JP5901363B2 - 放射性廃棄物保管用容器 - Google Patents

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本発明は、放射性廃棄物(特に、汚染土壌や焼却灰等の低レベル放射性廃棄物)を収容して保管するための放射性廃棄物保管用容器に関する。
従来、放射性廃棄物を収容するための種々の容器が知られている。
例えば、上部が開放された鉄筋コンクリート構造の容器本体と、同容器本体の内部に充填され該容器本体の中に収容される放射性廃棄物収容容器を埋め込むポーラス状モルタルとを有する放射性廃棄物用複合処分容器が提案されている(特許文献1)。
また、上部に開口部を有する硫黄コンクリート製の容器本体と上記容器本体の開口部を閉鎖するための硫黄コンクリート製の蓋体とよりなり、上記容器本体の開口部を囲繞する開口端部と上記蓋体の裏面の上記開口端部に対接する周縁部のいずれか一方又は双方に電熱部材を配設したことを特徴とする有害廃棄物用密閉容器が提案されている(特許文献2)。
特開2000−137096号公報 実用新案登録第3170090号公報
低レベル放射性廃棄物を鉄筋コンクリート製の容器内に収容する際に、1回ではなく、2回以上に分けて収容作業を行なう場合がある。この場合、収容作業を行なっていない間は、容器外への放射線の漏出を防ぐため、容器を閉じた状態にしておくことが望ましい。
この点、上述の特許文献1の技術は、容器本体の中に放射性廃棄物収容容器等を配置した後、ポーラス状の高流動モルタルを充填するものである。特許文献1には、放射性廃棄物収容容器等の配置作業の合間に、容器本体を閉じた状態にすること(例えば、容器本体の上に蓋を載置すること)は、記載されていない。
また、上述の特許文献2の技術は、蓋体の貫通孔に容器本体のフックを挿通することによって、容器本体に蓋体を装着するものである。この場合、蓋体の着脱を繰り返すためには、500kg以上の質量を有すると思われる蓋体を鉛直方向に持ち上げたり、下げたりしなければならず、人力での蓋体の着脱は不可能と考えられる。
本発明は、上述の事情に鑑みて、放射性廃棄物の投入用の開口部の開閉を、人力で容易に行なうことのできる鉄筋コンクリート製の放射性廃棄物保管用容器を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、鉄筋コンクリート製の容器本体の開口部を開閉するために、容器本体に対して水平方向に移動可能な金属製の蓋体と、鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成される蓋を設ければ、上記課題を達成しうることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[]を提供するものである。
上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、上記容器本体の開口部を形成する周壁の上に、少なくとも1つの回転中心部を有し、上記移動用の蓋体が、上記回転中心部を中心として水平方向に移動可能である少なくとも1つの扇形の蓋体であり、上記固定用の蓋体は、上記扇形の蓋体の上面よりも高い位置に形成されている上面と、上記扇形の蓋体の下面と同じ高さの位置に形成されている、上記扇形の蓋体を載置するための載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記扇形の蓋体との境界部分に有し、上記固定用の蓋体は、上記載置面にレールを有し、かつ、上記扇形の蓋体が、上記レールに沿って移動するための案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
] 上記移動用の蓋体の上に載置して、上記固定用の蓋体の上面と同じ高さの上面を形成するための、鉄筋コンクリート部材を含む、前記[]に記載の放射性廃棄物保管用容器。
