JPH0623143A - パチンコ遊技場における椅子移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】各遊技機台毎に対応して設置する遊技用椅子１
において、該椅子１の支柱腕２が島台Ｂの腰部方向に移
動するピストン部３を島台Ｂ側に装設形成し、該椅子１
が使用位置、収納位置に位置保持するペタル２１手段を
形成し収納自在となし、該椅子１の支柱腕２と床面間に
前記収納位置の時一定の遊間部が形成されるよう構成し
た特徴 【効果】パチンコ島台に装置する椅子装置を使用状態、
収納状態に自在に制御することで、日常の保守および清
掃業務を容易とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技場におけ
る遊技機に対応して設備する椅子装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ遊技場に設置される遊技機用椅
子を大別すると、遊技者とパチンコ機間に予め所定間隔
を配して椅子支柱を床面に固定する椅子の固定式と、通
常スロットル機に設けられる据置式で構成されている。
しかし両方式共各々問題があり、まず床面固定式で述べ
れば、一旦ホ−ルに固定されると移動は不可能で、例え
ばホ−ル内に大型設備機器等を搬入する場合搬入作業に
支障をきたし、また遊技機の入替作業および島台内部の
日常保守の際、島台前方箇所が狭く作業性が良くなかっ
た。またホ−ルにとって一番汚れの目立つ遊技者の足元
付近の掃除及び汚れ落しは、椅子支柱の妨げとなってモ
ップ、ほうき等の掃除用具の使用を困難としていた。据
置式装置で構成するスロットル機の椅子は、遊技者の任
意位置に椅子が用いられて乱れ、遊技後の椅子は美観上
にも悪く閉店後ホ−ル従業員の椅子整列作業は大きな負
担であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、前記した事
情に鑑みなされたもので、その目的とするところは椅子
支柱位置が島台下面部に使用状態と収納状態にスライド
制御可能に形成し、島台保守（機械入替を含む）作業の
足場を広く確保し、日常不可欠とする島台間の清掃業務
を容易とすることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】遊技場におけるパチンコ
機、スロットル機等に対応して設置する椅子装置におい
て、該椅子支柱部が島台下部に移動可能となし、略使用
位置、収納位置に位置保持装置を形成し、該椅子支柱部
と床面間に収納状態の時は、一定の遊間部が形成される
よう構成した特徴の遊技場に設けた椅子移動装置であ
る。

【０００５】

【作用】本発明の作用を図１乃至図３に基づき説明す
る。図１は島台遊技機に対面して装置する椅子１の使用
状態、収納状態を示す。図１左側は椅子１の使用状態を
示し、椅子１が所定位置に引き出された状態を示す。ピ
ストン部３は、ペタル２１の操作によって後停止孔１５
に係止するロ−ラ−錠２３を係脱し、誘導車５、５A に
のった状態で軽く移動し、使用位置に移行し前停止孔１
４で停止する。その際ローラー錠２３は収納枠１２の下
面を摺動し、板バネ２４で常時上方付勢力で前停止孔１
４に収まり、椅子１の位置保持をする。

【０００６】つぎに図１右側に示す収納状態を説明すれ
ば、ペタル２１を操作すると、伸長梃２６が作用し、ワ
イヤ２２を引き込む。収納枠１２の後端に設置された板
バネ２４を下げると該板バネ２４にセットされたローラ
ー錠２３が、収納枠１２に設けた後停止孔１５から係脱
され停止状態から開放され、自在に椅子１は移動出来る
状態となる。

【０００７】尚、使用状態から収納状態に移行する際、
記述したペタル２１操作により椅子１は容易に位置変更
可能となり、また、椅子１の背部７を蝶番部８を介して
折り畳み収納時は、背部７はカウンター下部に略収納さ
れる。また支柱腕２と一体的に構成された椅子１は連結
部９で着脱自在に形成される。

【０００８】

【実施例】図面に基づき本実施例を説明する。本発明の
椅子移動装置１０を大別すれば、遊技機Ａに対応して設
ける椅子１と、自在に一定区間移動する支柱腕２と該支
柱腕２を島台Ｂ下部に水平状に摺動自在に移動制御する
ピストン部３から構成される。図１、図２に基づき椅子
１を詳述すれば、椅子１は、背部７と座部６を鍵状に形
成し、該背部７下端に背部７を座部６側に曲折可能とす
る蝶番部８を設けて折り畳み可能に形成し、座部６の裏
面直下中心に後述する支柱腕２を装設し自在に回転する
よう形成する。

【０００９】つぎに支柱腕２を説明すれば、座部６と床
面間に所定長さを有して、略曲状形成で支柱腕２を形成
する。該支柱腕２の上端を、予め座部６下面に設けた取
付部（図示省略）に固定し、下端は、後述するピストン
部３の露出先端に設ける連結部９の開口部に嵌合し且つ
着脱自在に形成する。連結手段の一例を説明すれば、前
記支柱腕２の終端挿設部を、受け部側のピストン部３の
開口部内壁に予めクサビ状に嵌合する突起を形成し差込
装設したり、適宜ビス等で螺着しても良い（図示省
略）。尚連結手段は椅子１が、連結部９で着脱自在に且
つ堅固に連結されれば限定するものでない。支柱腕２の
適宜箇所にペタル２１を設け、椅子１の使用位置または
収納位置の位置決めをする際、移動制御可能に形成す
る。

【００１０】つぎに島台Ｂに一体的に装置するピストン
部３と収納枠１２を詳述する。島台Ｂ下面（巾木部）長
手方向に対して直角で対面状に前記ピストン部３を挿設
する矩形状の収納枠１２を形成する。収納枠１２は、島
台Ｂ土台部にピストン部３が独立壁を設けた２条で並列
する収納部１２A 、１２B を形成し、ピストン部３、３
が各々摺動自在となるよう形成する。ピストン３は略矩
形で形成し、上面を蒲鉾状に形成することで、使用状態
時に遊技者の足元を安全となし支障をきたさない。ピス
トン部３水平底面の両端部に戸車状の誘導車５、５A を
装着し、ピストン部３の天井箇所に板バネ２４を装着す
る。板バネ２４は、基部を固定し他側に後述するワイヤ
２２の取付部が形成される。その板バネ２４上部にロ−
ラ−錠２３が装着されている。

【００１１】また収納枠１２の天井部に、前停止孔１４
及び後停止孔１５を各々開口形成する。尚前停止孔１
４、後停止孔１５の開口部間隔は、椅子１の使用時また
は収納時において、ピストン部３の移動位置に対応して
予め決められた箇所に各々貫設し、前記ロ−ラ−錠２３
の頭部が突設係止される開口部となし、収納枠１２の一
端開口部は、島台Ｂ土台の化粧板を切欠しピストン部３
を挿設出来るよう形成する。ここで図３に基づき、支柱
腕２とピストン部３内部に張架されるワイヤ２２を説明
する。ワイヤ２２は一端を板バネ２４に係止し、他端を
ペタル２１に延設される伸長テコ２６間の所要長さで形
成し、各々の取付部に係止する。ワイヤ２２の装着手段
として、ピストン部３を手前に引出し板バネ２４の一端
に設けた取付部に係止し、他端を支柱腕２の適宜箇所に
設けた取付穴（図示省略）から伸長テコ２６に設けた取
付部に係止する。

【００１２】尚収納枠１２及びピストン部３の形成は、
予め島台Ｂの製造工程時に一体的に形成し、例えば６台
ユニット島台を形成する場合、対面する椅子１の収納枠
１２を１組として図４に示す３組単位構成とすれば良
い。尚支柱腕２及びピストン部３の外形を角パイプ状で
説明したが、形状、材質は限定せず、また、椅子１にお
いても、形状等は、限定するものでなく自在に選択可能
で、連結部で着装自在にする等、本発明の図示に限定さ
れないことは言及するまでもない。

【００１３】

【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
椅子移動装置を設けることにより椅子位置が各島台方向
に移動でき通路幅が広く利用できる。また最近のホ−ル
は巨大化されその維持管理は人手不足の影響で、大型清
掃機械による床面磨き作業を導入するよう推移しその作
業が椅子支柱に支障せず円滑となる。さらに島台巾木部
分は特に塵、ほこりが集積しやすく、掃除具が自由に往
来出来る高さの遊間と島台巾木に沿った部分に凹凸が形
成されず略直線状の為、掃除、および玉こぼれの玉拾い
を容易とする。また、背もたれを折曲し収納すること
で、島台前方箇所の足元が整備され、ホ−ルの日常保守
作業（島台内部）、またはパチンコ機械入替作業を円滑
にする。尚椅子移動を自動電化し一括制御した場合、そ
の作業をさらに的確、迅速に作動する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の椅子移動装置の側面からみた断面略
図である。

【図２】本実施例の椅子移動装置部分拡大略図である。

【図３】本実施例の作用状態断面略図である。

【図４】本実施例の椅子移動装置の平面略図である。

【図５】椅子移動装置を装置した島台全体斜視図であ
る。

【符号の説明】

１‥椅子、 ２‥支柱腕、 ３‥ピストン部、 ５、５A‥誘導車、 ８‥蝶番部、 １２‥収納枠、 １４‥前停止孔、 １５‥後停止孔、 ２２‥ワイヤ−、 ２３‥ロ−ラ−錠、 ２６‥伸長テコ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】各遊技機台毎に対応して設置する遊技用椅
   子において、 該椅子支柱部が島台腰部方向に移動するピストン部を島
   台に装設形成し、該椅子が使用位置、収納位置に位置保
   持装置する手段を形成し、 該椅子支柱部と床面間に前記収納位置の時一定の遊間部
   が形成されるよう構成した特徴のパチンコ遊技場におけ
   る椅子移動装置。