JP5950452B2 - マフラーサポート - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の排気管を車体に対して防振支持せしめるマフラーサポートに関するものである。
従来から、排気管の車体への支持部位には、マフラーサポートが用いられている、マフラーサポートとしてはゴム単品で形成された吊下げタイプもあるが、かかるゴム単品のマフラーサポートでは、排気管の変位量を確実に制限して排気管の他部品への干渉を避けることが難しい。そこで、例えば、特開2003−254055号公報(特許文献1)に示されているように、車体に取り付けられるアウタ取付部材(本体金具11)の溝内に、排気管に取り付けられるインナ取付部(ゴム弾性体取付部21)を溝方向で延びるように配置させて、インナ取付部をアウタ取付部材の両側壁(側板13)に対して一対のゴム弾性体(ゴム弾性体支持部23)で連結せしめた構造のマフラーサポートが提案されている。
ところで、マフラーサポートには、排気管の振動を絶縁するために、柔らかいばね特性が要求される。そこで、特許文献1にも示されているように、インナ取付部を挟んだ両側でアウタ取付部材の両側壁に向かって延びる一対のゴム弾性体が採用されており、上下方向の入力に対して剪断ばねが支配的となることで柔らかいばねが実現されるようになっている。
しかしながら、このような一対のゴム弾性体を採用すると、水平方向の入力に対して圧縮(引張)ばねが支配的となってばねが硬くなることから、一対のゴム弾性体が延び出す方向においてもより高度な防振効果(振動絶縁効果)を発揮し得るマフラーサポートが切望されていた。
特開2003−254055号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、水平方向(車両左右方向や前後方向)の振動入力に対して優れた防振効果を得ることができる、新規な構造のマフラーサポートを提供することにある。
すなわち、本発明の第1の態様は、取付孔によって排気管に取り付けられるインナ取付部を、車体に取り付けられるアウタ取付部材に設けられた一対の対向板部間に配設して、該インナ取付部から該一対の対向板部に向かって両側に延びる一対のゴム弾性体を設けたマフラーサポートにおいて、前記一対のゴム弾性体が車両装着状態での鉛直下方に向かって凸となる湾曲形状とされると共に、該一対のゴム弾性体における上面の最下点が前記インナ取付部の前記取付孔よりも下方に位置している一方、前記一対の対向板部には対向方向内側に突出する一対の突出部が形成されており、該一対の突出部に対して前記一対のゴム弾性体が固着されていることを、特徴とする。
このような第1の態様に従う構造とされたマフラーサポートによれば、インナ取付部がアウタ取付部材に対して一対の対向板部の対向方向で相対的に変位する際に、一対のゴム弾性体が主として剪断変形を生じるようになっている。これにより、一対のゴム弾性体が圧縮(引張)変形を生じる場合に比して、動的なばね定数が小さく抑えられて、優れた防振効果(振動絶縁効果)を得ることができる。
しかも、マフラーサポートにおける排気管への取付位置と車体への取付位置とが、部品の寸法誤差や組付け誤差等によって所定の位置に対して、一対の対向板部の対向方向でずれた場合に、一対のゴム弾性体のばねが圧縮(引張)されることで大きく変化するのを回避できる。それ故、インナ取付部とアウタ取付部材の相対的な位置がずれた状態で車両に取り付けられても、目的とする防振性能を安定して得ることができる。
加えて、インナ取付部がアウタ取付部材に対して一対の対向板部の対向方向で相対的に変位し易くなっていることから、排気管への取付位置と車体への取付位置との相対的な位置関係がずれている場合であっても、インナ取付部をアウタ取付部材に対して相対変位させることで車両に対して容易に取り付けることができる。
なお、上記本発明の第1の態様に係るマフラーサポートにおいては、前記一対の対向板部には対向方向内側に突出する一対の突出部が形成されており、該一対の突出部に対して前記一対のゴム弾性体が固着されている態様が、採用されている。
このような第1の態様によれば、アウタ取付部材における一対のゴム弾性体の固着部分に一対の突出部が形成されていることによって、アウタ取付部材から下向きに延びる一対のゴム弾性体がアウタ取付部材への固着部分において剥離や破断等の損傷を生じるのを防ぐことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載されたマフラーサポートにおいて、前記一対のゴム弾性体の前記一対の対向板部への固着部位が前記取付孔の下端よりも上方に位置しているものである。
第2の態様によれば、下方に凸とされた一対のゴム弾性体が外周部分においてより大きく上方に延びる形状とされて、一対のゴム弾性体の自由長が大きく確保される。それ故、一対のゴム弾性体の耐久性が充分に確保されると共に、より柔らかいばね特性を実現することも可能となる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載されたマフラーサポートにおいて、前記一対のゴム弾性体が前記インナ取付部の下面から延びているものである。
第3の態様によれば、ゴム弾性体のインナ取付部側の端部がインナ取付部と一対の対向板部との対向面間に位置することがなく、一対の対向板部の対向面間距離を小さくしながら、インナ取付部と一対の対向板部との対向面間距離を充分に得ることができる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の何れか1つの態様に記載されたマフラーサポートにおいて、前記一対のゴム弾性体における前記インナ取付部側の端部を相互に連結する連結部が該一対のゴム弾性体と一体形成されており、該連結部の下面が下方に向かって凹となる湾曲面とされているものである。
第4の態様によれば、一対のゴム弾性体が連結部を介して一体で形成されていることから、部品点数を少なくすることができる。しかも、連結部の下面が湾曲面とされていることによって、一対のゴム弾性体の下方への凸形状が保持されて、一対のゴム弾性体の自由長が連結部の形成によって小さくなるのを防止できる。
本発明の第の態様は、第1〜第の何れか1つの態様に記載されたマフラーサポートにおいて、前記インナ取付部が直線的に延びる軸形状とされて、前記取付孔が該インナ取付部を軸方向に貫通して形成されている一方、前記アウタ取付部材が底板部の両側に一対の側板部が一体形成された溝形状とされていると共に、該インナ取付部が該アウタ取付部材の溝部内を溝の長さ方向に延びるように設けられて、該インナ取付部から前記一対の対向板部としての該一対の側板部に向かって両側に延びる前記一対のゴム弾性体により該インナ取付部と該アウタ取付部材とが弾性連結されているものである。
の態様によれば、インナ取付部が軸形状とされていることにより、インナ取付部と一対のゴム弾性体との連結部分の面積が大きく確保されて、応力の分散による耐久性の向上が図られる。また、アウタ取付部材が溝形状とされていることによって一対の対向板部が一体とされており、部品点数の削減と構造の簡易化が実現される。
本発明によれば、インナ取付部とアウタ取付部材とを連結する一対のゴム弾性体において、上下方向だけでなく一対の対向板部の対向方向でも剪断による低ばね化が図られて、優れた振動絶縁効果が発揮される。しかも、インナ取付部がアウタ取付部材に対して一対の対向板部の対向方向に位置ずれした状態で車両に装着される場合であっても、一対のゴム弾性体のばね特性の変化が抑えられて、目的とする防振効果を安定して得ることができる。加えて、寸法誤差や組付け誤差による車両への取付位置が一対の対向板部の対向方向でずれている場合にも、インナ取付部がアウタ取付部材に対して小さな変形剛性で弾性連結されていることから、車両への取付け作業が著しく困難になることはなく、容易に車両に装着することができる。
本発明の1実施形態としてのマフラーサポートを示す正面図。 図1に示されたマフラーサポートの平面図。 図1のIII−III断面図。 図1に示されたマフラーサポートの車両装着状態を説明する正面図。 図4のV−V断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3には、本発明の第1の実施形態としてのマフラーサポート10が示されている。マフラーサポート10は、インナ取付部12とアウタ取付部材14を一対のゴム弾性体16,16で連結した構造を有している。そして、マフラーサポート10は、インナ取付部12が排気管18に取り付けられると共に、アウタ取付部材14が車体19に取り付けられることにより、排気管18を車体19に対して防振連結するようになっている。なお、以下の説明において、特に説明がない限り、上下方向とは車両装着状態で鉛直上下方向となる図1中の上下方向を、左右方向とは車両装着状態で車両左右方向となる図1中の左右方向を、それぞれ言う。
より詳細には、インナ取付部12は、ゴムで形成されており、後述する車両装着状態において車両前後方向(図2中、上下方向)で直線的に延びる軸形状とされていると共に、下面が下方に凸の円弧状断面を持った凸形曲面とされている。また、インナ取付部12には、略一定の円形断面で軸方向に直線的に延びる取付孔20が貫通形成されている。そして、排気管18から突出する取付軸22が取付孔20に対して嵌入されることにより、インナ取付部12が排気管18に取り付けられるようになっている(図4,図5参照)。
また、アウタ取付部材14は、鉄やアルミニウム合金等の金属、或いは繊維補強された合成樹脂等で形成された高剛性の部材であって、底板部24の左右両側に対向板部としての側板部26を一体で備えた溝形状の部材とされている。更に、左右方向で対向配置された一対の側板部26,26の上端部分には、対向方向内側に突出する突出部28がそれぞれに形成されている。この突出部28は、前後方向視において、対向方向内側に向かって凸の半円筒状を呈する湾曲形状とされており、その上端から左右両側に突出する取付片30が一体形成されている。そして、例えば、取付片30に貫通形成されたボルト孔32に挿通される固定用ボルト34が車体19に螺着されることにより、アウタ取付部材14が車体19に取り付けられるようになっている(図4参照)。なお、本実施形態では、一対の側板部26,26の下端部がテーパ形状とされており、一対の側板部26,26の下端部が下方に行くに従って次第に左右方向で接近している。
かくの如き構造とされたインナ取付部12とアウタ取付部材14は、インナ取付部12がアウタ取付部材14の溝部内を溝方向(車両前後方向)に延びるように配置されており、インナ取付部12とアウタ取付部材14の一対の側板部26,26とが、インナ取付部12から左右両側に延びる一対のゴム弾性体16,16で弾性連結されている。ゴム弾性体16は、下方に向かって凸をなす湾曲形状とされており、その左右方向内端がインナ取付部12と一体成形されることでインナ取付部12に接続されていると共に、左右方向外端が側板部26における突出部28の内面(凸面)に加硫接着されている。なお、本実施形態では、インナ取付部12が一対のゴム弾性体16,16および連結部38よりも前後方向で大きくされており、インナ取付部12がそれら一対のゴム弾性体16,16および連結部38に対して前後方向両側に突出している。
さらに、一対のゴム弾性体16,16は、インナ取付部12の下面から延びており、一対のゴム弾性体16,16のインナ取付部12側の端部がインナ取付部12の上下方向投影内に収まるように配置されている。本実施形態では、インナ取付部12の下面が下方に凸の円弧状断面を呈する凸形曲面とされており、一対のゴム弾性体16,16がインナ取付部12から斜め下方に向かって突出している。
更にまた、本実施形態では、一対のゴム弾性体16,16のインナ取付部12側の端部を相互に連結する連結部38が一体形成されており、連結部38がインナ取付部12の下面に一体で接続されていると共に、連結部38によって一対のゴム弾性体16,16が互いに一体で形成されている。更に、連結部38の下面が下方に向かって凹となる湾曲面としての凹面40とされており、一対のゴム弾性体16,16の下方への凸形状が連結部38で連結された構造においても凹面40によって確保されている。なお、図1では、分かり易さのために、一対のゴム弾性体16,16と連結部38との仮想的な境界線が2点鎖線で示されている。
さらに、一対のゴム弾性体16,16は、一対の側板部26,26の突出部28,28に加硫接着されており、突出部28,28の下半部分から斜め下方に向かって延びるように設けられている。なお、一対のゴム弾性体16,16の一対の側板部26,26への固着部分は、その最下端がインナ取付部12の取付孔20の下端に対して所定の距離:Dだけ上方に位置しており、後述する一対のゴム弾性体16,16の上面の最下点44,44およびインナ取付部12への接続端部よりも上方に位置している。
また、アウタ取付部材14の溝内面は、一対のゴム弾性体16,16と一体形成された被覆ゴム層42で覆われている。要するに、本実施形態では、アウタ取付部材14の溝部内において、インナ取付部12と一対のゴム弾性体16,16と連結部38と被覆ゴム層42とが、ゴムによって一体形成されている。
このような構造とされたマフラーサポート10では、図1に示されているように、車両装着前の単体状態において、一対のゴム弾性体16,16の上面における最下点44がインナ取付部12の取付孔20よりも下方に位置している。更に、図4に示されているように、車両装着状態においても、一対のゴム弾性体16,16の上面における最下点44がインナ取付部12の取付孔20よりも下方に位置している。なお、車両への装着状態では排気管18の支持荷重が作用して一対のゴム弾性体16,16が弾性変形することから、マフラーサポート10の車両装着状態における最下点44と取付孔20との上下方向の距離:d’が、マフラーサポート10の単体状態における最下点44と取付孔20との上下方向の距離:dよりも小さくなっている。
そして、インナ取付部12の左右両側において取付孔20と左右方向の投影で重なる部分では、インナ取付部12と一対の側板部26,26との左右方向対向面間がゴムで連続的に充填されることなく、インナ取付部12と一対のゴム弾性体16,16との間に隙間46が形成されている。これにより、インナ取付部12がアウタ取付部材14に対して左右方向に相対変位すると、一対のゴム弾性体16,16がそれらインナ取付部12とアウタ取付部材14の間で圧縮(引張)されることなく、主として剪断変形を生じるようになっている。それ故、本実施形態に従う構造とされたマフラーサポート10によれば、左右方向でのばねを柔らかく設定することが可能であって、左右方向の振動に対する防振効果(振動絶縁効果)を有効に得ることができる。
しかも、排気管18は長尺で車体19のフロントからリヤまで延びていることから、自動車の各部品や組付けのばらつきに起因して、マフラーサポート10における排気管18側の取付位置と車体19側の取付位置とが相対的に位置ずれし易い。そこにおいて、本実施形態のマフラーサポート10では、このような取付位置の相対的な位置ずれによって、インナ取付部12がアウタ取付部材14に対して相対的に変位した状態で車両に取り付けられる場合でも、一対のゴム弾性体16,16が圧縮(引張)変形することはなく、剪断変形によって取付位置のずれが吸収される。その結果、インナ取付部12とアウタ取付部材14の初期位置のずれによるばね特性のばらつきが低減されて、目的とする防振性能が安定して実現されると共に、一対のゴム弾性体16,16の変形剛性が小さいことから、良好な作業性をもって車両に装着することができる。
また、図1に示されているように、一対のゴム弾性体16,16は、インナ取付部12の下面から下方に延びるように設けられており、一対のゴム弾性体16,16のインナ取付部12側の端部がインナ取付部12の上下方向投影に対してはみ出すことなく重なり合っている。これにより、インナ取付部12と一対の側板部26,26との左右方向での距離が効率的に確保されることから、一対の側板部26,26の対向面間距離を小さくすることができて、マフラーサポート10を左右方向で小型化することができる。
しかも、インナ取付部12の下面が下方に凸の円弧状断面を有する湾曲面とされており、一対のゴム弾性体16,16がインナ取付部12からかかる湾曲面の略法線方向となる斜め下方に向かって延び出している。これにより、入力荷重が一対のゴム弾性体16,16に対してインナ取付部12からの延出方向に作用することから、一対のゴム弾性体16,16のインナ取付部12側の端部において応力集中による損傷が防止されて、耐久性が有利に確保され得る。
加えて、本実施形態では、インナ取付部12が一対のゴム弾性体16,16と同一材料で一体形成されている。それ故、インナ取付部12と一対のゴム弾性体16,16の境界における応力集中がより効果的に低減されて、耐久性の向上が図られている。更に、インナ取付部12が直線的に延びる軸形状とされており、インナ取付部12と一対のゴム弾性体16,16との境界面の面積が大きく確保されていることから、それらインナ取付部12と一対のゴム弾性体16,16の境界において応力の分散化が図られて、耐久性の更なる向上が実現されている。なお、インナ取付部12がゴムで形成されることにより、排気管18の取付軸22が挿通された装着状態において、インナ取付部12の弾性によって取付軸22が保持されると共に、振動入力時に擦れやがたつきによる異音の発生が防止される。
また、一対のゴム弾性体16,16は、インナ取付部12側の端部が連結部38によっても相互に連結されており、インナ取付部12および連結部38と共に一体で形成されている。それ故、部品点数の削減や構造の簡略化が図られると共に、一対のゴム弾性体16,16の形状の安定化も図られる。しかも、連結部38の下面が下方に向かって凹溝状を呈する凹面40とされていることから、一対のゴム弾性体16,16がインナ取付部12側の端部において連結部38で相互に連結された構造であっても、一対のゴム弾性体16,16の下方に凸となる形状が保持されている。これにより、一対のゴム弾性体16,16の実質的な自由長が大きく確保されて、耐久性の向上や低動ばね化が実現されている。
また、図1に示されているように、一対のゴム弾性体16,16における一対の側板部26,26への固着側端部の最下端が、取付孔20の下端よりも所定の距離:Dだけ上方に位置している。これにより、一対のゴム弾性体16,16の自由長が大きく確保されて耐久性の向上等が図られると共に、一対のゴム弾性体16,16の外側部分の水平に対する傾斜角度がより大きくなって、左右方向での更なる低動ばね化が実現される。なお、マフラーサポート10の車両装着状態では、図4に示されているように、一対のゴム弾性体16,16における一対の側板部26,26への固着側端部の最下端と、取付孔20の下端との離隔距離:D’が、単体状態での距離:Dよりも大きくなっており、一対のゴム弾性体16,16における一対の側板部26,26への固着側端部の最下端が、取付孔20の下端よりも上方に位置している。
さらに、一対の側板部26,26には、それぞれ対向方向内側に突出する突出部28が略半円筒形状で形成されており、一対のゴム弾性体16,16が突出部28の下半部分に加硫接着されている。これにより、一対のゴム弾性体16,16の外側部分が水平に対して大きな角度で傾斜する形状とされていても、一対の側板部26,26への固着端部に応力が集中するのを緩和できて、一対のゴム弾性体16,16の自由長を大きく得ながら、荷重入力による亀裂の発生等が防止されて耐久性が確保される。
また、アウタ取付部材14が溝形状とされており、一対の側板部26,26と底板部24が一体形成されていることから、アウタ取付部材14において部品点数の削減や剛性の向上等が実現される。更に、インナ取付部12がアウタ取付部材14の溝部内に配置されていることから、インナ取付部12のアウタ取付部材14に対する下方向および左右方向への相対変位量が、インナ取付部12の底板部24および一対の側板部26,26への当接によって制限されている。このように、アウタ取付部材14が溝形状とされることで、3方向でのストッパ手段が少ない部品点数で実現されている。なお、インナ取付部12のアウタ取付部材14に対する上方向への相対変位は、車体19に対するインナ取付部12の当接によって制限されている(図4参照)。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、一対のゴム弾性体16,16は、必ずしも連結部38で連結された一体構造に限定されるものではなく、互いに独立して形成されていても良い。
また、一対のゴム弾性体16,16の一対の側板部26,26への固着部分の最下端は、インナ取付部12の取付孔20よりも上方に位置していることが望ましいが、下方に位置していても良い。
また、インナ取付部の軸直断面形状や取付孔の孔断面形状等は、特に限定されるものではない。
また、アウタ取付部材14として底板部24と一対の側板部26,26とを一体で備えた溝形状のものが例示されているが、互いに独立した一対の対向壁部によってアウタ取付部材を構成することもできる。
10:マフラーサポート、12:インナ取付部、14:アウタ取付部材、16:ゴム弾性体、18:排気管、19:車体、24:底板部、26:側板部(対向板部)、28:突出部、38:連結部、40:凹面(湾曲面)、44:最下点

Claims (5)

  1. 取付孔によって排気管に取り付けられるインナ取付部を、車体に取り付けられるアウタ取付部材に設けられた一対の対向板部間に配設して、該インナ取付部から該一対の対向板部に向かって両側に延びる一対のゴム弾性体を設けたマフラーサポートにおいて、
    前記一対のゴム弾性体が車両装着状態での鉛直下方に向かって凸となる湾曲形状とされると共に、該一対のゴム弾性体における上面の最下点が前記インナ取付部の前記取付孔よりも下方に位置している一方、
    前記一対の対向板部には対向方向内側に突出する一対の突出部が形成されており、該一対の突出部に対して前記一対のゴム弾性体が固着されていること
    を特徴とするマフラーサポート。
  2. 前記一対のゴム弾性体の前記一対の対向板部への固着位置が前記取付孔の下端よりも上方に位置している請求項1に記載のマフラーサポート。
  3. 前記一対のゴム弾性体が前記インナ取付部の下面から延びている請求項1又は2に記載のマフラーサポート。
  4. 前記一対のゴム弾性体における前記インナ取付部側の端部を相互に連結する連結部が該一対のゴム弾性体と一体形成されており、該連結部の下面が下方に向かって凹となる湾曲面とされている請求項1〜3の何れか1項に記載のマフラーサポート。
  5. 前記インナ取付部が直線的に延びる軸形状とされて、前記取付孔が該インナ取付部を軸方向に貫通して形成されている一方、前記アウタ取付部材が底板部の両側に一対の側板部が一体形成された溝形状とされていると共に、該インナ取付部が該アウタ取付部材の溝部内を溝の長さ方向に延びるように設けられて、該インナ取付部から前記一対の対向板部としての該一対の側板部に向かって両側に延びる前記一対のゴム弾性体により該インナ取付部と該アウタ取付部材とが弾性連結されている請求項1〜の何れか1項に記載のマフラーサポート。
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