上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、上記移動用の蓋体が、少なくとも1つの扇形の蓋体であり、上記固定用の蓋体は、上記扇形の蓋体の上面と同じ高さの位置に形成されている上面と、上記扇形の蓋体を載置するために上記扇形の蓋体の周縁部の形状と同様の扇形かつ環状に形成された載置面であって、当該載置面に囲まれた扇形の開口部を形成している載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記扇形の蓋体が位置する領域に有し、上記固定用の蓋体は、上記載置面が形成している扇形の頂点に、上記扇形の蓋体を水平方向に移動させるための回転中心部を有し、上記固定用の蓋体は、上記載置面が形成している扇形の円弧の部分にレールを有し、かつ、上記扇形の蓋体が、上記レールに沿って移動するための案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
] 上記扇形の蓋体の案内手段が、上記扇形の蓋体の下面に形成された溝である前記[]〜[]のいずれかに記載の放射性廃棄物保管用容器。
上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、上記容器本体の開口部が、矩形の形状を有し、上記移動用の蓋体が、上記容器本体の開口部の角部を含む領域に配置された少なくとも1つの矩形の蓋体であり、上記固定用の蓋体は、上記移動用の蓋体の上面よりも高い位置に形成されている上面と、上記移動用の蓋体の下面と同じ高さの位置に形成されている、上記移動用の蓋体を載置するための載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記移動用の蓋体との境界部分に有し、上記容器本体の開口部を形成する周壁の上に、上記移動用の蓋体の水平移動のための第一のレールを有し、かつ、上記移動用の蓋体が、上記第一のレールに沿って移動するための第一の案内手段を有し、上記固定用の蓋体は、上記切欠部の載置面上に第二のレールを有し、かつ、上記移動用の蓋体が、上記第二のレールに沿って移動するための第二の案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
] 上記移動用の蓋体の上に載置して、上記固定用の蓋体の上面と同じ高さの上面を形成するための、鉄筋コンクリート部材を含む、前記[]に記載の放射性廃棄物保管用容器。
上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、上記移動用の蓋体が、少なくとも1つの矩形の蓋体であり、上記固定用の蓋体は、上記移動用の蓋体の上面と同じ高さの位置に形成されている上面と、上記移動用の蓋体を載置するために上記移動用の蓋体の周縁部の形状と同様の矩形かつ環状に形成された載置面であって、当該載置面に囲まれた矩形の開口部を形成している載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記矩形の蓋体が位置する領域に有し、上記固定用の蓋体は、上記載置面の矩形かつ環状の領域の中の対向する2つの直線状に延びる領域に、一対のレールを有し、上記移動用の蓋体は、上記固定用の蓋体の一対のレールに沿って移動するための一対の案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
] 上記移動用の蓋体の案内手段が、上記移動用の蓋体の下面に形成された溝である前記[]〜[]のいずれかに記載の放射性廃棄物保管用容器。
本発明の放射性廃棄物保管用容器によれば、容器本体の上部に設けられた、放射性廃棄物の投入用の開口部の開閉を、人力で容易に行なうことができる。
また、本発明の放射性廃棄物保管用容器は、容器本体と蓋の一部が鉄筋コンクリート製であるため、放射線の遮蔽の効果が高く、放射性廃棄物の保管の用途に好適である。
本発明の放射性廃棄物保管用容器の第一実施形態例の、蓋を閉じた状態を示す平面図である。 図1に示す放射性廃棄物保管用容器をA−A線で切断した状態を示す断面図である。 図1に示す放射性廃棄物保管用容器の、蓋を開いた状態を示す平面図である。 図1に示す放射性廃棄物保管用容器における固定用の蓋体を示す底面図である。 図1に示す放射性廃棄物保管用容器において、固定用の蓋体の上に扇形の蓋体が摺動可能に載置された状態を示す断面図である。 図1に示す放射性廃棄物保管用容器において、移動用の蓋体の上に鉄筋コンクリート部材を載置した状態を示す断面図である。 本発明の放射性廃棄物保管用容器の第二実施形態例の、蓋を開いた状態を示す平面図である。 