以下、実施形態を図面を参照して説明を行う。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。POSシステム1は、小売店等における取引の会計処理に用いられるシステムである。取引は、小売店等における商品の購入や、娯楽施設等におけるサービスの利用などがある。
POSシステム1は、1以上の第1のPOS端末装置5と1以上の第2のPOS端末装置10とを含んで構成される。第1のPOS端末装置5は、利用者2の会計操作を受付け可能なPOS端末装置である。第1のPOS端末装置5は、利用者用のセルフPOS端末装置である。会計操作は、取引の会計に関する操作であり、たとえば、取引の内容を決定するための操作である。会計操作は、たとえば、商品の登録操作(買上登録操作)、登録した商品の精算操作などの操作を含む。
第2のPOS端末装置10は、オペレータ3の会計操作を受付け可能な装置である。第2のPOS端末装置10は、オペレータ用のPOS端末装置である。POSシステム1は、第2のPOS端末装置10で行われる会計操作と、第1のPOS端末装置5が受付けた会計操作の監視との両立を図るシステムである。
第1のPOS端末装置5は、会計操作受付部6と表示部7とを含んで構成される。会計操作受付部6は、会計開始の操作を含む利用者2の第1の会計操作9を受付ける。表示部7は、第1の会計操作9にもとづいた第1の表示態様8を表示する。
第2のPOS端末装置10は、監視決定部11と表示部12と会計操作受付部15とを含んで構成される。監視決定部11は、会計操作受付部6が受付けた会計開始の操作を検出し、第1の会計操作9の監視を行うか否かを決定する。会計操作受付部15は、オペレータ3の第2の会計操作16を受付ける。表示部12は、監視決定部11の決定にもとづいて表示態様を切替える。表示部12は、第2の会計操作16にもとづいた第2の表示態様13と、第1の表示態様8の一部と第2の表示態様13の一部とを含む第3の表示態様14を切替えて表示する。具体的には表示部12は、第1の会計操作9の監視を行わない場合には、第2の表示態様13を表示する。また、表示部12は、第1の会計操作9の監視を行う場合には、第3の表示態様14を表示する。
たとえば、会計操作受付部6は、利用者2から会計開始の操作を受付ける。また、会計操作受付部6は、商品名が「A」で価格が「100円」の商品(以下、商品A)と、商品名が「B」で価格が「50円」の商品(以下、商品B)の登録操作を受付ける。表示部7は、商品Aと商品Bとの登録操作にもとづいて第1の表示態様8aを表示する。
会計操作受付部15は、商品名が「C」で価格が「50円」の商品(以下、商品C)の登録操作を受付ける。表示部12は、商品Cの登録操作にもとづいて第2の表示態様13aを表示する。
第2のPOS端末装置10は、会計操作受付部6が受付けた会計開始の操作を検出し、第1の会計操作9の監視を行うか否かを決定する。監視を行う場合に、表示部12は、第1の表示態様の一部8bと第2の表示態様の一部13bとを含む第3の表示態様14aに第2の表示態様13aから表示を切替える。
このようなPOSシステム1によれば、第1のPOS端末装置5は、利用者2から会計開始の操作を含む第1の会計操作9を受付ける。第1のPOS端末装置5は、第1の会計操作9にもとづいた第1の表示態様8を表示する。
第2のPOS端末装置10は、オペレータ3から第2の会計操作16を受付ける。第2のPOS端末装置10は、第1のPOS端末装置5が受付けた会計開始の操作を検出し、第1のPOS端末装置5が受付ける第1の会計操作9を監視するか否かを決定する。第2のPOS端末装置10は、決定にもとづいて、第2の会計操作16にもとづいた第2の表示態様13と、第1の表示態様8の一部と第2の表示態様13の一部とを含む第3の表示態様14とを切替えて表示する。
第1の表示態様8は、第1のPOS端末装置5が受付けた第1の会計操作9にもとづいた表示態様である。したがって、オペレータ3は、第1の表示態様8の一部を含む第3の表示態様14を見ることで、第1のPOS端末装置5が受付けた第1の会計操作9を監視できる。
第2の表示態様13は、第2のPOS端末装置10が受付けた第2の会計操作16にもとづいた表示態様である。したがって、オペレータ3は、第2の表示態様13の一部を含む第3の表示態様14を見ることで、第2の会計操作16を継続して実行することができる。
したがって、オペレータ3は、表示部12を見ることで第2のPOS端末装置10で行う第2の会計操作16と、利用者2の第1の会計操作9を受付ける第1のPOS端末装置5の監視とを両立できる。すなわち、POSシステム1は、オペレータ3において、利用者2の第1の会計操作9を受付ける第1のPOS端末装置5の監視と、第2のPOS端末装置10での第2の会計操作16とを両立可能にする。
[第二実施形態]
次に第二実施形態について説明する。図2は、第二実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。
POSシステム30は、小売店等における取引の会計処理に用いられるシステムである。POSシステム30は、POSサーバ装置31と、ネットワーク33を介してPOSサーバ装置31と通信可能に接続する複数のPOS端末装置32を含んで構成される。POS端末装置32a、32b、...、32nは互いに通信可能に接続する。
POS端末装置32は、販売商品の会計を行う装置である。POS端末装置32は、オペレータの会計操作を受付可能なオペレータ操作状態と、利用者の会計操作を受付可能なセルフ操作状態とを切替可能な装置である。会計操作は、たとえば、商品の登録操作、商品の精算操作などの操作を含む。なお、POS端末装置32は、オペレータ操作状態とセルフ操作状態とを切替可能であることに限らない。たとえば、POSシステム30は、オペレータ用のPOS端末装置と利用者用のセルフPOS端末装置を別々のPOS端末装置として備えていてもよい。
オペレータ操作状態のPOS端末装置32(以下、オペレータPOS)は、POSサーバ装置31の依頼にもとづいてセルフ操作状態のPOS端末装置32(以下、セルフPOS)のアテンダントを行う。ここでいうアテンダントは、セルフPOSで行われる会計操作の補助である。たとえば、オペレータPOSは、アテンダントとしてセルフPOSが受付ける会計操作の監視、およびセルフPOSで発生したエラーの対処を行う。ここでいうエラーは、レシート用紙切れ、釣銭切れ、酒類等の年齢確認等を含む。
POSサーバ装置31は、POSシステム30を統括的に管理するサーバである。POSサーバ装置31は、ネットワークを介してPOS端末装置32a、32b、...、32nと情報の送受信を行う。POSサーバ装置31は、POS端末装置32の情報や、オペレータ等の情報や、販売商品等の情報を保持する。POSサーバ装置31は、POS端末装置32a、32b、...、32nの動作等を管理する。POSサーバ装置31は、複数のオペレータPOSのうちからセルフPOSのアテンダントを行うオペレータPOSを決定する。
次にPOS端末装置32について説明する。図3は、第二実施形態におけるPOS端末装置の外観の一例を示す図である。
POS端末装置32は、キャッシャユニット35と、チェッカユニット45を有する。
キャッシャユニット35は、主として販売代金の受領作業を行うためのユニットである。キャッシャユニット35は、制御ユニット36、自動釣銭機37、キャッシュドロア38、自動釣札機39、キーボード40、タッチパネル41、ディスプレイ42、カスタマディスプレイ43を有する。
制御ユニット36は、キャッシャユニット35を制御するとともにPOS端末装置32を統括的に制御するコンピュータである。自動釣銭機37は、利用者から受取った硬貨の入金と、釣銭の出金とを行う。キャッシュドロア38は、硬貨および紙幣を収納する収納庫である。自動釣札機39は、利用者から受取った紙幣の入金と、釣銭の出金とを行う。キーボード40は、ディスプレイ42に表示されたGUI(Graphical User Interface)を操作するための入力装置である。タッチパネル41は、ディスプレイ42に表示されたGUIをオペレータがディスプレイ表示内容を直接パネルに触れて操作するため入力装置である。ディスプレイ42は、会計操作を行うための所定のGUIを表示する。ディスプレイ42は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ42は、タッチパネル41の下層に位置している。ディスプレイ42の表示する画像は、タッチパネル41を透過して、オペレータから視認可能である。したがってオペレータは、ディスプレイ42によって表示された画像を見ながら、タッチパネル41に対するタッチ操作を行うことができる。カスタマディスプレイ43は、利用者側に買い物情報を表示する表示装置であり、たとえば、商品購入代金の合計額、利用者からの預かり金額、釣銭金額、特典情報などを表示する。
チェッカユニット45は、主として商品コードの入力作業を行うためのユニットである。チェッカユニット45は、セルフPOSの際に、利用者から会計操作を受付けるユニットである。チェッカユニット45は、タッチパネル46、スピーカ47、レーン台48、支柱49、固定スキャナ50、多項目キーボード51を有する。さらに、チェッカユニット45は、ディスプレイ52、カスタマディスプレイ53、タッチパネル54、プリンタ55、電子マネーリーダ56、タッチスキャナ57、カメラ58、カスタマ固定スキャナ59を有する。
レーン台48は、支柱49を支持する。また、レーン台48には、利用者が持参した買い物かごや、買い物かごに投入された商品、プリンタ55、電子マネーリーダ56が載置される。支柱49は、タッチパネル46、スピーカ47、固定スキャナ50、多項目キーボード51、ディスプレイ52、カスタマディスプレイ53、タッチパネル54、タッチスキャナ57、カメラ58、カスタマ固定スキャナ59を支持する。
タッチパネル46は、バーコードの付されていない商品(たとえば、ばら売りの野菜や魚などの生鮮食料品や、惣菜など)をディスプレイ52に表示される商品群から選択する入力装置である。スピーカ47は、音声で入力結果を報知する。固定スキャナ50、タッチスキャナ57、カスタマ固定スキャナ59は、商品に付与されたバーコードを読み取るための装置である。オペレータは、商品に付されたバーコードを固定スキャナ50、タッチスキャナ57にかざすことで、固定スキャナ50、タッチスキャナ57を入力装置とした商品コードの入力を行う。商品コードの入力結果は、ディスプレイ52に表示されて、オペレータが商品コードの入力結果を確認することができる。また、セルフ操作状態において、利用者は、商品に付されたバーコードをタッチスキャナ57、カスタマ固定スキャナ59にかざすことで、タッチスキャナ57、カスタマ固定スキャナ59を入力装置とした商品コードの入力を行う。商品コードの入力結果は、カスタマディスプレイ53に表示されて、利用者が商品コードの入力結果を確認することができる。
多項目キーボード51は、オペレータの操作を受付ける。ディスプレイ52は、オペレータ側に商品情報を表示する装置であり、バーコードの付されていない商品、操作指示、商品の名称、数量、会計額などを表示する。カスタマディスプレイ53は、利用者側に買い物情報を表示する表示装置であり、たとえば、商品コードを入力した商品の名称、単価などを表示する。カスタマディスプレイ53は、セルフ操作状態において、商品コードを入力した商品の名称、単価などに加えて、セルフPOSの操作指示などを表示する表示装置として機能する。タッチパネル54は、利用者からの操作を受付ける装置であり、たとえば、おでんやポテトなどのファーストフードを注文することができる。また、タッチパネル54は、セルフ操作状態において、利用者の会計開始等の会計操作の入力を受付ける入力装置として機能する。
プリンタ55は、チェッカユニット45およびキャッシャユニット35で受付けた会計操作にもとづいてレシートの発券を行う。電子マネーリーダ56は、利用者の電子マネーを用いた支払いを受付ける。電子マネーリーダ56は、セルフ操作状態において、利用者の商品購入代金の支払いを受付ける精算装置として機能する。たとえば、セルフPOSは、利用者の商品購入代金の支払いの受付けを電子マネーのみで行う。このようにセルフPOSは、電子マネーのみで商品購入代金の支払いを受付けることで、釣銭切れが生じることがない。したがって電子マネーのみで商品購入代金の支払いを受付けることで、セルフPOSは、エラーが発生する可能性を低下させることができる。カメラ58は、セルフ操作状態において、利用者の会計操作の撮影を行う。
なお、上述したように、セルフ操作状態では、カスタマディスプレイ53は、利用者から受付けた会計操作を表示する表示装置として機能する。タッチパネル54は、利用者が会計操作の操作入力を行う入力装置として機能する。タッチスキャナ57、カスタマ固定スキャナ59は、商品に付与されたバーコードを読取るための読取装置として機能する。電子マネーリーダ56は、利用者から商品購入代金の支払いを受付ける精算装置として機能する。カメラ58は、利用者の会計操作を監視する監視装置として機能する。これにより、POS端末装置32は、利用者の会計操作を受付けるセルフPOSの機能を実現できる。
次にPOSサーバ装置31のハードウェア構成について説明する。図4は、第二実施形態におけるPOSサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。
POSサーバ装置31は、プロセッサ61によって装置全体が制御されている。プロセッサ61には、バス69を介してRAM(Random Access Memory)62と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ61は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ61は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ61は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM62は、POSサーバ装置31の主記憶装置として使用される。RAM62には、プロセッサ61に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM62には、プロセッサ61による処理に必要な各種データが格納される。
バス69に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)63、グラフィック処理装置64、入力インタフェース65、光学ドライブ装置66、機器接続インタフェース67およびネットワークインタフェース68がある。
