JP5955072B2 - 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス - Google Patents
放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5955072B2 JP5955072B2 JP2012096972A JP2012096972A JP5955072B2 JP 5955072 B2 JP5955072 B2 JP 5955072B2 JP 2012096972 A JP2012096972 A JP 2012096972A JP 2012096972 A JP2012096972 A JP 2012096972A JP 5955072 B2 JP5955072 B2 JP 5955072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- box
- lid
- shaped block
- lid panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
・放射性セシウム濃度が10万Bq/kgを超える汚泥等は、県内の適切に放射線を遮蔽できる施設に保管する。具体的な処分の在り方について、引き続き検討する。
・放射性セシウム濃度が8千Bq/kg超〜10万Bq/kg以下の汚泥等は、住宅地等と適切な距離を保った上で、管理型処分場に仮置きができる。個別の安全性評価及び長期的な管理の方法の検討の後、埋立処分できる。
・放射性セシウム濃度が8千Bq/kg以下の汚泥等は、住宅地等と適切な距離を保った上で、管理型処分場に仮置きができる。跡地を居住等に利用しない前提で、埋立処分できる。
ボックス状ブロック及び蓋パネルのコンクリート厚さは、15〜40cmであり、
蓋パネルとボックス状ブロックとの互いに近接した近接面の間にできる空隙が、全て、部材の内面から外面まで一直線とならないように、蓋パネルの外縁に沿って下方へ突設された蓋突起部が、ボックス状ブロックの開口に沿って上方へ突設された壁突起部の外周側に嵌め合わされ、
蓋パネルの下面と壁突起部の上端面との間にパッキンが介装され、
蓋パネルは、周壁部の上端面と該上端面を上方投影した蓋パネルの部位とに形成された縦方向に延びる穴に入るボルトで、周壁部の上端に接合され、
蓋パネルの一部に、一辺の長さが30〜100cmである四角形の投入用開口部が設けられ、投入用開口部の縁に鋼材製のフレームが取り付けられ、フレームの辺に、投入用開口部を開閉する鋼板製の開閉蓋が蝶番により蝶着され、フレームと蓋パネルとの間、及びフレームと開閉蓋との間に、防水パッキンが介装され、投入用開口部を開けて放射性物質を含む廃棄物を投入できるようになっていることを特徴とする。
(ア)必要時に開口部を開けて下水汚泥の状態を確認できるようにするモニタリング用開口部。
(イ)徐々に廃棄物を投入したい場合に開口部を開けて少量の廃棄物を投入できるようにする投入用開口部。この廃棄物としては、例えば一定のコミュニティ単位(地域単位、町内単位等)で回収されるような、袋、箱等の容器に入れられた例えば重量30kg以下の少量の廃棄物が適する。
ボックス状ブロック及び蓋パネルのコンクリート厚さは、15〜40cmであり、
蓋パネルとボックス状ブロックとの互いに近接した近接面の間にできる空隙が、全て、部材の内面から外面まで一直線とならないように、蓋パネルの外縁に沿って下方へ突設された蓋突起部が、ボックス状ブロックの開口に沿って上方へ突設された壁突起部の外周側に嵌め合わされ、
蓋パネルの下面と壁突起部の上端面との間にパッキンが介装され、
蓋パネルは、周壁部の上端面と該上端面を上方投影した蓋パネルの部位とに形成された縦方向に延びる穴に入るボルトで、周壁部の上端に接合され、
蓋パネルの一部に、一辺の長さが30〜100cmである四角形の投入用開口部が設けられ、投入用開口部の縁に鋼材製のフレームが取り付けられ、フレームの辺に、投入用開口部を開閉する鋼板製の開閉蓋が蝶番により蝶着され、フレームと蓋パネルとの間、及びフレームと開閉蓋との間に、防水パッキンが介装され、投入用開口部を開けて放射性物質を含む廃棄物を投入できるようになっている。
(a)ボックス状ブロック1及び蓋パネル5を用いるため、コンクリートの現場打ちをしなくてもよく、設備や手間がかからず、短工期での施工が可能であり、コストが低い。
(b)下水汚泥保管ボックスは量産が容易であるため、保管量を十分に確保することができる。
(c)ボックス状ブロック1及び蓋パネル5により、前述のとおり厚さに応じた減衰性能で放射線量を減衰させることができるため、放射性物質を含む下水汚泥を、その放射線を遮蔽して安全に保管することができる。前述のとおり接合にあたって近接する箇所においても、空隙が曲がっているため、放射線を確実に遮蔽することができる。また、ボックス状ブロック1及び蓋パネル5は堅牢であるため、必要に応じて放射性物質を含む下水汚泥を長期に保管することもできる。
(d)遮水シート4により、外部環境と水密に隔てることができ、汚水の漏出を防止できる。
(e)ボックス状ブロック1が遮水シート4を保護するため、地震等があっても遮水シート4に亀裂が入りにくく、遮水性が維持される。
(f)遮水シート4が、シート固定具10の熱溶着材12に溶着固定されるので、地震等があっても遮水シート4のずれや剥離が起こらず、信頼性が高い。
(g)下水汚泥の最終処理方法や搬出先が決まった段階での、移設を容易に行うこともできる。
(2)コミュニティ内又は個人単位で、放射性物質を含む土、雑草、農作物、漁獲物等の廃棄物(持ち運びが楽なように、重量30kg以下が好ましい。)を土嚢等の袋46に入れて回収し、開閉蓋33,37,40,42,62で投入用開口部31,61を開けて、投入用開口部31,61から袋46をボックス状ブロック内に投入する。投入後は、開閉蓋33,37,40,42,62で投入用開口部31,61を閉じる。
(h)ボックス状ブロック1に蓋パネル5,60が接合された状態で、開閉蓋で開けた投入用開口部31,61からボックス状ブロック1の内空に廃棄物を投入することができるので、随時発生する少量の廃棄物を作業効率よく回収保管することができる。
(1)遮水シートを、ボックス状ブロック1に入れた下水汚泥25の上方も覆うように敷設すること。
2 底版部
3 周壁部
4 遮水シート
5 蓋パネル
6 接合具
8 モニタリング用開口部
9 開閉栓
10 シート固定具
20 トラック
21 クレーン車
22 ホッパ
25 下水汚泥
31 投入用開口部
33 開閉蓋
37 開閉蓋
40 開閉蓋
42 開閉蓋
60 蓋パネル
61 投入用開口部
62 開閉蓋
Claims (5)
