JP5947684B2 - 樹脂成形部品のロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの樹脂成形部品を組み合わせる際に両部品を離脱しないようにロックするロック機構に係り、例えば、コネクタハウジングと端子の二重係止用のスペーサ(リテーナともいう)との間に適用されるロック機構に関するものである。
コネクタハウジングの端子収容室に挿入した端子を、端子収容室内に設けたランスと共に二重係止するために、コネクタハウジングに、端子の挿入方向と直交する方向にスペーサを差し込んで、そのスペーサにより端子を移動規制するようにしたコネクタが特許文献1などにおいて知られている。
この種のスペーサとコネクタハウジングとの間には、スペーサを差し込んだときに、スペーサが脱落しないように固定するロック機構が設けられている。このロック機構として、コネクタハウジングとスペーサの一方に設けられたロック突起と他方に設けられたロックアームとの組み合わせを用いたものが知られている。
また、ロックアームとして弾性を有した壁状の部分をスペーサの両側部に設け、それらロックアームの撓み方向の側面に設けた係合凸部を、コネクタハウジングのスペーサ収納空間の内壁に設けたロック突起に係合させることにより、ロックを達成するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、そのような構成のロック機構の中に、ロックアームを挟むように対向する2つの壁をコネクタハウジングのスペーサ収容空間に設け、第1の壁に、ロックアームの一方の側面に設けた係合凸部の係合するロック突起を設けると共に、ロックアームの他方の側面に、ロックアームが撓んだ際に第2の壁に押圧する押圧凸部を設け、ロックアームの係合凸部がロック突起を乗り越えるときに、ロックアームに撓み変形の方向と反対方向の押圧力を加えて、ロックアームの実質的な撓み剛性を高めるようにしたロック機構も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−40366号公報 発明協会公開技報公技番号2008−505293号
ところで、特許文献2に記載のロック機構のように、ロックアームに係合凸部とは別に押圧凸部を設け、ロックアームが撓み変形した際に押圧凸部を第2の壁に干渉させるようにした場合、押圧凸部はスペーサの押し込み動作に伴って第2の壁に押圧しながら摺接するだけであるから、押圧凸部と第2の壁との間には、挿入抵抗として摩擦力が発生するだけである。つまり、ロックアームの係合凸部がロック突起を乗り越える際に、ロックアームの撓みの増大に伴って、弾性復元力と摩擦力が増大するだけであるから、大きな挿入抵抗の変化なく、ロックアームとロック突起が係合に至ってしまう。そうすると、作業者の手に与えらえるロック達成の感触が弱くなってしまうという問題がある。また、スペーサの挿入力があまり大きくないことにより、輸送時等のスペーサの抜け落ちの可能性も高まる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロック達成時の感触を強く印象付けることができると共に、輸送時等の部品の抜け落ち防止効果を高めることのできる樹脂成形部品のロック機構を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 第1の部品に設けられたロック突起と、前記第1の部品と組み合わせられる第2の部品に設けられたロックアームとを有し、前記第1の部品に対し前記第2の部品を一定の直線方向に移動させることで、前記ロック突起に前記ロックアームを係合させる樹脂成形部品のロック機構において、
前記ロックアームは、前記第1の部品に対する前記第2の部品の移動方向の後端を固定端とすると共に移動方向の前端を自由端とし、移動方向と直交する方向を撓み方向とする片持状の弾性アームとして形成され、前記撓み方向の一方の側面上のアームの自由端側の位置に、前記ロック突起に係合する係合凸部が設けられ、
前記第1の部品には、前記ロックアームの移動方向に沿うことで前記ロックアームの撓み方向に直交すると共に前記ロックアームの撓み方向の一方の側面に対向する第1の壁面が設けられ、前記第1の壁面に前記ロック突起が突設され、