HDD63は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD63は、POSサーバ装置31の補助記憶装置として使用される。HDD63には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置64には、ディスプレイ71が接続されている。グラフィック処理装置64は、プロセッサ61からの命令に従って、画像をディスプレイ71の画面に表示させる。ディスプレイ71としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース65には、キーボード72とマウス73が接続されている。入力インタフェース65は、キーボード72やマウス73から送られてくる信号をプロセッサ61に送信する。なお、マウス73は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置66は、レーザ光などを利用して、光ディスク74に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク74は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク74には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース67は、POSサーバ装置31に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース67には、メモリ装置75やメモリリーダライタ76を接続することができる。メモリ装置75は、機器接続インタフェース67との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ76は、メモリカード77へのデータの書き込み、またはメモリカード77からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード77は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース68は、ネットワーク33に接続されている。ネットワークインタフェース68は、ネットワーク33を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第二実施形態のPOSサーバ装置31の処理機能を実現することができる。なお、第一実施形態に示した第1のPOS端末装置5、第2のPOS端末装置10、第二実施形態に示したPOS端末装置32も図4に示したPOSサーバ装置31と同様のハードウェア構成により実現できる。
POSサーバ装置31は、例えばコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第二実施形態の処理機能を実現する。POSサーバ装置31に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、POSサーバ装置31に実行させるプログラムをHDD63に格納しておくことができる。プロセッサ61は、HDD63内のプログラムの少なくとも一部をRAM62にロードし、プログラムを実行する。またPOSサーバ装置31に実行させるプログラムを、光ディスク74、メモリ装置75、メモリカード77などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ61からの制御により、HDD63にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ61が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次にPOS端末装置32の機能について説明する。図5は、第二の実施形態におけるPOS端末装置の機能ブロックを示す図である。
POS端末装置32は、オペレータ操作処理部80と、セルフ操作処理部90と、POSサーバ装置通信部100と、POS端末装置通信部105とを含んで構成される。
POSサーバ装置通信部100は、POSサーバ装置31との各種通信を行う。POS端末装置通信部105は、POS端末装置32との各種通信を行う。
オペレータ操作処理部80は、オペレータPOSにおける各種処理を行う。オペレータ操作処理部80は、会計操作受付部81と、会計処理部82と、表示制御部83と、アテンダント処理実行部84とを含んで構成される。
会計操作受付部81は、オペレータから会計操作を受付ける。会計処理部82は、オペレータから受付けた会計操作にもとづいて会計処理を行う。表示制御部83は、オペレータPOSにおける表示画面の表示を制御する。表示制御部83は、オペレータから受付けた会計操作にもとづいた表示態様をディスプレイ42およびディスプレイ52に表示する。また、表示制御部83は、アテンダント時にはアテンダント用の表示態様としてオペレータから受付けた会計操作にもとづいた表示態様と、セルフPOSが利用者から受付けた会計操作にもとづいた表示態様とをディスプレイ42およびディスプレイ52に表示する。アテンダント用の表示態様については、後で図15を用いて詳細に説明する。
なお、オペレータPOSは、アテンダント用の表示態様をディスプレイ42およびディスプレイ52に表示するとして説明したがこれに限らない。たとえば、オペレータPOSは、アテンダント用の表示態様をディスプレイ52だけに表示してもよい。
アテンダント処理実行部84は、アテンダントに関する各種処理を行う。アテンダント処理実行部84は、アテンダントを引受けるか否かを判定する。アテンダント処理実行部84は、アテンダントを引受けた場合には、セルフPOSで受付けた会計操作の取得、およびセルフPOSで発生したエラーの対処を行う。
セルフ操作処理部90は、セルフPOSにおける各種処理を行う。セルフ操作処理部90は、会計処理部91と会計操作受付部92と操作映像取得部93と表示制御部94とを含んで構成される。
会計操作受付部92は、利用者から会計操作を受付ける。会計操作受付部92は、利用者から会計開始の操作を受付けると、POSサーバ装置31にアテンダントを行うオペレータPOSの決定依頼を通知する。会計処理部91は、利用者から受付けた会計操作にもとづいて会計処理を行う。会計処理部91は、会計操作で受付けた商品の商品名と価格をアテンダント中のオペレータPOSに逐一通知する。操作映像取得部93は、POS端末装置32に設置されたカメラ等により、利用者が行った会計操作の映像を取得する。表示制御部94は、利用者から受付けた会計操作にもとづいた表示態様をディスプレイ等の表示装置に表示する。
次にPOSサーバ装置31の機能について説明する。図6は、第二の実施形態におけるPOSサーバ装置の機能ブロックを示す図である。
POSサーバ装置31は、通信部110とアテンダント依頼部111と優先順位決定部112とPOS端末装置情報保持部113と稼働状態制御部114と会計操作スコア算出情報保持部115とPOS端末装置情報更新部116とオペレータ情報保持部117とを含んで構成される。
