JP5958050B2 - 電動車両のパワーユニット支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両において、モータユニットとトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように結合されてなるパワーユニットのモータユニット側を、左右一対のサイドフレームのうち上記モータユニットに近い側であるモータ近接サイドフレームにマウント支持するためのパワーユニット支持装置に関する技術分野に属する。
従来より、電気自動車等の電動車両において、車両前部にパワーユニットを配設して、このパワーユニットにより前輪を駆動するようにすることが知られている。パワーユニットは、通常、モータを含むモータユニットと、該モータユニットのモータの駆動力を前輪へ伝達するための動力伝達機構(減速機構及び差動機構)を含むトランスアクスルとを有していて、車両前部の左右一対のサイドフレーム間に配設される。
上記のようなパワーユニットは、通常、モータユニットとトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように一体に結合されてなり、パワーユニットのモータユニット側とトランスアクスル側とがそれぞれ上記両サイドフレームにマウント支持される(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1では、モータの端面を利用して、パワーユニットのモータユニット側を、上記両サイドフレームのうちモータに近い側のサイドフレームにマウント支持するようにしている。
特開平5−319103号公報
ところで、上記モータユニットのモータが、巻線切替を行うことが可能なものである場合、このモータの巻線切替を行う回路が必要になる。このような巻線切替を行う回路を、モータを駆動するための主バッテリの直流電力を交流電力に変換して該モータに電力を供給するインバータに設けると、インバータとモータ(パワーユニット)とを接続する高電圧系のケーブルの本数が、モータの巻線切替の分だけ多くなる。例えば、3相交流モータで巻線切替がない場合には3本のケーブルで済むところ、巻線切替を行う場合には、追加でスイッチング用の引き出し線が1相について2本必要となり、合計9本になる。
そこで、パワーユニットのモータユニット側の端部に、ケース内にモータの巻線切替を行う回路を収容するモータ巻線切替ユニットを結合するようにすれば、インバータとパワーユニットとを接続するケーブルの本数は、モータの巻線切替を行う場合であっても、3本で済む。
このようにパワーユニットのモータユニット側の端部にモータ巻線切替ユニットが設けられる場合、パワーユニットのモータユニット側のマウント支持は、通常、パワーユニットのモータユニット側の端部に位置するモータ巻線切替ユニットにて行われることになる。
しかし、モータ巻線切替ユニットのケースは、通常、モータの巻線切替を行う回路を収容できればよいものであるので、モータユニットのハウジング等に比べて剛性が低く、このため、パワーユニットのモータユニット側のマウント支持をモータ巻線切替ユニットのケースで行うと、支持強度が低下するという問題が生じる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータユニットとトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように結合されてなるパワーユニットのモータユニット側の端部にモータ巻線切替ユニットを設けた場合に、簡単な構成で、パワーユニットのモータユニット側のマウント支持を高い強度で行えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、車両前部の左右一対のサイドフレーム間に、巻線切替を行うことが可能なモータを含むモータユニットと該モータユニットのモータの駆動力を前輪へ伝達するための動力伝達機構を含むトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように結合されてなるパワーユニットが配設され、該パワーユニットが少なくとも上記両サイドフレームにマウント支持される電動車両において、上記パワーユニットのモータユニット側を、上記両サイドフレームのうち上記モータユニットに近い側であるモータ近接サイドフレームにマウント支持するためのパワーユニット支持装置を対象として、上記モータユニットにおける上記モータ近接サイドフレーム側の端部に、上記モータの巻線切替を行うモータ巻線切替ユニットが結合されており、上記モータ巻線切替ユニットは、軸心が車幅方向に延びかつ軸心方向両側のうち少なくとも上記モータ近接サイドフレーム側が開口する筒状のケースと、該ケースにおける上記モータ近接サイドフレーム側の開口を閉塞する閉塞部材とを有し、上記パワーユニット支持装置は、上記モータ近接サイドフレームに連結された車体側マウントブラケットと、上記パワーユニットに連結されたパワーユニット側マウントブラケットと、上記両ブラケット間に配設されたマウント本体とを備えているとともに、上記閉塞部材の上部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成され、上記車体側マウントブラケットは、上記マウント本体に連結される第1車体側ブラケットと、該第1車体側ブラケット及び上記モータ近接サイドフレームに連結される第2車体側ブラケットとを有し、上記第2車体側ブラケットは、上記モータ近接サイドフレームの上面及び下面に跨いで連結されている、という構成とした。
上記の構成により、閉塞部材の上部をマウント支持することで、パワーユニットのモータユニット側(モータ近接サイドフレーム側)のマウント支持を高い強度で行うことが可能になる。すなわち、閉塞部材の上部には、モータ近接サイドフレーム側に突出する部分を容易に設けることができ、この突出部分を介して、閉塞部材の上部をモータ近接サイドフレームにマウント支持することで、パワーユニットをモータ近接サイドフレームの近傍でマウント支持することができるようになり、モータ近接サイドフレームに近付くほど、パワーユニット支持装置のパワーユニット支持強度が向上する。また、上記突出部分の強度は、形状等によって容易に確保することができる。したがって、簡単な構成で、パワーユニットのモータユニット側のマウント支持を高い強度で行うことができる。
また、マウント本体に連結される第1車体側ブラケットとモータ近接サイドフレームとに連結される第2車体側ブラケットが、モータ近接サイドフレームの上面及び下面に跨いで連結されていることで、パワーユニット支持装置の車体側におけるパワーユニット支持強度を高めることができる。
上記電動車両のパワーユニット支持装置において、上記閉塞部材の上部には、上記モータ近接サイドフレーム側に突出する支持構造部が設けられ、上記パワーユニット支持装置は、上記支持構造部を介して、上記閉塞部材の上部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成されている、ことが好ましい。
このことにより、モータ近接サイドフレーム側に突出する支持構造部(上記突出部分に相当)を介して、閉塞部材の上部をモータ近接サイドフレームにマウント支持するので、簡単な構成で、パワーユニットのモータユニット側のマウント支持を高い強度で行うことができる。
上記支持構造部は、上記閉塞部材の上部に接続された基端部から上記モータ近接サイドフレーム側でかつ上側に突出するとともに互いに車両前後方向に間隔をあけて設けられた前側壁部及び後側壁部と、該前側壁部及び後側壁部の上端部同士を接続する上壁部とを有し、上記パワーユニット支持装置は、上記支持構造部の上壁部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成されている、ことが好ましい。
このことで、支持構造部を高い強度で構成することが容易にできるようになる。
上記支持構造部の前側壁部と後側壁部との間の車両前後方向の間隔が、下側ほど大きい、ことが好ましい。
こうすることで、支持構造部を、パワーユニットを支持するための強度を確保する上で最適な形状にすることができ、パワーユニット支持装置のパワーユニット支持強度をより一層向上させることができる。
上記電動車両のパワーユニット支持装置において、上記モータ巻線切替ユニットのケースの車両後側の部分に、ハーネスが接続されるハーネス接続部が設けられており、上記閉塞部材の車両後側の部分に、上記車両の前面衝突時に上記ハーネスが上記モータ巻線切替ユニットと該モータ巻線切替ユニットの後方に配設された後方配設部材との間で挟まれるのを抑制するハーネス保護部が、車両後側に突出して設けられている、ことが好ましい。
このことにより、車両の前面衝突時にパワーユニットが後退しても、ハーネス保護部により、ハーネスにおけるハーネス接続部の近傍部分が切断するのを抑制することができる。
上記ハーネスは、カプラーを介して上記ハーネス接続部に接続され、上記ハーネス保護部の車両後側端が、上記ハーネス接続部に接続されたカプラーの車両後側端に対して所定量以上車両後側に位置している、ことが好ましい。
このことで、車両の前面衝突時にパワーユニットが後退してハーネス保護部の車両後側端が後方配設部材に当接したときに、カプラーの車両後側端と後方配設部材との間に、所定量以上の隙間が確保され、この隙間内でハーネスにおけるカプラー近傍部分が折れ曲がっても切断しないように上記所定量を設定しておくことで、ハーネスが切断するのを抑制することができる