前記ロック突起には、前記ロックアームが移動してくる方向に向かい合う前面に、前記第2の部品の移動に伴って前記ロックアームの前記係合凸部が乗り上げることで前記ロックアームを前記第1の壁面から離間する方向に徐々に撓ませる傾斜面が設けられると共に、前記前面に対向する背面に、前記ロック突起の頂点を前記係合凸部が乗り越えて前記ロックアームが撓みから初期位置に復帰した際に、前記ロックアームの前記係合凸部の係止壁と向き合って係合し、それにより前記移動方向と逆方向への前記第2の部品の移動を阻止する係止壁が設けられ、
また、前記第1の部品には、前記第1の壁面と前記ロックアームを挟んで対向する第2の壁面が設けられ、
一方、前記ロックアームの前記撓み方向の他方の側面上の前記係合凸部と前記固定端との間の位置に、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面に乗り上げることで前記ロックアームが前記第1の壁面から離間する方向に撓み変形したときに、前記第2の壁面に押圧することで、前記ロックアームに撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与し、それにより前記ロックアームの実質的な撓み剛性を高める押圧凸部が突設され、
更に、前記第2の壁面に、前記第2の部品の移動により、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面に乗り上げ始めて前記ロックアームが前記第2の壁面に接近する方向に撓み変形し始めた段階のときに前記押圧凸部を収容し、更に第2の部品の移動が進み、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面を登りつめて前記ロック突起の頂点に達しようとする段階のときに、自身の開口縁に前記押圧凸部が押圧しながら摺接することで、前記ロックアームに撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与させる開口部が設けられている
ことを特徴とする樹脂成形部品のロック機構。
(2) 前記第1の部品がコネクタハウジングであり、前記第2の部品が前記コネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子を係止するスペーサであり、
前記スペーサは、前記端子収容室に対する端子の挿入方向と直交する方向に差し込み可能とされ、
前記コネクタハウジングには、前記スペーサの収容空間が確保され、
前記収容空間の一部に、前記第1の壁面と第2の壁面を対向壁とする前記ロックアームの差し込みスペースが設けられ、
前記第1の壁面は、差し込みスペースの内側に位置する壁面とされ、前記第2の壁面は、差し込みスペースの外側に位置する壁面とされており、
前記第1の壁面には、前記ロック突起として、前記スペーサを前記端子の挿入方向の移動を規制する位置に本係止する本係止突起が突設されると共に、前記本係止突起の前記ロックアームの差し込み方向における手前の位置に、前記ロックアームの前記係合凸部と係合することで前記スペーサを前記端子の挿入方向の移動を許容する位置に仮係止する仮係止突起が設けられ、
前記開口部は、前記開口部を通して仮係止された前記ロックアームの前記押圧凸部を外部から視認し得る位置に設けられていることを特徴とする上記(2)に記載の樹脂成形部品のロック機構。
上記(1)の構成のロック機構によれば、第1の部品に対する第2の部品の移動に伴い、ロックアームの係合凸部がロック突起の傾斜面に乗り上げ出すと、乗り上げるに従いロックアームが撓みを増して行くので、ロックアームの弾性復元力による第2の部品の移動方向における分力と、ロックアームの係合凸部がロック突起の傾斜面を乗り上げるときの摩擦力とにより、第2の部品の移動に要する力(以下、これを挿入力または挿入抵抗という)が増す。また、ロックアームが更に撓むことにより、ロックアームの押圧凸部が第2の壁面に干渉し出すと、押圧凸部と第2の壁面との間に発生する摩擦も前記挿入抵抗に加わる。ロックアームの撓みが増すほど、第2の壁面と押圧凸部との間の押圧力が増大し、ロックアームを撓み変形の方向と反対方向に強く押圧するので、それらの押圧力の増大により、前記摩擦力や移動方向における分力が増大して、第2の部品の挿入力が増大する。
この際、第2の壁面に開口部がない場合は、押圧凸部は第2の壁面を押圧しながら第2の壁面に沿って滑り移動するだけなので、押圧凸部と第2の壁面との間には摩擦力が発生するだけであるが、第2の壁面に開口部があると、その開口部にいったん押圧凸部が嵌まった後に、開口部の開口縁に押圧凸部が干渉して第2の壁面まで乗り上げることになるので、摩擦力よりも大きな引っ掛かり抵抗が瞬間的なピークとなって第2の部品の挿入抵抗に加わることになる。
