遊技者でも車椅子のまま遊技を楽しめる構造が提案されている。具体的には、特許文献1には、椅子を天地方向に移動させて遊技場の床面に収納する床面収納構造と、椅子を床面に平行移動させて遊技機島の内部に収納する遊技機島収納構造が開示されている。
本発明者は、これらの収納構造を採用することで遊技機を遊技機取付部の近くまで運び入れることが可能となり、遊技機の取り外し作業や取り付け作業をより簡易化できると考えた。
しかしながら、本発明者が特許文献1について詳細な検討を行ったところ、既設の遊技場の実情にそぐわないことが判明した。
すなわち、床面収納構造においては、上記したように、椅子が遊技場の床面と一体的に固定されているので、既設の遊技場において床面に収納空間を形成するのは、大がかりな工事が必要となり、莫大な工事費用が発生する。
また、遊技機島収納構造は、遊技機島内に椅子の移動を制御するリミットスイッチや椅子を移動させる移動モーターなどを設置した上で、さらに椅子を収納する空間が遊技機島内に必要となる。
特に、ぱちんこ機を取り付ける遊技機島たるぱちんこ島では、遊技機よりも下方の部位に、いわゆるアウトレールと呼ばれる遊技機からのアウト球を回収するレールやぱちんこ球を一時的に貯留する島中タンク、研磨機や揚送装置などが収納された下部タンクなどが内蔵されている。すなわち、ぱちんこ島内には、アウトレールや島中タンク、下部タンクなどが占めているから、リミットスイッチや移動モーターなどに加えてさらに椅子を収納する空間まで事実上確保できない。
このように、特許文献1に記載の収納構造を既設の遊技場に採用するには、コスト面、空間面で問題があった。
そこで、本発明は、既存の設備を活かしつつ、遊技機の取り外し作業や取り付け作業をより簡易化できる遊技場用椅子を提供することを目的とする。また、当該遊技場用椅子と遊技機島を備える遊技機島ユニットを提供することを目的とする。
上記した検討を踏まえて、本発明者は、遊技機の取替作業を行うには、必ずしも椅子を完全に収納する必要はなく、遊技機の取外し作業や取付け作業において邪魔にならない程度に椅子を収納できれば、取替作業の簡略化が可能であると考えた。すなわち、本発明者は、作業者の作業空間と遊技機取付部の距離をある一定以上に近くすることで、作業者の遊技機の運搬経路が短くなり、作業者の作業効率が向上すると考えた。
上記した考察を踏まえて導き出された請求項1に記載の発明は、1又は複数の遊技機が取り付けられる遊技機島に並列し、遊技機に対応するように設置される遊技場用椅子において、遊技者が着座する着座部と、前記着座部を支持する支持部を有し、前記着座部は、床面に対して平行移動可能であり、前記遊技機島は、遊技機よりも下方の壁面であって、かつ遊技機島の外壁面を形成する壁面形成部を有し、前記着座部が前記壁面形成部と当接又は近接する収納姿勢を取り、前記収納姿勢において、前記支持部は、前記遊技機島の外側に位置していることを特徴とする遊技場用椅子である。
ここでいう「着座部が壁面形成部と近接する」とは、着座部の一部が壁面形成部と近い位置まで近づくことをいい、具体的には、壁面形成部と着座部との距離が15cm以内に近づいた状態を表す。
本発明の構成によれば、着座部が壁面形成部と当接又は近接する収納姿勢を取るので、椅子の移動方向後方に空間が形成される。そのため、当該空間に遊技機を仮置きし、そこから遊技機を抱えて遊技機の取付部位たる遊技機取付部に取り付けることが可能である。すなわち、従来に比べて、作業者が遊技機取付部の近い位置まで遊技機を持っていくことが可能であり、そこから遊技機取付部までの運搬経路の短縮化が可能である。
このように、本発明の遊技場用椅子であれば、作業者が遊技機を抱える時間が短縮できるから作業者の負担を軽減でき、作業効率が向上する。
また、本発明の構成によれば、収納姿勢において、支持部が遊技機島の外側に位置しているため、遊技機島の内部を改造しなくても、遊技場用椅子の後方に空間を形成することが可能である。すなわち、既設の遊技機島を備えた遊技場であっても、大がかりな工事が必要なく、遊技機の取り付け作業及び取り外し作業を簡略化することができる。
ところで、遊技機による遊技は、長時間に渡ることが多い。そこで、従来から遊技場に設置される椅子には、長時間の遊技中の遊技者の負担を和らげるために、背もたれ部を備えたものがある。この場合、上記した特許文献1に記載の遊技機島収納構造は、収納したときに背もたれ部が遊技機と重なるので、採用できない。
一方、請求項2に記載の発明は、前記遊技機島は、前記遊技機の底部を載置する膳板部を有するものであり、前記遊技場用椅子は、背もたれ部を有し、当該背もたれ部は、少なくとも一部が前記膳板部よりも高い位置になるように着座部から立設されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技場用椅子である。