通信部110は、POS端末装置32との各種通信を行う。優先順位決定部112は、セルフPOSが会計開始を受付けると、セルフPOSのアテンダントを行うオペレータPOSの優先順位を決定する。優先順位の決定については、後で図10を用いて詳細に説明する。アテンダント依頼部111は、優先順位決定部112が決定した優先順位にもとづいてオペレータPOSにアテンダントの依頼を行う。POS端末装置情報保持部113は、POS端末装置32に関するPOS端末装置情報を保持する。POS端末装置情報については、後で図7を用いて詳細に説明する。
稼働状態制御部114は、POS端末装置32の稼働状態を制御する。POS端末装置32の稼働状態は、たとえば、セルフ操作状態や、オペレータ操作状態、休止、停止などの状態がある。
会計操作スコア算出情報保持部115は、会計操作スコアの算出に用いる会計操作スコア算出情報を保持する。会計操作スコア算出情報については、後で図9を用いて詳細に説明する。
POS端末装置情報更新部116は、POS端末装置情報の更新を行う。POS端末装置情報更新部116は、たとえば、POS端末装置32のオペレータが交代した場合や、稼働状況が変わった場合や、アテンダントを引受けた場合などにPOS端末装置情報を更新する。オペレータ情報保持部117は、オペレータの熟練度に関するオペレータ情報を保持する。オペレータ情報保持部117が保持するオペレータ情報については、後で図8を用いて詳細に説明する。
次にPOS端末装置情報テーブルについて説明する。図7は、第二実施形態におけるPOS端末装置情報テーブルの一例を示す図である。
POS端末装置情報テーブル120は、POS端末装置情報保持部113が保持するテーブルである。POS端末装置情報テーブル120は、POS端末装置情報更新部116によって更新される。POS端末装置情報テーブル120は、POS端末装置番号と、配置情報と、稼働状態と、オペレータIDと、会計操作スコアと、IPアドレスとアテンダントフラグの項目を含んで構成される。1つのPOS端末装置情報は、横方向に並べられた各項目が互いに関連付けられた情報である。
POS端末装置番号は、POS端末装置毎に設定されたPOS端末装置32を一意に識別可能な識別情報である。配置情報は、POS端末装置32の配置を特定可能な識別情報である。POSサーバ装置31は、配置情報によってPOS端末装置32の相対的な位置関係を把握できる。配置情報の項目には、たとえば、「0」、「1」、...、「8」などと配置場所に応じた識別番号が入力される。なお、配置情報は、番号が近いPOS端末装置同士は、近くに配置され、番号が離れているPOS端末装置同士は、遠くに配置されていることを示している。
稼働状態は、POS端末装置32の稼働状態を特定可能な情報である。POS端末装置32の稼働状態は、「休止」、「稼働」、「セルフ」、「停止」の4つの状態がある。POS端末装置情報更新部116は、POS端末装置32の稼働状態が変更するたびに稼働状態の項目を更新する。
「休止」のPOS端末装置32は、電源がONであるPOS端末装置32のうち、セルフ操作状態でもオペレータ操作状態でもないPOS端末装置32である。「休止」のPOS端末装置32は、オペレータがPOS端末装置32の利用登録を行うとオペレータPOSとして稼働する。また「休止」のPOS端末装置32は、POSサーバ装置31からセルフ操作の動作指示を受付けるとセルフPOSとして稼働する。
「稼働」のPOS端末装置32は、電源がONであるPOS端末装置32のうち、オペレータPOSであるPOS端末装置32である。「セルフ」のPOS端末装置32は、電源がONであるPOS端末装置32のうち、セルフPOSであるPOS端末装置32である。「停止」のPOS端末装置32は、電源がOFFであるPOS端末装置32である。
オペレータIDは、オペレータを一意に識別可能な識別情報である。オペレータIDの項目は、オペレータが設定されていない場合には「未設定」が設定される。オペレータIDの項目は、オペレータがPOS端末装置32に利用登録を行うと識別情報が設定される。
会計操作スコアは、POS端末装置32を操作しているオペレータの会計操作のスキルをスコアで表したものである。なお、会計操作スコアの項目に設定された会計操作スコアは、数値が大きいほど会計操作のスキルが高いことを示している。会計操作スコアは、たとえば、3段階の評価である。
IPアドレスは、POS端末装置32のIPアドレスである。IPアドレスは、POS端末装置32との通信を行うために用いられる。アテンダントフラグは、POS端末装置32がセルフPOSのアテンダントを行っているか否かのフラグである。アテンダントフラグの項目は、POS端末装置32がセルフPOSの監視を行っている場合には「1」が設定され、POS端末装置32がセルフPOSの監視を行っていない場合には「0」が設定される。
たとえば、POS端末装置情報テーブル120は、POS端末装置番号「20」、配置情報「1」、稼働状況「稼働」、オペレータID「1」、会計操作スコア「1」、IPアドレス「192,168,10,2」、アテンダントフラグ「0」である情報を備える。
これは、POS端末装置32は、POS端末装置番号が「20」であり、配置情報「1」に該当する位置に配置され、オペレータ操作状態であることを示している。また、POS端末装置32は、会計操作スコアが3段階中の「1」であり、オペレータIDが「1」であるオペレータに操作されていることを示している。また、POS端末装置32は、IPアドレスが「192,168,10,2」であり、アテンダントを行っていないことを示している。
次にオペレータ情報テーブルについて説明する。図8は、第二実施形態におけるオペレータ情報テーブルの一例を示す図である。
オペレータ情報テーブル130は、オペレータ情報保持部117が保持するテーブルである。オペレータ情報テーブル130は、オペレータIDと熟練度の項目を含んで構成される。1つのオペレータ情報は、横方向に並べられた各項目が互いに関連付けられた情報である。
熟練度は、オペレータの会計操作の熟練度であり、オペレータの会計操作のスキルを示す情報である。熟練度の項目は、「ベテラン」、「一般」、「見習い」のいずれかが設定される。たとえば、熟練度は、オペレータの勤務年数や役職等にもとづいて設定される。
たとえば、オペレータ情報テーブル130は、オペレータID「1」、熟練度「ベテラン」である情報を備える。これはオペレータIDが「1」であるオペレータは、会計操作の熟練度が「ベテラン」であることを示している。
なお、オペレータ情報テーブル130には、POS端末装置32を操作中のオペレータと、POS端末装置32を操作中でないオペレータそれぞれの情報が含まれている。
このようなオペレータ情報テーブル130によれば、POS端末装置情報更新部116は、オペレータの熟練度を取得することができる。なお、オペレータ情報テーブル130は、熟練度の項目に換えて、勤務年数や役職の項目を備えていてもよく、オペレータの会計操作の熟練度を特定できればよい。
次に会計操作スコア算出情報テーブルについて説明する。図9は、第二実施形態における会計操作スコア算出情報テーブルの一例を示す図である。
会計操作スコア算出情報テーブル140は、会計操作スコア算出情報保持部115が保持するテーブルである。会計操作スコア算出情報テーブル140は、会計操作スコアと熟練度の項目を含んで構成される。1つの会計スコア算出情報は、横方向に並べられた各項目が互いに関連付けられた情報である。
