JP5949195B2 - ヒートスプレッダ、半導体装置、及びその製造方法 - Google Patents

ヒートスプレッダ、半導体装置、及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器内に配設された発熱部材の放熱技術に係り、特に、半導体素子が発する熱を放散するヒートスプレッダ(放熱材料)、このヒートスプレッダを備えた半導体装置、及びその製造方法に関する。
近年、光通信の大容量化に伴って、パケットスイッチやクロスコネクトへの光インターコネクションの適用方法が研究されている。特に、これをバックプレーン(電子機器内部の回路基板の一種)に適合させるためには、10Gbpsを超える伝送容量を備えた小型で安価な光インターコネクション専用の送受信モジュールが望まれる。
現在、光インターコネクションでは、複数の光ファイバ回線を束ねて複数のビットの情報を同時に送信するパラレル伝送方式が主流になっている。光インターコネクション用送受信モジュール内には、複数の送受信素子と、それらを制御するIC(集積回路)が内蔵されているのが一般的である。
ここで、送受信モジュールでは、複数の送受信素子を制御するために、送受信素子と同じ数の制御回路を持つICが必要になる。例えば、光モジュールのMSA仕様に準拠したCXP規格では、送信側12ch/受信側12chの合計24chを1つのパッケージ(PKG)内に収める必要があるため、これに応じて、送受信素子制御用のICの内部に24ch分の制御回路を搭載する。このように、状況に応じて多くの制御回路を搭載させたICにおいては、その発熱量が非常に大きなものとなる。
ところで、ICを基板上に実装する方法は、ICの接続電極側を基板とは反対向きにして実装するフェイスアップ(Face−Up)実装と、ICの接続電極側を基板側に向けて実装するフェイスダウン(Face−Down)実装と、に大別されている。
この内、昨今において多用されているフェイスダウン実装は、ソルダーバンプ等により基板上に接続されたICの裏面(非電極面)にヒートスプレッダを接続させ、このヒートスプレッダにヒートシンクを当接装備させることで、ICからの放熱が効果的に行われる構造となっている。
しかしながら、このフェイスダウン実装を用いた場合には、ICの裏面にヒートスプレッダを設置する構成となるため、従来から、ICとヒートスプレッダの材質の違いが問題となっていた。一般に、ICの材質は半導体であり、ヒートスプレッダの材質は金属(アルミニウム、銅、又はこれらの合金等)であるため、これらの線膨張係数の違いに起因して熱応力が発生するためである。
即ち、製造工程内または使用環境下において温度変化が生じると、半導体と金属の線膨張係数の違い(一例として、Si:2.4*10^−6/K、銅:16.5*10^−6/K)によって、ICとヒートスプレッダでは異なる変形現象が起きるため、以下に示すような一連の問題が発生する。
まず、図8(A)は、BGA電極700(小さいボール状の電極)を備えるIC500がフェイスダウン実装された基板400に対し、基板側が開口された断面コの字形状のヒートスプレッダ300を、その開口側の端面をはんだ付けすることにより一体的に接合した状態を示す。また、ヒートスプレッダ300の基板400に対向する面(基板対向面)とIC500とは、熱硬化性の放熱樹脂600によって接続されている。ヒートスプレッダ300には、IC500で発生する熱が、放熱樹脂600を通じてその中央部から伝導される。
このヒートスプレッダ300は、側面の面積よりも基板対向面の面積の方が大きく且つその自由度は接合された基板400に制約されるため、その中央部にIC500で発生した熱が伝ってその全体が熱膨張すると、これに起因して生じる変位応力は、上記構成から当該中央部に集中する。このため、この中央部には、外部に向かう高さ方向の変形が生じる。即ち、図8(B)に示すように、ヒートスプレッダ300の中央部が特に隆起した状態となる。
この変形による変位応力は、放熱樹脂600を介してIC500に伝わるため、IC500と基板400の接続部には基板とは反対側に引張応力が加わることとなり、結果として当該接続部の破断に至ることがある。
一方で、図9は、基板401上にフェイスダウン実装されたBGA電極701を備えるIC501に、薄板状のヒートスプレッダ301が、熱硬化性の放熱樹脂601を介して接続された状態を示す。このように、基板401に固定されていない状態のヒートスプレッダ301は、基板401からの制約を受けないため、図8(B)に示したような中央部の高さ方向の変形は生じない。