本発明の構成によれば、収納姿勢において、遊技機島の外部に位置し、遊技機島の内部に収納するわけではないので、背もたれ部の少なくとも一部が膳板部よりも高い位置にあっても、遊技機の取外し作業や取付け作業の簡略化が可能である。
ところで、遊技機島は、上記したように表裏に遊技機が設置され、それぞれ遊技機に対応する椅子が遊技機島と対面するように配される。すなわち、遊技機の取外し作業や取付け作業は、遊技機島の表側及び裏側の両方で行われる場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の遊技機島収納構造では、遊技機島の内部に移動モーターなどの機器を内蔵させる必要がある。そのため、遊技機島を挟んで対向する椅子を移動させるためには、移動モーターなどの機器を設置する空間が二倍必要となる。すなわち、遊技機島の表側及び裏側の両方で遊技機島収納構造を備えた椅子を設けると、空間の確保がより困難となる。
一方、請求項3に記載の発明は、複数の遊技機と、前記複数の遊技機が取り付けられる遊技機島と、複数の請求項1又は2に記載の遊技場用椅子を備えた遊技機島ユニットであって、前記複数の遊技機のうち少なくとも2つの遊技機は、遊技機島を挟んで対向する位置に取り付けられており、前記2つの遊技機に対応して前記遊技場用椅子がそれぞれ設置されることを特徴とする遊技機島ユニットである。
本発明の構成によれば、遊技機が遊技機島を挟んで対向するように遊技機が取り付けられ、それぞれの遊技機に対応するように遊技場用椅子が設置されていても,遊技機島内に新たに収納する空間を必要としないから、作業の簡易化が可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記遊技機島は、遊技機を取り付ける遊技機取付部を複数有しており、前記2つの遊技機を取り付ける遊技機取付部は、一方の遊技機取付部を正面視したときに、一方の遊技機取付部の投影面が他方の遊技機取付部と略一致していることを特徴とする請求項3に記載の遊技機島ユニットである。
ここでいう「略一致」とは、一方の遊技機取付部を正面視したときに、重複部分(一致部分)が一方の遊技機取付部全体の95パーセント以上を占めることをいう。
本発明の構成によれば、遊技機取付部は、一方の遊技機取付部を正面視したときに、一方の遊技機取付部の投影面が他方の遊技機取付部と略一致しているので、これらの遊技機取付部に取り付けられる遊技機の位置は、遊技機が対向する方向(表裏方向)に対して交差する遊技機の並列方向において殆どずれていない。そのため、並列方向において、遊技機を詰めて設置することができ、遊技機を最大限まで遊技機島に取り付けることができる。
請求項5に記載の発明は、前記遊技機島は、遊技機よりも下方の位置に遊技媒体を貯留する島中タンクを内蔵することを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機島ユニットである。
本発明の構成によれば、収納姿勢において遊技機島の内部に収納するわけではなく、遊技機島の構造を変更しなくても収納できるので、遊技機島に島中タンクを内蔵している場合でも、遊技機の取外し作業や取付け作業の簡略化が可能である。
本発明の遊技場用椅子によれば、既存の設備を活かしつつ、遊技機の取り外し作業や取り付け作業をより簡易化できる。
本発明の遊技機島ユニットによれば、遊技場用椅子に好適に使用できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機島ユニットを模式的に表す斜視図である。 図1の遊技機島ユニットを構成するぱちんこ島の内部構造を模式的に表す正面図である。 図1の遊技機島ユニットの鉛直方向のおける断面図であり、左図は、遊技場用椅子を基本姿勢にした図であり、右図は、遊技場用椅子を収納姿勢にした図である。 図1の遊技機島ユニットの水平方向における断面図である。 図1の遊技場用椅子の要部を表す分解斜視図である。 図1の遊技場用椅子の要部を表す説明図であり、(a)は基本姿勢を表す断面図であり、(b)は(a)の状態から係止蓋を取り外したときの断面図であり、(c)は(b)の状態から支柱部を平行移動させたときの断面図であり、(d)は収納姿勢を表す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機島ユニットの鉛直方向のおける断面図であり、左図は、遊技場用椅子を基本姿勢にした図であり、右図は、遊技場用椅子を収納姿勢にした図である。 図7の遊技場用椅子の要部を表す分解斜視図である。 図7の遊技場用椅子の要部を表す分解斜視図であり、遊技場用椅子から固定部を取り外したときの斜視図である。 図7の各姿勢における遊技場用椅子の要部を表す説明図であり、(a)は基本姿勢を表す平面図であり、(b)は収納姿勢を表す平面図である。 本発明の他の実施形態における遊技機島ユニットの断面図であり、左図は、遊技場用椅子を基本姿勢にした図であり、右図は、遊技場用椅子を収納姿勢にした図である。 本発明の他の実施形態における遊技機島ユニットの断面図であり、左図は、遊技場用椅子を基本姿勢にした図であり、右図は、遊技場用椅子を収納姿勢にした図である。
以下に、本発明の第1実施形態に係る遊技機島ユニット1について説明する。本実施形態の遊技機島ユニット1は、弾球遊技機(以下、ぱちんこ機ともいう)やスロット機などの遊技機2を備えた遊技場に設置されるものである。
遊技機島ユニット1は、図1のように、複数の遊技機2と、これら複数の遊技機2を取り付ける遊技機島3と、これら複数の遊技機2に対応して設けられる遊技場用椅子5から構成されている。
そして、遊技機島ユニット1では、遊技場用椅子5が遊技機島3に対して相対的に移動可能であって、遊技場用椅子5が通常の遊技時に遊技者が着座できる基本姿勢と、遊技場用椅子5の一部が遊技機島3側に収納される収納姿勢とをとることを特徴の一つとしている。
以下、本実施形態の遊技機島ユニット1について説明するが、理解を容易にするために、ぱちんこ機2(遊技機)と、ぱちんこ島3(遊技機島)と、遊技場用椅子5からなる1つの遊技機島ユニット1に注目して説明する。
本実施形態の遊技機島ユニット1は、図1のように、所定の方向(長さ方向Z)に帯状に延びたぱちんこ島3を有し、当該所定の方向(長さ方向Z)に複数のぱちんこ機2が並列されている。また、ぱちんこ島3に、ぱちんこ機2がぱちんこ島3の表裏方向X(長さ方向Zに直交する方向)に対向するように配されている。
ぱちんこ機2は、公知のぱちんこ機である。
ぱちんこ島3は、表裏面にぱちんこ機2を取り付けて、各ぱちんこ機2にぱちんこ球(遊技媒体)を循環させるものである。
ぱちんこ島3は、図1に示されるように、島の外郭を形成する島構造部102に複数の枠状の遊技機取付部103が並列的に設けられており、ぱちんこ機2はその遊技機取付部103に設置されている。具体的には、ぱちんこ島3は、表面側に8箇所の遊技機取付部103を備えており、裏面側にも8箇所の遊技機取付部103を備えている。すなわち、ぱちんこ島3は、表裏面にそれぞれぱちんこ機2を8台ずつ取り付け可能となっている。
また、ぱちんこ島3は、遊技機取付部103の下部に外側(遊技場用椅子5側)に向けて張り出した膳板部30を有している。
膳板部30は、ぱちんこ機2の底部を載置する部位であり、ぱちんこ機2の並列方向Zに延びた載置板である。
膳板部30は、幅方向Xに張り出しており、ぱちんこ球を収納するぱちんこ箱などを載置することができる。
膳板部30のさらに下方には、腰板部31(壁面形成部)を備えている。
腰板部31は、ぱちんこ島3の外壁面を形成する部位であり、平滑な化粧板である。
腰板部31は、上下方向Y(高さ方向Y)及び並列方向Zに面状に広がりをもっており、ぱちんこ機2の並列方向Zにおいて、複数台のぱちんこ機2に跨がって延びている。
また、島構造部102で形成された内部空間には、図2から読み取れるように、ぱちんこ機2の設置位置よりも高さ方向Y上方に島上タンク105が設置されており、ぱちんこ機2の設置位置よりも高さ方向Y下方に2つの島中タンク106,107と、球研磨装置113及び球揚送装置108を内蔵する下部タンク109が設置されている。
島上タンク105は、後述する球揚送装置108から送られた球を一時的に貯留する貯留手段であり、必要に応じて球をぱちんこ機2に送り出す機能や隣接する他の遊技機島に向けて送り出す機能、さらには一定量以上の球が流入した場合に強制的に球を排出することを可能とする機能が備えられている。
島中タンク106,107は、ぱちんこ島3の端部(ぱちんこ機2の並設方向Z端部)にそれぞれ1つずつ配され、島上タンク105において強制的に排出された球や、球を計数する図示しない計数装置等から送られた球を一時的に貯留する貯留手段である。そして、島中タンク106,107には、必要に応じてタンク内の球を後述する下部タンク109内の球研磨装置113に送り出すことを可能とする機能が備えられている。
下部タンク109は、球研磨装置113と球揚送装置108を内蔵したものである。
下部タンク109は、ぱちんこ島3の中央近傍(ぱちんこ機2の並設方向Zの中間)に配されており、島中タンク106,107及びぱちんこ機2から排出された球を研磨し、島上タンク105に搬送することが可能となっている。
球揚送装置108は、球研磨装置113から送り出された球を上方に向けて揚送する装置である。球揚送装置108は、球研磨装置113に隣接した位置であって、球研磨装置113の球の流れ方向下流側に設けられている。
続いて、ぱちんこ島3における搬送路110について説明する。
搬送路110は、図2に示すように、前記した各構成機器を繋ぐ流路であり、大別して、ぱちんこ機2の並設方向Z(横方向)に延伸した横搬送路111と、高さ方向Y(縦方向)に延伸した縦搬送路112により構成されている。
横搬送路111には、ぱちんこ機2の設置位置を基準として、ぱちんこ機2の設置位置よりも高さ方向Y下方に位置する低位置搬送路と、ぱちんこ機2の設置位置よりも高さ方向Y上方に位置する高位置搬送路がある。
すなわち、横搬送路111には、低位置搬送路たるアウトレール115と、高位置搬送路たる補給レール116及びオーバーフローレール117を備えている。
アウトレール115は、ぱちんこ機2から排出された球(いわゆる、アウト球)や島中タンク106,107から排出された球を搬送する流路である。
具体的には、アウトレール115は、ぱちんこ島3の各端部a,b側(ぱちんこ機2の並設方向Zの両端部)から球研磨装置113に向けて下り勾配となるように設置されたレールである。すなわち、アウトレール115は、レール内に流入した球をぱちんこ島3のほぼ中央の位置にある下部タンク109内の球研磨装置113に向けて、球を自然搬送する流路である。
補給レール116は、図2に示すように、各ぱちんこ機2に向けて球を搬送する流路で、島上タンク105からぱちんこ島3の端部a,b側に向けて下り勾配となるように設置された流路である。すなわち、補給レール116は、ぱちんこ島3の中央側からぱちんこ島3の両端部a,b側に向けて、球を自然搬送する流路である。
オーバーフローレール117は、島上タンク105において一定量を超えた球を島中タンク106,107に向けて搬送するという点と、補給レール116より若干低い位置に設置されているという点以外は、補給レール116とほぼ同様の構成であるため、説明を省略する。
一方、縦搬送路112は、横搬送路111と接続された流路であり、各ぱちんこ機2に対応する位置に配された補給シュート(図示しない)と、各ぱちんこ機2から排出されるアウト球をアウトレール115に排出する排出流路(図示しない)と、島中タンク106,107に球を導入する球抜き流路118及びオーバーフロー流路119と、球を上方に向けて搬送する揚送流路120とがある。
したがって、ぱちんこ島3の内部において、補給シュートは、補給レール116を通過した球が各ぱちんこ機2に向けて下方に流れるように配され、排出流路は、各ぱちんこ機2から排出された球がアウトレール115に向けて下方に流れるように配される。
また、球抜き流路118は、補給レール116において並設されたぱちんこ機2を通りすぎてぱちんこ島3の両端部a,bに到達した球が島中タンク106,107に向けて下方に流れるように配され、オーバーフロー流路119は、オーバーフローレール117を通過した球が島中タンク106,107に向けて下方に流れるように配されている。
さらに、揚送流路120は、下部タンク109を通過した球が島上タンク105に向けて上方に流れるように配されている。
このように、ぱちんこ島3の内部構造では、多量の球が循環する構造となっており、球が低位置搬送路の下部タンク109で球研磨装置113により研磨されて、研磨された球が高位置搬送路の島上タンク105に揚送される構造となっている。
続いて、本発明の特徴の一つである遊技場用椅子5について説明する。
遊技場用椅子5は、ぱちんこ島3に取り付けられた複数のぱちんこ機2に対応して配されるものであり、遊技者が遊技する際に腰掛けるものである。
具体的には、遊技場用椅子5は、並列的に並べられた各ぱちんこ機2に幅方向X(ぱちんこ島3の表裏方向X)に対向するように1脚ずつ配されており、各ぱちんこ機2の設置位置に依存した配置とされている。
本実施形態の遊技場用椅子5は、図3に示すように、遊技者が腰掛けた際に当該遊技者のでん部が置かれる着座部6と、着座部6に支持され遊技者が腰掛けてもたれた際に当該遊技者の背中が接する背もたれ部7と、着座部6を床面4から離れた位置に支持する脚部8(支持部)とによって構成されている。
着座部6は、遊技者が着座する部位であり、遊技者の着座面にクッション等の緩衝部を有している。
背もたれ部7は、遊技者の背中をもたせかけられる部位である。
脚部8は、図3のように、支柱部10と、規制部11と、係止蓋12とによって形成されている。
支柱部10は、着座部6を支持する部位であり、図5のように、外形形状が円形状の本体部15と、本体部15の下端部(着座部6と反対側端部)から径方向外側に向けて張り出した係合部16を有している。
本体部15は、円柱状又は円筒状の部位であり、係合部16は、環状のフランジである。
規制部11は、支柱部10の移動を所定の方向に規制する部位であり、面状に広がりを有しており、遊技場の床面4に一体的に固定されている。
規制部11は、底面部20と、底面部20の上方に所定の間隔を空けて配された天面部21と、底面部20と天面部21を繋ぐ側面部22によって形成されている。すなわち、規制部11は、底面部20と天面部21と側面部22に囲まれた移動空間23を有している。
底面部20は、オーバル状の部位であり、床面4に対してボルト等の締結要素によって一体的に固定されている。
側面部22は、底面部20の外縁から上方に向かって立設した壁部である。
天面部21は、環状の部位であり、切り欠き部25を有している。
切り欠き部25は、長手方向がぱちんこ島3に近接・離反する方向(内外方向)に向いたオーバル状の切り欠きである。
切り欠き部25の幅W1は、支柱部10の係合部16の外径D1よりも小さく本体部15の外径D2とほぼ同一かやや大きい
切り欠き部25の開口内には、支柱部10の本体部15が挿通可能である。
係止蓋12は、規制部11に対して着脱可能な部材であり、規制部11の切り欠き部25に取り付けて切り欠き部25を閉塞し、支柱部10の移動を規制する部材である。すなわち、係止蓋12は、規制部11の天面部21の切り欠き部25に沿った規制側押圧部26と、支柱部10の本体部15及び係合部16に沿った支柱側押圧部27を有している。
続いて、基本姿勢における遊技機島ユニット1の各部材の位置関係について説明する。
ぱちんこ島3の遊技機取付部103は、図1,図4から読み取れるように、ぱちんこ機2がそれぞれ取り付けられている。
ぱちんこ機2は、2列に並列されており、並列方向Zにおいては、ぱちんこ機2は所定の間隔を空けて直線上に並んでいる。
一方の列をなす一群のぱちんこ機2は、他方の列をなす一群のぱちんこ機2とぱちんこ島3を挟んで対向する位置に配されている。
すなわち、ぱちんこ機2は、図4のように、幅方向Xにおいて、ぱちんこ島3を挟んで背面が対向するように設けられている。
図4に示されるように、幅方向Xに対向したぱちんこ機2を取り付ける遊技機取付部103a,103bは、遊技機取付部103aを正面視したときに、遊技機取付部103aの投影面が反対側の遊技機取付部103bと略一致している。すなわち、ぱちんこ機2の並列方向Zにおいて、ぱちんこ島3を挟んで対向するぱちんこ機2の位置は殆どずれていない。
遊技場用椅子5に注目すると、着座部6は、図3のように、床面4に対して略平行になるように脚部8によって支持されており、背もたれ部7は、着座部6から上方に向かって立ち上がっている。
着座部6は、膳板部30よりも低い位置にあり、背もたれ部7は、その一部が膳板部30よりも高い位置にある。
腰板部31は、着座部6と対面している。
脚部8に注目すると、係止蓋12は、図6(a)のように、ボルト等の締結要素(図示しない)によって規制部11の切り欠き部25に装着されている。
係止蓋12の下面は、規制部11の底面部20及び支柱部10の係合部16上に載置されている。
係止蓋12の規制側押圧部26は、図3の左図のように内側(ぱちんこ島3側)を向いており、天面部21に当接している。
係止蓋12の支柱側押圧部27は、外側(ぱちんこ島3と反対側)を向いており、支柱部10の本体部15及び係合部16に当接している。すなわち、支柱側押圧部27は、天地方向Yにおいて本体部15及び係合部16に跨がって配されている。
支柱部10は、図6(a)のように規制部11の天面部21に当接している。すなわち、支柱部10は、支柱側押圧部27と天面部21によって挟持された状態となっている。そのため、支柱部10は、移動不能となっており、係止蓋12及び天面部21の剛性によって、姿勢が保持されている。
また、ぱちんこ島3を挟んで対向する遊技場用椅子5,5は、互いに離反した姿勢となっている。
続いて、基本姿勢から収納姿勢に変更する際の遊技機島ユニット1の各部材の位置関係について説明する。
図示しないボルト等の締結要素を取り外して、係止蓋12を切り欠き部25から取り外す(図6(a)から図6(b))。
このとき、係止蓋12による係合状態が解除され、支柱部10は、切り欠き部25の長手方向に沿って移動可能となっている。すなわち、支柱部10は、ぱちんこ島3の腰板部31に対して相対的に近接可能となっている。言い換えると、着座部6は、床面4に対して平行移動可能となっている。
その後、着座部6を床面4に対して平行移動させて、着座部6を腰板部31に当接させる(図6(b)から図6(c))。
このとき、着座部6と腰板部31との間には、隙間がなく、遊技者は着座不能となっている。また、遊技場用椅子5の外側(ぱちんこ島3と反対側)には空間が形成されている。
その後、係止蓋12を切り欠き部25に取り付ける(図6(c)から図6(d))。
このとき、遊技場用椅子5は、図3の右図のように、着座部6が腰板部31と当接又は近接する収納姿勢をとる。
また、膳板部30の先端部は、背もたれ部7に近接した位置にある。
係止蓋12は、規制側押圧部26が内側(ぱちんこ島3と反対側)を向いており、支柱側押圧部27が外側(ぱちんこ島3側)を向いている。そして、規制側押圧部26は、天面部21の前記基本姿勢において当接していた部位と対向する側の部位と当接している。同様に、支柱側押圧部27は、支柱部10の前記基本姿勢において当接していた部位と反対側の部位と当接している。
その後、必要に応じてボルト等の締結要素により、係止蓋12と規制部11を一体化させる。
以上のように第1実施形態の遊技機島ユニット1によれば、通常営業を行う場合には、基本姿勢にすることによって、遊技者が座ることが可能となる。
また、ぱちんこ機2を入れ替える際には、収納姿勢にすることによって、背もたれ部7の外側(ぱちんこ島3と反対側)に空間が形成されるので、作業者は、ぱちんこ機2を遊技機取付部103に近づいて設置することができる。そのため、ぱちんこ機2の入れ替え作業が容易となる。
続いて、第2実施形態の遊技機島ユニット50について説明する。なお、第1実施形態と同様のものは同じ符番を付して説明を省略する。
第2実施形態の遊技機島ユニット50は、第1実施形態の遊技機島ユニット1と遊技場用椅子の構造が異なる。
第2実施形態の遊技場用椅子51は、図7に示されるように、着座部6と、背もたれ部7と、脚部52とによって構成されている。
脚部52は、図8のように、支柱部53と、第1連結部55と、第2連結部56と、固定部57とによって形成されている。
支柱部53は、第1実施形態の支柱部10と同様、着座部6を支持する部位であり、円柱状又は円筒状の本体部58と、直方体状の係合部60を有している。
本第2実施形態の本体部58は、第1実施形態の本体部15と同様の円柱状の部位である。
係合部60は、四角形状の板状部位であり、その片面に係合突起61,62が形成されている。本実施形態では、係合部60は、天面63に係合突起61,62が形成されている。
係合突起61,62は、係合部60の天面63から立設した突起であり、規制スリット72,73と係合可能となっている。
係合突起61,62は、オーバル状の突起であり、長手方向がともに長さ方向を向いている。
第1連結部55は、図8,図9から読み取れるように、係合部60の下面と相似形状をした底面部65と、底面部65と所定の間隔を空けて対向する天面部66と、底面部65と天面部66を接続する3つの側面部67,68,69を有している。すなわち、第1連結部55は、底面部65、天面部66、及び側面部67,68,69によって囲まれた第1連結空間70を有している。
第1連結空間70は、底面部65と側面部67,68,69と天面部66によって形成された開口によって外部と連通している。
天面部66は、図8のように、第1切り欠き部71と、規制スリット72,73を有している。
第1切り欠き部71は、一方の端部から他方の端部に向けて直線状に延びている。
第1切り欠き部71は、本体部58の外周面に沿った円弧状の円弧部75と、円弧部75から直線状に延びた直線部76を有している。
円弧部75は、略半円状の部位であり、本体部58を装着可能となっている。
直線部76の幅W2は、支柱部53の本体部58の外径D3と略同一の幅であり、係合部60の幅W3よりも小さい。
規制スリット72,73は、係合部60の係合突起61,62の移動を所定の方向に規制するものである。規制スリット72,73は、後述する第2切り欠き部86の直線部90と平行に延びている。
別の観点からみると、規制スリット72,73は、係合部60の係合突起61,62の長手方向と同一方向に延びた溝であり、その内部に係合部60の係合突起61,62を挿入可能となっている。
規制スリット72,73は、天面部66の部材厚方向に貫通した貫通溝であり、各規制スリット72,73は、天面部66において所定の間隔を空けて配されている。
規制スリット72,73の間には、第1切り欠き部71が位置している。
側面部67,69は、外側に向けて突出した係合突起77,78を有している。
係合突起77,78は、側面部67,69から立設した突起であり、後述する第2連結部56の規制スリット87,88と係合可能となっている。係合突起77,78は、オーバル状の突起であり、長手方向がともに長さ方向を向いている。
第2連結部56は、図8のように、底面部80と、底面部80と所定の間隔を空けて対向する天面部81と、底面部80と天面部81を接続する3つの側面部82,83,84を有している。すなわち、第2連結部56は、底面部80、天面部81、及び側面部82,83,84によって囲まれた第2連結空間85を有している。
