JP2022086375A - 電源装置、電源装置の制御方法および電源装置の制御プログラム - Google Patents

電源装置、電源装置の制御方法および電源装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電圧生成部が生成する出力電圧が安定したことに基づいて、出力電圧を受けて動作する後段回路を安全かつ迅速に起動する。【解決手段】電源装置は、起動指示に基づいて出力電圧の生成を開始し、前記出力電圧を設定電圧まで上昇させる電圧生成部と、前記出力電圧の所定時間あたりの変化量が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、前記変化量が前記閾値より小さい場合、前記出力電圧を受けて動作する後段回路を起動させる制御信号を出力する制御部と、を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置、電源装置の制御方法および電源装置の制御プログラムに関する。
第1出力電圧を生成する第1DC(Direct Current)/DCコンバータと、第1出力電圧を使用して第2出力電圧を生成する第2DC/DCコンバータとを含む電源回路が知られている。この種の電源回路は、起動時の動作を安定させるために、第1DC/DCコンバータの起動後、第1出力電圧が閾値電圧以上になってから、さらに所定の遅延時間が経過した後、第2DC/DCコンバータを起動させる(例えば、特許文献1)。
しかしながら、電源回路の起動時に、所定の遅延時間の経過を待った後に第2DC/DCコンバータを起動することで、第2出力電圧が所定の電圧になるまでに時間が掛かり、電源回路が搭載されるシステムの起動時間が遅くなるという問題がある。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、電圧生成部が生成する出力電圧が安定したことに基づいて、出力電圧を受けて動作する後段回路を安全かつ迅速に起動することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の電源装置は、起動指示に基づいて出力電圧の生成を開始し、前記出力電圧を設定電圧まで上昇させる電圧生成部と、前記出力電圧の所定時間あたりの変化量が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、前記変化量が前記閾値より小さい場合、前記出力電圧を受けて動作する後段回路を起動させる制御信号を出力する制御部と、を有することを特徴とする。
電圧生成部が生成する出力電圧が安定したことに基づいて、出力電圧を受けて動作する後段回路を安全かつ迅速に起動することができる。
第1の実施形態における電源装置の一例を示すブロック図である。 図1の電源装置の動作の一例を示す説明図である。 図1の制御部による電源装置の制御の一例を示すフロー図である。 図1の制御部による電源装置の制御の別の例を示すフロー図である。 図1の電源装置が搭載される画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 図1の制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態の電源装置において、制御部による電源装置の起動制御の一例を示すフロー図である。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。以下では、信号を示す符号は、信号線を示す符号としても使用される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における電源装置の一例を示すブロック図である。例えば、図1に示す電源装置10は、AC(Alternating Current)/DCコンバータ11、DC/DCコンバータ12、電圧検知部13および制御部14を有する。電源装置10は、負荷30に供給する直流電圧DC2を生成する。
AC/DCコンバータ11は、制御信号CNTL1に基づいて起動される。起動されたAC/DCコンバータ11は、商用電源等の交流電源20から供給される交流電圧AC1を使用して直流電圧DC1の生成を開始し、生成した直流電圧DC1をDC/DCコンバータ12に出力する。特に限定されないが、例えば、AC/DCコンバータ11は、100Vの交流電圧AC1を使用して、直流電圧DC1を0Vから33Vまで上昇させ、その後、直流電圧DC1を33Vに維持する。
直流電圧DC1は、出力電圧の一例であり、33Vの直流電圧DC1は、設定電圧の一例である。AC/DCコンバータ11は、電圧生成部の一例である。制御信号CNTL1は、起動指示の一例である。なお、電源装置10は、AC/DCコンバータ11の代わりにDC/DCコンバータを有してもよい。この場合、DC/DCコンバータは、直流電圧を受け、受けた直流電圧を使用して直流電圧DC1を生成する。以下では、直流電圧DC1の電圧値は、電圧値DC1とも称される。
DC/DCコンバータ12は、制御信号CNTL2に基づいて起動される。起動されたDC/DCコンバータ12は、AC/DCコンバータ11から受ける直流電圧DC1に基づいて直流電圧DC2を生成し、生成した直流電圧DC2を、電源装置10に接続される負荷30に出力する。負荷30は、直流電圧DC2を電源電圧として受けて動作する。特に限定されないが、例えば、DC/DCコンバータ12が出力する直流電圧DC2は24Vである。DC/DCコンバータ12は、直流電圧DC1を受けて動作する後段回路の一例である。
電圧検知部13は、AC/DCコンバータ11から出力される直流電圧DC1の電圧値DC1を検知し、検知した電圧値DC1を示す電圧情報VINFを制御部14に出力する。制御部14は、電源装置10が搭載される図示しないシステムからの起動信号ONに基づいてAC/DCコンバータ11を起動させる制御信号CNTL1を出力する。
また、制御部14は、電圧検知部13から受ける電圧情報VINFに基づいて、DC/DCコンバータ12の起動タイミングを判定する。そして、制御部14は、起動タイミングを判定した場合、DC/DCコンバータ12を起動させる制御信号CNTL2をDC/DCコンバータ12に出力する。起動タイミングを判定する動作例は、図3に示される。
制御部14は、システムからの停止信号OFFに基づいて、AC/DCコンバータ11の動作を停止させる制御信号CNTL1を出力し、DC/DCコンバータ12の動作を停止させる制御信号CNTL2を出力する。例えば、制御部14は、マイコンにより構成されてもよい。この場合、制御部14の機能の少なくとも一部は、マイコンのCPU(Central Processing Unit)が制御プログラムを実行することにより実現される。さらに、制御部14は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアロジックにより構成されてもよい。
なお、電圧検知部13は、制御部14に含まれてもよい。また、電源装置10は、直流電圧DC1に基づいて、例えば、5V等の電源電圧により動作する負荷に供給する直流電圧(5V)を生成する図示しないDC/DCコンバータを有してもよい。
図2は、図1の電源装置10の動作の一例を示す説明図である。まず、制御部14は、システムからの起動信号ONに基づいて制御信号CNTL1をアクティブレベル(例えばハイレベル)に変化させる(図2(a))。AC/DCコンバータ11は、ハイレベルの制御信号CNTL1に基づいて起動され、直流電圧DC1の生成を開始する(図2(b))。
制御部14は、電圧検知部13から電圧値DC1を示す電圧情報VINFを受ける。制御部14は、電圧情報VINFに基づいて、例えば、所定時間(例えば、1ms)毎に直流電圧DC1の変化量を算出する。ここで、AC/DCコンバータ11は、起動された後、直流電圧DC1を、一定の上昇率で上昇させ、設定電圧(例えば、33V)に近づくにしたがって上昇率を低下させる(図2(c))。
制御部14は、算出した直流電圧DC1の所定時間毎の変化量が閾値Vth(例えば、0.5V)以下になったとき、制御信号CNTL2をアクティブレベル(例えばハイレベル)に変化させる(図2(d))。そして、DC/DCコンバータ12は、ハイレベルの制御信号CNTL2に基づいて起動され、直流電圧DC2の生成を開始する(図2(e))。
閾値Vthは、設定電圧まで上昇された直流電圧DC1の静的電圧精度より大きい値であって、AC/DCコンバータ11によるソフトスタート時の直流電圧DC1の上昇率(例えば1.0V/ms)での所定時間あたりの変化量(1.0V)より小さい値に設定される。例えば、直流電圧DC1の静的電圧精度は、設定電圧(例えば、33V)の1%(0.33V)に設定される。
閾値Vthを直流電圧DC1の静的電圧精度より大きい値に設定することで、直流電圧DC1が設定電圧に到達した後、規格内での電圧変動により、制御信号CNTL2が誤って出力されることを防止することができる。また、閾値Vthをソフトスタート時の直流電圧DC1の上昇率での所定時間あたりの変化量より小さくすることで、例えば、AC/DCコンバータ11の起動直後に制御信号CNTL2が出力されることを防止することができる。すなわち、制御部14は、直流電圧DC1が設定電圧に近づいて安定に生成され、直流電圧DC1の上昇率の所定時間あたりの変化量が下がり始めたタイミングで制御信号CNTL2を出力することができる。