- 底版部(2)と周壁部(3)とからなり上面が開口したプレキャストコンクリート製のボックス状ブロック(1)と、ボックス状ブロック(1)の内面に沿って敷設された遮水シート(4)と、ボックス状ブロック(1)の開口を塞ぐプレキャストコンクリート製の蓋パネル(5)とを備え、
ボックス状ブロック(1)及び蓋パネル(5)のコンクリート厚さは、15〜40cmであり、
蓋パネル(5)とボックス状ブロック(1)との互いに近接した近接面の間にできる空隙(G)が、全て、部材の内面から外面まで一直線とならないように、蓋パネル(5)の外縁に沿って下方へ突設された蓋突起部(5a)が、ボックス状ブロック(1)の開口に沿って上方へ突設された壁突起部(3a)の外周側に嵌め合わされ、
蓋パネル(5)の下面と壁突起部(3a)の上端面との間にパッキン(16)が介装され、
蓋パネル(5)は、周壁部(3)の上端面と該上端面を上方投影した蓋パネル(5)の部位とに形成された縦方向に延びる穴に入るボルト(6)で、周壁部(3)の上端に接合され、
蓋パネル(5)の一部に、一辺の長さが30〜100cmである四角形の投入用開口部(31)が設けられ、投入用開口部(31)の縁に鋼材製のフレーム(32,36)が取り付けられ、フレーム(32,36)の辺に、投入用開口部(31)を開閉する鋼板製の開閉蓋(33,37)が蝶番(34,38)により蝶着され、フレーム(32,36)と蓋パネル(5)との間、及びフレーム(32,36)と開閉蓋(33,37)との間に、防水パッキン(35)が介装され、投入用開口部(31)を開けて放射性物質を含む廃棄物を投入できるようになっていることを特徴とする放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。 - 開閉蓋(33,37)は、鋼板とコンクリート板との組み合わせよりなる請求項1記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
- 開閉蓋(33,37)は、鋼板と鉛板との組み合わせよりなる請求項1記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
- 投入用開口部(31)及びフレーム(36)は蓋パネル(5)の二箇所に設けられ、2つのフレーム(36)の互いに反対側となる一辺にそれぞれ開閉蓋(37)が蝶番(38)により蝶着されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
- ボックス状ブロック(1)の内面の要所にアンカー(13)が埋設され、金属円盤(11)とその表面に付着された熱溶着材(12)とを備えたシート固定具(10)がアンカー(13)に固定され、遮水シート(4)は熱溶着材(12)に溶着固定されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012096972A JP5955072B2 (ja) | 2011-09-07 | 2012-04-20 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011195096 | 2011-09-07 | ||
JP2011195096 | 2011-09-07 | ||
JP2012096972A JP5955072B2 (ja) | 2011-09-07 | 2012-04-20 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013068601A JP2013068601A (ja) | 2013-04-18 |
JP5955072B2 true JP5955072B2 (ja) | 2016-07-20 |
Family
ID=48474436
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012096972A Active JP5955072B2 (ja) | 2011-09-07 | 2012-04-20 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
JP2016000765U Expired - Fee Related JP3204044U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
JP2016000766U Expired - Fee Related JP3204045U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
JP2016000767U Expired - Fee Related JP3204046U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
Family Applications After (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016000765U Expired - Fee Related JP3204044U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
JP2016000766U Expired - Fee Related JP3204045U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
JP2016000767U Expired - Fee Related JP3204046U (ja) | 2011-09-07 | 2016-02-19 | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (4) | JP5955072B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5828721B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2015-12-09 | 昭和コンクリート工業株式会社 | 放射性物質を含む下水汚泥の仮置き施設 |
JP5828720B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2015-12-09 | 昭和コンクリート工業株式会社 | 放射性物質を含む下水汚泥の保管施設 |
JP6057514B2 (ja) * | 2012-01-25 | 2017-01-11 | 太平洋セメント株式会社 | 放射性廃棄物の保管容器 |
