JP5948213B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
従来から、車体前部に画成されたモータルーム内に燃料電池や駆動用モータを収納し、燃料電池で発生した電気エネルギで駆動用モータを駆動させることで走行する、いわゆる燃料電池搭載車両が知られている。燃料電池では、アノード側に燃料ガスとして水素を供給し、カソード側に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給すると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動し、カソードにおいて酸素と電気化学反応を起こす。これにより、燃料電池において発電がなされる。
ところで、例えば特許文献1には、燃料電池自体や、燃料電池と水素供給デバイスとの接続部分等から漏れた水素に電気接続部分が晒されるのを抑制するために、燃料電池とDC/DCコンバータとの電気接続部分をケース内に気密状態で収納する構成が開示されている。
特開2010−272446号公報
しかしながら、燃料電池搭載車両のモータルーム内には、多くの電気部品が搭載されているため、特許文献1の構成のように、電気接続部をケースに個々に収納する場合には、部品点数の増加や、レイアウト性の悪化等に繋がるという問題がある。
そこで、本発明は、部品点数の増加やレイアウト性の悪化を抑制した上で、収納空間内において接点構造体が水素に晒されるのを抑制できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車両(例えば、実施形態における燃料電池搭載車両51)に搭載される燃料電池システム(例えば、実施形態における燃料電池システム1)であって、燃料電池スタック(例えば、実施形態における燃料電池2)を収納する収納空間(例えば、実施形態におけるモータルーム53)のうち、前記燃料電池スタックの上方領域を回避した領域であって、前記燃料電池スタックに対して車幅方向の一方側に接点構造体(例えば、実施形態における接点構造体)が収納され、前記収納空間と前記車両のキャビン(例えば、実施形態におけるキャビン58)とを前後方向で区画するダッシュボード(例えば、実施形態におけるダッシュボード54)のうち、前記燃料電池スタックに対して車幅方向の他方側に位置する部分に前記キャビン内に外気を導入する外気導入孔(例えば、実施形態における外気導入孔54c)が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明では、前記接点構造体は、前記燃料電池スタックの下方にさらに配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明では、前記接点構造体と前記燃料電池スタックとの間には、燃料電池制御ユニット(例えば、実施形態におけるECU44)及び燃料電池電圧測定ユニット(例えば、実施形態におけるセル電圧ECU79)のうち、少なくとも一方が配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、燃料電池スタックや燃料電池スタックと水素供給デバイスとの接続部分等から漏れた水素は、収納空間内を上方に向けて拡散するため、接点構造体を通過せずに、外部に排出されることになる。そのため、接点構造体が水素に晒されるのを抑制できる。
この場合、従来のように電気接続部をそれぞれケースに収納する必要がないので、部品点数の増加やレイアウト性の悪化を抑制した上で、収納空間内において接点構造体が水素に晒されるのを抑制できる。
請求項2に記載した発明によれば、燃料電池スタックよりも下方に接点構造体を配置することで、接点構造体が水素に晒されるのを確実に抑制できる。
請求項3に記載した発明によれば、燃料電池スタックとの間に燃料電池制御ユニットや燃料電池電圧測定ユニットを挟んで接点構造体が配置されるため、これら燃料電池制御ユニットや燃料電池電圧測定ユニットが燃料電池スタックとの間を隔てるシュラウドとして機能することになる。したがって、収納空間内に存在する水素が接点構造体に向けて拡散するのを抑制し、接点構造体が水素に晒されるのを抑制できる。この場合、接点構造体を燃料電池スタックと上下方向の同等の位置(例えば、燃料電池スタックの側方)に配置することもできるため、メンテナンス性も維持できる。
燃料電池システムの概略構成図である。 燃料電池搭載車両の前部を上方から見た斜視図である。 燃料電池搭載車両の前部を示す概略側面図である。 図3のA部拡大図である。 図2のB部拡大図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(燃料電池システム)
まず、燃料電池搭載車両に搭載される燃料電池システムについて説明する。図1は燃料電池システムの概略構成図である。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池スタック2(以下、燃料電池2という)と、燃料電池2にカソードガスである空気を供給するためのカソードガス供給手段3と、アノードガスである水素を供給するためのアノードガス供給手段4と、を主に備えている。
燃料電池2は、反応ガスを電気化学反応させて電力を得るタイプのものであり、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとの間に挟み込んでセルを形成し、そのセルを複数積層して積層体を形成し、その積層体を一対のエンドプレートで挟持することで構成されている。そして、アノードに面するアノード流路5に水素を供給し、カソードに面するカソード流路6に空気を供給すると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動し、カソードにおいて酸素と電気化学反応を起こす。これにより、燃料電池2において発電がなされる。
燃料電池2は、後述する駆動用モータ72や高圧バッテリ(不図示)等に接続され、燃料電池2で発電した電力を高圧バッテリに充電したり、駆動用モータ72に供給したりすることが可能になっている。また、燃料電池2の発電量が少ないときには、その不足分を高圧バッテリで補って駆動用モータ72を駆動することができるようになっている。また、燃料電池システム1は、後述する燃料電池搭載車両51における各種補機を駆動するための低電圧バッテリ82(図2参照)も備えている。
燃料電池2に供給される空気は、エアクリーナ11によって不純物が取り除かれた後、エアコンプレッサ12により所定圧力に加圧され、カソードガス供給流路13を流通し、加湿器14及び入口封止弁15を経て燃料電池2のカソード流路6に供給される。燃料電池2に供給されたカソードガスは、発電に供された後、カソード側の生成水とともにカソードオフガス流路16を流通し、出口封止弁17、加湿器14、圧力制御弁18を経て希釈ボックス19へ排出される。
なお、上述した加湿器14は、カソードガス供給流路13とカソードオフガス流路16との間に架け渡され、カソードオフガス中の水分を、内蔵された複数の中空糸膜等を介してカソードガスに移動させることによってカソードガスを加湿する。
カソードガス供給流路13における入口封止弁15の下流側と、カソードオフガス流路16における出口封止弁17の上流側と、はカソードガス循環流路21によって接続されている。カソードガス循環流路21にはカソードガス循環ポンプ22が設けられ、このカソードガス循環ポンプ22を駆動することにより、燃料電池2から排出されたカソードオフガスを、再びカソードガス供給流路13に供給できるようになっている。
一方、燃料電池2に供給される水素は、水素タンク31から供給された後、アノードガス供給流路32を流通し、遮断弁33、インジェクタ34及びエゼクタ35を経て燃料電池2のアノード流路5に供給される。なお、燃料電池2で消費されなかった未反応の水素は、燃料電池2からアノードオフガスとして排出され、アノードオフガス流路36を通ってエゼクタ35に吸引される。そして、水素タンク31から供給される新鮮な水素と合流し、再び燃料電池2のアノード流路5に供給される。すなわち、燃料電池2から排出されるアノードオフガスは、アノードオフガス流路36、エゼクタ35及びアノードガス供給流路32を通って、燃料電池2を循環する。
また、アノードガス供給流路32におけるエゼクタ35の下流側と、アノードオフガス流路36と、はアノードオフガス循環流路49によって接続されている。アノードオフガス循環流路49には、水素ポンプ40が設けられ、この水素ポンプ40を駆動させることにより、燃料電池2から排出されたアノードオフガスを再びアノードガス供給流路32に供給できるようになっている。なお、本実施形態では、この水素ポンプ40や上述したインジェクタ34、エゼクタ35等により燃料電池2へアノードガスを供給するための水素供給デバイスを構成している。
また、アノードオフガス流路36からは、パージ弁41を備えたアノードオフガス排出流路42が分岐しており、アノードオフガス排出流路42に排出されたアノードオフガスは、パージ弁41を経て希釈ボックス19へ排出される。希釈ボックス19に排出されたアノードオフガスは、カソードオフガス流路16を通って希釈ボックス19に流入するカソードオフガスによって希釈された後に、外部へ排出される。
このような燃料電池システム1の運転は、VCU43及びECU(燃料電池制御ユニット)44によって制御される。
VCU43は、燃料電池2と高圧バッテリとの間に接続され、ECU44から出力される指令に従って、燃料電池2の発電電力を受容管理するものである。ECU44は、ブレーキ操作やアクセル操作等に基づいて燃料電池2への出力要求を検出して、この検出結果に基づき燃料電池2への反応ガスの供給量等、燃料電池2を統括的に制御する。
(燃料電池搭載車両)
次に、上述した燃料電池システム1を搭載した燃料電池搭載車両51について説明する。図2は燃料電池搭載車両の前部を上方から見た斜視図であり、図3は燃料電池搭載車両の前部を示す概略側面図である。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図2、図3に示すように、本実施形態の燃料電池搭載車両51において、車体52の前部には、平面視で枠状のモータルーム53が画成されている。なお、モータルーム53の後部には、キャビン58内とモータルーム53内とを前後方向で区画するダッシュボード54(図2参照)が設けられている。
図3に示すように、ダッシュボード54は、上下方向に沿って延在するダッシュボードロア54aと、ダッシュボードロア54aの上端部から前方に向かって連設されたダッシュボードアッパ54bと、を備えている。ダッシュボードロア54aの下部は、後斜め下方に向けて延在しており、その下端部が図示しないフロアパネルに接続されている。
ダッシュボードアッパ54bの上端部には、カウルトップ62が設けられている。カウルトップ62は、左右方向に亘って延びるとともに、後斜め上方に向けて傾斜しており、その前面にはワイパ装置60が取り付けられている。また、カウルトップ62の後端部には、後斜め上方に向けて延びる図示しないフロントガラスが取り付けられている。
図4は図3のA部を示す拡大図である。
また、図2、図4に示すように、ダッシュボードアッパ54bの上部には、ダッシュボード54の後方に配置された図示しない空調装置に向けて外気を導入する外気導入孔54c(図2参照)が形成されている。外気導入孔54c内には、燃料電池搭載車両51の前面から取り込まれてモータルーム53内を通過した外気が、カウルトップ62とダッシュボードアッパ54bとの間を通って流入するようになっている(図4中矢印参照)。なお、外気導入孔54cと空調装置との間には、外気導入孔54cと空調装置との連通及び遮断を切り替える内外気切り替えドア(不図示)が設けられている。つまり、内外気切り替えドアが開状態にあるときは外気導入孔54cと空調装置とが連通して、外気が空調装置を通してキャビン58内に供給され(外気導入モード)、内外気切り替えドアが閉状態にあるときは外気導入孔54cと空調装置との連通が遮断され、キャビン58内の内気が空調装置を通してキャビン58内に再び供給されるようになっている(内気循環モード)。
なお、モータルーム53内の上部には、モータルーム53内の水素濃度を検出する水素センサ59が設置されている。そして、空調装置は、水素センサ59による検出結果に基づいて、外気導入モードと内気循環モードとを切り替えるように構成されている。具体的に、空調装置は、水素センサ59により検出されたモータルーム53内の水素濃度が所定値以上であると判断した場合に、外気導入モードから内気循環モードに切り替える。これにより、モータルーム53内の水素が空調装置を通してキャビン58内に流出するのを抑制できる。なお、モータルーム53内の水素は、フロントバンパやボンネット(何れも不図示)との隙間等を通って時間経過とともに排出されることになる。
図2、図3に示すように、モータルーム53の左右方向両側には、一対のサイドフレーム55が前後方向に沿って延在している。これらサイドフレーム55は、キャビン58の前部下方から上方に湾曲した後、前方に向けて延在している。両サイドフレーム55の後端部は、車体52の前後方向中央に設けられた図示しないフロアフレームやサイドシル等のフレーム部材に結合されている。一方、両サイドフレーム55の前部同士の間には、前後方向に開口する矩形枠状のフロントバルクヘッド56が取り付けられている。
各サイドフレーム55には、上方に向かうに従い左右方向の外側に向けて延在する一対のホイルハウス63(図2参照)が設けられている。各ホイルハウス63の上端縁には、前後方向に沿って延びるアッパメンバ64が設けられている。各アッパメンバ64の前端部は、上述したフロントバルクヘッド56の上部にそれぞれ結合されている。
このように構成されたモータルーム53内には、駆動用モータ72、燃料電池2、及びVCU43が下方から順に積載されている。
駆動用モータ72は、円筒状に形成され、回転軸を左右方向に向けた状態で、図示しないマウント部材を介して車体52に支持されている。
燃料電池2は、左右方向を長手方向とする箱型とされ、上述したサイドフレーム55よりも上方で略水平に配置されている。
図5は、図2のB部拡大図である。
図2、図3、図5に示すように、VCU43は、左右方向を長手方向とするケース78内に、例えばDC−DCコンバータ等が収納されて構成されている。VCU43(ケース78)は、燃料電池2の上面における前部に取り付けられ、上述したダッシュボードアッパ54bの前方に位置している。なお、VCU43の後面は、上述した燃料電池2の後面よりも前方に位置しており、VCU43の後方には上述したエアクリーナ11が配置されている。
モータルーム53内における燃料電池2の前方には、ラジエータ75が配置されている。ラジエータ75は、燃料電池2や駆動用モータ72、VCU43等を循環する冷却水と、走行風である外気と、を熱交換させることにより、冷却水を冷却する。ラジエータ75の後方には、冷却ファン76、及びラジエータ75と冷却ファン76との間を覆うファンシュラウド77が設けられている。
モータルーム53内のうち、燃料電池2における左右方向の一方側(図示の例では左側)には、ECU44及びセル電圧ECU(燃料電池電圧測定ユニット)79が前後方向に並んで配置されている。これらECU44及びセル電圧ECU79は、左右方向を厚さ方向とする箱型とされるとともに、上下方向の長さが燃料電池2と同等され、左右方向から見て燃料電池2と重なるように配置されている。なお、セル電圧ECU79は、燃料電池2の各セルのセル電圧を測定して、その測定結果をECU44に向けて出力する。
また、ECU44及びセル電圧ECU79を間に挟んで燃料電池2の反対側には、リレーボックス81及び低電圧バッテリ82が隣接して配置されている。
リレーボックス81には、ECU44等による制御のもと、燃料電池2やバッテリ(高電圧バッテリ及び低電圧バッテリ82)から、駆動用モータ72や各種電気部品に供給される電力の供給制御(ON/OFF制御)を行うリレーが集約されている。
低電圧バッテリ82は、燃料電池搭載車両51の各種補機類を駆動するための電源であって、リレーボックス81の前方に配設されている。
また、図1〜図3、図5に示すように、モータルーム53内において、燃料電池2及びセル電圧ECU79の下方には、上述したカソードガス循環ポンプ22が配置されるとともに、カソードガス循環ポンプ22の後方には、カソードガス循環流路21及びカソードガス供給流路13を介して接続された入口封止弁15が配置されている。入口封止弁15は、上述したようにカソードガス供給流路13を介して燃料電池2のカソード流路6に接続されている。
ここで、モータルーム53内に収納された各種電気部品のうち、接点構造体は燃料電池2の上方領域を回避した位置に配置されている。本実施形態における接点構造体とは、電気接続部を覆うカバーが水素シールされていないものや、リレーやブラシ付モータ等のような可動接点をもつもの、フューズのように溶断の際アークを飛ばす虞のあるもの等である。
具体的に、本実施形態では、接点構造体のうち、冷却ファン76、カソードガス循環ポンプ22、及び入口封止弁15は、燃料電池2の下面2aよりも下方に配置されている。また、接点構造体のうち、リレーボックス81及び低電圧バッテリ82は、燃料電池2の側方であって、ECU44及びセル電圧ECU79を隔てて配置されている。
このように、本実施形態では、モータルーム53内において、燃料電池2の上方領域を回避した領域に接点構造体を配置する構成とした。
この構成によれば、燃料電池2や燃料電池2と水素供給デバイスとの接続部分等から漏れた水素は、モータルーム53内を上方に向けて拡散するため、接点構造体を通過せずに、図示しないフロントバンパやボンネットとの隙間等を通して外部に排出されることになる。そのため、接点構造体が水素に晒されるのを抑制できる。
この場合、従来のように電気接続部をそれぞれケースに収納する必要がないので、部品点数の増加やレイアウト性の悪化を抑制した上で、モータルーム53内において接点構造体が水素ガスに晒されるのを抑制できる。また、例えばモータルーム53内の水素を外部に排出するための強制換気等も必要もないので、低コスト化及び省電力化も図ることができる。
特に、本実施形態では、燃料電池2の下面2aよりも下方に冷却ファン76やカソードガス循環ポンプ22、入口封止弁15等の接点構造体を配置することで、接点構造体が水素に晒されるのを確実に抑制できる。
また、リレーボックス81や低電圧バッテリ82等のように燃料電池2の側方に位置する接点構造体は、燃料電池2との間にECU44やセル電圧ECU79を挟んで配置されているため、これらECU44やセル電圧ECU79が燃料電池2との間を隔てるシュラウドとして機能することになる。したがって、モータルーム53内に存在する水素が接点構造体に向けて拡散するのを抑制し、リレーボックス81や低電圧バッテリ82等が水素に晒されるのを抑制できる。この場合、リレーボックス81や低電圧バッテリ82等を燃料電池2と上下方向の同等の位置に配置できるため、メンテナンス性も維持できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、燃料電池2の下方や左右方向の一方側に接点構造体を配置する構成について説明したが、これに限らず、燃料電池2の上方領域を回避した領域に配置されていれば構わない。
また、上述した実施形態では、接点構造体と燃料電池2との間に、ECU44とセル電圧ECU79の双方を配置する構成について説明したが、これに限らず、ECU44とセル電圧ECU79の少なくとも一方を配置すれば構わない。
上述した実施形態では、接点構造体として、カソードガス循環ポンプ22や、入口封止弁15、冷却ファン76、ECU44、セル電圧ECU79を例にして説明したが、これらに限られない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
2…燃料電池(燃料電池スタック) 15…入口封止弁(接点構造体) 22…カソードガス循環ポンプ(接点構造体) 44…ECU(燃料電池制御ユニット) 51…燃料電池搭載車両(車両) 53…モータルーム(収納空間) 76…冷却ファン(接点構造体) 79…セル電圧ECU(燃料電池電圧測定ユニット) 81…リレーボックス(接点構造体) 82…低電圧バッテリ(接点構造体)

Claims (3)

  1. 車両に搭載される燃料電池システムであって、
    燃料電池スタックを収納する収納空間のうち、前記燃料電池スタックの上方領域を回避した領域であって、前記燃料電池スタックに対して車幅方向の一方側に接点構造体が収納され
    前記収納空間と前記車両のキャビンとを前後方向で区画するダッシュボードのうち、前記燃料電池スタックに対して車幅方向の他方側に位置する部分に前記キャビン内に外気を導入する外気導入孔が形成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記接点構造体は、前記燃料電池スタックの下方にさらに配置されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記接点構造体と前記燃料電池スタックとの間には、燃料電池制御ユニット及び燃料電池電圧測定ユニットのうち、少なくとも一方が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の燃料電池システム。
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