しかしながら、図9に示すように、放熱部材であるヒートシンク801をヒートスプレッダ301の背面(基板401とは反対側の面)に一体的に接続した場合には、ヒートシンク801の自重等に起因する回転モーメント等がIC501に伝わり、基板401とIC501との接続部にずれ応力等がかかるため、結果として当該接続部等の損傷を招く。
また、かかる内容に関連する技術として、下記の特許文献1又は2が知られている。
この内、特許文献1には、半導体チップが装着された基板上に、凹部及び注入口を有するヒートシンクを凹部が基板に対向するように載置し、この凹部と基板等により形成されたキャビティに注入口から粘性樹脂を注入すると共にこれを硬化させることで各部材を固定する技術内容が開示されている。また、特許文献2には、周囲に壁を有する基板を採用したことにより、この基板の平坦性及び剛性の維持を図る技術内容が開示されている。
特開2002−158316 特表2004−523128
しかしながら、特許文献1に記載された公知例では、半導体素子の発熱に起因して発生する部材等の損傷について、又その防止をする技術内容については、何ら開示されていない。また、特許文献1及び2に記載された公知例では、放熱部材の変形を防止する技術内容についても、何ら開示されていない。即ち、特許文献1及び2において、上述したヒートスプレッダ(図8又は図9)に関する問題点を解決する技術内容については何ら開示されていない。
(発明の目的)
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、半導体素子の発熱に起因して生じる隣接部材の損傷を有効に防止し、これによって耐久性の増大を図ったヒートスプレッダ、半導体装置、及びその製造方法の提供をその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるヒートスプレッダでは、基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダであって、半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成され、スプレッダ枠体はその平面形状がコ字状であることを特徴とする。
また、本発明にかかる半導体装置では、一方の面に電極を備える基板と、この基板の電極面に実装された半導体素子と、上記基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダと、を備え、上記ヒートスプレッダは、半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成され、スプレッダ枠体はその平面形状がコ字状であることを特徴とする。
また、本発明にかかる半導体装置の製造方法では、半導体素子が実装された基板上に、上記半導体素子を少なくとも周囲三方向から包囲するとともに平面形状がコ字状であるスプレッダ枠体を固着装備し、このスプレッダ枠体の内壁面に滑り接触する側端面を有するスプレッダ天板を、当該スプレッダ枠体に組み込むようにし、このスプレッダ天板を上記半導体素子の上端面に一体的に接続することを特徴とする。
本発明は、半導体素子を包囲するように基板上に固着装備するスプレッダ枠体に、スプレッダ天板を組み込むと共にこれを上記半導体素子に接続するという構成を採用したため、これによると、特に、半導体素子の発熱に起因して生じる隣接部材の損傷を有効に防止し、これによって耐久性の増大を図ることができるという優れたヒートスプレッダ、半導体装置、及びその製造方法の提供が可能となる。
本発明の第1実施形態にかかるヒートスプレッダを装備した半導体装置を示す斜視図である。 図1に開示したヒートスプレッダ部分を示す分解斜視図である。 図1に開示したヒートスプレッダの実装手順を示す斜視図である。 図3(C)におけるS−S線に沿った断面図を示す。 図3に開示した実施形態にかかるヒートスプレッダ等の実装手順を示すフローチャートである。 図4に開示した半導体装置にヒートシンクを装備した状態を示す。 本発明の第2実施形態にかかるヒートスプレッダ部分を示す分解斜視図である。 関連技術にかかるヒートスプレッダを基板に固定した状態を示す図で、図8(A)は熱変形前の状態を、図8(B)は熱変形後の状態を、それぞれ示す断面図である。 他の関連技術にかかるヒートスプレッダを使用した場合の例を示す断面図である。
〔第1実施形態〕
本発明にかかるヒートスプレッダ及びこれを装備した半導体装置の第1実施形態を、図1乃至図4に基づいて説明する。
(全体的構成)
本第1実施形態において、図1に示す符号90は、配線が金メッキでパターニングされているアルミナ(酸化アルミ)性の基板40と、小さいボール状のBGA電極70(図4)を備えた半導体素子としてのIC50と、このIC50から発生する熱を放散するヒートスプレッダ30と、を備えて構成された半導体装置である。
ヒートスプレッダ30は、IC50を三方向から包囲するように基板40に一体的に固着装備される銅製のスプレッダ枠体10と、このスプレッダ枠体10の内壁面10Aに沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれる銅製のスプレッダ天板20と、を備えて構成されている。即ち、スプレッダ枠体10にスプレッダ天板20を組み込んだ図1に示す状態においては、薄板状のスプレッダ天板20の側端面20Aと、平面形状がコ字状であるスプレッダ枠体10の三方向に設けられた内壁面10Aとが、滑り接触可能な程度に近接するように構成されている。
図3(C)におけるS−S線に沿った断面図である図4に示す通り、IC50は、BGA電極70の備わる面(電極面)を基板40に向けた状態でフェイスダウン実装されている。これにより、IC50の電極面と基板40の電極面とが接続されている(BGA接続)。
また、スプレッダ枠体10の内壁面10Aに摺動自在に組み込んだスプレッダ天板20は、これとIC50との間で硬化された放熱樹脂60により、IC50の非電極面に一体的に接続されている。即ち、IC50の内部で発生する熱は、放熱樹脂60を通じてスプレッダ天板20に伝わると共にそこから放散されるように構成されている。
一般に、硬化性の放熱樹脂としては、加熱をすると重合が進んで硬化し元に戻らなくなる熱硬化性の放熱樹脂(硬化剤を用いて硬化させるものも含む)や、光のエネルギーの作用により液状から固体に変化する光硬化性の放熱樹脂等が利用されている。図1等に示す放熱樹脂60としては、加熱することにより硬化させる熱硬化性の放熱樹脂を採用した。
本第1実施形態では、放熱部材としてのヒートスプレッダ30を、基板40に直接的に接続されるスプレッダ枠体10と、これとは物理的に分離したスプレッダ天板20と、から成る構成としたので、これにより、スプレッダ天板20は、基板40(スプレッダ枠体10)からの拘束を受けない構成部材となっている。
このようにすれば、線膨張係数の異なる材質により構成されたIC50とスプレッダ天板20とがIC50の発熱等に起因する温度環境変化の影響を受けて体積膨張した場合においても、スプレッダ天板20には、高さ方向の自由度が確保されているため、これにより、IC50と基板40の接続部(BGA接続部)等にかかる引張応力等が削減される。即ち、本第1実施形態にかかるヒートスプレッダ30を採用することにより、BGA接続部等の損傷を有効に防ぐことができるため、結果的に、半導体装置90の耐久性の増大を図ることが可能となる。
(動作説明)
次に、図3及び図4に示したヒートスプレッダ30の実装手順を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
(半導体素子実装工程)
ここでは、基板40の電極面にIC50のBGA電極70を備える面(電極面)を対向させ、基板40とIC50のBGA電極70とを一括接続する(BGA接続)。かかる工程を経て、IC50が基板40にフェイスダウン実装された状態を図3(A)に示す(図5:S501)。
(スプレッダ枠体装備工程)
続いて、平面形状がコ字状のスプレッダ枠体10を、はんだ付けにより基板40に一体的に固着装備させる。その際、内壁面10Aで囲われた領域の中央部にIC50が配置されるようにする。このようにすれば、後述するスプレッダ天板接続工程(図5:S504)において、スプレッダ枠体10に組み込まれたスプレッダ天板20の重心位置の真下にIC50を配置することが可能となる。かかる工程によって、基板40に固着装備させたスプレッダ枠体10がIC50を三方向から包囲した状態を図3(B)に示す(図5:S502)。
(放熱樹脂塗布工程)
続いて、図3(B)に示すように、IC50の非電極面に適量の放熱樹脂60を塗布する。また、必要に応じて、塗布した熱硬化性の放熱樹脂60を所定の形状に整形する(図5:S503)。
(スプレッダ天板接続工程)
続いて、まず、スプレッダ天板20を、スプレッダ枠体10に組み込むと共に放熱樹脂60を介してIC50の非電極面に当接させる。その際、薄板状であるスプレッダ天板20の側端面20Aは、対向するスプレッダ枠体10の内壁面10Aに滑り接触するように形成されているため、これにより、スプレッダ天板20を、基板40に対する平行状態を保ったままスプレッダ枠体10に嵌入することができる。即ち、スプレッダ天板20とIC50を、放熱樹脂60を介して平行な状態で当接させることができる(図5:S504)。
次に、スプレッダ天板20とIC50との間に介在する放熱樹脂60に対して加熱処理を施すことにより、これを硬化させ、スプレッダ天板20とIC50とを一体的に接続させる。この放熱樹脂60は、部材同士を接続させる機能に加え、部材同士を直接当接させた場合に生じる微細な隙間を埋めるという機能も備えている。したがって、放熱樹脂60の当該後者の機能により、IC50からスプレッダ天板20に至る熱抵抗を下げることができるため、半導体素子50からスプレッダ天板20への効率のよい熱伝導を実現することができる。
即ち、IC50の内部で発生する熱が、放熱樹脂60を通じてスプレッダ天板20に伝わると共にその熱をスプレッダ天板20から効率よく放散させることができるため、IC50の機能不全等を防止することが可能となる(図5:S504)。
また、スプレッダ枠体10とスプレッダ天板20の高さは、図3(C)に示す通り、スプレッダ天板20をIC50の非電極面に接続させた状態において、スプレッダ天板20がスプレッダ枠体10から基板40とは反対方向に常時僅かに突出するように設定されている。即ち、スプレッダ天板20の枠体対向側面(側端面20Aのうちで内壁面10Aに対向する面)が常時僅かに露呈した状態の半導体装置90が形成される(図5:S504)。
このようにすれば、ヒートスプレッダ20の上端面に他の放熱部材(ヒートシンク等)を接続させる場合において、様々な大きさの放熱部材を採用すると共にこれをスプレッダ枠体10に接触させることなく確実に、一体的に接続させることができる。
(第1実施形態の効果)
本第1実施形態では、基板40に直接的に固着装備されるスプレッダ枠体10と、これとは物理的に分離したスプレッダ天板20と、から成る放熱部材としてのヒートスプレッダ30を採用したため、これによると、基板40(スプレッダ枠体10)からの拘束を受けないスプレッダ天板20について、高さ方向の自由度を確保することができる。
したがって、線膨張係数の異なる材質により構成されたIC50とスプレッダ天板20とがIC50の発熱等に起因する温度環境変化の影響を受けて体積膨張した場合においても、スプレッダ天板20は自由膨張が可能なため(熱変形応力から開放されているため)、これにより、IC50と基板40の接続部(BGA接続部)等にかかる引張応力等が削減されることから、BGA接続部等の損傷を有効に防ぐことができる。また、製造工程内での熱工程(熱硬化性樹脂を加熱することにより硬化させる場合等)においても同様の効果が得られる(図5:S504)。
即ち、本第1実施形態にかかるヒートスプレッダ30を採用することで、結果的に、半導体装置90の耐久性の増大を図ることができる(図5:S504)。
〔第1実施形態の応用例〕
前述した本発明の第1実施形態にかかる半導体装置にヒートシンクを当接装備した応用例を、図4及び図6に基づいて説明する。
(全体的構成)
本応用例にかかる半導体装置91は、図6に示す通り、前述した半導体装置90におけるスプレッダ天板20の上端面にヒートシンク80を一体的に接続させる点に特徴を有する。
このヒートシンク80は、複数の薄板から成り断面形状が剣山状であるフィン80Aを備えて構成されている。このフィン80Aの形状により、ヒートシンク80全体の表面積が大きくなることから、その全体の熱抵抗が下がるように構成されている。これにより、IC50で発生した熱が、放熱樹脂60及びスプレッダ天板20を伝ってヒートシンク80から効率よく放散されるため、IC50の機能不全等を有効に防止することが可能となる。
また、図4に示すように、前述した半導体装置90は、スプレッダ天板20の上端面(基板40とは反対側の面)がスプレッダ枠体10の上端面よりも常時僅かに高くなるように構成されている。このため、スプレッダ天板20の背面には、様々な大きさのヒートシンク等を確実に一体的に当接装備させることができる。
即ち、スプレッダ天板20がスプレッダ枠体10から常時僅かに突出するように構成された半導体装置90に対しては、ヒートシンク80を、スプレッダ枠体10に接触させることなく確実に一体的に接続できるため、これによると、IC50で発生した熱を、放熱樹脂60及びスプレッダ天板20を通じてヒートシンク80から効率よく外部へと放散することができる。
(動作説明)
本応用例では、まず、前述した第1実施形態における一連の各工程内容(図5:S501〜S504)を実行し、これに続けて、スプレッダ天板20の上端面にヒートシンク80を一体的に接続する。そのため、ここでは図4及び図6に基づいてヒートシンク80をスプレッダ天板20に当接装備する手順(ヒートシンク装備工程)の内容を説明する。
このヒートシンク装備工程では、まず、熱伝導グリス(図示せず)をスプレッダ天板の上端面に薄く塗布する。続いて、ヒートシンク80のフィン80A形成側とは反対の面を、スプレッダ天板20の上端面に対向させると共にこれをスプレッダ天板20に押し当てる。かかる押圧処理により、スプレッダ天板20とヒートシンク80とが熱伝導グリスを介して密着した状態で一体的に接続されるため、当該接続部の隙間が十分に埋まることから、結果的にIC50で発せられる熱を効率よくヒートシンク80に伝えることができる。
また、スプレッダ天板20は、その側端面20Aが内壁面10Aに滑り接触可能な程度に近接した状態でスプレッダ枠体10に組み込まれている。このため、スプレッダ天板20は、内壁面10Aからの制約を受けることから、その重心まわりの回動にかかる自由度が制限されている。したがって、当該押圧処理に際しての押圧力等をIC50等に対して均等に分散することができる。さらに、当該接続後においては、ヒートシンク80の自重等の垂直荷重についても、同様に、IC50等に対して均等に分散することができる。
これにより、IC50及びBGA接続部に伝わる回転モーメント等による引張応力・圧縮応力等が削減され、BGA接続部の損傷等を防止することが可能となる。即ち、ヒートスプレッダ30を採用することで、結果的に、半導体装置91の耐久性の増大を図ることができる。また、図6に示す半導体装置91において、スプレッダ天板20は、IC50とヒートシンク80との接触面積を広げることで放熱効率を向上させる構成としても機能する。
さらに、スプレッダ枠体10とスプレッダ天板20の高さについては、上述した通り、図4に示す状態(IC50の非電極面にスプレッダ天板20が接続された状態)において、スプレッダ天板20がスプレッダ枠体10から基板40とは反対方向に常時僅かに突出するように構成されている。そのため、このヒートシンク装備工程においては、ヒートシン80を、スプレッダ枠体10に接触させることなくヒートスプレッダ20の上端面に確実に、一体的に当接装備させることができる。
〔第2実施形態〕
本発明にかかるヒートスプレッダ及びこれを装備した半導体装置の第2実施形態を、図3及び図7に基づいて説明する。
(全体的構成)
この第2実施形態は、前述した第1実施形態において採用した図2に示すヒートスプレッダ30に代えて、図7に示すヒートスプレッダ31を採用した点に特徴を有する。
このヒートスプレッダ31は、平面形状がロ字状である銅製のスプレッダ枠体11と、薄板状である銅製のスプレッダ天板21と、により構成されている。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同様である。
(動作説明)
ヒートスプレッダ31の実装手順は、前述した第1実施形態の場合と同様である(図5:S501〜S504)。ここでは、ヒートスプレッダ31を構成するヒートスプレッダ枠体11の形状に起因する相違点について説明する。
この第2実施形態にかかるスプレッダ枠体11は、図7に示す通り、平面形状がロ字状であるため、スプレッダ天板21を四方向から包囲することができる。したがって、スプレッダ天板接続工程(図5:S504)において、側端面21Aのすべてが内壁面11Aに滑り接触する状態で、スプレッダ天板21をスプレッダ枠体11に嵌入させると共に、これをIC50の非電極面に放熱樹脂60を介して接続させることができる。
(第2実施形態の効果)
本第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、基板40に直接的に固着装備されるスプレッダ枠体11と、これとは物理的に分離したスプレッダ天板21と、から成る放熱部材としてのヒートスプレッダ31を採用したため、これによると、基板40からの拘束を受けないスプレッダ天板21について、高さ方向の自由度を確保することができる。即ち、スプレッダ天板21を、スプレッダ枠体11の内壁面11Aに摺動自在に組み込むことができる。
したがって、線膨張係数の異なる材料によって構成されたIC50とスプレッダ天板21とがIC50の発熱等に起因する温度環境変化の影響を受けて体積膨張した場合においても、スプレッダ天板21は自由膨張することができるため、これにより、BGA接続部等にかかる引張応力等が削減され、結果的にBGA接続部等の損傷を有効に防ぐことができる。
また、スプレッダ天板21をスプレッダ枠体11に組み込むと共にIC50にスプレッダ天板21を接続するに際して(図5:S504)、平面形状がロ字状であるスプレッダ枠体11は、スプレッダ天板21の動きを四方向から制限できるため、IC50とスプレッダ天板21との容易な位置合わせが可能となる。
〔第2実施形態の応用例〕
本発明の第2実施形態にかかる半導体装置91に対しても、上述した第2実施形態の応用例と同様にヒートシンク80を当接装備するようにしてもよい。
このようにすれば、側端面21Aが、内壁面11Aによる四方向からの拘束を受けることから、スプレッダ天板21の重心まわりの回動にかかる自由度をより確実に制限することができる。
したがって、ヒートシンク80をスプレッダ天板21の上端面に当接装備する際の押圧力及び当該当接装備後におけるヒートシンク80の自重等による垂直荷重が、IC50等に対してより均等に分散されるため、これにより、IC50及びBGA接続部に加わる回転モーメント等による引張応力・圧縮応力等が減殺され、結果的にBGA接続部等に及ぼす負担・損傷を削減することができる。即ち、半導体装置の構成の一部としてヒートスプレッダ31を採用することにより、当該半導体装置の耐久性の増大を図ることが可能となる。
〔半導体素子にかかる変形例〕
半導体装置(90、91)の構成の一部として採用したIC50に代えて、BGA電極を有する複数のICを採用するようにしてもよい。
複数のICを採用した場合は、図3(A)に示すIC50の場合と同様に、基板40の中央部に複数のIC(IC群)を集結させると共にこれらを基板40上にフェイスダウン実装する(図5:S501)。
次に、図3(B)に示すIC50とスプレッダ枠体10の位置関係と同様に、スプレッダ枠体(10、11)を基板40上に装備させる。即ち、中央部に集結したIC群を囲うようにスプレッダ枠体(10、11)を固着装備させる(図5:S502)。
続いて、各ICの非電極面に、硬化性の放熱樹脂を塗布する(図5:S503)。
それ以降の半導体装置の作製にかかる一連の各工程内容(図5:S504等)及び他の構成内容は、第1実施形態の場合と同様である。
このようにすれば、複数のICの排熱処理を、スプレッダ天板(20、21)により一括して行うことが可能となるため、各ICの自発熱に起因する機能不全等を効果的に防ぐことができる。もっとも、スプレッダ枠体(10、11)に包囲される範囲内において、各ICを柔軟に配置するようにしてもよい。
〔ヒートスプレッダの形状にかかる変形例〕
図1乃至図6に示したスプレッダ枠体(10、11)に組み込むスプレッダ天板(20、21)を、物理的に分離した複数の天板部材から成る構成としてもよい。即ち、これらの天板部材を同一平面上にて結集させると、全体としてスプレッダ天板(20、21)と同一の形状を成すように構成してもよい。
このようにすれば、特に、上述したように複数のICを採用した半導体装置において、放熱部材としての上記天板部材を各ICに対応づけて接続することができるため、それぞれのICからのより効果的な排熱処理が可能となる。
また、各ICに対応づけて接続する場合に限らず、一枚のIC又はIC群の非電極面側に、同一平面上でスプレッダ天板を形成する少なくとも2枚の天板部材を接続するようにしてもよい。このようにすれば、各天板部材に加える押圧力の微調整が可能となる。これにより、IC及びその接続部に加わる圧縮応力等をより軽減することができるため、結果的に、半導体装置の耐久性の増大を図ることができる。
ところで、上述した第1及び第2実施形態では、スプレッダ枠体として、平面形状がコ字状のもの(10)又はロ字状のもの(11)を採用した。しかし、本発明にかかるスプレッダ枠体は、少なくとも三方向から半導体素子を包囲でき、且つ、薄板状のスプレッダ天板20等の重心まわりの回動を制限することができる種々の形状を採用するようにしてもよい。即ち、スプレッダ枠体としては、平面形状がロ字状であるスプレッダ枠体11に備わる四つの角のうちの少なくとも一箇所を欠切した形状、又は、平面形状がリップ溝型鋼状(Cチャンネル状)であるもの等を採用するようにしてもよい。
〔ヒートスプレッダ等の材質にかかる変形例〕
スプレッダ枠体(10、11)及びスプレッダ天板(20、21)の材質としては、アルミニウム・窒化アルミニウム・酸化アルミニウム・銅タングステン・シリコン等を採用するようにしてもよい。また、各金属を積層した複合材料やカーボンナノチューブ等を採用するようにしてもよい。もっとも、スプレッダ枠体(10、11)とスプレッダ天板(20、21)には、別々の材質を採用するようにしてもよい。
このようにすれば、IC50又は基板40の線膨張係数を考慮した上で、IC50からの排熱に最適なヒートスプレッダの材質を選択することができるため、結果的にIC50及びBGA接続部に加わる引張応力・圧縮応力等を低減することが可能となる。即ち、ヒートスプレッダ(30、31)にかかる最適な材質の選択により、BGA接続部等にかかる上記応力等に起因した負担を軽減できるため、該接続部の損傷を効果的に防止することが可能となる。
また、ヒートシンク80にかかる材質の選択についても、上述したヒートスプレッダ(30、31)にかかる材質の選択の場合と同様に行うようにしてもよい。フィン80Aの形状としては、複数の棒状突起から成る形状のものや蛇腹状のもの等を採用するようにしてもよい。
〔IC50の実装にかかる変形例〕
上述した半導体素子実装工程(図5:S501)において、IC50のBGA接続に代えて、Au圧着接続を採用するようにしてもよい。このようにすれば、BGA接続と比較して接続部の融点が上がるため、耐熱性を向上することができる。
〔放熱樹脂60にかかる変形例〕
上述した放熱樹脂塗布工程(図5:S503)においてIC50の非電極面に塗布した熱硬化性の放熱樹脂60に代えて、紫外線硬化性の放熱樹脂を採用するようにしてもよい。この場合は、スプレッダ天板接続工程(図5:S504)において、IC50とスプレッダ天板20とを接続させるに際して、放熱樹脂60に紫外線を照射する。
また、同様に、熱硬化性の放熱樹脂60に代えて、非硬化性放熱樹脂、放熱ゲル、放熱シート、又は放熱シリコーンを採用し、スプレッダ天板接続工程(図5:S504)においてIC50とスプレッダ天板20との間に介在させるようにしてもよい。このように、IC50とスプレッダ天板20との接続材料を限定しないようにすれば、必要とされる放熱量やIC50の種類に応じて、最適な放熱材を選択することが可能となる。
なお、上述した実施形態は、ヒートスプレッダ、半導体装置、及びその製造方法における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もある。しかし、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
以下は、上述した実施形態についての新規な技術的内容の要点をまとめたものであるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)
基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダであって、
前記半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように前記基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成したことを特徴とするヒートスプレッダ。
(付記2)
前記付記1に記載のヒートスプレッダにおいて、
前記スプレッダ枠体は、その平面形状がコ字状であることを特徴としたヒートスプレッダ。
(付記3)
前記付記1に記載のヒートスプレッダにおいて、
前記スプレッダ枠体は、その平面形状がロ字状であることを特徴としたヒートスプレッダ。
(付記4)
前記付記1乃至3のいずれか一つに記載のヒートスプレッダにおいて、
前記スプレッダ天板は、物理的に分離された複数の天板部材から成るものであり、
この各天板部材は、それぞれが前記半導体素子に個別に且つ一体的に接続されることを特徴としたヒートスプレッダ。
(付記5)
一方の面に電極を備える基板と、前記基板の電極面に実装された半導体素子と、この半導体素子用として装備された前記付記1乃至4のいずれか一つに記載のヒートスプレッダと、を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記6)