JP2014206503A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 清水建設株式会社 | 放射性汚染物質の格納容器 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69016480T2 (de) * | 1989-03-31 | 1995-09-28 | Westinghouse Electric Corp | Modul zur Lagerung von verpacktem nuklearem Abfall. |
US5734169A (en) * | 1996-04-04 | 1998-03-31 | Saidian; David | Radioactive waste storage and disposal receptacle |
JP4721051B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2011-07-13 | 大阪化工株式会社 | 移動式放射線遮蔽容器 |
JP2008105013A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-05-08 | Bridgestone Corp | 赤外線照射装置 |
JP3173433U (ja) * | 2011-09-05 | 2012-02-09 | 株式会社太平洋コンサルタント | 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器 |
JP5901363B2 (ja) * | 2012-03-08 | 2016-04-06 | 太平洋セメント株式会社 | 放射性廃棄物保管用容器 |
JP5996909B2 (ja) * | 2012-04-04 | 2016-09-21 | 株式会社フジタ | 放射線遮蔽コンクリート製容器 |
JP2014035262A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Daiseki Kankyo Solution:Kk | 放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法 |
-
2012
- 2012-04-20 JP JP2012096972A patent/JP5955072B2/ja active Active
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016000765U patent/JP3204044U/ja not_active Expired - Fee Related
- 2016-02-19 JP JP2016000766U patent/JP3204045U/ja not_active Expired - Fee Related
- 2016-02-19 JP JP2016000767U patent/JP3204046U/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3204045U (ja) | 2016-05-12 |
JP3204046U (ja) | 2016-05-12 |
JP3204044U (ja) | 2016-05-12 |
JP2013068601A (ja) | 2013-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3204044U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス | |
US7074174B2 (en) | Methods and apparatus for encapsulating hazardous debris | |
JP2014035262A (ja) | 放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法 | |
US9478322B1 (en) | Storage and transportation method for low level radioactive mixed wastes | |
JP3173433U (ja) | 放射能汚染物質の鉄筋コンクリート製角型保管容器 | |
JP2013145119A (ja) | 放射性物質含有材の保管構造及び保管方法 | |
JP3178715U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス | |
RU2761520C2 (ru) | Способ и система содержания или инкапсуляции радиоактивных материалов и токсичных веществ для транспортировки или локализации | |
JP5828721B2 (ja) | 放射性物質を含む下水汚泥の仮置き施設 | |
JP5828720B2 (ja) | 放射性物質を含む下水汚泥の保管施設 | |
JP6057514B2 (ja) | 放射性廃棄物の保管容器 | |
JP2014228331A (ja) | 放射性物質からの放射線遮蔽方法および放射線遮蔽用袋状体 | |
JP3178714U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス及びその分離体 | |
JP2014032056A (ja) | 放射性廃棄物の貯蔵構造物、及びその貯蔵方法 | |
JP2013210359A (ja) | 放射性廃棄物収容容器 | |
JP6021326B2 (ja) | 放射性物質含有材の保管構造 | |
KR20100104674A (ko) | 유해성 폐기물의 처리방법 | |
JP5761669B2 (ja) | 放射性汚染物質の保管方法 | |
JP6474171B2 (ja) | 放射性汚染物質保管施設 | |
JP5868185B2 (ja) | 放射性廃棄物の収納容器 | |
JP2013083513A (ja) | 低レベル放射性廃棄物収納容器 | |
KR101082377B1 (ko) | 유해성 폐기물용 밀폐용기 | |
JP2014071107A (ja) | 放射性汚染物質保管施設とその構築方法 | |
JP2018063256A (ja) | 放射性汚染物質保管施設 | |
JP3193697U (ja) | 放射性物質封じ込め収納体の保管移送システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160614 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5955072 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |