JP5953278B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、例えば、バックアップデータやプログラムが格納されている不揮発性半導体記憶装置を備える電子機器に関する。
電子機器である画像形成装置は、フラッシュメモリーのような不揮発性半導体記憶装置を備える。不揮発性半導体記憶装置には、例えば、画像形成装置を動作させるためのプログラム、及び、バックアップデータ(以下、バックアップデータ等)が格納される。
画像形成装置の電源コードのプラグがコンセントから抜かれたり、停電が発生したりすれば、外部電源から画像形成装置への電力供給が停止する。バックアップデータ等の更新中に、外部電源からの電力供給が停止すれば、バックアップデータ等の更新が失敗する。
電池及びACのいずれかを電源として選択できる機器において、電源としてACを選択し、機器に備えられる不揮発性メモリーに格納されているデータの更新中に、ACアダプターがコンセントから抜かれたり、停電が発生したりすることがある。機器に電池が組み込まれていれば、電源を電池に切り替えてデータの更新が継続される。しかし、電池の残量が不十分であれば、データの更新が失敗するので、電池の残量が所定のレベル以下であれば、警告を表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ファームウェアの更新中に、商用電源からの電力供給が停止すれば、USB電源線からの電力を利用して、ファームウェアの更新を継続する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−119996号公報(段落0059〜0061) 特開2010−204727号公報(要約)
バックアップデータ等の更新中のように、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、外部電源からの電力供給が停止しても、電源を電池に切り換えることにより、書き込みを継続することができる。しかし、書き込みを継続するために、電池を利用すれば、その分だけ電池の寿命が短くなり、電池を取り換える手間が生じる。
本発明は、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、外部電源からの電力供給が停止しても、外部電源の代替の電源として、電池を利用することを回避できる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る電子機器は、不揮発性半導体記憶装置と、所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込む書込制御部と、蓄電回路と、電池と、前記蓄電回路又は前記電池を電源として選択する電源選択部と、を備え、前記電源選択部は、前記書込制御部が、外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、(1)前記所定の情報のデータ量が予め定められた第1のしきい値より小さい場合、前記蓄電回路を選択し、前記蓄電回路の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、(2)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値以上の場合、前記電池を選択し、前記電池の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させる。
本発明に係る電子機器では、外部電源を電源として、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、外部電源からの電力供給が停止すれば、所定の情報のデータ量に応じて、電源として、蓄電回路又は電池を選択する。所定の情報のデータ量が比較的小さければ、蓄電回路が選択される。従って、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、外部電源からの電力供給が停止しても、外部電源の代替の電源として、電池を利用することを回避できる。
上記構成において、前記(1)の場合は、(1a)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値より小さく、かつ、予め定められた第2のしきい値以上の場合と、(1b)前記所定の情報のデータ量が前記第2のしきい値より小さい場合とに分けられ、前記電源選択部は、前記書込制御部が、前記外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、前記(1a)の場合、前記蓄電回路を選択し、前記蓄電回路の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、前記(1b)の場合、前記蓄電回路及び前記電池を選択せずに、前記外部電源からの電力供給が停止したときに、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部を含む回路に残存する電荷により生じる電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させる。
この構成では、(1b)の場合、蓄電回路を使用せずに、不揮発性半導体記憶装置及び書込制御部を含む回路に残存する電荷により生じる電力を利用して、書込制御部に書き込みを継続させる。従って、この構成によれば、蓄電回路の使用回数を減らすことが可能となるので、蓄電回路の寿命を長くすることができる。
上記構成において、前記電源選択部は、前記(2)の場合、前記書込制御部が前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込みを開始する前に、前記電池の残量と前記所定の情報のデータ量とから、前記電池を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込むことができるか否かを判断し、書き込むことができると判断した場合、前記電池を選択する。
この構成によれば、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、電池が寿命となり、更新情報の書き込みが失敗することを防止できる。
上記構成において、前記電池を電源とするリアルタイムクロックを備える。
電池がリアルタイムクロックの電源である場合、リアルタイムクロックは、電子機器のコンピュータの動作に不可避なので、所定の情報の書き込みを継続するための電源として、できるだけ利用しないほうが好ましい。この構成によれば、蓄電回路の電力により、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込むことができれば、電池を選択せずに、蓄電回路を選択する。従って、電池を、リアルタイムクロックの電源以外の用途で、できるだけ使用しないようにすることができる。
上記構成において、前記(2)の場合は、(2a)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値以上で、かつ、予め定められた第3のしきい値より小さい場合と、(2b)前記所定の情報のデータ量が前記第3のしきい値以上の場合とに分けられ、前記電源選択部は、前記書込制御部が、前記外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、前記(2a)の場合、前記電池を選択し、前記電池の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、前記(2b)の場合、前記蓄電回路及び前記電池を選択せずに、前記書込制御部に前記書き込みを中止させる。
この構成は、所定の情報のデータ量が比較的大きい場合、電池を利用しても、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込むことができない点に着目している。この構成によれば、所定の情報のデータ量が比較的大きい場合、書き込みを中止させる。
本発明によれば、外部電源を電源として、所定の情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、外部電源からの電力供給が停止しても、外部電源の代替の電源として、電池を利用することを回避できる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造の概略を説明する説明図である。 図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態において、不揮発性半導体記憶装置及びこれと関連する要素を示す回路図である。 所定の情報である更新情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込むために要する時間と、不揮発性半導体記憶装置及びICチップに供給される電圧との関係を示すグラフである。 本実施形態において、不揮発性半導体記憶装置に格納されているバックアップデータやプログラムを更新するために、更新情報を不揮発性半導体記憶装置に書き込む動作を説明するフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造の概略を説明する説明図である。電子機器である画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は、装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
原稿給送部300は、自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200で読み取ることができるように送ることができる。
原稿読取部200は、露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
装置本体100は、用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は、装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は、用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
画像形成部103は、搬送されてきた用紙にトナー像を形成する。画像形成部103は、感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー像が形成される。このトナー像は、転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着部105に送られる。定着部105において、トナー像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
操作部400は、操作キー部401と表示部403を備える。表示部403は、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは、画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
操作キー部401には、ハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的には、スタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリを切り換えるための機能切換キー413等が設けられている。
スタートキー405は、コピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407は、コピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409は、コピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は、設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
機能切換キー413は、コピーキー及び送信キー等を備えており、コピー機能、送信機能等を相互に切り替えるキーである。コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。送信キーを操作すれば、ファクシミリ送信及びメール送信の初期画面が表示部403に表示される。
図2は、図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
通信部600は、ファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は、電話回線605に接続される。
ネットワークI/F部603は、LAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603は、LAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリーを備える。CPUは、画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは、画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMは、ソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリーは、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
制御部500は、さらに、不揮発性半導体記憶装置3及びこれと関連する要素を備える。図3は、本実施形態において、不揮発性半導体記憶装置3及びこれと関連する要素を示す回路図である。制御部500は、不揮発性半導体記憶装置3、電源回路5、電池7、蓄電回路9、ICチップ11、スイッチSW1,SW2,SW3、及び、ダイオードD1,D2,D3によって構成される回路2を備える。回路2は、これら以外に、不図示のコンデンサーや抵抗をさらに備える。
不揮発性半導体記憶装置3は、例えば、NOR型やNAND型のフラッシュメモリーである。不揮発性半導体記憶装置3には、画像形成装置1を動作させるためのプログラム、及び、バックアップデータ等が格納されている。バックアップデータとは、画像形成装置1が動作することにより、更新が必要となるデータであり、例えば、画像形成装置1がこれまでに画像を印刷した用紙の総数である。プログラムやバックアップデータは、更新される。
不揮発性半導体記憶装置3に格納されているバックアップデータが更新される場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報が、所定の情報である。不揮発性半導体記憶装置3に格納されているプログラムが更新される場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報が、所定の情報である。不揮発性半導体記憶装置3に新たなプログラムが格納される場合、新たなプログラムが所定の情報である。
電源回路5は、外部電源13から電源回路5に供給された交流を直流に変換し、その直流の電圧を所望の電圧に変換して、図2に示す装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600に供給する。
外部電源13の電力が、画像形成装置に供給、すなわち、電源回路5に供給されている状態では、外部電源13の電力が、電源回路5及びダイオードD1を経由して、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される。電源回路5は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源となる。
電池7は、制御部500のリアルタイムクロック(real time clock)の電源となる。制御部500のリアルタイムクロックは、画像形成装置1の電源スイッチがオンされて、外部電源13の電力が電源回路5に供給されているとき、その電力を利用して、制御部500のリアルタイムクロックを動作させる。一方、画像形成装置1の電源スイッチがオフされたり、停電が発生したりして、画像形成装置1に対して外部電源13からの電力供給が停止すれば、電池7の電力を利用して、制御部500のリアルタイムクロックを動作させる。
電池7は、また、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源となる。
電池7は、一次電池でもよいし、二次電池(蓄電池)でもよい。電池7が蓄電池の場合、外部電源13から電源回路5に電力供給されているときに、電源回路5から電池7に電力を供給して、電池7が充電される構成にする。
蓄電回路9は、複数のキャパシターが直列接続された構成を備える。蓄電回路9は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源となる。
ICチップ11は、書込制御部15、蓄電制御部17及び電源選択部19の機能を有する。書込制御部15は、上記所定の情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込む制御をする。
蓄電制御部17は、スイッチSW1をオンオフする制御をする。スイッチSW1がオンすれば、蓄電回路9が電源回路5と接続される。これにより、電源回路5(つまり、外部電源13)から供給された電荷が蓄電回路9に蓄積される。スイッチSW1がオフすれば、蓄電回路9が電源回路5と切り離される。従って、蓄電回路9に電荷は蓄積されない。
電源選択部19は、蓄電回路9又は電池7を、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として選択する。電源選択部19は、スイッチSW2をオンオフする制御をする。スイッチSW2がオンすれば、電池7が不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11と接続される。これにより、電池7の電力が、ダイオードD2を経由して不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される。スイッチSW2がオフすれば、電池7が不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11と切り離される。従って、電池7の電力は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給されない。
電源選択部19は、スイッチSW3をオンオフする制御をする。スイッチSW3がオンすれば、蓄電回路9が不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11と接続される。これにより、蓄電回路9の電力が、ダイオードD3を経由して不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される。スイッチSW3がオフすれば、蓄電回路9が不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11と切り離される。従って、蓄電回路9の電力は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給されない。
蓄電回路9は、蓄電回路9の蓄電量を示す信号Sを電源選択部19に送る。
ダイオードD1は、電池7からの電流及び蓄電回路9からの電流が、電源回路5に流れるのをブロックする機能を有する。ダイオードD2は、電源回路5からの電流及び蓄電回路9からの電流が、電池7に流れるのをブロックする機能を有する。ダイオードD3は、電源回路5からの電流及び電池7からの電流が、蓄電回路9に流れるのをブロックする機能を有する。
図4は、所定の情報である更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込むために要する時間と、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される電圧との関係を示すグラフである。横軸が時間を示し、縦軸が電圧を示している。
電圧V0は、電源回路5から不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される電圧である。すなわち、電圧V0は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の動作電圧である。電圧V1は、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の動作電圧の下限値である。不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11に供給される電圧が電圧V1以下になれば、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11は動作しない。
電池7の電圧及び蓄電回路9の電圧は、電圧V0に設定されている。しかし、電池7や蓄電回路9は、放電することにより、電圧が低下する。時刻t0で、蓄電回路9が電力供給を開始したとする。蓄電回路9の電圧は、時刻t3で電圧V1となり、時刻t3を超えれば、電圧V1より小さくなる。時刻t0で、電池7が電力供給を開始したとする。電池7の電圧は、時刻t3よりも遅い時刻t5で、電圧V1となり、時刻t5を超えれば、電圧V1より小さくなる。このように、蓄電回路9の電圧の方が電池7の電圧よりも、電圧V1以下に到達する時間が早い。
所定の情報として、更新情報1、更新情報2、更新情報3及び更新情報4が示されている。更新情報1は、不揮発性半導体記憶装置3に格納されている第1のバックアップデータを更新する場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報である。更新情報1のデータ量は、数ビットである(例えば、1ビット)。
更新情報2は、不揮発性半導体記憶装置3に格納されている第2のバックアップデータを更新する場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報である。更新情報2のデータ量は、数バイトである(例えば、1バイト)。
更新情報3は、不揮発性半導体記憶装置3に格納されている第3のバックアップデータを更新する場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報である。更新情報3のデータ量は、数百バイト又は数kバイトである(例えば、1kバイト)。
更新情報4は、不揮発性半導体記憶装置3に格納されているプログラムを更新する場合、この更新により不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる情報である。更新情報4のデータ量は、数Mバイトである(例えば、1Mバイト)。
データ量は、更新情報4が一番大きく、次に、更新情報3が大きく、その次に、更新情報2が大きく、更新情報1が一番小さい。
時刻t0で、書込制御部15が更新情報1を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始したとする。更新情報1は、時刻t3よりも早い時刻で書き込みが完了する。更新情報1は、時刻t1で書き込みが完了する。
時刻t0で、書込制御部15が更新情報2を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始したとする。更新情報2は、時刻t3よりも早い時刻で書き込みが完了する。更新情報2は、時刻t1よりも遅い時刻t2で書き込みが完了する。
時刻t0で、書込制御部15が更新情報3を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始したとする。更新情報3は、時刻t3よりも遅いが、時刻t5よりも早い時刻t4で書き込みが完了する。
時刻t0で、書込制御部15が更新情報4を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始したとする。更新情報4は、時刻t5よりも遅い時刻t6で書き込みが完了する。
本実施形態では、所定の情報である更新情報のデータ量に対して、第1のしきい値、第1のしきい値より小さい第2のしきい値、及び、第1のしきい値より大きい第3のしきい値を設定し、更新情報を、次の(A)〜(D)の場合に分ける。第1のしきい値を2バイト、第2のしきい値を2ビット、第3のしきい値を2kバイトとする。
データ量<第2のしきい値(2ビット)・・・(A)
第2のしきい値(2ビット)≦データ量<第1のしきい値(2バイト)・・・(B)
第1のしきい値(2バイト)≦データ量<第3のしきい値(2kバイト)・・・(C)
第3のしきい値(2kバイト)≦データ量・・・(D)
電源選択部19は、書込制御部15が、外部電源13の電力を利用して、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込み中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、以下の処理をする。なお、ICチップ11には、書込制御部15が含まれるので、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源は、不揮発性半導体記憶装置3及び書込制御部15の電源となる。
(A)の場合(例えば、更新情報1)、更新情報のデータ量が極めて小さい。そこで、電源選択部19は、(A)の場合、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として、蓄電回路9及び電池7を選択せず、外部電源13からの電力供給が停止したときに、回路2に残存する電荷により生じる電力を利用して、書込制御部15に書き込みを継続させる処理をする。回路2に残存する電荷は、回路2の配線の抵抗値と回路2に備えられるコンデンサー(不図示)とで定まる時定数等で決まる。
(B)の場合(例えば、更新情報2)、蓄電回路9の電力を利用すれば、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みことを完了させることができる。そこで、電源選択部19は、(B)の場合、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として、蓄電回路9を選択し、蓄電回路9の電力を利用して、書込制御部15に書き込みを継続させる処理をする。
(C)の場合(例えば、更新情報3)、蓄電回路9の電力を利用すれば、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みことを完了させることができない。そこで、電源選択部19は、(C)の場合、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として、電池7を選択し、電池7の電力を利用して、書込制御部15に書き込みを継続させる処理をする。
(D)の場合(例えば、更新情報4)、データ量が大きく、電池7の電力では、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みことを完了できない。そこで、電源選択部19は、(D)の場合、蓄電回路9及び電池7を選択せずに、書込制御部15に書き込みを中止させる処理をする。
電源選択部19は、書込制御部15が更新情報(所定の情報)を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始する前に、更新情報のデータ量を、第1のしきい値及び第2のしきい値と比較して、外部電源13からの電力供給が停止すれば、(A)の場合の処理、(B)の場合の処理、(C)の場合の処理、(D)の場合の処理のいずれを選択するかを予め決定する。そして、外部電源13からの電力供給が停止すれば、予め決定した処理を実行する。
次に、本実施形態において、不揮発性半導体記憶装置3に格納されているバックアップデータやプログラム(以下、バックアップデータ等)を更新するために、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込む動作を説明する。図5は、その動作を説明するフローチャートである。
制御部500が、バックアップデータ等を更新するコマンドを発生させる(ステップS1)。電源選択部19は、バックアップデータ等を更新するために、不揮発性半導体記憶装置3に書き込まれる更新情報のデータ量が、第1のしきい値より小さいか否かを判断する(ステップS3)。
電源選択部19が、更新情報のデータ量が、第1のしきい値より小さいと判断すれば(ステップS3でYes)、電源選択部19は、更新情報のデータ量が第2のしきい値より小さいか否かを判断する(ステップS5)。
電源選択部19は、更新情報のデータ量が第2のしきい値より小さくない、すなわち第2のしきい値以上と判断すれば(ステップS5でNo)、電源選択部19は、蓄電回路9を選択する(ステップS7)。これにより、バックアップデータ等の更新中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、給電方式として、蓄電回路9が選択される。
電源選択部19は、更新情報のデータ量が第2のしきい値より小さいと判定すれば(ステップS5でYes)、電源選択部19は、上記(A)の場合で説明したように、外部電源13からの電力供給が停止したときに、回路2に残存する電荷により生じる電力を選択する(ステップS9)。これにより、バックアップデータ等の更新中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、給電方式として、回路2に残存する電荷を利用する方式が選択される。
電源選択部19が、更新情報のデータ量が、第1のしきい値より小さくない、すなわち、第1のしきい値以上と判断すれば(ステップS3でNo)、電源選択部19は、更新情報のデータ量が第3のしきい値より小さいか否かを判断する(ステップS11)。
電源選択部19は、更新情報のデータ量が第3のしきい値より小さいと判断すれば(ステップS11でYes)、電源選択部19は、電池7を選択する(ステップS13)。これにより、バックアップデータ等の更新中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、給電方式として、電池7が選択される。
電源選択部19は、更新情報のデータ量が第3のしきい値より小さくない、すなわち第3のしきい値以上と判断すれば(ステップS11でNo)、電源選択部19は、バックアップデータ等の更新の中止を選択する(ステップS15)。これにより、バックアップデータ等の更新中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、蓄電回路9及び電池7を選択せず、バックアップデータ等の更新が中止される。
以上の通り、電源選択部19は、書込制御部15がバックアップデータ等の更新を開始する前に、更新情報のデータ量を、第1のしきい値及び第2のしきい値と比較して、外部電源13からの電力供給が停止すれば、ステップS7、ステップS9、ステップS13及びステップS15のいずれかを選択する。
書込制御部15は、バックアップデータ等の更新を開始する(ステップS17)。
制御部500は、外部電源13から電源回路5に電力供給が停止されたか否かを判断する(ステップS19)。制御部500が、外部電源13から電源回路5に電力供給が停止されていないと判断すれば(ステップS19でNo)、書込制御部15は、外部電源13の電力を利用して、バックアップデータ等を更新し、更新を完了させる(ステップS27)。
制御部500が、外部電源13から電源回路5に電力供給が停止されたと判断すれば(ステップS19でYes)、電源選択部19は、ステップS15に示すバックアップデータ等の更新中止を選択したか否かを判断する(ステップS21)。
電源選択部19が、バックアップデータ等の更新中止を選択したと判断すれば(ステップS21でYes)、電源選択部19は、書込制御部15に、バックアップデータ等の更新を中止させる(ステップS23)。制御部500は、外部電源13から電源回路5に電力供給が再開されたときに、バックアップデータ等の更新を、再度実行する。
電源選択部19が、バックアップデータ等の更新中止を選択せずに、ステップS7、ステップS9及びステップS13のいずれかの給電方式と選択したと判断すれば(ステップS21でNo)、書込制御部15は、電源選択部19によって選択された給電方式を利用して、バックアップデータ等の更新を継続し(ステップS25)、更新を完了させる(ステップS27)。
本実施形態の主な効果を説明する。本実施形態によれば、外部電源13を電源として、更新情報(所定の情報)を不揮発性半導体記憶装置3に書き込み中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば、更新情報のデータ量に応じて、給電方式を選択する(ステップS7,S9,S13)。更新情報のデータ量が比較的小さければ、電池7は選択されない。従って、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込み中に、外部電源13からの電力供給が停止しても、更新情報のデータ量が比較的小さければ、外部電源13の代替の電源として、電池7を利用することを回避できる。
電池7は、制御部500のリアルタイムクロックの電源である。リアルタイムクロックは、制御部500の動作に不可避なので、バックアップデータ等の更新を継続するための電源として、できるだけ利用しないほうが好ましい。本実施形態によれば、蓄電回路9の電力により、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込むことができれば、電池7を選択せずに、蓄電回路9を選択する。従って、電池7を、リアルタイムクロックの電源以外の用途で、できるだけ使用しないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、更新情報のデータ量が極めて小さい場合(例えば、1ビット)、蓄電回路9を使用せずに、回路2に残存する電荷により生じる電力を利用して、書込制御部15に書き込みを継続させる(ステップS9、ステップS21でNo、ステップS25)。従って、蓄電回路9の使用回数を減らすことが可能となるので、蓄電回路9の寿命を長くすることができる。
更新情報のデータ量が比較的大きい場合、電池7を利用しても、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込むことができない。そこで、本実施形態によれば、更新情報のデータ量が比較的大きい場合(ステップS11でNo)、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込み中に、外部電源13からの電力供給が停止すれば(ステップS19でYes、ステップS21でYes)、更新を中止する(ステップS23)。
本実施形態の変形例を説明する。まず、変形例1を説明する。図3に示すように、蓄電回路9は、蓄電回路9の蓄電量を示す信号Sを電源選択部19に送る。電源選択部19は、蓄電回路9を選択し(ステップS7)、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込み中に、外部電源13からの電力供給が停止した場合(ステップS19でYes)、電源を蓄電回路9に切り換える前に以下の処理をする。
電源選択部19は、信号Sで示される蓄電量が、バックアップデータ等の更新に必要な値に到達しているか否かを判断する。電源選択部19が、信号Sで示される蓄電量が、更新に必要な値に到達していると判断すれば、更新を継続する(ステップS25)。これに対して、電源選択部19が、信号Sで示される蓄電量が、更新に必要な値に到達していないと判断すれば、更新を中止する。そして、外部電源13から電源回路5に電力供給が再開されると、蓄電制御部17がスイッチSW1をオンさせて、蓄電回路9に電荷を蓄積させる。電源選択部19は、信号Sをモニターし、信号Sで示される蓄電量が、バックアップデータ等の更新に必要な値に到達していると判断した時点で、電源選択部19は、蓄電回路9を選択し、書込制御部15は、蓄電回路9を電源として、バックアップデータ等の更新をやり直す。
変形例2を説明する。本実施形態では、更新情報のデータ量に応じて、(A)〜(D)に分けたが、以下の(1)と(2)とに分けてもよい。
データ量<第1のしきい値・・・(1)
第1のしきい値≦データ量・・・(2)
電源選択部19は、更新情報(所定の情報)のデータ量が予め定められた第1のしきい値より小さい場合、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として、蓄電回路9を選択し、蓄電回路9の電力を利用して、書込制御部15に更新情報の書き込みを継続させる(言い換えれば、バックアップデータ等の更新を継続させる)。
電源選択部19は、更新情報のデータ量が第1のしきい値以上の場合、不揮発性半導体記憶装置3及びICチップ11の電源として、電池7を選択し、電池7の電力を利用して、書込制御部15に更新情報の書き込みを継続させる(言い換えれば、バックアップデータ等の更新を継続させる)。
変形例2は、電池7の寿命が長い場合に実現できる。更新情報が、図4に示す更新情報4のようにデータ量が大きくても、電池7の寿命が長ければ、電池7の電力を利用して不揮発性半導体記憶装置3に更新情報を書き込むことできるからである。
変形例3を説明する。変形例3は、電池7の残量も考慮する。電池7は、電池7の残量を示す信号(不図示)を電源選択部19に送る。電源選択部19は、更新情報のデータ量が第3のしきい値より小さいと判断すれば(図5のステップS11でYes)、書込制御部15が更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始する前に、電池7の残量を示す上記信号を参照し、電池7の残量と更新情報のデータ量とから、電池7を利用して、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込むことができるか否かを判断する。電源選択部19は、書き込むことができると判断した場合、電池7を選択し(ステップS13)、書き込むことができないと判断した場合、電池7を選択しない。電源選択部19は、電池7を選択しない場合、図5のステップS15で説明したバックアップデータ等の更新中止を選択する。
変形例3によれば、バックアップデータ等の更新中に、電池7が寿命となり、更新情報の書き込みが失敗(言い換えれば、バックアップデータ等の更新が失敗)することを防止できる。
変形例4を説明する。電源選択部19は、更新情報のデータ量が第2のしきい値以上と判断すれば(図5のステップS5でNo)、書込制御部15が更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込みを開始する前に、蓄電回路9の蓄電量を示す信号Sを参照し、蓄電回路9の蓄電量と更新情報のデータ量とから、蓄電回路9を利用して、更新情報を不揮発性半導体記憶装置3に書き込むことができるか否かを判断する。電源選択部19は、書き込むことができると判断した場合、蓄電回路9を選択し(ステップS7)、書き込むことができないと判断した場合、蓄電回路9を選択しないで電池7を選択する(ステップS13)。
変形例4によれば、蓄電回路9の現在の蓄電量を考慮して、電源を選択することができる。
1 画像形成装置(電子機器の一例)
2 回路
3 不揮発性半導体記憶装置
7 電池
9 蓄電回路
15 書込制御部
19 電源選択部

Claims (5)

  1. 不揮発性半導体記憶装置と、
    所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込む書込制御部と、
    蓄電回路と、
    電池と、
    前記蓄電回路又は前記電池を電源として選択する電源選択部と、を備え、
    前記電源選択部は、前記書込制御部が、外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、(1)前記所定の情報のデータ量が予め定められた第1のしきい値より小さい場合、前記蓄電回路を選択し、前記蓄電回路の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、(2)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値以上の場合、前記電池を選択し、前記電池の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させる電子機器。
  2. 前記(1)の場合は、(1a)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値より小さく、かつ、予め定められた第2のしきい値以上の場合と、(1b)前記所定の情報のデータ量が前記第2のしきい値より小さい場合とに分けられ、
    前記電源選択部は、前記書込制御部が、前記外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、前記(1a)の場合、前記蓄電回路を選択し、前記蓄電回路の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、前記(1b)の場合、前記蓄電回路及び前記電池を選択せずに、前記外部電源からの電力供給が停止したときに、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部を含む回路に残存する電荷により生じる電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電源選択部は、前記(2)の場合、前記書込制御部が前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込みを開始する前に、前記電池の残量と前記所定の情報のデータ量とから、前記電池を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込むことができるか否かを判断し、書き込むことができると判断した場合、前記電池を選択する請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記電池を電源とするリアルタイムクロックを備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記(2)の場合は、(2a)前記所定の情報のデータ量が前記第1のしきい値以上で、かつ、予め定められた第3のしきい値より小さい場合と、(2b)前記所定の情報のデータ量が前記第3のしきい値以上の場合とに分けられ、
    前記電源選択部は、前記書込制御部が、前記外部電源の電力を利用して、前記所定の情報を前記不揮発性半導体記憶装置に書き込み中に、前記外部電源からの電力供給が停止すれば、前記不揮発性半導体記憶装置及び前記書込制御部の電源として、前記(2a)の場合、前記電池を選択し、前記電池の電力を利用して、前記書込制御部に前記書き込みを継続させ、前記(2b)の場合、前記蓄電回路及び前記電池を選択せずに、前記書込制御部に前記書き込みを中止させる請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
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