以上説明したように、本発明の電動車両のパワーユニット支持装置によると、パワーユニット支持装置が、モータ巻線切替ユニットのケースの開口を閉塞する閉塞部材の上部をモータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成されているとともに、マウント本体に連結される第1車体側ブラケットとモータ近接サイドフレームとに連結される第2車体側ブラケットが、モータ近接サイドフレームの上面及び下面に跨いで連結されていることにより、簡単な構成で、パワーユニットのモータユニット側(モータ近接サイドフレーム側)のマウント支持を高い強度で行うことができるとともに、パワーユニット支持装置の車体側におけるパワーユニット支持強度を高めることができる
本発明の実施形態に係るパワーユニット支持装置が設けられた電動車両の前部のモータルーム内におけるパワーユニットの構成を示す、車両左前側かつ上側から見た斜視図である。 上記電動車両のモータルーム内におけるパワーユニットの構成を示す、車両後側かつ上側から見た斜視図である。 モータユニットを、車幅方向に沿って切断して車両前側から見た断面図である。 軸受ユニット及びモータ巻線切替ユニットの後側部分を示す、車両左後側から見た斜視図である。 右側マウント装置の構成を示す、車両右前側から見た斜視図である。 閉塞部材を示す、車両右側から見た側面図である。 車両の前面衝突時においてハーネス保護部がダッシュパネルに当接した状態を示す図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るパワーユニット支持装置が設けられた電動車両(本実施形態では、電気自動車であり、以下、単に車両という)の前部のモータルーム内におけるパワーユニット71の構成を示し、図1は、車両左前側かつ上側から見た図であり、図2は、車両後側かつ上側から見た図である。上記車両についての前、後、左、右、上及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上及び下という。また、図1及び図5〜図7において、車両前側を矢印Frで示す。
上記モータルーム内の車幅方向両端部には、左右一対のフロントサイドフレーム8が前後方向に延びるように配設されている。これら左右のフロントサイドフレーム8間に、上記車両を駆動するパワーユニット71が配設されている。上記各フロントサイドフレーム8におけるパワーユニット71よりも後側部分には、サスペンションタワー5が取付固定されている。
上記各フロントサイドフレーム8の後部は、その高さ位置が後側に向かって徐々に低くなるキック部とされている。このキック部に対応する前後位置には、上記モータルームと車室とを仕切るダッシュパネル6が設けられている。このダッシュパネル6の上下方向中央部には、車幅方向に延びるレインフォースメント6aが設けられており、このレインフォースメント6aの両端部が左右のフロントサイドフレーム8にそれぞれ連結されている。
上記パワーユニット71は、モータ60(図3参照)を含むモータユニット72と、該モータユニット72のモータ60の駆動力を前輪へ伝達するための動力伝達機構(減速機構及び差動機構)を含むトランスアクスル73とが車幅方向に並ぶように一体に結合されてなるものである。パワーユニット71の全体としての軸心は、車幅方向に延びている。本実施形態では、トランスアクスル73がモータユニット72の左側に位置する。
上記モータユニット72は、軸心が車幅方向に延びる略円筒状のモータハウジング72aを有し、このモータハウジング72a内に上記モータ60が配設されている。このモータ60は、図3に示すように、ロータ61とステータ62とを有している。このロータ61は、モータ軸61a(つまり駆動軸)の周囲に、永久磁石を保持するロータコア61bが固定されてなり、モータ軸61aはモータハウジング72aと同軸上に位置して、車幅方向に延びている。一方、上記ステータ62は、モータハウジング72aの内面に上記ロータコア61bの周囲を覆うように配設されていて、コイルが巻かれている。
上記モータ60は3相交流モータであり、U相、V相及びW相の3つのコイルが中性点に共通接続されている。そして、各相のコイルは、複数の巻線が直列に接続されてなり、各相のコイルにおいて電流を流す巻線の数を変えることが可能に構成されている。すなわち、上記モータは、巻線切替を行うことが可能なものであり、車両の走行状態に応じて、電流を流す最適な巻線の数が決定される。この巻線切替は、後述のモータ巻線切替ユニット77によってなされる。
モータユニット72の右側(トランスアクスル73とは反対側)の端部には、軸受ユニット74が一体に結合されている。この軸受ユニット74は、モータハウジング72aに結合された略円筒状の軸受ハウジング74aと、この軸受ハウジング74a内に配設され、上記モータ軸61aの右側端部を回転自在に支持する軸受65とを有している(図3参照)。一方、上記モータ軸61aの左側端部(図3では、右側)は、モータハウジング72aの左側端部に設けられた軸受66に回転自在に支持されている。このモータ軸61aは、トランスアクスル73(減速機構)の入力軸69(図3に二点鎖線で示す)に連結される。この入力軸69は、トランスアクスル73における後述のアクスルハウジング73aの減速機構収容部73b内において車幅方向に延びている。
トランスアクスル73は、アクスルハウジング73aを有し、このアクスルハウジング73aの右側端部と上記モータハウジング72aの左側端部とが複数のボルト75により結合されて結合部76とされている。この結合部76は、その左右の部分よりも径が大きくなっている。
アクスルハウジング73aは、減速機構を収容する減速機構収容部73bと、該減速機構からモータ60の駆動力が伝達される差動機構を収容する差動機構収容部73cとを有する。差動機構収容部73cは、減速機構収容部73bの後側に位置している。そして、差動機構収容部73cの左右両側側面から、トランスアクスル73(差動機構)の出力軸(パワーユニット71の出力軸でもある)として、2本のジョイントシャフト81が左右両側へそれぞれ延びている(図2参照)。すなわち、ジョイントシャフト81は、パワーユニット71の後側において車幅方向に延びている。左側のジョイントシャフト81は、その中間部に配設された等速ジョイント82によって内側部81aと外側部81bとに2分割され、外側部81bが等速ジョイント84を介して、左側前輪に連結された左側のドライブシャフト83に連結されている。また、同様に、右側のジョイントシャフト81も、その中間部に配設された等速ジョイント82によって内側部81aと外側部81bとに2分割され、外側部81bが等速ジョイント84を介して、右側前輪に連結された右側のドライブシャフト83に連結されている。
右側のジョイントシャフト81の内側部81aにおける右側端部(等速ジョイント82の近傍部)は、軸受ハウジング74aの後側下部に設けられたシャフト支持ブラケット74b(出力軸支持部)に回転自在に支持されている。このシャフト支持ブラケット74bは、図4に示すように、3本のボルト79によって、軸受ハウジング74aの後側下部に取付固定されている。本実施形態では、軸受ハウジング74aとは別部材のシャフト支持ブラケット74bが、トランスアクスル73の出力軸を回転自在に支持する出力軸支持部を構成しているが、この出力軸支持部としては、軸受ハウジング74aと一体形成されたものであってもよい。
上記軸受ユニット74の右側(モータユニット72とは反対側)の端部には、モータ巻線切替ユニット77が一体に結合されている。本実施形態では、パワーユニット71は、モータユニット72及びトランスアクスル73に加えて、軸受ユニット74及びモータ巻線切替ユニット77が車幅方向に並ぶように一体に結合されてなる。尚、モータユニット72、軸受ユニット74及びモータ巻線切替ユニット77の全体を、広義のモータユニットと見做すことも可能である。
上記モータ巻線切替ユニット77は、軸心が車幅方向(左右方向)に延びかつ軸心方向両側が開口する略円筒状の巻線切替ケース77aと、該巻線切替ケース77aにおける右側の開口(右側のフロントサイドフレーム8側の開口)を閉塞する板状の閉塞部材77bと、巻線切替ケース77a内に配設され、上記モータ60の巻線切替を行うための回路とを有している。閉塞部材77bは、巻線切替ケース77aの右側端面における上記開口の周縁部に、ボルト85により固定されている(特に図5及び図6参照)。巻線切替ケース77aの左側端部は、軸受ハウジング74aの右側の端部に結合されており、巻線切替ケース77aの左側の開口は、軸受ハウジング74aにより閉塞されることになる。尚、巻線切替ケース77aは、軸心方向両側のうち右側のみが開口した筒状のものであってもよい。
上記巻線切替ケース77aの上部には、上側に突出する補強部77eが設けられている。この補強部77eの上側への突出量は、右側ほど大きくされて、補強部77eの上面は右側に向かって上側に傾斜している。
軸受ハウジング74aの上部には、上側に突出する突出部74cと、この突出部74cの右側端面から右側に突出するように延びる補強部74eとが設けられている。突出部74cは、上記モータハウジング72aの上部に締結固定されており、これにより、補強部74eの左側端部は、突出部74cを介して上記モータハウジング72aに締結固定されることになる。補強部74eの右側端部は、上記巻線切替ケース77a上部における補強部77eの左側端部に結合されている。補強部77eの右側端部は、後述の支持構造部78の上部(後述の上方延設壁部78d)に結合されており、これにより、補強部77e、補強部74e及び突出部74cは、支持構造部78の上部を補強する役割を有する。すなわち、補強部77e、補強部74e及び突出部74cは、一体化された高剛性部を構成しており、この高剛性部により、支持構造部78の上部が補強されることになる。
上記閉塞部材77bの上部には、右側のフロントサイドフレーム8側でかつ上側に突出する支持構造部78が一体的に設けられている。この支持構造部78は、閉塞部材77bの上部に接続された基端部から右側のフロントサイドフレーム8側でかつ上側に突出する前側壁部78a及び後側壁部78bと、該前側壁部78a及び後側壁部78bの上端部同士を接続する上壁部78cとを有している。前側壁部78a及び後側壁部78bは、互いに前後方向に間隔をあけて設けられており、前側壁部78aと後側壁部78bとの間の前後方向の間隔は、下側ほど大きくなるようになされている(特に図6参照)。
支持構造部78の上面(上壁部78cの上面)は、閉塞部材77bの上端よりも上側に位置しているとともに、後述の右側マウント装置89のマウント本体の上端部(後述のパワーユニット側ブラケット93と連結される部分)と略同じ高さ位置に位置している。また、支持構造部78の右側端面(上壁部78cの右側端面)は、後述の右側マウント装置89のマウント本体に近接した位置(該マウント本体の周囲を覆うように設けられた第1車体側ブラケット98に近接した位置)に位置している。
前側壁部78aと後側壁部78bとの間には、閉塞部材77bの上端から上方に延設された上方延設壁部78dが設けられ、この上方延設壁部78dの前側端部、後側端部及び上端部が、前側壁部78a、後側壁部78b及び上壁部78cにそれぞれ接続されている。
上記上方延設壁部78dは、上記補強部77eの右側端部にボルト86に(図6参照)より固定されている。これにより、上方延設壁部78dは、補強部77e、補強部74e及び突出部74cを介してモータハウジング72aに結合されることになる。補強部77eの上側への突出量が右側ほど大きくされていることで、補強部77eの右側端面が上方延設壁部78dの略全体に当接するようになされており、これにより、上方延設壁部78dは、補強部77e、補強部74e及び突出部74c(高剛性部)と一体化される。
パワーユニット71の左右両端部は、左側及び右側マウント装置88,89を介して、左右のフロントサイドフレーム8にそれぞれマウント支持(弾性支持)されている。左側マウント装置88は、トランスアクスル73のアクスルハウジング73a上部に固定されたパワーユニット側ブラケット90と、左側のフロントサイドフレーム8に固定された車体側ブラケット91と、これら両ブラケット90,91間に配設された、ゴムブッシュを含むマウント本体(図示せず)とを有している。
また、右側マウント装置89は、図5に示すように、パワーユニット側ブラケット93と、車体側ブラケット94と、これら両ブラケット93,94間(詳しくは、パワーユニット側ブラケット93及び後述の第1車体側ブラケット98間)に配設された、ゴムブッシュを含むマウント本体(図示せず)とを有している。
上記パワーユニット側ブラケット93は、車幅方向に略水平に延びていて、右側端部が締結部材96(ボルト及びナット)を介して上記マウント本体の上端部に連結され、左側端部が締結部材97(ボルト及びナット)を介して上記支持構造部78の上壁部78cの上面に締結固定されている。これにより、右側マウント装置89は、支持構造部78の上壁部78cを右側のフロントサイドフレーム8にマウント支持する。つまり、右側マウント装置89は、支持構造部78を介して、閉塞部材77bの上部を右側のフロントサイドフレーム8にマウント支持することになる。
上記車体側ブラケット94は、上記マウント本体に連結された第1車体側ブラケット98と、第1車体側ブラケット98と締結部材100(ボルト及びナット)を介して結合されかつ右側のフロントサイドフレーム8に固定された第2車体側ブラケット99とからなる。
図5に示すように、上記第2車体側ブラケット99は、右側のフロントサイドフレーム8の左側において上下及び前後方向に延びる基部99aと、この基部99aの上端からフロントサイドフレーム8側(右側)に折れ曲がってなる上側固定部99bと、基部99aの下側に位置しかつ基部99aの前後両端部(左側に折れ曲がっている)及び中央部と連結され、第3ブラケット98を支持する支持部99cと、この支持部99cから右側のフロントサイドフレーム8側(右側)に延びる下側固定部99dとを有している。尚、基部99aの前後両端部は、補強部材99e(図1参照)により上側固定部99bと連結されている。
上記上側固定部99bは右側のフロントサイドフレーム8の上面に締結固定され、上記下側固定部99dは右側のフロントサイドフレーム8の下面に締結固定される。これにより、第2車体側ブラケット99は、右側のフロントサイドフレーム8の上面及び下面に跨いで連結されることになる。
上記第1車体側ブラケット98は、上記マウント本体の周囲を覆うように設けられている。第1車体側ブラケット98の上部には、第2車体側ブラケット99の上側固定部99bに締結固定される上側連結部98aが設けられ、第1車体側ブラケット98の下部には、第2車体側ブラケット99の支持部99cに締結固定される前後2つの下側連結部98b(図1及び図5参照)が設けられている。
図2に示すように、アクスルハウジング73aの差動機構収容部73cの右側下部には、トルクロッド101が後側に延びるように設けられている。このトルクロッド101の前端部は、ゴムブッシュ102を介して、車幅方向に延びる軸回りに回動可能にパワーユニット71の車幅方向中央部(アクスルハウジング73aの差動機構収容部73cの右側下部)に連結され、トルクロッド101の後端部は、ゴムブッシュ103を介して、車幅方向に延びる軸回りに回動可能に不図示のサスペンションクロスメンバの車幅方向中央部に連結されている。パワーユニット71の車幅方向両端部における上記弾性支持により、パワーユニット71全体が車幅方向に延びる軸回りに回動(揺動)することになるが、上記トルクロッド101は、パワーユニット71全体が上記軸回りに回動し過ぎるのを規制する。尚、上記サスペンションクロスメンバは、車幅方向に延びかつ左右の前輪サスペンションアーム17を支持するものであって、その左右両側端部は、左右のフロントサイドフレーム8にそれぞれ結合されている。
図1に二点鎖線で示すように、上記モータルーム内における上記パワーユニット71の上側には、インバータ31及び車載充電器32が配設されている。また、車室フロアの下側には、モータユニット72のモータ60を駆動するための高電圧の主バッテリ(図示せず)が配設されている。この主バッテリは、複数のバッテリモジュールが、該バッテリモジュールを支持するモジュール支持部材と共にユニット化されたものである。
上記インバータ31は、上記主バッテリからの直流電力を交流電力に変換してモータ60に電力を供給するものである。このインバータ31は、略矩形箱状のインバータケース31aと、該インバータケース31a内に収容されたインバータ回路とを有していて、パワーユニット71におけるモータユニット72からモータ巻線切替ユニット77にかけての部分の上側に位置している。
インバータ31と上記主バッテリとは、2本の第1電力ケーブル35(その一部を図4に示す)を介して接続され、インバータ31と軸受ユニット74とが、3本の第2電力ケーブル36(その一部を図4に示す)を介して接続されている。すなわち、インバータ31は、主バッテリから第1電力ケーブル35を介して直流電力を入力して、その直流電力を交流電力に変換した後、その交流電力を第2電力ケーブル36及びユニット(モータ巻線切替ユニット77、軸受ユニット74及びモータユニット72)内に配設された不図示の配線を介して、モータユニット72のモータ60へ供給する。
上記第1電力ケーブル35は、上記主バッテリの前端部における車幅方向中央部に設けられた接続端子(車両自体の車幅方向中央部に位置する)から、車両の車幅方向の略中央を通って前側に延びてモータルーム内に入り、ダッシュパネル6とパワーユニット71(モータユニット72)との間の空間にて上側に延びて、インバータケース31aに接続される。
また、第2電力ケーブル36は、ダッシュパネル6とパワーユニット71(詳細には、軸受ユニット74ないしモータ巻線切替ユニット77)との間の空間にて、インバータケース31aと軸受ハウジング74の後面におけるケーブル接続部74d(図2及び図4参照)とを接続するように延びている。尚、第2電力ケーブル36は、ケーブル接続部74dからモータユニット72のモータハウジング72a内及びモータ巻線切替ユニット77の巻線切替ケース77a内に入り込む。
上記巻線切替ケース77aの後側部分には、第1ハーネス37が第1カプラー37aを介して接続される第1ハーネス接続部77cと、該第1ハーネス接続部77cの下側位置にて、第2ハーネス38が第2カプラー38aを介して接続される第2ハーネス接続部77dとが設けられている(図2、図4及び図6参照)。第1及び第2ハーネス接続部77c,77dは、閉塞部材77bの後側部分に設けられる後述のハーネス保護部80の近傍に位置していることが好ましいので、巻線切替ケース77aの後側部分における閉塞部材77b側の端部近傍に設けることが好ましい。
上記第1ハーネス37は、インバータ31からモータ巻線切替ユニット77の回路へ巻線切替用の信号を送信するためのコードや、モータ60の出力状態をインバータ31へ送信するためのコード等を含む。第1ハーネス37は、第1カプラー37aの近傍で上側に折れ曲がってインバータ31へ向かう。
上記第2ハーネス38は、巻線切替時の電流の増減分を上記主バッテリに戻すべく、その増減分の電流を一旦インバータ31へ供給するための高電圧系のケーブルを含む。すなわち、低速用巻線と高速用巻線とでは電気抵抗が異なっているため、巻線切替を行うとモータ60に流れる電流が変化する。この電流の変化によりトルクショックが生じるが、その電流の増減分を上記主バッテリに戻すことで、トルクショックを吸収することができる。第2ハーネス38は、その増減分の電流(交流)をインバータ31へ供給するものであり、インバータ31は、モータ巻線切替ユニット77から入力した電流を直流に変換して上記主バッテリへ供給する。第2ハーネス38は、第2カプラー38aの近傍で上側に折れ曲がってインバータ31へ向かう。
第2カプラー38aの長さは第1カプラー37aの長さよりも長く、第2カプラー38aの後側端は、第1カプラー37aの後側端よりも後側に位置している。
上記閉塞部材77bの後側部分には、上記車両の前面衝突時に上記第1及び第2ハーネス37,38(本実施形態では、特に高電圧系の第2ハーネス38を保護する必要がある)がモータ巻線切替ユニット77と該モータ巻線切替ユニット77の後方に配設された後方配設部材(本実施形態では、ダッシュパネル6)との間で挟まれるのを抑制するハーネス保護部80が、後側に突出して設けられている(図2、図4及び図6参照)。
ハーネス保護部80の後側端は、下側に向かって後側に傾斜しているとともに、第2ハーネス接続部77dに接続された第2カプラー38aの後側端に対して所定量以上後側に位置している。すなわち、図7に示すように、上記車両の前面衝突時にパワーユニット71が後退すると、ハーネス保護部80の後側端が、ダッシュパネル6に当接する。このとき、第2カプラー38aの後側端とダッシュパネル6との間に、所定量以上の隙間が確保される。この隙間内で第2ハーネス38における第2カプラー38a近傍部分が上側に折れ曲がっても切断しないように、上記所定量が設定されており、これにより、上記車両の前面衝突時に第2ハーネス38が切断するのを抑制することができる。尚、第1カプラー37aの後側端は、第2カプラー38aの後側端よりも前側に位置しているので、上記車両の前面衝突時に第1ハーネス37も切断することはない。
ハーネス保護部80の後側端が、下側に向かって後側に傾斜しているのは、ダッシュパネル6におけるハーネス保護部80の当接箇所が、下側に向かって後側に傾斜しているのに対応させているからであり、ハーネス保護部80がダッシュパネル6に当接した後、パワーユニット71を下側に移動させながら後退させるためである。
上記車載充電器32は、上記車両の外部の電源(本実施形態では、100V又は200Vの家庭用電源)から電力を入力して上記主バッテリを充電するものである。この車載充電器32は、インバータ31と同様の略矩形箱状の充電器ケース32aと、該充電器ケース32a内に収容された充電回路とを有していて、トランスアクスル73の上側に位置している。車載充電器32と上記主バッテリとが第3電力ケーブル(図示せず)を介して接続されている。また、車載充電器32は、図示は省略するが、上記車両の左側又は右側の側面を構成する部材(例えばフェンダ)に設けられた充電レセプタクルと接続されている。この充電レセプタクルは、一端部が家庭用電源に接続されるコードの他端部が接続されるものである。そして、車載充電器32は、家庭用電源からの電力を、その電圧が主バッテリの充電に適した電圧になるように昇圧した状態で、上記第3電力ケーブルを介して上記主バッテリに供給する。
本実施形態では、上記右側マウント装置89が、本発明のパワーユニット支持装置に相当し、右側のフロントサイドフレーム8が、左右一対のフロントサイドフレーム8のうちモータユニット72に近い側であるモータ近接サイドフレームに相当する。
上記右側マウント装置89は、支持構造部78を介して、閉塞部材77bの上部を右側のフロントサイドフレーム8にマウント支持するので、パワーユニット71を右側のフロントサイドフレーム8の近傍でマウント支持することができるようになり、パワーユニット側ブラケット93の長さが短くて済み、右側マウント装置89のパワーユニット支持強度が向上する。また、支持構造部78が、前側壁部78a、後側壁部78b及び上壁部78cとを有し、前側壁部78aと後側壁部78bとの間の前後方向の間隔が、下側ほど大きいので、支持構造部78を、パワーユニット71を支持するための強度を確保する上で最適な形状にすることができる。
しかも、本実施形態では、支持構造部78の上方延設壁部78dが、補強部77e、補強部74e及び突出部74c(高剛性部)と一体化された状態で、モータハウジング72aに結合されるので、右側マウント装置89のパワーユニット支持強度がより一層向上する。尚、上方延設壁部78dが、上記高剛性部を介してモータハウジング72aに結合されていなくても、右側マウント装置89のパワーユニット支持強度を十分に向上させることは可能である。
したがって、簡単な構成で、パワーユニット71のモータユニット72側(右側のフロントサイドフレーム8側)のマウント支持を高い強度で行うことが可能になる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、電動車両において、巻線切替を行うことが可能なモータを含むモータユニットとトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように結合されてなるパワーユニットのモータユニット側を、左右一対のサイドフレームのうち上記モータユニットに近い側であるモータ近接サイドフレームにマウント支持するためのパワーユニット支持装置に有用であり、特にパワーユニットのモータユニット側の端部に、上記モータの巻線切替を行うモータ巻線切替ユニットを設ける場合に有用である。
8 フロントサイドフレーム
60 モータ
71 パワーユニット
72 モータユニット
73 トランスアクスル
77 モータ巻線切替ユニット
77a 巻線切替ケース
77b 閉塞部材
78 支持構造部
80 ハーネス保護部
89 右側マウント装置(パワーユニット支持装置)
93 パワーユニット側マウントブラケット
94 車体側マウントブラケット
98 第1車体側ブラケット
99 第2車体側ブラケット

Claims (6)

  1. 車両前部の左右一対のサイドフレーム間に、巻線切替を行うことが可能なモータを含むモータユニットと該モータユニットのモータの駆動力を前輪へ伝達するための動力伝達機構を含むトランスアクスルとが車幅方向に並ぶように結合されてなるパワーユニットが配設され、該パワーユニットが少なくとも上記両サイドフレームにマウント支持される電動車両において、上記パワーユニットのモータユニット側を、上記両サイドフレームのうち上記モータユニットに近い側であるモータ近接サイドフレームにマウント支持するためのパワーユニット支持装置であって、
    上記モータユニットにおける上記モータ近接サイドフレーム側の端部に、上記モータの巻線切替を行うモータ巻線切替ユニットが結合されており、
    上記モータ巻線切替ユニットは、軸心が車幅方向に延びかつ軸心方向両側のうち少なくとも上記モータ近接サイドフレーム側が開口する筒状のケースと、該ケースにおける上記モータ近接サイドフレーム側の開口を閉塞する閉塞部材とを有し、
    上記パワーユニット支持装置は、
    上記モータ近接サイドフレームに連結された車体側マウントブラケットと、
    上記パワーユニットに連結されたパワーユニット側マウントブラケットと、
    上記両ブラケット間に配設されたマウント本体と
    を備えているとともに、上記閉塞部材の上部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成され
    上記車体側マウントブラケットは、上記マウント本体に連結される第1車体側ブラケットと、該第1車体側ブラケット及び上記モータ近接サイドフレームに連結される第2車体側ブラケットとを有し、
    上記第2車体側ブラケットは、上記モータ近接サイドフレームの上面及び下面に跨いで連結されていることを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
  2. 請求項1記載の電動車両のパワーユニット支持装置において、
    上記閉塞部材の上部には、上記モータ近接サイドフレーム側に突出する支持構造部が設けられ、
    上記パワーユニット支持装置は、上記支持構造部を介して、上記閉塞部材の上部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成されていることを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
  3. 請求項2記載の電動車両のパワーユニット支持装置において、
    上記支持構造部は、上記閉塞部材の上部に接続された基端部から上記モータ近接サイドフレーム側でかつ上側に突出するとともに互いに車両前後方向に間隔をあけて設けられた前側壁部及び後側壁部と、該前側壁部及び後側壁部の上端部同士を接続する上壁部とを有し、
    上記パワーユニット支持装置は、上記支持構造部の上壁部を上記モータ近接サイドフレームにマウント支持するように構成されていることを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
  4. 請求項3記載の電動車両のパワーユニット支持装置において、
    上記支持構造部の前側壁部と後側壁部との間の車両前後方向の間隔が、下側ほど大きいことを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動車両のパワーユニット支持装置において、
    上記モータ巻線切替ユニットのケースの車両後側の部分に、ハーネスが接続されるハーネス接続部が設けられており、
    上記閉塞部材の車両後側の部分に、上記車両の前面衝突時に上記ハーネスが上記モータ巻線切替ユニットと該モータ巻線切替ユニットの後方に配設された後方配設部材との間で挟まれるのを抑制するハーネス保護部が、車両後側に突出して設けられていることを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
  6. 請求項5記載の電動車両のパワーユニット支持装置において、
    上記ハーネスは、カプラーを介して上記ハーネス接続部に接続され、
    上記ハーネス保護部の車両後側端が、上記ハーネス接続部に接続されたカプラーの車両後側端に対して所定量以上車両後側に位置していることを特徴とする電動車両のパワーユニット支持装置。
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