なお、制御部14は、所定時間毎の直流電圧DC1の変化量が複数回連続して閾値Vth以下になった場合に、直流電圧DC1が安定したと判定し、制御信号CNTL2を出力してもよい。また、制御部14は、所定時間毎の直流電圧DC1の変化量が複数回連続して徐々に減少する場合に、直流電圧DC1が安定したと判定し、CNTL2の出力の判定し、制御信号CNTL2を出力してもよい。
図2の下側のかぎ括弧内に示す動作は、直流電圧DC1が、予め設定された閾値電圧まで上昇してから所定の遅延時間が経過した後、DC/DCコンバータ12が起動される例を示す。この場合、直流電圧DC1の変化量が閾値Vth以下になったことに基づいてDC/DCコンバータ12を起動する場合に比べて、DC/DCコンバータ12の起動時間が遅れてしまう。換言すれば、この実施形態では、直流電圧DC1の所定時間毎の変化量が閾値Vth以下になった場合にDC/DCコンバータ12を起動することで、安定した直流電圧DC1を使用して、DC/DCコンバータ12を安全かつ迅速に起動することができる。
図3は、図1の制御部14による電源装置10の起動制御の一例を示すフロー図である。図3は、制御部14による電源装置10の制御方法の一例を示す。例えば、図3は、制御部14が制御プログラムを実行することにより実現される。
図3に示すフローは、制御部14が制御信号CNTL1をハイレベルHに設定し、AC/DCコンバータ11が起動されたことに基づいて開始される。まず、ステップS10において、制御部14は、電圧検知部13からの電圧情報VINFに基づいて直流電圧DC1の電圧値DC1を取得する。
次に、ステップS12において、制御部14は、所定時間(例えば、1ms)の経過を待ち、所定時間が経過した場合、ステップS14を実施する。ステップS14において、制御部14は、電圧情報VINFに基づいて電圧値DC1を再度取得する。次に、ステップS16において、制御部14は、ステップS14で取得した電圧値DC1と、所定時間(1ms)前に取得した電圧値DC1とに基づいて、所定時間の経過前後での電圧値DC1の増加量(変化量)を算出する。
次に、ステップS18において、制御部14は、増加量が閾値Vth(例えば、0.5V)以下の場合、ステップS20を実施する。制御部14は、増加量が閾値Vthより大きい場合、ステップS12に戻り、所定時間(1ms)の経過を待つ。ステップS20において、制御部14は、制御信号CNTL2をハイレベルHに設定し、DC/DCコンバータ12を起動し、図3に示す電源装置10の起動制御を終了する。
なお、制御部14は、制御信号CNTL1をハイレベルHに設定してから、例えば500msが経過する前に増加量が閾値Vth以下であることを判定した場合、制御信号CNTL2をハイレベルHに設定してもよい。一方、制御部14は、制御信号CNTL1をハイレベルHに設定してから、例えば500msが経過した後に増加量が閾値Vth以下であることを判定した場合、制御信号CNTL2をハイレベルHに設定せずに、図3の動作を終了してもよい。
すなわち、制御部14は、制御信号CNTL2をハイレベルHに設定するまでに500ms以上が経過し、AC/DCコンバータ11が正常に動作していないと判定した場合、制御信号CNTL2をハイレベルHに設定しない。この場合、制御部14は、電源装置10を管理するシステム等に、電源装置10の異常を通知してもよい。
図4は、図1の制御部14による電源装置10の制御の別の例を示すフロー図である。図4は、ステップS18でNOが判定されたときの処理の移行先がステップS12ではなく、ステップS14であることを除き、図3の動作と同じである。
ステップS18において、増加量が閾値Vthより大きい場合、ステップS14を実施することで、所定時間(1ms)が経過する間の直流電圧DC1の増加量の算出を、所定時間毎ではなく連続的に行うことができる。これにより、直流電圧DC1の増加量が閾値Vth以下になったか否かの判定を精度よく行うことができる。
図5は、図1の電源装置10が搭載される画像形成装置1の一例を示す全体構成図である。図5に示す画像形成装置1は、例えば、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等を有するMFP(Multi-Function Peripheral)等のデジタル複合機である。画像形成装置1は、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキー等により、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能をそれぞれ実現する動作モードを切り替えることが可能である。