会計操作スコアは、3段階の評価であり、会計操作スコアの項目は、熟練度に応じたスコア(評価)が設定される。たとえば、会計スコアの項目は、熟練度が「ベテラン」である場合には3段階中の「3」が設定され、熟練度が「一般」である場合には3段階中の「2」が設定され、熟練度が「見習い」である場合には3段階中の「1」が設定される。
このような会計操作スコア算出情報テーブル140によれば、POS端末装置情報更新部116は、熟練度に応じた会計操作スコアを取得できる。
したがって、オペレータ情報テーブル130と会計操作スコア算出情報テーブル140によって、POS端末装置情報更新部116は、オペレータ毎の会計操作スコアを取得できる。なお、上述した会計操作スコアは一例であってこれに限らない。たとえば、POSサーバ装置31は、勤務年数と役職などを考慮してより細かく会計操作スコアを算出してもよい。
次にセルフPOSを監視するオペレータPOSを決定する処理について説明を行う。図10は、第二実施形態におけるアテンダント端末決定処理のシーケンスである。
[ステップS1]会計操作受付部92は、利用者から会計開始の操作を受付ける。セルフPOSは、たとえば、タッチパネル等によって利用者から会計開始の指示を受付ける。たとえば、セルフPOSは、支払い方法が電子マネーのみであること等のセルフPOSを使用する際の注意を表示装置に表示する。そして利用者は、セルフPOSを使用する際の注意を承諾することで会計開始の依頼をセルフPOSに行う。
[ステップS2]会計操作受付部92は、アテンダントを行うPOS端末装置32の決定の依頼であるアテンダント決定依頼をPOSサーバ装置31に通知する。
[ステップS3]優先順位決定部112は、アテンダント決定依頼を受付けると、優先順位決定処理を行う。優先順位決定処理は、セルフPOSのアテンダントを行うオペレータPOSの優先順位を決定する処理である。優先順位決定処理では、優先順位決定部112は、オペレータPOSを操作するオペレータの熟練度と、オペレータPOSとセルフPOSとの配置情報とにもとづいてセルフPOSのアテンダントを行うオペレータPOSの優先順位を決定する。優先順位決定処理については、図11を用いて後で詳細に説明する。
[ステップS4]アテンダント依頼部111は、決定した優先順位にもとづいてオペレータPOSにセルフPOSのアテンダントの引受依頼を通知する。
[ステップS5]アテンダント処理実行部84は、POSサーバ装置31からアテンダントの引受依頼を受付ける。
[ステップS6]アテンダント処理実行部84は、アテンダント引受判定処理を行う。アテンダント引受判定処理は、アテンダントを引受けるか否かを判定する処理である。アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況(処理内容)を取得し、セルフPOSのアテンダントを引受けるか否かを判定する。会計処理部82の処理状況は、受付中の会計操作の状況であり、たとえば、商品登録中や、精算中などの状況がある。アテンダント引受判定処理については、図13を用いて後で詳細に説明する。
[ステップS7]アテンダント依頼部111は、オペレータPOSからアテンダントの引受結果を受付ける。
[ステップS8]アテンダント依頼部111は、アテンダントを実施するオペレータPOSが決定したか否かを判定する。アテンダント依頼部111は、アテンダントを実施するオペレータPOSが決定したと判定した場合にはステップS9にすすみ、アテンダントを実施するオペレータPOSが決定していないと判定した場合にはステップS4にすすむ。
なお、アテンダント依頼部111は、アテンダントを実施するオペレータPOSが決定しなかった場合には、優先順位が上位のオペレータPOSに依頼を行う。なお、アテンダント依頼部111は、全てのオペレータPOSがアテンダントを引受けることができなかった場合には、所定の時間待機した後、再度優先順位に従って依頼を行う。
[ステップS9]POS端末装置情報更新部116は、POS端末装置情報テーブル120のアテンダントフラグを更新し、アテンダント端末決定処理を終える。
このようなアテンダント端末決定処理によれば、POSサーバ装置31は、取引毎にアテンダントを行うセルフPOSの優先順位を決定し、アテンダントの依頼を行い、アテンダントを行うオペレータPOSを決定できる。
次に優先順位決定処理について説明する。図11は、第二実施形態における優先順位決定処理のフローチャートである。
優先順位決定処理は、優先順位決定部112が実施する処理である。優先順位決定部112は、アテンダント端末決定処理のステップS3で優先順位決定処理を実施する。
[ステップS11]優先順位決定部112は、会計開始の操作を受付けたセルフPOSのPOS端末装置番号を取得する。
たとえば、セルフPOSは、POS端末装置番号を含んだアテンダント決定依頼を通知する。そして、POSサーバ装置31は、アテンダント決定依頼にもとづいて、セルフPOSのPOS端末装置番号を取得する。
[ステップS12]優先順位決定部112は、取得したPOS端末装置番号にもとづいてPOS端末装置情報テーブル120からセルフPOSの配置情報を取得する。
[ステップS13]優先順位決定部112は、POS端末装置情報テーブル120からオペレータPOSを特定する。優先順位決定部112は、POS端末装置情報テーブル120の稼働状況が「稼働」であるPOS端末装置32をオペレータPOSとして特定する。
[ステップS14]優先順位決定部112は、特定したオペレータPOSのうち1台を選択する。
[ステップS15]優先順位決定部112は、オペレータPOSがアテンダント中であるか否かを判定する。優先順位決定部112は、POS端末装置情報テーブル120のアテンダントフラグにもとづいてオペレータPOSがアテンダント中であるか否かを判定する。優先順位決定部112は、オペレータPOSがアテンダント中であると判定した場合にはステップS20にすすみ、オペレータPOSがアテンダント中でないと判定した場合にはステップS16にすすむ。
[ステップS16]優先順位決定部112は、選択したオペレータPOSの配置情報をPOS端末装置情報テーブル120から取得する。
[ステップS17]優先順位決定部112は、セルフPOSの配置情報と、選択したオペレータPOSの配置情報とにもとづいて配置スコアを算出する。配置スコアは、たとえば、10段階の評価である。優先順位決定部112は、セルフPOSとオペレータPOSが隣接した配置である(配置情報の差が1である)場合には、配置スコアを10段階中の「10」と算出し、セルフPOSとオペレータPOSの配置が離れるごとに配置スコアを「1」減少させる。たとえば、優先順位決定部112は、セルフPOSの配置情報が「4」でオペレータPOSの配置情報が「2」である場合には、配置情報の差が「2」である。したがって優先順位決定部112は、配置スコアを10段階中の「9」と算出する。ここでPOS端末装置32の配置について説明する。図12は、第二実施形態におけるPOS端末装置の配置の一例を示す図である。
たとえば、店舗等は、POS端末装置32a、32b、32c、...、32nを備える。店舗等では、POS端末装置32a、32b、32c、...、32nは、並んで配置される。配置情報は、この並びに応じて設定される。たとえば、POS端末装置32aの配置情報が「0」であり、POS端末装置32bの配置情報が「1」であり、POS端末装置32cの配置情報が「3」である。POS端末装置32aとPOS端末装置32bは、隣接して配置されているため配置情報の差が「1」である。また、POS端末装置32aとPOS端末装置32cは、POS端末装置32bを間に挟んで配置されているため配置情報の差が「2」である。
したがって、POS端末装置32aがセルフPOSである場合に、POS端末装置32bの配置スコアは、「10」となる。また、POS端末装置32aがセルフPOSである場合に、POS端末装置32cの配置スコアは、「9」となる。
なお、POS端末装置32の向きを考慮して配置スコアを算出してもよい。オペレータ155は、利用者150が購入する商品の登録操作を行う。オペレータ155は、利用者150の方向に配置されたPOS端末装置32aのアテンダントを行う場合、利用者150の会計操作(チェッカユニット45での操作)を行いながら容易に目視で監視することもできる。一方でオペレータ155は、利用者150と反対の方向(オペレータ155の背面側)に配置されたPOS端末装置32cのアテンダントを行う場合、利用者の会計操作を行いながら目視で監視することは困難である。そのため、オペレータ155は、目視で解除可能なエラーが発生した場合に、POS端末装置32cのアテンダントはPOS端末装置32aのアテンダントに比べ、負担がかかる。したがって、優先順位決定部112は、このようなPOS端末装置32a、32b、32cの向きも考慮して配置スコアを算出することが好ましい。たとえば、優先順位決定部112は、セルフPOSがオペレータの背面側に配置されている場合にはオペレータPOSの配置スコアの最大値を「9」に設定する。
このように優先順位決定部112は、セルフPOSとオペレータPOSとの配置情報とにもとづいて配置スコアを算出することで、配置が近いオペレータPOSの配置スコアを高く算出する。これは、POS端末装置32の配置が近いほど、オペレータがセルフPOSで生じたエラーに短時間で対応できるからである。
[ステップS18]優先順位決定部112は、選択したオペレータPOSの会計操作スコアをPOS端末装置情報テーブル120から取得する。
[ステップS19]優先順位決定部112は、合計スコアを算出する。優先順位決定部112は、算出した配置スコアおよび取得した会計操作スコアに所定の重みづけを行う。そして重みづけを行った配置スコアと会計操作スコアとを合計した合計スコアを算出する。
[ステップS20]優先順位決定部112は、全てのオペレータPOSを選択したか否かを判定する。優先順位決定部112は、全てのオペレータPOSを選択したと判定した場合にステップS21にすすみ、全てのオペレータPOSを選択していないと判定した場合にステップS14にすすむ。
[ステップS21]優先順位決定部112は、算出した合計スコアにもとづいてアテンダントを実施するオペレータPOSの優先順位を決定する。たとえば、優先順位決定部112は、算出した合計スコアが高い順にソートすることでアテンダントを実施するオペレータPOSの優先順位を決定する。
このような優先順位決定処理によれば、優先順位決定部112は、オペレータPOSを操作するオペレータの熟練度にもとづいた会計操作スコアと、オペレータPOSとセルフPOSとの配置情報にもとづいた配置スコアとを取得する。そして優先順位決定部112は、会計操作スコアと配置スコアを合計した合計スコアを算出し、セルフPOSのアテンダントを実施する優先順位を決定する。
これらによれば優先順位決定部112は、熟練度が高く会計操作に余裕があるオペレータが操作するPOS端末装置32にアテンダントを優先して割振ることができる。また、優先順位決定部112は、オペレータPOSとセルフPOSとの配置にもとづいて優先順位を決定するため、エラーが発生した場合でも素早く対処できるオペレータPOSにアテンダントを優先して割振ることができる。
次にアテンダント引受判定処理について説明する。図13は、第二実施形態におけるアテンダント引受判定処理のフローチャートである。
アテンダント引受判定処理は、アテンダントの依頼を受付けたオペレータPOSのアテンダント処理実行部84が行う処理である。アテンダント処理実行部84は、アテンダント端末決定処理のステップS6でアテンダント引受判定処理を行う。
[ステップS31]アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況を取得する。ここでいう会計処理部82の処理状況は、商品登録中の状況と、精算処理中の状況と、利用者待機中の状況と、トラブル対処中の状況がある。
[ステップS32]アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況がトラブル対処中であるか否かを判定する。アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況がトラブル対処中である場合にはステップS35にすすみ、会計処理部82の処理状況がトラブル対処中でない場合にはステップS33にすすむ。
[ステップS33]アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況が精算処理中であるか否かを判定する。アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況が精算処理中である場合にはステップS35にすすみ、会計処理部82の処理状況が精算処理中でない場合にはステップS34にすすむ。
[ステップS34]アテンダント処理実行部84は、アテンダントを引受けることができると判定し、判定結果をPOSサーバ装置31に通知し、アテンダント引受判定処理を終える。
[ステップS35]アテンダント処理実行部84は、アテンダントの引受けることができないと判定し、判定結果をPOSサーバ装置31に通知し、アテンダント引受判定処理を終える。
このようなアテンダント引受判定処理によれば、アテンダント処理実行部84は、会計処理部82の処理状況が商品登録中の状況と、利用者待機中の状況である場合にはセルフPOSのアテンダントを引受ける。また、アテンダント処理実行部84は、精算処理中や、トラブル対処中である場合にはセルフPOSのアテンダントを引受けない。これはトラブル対処中の状況や精算処理中の状況である場合には、オペレータは、セルフPOSのアテンダントを実施することは好ましくないためである。たとえば、オペレータは、精算処理では、釣銭の受取りや、釣銭の集計などのディスプレイを見ずに行う作業をする。そのため、オペレータは、ディスプレイによるセルフPOSのアテンダントを行いながら精算処理をすることは容易ではなく、オペレータにかかる負担が大きい。したがって精算処理中のオペレータPOSは、アテンダントを引受けない。
このようにオペレータPOSは会計操作の処理状況に応じてアテンダントを断ることで、オペレータにかかる負担を低減できる。
次にオペレータPOSが実施するアテンダント処理について説明する。図14は、第二実施形態におけるアテンダント処理のシーケンスを示す図である。
[ステップS41]アテンダント処理実行部84は、IPアドレスと共に商品登録開始の許可をセルフPOSに通知する。そしてアテンダント処理実行部84は、セルフPOSとの通信を確立し、利用者の会計操作を撮影するためにセルフPOSに設置されたカメラ58等の映像を受信し始める。
[ステップS42]会計操作受付部92は、商品登録開始の許可を受付け、商品の登録操作の受付(取引)を開始する。
[ステップS43]会計操作受付部92は、会計する商品の品数の選択を利用者から受付ける。セルフPOSは、会計可能な商品の品数を制限し、利用者に精算を行う品数を選択させる。たとえば、セルフPOSでは、利用者は、1〜3品までの商品に限って会計を行うことができる。セルフPOSが会計可能な品数は、セルフPOSの会計時にカスタマディスプレイ53に一度に表示できる品数であるとよい。なお、セルフPOSは、あらかじめ会計可能な商品の品数が設定されていてもよい。
[ステップS44]会計操作受付部92は、アテンダントを実施しているオペレータPOSに選択された品数を通知する。
[ステップS45]アテンダント処理実行部84は、セルフPOSから通知された品数にもとづいてアテンダント用の表示態様を生成する。表示制御部83は、通常の表示態様からアテンダント用の表示態様に表示画面を切替える。ここで表示画面について説明する。図15は、第二実施形態におけるPOS端末装置の表示画面の一例を示す図である。
表示画面200は、オペレータPOSの表示画面である。表示画面200は、オペレータPOSがアテンダントを行っていない場合の表示態様である。表示画面200は、登録商品表示部210と、追加商品表示部220と、精算情報表示部230とを含んで構成される。
登録商品表示部210は、会計操作において、登録された商品の情報が表示される表示部である。たとえば、登録商品表示部210は、5つの商品の情報を一度に表示できる。また登録商品表示部210は、右側に設置されたスクロールボタンを用いて登録された商品の情報をスクロールすることができる。したがって、オペレータは、5つ以上の商品が登録された場合であっても、スクロールボタンを用いることで所要の商品の情報を確認できる。登録商品表示部210は、たとえば、登録された商品の商品名、税、単価、数量、値引合計、合計などを表示する。追加商品表示部220は、新たに登録された商品の情報を表示する表示部である。追加商品表示部220に表示された商品は、登録商品表示部210に追加される。精算情報表示部230は、精算に用いる情報を表示する表示部である。精算情報表示部230は、たとえば、税額、現計、値引合計、合計、預り、お釣りなどを表示する。
次に図16を用いてアテンダント用の表示態様を説明する。図16は、第二実施形態におけるPOS端末装置の表示画面の一例を示す図である。
表示画面250は、オペレータPOSの表示画面である。表示画面250は、オペレータPOSがアテンダントを行っている場合の(アテンダント用の)表示態様である。表示画面250は、アテンダント情報表示部260と、登録商品表示部270と、追加商品表示部220と、精算情報表示部230とを含んで構成される。表示画面250は、表示画面200の登録商品表示部210が表示されていた領域に、アテンダント情報表示部260と登録商品表示部270が表示されている点が表示画面200と異なる。
アテンダント情報表示部260は、アテンダントに用いる情報を表示する。アテンダント情報表示部260は、映像表示部261と、セルフPOS表示部262と、エラー解除ボタン263と移動通知ボタン264と確認ボタン265と不正通報ボタン266とを含んで構成される。
映像表示部261は、操作映像取得部93から取得したオペレータPOSで利用者が行った会計操作の映像を表示する。セルフPOS表示部262は、セルフPOSの表示画面の複製を表示する表示部である。セルフPOS表示部262は、セルフPOSのカスタマディスプレイ53に表示された表示態様を表示する。セルフPOS表示部262は、利用者がセルフPOSで行った商品の登録、登録した商品の精算、および発生したエラーなどを表示する。オペレータは、セルフPOS表示部262を監視することで、セルフPOSの会計操作の状況を把握できる。なお、セルフPOS表示部262は、セルフPOSのカスタマディスプレイ53に表示された表示態様の複製を表示することに限らない。セルフPOS表示部262は、セルフPOSが受付けた会計操作や、セルフPOSで発生したエラーを特定可能な情報を表示すればよい。
エラー解除ボタン263は、セルフPOSで発生したエラーをオペレータが解除するために用いるボタンである。たとえば、オペレータは、レシート用紙切れが発生した場合にはセルフPOSにレシート用紙を装着した後に、エラー解除ボタンを押すことでセルフPOSのエラーを解除する。
移動通知ボタン264は、セルフPOSで発生したエラーをオペレータが解除できない場合に用いるボタンである。移動通知ボタン264が押されると、オペレータPOSは、POSサーバ装置31にアテンダントの終了を通知する。そして、POSサーバ装置31は、エラーが発生したセルフPOSの稼働状態を「休止」に設定し、利用者にオペレータPOSまたはセルフPOSへの移動を通知する。
確認ボタン265は、セルフPOSの会計終了を確認するボタンである。確認ボタン265が押されると、オペレータPOSは、POSサーバ装置31にアテンダントの終了を通知する。
不正通報ボタン266は、セルフPOSのアテンダントにより不正を発見した場合に用いるボタンである。不正通報ボタン266が押されると、オペレータPOSは、セルフPOSに備え付けられたパトランプなどを点滅することにより、不正を通報する。登録商品表示部270は、登録商品表示部210を上下に縮小したものであり、2つの商品の情報を一度に表示できる。なお、登録商品表示部270は、オペレータPOSでオペレータが行う会計操作に支障が出ない範囲で縮小する。
このように表示画面250は、オペレータPOSがアテンダントを行っていない場合の表示画面の一部(登録商品表示部)をオペレータPOSでオペレータが行う会計操作に支障が出ない範囲で縮小し、アテンダント用の情報を表示する。したがって、表示画面250を用いることでオペレータは、オペレータPOSで行う会計操作と、セルフPOSのアテンダントを両立できる。
また、セルフPOSは、会計可能な商品の品数を1〜3品に制限しているため、セルフPOSが会計操作で受付けた商品の情報をセルフPOS表示部262に一度に表示できる。これにより、オペレータは、セルフPOS表示部262をスクロールすることなく、セルフPOSが利用者から受付けた販売商品を確認できる。このようにセルフPOS表示部262は、セルフPOSが受付けた商品の情報を一度に表示することで、アテンダントによってオペレータにかかる負担を低減できる。
[ステップS46]会計操作受付部92は、バーコードを取得する。会計操作受付部92は、タッチスキャナ57やカスタマ固定スキャナ59によって読取られたバーコードを取得する。
[ステップS47]会計処理部91は、会計操作受付部92が取得したバーコードを用いて商品の商品名と価格情報を取得する。
[ステップS48]会計処理部91は、取得した商品の商品名と価格情報をオペレータPOSに通知する。
[ステップS49]アテンダント処理実行部84は、セルフPOSから商品の商品名と価格情報を取得する。表示制御部83は、取得した商品名と価格情報とにもとづいて表示画面250を更新する。
[ステップS50]セルフ操作処理部90は、タッチスキャナ57やカスタマ固定スキャナ59によるバーコードの読取りが終了したか否かを判定する。セルフ操作処理部90は、バーコードの読取りが終了したと判定した場合にはステップS51にすすみ、バーコードの読取りが終了していないと判定した場合にはステップS46にすすむ。