図7に示す放射性廃棄物保管用容器をB−B線で切断した状態を示す断面図である。 図7に示す放射性廃棄物保管用容器における固定用の蓋体を示す底面図である。 図7に示す放射性廃棄物保管用容器において、固定用の蓋体の上に扇形の蓋体が摺動可能に載置された状態を示す断面図である。 本発明の放射性廃棄物保管用容器の第三実施形態例の、蓋を閉じた状態を示す平面図である。 図11に示す放射性廃棄物保管用容器の、蓋を開いた状態を示す平面図である。 図11に示す放射性廃棄物保管用容器における固定用の蓋体を示す底面図である。 図11に示す放射性廃棄物保管用容器において、固定用の蓋体の上に移動用の蓋体が摺動可能に載置された状態を示す断面図である。 図11に示す放射性廃棄物保管用容器において、移動用の蓋体の上に鉄筋コンクリート部材を載置した状態を示す断面図である。 本発明の放射性廃棄物保管用容器の第四実施形態例の、蓋を開いた状態を示す平面図である。 図16に示す放射性廃棄物保管用容器における固定用の蓋体を示す底面図である。 図16に示す放射性廃棄物保管用容器において、固定用の蓋体の上に移動用の蓋体が摺動可能に載置された状態を示す断面図である。
本発明の放射性廃棄物保管用容器(以下、本発明の容器ともいう。)は、上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成される放射性廃棄物保管用容器である。
本発明で用いる容器本体を構成するコンクリートとしては、重量コンクリートや、圧縮強度が30〜60N/mm2程度の普通コンクリート(比重:2.4〜2.5程度)や、軽量コンクリート(比重:1.8〜2.1程度)等が挙げられる。
中でも、重量コンクリートは、放射線の遮蔽効果の観点から好ましい。
重量コンクリート用の骨材としては、例えば、重晶石、磁鉄鉱、赤鉄鉱、及び砂鉄等の天然の重量骨材の他に、廃棄物の再利用の観点から、例えば、特許第4044956号公報、及び特許第4166269号公報に記載されている主要構成成分としてFeO、Fe、及び金属鉄の少なくともひとつを含む重量細骨材、特許第4295342号公報に記載されている鋼スラブ表面の溶削処理工程で発生するホットスカーフからなる重量細骨材、及び製鋼過程で発生するダストを含む廃棄物を溶融、冷却して製造された人工石材を含む重量細骨材または粗骨材、特許第4295343号公報に記載されている製鋼の圧延工程で発生するミルスケールを含む重量細骨材等を挙げることができる。
なお、普通コンクリートを用いて容器本体を製造した場合、容器本体の外寸が1.5m(長さ)×1.5m(幅)×1.5m(高さ)で、容器本体を構成する壁の厚さが15cmであれば、容器本体の質量は、4トン程度である。重量コンクリートを用いた場合、普通コンクリートよりも比重が大きい分、容器本体を構成する壁の厚さを小さくすることができる。
本発明で用いる蓋は、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成される。該蓋全体の質量は、蓋の開閉の手間を低減する観点から、好ましくは350kg以下、より好ましくは100〜300kg、特に好ましくは150〜270kgである。
前記の好ましい数値範囲内の質量の蓋は、例えば、(a)固定用の蓋体を構成するコンクリートとして軽量コンクリートを用いる、(b)固定用の蓋体を構成するコンクリートとして普通コンクリートを用い、かつ、軽量コンクリートよりも比重が大きい分、固定用の蓋体の厚さを小さくする、(c)固定用の蓋体を構成するコンクリートとして圧縮強度が100N/mm2以上の超高強度コンクリート(ダクタル等)を用い、固定用の蓋体の厚さを小さくする、(d)金属製の移動用の蓋体の領域を広くする等の方法によって得ることができる。
なお、固定用の蓋体に普通コンクリートを用いて蓋を製造した場合、蓋の外寸が1.5m(長さ)×1.5m(幅)×15cm(厚さ)であれば、蓋全体の質量は、通常、700〜800kgである。
また、上記移動用の蓋体を構成する金属としては、鉄、鉛、タングステン等が挙げられるが、経済的な観点から鉄が好ましい。
上記移動用の蓋体の厚さは、強度や移動のしやすさの観点から、好ましくは0.5〜3.0cm、より好ましくは1.0〜2.0cmである。
上記移動用の蓋体の質量は、開閉の手間を軽減する観点から、好ましくは100kg以下、より好ましくは5〜80kg、特に好ましくは10〜60kgである。
次に、図面を参照しつつ、本発明の放射性廃棄物保管用容器の実施形態例を説明する。
図1〜図6中、本発明の放射性廃棄物保管用容器1(第一実施形態例)は、上部に開口部7を有する鉄筋コンクリート製の容器本体2(図2、図3参照)と、容器本体2の上に載置した、蓋3からなる。
容器本体2は、図2に示すように、矩形の板状の水平壁部2aと、水平壁部2aの周縁から上方に鉛直に延びる鉛直壁部2bとからなる。水平壁部2aの下面には、蓋3の凸部3bと嵌合可能な凹部2cが2つ形成されている。
蓋3は、図2に示すように、容器本体2の上に載置するための水平壁部3aと、容器本体2の凹部2cに嵌合させるための鉛直断面が台形状の凸部3bとからなる。また、水平壁部3aの下面には、容器本体2に嵌合させるための凸部3cが形成されている。
凸部3cは、容器本体2との嵌合により本発明の容器の密閉性を高め、かつ、コンクリートの厚みを大きくすることで放射線の遮蔽効果をより一層高める観点から、図4に示すように、固定用の蓋体4の下面の、周壁6の上面に接する領域以外の全体の領域に形成されることが好ましい。
なお、容器本体2の凹部2cと蓋3の凸部3bの組み合わせに代えて、容器本体に凸部を設け、蓋(蓋体)に凹部を設けてもよい。ただし、本発明の容器を積み重ねて保管する際の安定性を高める観点から、図2のように、容器本体に凹部を設け、蓋(蓋体)に凸部を設けることが好ましい。
さらに、蓋3に凸部3bを設ける場合において、放射線の遮蔽効果を高めるために蓋3の上にコンクリート板を貼り付ける際には、蓋3の凸部3bに嵌合可能な凹部を有するコンクリート板を用いることが好ましい。
図3、及び図5中、本発明の容器の構成部品である容器本体2の開口部7を形成する周壁6の上に、扇形の蓋体5を水平方向に回転させるための回転中心部(例えば、凸部;図示せず)が形成されている。回転中心部は、容器本体2と同じ材料(例えば、超高強度コンクリート)によって容器本体2と一体的に形成させることもできるが、容器本体2の材料が超高強度以外のコンクリートである場合には、扇形の蓋体5の回転を繰り返すことによる回転中心部の破損を防止する観点から、鋼等の金属によって形成させることが好ましい。
容器本体2の上に載置される蓋3は、上記回転中心部を中心として水平方向に移動可能である2つの扇形の蓋体5と、扇形の蓋体5以外の領域に固定して配置させるための固定用の蓋体4とからなる。
固定用の蓋体4は、図5に示すように、扇形の蓋体5との境界部分に切欠部4aを有する。
ここで、「切欠部4a」とは、図5中の符号4c〜4eで示す面に加えて、固定用の蓋体4の上面の縁辺部分(図5中、符号4bで示す。)と、固定用の蓋体4の下面の縁辺部分(図5中、符号4fで示す。)とを含む。
固定用の蓋体4の切欠部4aは、図5に示すように、扇形の蓋体5の上面よりも高い位置に形成されている上面4bと、蓋体4の上面4bの周縁から下方に延びる鉛直面4cと、鉛直面4cの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、扇形の蓋体5の下面と同じ高さの位置に形成されている扇形の蓋体5を載置するための載置面4dと、載置面4dの周縁から下方に延びる鉛直面4eと、鉛直面4eの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、載置面4dよりも低い位置に形成されている下面4fとを有する。
なお、載置面4dは、周壁6の上面と同じ高さである。
載置面4dにはレール8が固着されている。レール8は、固定用の蓋体4と同じ材料によって蓋体4と一体的に形成させることもできるが、扇形の蓋体5の水平方向への移動を容易にするために、鋼等の金属によって形成させることが好ましい。
扇形の蓋体5の下面には、レール8に沿って移動するための案内手段として、断面が略半円状の溝5aが形成されている。
図5に示すように、扇形の蓋体5(移動用の蓋体)は、固定用の蓋体4に比べて厚みが薄いことから、扇形の蓋体5の領域は放射線遮蔽効果が少なくなるとともに、扇形の蓋体5の領域は蓋3の上面に凹部を形成するため、放射性廃棄物保管用容器1を積み上げる際に安定性が低下するという問題がある。
そこで、図6に示すように、扇形の蓋体5が閉じた状態で、扇形の蓋体5の領域の凹部に嵌合可能であり、固定用の蓋体4の上面と同じ高さの上面を形成する鉄筋コンクリート部材9を製造し、放射性廃棄物保管用容器1を積み上げる際に、蓋体5の上部に載置することが好ましい。
なお、上記鉄筋コンクリート部材は、放射線の遮蔽効果を高めるために蓋3の上にコンクリート板を貼り付ける場合、該コンクリート板と一体的に形成してもよい。
図7〜図10は、本発明の他の形態(第二実施形態例)を示している。なお、第二実施形態例である本発明の容器の平面図は、図1と同じであるので省略する。
図8は、図7に示す容器をB−B線で切断した断面図であり、図2に示す断面図に対応する。第二実施形態例では、図2の符号3cに対応する凸部が蓋10の下面に形成されていない。ただし、このような凸部が形成されていてもよい。
図7は、本発明の容器の蓋を開いた状態を示す平面図であり、図3の本発明の容器の蓋を開いた状態を示す平面図に対応する。
図7、図9、及び図10中、本発明の蓋を構成する固定用の蓋体11は、放射性廃棄物保管用容器1を積み上げる際の安定性の観点から、扇形の蓋体5の上面と同じ高さの位置に形成されている上面11bと、蓋体11の上面11bの周縁から下方に延びる鉛直面11cと、鉛直面11cの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、上記扇形の蓋体5を載置するための載置面11dと、載置面11dの周縁から下方に延びる鉛直面11eと、鉛直面11eの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、載置面11dよりも低い位置に形成されている下面11fとを有する切欠部11aを扇形の蓋体5の縁を載置しうるように有する。
ここで、「切欠部11a」とは、図10中の符号11c〜11eで示す面に加えて、固定用の蓋体11の上面の縁辺部分(図10中、符号11bで示す。)と、固定用の蓋体11の下面の縁辺部分(図10中、符号11fで示す。)とを含む。
載置面11dは、扇形の蓋体5を載置するために扇形の蓋体5の周縁部の形状と同様の扇形かつ環状に形成され、当該載置面11dに囲まれた扇形の開口部14を形成する。
固定用の蓋体11は、載置面11dが形成している扇形の頂点(扇形が半円形である場合には、円の中心点)に、扇形の蓋体5を水平方向に移動させるための回転中心部(例えば、凸部;図示せず)を有する。また、載置面11dが形成している扇形の円弧の部分にレール12が固着されている。レール12は、固定用の蓋体11と同じ材料によって蓋体11と一体的に形成させることもできるが、扇形の蓋体5の水平方向への移動を容易にするために、鋼等の金属によって形成させることが好ましい。
扇形の蓋体5の下面には、レール12に沿って移動するための案内手段として、断面が略半円状の溝5aが形成されている。
図1〜図6に示す第一実施形態例、及び、図7〜10に示す第二実施形態例は、各々、扇形の蓋体5を2個有しているが、扇形の蓋体5の数は、1〜4個のいずれでもよい。ただし、放射性廃棄物を容器本体の中に均等に収容する観点、及び、本発明の容器の製造コストの低減等の観点から、扇形の蓋体5の数は、好ましくは2〜4個、より好ましくは2個である。
以上のように構成した第一実施形態例、及び第二実施形態例においては、扇形の蓋体5を人力で水平方向に移動させることができ、図1に示す蓋が閉じた状態と、図3または図7に示す蓋が開いた状態の交互の切り替えを、容易にかつ迅速に行なうことができる。
図11〜図15は、本発明の他の形態(第三実施形態例)を示している。なお、第三実施形態例である本発明の容器の断面図は、図2と同じであるため省略する。
また、図示を省略したが、図11〜図15に示す例においても、図2に示す凸部3b、及び凹部2cと同様な凸部及び凹部が設けられている。
図12中、容器本体には、矩形の形状を有する開口部25が形成されている。本発明の容器の構成部品である蓋21は、容器本体の開口部25の角部を含む領域に配置させるための、水平方向に移動可能である2つの移動用の蓋体23と、移動用の蓋体23以外の領域(換言すると、容器本体の開口部25中、上記角部を含む領域以外の領域;図11中の左上から右下に亘る連続に形成された領域)に固定して配置させるための固定用の蓋体22とからなる。
容器本体の開口部25を形成する周壁24の平坦な上端面には、図14に示すように、移動用の蓋体23の水平移動のための第一のレール26が配設されている。また、移動用の蓋体23の下面には、第一のレール26に沿って移動するための第一の案内手段として、断面が略半円状の溝23aが形成されている。なお、溝23aに代えて、レール26の上を走行可能な車輪を用いてもよい。
第一のレール26は、周壁24(容器本体)と同じ材料によって周壁24と一体的に形成させることもできるが、移動用の蓋体23の水平方向への移動を容易にするために、鋼等の金属によって形成させることが好ましい。
また、図13に示すように、固定用の蓋体22の下面には、容器本体2に嵌合させるための凸部22fが形成されている。
凸部22fは、容器本体2との嵌合により本発明の容器の密閉性を高め、かつ、コンクリートの厚みを大きくすることで放射線の遮蔽効果をより一層高める観点から、固定用の蓋体22の下面の、周壁24の上面に接する領域以外の全体の領域に形成されることが好ましい。
固定用の蓋体22は、図14に示すように、移動用の蓋体23との境界部分に切欠部22aを有する。
ここで、「切欠部22a」とは、図14中の符号22c〜22eで示す面に加えて、固定用の蓋体22の上面の縁辺部分(図14中、符号22bで示す。)と、固定用の蓋体22の下面の縁辺部分(図14中、符号22fで示す。)とを含む。
固定用の蓋体22の切欠部22aは、移動用の蓋体23の上面よりも高い位置に形成されている上面22bと、蓋体22の上面22bの周縁から下方に延びる鉛直面22cと、鉛直面22cの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、上記移動用の蓋体23の下面と同じ高さの位置に形成されている、上記移動用の蓋体23を載置するための載置面22dと、載置面22bの周縁から下方に延びる鉛直面22eと、鉛直面22eの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、載置面22dよりも低い位置に形成されている下面22fとを有する。
なお、載置面22dは、周壁24の上面と同じ高さである。
載置面22dには第二のレール27が固着されている。第二のレール27は、固定用の蓋体22と同じ材料によって蓋体22と一体的に形成させることもできるが、移動用の蓋体23の水平方向への移動を容易にするために、鋼等の金属によって形成させることが好ましい。
移動用の蓋体23の下面には、上記第二のレール27に沿って移動するための案内手段として、断面が略半円状の溝23bが形成されている。
また、第一実施形態例と同様、図14、図15に示すように移動用の蓋体23は、固定用の蓋体22に比べて厚みが薄いことから、移動用の蓋体23が閉じた状態で、蓋21の移動用の蓋体の領域の凹部に嵌合可能であり、固定用の蓋体22の上面と同じ高さの上面を形成する鉄筋コンクリート部材28を製造し、放射性廃棄物保管用容器1を積み上げる際に、蓋体21の上部に載置することが好ましい。
なお、上記鉄筋コンクリート部材は、放射線の遮蔽効果を高めるために蓋21の上にコンクリート板を貼り付ける場合、該コンクリート板と一体的に形成してもよい。
図16〜図18は、本発明の他の形態(第四実施形態例)を示している。なお、第四実施形態例である本発明の容器の平面図は図11と同じであり、また、本発明の容器の断面図は図8と同じであるため省略する。
図16は、本発明の容器の蓋を開いた状態を示す平面図であり、図12に示す平面図に対応する。
図16、図17、及び図18中、本発明の蓋を構成する固定用の蓋体30は、放射性廃棄物保管用容器1を積み上げる際の安定性の観点から、移動用の蓋体23の上面と同じ高さの位置に形成されている上面30bと、蓋体30の上面30bの周縁から下方に延びる鉛直面30cと、鉛直面30cの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、上記移動用の蓋体23を載置するための載置面30dと、載置面30dの周縁から下方に延びる鉛直面30eと、鉛直面30eの下端で垂直に折曲して水平方向に延び、載置面30dよりも低い位置に形成されている下面30fとを有する切欠部30aを、移動用の蓋体23の縁を載置し得るように有する。
ここで、「切欠部30a」とは、図18中の符号30c〜30eで示す面に加えて、固定用の蓋体30の上面の縁辺部分(図18中、符号30bで示す。)と、固定用の蓋体30の下面の縁辺部分(図18中、符号30fで示す。)とを含む。
載置面30dは、移動用の蓋体23を載置するために移動用の蓋体23の周縁部の形状と同様の矩形かつ環状に形成され、当該載置面30dに囲まれた矩形の開口部32を形成する。
固形用の蓋体30は、載置面30dの矩形かつ環状の領域の中の対向する2つの直線状に延びる領域に、一対のレール(レール33、およびレール34)を有し、移動用の蓋体23は、固定用の蓋体30の一対のレールに沿って移動するための一対の案内手段として、断面が略半円状の溝(溝23a、及び溝23b)が形成されている。
図11〜図15に示す第三実施形態例、及び、図16〜18に示す第四実施形態例は、各々、移動用の蓋体23を2個有しているが、移動用の蓋体23の数は、1〜4個のいずれでもよい。ただし、放射性廃棄物を容器本体の中に均等に収容する観点、及び、本発明の容器の製造コストの低減等の観点から、移動用の蓋体23の数は、好ましくは2〜4個、より好ましくは2個である。
以上のように構成した第三実施形態例、及び第四実施形態例においては、移動用の蓋体23を人力で水平方向に移動させることができ、図11に示す蓋が閉じた状態と、図12または図16に示す蓋が開いた状態の交互の切り替えを、容易にかつ迅速に行なうことができる。
さらに、第一実施形態例〜第四実施形態例のいずれにおいても、人力による蓋の水平方向への移動の作業を容易にするために、移動用の蓋体に対して、埋め込み式の取っ手(使用時に直立状態にして取っ手として機能させ、不使用時に直立状態から倒れた状態にして蓋の凹部の中に収容させるもの)や、フック等を取り付け可能なボルト穴等を設けることが好ましい。
本発明の容器の中に、汚染土壌や焼却灰等の低レベル放射性廃棄物を収容する際、低レベル放射性廃棄物の収容方法としては、本発明の容器の中に低レベル放射性廃棄物を直接収容する方法や、フレキシブルコンテナバッグやビニール袋等の包材の中に低レベル放射性廃棄物を収容した後、この包材を本発明の容器の中に収容する方法等が挙げられる。
なお、本発明においては、汚染土壌や焼却灰等の低レベル放射性廃棄物を収容した後、放射線の遮蔽効果を高めるために、容器本体と蓋との隙間や、蓋の隙間(例えば、図1の扇形の蓋体5と固定用の蓋体4の間の隙間や、図11の移動用の蓋体23と固定用の蓋体22の間の隙間等)にモルタル等の充填材を注入して封止することができる。
1 放射性廃棄物保管用容器
2 容器本体
3,10,21,29 蓋
4,11,22,30 固定用の蓋体
5 扇形の蓋体
6,24,35 周壁
7,13,14,25,31,32 開口部
8,12,26,27,33,34 レール
9,28 鉄筋コンクリート部材
23 移動用の蓋体

Claims (8)

  1. 上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、
    上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、
    上記容器本体の開口部を形成する周壁の上に、少なくとも1つの回転中心部を有し、
    上記移動用の蓋体が、上記回転中心部を中心として水平方向に移動可能である少なくとも1つの扇形の蓋体であり、
    上記固定用の蓋体は、上記扇形の蓋体の上面よりも高い位置に形成されている上面と、上記扇形の蓋体の下面と同じ高さの位置に形成されている、上記扇形の蓋体を載置するための載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記扇形の蓋体との境界部分に有し、
    上記固定用の蓋体は、上記載置面にレールを有し、かつ、上記扇形の蓋体が、上記レールに沿って移動するための案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
  2. 上記移動用の蓋体の上に載置して、上記固定用の蓋体の上面と同じ高さの上面を形成するための、鉄筋コンクリート部材を含む、請求項に記載の放射性廃棄物保管用容器。
  3. 上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、
    上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、
    上記移動用の蓋体が、少なくとも1つの扇形の蓋体であり、
    上記固定用の蓋体は、上記扇形の蓋体の上面と同じ高さの位置に形成されている上面と、上記扇形の蓋体を載置するために上記扇形の蓋体の周縁部の形状と同様の扇形かつ環状に形成された載置面であって、当該載置面に囲まれた扇形の開口部を形成している載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記扇形の蓋体が位置する領域に有し、
    上記固定用の蓋体は、上記載置面が形成している扇形の頂点に、上記扇形の蓋体を水平方向に移動させるための回転中心部を有し、
    上記固定用の蓋体は、上記載置面が形成している扇形の円弧の部分にレールを有し、かつ、上記扇形の蓋体が、上記レールに沿って移動するための案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
  4. 上記扇形の蓋体の案内手段が、上記扇形の蓋体の下面に形成された溝である請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射性廃棄物保管用容器。
  5. 上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、
    上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、
    上記容器本体の開口部が、矩形の形状を有し、
    上記移動用の蓋体が、上記容器本体の開口部の角部を含む領域に配置された少なくとも1つの矩形の蓋体であり、
    上記固定用の蓋体は、上記移動用の蓋体の上面よりも高い位置に形成されている上面と、上記移動用の蓋体の下面と同じ高さの位置に形成されている、上記移動用の蓋体を載置するための載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記移動用の蓋体との境界部分に有し、
    上記容器本体の開口部を形成する周壁の上に、上記移動用の蓋体の水平移動のための第一のレールを有し、かつ、上記移動用の蓋体が、上記第一のレールに沿って移動するための第一の案内手段を有し、
    上記固定用の蓋体は、上記切欠部の載置面上に第二のレールを有し、かつ、上記移動用の蓋体が、上記第二のレールに沿って移動するための第二の案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
  6. 上記移動用の蓋体の上に載置して、上記固定用の蓋体の上面と同じ高さの上面を形成するための、鉄筋コンクリート部材を含む、請求項に記載の放射性廃棄物保管用容器。
  7. 上部に開口部を有する鉄筋コンクリート製の容器本体と、該容器本体の上に配設した蓋からなる放射性廃棄物保管用容器であって、
    上記蓋が、上記容器本体の開口部の一部を開閉するために水平方向に移動可能である、少なくとも1つの金属製の移動用の蓋体と、該移動用の蓋体以外の領域に固定して配置させるための鉄筋コンクリート製の固定用の蓋体から構成されており、
    上記移動用の蓋体が、少なくとも1つの矩形の蓋体であり、
    上記固定用の蓋体は、上記移動用の蓋体の上面と同じ高さの位置に形成されている上面と、上記移動用の蓋体を載置するために上記移動用の蓋体の周縁部の形状と同様の矩形かつ環状に形成された載置面であって、当該載置面に囲まれた矩形の開口部を形成している載置面と、該載置面よりも低い位置に形成されている下面とを有する切欠部を、上記矩形の蓋体が位置する領域に有し、
    上記固定用の蓋体は、上記載置面の矩形かつ環状の領域の中の対向する2つの直線状に延びる領域に、一対のレールを有し、
    上記移動用の蓋体は、上記固定用の蓋体の一対のレールに沿って移動するための一対の案内手段を有することを特徴とする放射性廃棄物保管用容器。
  8. 上記移動用の蓋体の案内手段が、上記移動用の蓋体の下面に形成された溝である請求項5〜7のいずれか1項に記載の放射性廃棄物保管用容器。
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