画像形成装置1は、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなる。また、画像形成装置1は、スキャナ機能の選択時にはスキャナモードとなり、ファクシミリ機能の選択時にはファクシミリモードとなる。なお、画像形成装置1は、複写機能のみを有する複写機またはプリンタ機能のみを有するプリンタでもよい。
また、画像形成装置1は、内部回路の状態に応じて、内部状態が動作状態(動作している状態)、待機状態またはスリープ状態等に切り替わる。例えば、動作状態は、複写モード、プリンタモードまたはファクシミリモードにおいて、画像またはテキストデータ等を紙媒体等に印刷する画像形成状態(印刷状態)である。あるいは、動作状態は、スキャナモードまたはファクシミリモードにおいて、原稿等をスキャンする画像形成状態(スキャン状態)である。内部回路の状態は、ユーザによる操作部の操作または画像形成装置1内での制御により切り替わる。
例えば、画像形成装置1は、自動原稿送り装置2(ADF;Auto Document Feeder)、画像読み取り装置3、書き込みユニット4、プリンタユニット5および電源装置10を有する。プリンタユニット5は、感光体ドラム6、現像装置7、搬送ベルト8および定着装置9と、給紙トレイが収納される収納空間等を有する。プリンタユニット5は、画像情報に基づいて紙媒体等に転写するトナー像を作成する。以下、画像形成装置1での画像形成の流れの一例として、動作モードが複写モードに設定されている場合について簡単に説明する。
複写モードでは、複写の対象である複数枚の原稿が自動原稿送り装置2にセットされる。図示しない操作部のスタートボタンが押されると、自動原稿送り装置2は、原稿を1枚ずつ画像読み取り装置3に給送する。画像読み取り装置3は、自動原稿送り装置2から順に送られる各原稿の画像情報を読み取る。読み取られた画像情報は、図示しない画像処理部により処理される。
書き込みユニット4は、画像処理部により処理された画像情報を光情報に変換する。感光体ドラム6は、図示しない帯電器により一様に帯電された後、書き込みユニット4により変換された光情報を含むレーザ光により露光される。露光により、感光体ドラム6上には静電潜像が形成される。現像装置7は、感光体ドラム6上の静電潜像を現像し、感光体ドラム6上にトナー像を形成する。搬送ベルト8は、トナー像を紙媒体等に転写する。定着装置9は、トナー像を紙媒体等に定着させる。そして、原稿の画像が複写された転写紙は、排出部から排出される。
例えば、上述した待機状態は、複写モードにおいて、スタートボタンが押されるまでの状態であり、動作状態は、スタートボタンが押されてから紙媒体等が排出されるまでの状態であり、モータ等の負荷が動作している状態である。動作状態の終了後、画像形成装置1の状態は待機状態に戻り、待機状態が所定時間継続するとスリープ状態になる。そして、スリープ状態中に、操作部が操作されると画像形成装置1の状態は待機状態に復帰する。
電源装置10は、交流電源20から供給される交流電圧AC1を直流電圧DC2(例えば、24V)に変換し、変換した直流電圧DC2を画像形成装置1のプリンタユニット5等の各種負荷に供給する。例えば、図1に示した負荷30として、各種モータ、感光体ドラム6を帯電させる帯電器および現像装置7の現像ローラ等がある。画像形成装置1は、帯電器と現像ローラのそれぞれに対応する複数の電源装置10を有してもよい。
図6は、図1の制御部14のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。例えば、制御部14は、マイコンで構成される。制御部14は、バスBUSを介して相互に接続されたCPU141、ROM(Read Only Memory)142、RAM(Random Access Memory)143、入力インタフェース部144および出力インタフェース部145を有する。
例えば、CPU141は、ROM142に格納された制御プログラムを実行することで、図3または図4に示した動作を実施する。CPU141は、コンピュータの一例である。ROM142には、制御プログラムの他に、閾値Vthなどの電源装置10の制御に使用する各種パラメータが格納されてもよい。RAM143には、電源装置10の制御に使用するワークデータ等が格納される。例えば、CPU141は、電圧検知部13から受信する電圧情報VINFをRAM143に一時的に保存する。なお、制御部14が、ADC(Analog-to-Digital Converter)を内蔵している場合、ADCは、直流電圧DC1をデジタル値に変換してもよい。この場合、CPU141は、ADCにより変換されたデジタル値を電圧情報VINFとして取得できるため、図1に示した電圧検知部13は不要にすることができる。