従って、ピーク状に変化する大きな挿入抵抗に抗しながら、ロックアームをロック突起に係合させることができるようになり、作業者が第2の部品を押し移動する手に、大きな挿入力変化の感触をもたらすことができ、その感触により本係止したことを捉えやすくなる。また、挿入抵抗が大きくなることで、第2の部品の脱落防止効果も高まる。
上記(2)の構成のロック機構によれば、スペーサのロックアームの押圧凸部と第2の壁面との摩擦ではなく、押圧凸部と開口部の開口縁との引っ掛かり抵抗により挿入力をアップさせることができ、挿入力アップによりスペーサの脱落防止効果を高めることができる。また、スペーサの仮係止状態を開口部を通して外部から目視確認できる。
本発明によれば、ロック達成時の感触を強く作業者に印象付けることができる。また、挿入抵抗が大きくなることで、輸送時等の部品の抜け落ち防止効果を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明の実施形態のロック機構が適用されたコネクタの構成を示し、第1の部品であるコネクタハウジングに第2の部品であるスペーサを装着する前の状態を示す外観斜視図である。 図2は前記コネクタハウジングにスペーサを装着した状態を示す側面図である。 図3は図2と同じ状態の側断面図である。 図4は図2のIV−IV矢視断面図である。 図5は図4のV部の拡大図で、図5(a)は仮係止の状態を示す図、図5(b)は仮係止の状態から本係止に移行する途中において開口部に押圧凸部が干渉している状態を示す図である。 図6は開口部がない比較例を示す図5と同様の図であり、図6(a)は仮係止の状態を示す図、図6(b)は仮係止の状態から本係止に移行する途中の状態を示す図である。 図7は本発明の実施形態(実線)と比較例(点線)の挿入ストロークに対する挿入力特性の違いを示す特性図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態のロック機構が適用されたコネクタの構成を示し、第1の部品であるコネクタハウジング10に第2の部品であるスペーサ60を装着する前の状態を示す外観斜視図、図2はコネクタハウジング10にスペーサ60を装着した状態を示す側面図、図3は図2と同じ状態の側断面図、図4は図2のIV−IV矢視断面図、図5は図4のV部の拡大図で、図5(a)は仮係止の状態を示す図、図5(b)は仮係止の状態から本係止に移行する途中において開口部48の開口縁48aに押圧凸部65が干渉している状態を示す図、図6は開口部48がない比較例を示す図5と同様の図であり、図6(a)は仮係止の状態を示す図、図6(b)は仮係止の状態から本係止に移行する途中の状態を示す図である。
図1〜図4に示すように、第1の樹脂成形部品であるコネクタハウジング10は、前半部に筒状嵌合部15が形成され後半部に端子収容室20が形成されたコネクタ本体部11と、コネクタ本体部11の軸線方向中間部の上側を覆うように設けられた上部カバー13と、コネクタ本体部11と上部カバー13との間に設けられた、相手側コネクタとロックするためのメインロックアーム12と、を有する。
コネクタ本体部11の端子収容室20にはオス端子(図示略)が収容され、各オス端子の先端が筒状嵌合部15の内部に突出するようになっている。コネクタハウジング10の後方から挿入された端子は、端子収容室20内に設けられたランス21で一次係止され、その上で、端子収容室20を貫通形成したコネクタ本体部11の壁体部31の下面に設けられたスペーサ収納空間30にスペーサ60を挿入することで、二次係止(二重係止)されるようになっている。
また、第2の樹脂成形部品であるスペーサ60は、図1に示すように、スペーサ本体部61の左右両側壁62に板状のロックアームを一体に形成したものである。このスペーサ60は、端子収容室20に対する端子の挿入方向(コネクタハウジング10の前後方向)と直交する方向(上下方向)にスペーサ収納空間30に対して差し込み可能とされ、仮係止位置に保持されている状態では、端子の挿入および引き抜きを許容し、仮係止位置からその奥の本係止位置まで挿入された状態のとき、端子を二重係止する。
図5に示すように、実施形態のロック機構は、コネクタハウジング10(図1参照)に設けられたロック突起(後述する本係止突起43)と、スペーサ60(図1参照)に設けられたロックアーム63とを有しており、コネクタハウジング10のスペーサ収容空間30(図3参照)に対しスペーサ60を下から上に直線的に差し込むことで、ロック突起(本係止突起43)にロックアーム63の係合凸部64を係合させることができるようになっている。
ロックアーム63は、スペーサ60の差し込み方向(移動方向)の後端(下端)を固定端とすると共に差し込み方向の前端(上端)を自由端とし、差し込み方向と直交する左右方向を撓み方向とする片持状の弾性アームとして形成されている。この実施形態では、ロックアーム63は、スペーサ本体部61の左右側壁62に連続して設けられており、完全に後端を支点にして前端が撓み変形するものではないが、基本的には、後端側(下端側)を支点にして前端側(上端側)が外側に撓み変形するものとして扱うことができるようになっている。
コネクタハウジング10のスペーサ収容空間30の左右両側部には、内側に位置する第1の壁面33と外側に位置する第2の壁面34とを対向2壁とするロックアーム63の差し込みスペース32が設けられている。差し込みスペース32の内側の第1の壁面33と外側の第2の壁面34は、ロックアーム63の差し込み方向に沿うことで、ロックアーム63の撓み方向に直交する面となっており、ロックアーム63の撓み方向の一方の側面であるロックアーム63の内側面が第1の壁面33に対向し、ロックアーム63の他方の側面であるロックアーム63の外側面が第2の壁面34に対向するようになっている。
そして、第1の壁面33に、ロック突起としての本係止突起43と、スペーサ60を仮係止位置に保持するための仮係止突起41とが突設されている。また、ロックアーム63の内側面(撓み方向の一方の側面)上のアームの自由端側(上端側)の位置には、本係止突起43と仮係止突起41に係合する係合凸部64が設けられている。
本係止突起43は、スペーサ60を端子の挿入方向の移動を規制する本係止位置に本係止するもので、その本係止突起43のロックアーム63の差し込み方向における手前の位置(下側の位置)に、ロックアーム63の係合凸部64と係合することでスペーサ60を端子の挿入方向の移動を許容する仮係止位置に仮係止する仮係止突起41が設けられている。
また、本係止突起43と仮係止突起41の間には、仮係止時にロックアーム63の係合凸部64が嵌まる係合凹部42が設けられている。また、本係止突起43の更に奥には、本係止時に係合凸部64が収容される係合凹部44が設けられている。
本係止突起43には、ロックアーム63が移動してくる方向に向かい合う前面に、スペーサ60の差し込みに伴ってロックアーム63の係合凸部64が乗り上げることでロックアーム63を第1の壁面33から離間する方向に徐々に撓ませる傾斜面43aが設けられると共に、前面に対向する背面に、本係止突起43の頂点を係合凸部64が乗り越えてロックアーム63が撓みから初期位置に復帰した際に、ロックアーム63の係合凸部64の後面の係止壁64bと向き合って係合し、それにより、差し込み方向と逆方向(抜け方向)へのスペーサ60の移動を阻止する係止壁43bが設けられている。
また、仮係止突起41にも、ロックアーム63が移動してくる方向に向かい合う前面に、スペーサ60の差し込みに伴ってロックアーム63の係合凸部64が乗り上げることでロックアーム63を第1の壁面33から離間する方向に徐々に撓ませる傾斜面41aが設けられると共に、前面に対向する背面に、仮係止突起41の頂点を係合凸部64が乗り越えてロックアーム63が撓みから初期位置に復帰した際に、ロックアーム63の係合凸部64の後面の係止壁64bと向き合って係合し、それにより、差し込み方向と逆方向(抜け方向)へのスペーサ60の移動を阻止する係止壁42bが設けられている。
また、ロックアーム63の係合凸部64の差し込み方向の前面は、本係止突起43や仮係止突起41を乗り越えやすいように傾斜面64aとして形成されている。
また、ロックアーム63の外側面(撓み方向の他方の側面)上の係合凸部64と固定端との間の位置には、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の傾斜面43aに乗り上げることでロックアーム63が第1の壁面33から離間する方向に撓み変形したときに、第2の壁面34に押圧することで、ロックアーム63に撓み変形の方向と反対方向(内側方向)の押圧力を付与し、それによりロックアーム63の実質的な撓み剛性を高める押圧凸部65が突設されている。
また、第2の壁面34には、図5(b)に示すように、スペーサ60の差し込みにより、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の傾斜面43aに乗り上げ始めてロックアーム63が第2の壁面34に接近する方向に撓み変形し始めた段階のときに押圧凸部65を収容し、更にスペーサの差し込みが進み、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の傾斜面43aを登りつめて本係止突起43の頂点に達しようとする段階のときに、自身の開口縁48aに押圧凸部65の前側傾斜面65aが押圧しながら摺接することで、ロックアーム63に撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与させる開口部48が設けられている。この場合、開口部48は、該開口部48を通して、仮係止されたロックアーム63の押圧凸部65を外部から視認し得る位置に設けられている。
なお、図5(a)に示すように、ロックアーム63が撓み変形せずに初期位置にあるとき、押圧凸部65は第2の壁面34に対して離間した位置にあるように、押圧凸部65の高さが設定されている。
次に作用を説明する。
コネクタハウジング10の下面に開口したスペーサ収容空間30に、下から上に向かってスペーサ60を差し込むと、差し込むのに伴い、ロックアーム63の係合凸部64が仮係止突起41の傾斜面41aに乗り上げる。乗り上げるに従いロックアーム63が撓みを増して行くので、ロックアーム63の弾性復元力によるスペーサ60の差し込み方向における分力と、ロックアーム63の係合凸部64が仮係止突起41の傾斜面41aを乗り上げるときの摩擦力とにより、スペーサ60の差し込みに要する挿入力(挿入抵抗)が増す。
また、ロックアーム63が更に撓むことにより、ロックアーム63の押圧凸部65が第2の壁面34に干渉し出すと、押圧凸部65と第2の壁面34との間に発生する摩擦も挿入抵抗に加わる。ロックアーム63の撓みが増すほど、第2の壁面34と押圧凸部65との間の押圧力が増大し、ロックアーム63を撓み変形の方向と反対方向に強く押圧するので、それらの押圧力の増大により、前記摩擦力や差し込み方向における分力が増大して、スペーサ60の挿入力が増大する。
そして、ロックアーム63の係合凸部64が仮係止突起41の頂点を越えると、ロックアーム63が撓みから初期位置に復帰して、係合凸部64が係合凹部42に嵌まる。これにより、仮係止状態が保持される。この仮組立状態で端子をコネクタハウジング10に挿入することができる。
この状態からスペーサ60を更に奥の本係止位置まで差し込む場合は、スペーサ60の差し込みに伴い、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の傾斜面43aに乗り上げ出す。そうすると、乗り上げるに従いロックアーム63が撓みを増して行くので、ロックアーム63の弾性復元力によるスペーサ60の差し込み方向における分力と、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の傾斜面43aを乗り上げるときの摩擦力とにより、スペーサ60の差し込みに要する挿入力(挿入抵抗)が増す。
また、ロックアーム63が更に撓むことにより、ロックアーム63の押圧凸部65が第2の壁面34に干渉しようとするが、このとき押圧凸部65の対応する位置には開口部48が設けられているので、押圧凸部65は開口部48に収容されることになる。従って、この段階では、第2の壁面34と押圧凸部65との間に摩擦力は発生しない。
この際、図6の比較例のように、第2の壁面34に開口部48(図5参照)がない場合は、押圧凸部65は第2の壁面34を押圧しながら第2の壁面34に沿って滑り移動するだけなので、押圧凸部65と第2の壁面34との間には摩擦力が発生するだけであるが、図5の本実施形態の場合は第2の壁面34に開口部48があるので、その開口部48にいったん押圧凸部65が嵌まった後に開口部48の開口縁48aに押圧凸部65が干渉して第2の壁面34まで乗り上げることになるので、摩擦力よりも大きな引っ掛かり抵抗が、瞬間的なピークとなってスペーサ60の挿入抵抗に加わることになる。
そして、ロックアーム63の係合凸部64が本係止突起43の頂点を越えると、ロックアーム63が撓みから初期位置に復帰して、係合凸部64が本係止突起43に係合し、これにより、本係止状態が保持される。この本係止状態では、端子をコネクタハウジング10に二重係止することができる。
以上のように、ピーク状に変化する大きな挿入抵抗に抗しながら、ロックアーム63を本係止突起43に係合させることができるので、作業者がスペーサ60を差し込み移動する手に、大きな挿入力変化の感触をもたらすことができ、その感触により本係止したことを捉えやすくなる。また、挿入抵抗が大きくなることで、スペーサ60の脱落防止効果も高まる。
即ち、スペーサ60のロックアーム63の押圧凸部65と第2の壁面34との摩擦ではなく、押圧凸部65と開口部48の開口縁48aとの引っ掛かり抵抗により挿入力をアップさせることができるので、挿入力アップによりスペーサ60の脱落防止効果を高めることができる。また、スペーサ60の仮係止状態を開口部48を通して外部から目視確認できるので、コネクタの状態を把握しやすくなる。
図7は本発明の実施形態(実線)と比較例(点線)の挿入ストロークに対する挿入力特性の違いを示す特性図である。実施形態では図5のように開口部48があり、比較例では図6のように開口部がない。
まず、比較例(点線)について述べると、仮係止位置から本係止位置までスペーサ60の差し込みストロークが変化する際に、第2の壁面34に押圧凸部65が干渉し出すまでは、ロックアーム63の弾性復元力のみ(第1の壁面33と係合凸部64の摩擦力も実際には存在するが、ここでは省略する)が挿入力に影響するが、第2の壁面34に押圧凸部65が干渉し出すと、第2の壁面34と押圧凸部65との間の摩擦力が挿入力に影響し出す。本係止突起43の頂上面に係合凸部64が到達すると、それ以上は撓み変形方向の力が増大しないので、摩擦力も増えず、そのまま本係止に至る。
次に、本実施形態(実線)について述べると、仮係止位置から本係止位置までスペーサ60の差し込みストロークが変化する際に、第2の壁面34に押圧凸部65が干渉し出すまでは、ロックアーム63の弾性復元力のみ(第1の壁面33と係合凸部64の摩擦力も実際には存在するが、ここでは省略する)が挿入力に影響するが、第2の壁面34に押圧凸部65が干渉し出す位置で、押圧凸部65が開口部48に落ち込むので、開口部48に落ち込んでいる間は摩擦力は発生しない。
その後、本係止突起43の頂点に至る直前で押圧凸部65が開口部48の開口縁48aに干渉し出す。このとき、押圧凸部65と開口部48との間には摩擦力よりも大きな引っ掛かり抵抗が発生するので、それにより挿入力が瞬間的に大きく増大する。そして、大きな挿入力に抗しながらスペーサ60を更に差し込むことで、押圧凸部65が開口縁48aから第2の壁面34に乗り上げる。その段階では、係合凸部64が本係止突起43の頂上面に到達しているので、それ以上は撓み変形方向の力が増大せず、摩擦力も増えず、そのまま本係止に至る。
以上のように、挿入力のピークを増大させることができるので、本係止したことを、作業者は確かな感触として捉えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、第1の部品がコネクタハウジングであり、第2の部品がスペーサである場合を説明したが、逆の場合でもよい。つまり、コネクタハウジング10側にロックアーム63が設けられ、スペーサ60側にロック突起(本係止突起43)が設けられていてもよい。
ここで、上述した本発明に係る樹脂成形部品のロック機構の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1の部品(10)に設けられたロック突起(43)と、前記第1の部品(10)と組み合わせられる第2の部品(60)に設けられたロックアーム(63)とを有し、前記第1の部品(10)に対し前記第2の部品(60)を一定の直線方向に移動させることで、前記ロック突起(43)に前記ロックアーム(63)を係合させる樹脂成形部品のロック機構において、
前記ロックアーム(63)は、前記第1の部品(10)に対する前記第2の部品(60)の移動方向の後端を固定端とすると共に移動方向の前端を自由端とし、移動方向と直交する方向を撓み方向とする片持状の弾性アームとして形成され、前記撓み方向の一方の側面上のアームの自由端側の位置に、前記ロック突起に係合する係合凸部(64)が設けられ、
前記第1の部品(10)には、前記ロックアーム(63)の移動方向に沿うことで前記ロックアーム(63)の撓み方向に直交すると共に前記ロックアーム(63)の撓み方向の一方の側面に対向する第1の壁面(33)が設けられ、前記第1の壁面(33)に前記ロック突起(43)が突設され、
前記ロック突起(43)には、前記ロックアーム(63)が移動してくる方向に向かい合う前面に、前記第2の部品(60)の移動に伴って前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)が乗り上げることで前記ロックアーム(63)を前記第1の壁面(33)から離間する方向に徐々に撓ませる傾斜面(43a)が設けられると共に、前記前面に対向する背面に、前記ロック突起(43)の頂点を前記係合凸部(64)が乗り越えて前記ロックアーム(63)が撓みから初期位置に復帰した際に、前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)の係止壁(64b)と向き合って係合し、それにより前記移動方向と逆方向への前記第2の部品(60)の移動を阻止する係止壁(43b)が設けられ、
また、前記第1の部品(10)には、前記第1の壁面(33)と前記ロックアーム(63)を挟んで対向する第2の壁面(34)が設けられ、
一方、前記ロックアーム(63)の前記撓み方向の他方の側面上の前記係合凸部(64)と前記固定端との間の位置に、前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)が前記ロック突起(43)の傾斜面に乗り上げることで前記ロックアーム(63)が前記第1の壁面(33)から離間する方向に撓み変形したときに、前記第2の壁面(34)に押圧することで、前記ロックアーム(63)に撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与し、それにより前記ロックアーム(63)の実質的な撓み剛性を高める押圧凸部(65)が突設され、
更に、前記第2の壁面(34)に、前記第2の部品(60)の移動により、前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)が前記ロック突起(43)の傾斜面に乗り上げ始めて前記ロックアーム(63)が前記第2の壁面(34)に接近する方向に撓み変形し始めた段階のときに前記押圧凸部(65)を収容し、更に第2の部品(60)の移動が進み、前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)が前記ロック突起(43)の傾斜面を登りつめて前記ロック突起(43)の頂点に達しようとする段階のときに、自身の開口縁(48a)に前記押圧凸部(65)が押圧しながら摺接することで、前記ロックアーム(63)に撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与させる開口部(48)が設けられている
ことを特徴とする樹脂成形部品のロック機構。
[2] 前記第1の部品(10)がコネクタハウジング(10)であり、前記第2の部品(60)が前記コネクタハウジング(10)の端子収容室(20)に挿入された端子を係止するスペーサ(60)であり、
前記スペーサ(60)は、前記端子収容室に対する端子の挿入方向と直交する方向に差し込み可能とされ、
前記コネクタハウジング(10)には、前記スペーサ(60)の収容空間(30)が確保され、
前記収容空間(30)の一部に、前記第1の壁面(33)と第2の壁面(34)を対向壁とする前記ロックアーム(63)の差し込みスペース(32)が設けられ、
前記第1の壁面(33)は、差し込みスペースの内側に位置する壁面とされ、前記第2の壁面(34)は、差し込みスペースの外側に位置する壁面とされており、
前記第1の壁面(33)には、前記ロック突起(43)として、前記スペーサ(60)を前記端子の挿入方向の移動を規制する位置に本係止する本係止突起(43)が突設されると共に、前記本係止突起(43)の前記ロックアーム(63)の差し込み方向における手前の位置に、前記ロックアーム(63)の前記係合凸部(64)と係合することで前記スペーサ(60)を前記端子の挿入方向の移動を許容する位置に仮係止する仮係止突起(41)が設けられ、
前記開口部(48)は、前記開口部(48)を通して仮係止された前記ロックアーム(63)の前記押圧凸部(65)を外部から視認し得る位置に設けられていることを特徴とする上記[1]に記載の樹脂成形部品のロック機構。
10 コネクタハウジング(第1の部品)
33 第1の壁面
34 第2の壁面
41 仮係止突起
43 本係止突起(ロック突起)
43a 傾斜面
43b 係止壁
48 開口部
48a 開口縁
60 スペーサ(第2の部品)
63 ロックアーム
64 係合凸部
64b 係止壁
65 押圧凸部

Claims (2)

  1. 第1の部品に設けられたロック突起と、前記第1の部品と組み合わせられる第2の部品に設けられたロックアームとを有し、前記第1の部品に対し前記第2の部品を一定の直線方向に移動させることで、前記ロック突起に前記ロックアームを係合させる樹脂成形部品のロック機構において、
    前記ロックアームは、前記第1の部品に対する前記第2の部品の移動方向の後端を固定端とすると共に移動方向の前端を自由端とし、移動方向と直交する方向を撓み方向とする片持状の弾性アームとして形成され、前記撓み方向の一方の側面上のアームの自由端側の位置に、前記ロック突起に係合する係合凸部が設けられ、
    前記第1の部品には、前記ロックアームの移動方向に沿うことで前記ロックアームの撓み方向に直交すると共に前記ロックアームの撓み方向の一方の側面に対向する第1の壁面が設けられ、前記第1の壁面に前記ロック突起が突設され、
    前記ロック突起には、前記ロックアームが移動してくる方向に向かい合う前面に、前記第2の部品の移動に伴って前記ロックアームの前記係合凸部が乗り上げることで前記ロックアームを前記第1の壁面から離間する方向に徐々に撓ませる傾斜面が設けられると共に、前記前面に対向する背面に、前記ロック突起の頂点を前記係合凸部が乗り越えて前記ロックアームが撓みから初期位置に復帰した際に、前記ロックアームの前記係合凸部の係止壁と向き合って係合し、それにより前記移動方向と逆方向への前記第2の部品の移動を阻止する係止壁が設けられ、
    また、前記第1の部品には、前記第1の壁面と前記ロックアームを挟んで対向する第2の壁面が設けられ、
    一方、前記ロックアームの前記撓み方向の他方の側面上の前記係合凸部と前記固定端との間の位置に、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面に乗り上げることで前記ロックアームが前記第1の壁面から離間する方向に撓み変形したときに、前記第2の壁面に押圧することで、前記ロックアームに撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与し、それにより前記ロックアームの実質的な撓み剛性を高める押圧凸部が突設され、
    更に、前記第2の壁面に、前記第2の部品の移動により、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面に乗り上げ始めて前記ロックアームが前記第2の壁面に接近する方向に撓み変形し始めた段階のときに前記押圧凸部を収容し、更に第2の部品の移動が進み、前記ロックアームの前記係合凸部が前記ロック突起の傾斜面を登りつめて前記ロック突起の頂点に達しようとする段階のときに、自身の開口縁に前記押圧凸部が押圧しながら摺接することで、前記ロックアームに撓み変形の方向と反対方向の押圧力を付与させる開口部が設けられている
    ことを特徴とする樹脂成形部品のロック機構。
  2. 前記第1の部品がコネクタハウジングであり、前記第2の部品が前記コネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子を係止するスペーサであり、
    前記スペーサは、前記端子収容室に対する端子の挿入方向と直交する方向に差し込み可能とされ、
    前記コネクタハウジングには、前記スペーサの収容空間が確保され、
    前記収容空間の一部に、前記第1の壁面と第2の壁面を対向壁とする前記ロックアームの差し込みスペースが設けられ、
    前記第1の壁面は、差し込みスペースの内側に位置する壁面とされ、前記第2の壁面は、差し込みスペースの外側に位置する壁面とされており、
    前記第1の壁面には、前記ロック突起として、前記スペーサを前記端子の挿入方向の移動を規制する位置に本係止する本係止突起が突設されると共に、前記本係止突起の前記ロックアームの差し込み方向における手前の位置に、前記ロックアームの前記係合凸部と係合することで前記スペーサを前記端子の挿入方向の移動を許容する位置に仮係止する仮係止突起が設けられ、
    前記開口部は、前記開口部を通して仮係止された前記ロックアームの前記押圧凸部を外部から視認し得る位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品のロック機構。
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