[ステップS51]会計操作受付部92は、利用者からの支払いを受付ける。会計操作受付部92は、電子マネーによる利用者からの支払いを受付ける。会計処理部91は、受付けた電子マネーによって商品の精算を行う。
[ステップS52]会計処理部91は、精算結果をオペレータPOSに通知する。セルフPOSは、会計処理部91が精算結果をオペレータPOSに通知すると取引を終了する。
[ステップS53]アテンダント処理実行部84は、精算結果を受付け、セルフPOS表示部262に精算終了の確認画面を表示する。
[ステップS54]アテンダント処理実行部84は、オペレータからアテンダント終了の操作を受付ける。アテンダント処理実行部84は、確認ボタン265の押下げによりアテンダント終了の操作を受付ける。
[ステップS55]アテンダント処理実行部84は、セルフPOSとPOSサーバ装置31にアテンダント終了を通知する。そして、POSサーバ装置31は、アテンダント終了の通知を受付け、POS端末装置情報テーブル120のアテンダントフラグを更新すると、アテンダント処理が終了する。
このようなアテンダント処理によれば、オペレータPOSは、オペレータPOSがオペレータから受付けた会計操作と、セルフPOSが利用者から受付けた会計操作をディスプレイに表示する。したがって、オペレータPOSによれば、オペレータは、オペレータPOSの会計操作と、セルフPOSのアテンダントとを両立できる。
次に、アテンダント中にエラーが発生した際の対処について説明する。図17は、第二実施形態におけるエラー対処処理のシーケンスを示す図である。
[ステップS61]セルフ操作処理部90は、エラーを検知する。
[ステップS62]セルフ操作処理部90は、検知したエラーをオペレータPOSに通知する。
[ステップS63]アテンダント処理実行部84は、エラーの通知を受付ける。表示制御部83は、セルフPOS表示部262にエラーを表示する。
[ステップS64]アテンダント処理実行部84は、エラー解除ボタン263が押下げられたか否かを判定する。アテンダント処理実行部84は、エラー解除ボタン263が押下げられたと判定した場合には、セルフPOSにエラーの解除を通知してステップS65にすすむ。アテンダント処理実行部84は、エラー解除ボタン263が押下げられていないと判定した場合にはステップS66にすすむ。
[ステップS65]セルフ操作処理部90は、エラーの解除の通知を受付け、エラーを解除してエラー解除処理を終了する。なお、セルフPOSは、エラーを解除した後、利用者の会計操作の受付けを続行する。
[ステップS66]アテンダント処理実行部84は、移動通知ボタン264が押下げられたか否かを判定する。アテンダント処理実行部84は、移動通知ボタン264が押下げられたと判定した場合にステップS67にすすみ、移動通知ボタン264が押下げられていないと判定した場合にはステップS64にすすむ。
[ステップS67]アテンダント処理実行部84は、アテンダント終了をPOSサーバ装置31に通知する。
[ステップS68]POS端末装置情報更新部116は、アテンダント終了の通知を受付ける。POS端末装置情報更新部116は、POS端末装置情報テーブル120のアテンダントフラグを更新する。
稼働状態制御部114は、エラーを通知してきたセルフPOSの稼働状態を休止に切替える。そして、POS端末装置情報更新部116は、エラーを通知してきたセルフPOSの稼働状態を「休止」に変更する。なお、POS端末装置情報更新部116は、POS端末装置32の稼動状態を「休止」にする際に、フラグ情報等を付加し、エラーが解決するまでセルフPOSとして起動できないように設定することが好ましい。
[ステップS69]稼働状態制御部114は、稼働状態が「休止」であるPOS端末装置32が存在するか否かを判定する。稼働状態制御部114は、POS端末装置情報テーブル120にもとづいて稼働状態が「休止」であるPOS端末装置32を特定することで、稼働状態が「休止」であるPOS端末装置32が存在するか否かを判定する。稼働状態制御部114は、稼働状態が「休止」であるPOS端末装置32が存在すると判定した場合には、ステップS70にすすむ。稼働状態制御部114は、稼働状態が「休止」であるPOS端末装置32が存在しないと判定した場合には、エラー対処処理を終了する。なお、エラー対処処理を終了する場合には、POSサーバ装置31は、セルフPOSまたはオペレータPOSの配置情報を、エラーを通知してきたPOS端末装置32に通知する。通知を受けたPOS端末装置32は、利用者に配置情報を通知することでエラーが発生したセルフPOSからの移動を促す。
[ステップS70]稼働状態制御部114は、休止中のPOS端末装置32の稼働状態をセルフ操作状態に切替える。POS端末装置情報更新部116は、稼働状態が切替えられたPOS端末装置32の稼働状態を「休止」から「セルフ」に更新する。
[ステップS71]稼働状態制御部114は、エラーを通知してきたPOS端末装置32に、ステップS70でセルフ操作状態に切替えたPOS端末装置32に移動するように通知する。このように休止中のPOS端末装置32をセルフ操作状態に切替え、利用者に通知することで、利用者は、新たに会計の列に並ばずに会計できる。これにより、POSシステム30は、オペレータがエラーに対処できない場合であっても利用者の不満を和らげることができる。また、セルフPOSは、会計可能な商品の品数を制限しているため、エラーが発生し、再度会計を行う必要が生じた場合であっても利用者にかかる負担を小さくできる。
以上が第二実施形態である。このようなPOSシステム30によれば、セルフPOSは、オペレータからの会計開始の操作を含む会計操作を受付ける。POSサーバ装置31は、セルフPOSが会計開始の操作を受付けると、セルフPOSのアテンダントを行うオペレータPOSの優先順位を決定し、優先順位にもとづいてオペレータPOSにアテンダントの引受依頼を行う。
オペレータPOSは、アテンダントの引受依頼を受付けるとアテンダントの引受判定を行い、判定結果をPOSサーバ装置31に通知する。このようなPOSサーバ装置31によるアテンダントの引受依頼と、オペレータPOSによるアテンダントの引受判定とを、アテンダントを行うオペレータPOSが決定するまで行う。
オペレータPOSは、アテンダントを行う場合、セルフPOSからセルフPOSが受け付けた会計操作を含むアテンダントに用いる情報を取得する。そして、オペレータPOSは、オペレータPOSで行われる会計操作を表示する表示態様から、オペレータPOSで行われる会計操作を表示する表示態様と、セルフPOSで受付けた会計操作を表示する表示態様とを表示する表示態様にディスプレイの表示を切替える。
これにより、オペレータは、オペレータPOSのディスプレイによって、オペレータPOSで行われる会計操作と、セルフPOSの会計操作のアテンダントとを両立できる。
すなわち、POSシステム1は、利用者の会計操作を受付けるセルフPOSのアテンダントと、オペレータPOSで行う会計操作とを両立可能にする。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、POSシステム1、30が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。