入力インタフェース部144は、例えば、システムから起動信号ONおよび停止信号OFFを受信し、電圧検知部13から電圧情報VINFを受信する。CPU141は、入力インタフェース部144が受信した信号および情報に基づいて動作する。出力インタフェース部145は、例えば、CPU141からの指示に基づいて、制御信号CNTL1、CNTL2を出力する。
以上、この実施形態では、直流電圧DC1の所定時間毎の変化量が閾値Vth以下になった場合に、後段回路(DC/DCコンバータ12)を起動することで、安定した直流電圧DC1を使用して、DC/DCコンバータ12を安全かつ迅速に起動することができる。すなわち、AC/DCコンバータ11と、AC/DCコンバータ11からの直流電圧DC1を受けて直流電圧DC2を生成するDC/DCコンバータ12とを有する電源装置10において、直流電圧DC2を負荷30に迅速に供給することができる。この結果、例えば、画像形成装置1の起動時間を短縮することができ、また、画像形成装置1の待機状態から動作状態への移行時間を短縮することができる。
閾値Vthを直流電圧DC1の静的電圧精度より大きい値に設定することで、直流電圧DC1が設定電圧に到達した後、規格内の電圧変動により、制御信号CNTL2が誤って出力されることを防止することができる。また、閾値Vthをソフトスタート時の直流電圧DC1の上昇率での変化量より小さくすることで、例えば、AC/DCコンバータ11の起動直後に制御信号CNTL2が出力されることを防止することができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態の電源装置において、制御部による電源装置の起動制御の一例を示すフロー図である。図3と同様の動作については、同じステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。図7に示す動作を実施する電源装置10の構成は、図1に示した電源装置10の構成と同様である。例えば、この実施形態の電源装置は、図6に示した制御部14(マイコン)を有し、図5に示した画像形成装置1に搭載される。図7は、制御部14による電源装置10の制御方法の一例を示す。例えば、図7は、制御部14が制御プログラムを実行することにより実現される。
図7に示すフローでは、ステップS10、S12の間にステップS11が挿入され、ステップS18、S20の間にステップS19が挿入される。その他の処理は、図3と同様である。なお、図4と同様に、ステップS18でNO判定されたときの処理の移行先が、ステップS14にされてもよい。
ステップS10の後、ステップS11において、制御部14は、電圧検知部13を介して取得する直流電圧DC1の電圧値DC1が、DC/DCコンバータ12が動作可能な最小電圧(入力可能最小電圧)以上であるか否かを判定する。例えば、DC/DCコンバータ12の入力可能最小電圧は、24Vである。
制御部14は、直流電圧DC1が入力可能最小電圧以上の場合、DC/DCコンバータ12を起動した場合にDC/DCコンバータ12が正常に動作可能であると判定し、ステップS12を実施する。制御部14は、直流電圧DC1が入力可能最小電圧より低い場合、DC/DCコンバータ12を起動した場合にDC/DCコンバータ12が正常に動作できないおそれがあると判定し、ステップS10に戻る。あるいは、制御部14は、直流電圧DC1が入力可能最小電圧より低い場合、DC/DCコンバータ12が故障する可能性があると判定し、ステップS10に戻る。
一方、ステップS18でYESが判定された後、ステップS19において、制御部14は、電圧検知部13を介して取得する電圧値DC1が入力定格電圧以下であるか否かを判定する。例えば、入力定格電圧は36Vである。制御部14は、直流電圧DC1が入力定格電圧以下の場合、DC/DCコンバータ12が起動により正常に動作可能であると判定し、ステップS20を実施する。
直流電圧DC1が入力定格電圧より高い場合、DC/DCコンバータ12が起動により正常に動作できないおそれがあり、あるいは、DC/DCコンバータ12が故障する可能性がある。この場合、制御部14は、直流電圧DC1が入力定格電圧以下になるまで、ステップS19を繰り返す。
なお、制御部14は、ステップS11、S19の判定のうち一方のみを実施してもよい。制御部14は、ステップS11のみを実施する場合、ステップS18でYESを判定した場合、ステップS20を実施する。制御部14は、ステップS19のみを実施する場合、ステップS10の実施後、ステップS12を実施する。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、安定した直流電圧DC1を使用して、後段回路であるDC/DCコンバータ12を安全かつ迅速に起動することができる。これにより、例えば、電源装置10が搭載された画像形成装置1の起動時間を短縮することができ、また、待機状態から動作状態への移行時間を短縮することができる。