天面部81は、第2切り欠き部86を有している。
第2切り欠き部86は、支柱部53の本体部58の外周に沿った円弧状の円弧部89と、円弧部89から直線状に延びた直線部90を有している。
円弧部89は、略半円状の部位であり、本体部58を装着可能となっている。
直線部90の幅W4は、支柱部53の本体部58の外径D3と略同一の幅であり、係合部60の幅W3よりも小さい。
側面部82,84は、規制スリット87,88を有している。
規制スリット87,88は、第1連結部55の係合突起77,78の移動を所定の方向に規制するものである。
規制スリット87,88は、第1連結部55の係合突起77,78の長手方向と同一方向に平行に延びた溝であり、その内部に第1連結部55の係合突起77,78を挿入可能となっている。
規制スリット87,88は、側面部82,84の部材厚方向に貫通した貫通溝である。
規制スリット87,88は、側面部82,84の天地方向の中央に設けられており、第2連結空間85を挟んで互いに対向する位置にある。
固定部57は、図8,図9から読み取れるように、天面被覆部91と、天面被覆部91の3辺から下方に向けて立設した側面被覆部92,93,94を有している。すなわち、固定部57は、天面被覆部91と側面被覆部92,93,94によって囲まれた固定空間95を有している。
天面被覆部91は、第3切り欠き部96を有している。
第3切り欠き部96は、円弧部97と直線部98から形成されている。
円弧部97は、略半円状の部位であり、本体部58を装着可能となっている。
直線部98の幅W5は、支柱部53の本体部58の外径D3と略同一の幅であり、係合部60の幅W3よりも小さい。
続いて、第2実施形態の遊技場用椅子51の各姿勢における各部位の位置関係について説明する。
まず、図7の左図に示される着座姿勢において説明する。
第1連結部55は、図9,図10(a)から読み取れるように、第2連結部56の第2連結空間85に収納されており、係合部60は、第1連結部55の第1連結空間70に収納されている。また、これらの外側を固定部57が被覆している。
第1連結部55の第1切り欠き部71と第2連結部56の第2切り欠き部86は、連通しており、支柱部53の本体部58は、連通した切り欠き部71,86に装着されている。
また固定部57の第3切り欠き部96は、平面視したときに、切り欠き部71,86と合わさって円を形成しており、当該円内の支柱部53の本体部58が挿通されている。
すなわち、固定部57の円弧部97と第1連結部55の円弧部75及び第2連結部56の円弧部89によって、支柱部53の本体部58は挟持されている。そのため、支柱部53の本体部58は、床面4に対する平行移動が規制されている。
固定部57は、ボルト等の締結要素によって係合部60と一体的に固定されている。
続いて、基本姿勢から収納姿勢に変更する際の遊技機島ユニット50の各部材の位置関係について説明する。
図9のように、固定部57から図示しないボルト等の締結要素を取り外して、第1連結部55等から固定部57を取り外す。
このとき、固定部57による固定状態が解除され、支柱部53は、第1連結部55に対して第1切り欠き部71の直線部76に沿って相対移動可能となっており、第1連結部55は、第2連結部56に対して第2切り欠き部86の直線部90に沿って相対移動可能となっている。そして、支柱部53は、第1連結部55及び第2連結部56を介して、ぱちんこ島3の腰板部31に対して相対的に近接可能となっている。
その後、図10(b)のように着座部6を床面4に対して平行移動させて、着座部6を腰板部31に当接させる。
このとき、遊技場用椅子51は、図7の右図のように着座部6が腰板部31と当接又は近接する収納姿勢をとる。
着座部6と腰板部31との間には、隙間がなく、遊技者は着座不能となっている。また、遊技場用椅子51の外側(ぱちんこ島3と反対側)には空間が形成されている。
膳板部30の先端部は、背もたれ部7に近接した位置にある。
第2実施形態の遊技機島ユニット50は、着座姿勢において、支柱部10、第1連結部55、第2連結部56、及び固定部57が重なった状態であるため、遊技者が着座しても剛性を保つことができる。
上記した実施形態では、収納姿勢において着座部6と腰板部31が当接し、背もたれ部7と膳板部30が近接した姿勢を取っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、背もたれ部7と膳板部30が当接し、着座部6と腰板部31が近接した姿勢を取っていてもよい。
上記した実施形態では、収納姿勢において背もたれ部7の姿勢は基本姿勢における姿勢と同様であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、背もたれ部7にヒンジ等の接続部材を備えさせて、背もたれ部7の姿勢を変更してもよい。
この場合、図11のように、背もたれ部7の大部分を着座部6に対して略平行な姿勢にし、この状態で収納姿勢にすることによって、膳板部30の下方側に遊技場用椅子の全部を位置させることが好ましい。こうすることによって、遊技機取付部の前方の空間を開放させることができる。
また、収納姿勢を取る際に、背もたれ部7が着座部6に対して相対的に移動する構成であってもよい。例えば、図12のように背もたれ部7が着座部6に対して天地方向に下がる構成であってもよい。
上記した第2実施形態では、係合部60に係合突起61,62を設け、第1連結部55に規制スリット72,73を設けて係合させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、係合部60に規制スリット72,73を設けて、第1連結部55に係合突起61,62を設けて係合させてもよい。
同様に、第1連結部55に係合突起77,78を設け、第2連結部56に規制スリット87,88を設けて係合させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1連結部55に規制スリット87,88を設け、第2連結部56に係合突起77,78を設けて係合させてもよい。
上記した第2実施形態では、係合部60の天面63に係合突起61,62を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、係合部60の他の面に係合突起61,62を設けてもよい。この場合、対応する位置に規制スリット72,73が形成される。
同様に、第1連結部55の側面部67,69に係合突起77,78を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1連結部55の他の面に係合突起77,78を設けてもよい。この場合、対応する位置に規制スリット87,88が形成される。
上記した実施形態では、ぱちんこ島3が直線上に延びたものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ぱちんこ島3の延伸方向は特に限定されない。円弧状に延びていてもよい。
1,50 遊技機島ユニット
2 ぱちんこ機(遊技機)
3 ぱちんこ島(遊技機島)
4 床面
5,51 遊技場用椅子
6 着座部
7 背もたれ部
8,52 脚部(支持部)
30 膳板部
31 腰板部(壁面形成部)
106,107 島中タンク

Claims (5)

  1. 1又は複数の遊技機が取り付けられる遊技機島に並列し、遊技機に対応するように設置される遊技場用椅子において、
    遊技者が着座する着座部と、前記着座部を支持する支持部を有し、
    前記着座部は、床面に対して平行移動可能であり、
    前記遊技機島は、遊技機よりも下方の壁面であって、かつ遊技機島の外壁面を形成する壁面形成部を有し、
    前記着座部が前記壁面形成部と当接又は近接する収納姿勢を取り、
    前記収納姿勢において、前記支持部は、前記遊技機島の外側に位置していることを特徴とする遊技場用椅子。
  2. 前記遊技機島は、前記遊技機の底部を載置する膳板部を有するものであり、
    前記遊技場用椅子は、背もたれ部を有し、
    当該背もたれ部は、少なくとも一部が前記膳板部よりも高い位置になるように着座部から立設されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技場用椅子。
  3. 複数の遊技機と、前記複数の遊技機が取り付けられる遊技機島と、複数の請求項1又は2に記載の遊技場用椅子を備えた遊技機島ユニットであって、
    前記複数の遊技機のうち少なくとも2つの遊技機は、遊技機島を挟んで対向する位置に取り付けられており、
    前記2つの遊技機に対応して前記遊技場用椅子がそれぞれ設置されることを特徴とする遊技機島ユニット。
  4. 前記遊技機島は、遊技機を取り付ける遊技機取付部を複数有しており、
    前記2つの遊技機を取り付ける遊技機取付部は、一方の遊技機取付部を正面視したときに、一方の遊技機取付部の投影面が他方の遊技機取付部と略一致していることを特徴とする請求項3に記載の遊技機島ユニット。
  5. 前記遊技機島は、遊技機よりも下方の位置に遊技媒体を貯留する島中タンクを内蔵することを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機島ユニット。
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