JP5955648B2 - 封書作製システム - Google Patents

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Description

本発明は、内容物に所定の印刷を行う印刷部と、印刷された内容物を封筒に封入封緘する封入封緘部とで構成される封書作製システムに係り、特に装置内部又は周辺温度である活性化条件温度に応じて適切な封入封緘処理を行う封書作製システムに関するものである。
従来から、所望の封入物を封入封緘する封入封緘装置において、再湿糊が塗布された封筒内に封入物を挿入した後に再湿糊部分に対する水塗布処理を施し、再湿糊に粘着性を持たせた状態で封筒のフラップ部と接着させ封緘する処理が行われている。
下記特許文献1には、粘着剤の低温時における転写性の改善を目的とする構成として、低温下における封緘作業の際、封筒のフラップ部を転写ローラから離間させるタイミングを所定時間だけ遅らせるとともに、封筒を送り出す送り出し板の送り出し速度を所定期間にわたり常温時よりも遅くしてこれらの送り出し処理(送り出し開始タイミングや、送り出し速度)の調整を行う封緘装置について開示されている。
特開2009−274859号公報
ところで、封筒に転写される再湿糊は、水が付着してから接着力が発現するまでの時間に温度依存性を有し、温度が低くなるに連れて活性化する時間が長くなる傾向にある。従って、装置内外の環境温度や再湿糊部分に塗布される水の水温が常温(15〜25℃)よりも低い場合、再湿糊が十分に活性化するに至らず、粘着性が弱い状態でフラップ部の接着工程が行われることで封緘不良が起きるという問題があった。
そのため、再湿糊の活性化問題を改善するための方法として下記に示す幾つかの改善策が考えられるが、各改善策には何れも問題があった。
改善策1としては、再湿糊に塗布する水をヒータ等の加熱手段で常温まで加熱する方法である。しかしながら、加熱手段により水は加熱され常温となるが、装置内外が低温のときでは結露が発生し、封筒における再湿糊部分以外の箇所や装置内経路に水滴が付着することで、封書の品質劣化や装置内の金属部品に錆が発生する虞があった。
改善策2として、再湿糊の性質を低温時でも短時間で活性化するように改質させる方法である。しかしながら、再湿糊の性能を向上させてしまうと、例えば印刷前の封筒を印刷装置の給紙トレイに載置する。間に糊が容易に活性化し、その結果、封筒用紙同士がブロッキングしてしまうという問題があった。
改善策3としては、装置構成として排出経路を延長させる構成とする方法である。しかしながら、装置が大型化することで設置スペースが限定され、また大型化に伴う装置価格の高騰が問題となる。
また、特許文献1の封緘装置は、封筒のフラップ部に転写する粘着剤の低温時における転写性の劣化を改善する装置であるため、本発明の対象である再湿糊に水塗布処理を施して封緘処理を行う封緘装置とは装置構成が異なるが、封筒に転写された再湿糊に通常よりも長く水塗布処理を施すための技術として、特許文献1に開示される転写動作のタイミング制御を仮に採用したとする。
しかしながら、特許文献1における転写動作タイミングに則って水塗布処理を実行した場合でも、常温時における処理時間に比べて低温時における処理時間が長くなるため、再湿糊の活性化は図れるが、生産性の低下を招くという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、生産性を低下させずに再湿糊の活性化に起因する条件温度に応じて信頼性の高い封緘処理を実現することのできる封書作製システムを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、請求項1記載の封書作製システムは、封書となる封筒用紙及び封入物である印刷用紙を搬送しながら所望の印刷処理を行う印刷部を有する印刷装置と、
該印刷装置から搬入した前記封筒用紙に折り加工を施してなる封筒に前記封入物を封入し、前記封筒の再湿糊部分に水塗布処理を施した後に封緘する封入封緘部と、該封入封緘部で作製された封書に対し、封書両面を所定の押圧力で挟持しながら排出搬送する排出部 とを備える封入封緘装置と、
で構成される封書作製システムにおいて、
水が塗布された前記再湿糊の活性化に起因する条件温度となる活性化条件温度を検出する温度検出部と、
前記印刷装置における印刷条件と、前記封入封緘装置における封入封緘条件と、作製される封書の封書作製条件を記憶する統括記憶部と、
前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における前記封書の排出搬送時間を算出し、当該排出搬送時間が前記活性化条件温度により決定した前記接着保持時間未満のときに、予め設定された排出部搬送速度で駆動する前記排出部を間欠駆動制御するとともに、前記印刷条件と、前記封入封緘条件と、前記封書作製条件とから、前記排出部における排出部間欠停止時間と排出部間欠停止可能時間を算出し、該排出部間欠停止可能時間が前記排出部間欠停止時間未満のときに、前記印刷装置の印刷条件を適正に調整して制御する統括制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の封書作製システムは、封書となる封筒用紙及び封入物である印刷用紙を搬送しながら所望の印刷処理を行う印刷部を有する印刷装置と、
該印刷装置から搬入した前記封筒用紙に折り加工を施してなる封筒に前記封入物を封入し、前記封筒の再湿糊部分に水塗布処理を施した後に封緘する封入封緘部と、該封入封緘部で作製された封書に対し、封書両面を所定の押圧力で挟持しながら排出搬送する排出部とを備える封入封緘装置と、
で構成される封書作製システムにおいて、
水が塗布された前記再湿糊の活性化に起因する条件温度となる活性化条件温度を検出する温度検出部と、
前記印刷装置における印刷条件と、前記封入封緘装置における封入封緘条件と、作製される封書の封書作製条件とを記憶する統括記憶部と、
前記温度検出部で検出した前記活性化条件温度に応じた接着保持時間Tと、前記封入封緘条件とから算出した排出部搬送速度で前記排出部を駆動制御するとともに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における封書間ギャップを算出し、当該封書間ギャップが予め設定された最小許容ギャップ値未満のときに、前記印刷装置の印刷条件を適正に調整して制御する統括制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の封書作製システムは、請求項に記載の封書作製システムにおいて、前記封書作製条件は、封入物搬送方向長さL 2 、封筒用紙搬送方向長さL 3 、封書搬送方向長さL 4 、封入物枚数Nを含み、
前記印刷条件は、用紙間ギャップG 1 、印刷セット間基本ギャップG 2 、印刷部搬送速度V 1 を含み、
前記封入封緘条件は、排出部封書間最小許容ギャップG 3 、封入封緘部搬送速度V 2 、排出部搬送長L 1 、排出部搬送速度V 3 を含み、
前記統括記憶部は、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と該活性化条件温度毎に規定される再湿糊に必要な接着保持時間Tとを関連付けしてテーブル化した接着保持時間テーブルを記憶し、
前記統括制御部は、前記排出部搬送長L 1 と、前記封書搬送方向長さL 4 とから前記排出搬送時間を算出するとともに、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合して前記活性化条件温度に応じた前記接着保持時間Tを選択し、前記算出した排出搬送時間が前記接着保持時間T未満のときに、前記排出部搬送速度V 3 で駆動する前記排出部を間欠駆動制御することを特徴とする。
請求項4に記載の封書作製システムは、請求項に記載の封書作製システムにおいて、さらに、前記統括制御部は、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における前記接着保持時間Tを満たすために必要な間欠駆動時の停止時間である排出部間欠停止時間T 3 と、間欠駆動時に停止可能な停止時間である排出部間欠停止可能時間T 4 を算出し、
前記排出部間欠停止可能時間T 4 が前記排出部間欠停止時間T 3 未満のときに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記印刷部における前記印刷セット間のギャップの調整値である印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出し、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部を駆動制御することを特徴とする。
請求項5に記載の封書作製システムは、請求項に記載の封書作製システムにおいて、前記統括制御部は、
前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合し、検出した現在の活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを選択し出力する接着保持時間選択部と、
前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 と、前記封書搬送方向長さL 4 と、前記排出部搬送速度V 3 とから、前記排出搬送時間T 2 を算出する排出搬送時間算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 、前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封書搬送方向長さL 4 、前記封入物枚数N、前記印刷セット間基本ギャップG 2 、前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 、前記排出部搬送速度V 3 から、前記排出部における収容可能通数時最小停止時間T 5 と収容可能通数停止時間T 6 とを算出し、前記収容可能通数時最小停止時間T 5 と前記収容可能通数停止時間T 6 との大小関係から前記排出部における封書の滞留通数を排出部滞留通数mとして取得する排出部滞留通数算出手段と、
前記接着保持時間選択部で選択された前記接着保持時間Tと、前記排出搬送時間算出部で算出された前記排出搬送時間T 2 と、前記排出部滞留通数算出手段で算出された前記排出部滞留通数mとから、前記排出部間欠停止時間T 3 を算出する排出部間欠停止時間算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 、前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封書搬送方向長さL 4 、前記封入物枚数N、前記印刷セット間基本ギャップG 2 、前記印刷部搬送速度V1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 、前記排出部搬送速度V 3 から、前記排出部間欠停止可能時間T 4 を算出する排出部間欠停止可能時間算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 と、前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 と、前記排出部間欠停止可能時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止可能時間T 4 とから、前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出する印刷セット間ギャップ調整値算出手段と、
前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 と、前記排出部間欠停止可能時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止可能時間T 4 との大小関係を比較し、前記排出部間欠停止可能時間T 4 が、前記排出部間欠停止時間T 3 未満であったときに、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段で算出された前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G 5 で前記印刷部における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を出力する比較処理部と、
前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 に従って前記排出部を間欠駆動制御する排出制御部と、
前記比較処理部からの前記ギャップ調整制御情報に従った印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部の駆動を調整制御する印刷側制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の封書作製システムは、請求項5に記載の封書作製システムにおいて、前記比較処理部は、前記収容可能通数時最小停止時間T 5 と前記収容可能通数停止時間T 6 との大小関係の比較結果を前記排出部滞留通数算出手段に出力することを特徴とする。
請求項7に記載の封書作製システムは、請求項6に記載の封書作製システムにおいて、前記比較処理部は、前記排出部間欠停止可能時間T 4 が前記排出部間欠停止時間T 3 未満のときに、印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出させるための調整値算出指示を前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段に出力することを特徴とする。
請求項8に記載の封書作製システムは、請求項に記載の封書作製システムにおいて、前記封書作製条件は、封入物搬送方向長さL 2 、封筒用紙搬送方向長さL 3 、封書搬送方向長さL 4 、封入物枚数Nを含み、
前記印刷条件は、用紙間ギャップG 1 、印刷セット間基本ギャップG 2 、印刷部搬送速度V 1 を含み、
前記封入封緘条件は、排出部封書間最小許容ギャップG 3 、封入封緘部搬送速度V 2 、排出部搬送長L 1 とを含み、
前記統括記憶部は、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と該活性化条件温度毎に規定される再湿糊に必要な接着保持時間Tとを関連付けしてテーブル化した接着保持時間テーブルを記憶し、
前記統括制御部は、前記温度検出部で検出された活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合して選択した前記接着保持時間と、前記排出部搬送長L 1 とから算出した前記排出部搬送速度で前記排出部を駆動制御することを特徴とする。
請求項9に記載の封書作製システムは、請求項8に記載の封書作製システムにおいて、さらに、前記統括制御部は、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における封書間のギャップである排出部封書間ギャップG 4 を算出し、
前記排出部封書間ギャップG 4 が前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満のときに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記印刷部における前記印刷セット間のギャップの調整値である印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出し、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部を駆動制御することを特徴とする。
請求項10に記載の封書作製システムは、請求項に記載の封書作製システムにおいて、前記統括制御部は、
前記温度検出部で検出された活性化条件温度に応じた接着保持時間Tと、前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 とから前記排出部排出速度V 3 を算出し出力する排出速度算出部と、
前記統括記憶部に記憶される前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封入物枚数N、前記用紙間ギャップG 1 、前記印刷セット間基本ギャップG 2 から、封筒用紙ピッチP 1 を算出する封筒用紙ピッチ算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 と、前記封筒用紙ピッチ算出手段で算出された前記封筒用紙ピッチP 1 とから、封書ピッチP 2 を算出する封書ピッチ算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される封入封緘部搬送速度V 2 と、前記排出速度算出部で算出した前記排出部排出速度V 3 と、前記封書ピッチ算出手段からの前記封書ピッチP 2 とから排出部封書ピッチP 3 を算出する排出部封書ピッチ算出手段と、
前記排出部封書ピッチ算出手段からの排出部封書ピッチP 3 と、前記統括記憶部に記憶される前記封書搬送方向長さL 4 とから排出部封書間ギャップG 4 を算出する排出部封書間ギャップ算出手段と、
前記統括記憶部に記憶される前記封入封緘部搬送速度V 2 及び前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 と、前記排出速度算出部で算出された前記排出部排出速度V 3 と、前記排出部封書間ギャップ算出手段からの前記排出部封書間ギャップG 4 とから印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出する印刷セット間ギャップ調整値算出手段と、
前記排出部封書間ギャップ算出手段からの前記排出部封書間ギャップG 4 と、前記統括記憶部に記憶された前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 との大小関係を比較し、前記排出部封書間ギャップG 4 が、前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満であったときに、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段からの印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G 5 で前記印刷部における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を出力する比較処理部と、
前記排出速度算出部で算出された前記排出部排出速度V 3 に従った搬送速度で前記排出部を駆動制御する排出制御部と、
前記比較処理部からの前記ギャップ調整制御情報に従った印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部の駆動を調整制御する印刷側制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の封書作製システムは、請求項10に記載の封書作製システムにおいて、前記比較処理部は、前記排出部封書間ギャップG 4 が前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満のときに、前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出させるための調整値算出指示を前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段に出力することを特徴とする。
請求項1に記載の封書作製システムによれば、検出した活性化条件温度に応じて排出部を適切に駆動制御することで、活性化温度に左右されることなく排出部において再湿糊が活性化状態となるため、確実に封緘接着させることができる。
また、検出した活性化条件温度に応じた接着保持時間Tが満たされるように排出部を間欠駆動するため、簡易的な制御によって作製された封書の排出処理が封緘後の封書に対し適切な補助封緘処理を施すことができ、封緘不良を未然に防止することができる。
請求項に記載の封書作製システムによれば、排出部を間欠駆動する際に、必要に応じて印刷部における印刷セット間ギャップを調整制御するため、作製された封書の排出処理が封緘後の封書に対して適切な補助封緘処理を施すことができ、封緘不良を未然に防止することができる。
請求項に記載の封書作製システムによれば、排出部間欠停止可能時間T4 が排出部間欠停止時間T3 未満のときにのみ、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、印刷部の印刷セット間ギャップを、印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られたギャップとなるように印刷部の駆動を調整制御するため、印刷開始前における統括制御部への処理負荷を軽減させることができる。
請求項2、810に記載の封書作製システムによれば、検出した活性化条件温度に応じて排出部の排出速度を可変し、これによる排出部の封書間ギャップが排出部封書間最小許容ギャップG3 以上となるように、必要に応じて印刷部における印刷セット間ギャップを調整制御するため、生産性低下を最小限に留めるとともに、作製された封書の排出処理が封緘後の封書に対して適切な補助封緘処理を施すことができ、封緘不良を未然に防止することができる。
また、請求項11に記載の封書作製システムによれば、排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときにのみ、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、印刷部の印刷セット間ギャップを、印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られたギャップとなるように印刷部の駆動を調整制御するため、印刷開始前における統括制御部への処理負荷を軽減させることができる。
本発明に係る封書作製システムの全体構成を示す概略構成図である。 同装置における第1形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。 同装置において封筒用紙1枚、封入物3枚を1セットとした印刷セットの封書作製処理の流れを示す説明図である。 同装置において封筒用紙1枚、封入物1枚を1セットとした印刷セットの封書作製処理の流れを示す説明図である。 本形態における接着保持時間テーブルの一例を示す説明図である。 同装置における第2形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれる。
本発明は、封入物や封筒用紙に対して所望の印刷処理を施す前段の印刷装置と、印刷済みの封筒用紙及び封入物に折り加工を施した後に封筒に封入物を封入し、封筒の所定箇所に予め転写された再湿糊部分に水塗布処理を施して活性化させた状態でフラップ部を接着させて封緘処理を行う後段の封入封緘装置とで構成された所望の封書作製を行うシステムである。
なお、以下の説明では、封筒用紙及び封入物に印刷を行う印刷部となる画像形成装置としてインクジェット記録装置を用いた例で説明するが、例えば孔版印刷装置、複写機、レーザプリンタ等の種々の画像形成装置を用いてもよい。
また、排出部における封書の接着保持時間を規定する際の条件温度となる「活性化条件温度」として、本形態では温度検出部で検出した装置内部の環境温度を用いた例で説明するが、活性化条件温度としては、例えば再湿糊に塗布される水の水温、装置外の環境温度等の水が塗布された再湿糊の活性化に起因する装置内外の各種温度を用いることができる。
[システム概要]
まず、本発明に係る封入封緘システム1の概略構成について説明する。本例の封入封緘システム1は、印刷装置10と、封入封緘装置20とで構成されている。
<印刷装置について>
図1に示すように、印刷装置10は、封筒及び内容物となる用紙を印刷して排出する装置であり、各部を収納する筐体の内部又は側面等に、複数種類の用紙(内容物となる枚葉状の用紙や封筒用紙)を収納可能な複数の給紙トレイ(P1〜P4)と、導入路11からの用紙を搬送するループ状の搬送路12、所定の搬送手段で印刷対象となる各種用紙を搬送しながらシアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印字手段で所望の印刷を施す印刷部13と、用紙を封入封緘装置20に排出する第1の排出路14と、用紙をループ外に排出する第2の排出路15と、搬送路12を搬送されてきた用紙を受け入れた後に逆行させて搬送路12に戻して用紙の上下を反転させるスイッチバック路16と、を備えている。
<封入封緘装置について>
図1に示すように、封入封緘装置20は、封入物となる用紙を搬送しながら必要に応じて所定の折り加工を施す封入物折り部21と、封筒となる封筒用紙を搬送しながら所定の折り加工を施す封筒用紙折り部22と、搬送に伴って封筒用紙で封入物を包み込むように封入する封入部23と、封入物を封入した封筒に予め転写された再湿糊部分に水を塗布する水塗布処理部24と、搬送に伴って水塗布後の封筒を封緘する封緘部25と、封緘処理された封書を排出台27へと排出する排出部26と、装置内部の所定箇所に設置され、封書作製ジョブ実行時における活性化条件温度を検出するサーミスタ等の周知の温度検出センサで構成される温度検出部28と、を備えている。本形態では、封筒用紙及び封入物となる印刷済み用紙が、封入物折り部21又は封筒用紙折り部22、封入部23、水塗布処理部24、封緘部25の順で所定処理されることで封書の作製を行う封入封緘部29として機能する。
また、排出部26の構成としては、図1に示すように、複数の搬送ローラに掛け回された無端状の2つの搬送ベルトを対象となる搬送路全域に対向配置して構成している。排出部26は、各搬送ベルトからの所定の押圧力により封緘部25から搬送される封書の両面を挟持しながら排出方向へ排出搬送し、封緘部25による封緘処理に加えてさらに補助的な封緘処理を行う、所謂、「補助封緘処理」を行うことで、封書に対する確実な封緘処理を行っている。
そして、封書作製システム1では、ユーザによって封書作製ジョブが設定されると、印刷装置10において1枚の封筒用紙及びジョブ内容で規定された枚数の封入物の印刷処理が行われると、封書を構成するセット毎に所定間隔で封入封緘装置20へと搬送する。封入封緘装置20では、同一経路若しくは別経路で搬入し、それぞれ異なる搬送経路で搬送しながら、封入物折り部21において所定の折り加工を施すとともに、封筒用紙折り部22において封筒の形態となるように必要に応じて折り加工を施す。さらに、封入部23において最終的に両者を合流させ、封入物を封筒用紙で包み込むように封入し、水塗布処理部24で封筒用紙の所定箇所に転写された再湿糊に水を塗布して活性化させる。その後、封緘部25で活性化させた再湿糊部分に封筒のフラップ部を接着させ、封緘処理をして排出部26から作製した封書を排出台27に排出する。
また、封書作製システム1は、印刷装置10及び封入封緘装置20を構成する各部の駆動制御情報を記憶する統括記憶部2と、印刷装置10及び封入封緘装置20を構成する各部を駆動制御するための統括制御部3と、を備えている。
[システム構成]
次に、本例の封書作製システム1のシステム構成について説明する。
本例の封書作製システム1は、作製した封書の封緘不良を防止するためのシステム構成として、検出した活性化条件温度によって封入封緘装置20における排出部26の間欠駆動の制御や印刷装置10における印刷部13の搬送タイミング等を調整制御する形態(第1形態)と、検出した活性化条件温度によって封入封緘装置20における排出部26の搬送速度や印刷装置10における印刷部13の搬送速度や搬送タイミング等を調整制御する形態(第2形態)とがある。
なお、以下の説明において、封書作製システム1を構成する印刷装置10及び封入封緘装置20における通常の駆動制御内容(例えば、印刷装置10における印刷処理に関する駆動制御や両面印刷処理に関する駆動制御等、封入封緘装置20における折り加工に関する駆動制御や水塗布処理部24に関する駆動制御等)については周知の技術であるため、その説明を省略し、各形態の特長となるシステム構成及び処理動作についてのみ説明する。
また、各形態において、印刷対象となる封筒用紙及び封入物となる印刷用紙の搬送方向に沿った用紙長さ(長辺)を「搬送方向長さ」とし、この搬送方向長さと直交する用紙長さ(短辺)を「用紙幅長さ」とし、作製された封書の搬送方向に沿った封書長さ(短辺)を「封書搬送方向長さ」としてそれぞれ定義する。
<第1形態のシステム構成>
図2に示すように、第1形態における封書作製システムでは、印刷装置10を駆動制御するシステム構成として、印刷装置10を構成する各部の駆動制御を行うのに必要な駆動制御情報等を記憶する印刷側記憶部30と、印刷装置10を構成する各部の駆動制御を行うための印刷側制御部40と、を備えている。また、封入封緘装置20を駆動制御するシステム構成として、封入封緘装置20を構成する各部の駆動制御を行うのに必要な各種駆動制御情報を記憶する封入封緘側記憶部50と、封入封緘装置20を構成する各部の駆動制御を行うための封入封緘側制御部60と、を備えている。
(印刷装置のシステム構成)
図2に示すように、印刷装置10のシステム構成として、印刷側記憶部30と、印刷側制御部40と、を備えている。
印刷側記憶部30は、印刷装置10を構成する各部の駆動制御情報の他、印刷装置10の固有情報である印刷装置基本情報と、ユーザが任意に設定した封書作製ジョブ情報とを記憶する。
印刷装置基本情報は、図3又は図4に示すように、印刷部13における印刷物の搬送速度を示す印刷部搬送速度V1 と、各封入物間のギャップを示す封入物間ギャップG1 と、封入封緘装置20で封書を構成する封筒用紙及び所定枚数の封入物とを1セットとした各セット間のギャップを示す印刷セット間基本ギャップG2 とを含み、印刷装置10の装置仕様に応じて規定される装置固有の印刷条件である。なお、印刷装置基本情報は、装置仕様に応じて適宜設定される。
また、封書作製ジョブ情報は、図3又は図4に示すように、封入物となる印刷用紙の搬送方向長さを示す封入物搬送長さL2 と、印刷される封筒用紙の搬送方向長さを示す封筒用紙搬送方向長さL3 と、封入物の封入枚数を示す封入物枚数Nと、作製後の封書の搬送方向長さを示す封書搬送方向長さL4 とを含み、作製される封書の作製部数や作製内容に応じて規定されるジョブ固有の封書作製条件である。
印刷側制御部40は、ユーザによって任意の封書作製ジョブ情報が設定されると、このジョブ情報に従って封筒用紙及び印刷用紙に所定の印刷処理を施すための印刷処理制御を行っている。
また、印刷側制御部40は、封入封緘側制御部60から基本駆動制御情報を入力すると、印刷側記憶部30に記憶される印刷装置基本情報に従って所定の印刷処理制御を実行する。
さらに、印刷側制御部40は、封入封緘側制御部60からギャップ制御情報(通常ギャップ制御情報、ギャップ調整制御情報)を入力すると、この情報に従った印刷セット間ギャップとなるように印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御する。
印刷セット間のギャップ制御としては、図3に示すように、例えば封筒用紙1枚、封入物となる印刷用紙3枚を1セットとした封書作製時において、印刷セット間ギャップの調整が不要な場合は、比較処理部63からの通常ギャップ制御情報に従って、印刷セット間ギャップが予め設定された印刷セット間ギャップG2 となるように印刷部13を調整制御した後に、印刷処理を行っている。
また、図4に示すように、例えば封筒用紙1枚、封入物となる印刷用紙1枚を1セットとして封書作製時において、印刷セット間ギャップの調整が必要な場合は、比較処理部63からのギャップ調整制御情報に従って、予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップのギャップ量となるように印刷部13を調整制御した後に、印刷処理を行っている。
(封入封緘装置のシステム構成)
図2に示すように、封入封緘装置20のシステム構成として、封入封緘側記憶部50と、封入封緘側制御部60とを備えている。
封入封緘側記憶部50は、封入封緘装置20を構成する各部の駆動制御情報の他、封入封緘装置20の固有情報である封入封緘装置基本情報と、検出した活性化条件温度に応じて排出部26における適正な接着保持時間Tとが関連付けされた接着保持時間テーブルとを記憶する。
封入封緘装置基本情報は、図3又は図4に示すように、封入封緘部29における各部の搬送速度を示す封入封緘部搬送速度V2 と、排出部26における封書の搬送速度を示す排出部搬送速度V3 と、作製された封書間における最小許容ギャップの許容値を示す排出部封書間最小許容ギャップG3 と、排出部26における封書の総搬送長さを示す排出部搬送長L1 とを含み、封入封緘装置20の装置仕様に応じて規定される装置固有の封入封緘条件である。なお、封入封緘装置基本情報は、装置仕様に応じて適宜設定される。
接着保持時間テーブルは、温度検出部28で検出される活性化条件温度と、活性化条件温度毎に規定される再湿糊に必要な接着保持時間Tとを関連付けしてテーブル化した情報であり、検出した活性化条件温度に適正な接着保持時間Tで排出部26を駆動制御するための条件(接着保持時間選択条件)となる。
図5には、ある再湿糊を使用した際に、活性化条件温度となる装置内の環境温度と、この環境温度に応じて適正な接着保持時間Tとで構成されるテーブル例である。図中のテーブルでは、検出した環境温度が10℃〜14℃で7.0sec、15℃〜19℃で4.0sec、20℃〜24℃で2.0sec、25℃以上で1.3secとして規定されている。
封入封緘側制御部60は、接着保持時間選択部61と、算出処理部62と、比較処理部63と、排出制御部64とを備えて構成されている。
接着保持時間選択部61は、温度検出部28で検出した活性化条件温度と、封入封緘側記憶部50に記憶された接着保持時間テーブルとを照合し、検出した活性化条件温度に対応する接着保持時間Tを選択して算出処理部62に出力する。
算出処理部62は、排出搬送時間算出手段62aと、排出部滞留通数算出手段62bと、排出部間欠停止時間算出手段62cと、排出部間欠停止可能時間算出手段62dと、印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eとを備えて構成されている。算出処理部62は、ユーザによって封書作製ジョブが設定されると、印刷側記憶部30に記憶される印刷装置基本情報と封書作製ジョブ情報、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘装置基本情報と接着保持時間テーブルを用いて、検出した活性化条件温度に応じた本システムの駆動条件となる各種情報を算出する。
排出搬送時間算出手段62aは、印刷側記憶部30に記憶される封書搬送方向長さL4 と、封入封緘側記憶部50に記憶される排出部搬送長L1 、排出部搬送速度V3 とから、下記式1を用いて排出部26における封書の搬送時間である排出搬送時間T2 を算出し、排出部滞留通数算出手段62bと比較処理部63とに出力する。
《式1》
2 =(L1 −L4 )/V3
排出部滞留通数算出手段62bは、収容可能通数算出手段62fと、収容可能通数最大ギャップ算出手段62gと、封筒用紙ピッチ算出手段62hと、封書ピッチ算出手段62iと、収容可能通数時最小停止時間算出手段62jと、収容可能通数時停止時間算出手段62kとを備えて構成されている。排出部滞留通数算出手段62bは、比較処理部63からの滞留通数算出指示に従って所定の算出処理を行い、算出結果である収容可能通数時最小停止時間T5 と収容可能通数停止時間T6 とを比較処理部63に出力する。また、排出部滞留算出手段62bは、比較処理部63からの比較結果により決定した滞留通数を排出部滞留通数mとして排出部間欠停止時間算出手段62cに出力する。
収容可能通数算出手段62fは、比較処理部63からの滞留通数算出指示を入力すると、印刷側記憶部30に記憶される封書搬送方向長さL4 と、封入封緘側記憶部50に記憶される排出部搬送長L1 、排出部封書間最小許容ギャップG3 とから、下記式2を用いて排出部26内に収容し得る封書の最大数である収容可能通数m1 を算出し、収容可能通数最大ギャップ算出手段62gに出力する。なお、収容可能通数m1 を算出した際に小数点以下の数値を切り捨てるのは、排出部26に封書を最大限収容したときに、封書の大きさによって排出部26からはみ出した封書は収容可能通数に含めないためである。
《式2》
1 =[L1 /(G3 +L4 )](なお、小数点以下は切捨て)
収容可能通数最大ギャップ算出手段62gは、収容可能通数算出手段62fから収容可能通数m1 を入力すると、印刷側記憶部30に記憶される封書搬送方向長さL4 と、封入封緘側記憶部50に記憶されるとから、下記式3を用いて排出部26において収容可能通数m1 を収容したときの最大ギャップを示す収容可能通数最大ギャップG6 を算出し、収容可能通数時最小停止時間算出手段62jに出力する。
なお、下記式3では、算出される収容可能通数最大ギャップG6 は、排出部26に封書を収容可能通数m1 で収容したときの最大の封書間ギャップである。従って、収容可能通数m1 で切り捨てた小数点以下の数値相当のスペースを封書間ギャップに分配するため、収容可能通数m1 から1通分だけ差し引いた数で除している。
《式3》
6 =(L1 −L4 ×m1 )/(m1 −1)
封筒用紙ピッチ算出手段62hは、収容可能通数最大ギャップ算出手段62gから収容可能通数最大ギャップG6 が出力されると、印刷側記憶部30に記憶される封入物搬送方向長さL2 、封筒用紙搬送方向長さL3、封入物枚数N、用紙間ギャップG1 及び印刷セット間基本ギャップG2 から、下記式4を用いて図3又は図4に示す印刷部13における封筒用紙の搬送ピッチである封筒用紙ピッチP1 を算出し、封書ピッチ算出手段62iに出力する。なお、用紙間ギャップG1 は封入物枚数Nと同数となるため、式1では用紙間ギャップG1 の数値として、封入物枚数Nの値を用いている。
《式4》
1 =(L2 ×N)+(G1 ×N)+L3 +G2
封書ピッチ算出手段62iは、印刷側記憶部30に記憶される印刷部搬送速度V1 と、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 と、封筒用紙ピッチ算出手段62hからの封筒用紙ピッチP1 とから、下記式5を用いて図3又は図4に示す封入封緘部29における封書の搬送ピッチである封書ピッチP2 を算出し、収容可能通数時最小停止時間算出手段62jと排出部間欠停止可能時間算出手段62dとに出力する。
《式5》
2 =V2 /V1 ×P1
収容可能通数時最小停止時間算出手段62jは、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 、排出部搬送速度V3 と、封書ピッチ算出手段62iからの封書ピッチP2 と、収容可能通数最大ギャップ算出手段62gからの収容可能通数最大ギャップG6 とから、下記式6を用いて排出部26における封書ギャップが収容可能通数最大ギャップG6 となるのに必要な最小停止時間である収容可能通数時最小停止時間T5 を算出し、比較処理部63に出力する。また、収容可能通数時最小停止時間算出手段62jは、比較処理部63から収容可能通数時最小停止時間T5 ≦収容可能通数時停止時間T6 であることを示す比較結果を入力すると、排出部収容可能通数m1 を排出部滞留通数mとして排出部間欠停止時間算出手段62cに出力する。
《式6》
5 =(P2 ×V3 /V2 −G6 )/V2
収容可能通数時停止時間算出手段62kは、収容可能通数算出手段62fで算出された収容可能通数m1 と、排出搬送時間算出手段62aで算出された排出搬送時間T2 と、接着保持時間選択部61からの接着保持時間Tとから、下記式7を用いて排出部滞留通数mが収容可能通数m1 のときに、選択された接着保持時間Tを確保できる停止時間である収容可能通数時停止時間T6 を算出し、比較処理部63に出力する。また、収容可能通数時停止時間算出手段62kは、比較処理部63から収容可能通数時最小停止時間T5 >収容可能通数時停止時間T6 であることを示す比較結果を入力すると、排出部収容可能通数m1 から1を引いた通数を排出部滞留枚数mとして排出部間欠停止時間算出手段62cに出力する。
《式7》
6 =(T−T2 )/m1
排出部間欠停止時間算出手段62cは、排出搬送時間算出手段62aで算出された排出搬送時間T2 と、接着保持時間選択部61からの接着保持時間Tと、排出部滞留通数算出手段62bからの排出部滞留通数mとから、下記式8を用いて選択された接着保持時間Tを満たすために必要な排出部26における間欠駆動時の停止時間である排出部間欠停止時間T3 を算出し、比較処理部63と排出制御部64に出力する。また、排出部間欠停止時間算出手段62cは、印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに比較処理部63からの調整値算出指示が入力されると、算出した排出部間欠停止時間T3 を印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに出力する。