さらに、この実施形態では、制御部14は、直流電圧DC1が、DC/DCコンバータ12の入力可能最小電圧より低い場合、DC/DCコンバータ12の起動判定処理の実施を抑制する。これにより、制御部14は、DC/DCコンバータ12の異常動作または故障を防止することができる。同様に、制御部14は、直流電圧DC1が、DC/DCコンバータ12の入力定格電圧より高い場合、DC/DCコンバータ12の起動を抑止することで、DC/DCコンバータ12の異常動作または故障を防止することができる。
なお、上述した電源装置10が搭載される装置は、図5に示した画像形成装置1に限られない。電源装置10は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等に搭載されてもよい。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 画像形成装置
2 自動原稿送り装置
3 画像読み取り装置
4 書き込みユニット
5 プリンタユニット
6 感光体ドラム
7 現像装置
8 搬送ベルト
9 定着装置
10 電源装置
11 AC/DCコンバータ
12 DC/DCコンバータ
13 電圧検知部
14 制御部
20 交流電源
30 負荷
141 CPU
142 ROM
143 RAM
144 入力インタフェース部
145 出力インタフェース部
AC1 交流電圧
CNTL1、CNTL2 制御信号
DC1、DC2 直流電圧
ON 起動信号
OFF 停止信号
VINF 電圧情報
特開2010-187481号公報

Claims (7)

  1. 起動指示に基づいて出力電圧の生成を開始し、前記出力電圧を設定電圧まで上昇させる電圧生成部と、
    前記出力電圧の所定時間あたりの変化量が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、前記変化量が前記閾値より小さい場合、前記出力電圧を受けて動作する後段回路を起動させる制御信号を出力する制御部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記閾値は、前記設定電圧まで上昇された前記出力電圧の静的電圧精度より大きく、かつ、前記電圧生成部が前記出力電圧の生成を開始した後、一定の上昇率で上昇する前記出力電圧の前記所定時間あたりの変化量より小さいこと
    を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、前記出力電圧が、前記後段回路が動作可能な最小電圧以上になった場合、前記出力電圧の前記所定時間あたりの変化量が前記閾値より小さいか否かの判定を開始すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、前記出力電圧が前記閾値より小さくなったと判定した後、さらに、前記出力電圧が、前記後段回路の入力定格電圧以下である場合、前記制御信号を出力すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記後段回路を有し、
    前記電圧生成部は、AC/DCコンバータまたはDC/DCコンバータのいずれかであり、
    前記後段回路は、負荷に供給する電源電圧を前記出力電圧に応じて生成するDC/DCコンバータであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 起動指示に基づいて出力電圧の生成を開始し、前記出力電圧を設定電圧まで上昇させる電圧生成部を有する電源装置の制御方法であって、
    前記出力電圧の所定時間あたりの変化量が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、
    前記変化量が前記閾値より小さい場合、前記出力電圧を受けて動作する後段回路を起動させる制御信号を出力すること
    を特徴とする電源装置の制御方法。
  7. 起動指示に基づいて出力電圧の生成を開始し、前記出力電圧を設定電圧まで上昇させる電圧生成部を有する電源装置の制御プログラムであって、
    前記出力電圧の所定時間あたりの変化量が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、
    前記変化量が前記閾値より小さい場合、前記出力電圧を受けて動作する後段回路を起動させる制御信号を出力する、処理を、
    前記電源装置に搭載されるコンピュータに実行させることを特徴とする電源装置の制御プログラム。
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