前記付記5に記載の半導体装置において、
前記スプレッダ天板は、前記スプレッダ枠体から前記基板とは反対方向に常時突出した状態に設置されていることを特徴とした半導体装置。
(付記7)
前記付記6に記載の半導体装置において、
前記半導体素子で発生する熱を放散するヒートシンクを、前記スプレッダ天板上に当接装備したことを特徴とする半導体装置。
(付記8)
半導体素子が実装された基板上に、前記半導体素子を少なくとも三方向から包囲するスプレッダ枠体を固着装備し、
このスプレッダ枠体の内壁面に滑り接触する側端面を有するスプレッダ天板を、前記スプレッダ枠体に組み込むようにし、
このスプレッダ天板を前記半導体素子の上端面に一体的に接続することを特徴とした半導体装置の製造方法。
本発明は、半導体パッケージ、半導体装置、及びこれらを搭載した各種電子機器に適用可能である。
10、11 スプレッダ枠体
10A 内壁面
20、21 スプレッダ天板
20A 側端面
30、300、301 ヒートスプレッダ
40、400、401 基板
50、500、501 IC(集積回路)
60、600、601 放熱樹脂
70、700、701 BGA電極
80、801 ヒートシンク
90、91 半導体装置

Claims (6)

  1. 基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダであって、
    前記半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように前記基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成され、
    前記スプレッダ枠体は、その平面形状がコ字状であることを特徴とするヒートスプレッダ。
  2. 基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダであって、
    前記半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように前記基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成され、
    前記スプレッダ天板は、物理的に分離された複数の天板部材から成るものであり、
    この各天板部材は、それぞれが前記半導体素子に個別に且つ一体的に接続されることを特徴としたヒートスプレッダ。
  3. 一方の面に電極を備える基板と、前記基板の電極面に実装された半導体素子と、この半導体素子用として装備された前記請求項1又は2に記載のヒートスプレッダと、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記請求項記載の半導体装置において、
    前記スプレッダ天板は、前記スプレッダ枠体から前記基板とは反対方向に常時突出した状態に設置されていることを特徴とした半導体装置。
  5. 基板に実装された半導体素子から発生する熱を放散するヒートスプレッダであって、前記半導体素子を少なくとも三方向から包囲するように前記基板上に固着装備するスプレッダ枠体と、このスプレッダ枠体の内壁面に沿ってその周囲が摺動自在に組み込まれるスプレッダ天板と、により構成されたヒートスプレッダと、
    一方の面に電極を備える基板と、
    前記基板の電極面に実装された半導体素子と、
    を備え、
    前記ヒートスプレッダは、前記半導体素子用として装備され、
    前記スプレッダ天板は、前記スプレッダ枠体から前記基板とは反対方向に常時突出した状態に設置され、
    前記半導体素子で発生する熱を放散するヒートシンクを、前記スプレッダ天板上に当接装備したことを特徴とする半導体装置。
  6. 半導体素子が実装された基板上に、前記半導体素子を少なくとも周囲三方向から包囲するとともに平面形状がコ字状であるスプレッダ枠体を固着装備し、
    このスプレッダ枠体の内壁面に滑り接触する側端面を有するスプレッダ天板を、前記スプレッダ枠体に組み込むようにし、
    このスプレッダ天板を前記半導体素子の上端面に一体的に接続することを特徴とした半導体装置の製造方法。
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