《式8》
3 =(T−T2 )/m
排出部間欠停止可能時間算出手段62dは、印刷側記憶部30に記憶される封書搬送方向長さL4 と、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 、排出部封書間最小許容ギャップG3 と、封書ピッチ算出手段62iからの封書ピッチP2 とから、下記式9を用いて排出部26において実際に封書が停止可能な時間である排出部停止可能時間T4 を算出し、比較処理部63に出力する。また、排出部間欠停止可能時間算出手段62dは、印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに比較処理部63からの調整値算出指示が入力されると、算出した排出部間欠停止可能時間T4 を印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに出力する。
《式9》
4 =(P2 −L4 −G3 )/V2
印刷セット間ギャップ調整値算出手段62gは、比較処理部63からの調整値算出指示に従い、印刷側記憶部30に記憶される印刷部搬送速度V1 と、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 と、排出部間欠停止時間算出手段62cからの排出部間欠停止時間T3 と、排出部間欠停止可能時間算出手段62dからの排出部間欠停止可能時間T4 とから、下記式10を用いて印刷セット間のギャップを調整するための印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、比較処理部63に出力する。
《式10》
2 ’=(T3 −T4 )×V2 ×V1 /V2
比較処理部63は、接着保持時間Tと排出搬送時間T2 との比較、収容可能通数時最小停止時間T5 と収容可能通数時停止時間T6 との比較、排出部間欠停止時間T3 と排出部間欠停止可能時間T4 との比較を行い、各比較結果に応じた処理を行っている。
以下、上記3つの比較処理内容について、それぞれ説明する。
(接着保持時間Tと排出搬送時間T2 との比較処理)
比較処理部63は、検出した活性化条件温度に対応した接着保持時間Tと、排出搬送時間算出手段62aからの排出搬送時間T2 との大小関係を比較する。
比較した結果、接着保持時間T≦排出搬送時間T2 であれば、排出部26の間欠駆動及び印刷部13での印刷セット間のギャップ補正は必要なく、通常の駆動制御で接着保持時間Tを満たすことができるため、この判定結果を示す基本駆動制御情報を印刷側制御部40と排出制御部64に出力する。
一方、接着保持時間T>排出搬送時間T2 のときは、設定された封書作製ジョブにおいて通常の駆動制御では接着保持時間Tを満たすことができず、補助封緘処理として排出部26における間欠駆動が必要であるため、排出部間欠停止時間T3 の算出で用いられる収容可能通数m1 を算出するための滞留通算出指示を排出部滞留通数算出手段62bに出力する。
(収容可能通数時最小停止時間T5 と収容可能通数時停止時間T6 との比較処理)
比較処理部63は、収容可能通数時最小停止時間算出手段62jからの収容可能通数時最小停止時間T5 と、収容可能通数時停止時間算出手段62kからの収容可能通数時停止時間T6 との大小関係を比較し、その比較結果を排出部滞留通数算出手段62bに出力する。
(排出部間欠停止時間T3 と排出部間欠停止可能時間T4 との比較処理)
比較処理部63は、排出部間欠停止時間算出手段62cからの排出部間欠停止時間T3 と、排出部間欠停止可能時間算出手段62dからの排出部間欠停止可能時間T4 との大小関係を比較する。
比較した結果、排出部間欠停止可能時間T4 ≧排出部間欠停止時間T3 であれば、印刷セット間ギャップ実行値G5 として予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 を用い、この印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷部13における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報(通常ギャップ制御情報)を印刷側制御部40に出力する。
一方、排出部間欠停止可能時間T4 <排出部間欠停止時間T3 のときは、予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 に加味する印刷セット間ギャップ調整値G2 ‘を算出させるための調整値算出指示を印刷セット間ギャップ調整値算出手段62gに出力する。また、印刷セット間ギャップ調整値算出手段62gから印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を入力すると、印刷セット間基本ギャップG2 に入力した印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷部13における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報(ギャップ調整制御情報)を印刷側制御部40に出力する。
排出制御部64は、予め封入封緘装置基本情報で規定された排出部排出速度V3 で排出部26を駆動制御する。また、排出制御部64は、算出処理部62から排出部間欠停止時間T3 を入力すると、この情報に従って排出部26を間欠駆動する。これにより、活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを満たすように排出部26が駆動制御される。
<第1形態の処理動作>
次に、第1形態の封書作製システム1における活性化条件温度に応じた排出処理動作について説明する。
まず、ユーザによって作製する封書の封書作製ジョブ情報が設定されると、封入封緘側制御部60は、温度検出部28で検出された活性化条件温度と、封入封緘側記憶部50に記憶された接着保持時間テーブルとを照合し、現在の活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを選択する。
次に、印刷装置基本情報(封書搬送方向長さL4 )と、封入封緘装置基本情報(排出部搬送長L1 、排出部搬送速度V3 )とから排出搬送時間T2 を算出し、比較処理部63で選択した接着保持時間Tとの大小関係を比較する。
このとき、接着保持時間T≦排出搬送時間T2 であれば、基本駆動制御情報に従って排出部26の間欠駆動をせず通常の駆動条件で印刷部13を駆動制御する。
また、接着保持時間T>排出搬送時間T2 のときは、排出部26において間欠駆動を行うため、接着保持時間Tと、排出搬送時間T2 と、排出部滞留通数算出手段62bで算出される収容可能通数m1 とから排出部間欠停止時間T3 を算出するとともに、印刷装置基本情報(封書搬送方向長さL4 )と、封入封緘装置基本情報(封入封緘部搬送速度V2 、排出部封書間最小許容ギャップG3 )と、封書ピッチP2とから排出部間欠停止可能時間T4 を算出し、これらの大小関係を比較する。
なお、排出部間欠停止時間T3 の算出に際し、封入封緘装置基本情報(封入封緘部搬送速度V2 、排出部搬送速度V3 )と、封書ピッチP2 と、収容可能通数時最小停止時間G6 とから算出される収容可能通数停止時間T5 と、接着保持時間Tと、排出搬送時間T2 と、収容可能通数m1 とから算出される収容可能通数時停止時間T6 との大小関係を比較する。そして、収容可能通数時最小停止時間T5 ≦収容可能通数時停止時間T6 のときは、排出部収容可能通数m1 を排出部滞留通数mとし、収容可能通数時最小停止時間T5 >収容可能通数時停止時間T6 のときは、排出部収容可能通数m1から1を引いた通数を排出部滞留枚数mとする。
次に、排出部間欠停止時間T3 と排出部間欠停止可能時間T4 との大小関係を比較した結果、排出部間欠停止可能時間T4 ≧排出部間欠停止時間T3 のときは、印刷セット間基本ギャップG2 を印刷セット間ギャップ実行値G5 として印刷セット間ギャップを制御するための通常ギャップ制御情報を印刷側制御部40出力して、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御する。
また、排出部間欠停止可能時間T4 <排出部間欠停止時間T3 のときは、予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を印刷側制御部40出力して、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御する。
そして、基本駆動制御情報、通常ギャップ制御情報、ギャップ調整制御情報の何れかによって印刷装置10及び封入封緘装置20を駆動制御することで、検出した活性化条件温度に応じた最適な封入封緘処理を行う。
<第2形態>
次に、本例の封書作製システム1における第2形態のシステム構成について説明する。
なお、第2形態のシステム構成において、上述した第1形態と同一の構成については同符号を付してその説明を省略し、本形態の要部となる構成要件についてのみ説明する。
第2形態のシステム構成では、検出した活性化条件温度に応じて最適な接着保持時間Tとなるように排出部26の搬送速度を可変する構成である。従って、第2形態では、第1形態のシステム構成である接着保持時間選択部61と、算出処理部62における排出部滞留通数算出手段62b、排出部間欠停止時間算出手段62c、排出部間欠停止可能時間算出手段62の代わりに、排出速度算出部65と、排出部封書ピッチ算出手段62mと、排出部封書間ギャップ算出手段62nとを新たに具備する構成としている。
すなわち、封入封緘側制御部60は、算出処理部62と、比較処理部63と、排出制御部64と、排出速度算出部65とを備えて構成されている。また、算出処理部62は、印刷セット間ギャップ調整値算出手段62gと、封筒用紙ピッチ算出手段62hと、封書ピッチ算出手段62iと、排出部封書ピッチ算出手段62mと、排出部封書間ギャップ算出手段62nとを備えて構成されている。
排出速度算出部65は、温度検出部28で検出された活性化条件温度から選択された接着保持時間Tと、封入封緘側記憶部50に記憶された排出部搬送長L1 とから、現在の活性化条件温度に応じた排出部排出速度V3 を算出して排出制御部64に出力する。また、排出速度算出部65は、算出した排出部排出速度V3 を算出処理部62に出力する。
排出部搬送速度V3 の算出例としては、例えば排出部搬送長L1 が255mmのときに接着保持時間テーブルに規定された接着保持時間Tを用いて算出すると、10℃〜14℃のときに36.4mm/s、15℃〜19℃のときに63.8mm/s、20℃〜24℃のときに127.5mm/s、25℃以上のときに1962mm/sとなる。そして、排出速度算出部65は、この算出した速度情報を算出処理部62と、排出制御部64にそれぞれ出力する。
排出部封書ピッチ算出手段62mは、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 と、排出速度算出部65で選択された排出部排出速度V3 と、封書ピッチ算出手段62hからの封書ピッチP2とから、下記11を用いて図3又は図4に示す排出部26における封書の排出ピッチである排出部封書ピッチP3 を算出し、排出部封書間ギャップ算出手段62dに出力する。
《式11》
3 =V3 ×P2 /V2
排出部封書間ギャップ算出手段62nは、排出部封書ピッチ算出手段62mからの排出部封書ピッチP3 と、印刷側記憶部30に記憶される封書搬送方向長さL4 とから、下記式12を用いて図3又は図4に示す排出部26における封書間のギャップである排出部封書間ギャップG4 を算出し、比較処理部63に出力する。また、排出部封書間ギャップ算出手段62dは、比較処理部63からの調整値算出指示を入力すると、算出した排出部封書間ギャップG4 を印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに出力する。
《式12》
4 =P3 −L4
印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eは、比較処理部63からの調整値算出指示に従い、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘部搬送速度V2 と、排出速度算出部65で選択された排出部排出速度V3と、封入封緘側記憶部50に記憶される封書間最小許容ギャップG3 と、排出部封書間ギャップ算出手段62nからの排出部封書間ギャップG4 とから、下記式13を用いて印刷セット間のギャップを調整するための印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、比較処理部63に出力する。
《式13》
2 ’=V2 (G3 −G4 )/V3
比較処理部63は、排出部封書間ギャップ算出手段62dからの排出部封書間ギャップG4 と、予め規定された排出部封書間最小許容ギャップG3 との大小関係を比較し、その比較結果に応じて印刷装置10の印刷セット間ギャップ実行値G5 を算出し、この印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷間ギャップ制御を行うためのギャップ制御情報(通常ギャップ制御情報、ギャップ調整制御情報)を印刷側制御部40に出力する。
具体的には、排出部封書間ギャップG4 ≧排出部封書間最小許容ギャップG3 のときは、印刷セット間ギャップ実行値G5 として予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 を用い、この印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷部13における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報(通常ギャップ制御情報)を印刷側制御部40に出力する。
また、排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときは、予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eで算出された印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷部13における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報(ギャップ調整制御情報)を印刷側制御部40に出力する。
さらに、比較処理部63は、排出部封書間ギャップG4 が予め規定された封書間最小許容ギャップG3 未満であった場合に、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出させるための調整値算出指示を印刷セット間ギャップ調整値算出手段62eに出力する。
<第2形態の処理動作>
次に、第2形態の封書作製システム1における活性化条件温度に応じた排出処理動作について説明する。
まず、ユーザによって作製する封書の封書作製ジョブ情報が設定されると、封入封緘側制御部60は、温度検出部28で検出された活性化条件温度と、封入封緘側記憶部50に記憶された接着保持時間テーブルとから、現在の活性化条件温度に応じた排出部排出速度V3 を算出する。
次に、封書作製ジョブ情報(封入物搬送方向長さL2 、封筒用紙搬送方向長さL3 、封書搬送方向長さL4 、封入物枚数N)と、印刷装置基本情報(用紙間ギャップG1 、印刷セット間基本ギャップG2 、印刷部搬送速度V1 )と、封入封緘装置基本情報(排出部封書間最小許容ギャップG3 、封入封緘部搬送速度V2 、排出部搬送長L1 )とから、排出部封書間ギャップG4 を算出する。
その後、算出した排出部封書間ギャップG4 と排出部封書間最小許容ギャップG3 との大小関係を比較して、排出部封書間ギャップG4 が排出部封書間最小許容ギャップG3 未満か否かの判定を行う。そして、判定した結果が排出部封書間ギャップG4 ≧排出部封書間最小許容ギャップG3 であれば、印刷セット間基本ギャップG2 を印刷セット間ギャップ実行値G5 として印刷セット間ギャップを制御するための通常ギャップ制御情報を印刷側制御部40出力して、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御する。
また、判定した結果が排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときは、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を印刷側制御部40出力して、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御する。
そして、通常ギャップ制御情報又はギャップ調整制御情報によって印刷部13の印刷セット間ギャップを制御しつつ、活性化条件温度に応じて算出した排出部排出速度V3 で排出部26を駆動制御しながら封書作製処理を行う。
以上説明したように、上述した封書作製システム1は、第1形態のシステム構成として、まず、温度検出部28で検出された活性化条件温度と、封入封緘側記憶部50に記憶された接着保持時間テーブルとを照合し、現在の活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを選択する。次に、選択した接着保持時間Tと排出搬送時間T2 とを比較し、接着保持時間T≦排出搬送時間T2 のときは、基本駆動制御情報に従って本システムを駆動制御し、接着保持時間T<排出搬送時間T2 のときは、排出部26において補助封緘処理である間欠駆動を行うため、排出部間欠停止時間T3 と排出部間欠停止可能時間T4 とを算出し、これらの大小関係を比較する。
そして、排出部間欠停止時間T3 と排出部間欠停止可能時間T4 との大小関係を比較した結果、排出部間欠停止可能時間T4 ≧排出部間欠停止時間T3 のときは、印刷セット間基本ギャップG2 を印刷セット間ギャップ実行値G5 として印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報を印刷側制御部40出力し、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御しながら封書作製処理を実行する。また、排出部間欠停止可能時間T4 <排出部間欠停止時間T3 のときは、予め規定された印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G5 で印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ制御情報であるギャップ調整制御情報を印刷側制御部40出力し、印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御しながら封書作製処理を実行する。
これにより、検出した活性化条件温度に応じた接着保持時間Tが満たされるように排出部26を間欠駆動するため、活性化温度に左右されることなく排出部26において再湿糊が活性化状態となるため、確実に封緘接着させることができる。
また、検出した活性化条件温度により必要に応じて排出部26を間欠駆動し、これによる排出部26の封書間ギャップが排出部封書間最小許容ギャップG3 以上となるように必要に応じて印刷部13における印刷セット間ギャップを調整制御するため、作製された封書に対してさらに補助封緘処理が施され、より確実に封緘することができる。
さらに、排出部26において間欠駆動を行う際に、排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときのみ、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、印刷部13の印刷セット間ギャップを印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように印刷部13を調整制御するため、印刷開始前における統括制御部3への処理負荷をさらに軽減させることができる。
また、上述した封書作製システム1は、第2形態のシステム構成として、まず、温度検出部28で検出された活性化条件温度と、封入封緘側記憶部50に記憶された接着保持時間テーブルとを照合し、現在の活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを満たすように、排出部26の排出部排出速度V3 を算出する。次に、印刷側記憶部30に記憶される封書作製ジョブ情報及び印刷装置基本情報と、封入封緘側記憶部50に記憶される封入封緘装置基本情報とを用いて、排出部排出速度V3 で排出部26を駆動したときの排出部封書間ギャップG4 を算出する。
そして、算出した排出部封書間ギャップG4 と、予め規定された排出部封書間最小許容ギャップG3 と大小関係を比較し、排出部封書間ギャップG4 ≧排出部封書間最小許容ギャップG3 のときは、印刷セット間ギャップが印刷セット間基本ギャップG2 となるように、印刷側制御部40によって印刷部13における搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御しながら封書作製処理を実行する。また、排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときは、印刷セット間ギャップが印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように、取得したギャップ調整制御情報に従って、印刷側制御部40によって印刷部13の搬送速度や用紙搬送タイミング等を調整制御しながら封書作製処理を実行する。
これにより、検出した活性化条件温度に応じて排出部26の排出速度を可変させることで、活性化温度に左右されることなく排出部26において再湿糊が活性化状態となるため、確実に封緘接着させることができる。
また、検出した活性化条件温度に応じて排出部26の排出速度を可変し、これによる排出部26の封書間ギャップが排出部封書間最小許容ギャップG3 以上となるように必要に応じて印刷部13における印刷セット間ギャップを調整制御するため、作製された封書に対してさらに補助封緘処理が施され、より確実に封緘することができる。
さらに、排出部封書間ギャップG4 <排出部封書間最小許容ギャップG3 のときにのみ、印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を算出し、印刷部13の印刷セット間ギャップを、印刷セット間基本ギャップG2 に印刷セット間ギャップ調整値G2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように印刷部13を調整制御するため、印刷開始前における制御部3への処理負荷を軽減させることができる。
[その他の実施形態について]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように状況等に応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変更例を任意に組み合わせて実施することもできる。
上述した各形態では、ある1種類の再湿糊に対する接着保持時間Tと活性化条件温度とが関連付けしてテーブル化した接着保持時間テーブル(図5を参照)について説明したが、例えば封書によって使用される再湿糊が異なる場合は、活性化条件温度に適正な接着保持時間Tや使用可能な再湿糊の種類毎にテーブル化して記憶することもできる。このような構成とすると、封書作製ジョブのジョブ内容から特定される再湿糊の種類に応じて適切な接着保持時間Tを選択することができる。
また、上記各形態では、本システムの駆動に必要な各種情報を記憶する統括記憶部2と、本システムの駆動制御を統括的に司る統括制御部3とを印刷装置10に具備する構成として説明したが、これに限定されることはない。システム構成例としては、封入封緘装置20に具備する構成や、また印刷装置10と封入封緘装置20とにそれぞれ独立した記憶部と制御部を具備する構成とすることもできる。
さらに、第2形態において、排出部封書間最小許容ギャップG3 は、排出部26で搬送される封書間のギャップであるが必ずしも封書間のギャップが正数である必要はなく、例えば作製される封書の厚みとして、封書同士が重複した状態であっても排出搬送に支障を来さない程度であれば、排出部封書間最小許容ギャップG3 を負数として所定量だけ重ねた状態で排出搬送する設定とすることもできる。
1…封書作製システム
2…統括記憶部
3…統括制御部
10…印刷装置
11…導入路
12…搬送路
13…印刷部
14…第1の排出路
15…第2の排出路
16…スイッチバック路
20…封入封緘装置
21…封入物折り部
22…封筒用紙折り部
23…封入部
24…水塗布処理部
25…封緘部
26…排出部
27…排出台
28…温度検出部
29…封入封緘部
30…印刷側記憶部
40…印刷側制御部
50…封入封緘側記憶部
60…封入封緘側制御部
62…排出速度算出部
62…算出処理部(62a…排出搬送時間算出手段、62b…排出部滞留通数算出手段、62c…排出部間欠停止時間算出手段、62d…排出部間欠停止可能時間算出手段、62e…印刷セット間ギャップ調整値算出手段、62f…収容可能通数算出手段、62g…収容可能通数最大ギャップ算出手段、62h…封筒用紙ピッチ算出手段、62i…封書ピッチ算出手段、62i…排出部封書ピッチ算出手段、62j…収容可能通数時最小停止時間算出手段、62k…収容可能通数時停止時間算出手段、62m…排出部封書ピッチ算出手段、62n…排出部封書間ギャップ算出手段)
63…比較処理部
64…排出制御部
65…排出速度算出部

Claims (11)

  1. 封書となる封筒用紙及び封入物である印刷用紙を搬送しながら所望の印刷処理を行う印刷部を有する印刷装置と、
    該印刷装置から搬入した前記封筒用紙に折り加工を施してなる封筒に前記封入物を封入し、前記封筒の再湿糊部分に水塗布処理を施した後に封緘する封入封緘部と、該封入封緘部で作製された封書に対し、封書両面を所定の押圧力で挟持しながら排出搬送する排出部 とを備える封入封緘装置と、
    で構成される封書作製システムにおいて、
    水が塗布された前記再湿糊の活性化に起因する条件温度となる活性化条件温度を検出する温度検出部と、
    前記印刷装置における印刷条件と、前記封入封緘装置における封入封緘条件と、作製される封書の封書作製条件を記憶する統括記憶部と、
    前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における前記封書の排出搬送時間を算出し、当該排出搬送時間が前記活性化条件温度により決定した前記接着保持時間未満のときに、予め設定された排出部搬送速度で駆動する前記排出部を間欠駆動制御するとともに、前記印刷条件と、前記封入封緘条件と、前記封書作製条件とから、前記排出部における排出部間欠停止時間と排出部間欠停止可能時間を算出し、該排出部間欠停止可能時間が前記排出部間欠停止時間未満のときに、前記印刷装置の印刷条件を適正に調整して制御する統括制御部と、
    を備えたことを特徴とする封書作製システム。
  2. 封書となる封筒用紙及び封入物である印刷用紙を搬送しながら所望の印刷処理を行う印刷部を有する印刷装置と、
    該印刷装置から搬入した前記封筒用紙に折り加工を施してなる封筒に前記封入物を封入し、前記封筒の再湿糊部分に水塗布処理を施した後に封緘する封入封緘部と、該封入封緘部で作製された封書に対し、封書両面を所定の押圧力で挟持しながら排出搬送する排出部とを備える封入封緘装置と、
    で構成される封書作製システムにおいて、
    水が塗布された前記再湿糊の活性化に起因する条件温度となる活性化条件温度を検出する温度検出部と、
    前記印刷装置における印刷条件と、前記封入封緘装置における封入封緘条件と、作製される封書の封書作製条件とを記憶する統括記憶部と、
    前記温度検出部で検出した前記活性化条件温度に応じた接着保持時間Tと、前記封入封緘条件とから算出した排出部搬送速度で前記排出部を駆動制御するとともに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における封書間ギャップを算出し、当該封書間ギャップが予め設定された最小許容ギャップ値未満のときに、前記印刷装置の印刷条件を適正に調整して制御する統括制御部と、
    を備えたことを特徴とする封書作製システム。
  3. 前記封書作製条件は、封入物搬送方向長さL 2 、封筒用紙搬送方向長さL 3 、封書搬送方向長さL 4 、封入物枚数Nを含み、
    前記印刷条件は、用紙間ギャップG 1 、印刷セット間基本ギャップG 2 、印刷部搬送速度V 1 を含み、
    前記封入封緘条件は、排出部封書間最小許容ギャップG 3 、封入封緘部搬送速度V 2 、排出部搬送長L 1 、排出部搬送速度V 3 を含み、
    前記統括記憶部は、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と該活性化条件温度毎に規定される再湿糊に必要な接着保持時間Tとを関連付けしてテーブル化した接着保持時間テーブルを記憶し、
    前記統括制御部は、前記排出部搬送長L 1 と、前記封書搬送方向長さL 4 とから前記排出搬送時間を算出するとともに、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合して前記活性化条件温度に応じた前記接着保持時間Tを選択し、前記算出した排出搬送時間が前記接着保持時間T未満のときに、前記排出部搬送速度V 3 で駆動する前記排出部を間欠駆動制御することを特徴とする請求項記載の封書作製システム。
  4. さらに、前記統括制御部は、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における前記接着保持時間Tを満たすために必要な間欠駆動時の停止時間である排出部間欠停止時間T 3 と、間欠駆動時に停止可能な停止時間である排出部間欠停止可能時間T 4 を算出し、
    前記排出部間欠停止可能時間T 4 が前記排出部間欠停止時間T 3 未満のときに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記印刷部における前記印刷セット間のギャップの調整値である印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出し、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部を駆動制御することを特徴とする請求項記載の封書作製システム。
  5. 前記統括制御部は、
    前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合し、検出した現在の活性化条件温度に応じた接着保持時間Tを選択し出力する接着保持時間選択部と、
    前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 と、前記封書搬送方向長さL 4 と、前記排出部搬送速度V 3 とから、前記排出搬送時間T 2 を算出する排出搬送時間算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 、前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封書搬送方向長さL 4 、前記封入物枚数N、前記印刷セット間基本ギャップG 2 、前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 、前記排出部搬送速度V 3 から、前記排出部における収容可能通数時最小停止時間T 5 と収容可能通数停止時間T 6 とを算出し、前記収容可能通数時最小停止時間T 5 と前記収容可能通数停止時間T 6 との大小関係から前記排出部における封書の滞留通数を排出部滞留通数mとして取得する排出部滞留通数算出手段と、
    前記接着保持時間選択部で選択された前記接着保持時間Tと、前記排出搬送時間算出部で算出された前記排出搬送時間T 2 と、前記排出部滞留通数算出手段で算出された前記排出部滞留通数mとから、前記排出部間欠停止時間T 3 を算出する排出部間欠停止時間算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 、前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封書搬送方向長さL 4 、前記封入物枚数N、前記印刷セット間基本ギャップG 2 、前記印刷部搬送速度V1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 、前記排出部搬送速度V 3 から、前記排出部間欠停止可能時間T 4 を算出する排出部間欠停止可能時間算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 と、前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 と、前記排出部間欠停止可能時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止可能時間T 4 とから、前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出する印刷セット間ギャップ調整値算出手段と、
    前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 と、前記排出部間欠停止可能時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止可能時間T 4 との大小関係を比較し、前記排出部間欠停止可能時間T 4 が、前記排出部間欠停止時間T 3 未満であったときに、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段で算出された前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G 5 で前記印刷部における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を出力する比較処理部と、
    前記排出部間欠停止時間算出手段で算出された前記排出部間欠停止時間T 3 に従って前記排出部を間欠駆動制御する排出制御部と、
    前記比較処理部からの前記ギャップ調整制御情報に従った印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部の駆動を調整制御する印刷側制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項記載の封書作製システム。
  6. 前記比較処理部は、前記収容可能通数時最小停止時間T 5 と前記収容可能通数停止時間T 6 との大小関係の比較結果を前記排出部滞留通数算出手段に出力することを特徴とする請求項5記載の封書作製システム。
  7. 前記比較処理部は、前記排出部間欠停止可能時間T 4 が前記排出部間欠停止時間T 3 未満のときに、印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出させるための調整値算出指示を前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段に出力することを特徴とする請求項6記載の封書作製システム。
  8. 前記封書作製条件は、封入物搬送方向長さL 2 、封筒用紙搬送方向長さL 3 、封書搬送方向長さL 4 、封入物枚数Nを含み、
    前記印刷条件は、用紙間ギャップG 1 、印刷セット間基本ギャップG 2 、印刷部搬送速度V 1 を含み、
    前記封入封緘条件は、排出部封書間最小許容ギャップG 3 、封入封緘部搬送速度V 2 、排出部搬送長L 1 とを含み、
    前記統括記憶部は、前記温度検出部で検出された前記活性化条件温度と該活性化条件温度毎に規定される再湿糊に必要な接着保持時間Tとを関連付けしてテーブル化した接着保持時間テーブルを記憶し、
    前記統括制御部は、前記温度検出部で検出された活性化条件温度と、前記統括記憶部に記憶される前記接着保持時間テーブルとを照合して選択した前記接着保持時間と、前記排出部搬送長L 1 とから算出した前記排出部搬送速度で前記排出部を駆動制御することを特徴とする請求項記載の封書作製システム。
  9. さらに、前記統括制御部は、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記排出部における封書間のギャップである排出部封書間ギャップG 4 を算出し、
    前記排出部封書間ギャップG 4 が前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満のときに、前記封書作製条件と、前記印刷条件と、前記封入封緘条件とから、前記印刷部における前記印刷セット間のギャップの調整値である印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出し、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部を駆動制御することを特徴とする請求項8記載の封書作製システム。
  10. 前記統括制御部は、
    前記温度検出部で検出された活性化条件温度に応じた接着保持時間Tと、前記統括記憶部に記憶される前記排出部搬送長L 1 とから前記排出部排出速度V 3 を算出し出力する排出速度算出部と、
    前記統括記憶部に記憶される前記封入物搬送方向長さL 2 、前記封筒用紙搬送方向長さL 3 、前記封入物枚数N、前記用紙間ギャップG 1 、前記印刷セット間基本ギャップG 2 から、封筒用紙ピッチP 1 を算出する封筒用紙ピッチ算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される前記印刷部搬送速度V 1 、前記封入封緘部搬送速度V 2 と、前記封筒用紙ピッチ算出手段で算出された前記封筒用紙ピッチP 1 とから、封書ピッチP 2 を算出する封書ピッチ算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される封入封緘部搬送速度V 2 と、前記排出速度算出部で算出した前記排出部排出速度V 3 と、前記封書ピッチ算出手段からの前記封書ピッチP 2 とから排出部封書ピッチP 3 を算出する排出部封書ピッチ算出手段と、
    前記排出部封書ピッチ算出手段からの排出部封書ピッチP 3 と、前記統括記憶部に記憶される前記封書搬送方向長さL 4 とから排出部封書間ギャップG 4 を算出する排出部封書間ギャップ算出手段と、
    前記統括記憶部に記憶される前記封入封緘部搬送速度V 2 及び前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 と、前記排出速度算出部で算出された前記排出部排出速度V 3 と、前記排出部封書間ギャップ算出手段からの前記排出部封書間ギャップG 4 とから印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出する印刷セット間ギャップ調整値算出手段と、
    前記排出部封書間ギャップ算出手段からの前記排出部封書間ギャップG 4 と、前記統括記憶部に記憶された前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 との大小関係を比較し、前記排出部封書間ギャップG 4 が、前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満であったときに、前記印刷セット間基本ギャップG 2 に前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段からの印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を加味して得られた印刷セット間ギャップ実行値G 5 で前記印刷部における印刷セット間ギャップを制御するためのギャップ調整制御情報を出力する比較処理部と、
    前記排出速度算出部で算出された前記排出部排出速度V 3 に従った搬送速度で前記排出部を駆動制御する排出制御部と、
    前記比較処理部からの前記ギャップ調整制御情報に従った印刷セット間ギャップとなるように前記印刷部の駆動を調整制御する印刷側制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項記載の封書作製システム。
  11. 前記比較処理部は、前記排出部封書間ギャップG 4 が前記排出部封書間最小許容ギャップG 3 未満のときに、前記印刷セット間ギャップ調整値G 2 ’を算出させるための調整値算出指示を前記印刷セット間ギャップ調整値算出手段に出力することを特徴とする請求項10記載の封書作製システム。
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