JP5949189B2 - 易接着フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
易接着フィルムおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5949189B2 JP5949189B2 JP2012130663A JP2012130663A JP5949189B2 JP 5949189 B2 JP5949189 B2 JP 5949189B2 JP 2012130663 A JP2012130663 A JP 2012130663A JP 2012130663 A JP2012130663 A JP 2012130663A JP 5949189 B2 JP5949189 B2 JP 5949189B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- coating
- film
- coating layer
- adhesion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
1. 透光性のポリエステルフィルム基材の少なくとも片面に塗布層を有する易接着フィルムであって、前記塗布層がポリエステル系樹脂又はポリエステルポリウレタン樹脂、色素および乾燥後の塗布層質量に対し0.1質量%以上4質量%以下の水酸基を有する変性シリコーン系界面活性剤を含有し、かつ前記塗布層の水接触角が80°以上100°以下であり、OD値が1.0以上4.0以下であることを特徴とする易接着フィルム。
2. 塗布層が、架橋剤を含有することを特徴とする上記第1に記載の易接着フィルム。
本発明で基材を構成するポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリメチレンテレフタレート、および共重合成分として、例えば、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコールなどのジオール成分や、アジピン酸、セバチン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などのジカルボン酸成分などを共重合したポリエステル樹脂などを用いることができる。
粒子を電子顕微鏡または光学顕微鏡で写真を撮り、最も小さい粒子1個の大きさが2〜5mmとなるような倍率で、300〜500個の粒子の最大径(多孔質シリカの場合は凝集体の粒径)を測定し、その平均値を平均粒子径とする。また、積層フィルムの被覆層中の粒子の平均粒子径を求める場合は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、倍率12万倍で積層フィルムの断面を撮影し、粒子の最大径を求めることができる。
本発明において易接着フィルムは、少なくとも色素と界面活性剤を含有する塗布層を有するものである。
TSF4440、TSF4441、TSF4445、TSF4446、TSF4452、TSF4460(以上モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製)、KP-321、KP-323、KP-324、KP-326、KP-340、KP-341(以上信越化学工業社製)、L-7001、L-7002、8032 ADDITIVE、57 ADDITIVE、L-7604、FZ-2110、FZ-2105、67 ADDITIVE、8616 ADDITIVE、3 ADDITIVE、56 ADDITIVE(以上東レダウコーニング社製)、ディスパロン(登録商標)1711、ディスパロン1751N、ディスパロン1761、ディスパロンLHP-91、ディスパロンLHP-96(以上楠本化成社製)、BYK(登録商標)-300、BYK-301、BYK-302、BYK-306、BYK-307、BYK-310、BYK-313、BYK-315、BYK-320、BYK-322、BYK-323、BYK-325、BYK-330、BYK-331、BYK-333、BYK-337、BYK-342、BYK-345、BYK-346、BYK-347、BYK-348、BYK-349、BYK-371、BYK-378、BYK-3455(以上ビックケミー社製)、
などを例示することができ、また水酸基を有する変性シリコーン系界面活性剤としては
XF42-B0970(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製)、SF-8428(東レダウコーニング社製)、BYK-370、BYK-375、BYK-377(以上ビックケミー社製)
などを例示することができ、これらを単独あるいは2種以上を混合して使用することができる。
本発明において、易接着フィルムの透過OD値が1.0以上4.0以下、より好ましくは2.0以上3.0以下であることが好ましい。OD値は、易接着フィルムの塗布層中の色素密度や塗布層の厚さにより調整が可能である。
本発明の太陽電池用バックシートは易接着フィルムを構成部材とする。特に、封止材と直接的に接する最表層に用いることが好ましい。係る構成により本発明の太陽電池用バックシートは封止材との強固な密着性を奏することができ、長期にわたる過酷な環境下においても良好な密着性を奏する。そのため、太陽電池素子の防湿性保持やバリア性向上に寄与しうる。
白黒透過濃度計(伊原電子工業性 IHAC-T5)を用い、塗工面側に光が当たるようにして測定した
得られたEVA易接着フィルムの塗工面を電飾BOX(KOKUYO製)上に置き、1m離れた場所から視力1.0〜1.5の観察者により目視にて観察し、塗工外観に異常がないかを確認した。下記の基準でランク分けした。
○:目視にて確認できるハジキ個数1個以下/A4サイズ、かつ塗工斑が見られない
△:目視にて確認できるハジキ個数1個以下/A4サイズ、塗工斑が確認できる
×:目視にて確認できるハジキ個数1個以上
得られた易接着フィルムを100mm幅×100mm長、封止材を70mm幅×90mm長に切り出したもの用意し、フィルム(塗工面)/下記記載のEVA/(塗工面)フィルムの構成で重ね、真空ラミネーターで下記記載の接着条件で加熱圧着し、サンプルを作成した。作成したサンプルを20mm幅×100mm長に切り出した後、SUS板に貼りつけ、下記記載の条件で引張り試験機でフィルム層とEVA層の剥離強度を測定した。剥離強度は極大点を越えた後に安定して剥離している部分の平均値として求めた。なお、極大点で破断した場合には極大点の数値を破断強度とした。
装置:真空ラミネーター エヌ・ピー・シー社製 LM−30×30型
加圧:1気圧
EVA:
サンビック製スタンダードキュアタイプ URTLA PEARL PV(0.4μm)
ラミネート工程:100℃(真空5分、真空加圧5分)
キュア工程:熱処理150℃(常圧45分)
装置:テンシロン 東洋BALDWIN社製 RTM−100
剥離速度:200mm/分
剥離角度:180度
得られた易接着フィルムを、高温高湿槽中で85℃、85%RHの環境下100時間放置した。次いで、易接着フィルムを取りだし、室温常湿で24時間放置した。その後、前記(3)と同様の方法で剥離強度を測定した。
(3)で得られた易接着フィルム(塗布層面)/EVA/(塗布層面)易接着フィルムの積層体を、高温高湿槽中で85℃、85%RHの環境下1000時間放置した。サンプルを高温高湿槽より取り出したのち、25℃、65%RHの環境下で200時間放置した後、前記(3)と同様の方法で剥離強度を測定した。
水接触角の測定は、協和界面化学株式会社製接触角計 CA−X型を用いてJIS‐R3257の静滴法に準じ測定した。具体的には温度 23℃ 湿度50%RHの環境下で、得られた易接着フィルムの試料片を塗布層面を上にして水平に置き、水、またはヨウ化メチレンで各N=5回測定した接触角の平均値を各溶媒の接触角とした。尚、水の接触角を求める際、滴下量を1.8μLとし1分間静置後の接触角を読み取った。
基材となるポリエステルフィルムについて、ヘイズメーター(東京電色工業社製、モデルTC−H3DP)を用いてJIS‐K7136に即し全光線透過率を測定した。
ポリエステルフィルムE5100-50(東洋紡績製)に下記の塗工液Aを基材フィルムのコロナ処理面上に直径60cmの斜線グラビアを用いてリバースで塗工し、乾燥炉に入るまでの時間を5秒、40℃で5m/秒の熱風で20秒間、150℃で20m/秒の熱風で20秒間、さらに、90℃で20m/秒の熱風で10秒間通過させて乾燥し、易接着フィルムを作成した。乾燥後のOD値は2.5であった。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Aを調整した。
・トルエン 26.85 質量%
・メチルエチルケトン 26.8 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネート(登録商標)L、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST(登録商標) BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.05質量%
(東レダウコーニング製 57ADDITIVE 固形分濃度:100質量%)
下記の塗工液Bを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Bを調整した。
・トルエン 26.8 質量%
・メチルエチルケトン 26.7 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Cを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Cを調整した。
・トルエン 26.8質量%
・メチルエチルケトン 26.8 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.1質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Dを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Dを調整した。
・トルエン 26.4 質量%
・メチルエチルケトン 26.3 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 1.0質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Eを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Eを調整した。
・トルエン 28.8 質量%
・メチルエチルケトン 28.7 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6 質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 3.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Fを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Fを調整した。
・トルエン 25.3 質量%
・メチルエチルケトン 25.2 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 10.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液を実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Gを調整した。
・トルエン 26.8 質量%
・メチルエチルケトン 26.7 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-375 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液を実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Hを調整した。
・トルエン 26.8 質量%
・メチルエチルケトン 26.7 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-377 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液を実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Iを調整した。
・トルエン 26.8 質量%
・メチルエチルケトン 26.7 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・ニグロシン系黒色染料 7.0質量%
(オリエント化学工業製 NUBIAN(登録商標)BLACK NH−805)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Jを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Jを調整した。
・トルエン 24.4 質量%
・メチルエチルケトン 24.3 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・アセチレン系界面活性剤 5.0質量%
(日信化学製 サーフィノール420 固形分濃度:100質量%)
下記の塗工液Kを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Kを調整した。
・トルエン 15.1 質量%
・メチルエチルケトン 15.0 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 62.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
乾燥炉に入るまでの時間を2秒、40℃で5m/秒の熱風で60秒間、150℃で20m/秒の熱風で60秒間、さらに、90℃で20m/秒の熱風で30秒間通過させて乾燥したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た。
乾燥炉に入るまでの時間を8秒、40℃で5m/秒の熱風で60秒間、150℃で20m/秒の熱風で60秒間、さらに、90℃で20m/秒の熱風で30秒間通過させて乾燥したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た。
下記の塗工液Lを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Lを調整した。
・トルエン 24.5質量%
・メチルエチルケトン 24.5 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 31.3 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 12.5質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Mを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Mを調整した。
・トルエン 28.5質量%
・メチルエチルケトン 28.5 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 18.2 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 17.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
耐候性ポリエステルフィルム Q1210−50μm(東洋紡製)を使用したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た
下記の塗工液Nを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン280)をトルエンにて固形分濃度30質量%になるように溶解し、30分以上攪拌し、ポリエステル樹脂溶解物を得た。ついで塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Nを調整した。
・トルエン 26.8 質量%
・メチルエチルケトン 26.7 質量%
・ポリエステル樹脂溶解物 23.7 質量%
(東洋紡績製、バイロン280、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Oを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Oを調整した。
・トルエン 23.4 質量%
・メチルエチルケトン 23.3 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・カルボジイミド系架橋剤 22.4質量%
(日清紡ケミカル社製、カルボジライトV−07、固形分濃度:50質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
黒色ポリエステルフィルム ルミラー(登録商標)X30-50μm(東レ製)を使用したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た。
下記の塗工液Pを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Pを調整した。
・トルエン 29.9 質量%
・メチルエチルケトン 29.9 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 0.7質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Qを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Qを調整した。
・トルエン 23.3 質量%
・メチルエチルケトン 23.2 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 14.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.2質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Rを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Rを調整した。
・トルエン 26.89 質量%
・メチルエチルケトン 26.8 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 0.01質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
下記の塗工液Sを実施例1と同様の条件で塗工、乾燥させ、易接着フィルムを得た。
塗工液の材料を下記の質量比で混合し、30分以上攪拌した。次いで、公称ろ過精度1μmのフィルターで未溶解物を除去して塗工液Sを調整した。
・トルエン 24.4 質量%
・メチルエチルケトン 24.3 質量%
・ポリエステルポリウレタン樹脂 23.7 質量%
(東洋紡績製、UR-8200、固形分濃度:30質量%)
・イソシアネート系架橋剤 15.6質量%
(日本ポリウレタン製、コロネートL、固形分濃度:75質量%)
・アゾクロム錯体色素 7.0質量%
(オリエント化学工業製 VALIFAST BLACK 3810)
・シリコーン系界面活性剤 5.0質量%
(BYK製、BYK-370 固形分濃度:25質量%)
乾燥炉に入るまでの時間を12秒、40℃で5m/秒の熱風で60秒間、150℃で20m/秒の熱風で60秒間、さらに、90℃で20m/秒の熱風で30秒間通過させて乾燥したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た。
乾燥炉に入るまでの時間を0.5秒、40℃で5m/秒の熱風で60秒間、150℃で20m/秒の熱風で60秒間、さらに、90℃で20m/秒の熱風で30秒間通過させて乾燥したこと以外は実施例2と同様にして易接着フィルムを得た。
Claims (2)
- 透光性のポリエステルフィルム基材の少なくとも片面に塗布層を有する易接着フィルムであって、前記塗布層がポリエステル系樹脂又はポリエステルポリウレタン樹脂、色素および乾燥後の塗布層質量に対し0.1質量%以上4質量%以下の水酸基を有する変性シリコーン系界面活性剤を含有し、かつ前記塗布層の水接触角が80°以上100°以下であり、OD値が1.0以上4.0以下であることを特徴とする易接着フィルム。
- 塗布層が、架橋剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の易接着フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012130663A JP5949189B2 (ja) | 2012-06-08 | 2012-06-08 | 易接着フィルムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012130663A JP5949189B2 (ja) | 2012-06-08 | 2012-06-08 | 易接着フィルムおよびその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015227415A Division JP6044698B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 易接着フィルムおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013253189A JP2013253189A (ja) | 2013-12-19 |
JP5949189B2 true JP5949189B2 (ja) | 2016-07-06 |
Family
ID=49950991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012130663A Active JP5949189B2 (ja) | 2012-06-08 | 2012-06-08 | 易接着フィルムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5949189B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098520A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 東レ株式会社 | 太陽電池裏面保護用シート |
TW201802179A (zh) * | 2016-03-15 | 2018-01-16 | 東亞合成股份有限公司 | 聚酯系樹脂組成物 |
JP2019110172A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 大日本印刷株式会社 | 太陽電池モジュール、及び、その製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007136911A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Toray Ind Inc | 太陽電池用裏面封止用シート |
KR101421360B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2014-07-24 | 도요보 가부시키가이샤 | 태양전지용 이접착성 폴리에스테르 필름 |
JP5705670B2 (ja) * | 2011-07-14 | 2015-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 太陽電池用バックシート及び太陽電池モジュール |
-
2012
- 2012-06-08 JP JP2012130663A patent/JP5949189B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013253189A (ja) | 2013-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5253373B2 (ja) | 電子部品用の封入剤 | |
JP6241414B2 (ja) | 太陽電池裏面封止シートおよび太陽電池モジュール | |
JP5614360B2 (ja) | 太陽電池モジュール用裏面保護シート | |
JP5115777B2 (ja) | 太陽電池モジュール用表面保護シート | |
JP5613093B2 (ja) | フィルム、太陽電池用バックシートおよびフィルムの製造方法 | |
KR101625420B1 (ko) | 태양 전지용 백시트와 그 제조 방법, 및 태양 전지 모듈 | |
WO2011068132A1 (ja) | 太陽電池用易接着性ポリエステルフィルム | |
JP2011146658A (ja) | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP5520138B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
US20150318423A1 (en) | A back sheet for photovoltaic modules | |
JP5722287B2 (ja) | 太陽電池用バックシート及びその製造方法並びに太陽電池モジュール | |
WO2015198762A1 (ja) | 光学反射フィルム、光学反射フィルムの製造方法、およびそれを用いる光学反射体 | |
JP2015174933A (ja) | 表面保護フィルム用ポリエステルフィルムおよび積層体 | |
KR101663554B1 (ko) | 태양전지용 폴리머 시트 및 그 제조 방법, 태양전지용 백 시트, 및 태양전지 모듈 | |
JP5949189B2 (ja) | 易接着フィルムおよびその製造方法 | |
JP2015136792A (ja) | 積層体 | |
JP5763021B2 (ja) | 太陽電池用ポリマーシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP6044698B2 (ja) | 易接着フィルムおよびその製造方法 | |
JP2011139035A (ja) | 太陽電池用易接着性ポリエステルフィルムおよびそれを用いたバックシート | |
JP2012064927A (ja) | 太陽電池用易接着性黒色ポリエステルフィルムおよびそれを用いたバックシート | |
JP2011139036A (ja) | 太陽電池用易接着性白色ポリエステルフィルムおよびそれを用いたバックシート | |
JP2015185687A (ja) | 太陽電池用バックシート部材及びその製造方法、太陽電池用バックシート並びに太陽電池モジュール | |
JP5594082B2 (ja) | 太陽電池用易接着性白色ポリエステルフィルムおよびそれを用いたバックシート | |
JP2014192341A (ja) | 太陽電池モジュール用裏面保護シート | |
JP6519234B2 (ja) | 太陽電池モジュール用バックシートおよび太陽電池モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160523 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5949189 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |