JP5947176B2 - 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 - Google Patents

電気車用電源システム及び電力供給制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気車用電源システム等に関する。
直流電車にバッテリを搭載し、架線からの供給電力(直流電力)とバッテリの放電電力(直流電力)との一方、或いは、両方によって主電動機を駆動する架線・バッテリハイブリッド電車が知られている。このハイブリッド電車には、回生エネルギーによってバッテリを充電したり、非電化区間ではバッテリの放電電力によって走行可能になるといった特長がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−253084号公報
開発されたハイブリッド電車としても、本出願人が開発した架線・バッテリハイブリッドLRV「Hi−tram」の他、多くの電車が存在する。しかし、何れのハイブリッド電車についても直流電車であり、交流電車については開発が進んでいないのが実情である。また、機関車については、ハイブリッドのディーゼル機関車の開発が進んでいるが、電気機関車のハイブリッド化は進んでいない。勿論、交流電気車の他、交直流電気車についても同様である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流区間を走行可能な電気車の架線・ハイブリッド化を可能とすることである。
上記課題を解決するための第1の形態は、
架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリ(例えば、図1のバッテリ60A)の出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システム(例えば、図1の電源システム1A)であって、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部(例えば、図1の主回路側コンバータ31A)及び第1インバータ部(例えば、図1のインバータ32A)を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路(例えば、図1の主変換回路30A)と、
前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部(例えば、図1の補機側コンバータ41A)及び第2インバータ部(例えば、図1の静止形インバータ42A)を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路(例えば、図1の補機用変換回路40A)と、
制御装置(例えば、図1の制御部70A)と、
を備え、
前記バッテリは、前記主変換回路の直流リンク部に接続され、
前記制御装置は、
前記第1コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替える架線モード切替手段と、
前記第1コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第2コンバータ部に印加するように前記第1コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
を有する、
電気車用電源システムである。
また、他の形態として、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、前記主変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
前記第1コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
前記第1コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変圧器を介して前記第2コンバータ部に印加するように前記第1コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
を含む電力供給制御方法を構成しても良い。
この第1の形態等によれば、主電動機に電力を供給する主変換回路と、補機に電力を供給する補機用変換回路との他に、主変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリを備え、架線からの交流電力、或いは、架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、バッテリの出力電圧をもとに走行するバッテリモードとを切り替え可能な電気車用電源システムが実現される。
すなわち、架線モードでは、架線からの交流電力が、第1コンバータ部の位相同期整流動作によって主電動機に供給されるとともに、補機用変換回路にも供給される。また、バッテリモードでは、主変換回路の直流リンク部に印加されたバッテリからの直流電力が、主電動機に供給されるとともに、第1コンバータ部のCVCFインバータ動作によって主変圧器を介して補機用変換回路にも供給される。これにより、交流区間を走行可能な電気車における架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
また、第2の形態として、第1の形態の電気車用電源システムであって、
前記制御装置は、電気車の停止時に、前記架線からの交流電力をもとに前記第1コンバータ部に前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第2の形態によれば、電気車の停止時に、架線からの交流電力をもとに、バッテリの急速充電を行うことができる。つまり、架線からの供給電力が、第1コンバータ部を介して、主変換回路の直流リンク部に接続されているバッテリに供給される。また、架線からの交流電力を用いることで、大容量の充電電力をバッテリに供給できるため、急速充電が可能となる。
第3の形態は、
架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリ(例えば、図10のバッテリ60B)の出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システム(例えば、図10の電源システム1B)であって、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部(例えば、図10の主回路側コンバータ31B)及び第1インバータ部(例えば、図10のインバータ32B)を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路(例えば、図10の主変換回路30B)と、
前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部(例えば、図10の補機側コンバータ41B)及び第2インバータ部(例えば、図10の静止形インバータ42B)を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路(例えば、図10の補機用変換回路40B)と、
制御装置(例えば、図10の制御部70B)と、
を備え、
前記バッテリは、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続され、
前記制御装置は、
前記第2コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替える架線モード切替手段と、
前記第2コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第1コンバータ部に印加されるように前記第2コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
を有する、
電気車用電源システムである。
また、他の形態として、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
前記第2コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
前記第2コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第1コンバータ部に印加されるように前記第2コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
を含む電力供給制御方法を構成しても良い。
この第3の形態等によれば、主電動機に電力を供給する主変換回路と、補機に電力を供給する補機用変換回路との他に、補機用変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリを備え、架線からの交流電力、或いは、架線からの交流電力及びバッテリの出力電流の両方をもとに走行する架線モードと、バッテリの出力電圧をもとに走行するバッテリモードとを切り替え可能な電気車用電源システムが実現される。
すなわち、架線モードでは、架線からの交流電力が、主変換回路に供給されるとともに、第2コンバータ部の位相同期整流動作によって補機にも供給される。また、バッテリモードでは、補機用変換回路の直流リンク部に印加されたバッテリからの直流電力が、第2コンバータ部のCVCFインバータ動作によって主変圧器を介して主変換回路に供給されるとともに、補機にも供給される。これにより、交流区間を走行可能な電気車における架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
また、第4の形態として、第3の形態の電気車用電源システムであって、
前記制御装置は、電気車の停止時に、前記架線からの交流電力をもとに前記第2コンバータ部に、補機への供給電力に加えて、前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第4の形態によれば、電気車の停止時に、架線からの交流電力をもとに、バッテリの急速充電を行うことができる。つまり、架線からの交流電力が、第2コンバータ部を介して、補機用変換回路の直流リンク部に接続されているバッテリに供給される。また、架線からの交流電力を用いることで、大容量の充電電流をバッテリに供給できるため、急速充電が可能となる。
また、第5の形態として、第1〜第4の何れかの形態の電気車用電源システムであって、
前記バッテリは、前記架線モード時に前記直流リンク部に供給されている電力で充電可能に構成されている、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第5の形態によれば、架線モード時に、バッテリが接続されている直流リンク部に供給されている電力で、バッテリを充電することができる。
また、第6の形態として、第1〜第5の何れかの形態の電気車用電源システムであって、
前記バッテリと前記直流リンク部とを接続する遮断器(例えば、図1,図10の高速度遮断器BHB)を更に備え、
前記架線モード切替手段は、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとし、
前記バッテリモード切替手段は、前記遮断器を投入して前記バッテリモードに切り替える、
記載の電気車用電源システムを構成しても良い。
この第6の形態によれば、バッテリと直流リンク部とは遮断器を介して接続されており、この遮断器が投入/開放されて、架線モード/バッテリモードが切り替えられる。すなわち、架線モードでは、遮断器を開放することで、バッテリと直流リンク部とが切り離され、架線からの交流電力のみが主電動機に供給される純架線モードとされ、遮断器を投入することで、バッテリと直流リンク部が接続され、架線からの交流電力及びバッテリの出力電力が主電動機に供給されるハイブリッド架線モードとされる。また、バッテリモードでは、遮断器を投入することでバッテリと直流リンク部が接続され、バッテリからの直流電力が主電動機及び補機に供給される。
第1実施形態における電源システムの構成図。 架線モードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリモードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリの急速充電の際の電力供給動作の説明図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。 第2実施形態における電源システムの構成図。 架線モードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリモードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリの急速充電の際の電力供給動作の説明図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下では、本発明を適用した電車の回路構成について説明するが、LRVや機関車にも本発明の適用は可能である。すなわち、本発明の適用可能な実施形態は以下に限定されるものではない。また、理解を容易にするために、電圧の一例を示して説明するが、本発明を適用可能な実施形態は、以下説明する電圧に限られるものでないことは勿論である。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、第1実施形態における電源システム1Aの回路構成図である。図1によれば、電源システム1Aは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Aと、補機用変換回路40Aと、バッテリ60Aと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部70Aとを備えて構成される。
主変圧器20の1次巻線21は、真空遮断器VCBを介してパンタグラフ2と接続され、2次巻線22は、主回路側コンバータ31Aの入力端(一次側)に接続され、3次巻線23は、補機側コンバータ41Aの入力端(一次側)に接続されている。この主変圧器20は、1次巻線21に架線電圧の「20000V」の単相交流電圧が印加されると、2次巻線22に「1000V」の単相交流電圧が発生し、3次巻線23に「440V」の単相交流電圧が発生するように、1次巻線21と、2次巻線22及び3次巻線23それぞれとの巻線比が構成されている。
主変換回路30Aは、主電動機4を駆動するための電力供給系統であり、主回路側コンバータ31Aと、インバータ32Aとを有している。
主回路側コンバータ31Aの入力端(一次側)は、主変圧器20の2次巻線22に接続され、出力端(二次側)は、インバータ32Aの入力端(一次側)に接続されている。主回路側コンバータ31Aは、入力端(一次側)に入力される交流電圧(単相1000V)を直流電圧(1500V又は1800V)に変換する位相同期方式のPWMコンバータとして機能する(順方向運転)。また、この主回路側コンバータ31Aは、出力端(二次側)から直流電力を入力して、交流電力(単相1000V)に変換して入力端(一次側)から出力するPWMインバータとして機能することも可能である(逆方向運転)。
インバータ32Aの入力端(一次側)は、主回路側コンバータ31Aの出力端(二次側)に接続され、出力端(二次側)は、主電動機4に接続されている。このインバータ32Aは、入力端(一次側)に入力される直流電力を、三相交流電力に変換して主電動機4に駆動電力を供給する。
主電動機4は、インバータ32Aから電力が供給されることで車軸を回転させる主電動機(メインモータ)であり、例えば三相誘導電動機で実現される。なお、図1では1台のインバータ32Aで4台の電動機を制御する1C4M方式を図示しているが、これは一例であり、1C1M方式などの他の方式にも本実施形態を適用可能であることは勿論である。
補機用変換回路40Aは、空調装置や照明装置といった補助的な機器(補機)を駆動するための電力供給系統であり、補機側コンバータ41Aと、静止形インバータ42Aとを有している。
補機側コンバータ41Aの入力端(一次側)は、主変圧器20の3次巻線23に接続され、出力端(二次側)は、静止形インバータ42Aの入力端(一次側)に接続されている。補機側コンバータ41Aは、入力端(一次側)に入力される交流電力(単相440V)を直流電力(900V)に変換する位相同期方式のPWMコンバータとして機能する(順方向運転)。
静止形インバータ42Aは、入力端(一次側)に入力された直流電力(900V)を交流電力(三相440V)に変換して補機に供給する。
バッテリ60Aは、例えばリチウムイオンバッテリ等のバッテリセルを複数接続したバッテリモジュールであり、定格電圧が「1500V」に構成されている。このバッテリ60Aは、高速度遮断器BHB及びリアクトルLを介して、主変換回路30Aの直流リンク部(主回路側コンバータ31Aとインバータ32Aとの間)に接続されている。
制御部70Aは、CPUや各種メモリ(ROMやRAM等)から構成されるコンピュータや各種の電子回路によって実現され、制御装置として機能する。この制御部70Aは、後述する走行モードの切替制御を行う。具体的には、主回路側コンバータ31Aや補機側コンバータ41A、インバータ32A、静止形インバータ42Aそれぞれの動作を制御するとともに、真空遮断器VCBや高速度遮断器BHBそれぞれの投入/開放、パンタグラフ2の上昇/下降を制御する。
<走行モード>
電源システム1Aにおける走行モードを説明する。走行モードには、「架線モード」及び「バッテリモード」の2種類がある。
(A)架線モード
架線モードは、架線から供給される交流電力(単相20000V)、或いは、架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図2は、架線モードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。架線モードでは、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。そして、主回路側コンバータ31A、及び、補機側コンバータ41Aは、ともに位相同期整流動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、架線電圧である交流電圧(単相20000V)が主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、3次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生している。
2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Aによって直流電圧(1800V)に変換され、更にインバータ32Aによって三相交流電圧に変換されて主電動機4に供給される。一方、3次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41Aによって直流電圧(900V)に変換され、静止形インバータ42Aに供給される。
なお、同図では、高速度遮断器BHBを開放し、架線からの交流電力のみで主電動機4を駆動する場合を示しているが(純架線モード)、架線からの交流電力に加えて、バッテリ60Aの蓄積電力(直流電力)を併用することもできる(ハイブリッド架線モード)。この場合には、高速度遮断器BHBは投入され、主回路側コンバータ31Aの出力端(二次側)の出力電圧は、バッテリ60Aの出力電圧に等しい電圧(1500V)に制御される。またこの場合、バッテリ60Aが主変換回路30Aの直流リンク部に接続されているため、バッテリ60Aの充電状態に応じて、主回路側コンバータ31Aの出力端(二次側)の出力電流によってバッテリ60Aが充電されたり、或いは、バッテリ60Aの蓄積電力が、主回路側コンバータ31Aの出力端(二次側)の出力電力に重畳されてインバータ32Aに供給される。
(B)バッテリモード
バッテリモードは、バッテリ60Aの蓄積電力によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図3は、バッテリモードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。バッテリモードでは、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、投入されている。そして、主回路側コンバータ31Aは、CVCF(Constant Voltage Constant Frequency:定電圧定周波数)インバータ動作するように制御され、補機側コンバータ41Aは、位相同期整流動作するように制御されている。
電気の流れをみると、バッテリ60Aの放電電圧(1500V)が、インバータ32Aによって三相交流電力に変換されて主電動機4に供給される。また、バッテリ60Aの放電電圧(1500V)は、主回路側コンバータ31Aによって交流電圧(単相1000V)に変換され、主変圧器20の2次巻線22に印加される。
主変圧器20の2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が印加されることで、1次巻線21を介して、3次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生する。主変圧器20の3次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41Aによって直流電圧(900V)に変換され、静止形インバータ42Aに供給される。
(C)急速充電
続いて、架線の供給電力によってバッテリ60Aを急速充電する場合を説明する。この急速充電は、例えば所定の充電駅(充電可能な駅)の停車中に行われる。
図4は、急速充電の際の電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。急速充電の際には、停車中であるため、インバータ32Aは停止している。パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。また、高速度遮断器BHBは、投入されている。そして、主回路側コンバータ31A、及び、補機側コンバータ41Aは、ともに、位相同期整流動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、架線から供給される交流電圧(単相20000V)が、主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、3次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生している。
2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Aによって直流電圧(1500V)に変換され、バッテリ60Aが充電される。このとき、主回路側コンバータ31Aの変調率制御によって、その出力端(二次側)からの出力電流(すなわち、バッテリ60Aの充電電流)が制御される。また、主変圧器20の3次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41Aによって直流電圧(900V)に変換され、静止形インバータ42Aに供給される。
<走行モードの切り替え>
次に、これらの走行モードの切り替えの際の制御手順を説明する。この制御は、制御部70Aによってなされる。
(a)架線モードでの起動
図5は、停車中から架線モードで起動する際の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、開放されている。そして、主回路側コンバータ31A、及び、補機側コンバータ41Aは、ともに動作停止している。
先ず、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップA1)、真空遮断器VCBを投入する(ステップA3)。これにより、主変圧器20の1次巻線21に、架線電圧である「単相20000V」の交流電圧が印加され、2次巻線22に「単相1000V」の交流電圧が発生し、3次巻線23に「単相440V」の交流電圧が発生する。
次いで、架線モードにおいてバッテリ60Aを併用するか否か(ハイブリッド架線モードであるか純架線モードであるか)を判断し、併用するハイブリッド架線モードならば(ステップA5:YES)、高速度遮断器BHBを投入した後(ステップA7)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧がバッテリ60Aの出力電圧に等しい「直流1500V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップA9)。一方、バッテリ60Aを併用しない純架線モードならば(ステップA5:NO)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップA11)。
続いて、補機側コンバータ41Aを、変調率制御によって出力電圧が「直流900V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップA13)。その後、インバータ32Aを起動する(ステップA15)。すると、インバータ32Aによって、主回路側コンバータ31Aから出力される「1800V」の直流電力が三相交流電力に変換されて、主電動機4に供給される。架線モードでの起動は、このように行われる。
(b)架線モードからバッテリモードへ切り替え
図6は、架線モードからバッテリモードへ切り替える場合の制御手順である。先ず、インバータ32Aを停止させる(ステップB1)。次いで、架線モードにおいてバッテリ60Aが併用されているか否か(ハイブリッド架線モードであるか純架線モードであるか)を判断し、併用されていない純架線モードであるならば(ステップB3:NO)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって、出力電圧がバッテリ電圧に等しい「直流1500V」となるように、動作変更させる(ステップB5)。そして、高速度遮断器BHBを投入する(ステップB7)。これにより、バッテリ60Aから放電される直流電圧(1500V)が、主変換回路30Aの直流リンク部に供給される。また、架線モードがバッテリ60Aを併用しているハイブリッド架線モードであるならば(ステップB3:YES)、ステップB5,B7をスキップする。
続いて、主回路側コンバータ31Aを、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップB9)。そして、真空遮断器VCBを開放させた後(ステップB11)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB13)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)させる(ステップB15)。架線モードからバッテリモードへの切り替えは、このように行われる。
(c)バッテリモードから架線モードへ切り替え
図7は、バッテリモードから架線モードへ切り替える場合の制御手順である。まず、インバータ32Aを停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。そして、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって、出力電圧が「直流1500V」となるように、位相同期整流動作に変更する(ステップC7)。
続いて、架線モードにおいてバッテリ60Aを併用するか否か(ハイブリッド架線モードであるか純架線モードであるか)を判断し、併用しない純架線モードならば(ステップC9:NO)、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップC11)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるように動作変更する(ステップC13)。また、バッテリ60Aを併用するハイブリッド架線モードならば(ステップC9:YES)、ステップC11,C13をスキップする。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップC15)。バッテリモードから架線モードへの切り替えは、このように行われる。
(d)バッテリモードでの起動
図8は、バッテリモードで起動する場合の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、開放されている。そして、主回路側コンバータ31A、及び、補機側コンバータ41A、インバータ32Aは、ともに動作停止している。
先ず、高速度遮断器BHBを投入する(ステップD1)。次いで、主回路側コンバータ31Aを、CVCF制御によって、出力電圧が「単相1000V」の交流電圧となるように、インバータ動作させる(ステップD3)。また、補機側コンバータ41Aを、変調率制御によって、出力電圧が「直流900V」となるように位相同期整流動作させる(ステップD5)。その後、インバータ32Aを起動する(ステップD7)。バッテリモードでの起動は、このように行われる。
(e)急速充電
図9は、停車中にバッテリ60Aを急速充電する際の制御手順である。但し、直前の走行モードが「バッテリモード」であるとする。すなわち、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは投入されている。そして、主回路側コンバータ31Aは、CVCFインバータ動作し、補機側コンバータ41Aは、位相同期整流動作している。
先ず、インバータ32Aを停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップE3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。次いで、主回路側コンバータ31Aを、出力電流が「0(ゼロ)」となるように、変調率制御による位相同期整流動作に変更させる(ステップE7)。
続いて、主回路側コンバータ31Aを、所与の充電電流指令に応じた出力電流(充電電流)となるように、変調率制御による位相同期整流動作をさせて、バッテリ60Aの充電を開始する(ステップE9)。バッテリ60Aの充電が完了すると(ステップE11)、主回路側コンバータ31Aを、出力電流が「0(ゼロ)」となるように、変調率制御による位相同期整流動作させる(ステップE13)。
続いて、次の走行モードを判断し、「バッテリモード」ならば(ステップE15:バッテリ)、主回路側コンバータ31Aを、CVCF制御によるインバータ動作に変更する(ステップE17)。そして、真空遮断器VCBを開放した後(ステップE19)、パンタグラフ2を下降させる(ステップE21)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE31)。
一方、次の走行モードが「架線モード」であり(ステップE15:架線)、且つ、バッテリ60Aを併用しない純架線式ならば(ステップE23:NO)、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップE25)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって、出力電圧が「直流1800V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップE27)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE31)。
また、バッテリ60Aを併用するバッテリ併用式ならば(ステップE23:YES)、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって、出力電圧が「直流1500V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップE29)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE31)。急速充電は、このように行われる。
<作用効果>
このように、第1実施形態の電源システム1Aは、主電動機に駆動電力を供給する主変換回路30Aと、補機に電力を供給する補機用変換回路40Aとを備えるとともに、主変換回路30Aの直流リンク部(主回路側コンバータ31Aとインバータ32Aとの間)に、高速度遮断器BHBを介してバッテリ60Aが接続されて構成される。これにより、架線からの供給電力(交流電力)のみ、或いは、架線の供給電力及びバッテリ60Aの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行する架線モードと、バッテリ60Aの蓄電電力(直流電力)のみによって主電動機4を駆動して走行するバッテリモードとの切り替えが可能となる。架線モードでは、交流区間を走行する電気車の架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
また、バッテリ60Aが主変換回路30Aの直流リンク部に接続されているため、回生時には、主電動機4で発生した電力をバッテリ60Aに蓄積することが可能となる。回生エネルギーをバッテリ60Aに蓄積することで、回生失効を防止し、エネルギーの有効利用が可能となる。
<変形例>
なお、第1実施形態において、バッテリ60Aを、定格電圧が「1800V」のバッテリで構成しても良い。この場合、高速度遮断器BHBの投入/開放、すなわち、バッテリ60Aが主変換回路30Aの直流リンク部に接続されているか否かに関わらず、主回路側コンバータ31Aを位相同期整流動作させるときの出力端(二次側)の出力電圧を、「1800V」、すなわちバッテリ60Aの定格電圧とすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態は、上述の第1実施形態において、バッテリを補機用変換回路の直流リンク部に接続構成とした実施形態である。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図10は、第2実施形態における電源システム1Bの回路構成図である。図10によれば、電源システム1Bは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Bと、補機用変換回路40Bと、バッテリ60Bと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部70Bとを備えて構成される。
バッテリ60Bは、定格電圧は「750V」に構成されている。また、バッテリ60Bは、高速度遮断器BHB、リアクトルLを介して、補機用変換回路40Bの直流リンク部(補機側コンバータ41Bと静止形インバータ42Bとの間)に接続されている。
主変換回路30Bは、主回路側コンバータ31Bと、インバータ32Bとを有している。第2実施形態において主回路側インバータ31Bは、位相同期整流動作のみを行う。
補機用変換回路40Bは、補機側コンバータ41Bと、静止形インバータ42Bとを有している。補機側コンバータ41Bは、位相同期整流動作及びCVCFインバータ動作を切り替え可能に構成されている。
<走行モード>
電源システム1Bにおける走行モードを説明する。
(A)架線モード
図11は、架線モードにおける電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。架線モードでは、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。そして、主回路側コンバータ31B及び補機側コンバータ41Bは、ともに位相同期整流動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、架線電圧である交流電圧(単相20000V)が主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、3次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生している。
2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Bによって直流電圧(1800V)に変換され、更にインバータ32Bによって三相交流電圧に変換されて主電動機4に供給される。一方、3次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41Bによって直流電圧(750V)に変換され、静止形インバータ42Bに供給される。
なお、同図では、高速度遮断器BHBを開放する場合(純架線モード)を示しているが、高速度遮断器BHBを投入することもできる(ハイブリッド架線モード)。この場合、バッテリ60Bの充電状態に応じて、補機側コンバータ41Bの出力端(二次側)の出力電流制御によってバッテリ60Bが充電されたり、或いは、バッテリ60Bの蓄積電力が、補機側コンバータ41Bの出力端(二次側)の出力電流に重畳されて、静止形インバータ42Bに供給される。
(B)バッテリモード
図12は、バッテリモードにおける電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。バッテリモードでは、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、投入されている。そして、主回路側コンバータ31Bは、位相同期整流動作するように制御され、補機側コンバータ41Bは、CVCFインバータ動作するように制御されている。
電気の流れを見ると、バッテリ60Bの放電電圧(750V)が、補機用変換回路40Bの直流リンク部に印加され、静止形インバータ42Bに供給されるともに、補機側コンバータ41BのCVCFインバータ動作によって交流電圧(単相440V)に変換され、主変圧器20の3次巻線23に印加される。
三次巻線に交流電圧(単相440V)が印加されることで、1次巻線21を介して、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生する。2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Bによって直流電圧(単相1800V)に変換されてインバータ32Bに供給され、更に、インバータ32Bによって三相交流電力に変換されて主電動機4に供給される。
(C)急速充電
図13は、急速充電の際の電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。急速充電の際には、停車中であるため、インバータ32Bは停止している。パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。また、高速度遮断器BHBは、投入されている。そして、主回路側コンバータ31B、及び、補機側コンバータ41Bは、ともに、位相同期整流動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、架線から供給される交流電圧(単相20000V)が、主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、3次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生している。
3次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41Bによって直流電圧(750V)に変換され、静止形インバータ42Bに供給されるとともに、バッテリ60Bが充電される。このとき、補機側コンバータ41Bは、出力端(二次側)の出力電流が、静止形インバータ42Bに供給するための補機負荷電流と、バッテリ60Bを充電するための充電電流との和となるように制御される。
<走行モードの切り替え>
次に、第2実施形態における走行モードの切り替えの際の制御手順を説明する。この制御は、制御部70Bによってなされる。
(a)架線モードでの起動
図14は、停車中から架線モードで起動する際の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、開放されている。そして、主回路側コンバータ31B、及び、補機側コンバータ41Bは、ともに動作停止している。
先ず、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップA1)、その後、真空遮断器VCBを投入する(ステップA3)。次いで、補機側コンバータ41Bを、変調率制御によって出力電圧が「直流750V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップF5)。続いて、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるように、位相同期整流動作させる(ステップF7)。その後、インバータ32Bを起動する(ステップA15)。架線モードでの起動は、このように行われる。
(b)架線モードからバッテリモードへ切り替え
図15は、架線モードからバッテリモードへ切り替える場合の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップB1)。次いで、高速度遮断器BHBを投入する(ステップG3)。続いて、補機側コンバータ41Bを、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップG5)。そして、真空遮断器VCBを開放させた後(ステップB11)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB13)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)させる(ステップB15)。架線モードからバッテリモードへの切り替えは、このように行われる。
(c)バッテリモードから架線モードへ切り替え
図16は、バッテリモードから架線モードへ切り替える場合の制御手順である。まず、インバータ32Bを停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。そして、補機側コンバータ41Bを、変調率制御によって、出力電圧が「750V」となるように、位相同期整流動作に変更する(ステップH7)。続いて、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップH9)、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップC15)。バッテリモードから架線モードへの切り替えは、このように行われる。
(d)バッテリモードでの起動
図17は、バッテリモードで起動する場合の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは、開放されている。そして、主回路側コンバータ31B、及び、補機側コンバータ41B、インバータ32Bは、ともに動作停止している。
先ず、高速度遮断器BHBを投入する(ステップD1)。次いで、補機側コンバータ41Bを、CVCF制御によるインバータ動作をさせる(ステップI3)。また、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって、出力電圧が「直流1800V」となるように位相同期整流動作させる(ステップI5)。その後、インバータ32Bを起動する(ステップD7)。バッテリモードでの起動は、このように行われる。
(e)急速充電
図18は、停車中にバッテリ60Bを急速充電する際の制御手順である。但し、直前の走行モードが「バッテリモード」であるとする。すなわち、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは投入されている。そして、主回路側コンバータ31Bは、インバータ動作し、補機側コンバータ41Bは、コンバータ動作している。
先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップE3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。次いで、補機側コンバータ41Bを、出力電流が「0(ゼロ)」となるように、変調率制御による位相同期整流動作に変更させる(ステップJ7)。続いて、補機側コンバータ41Bを、所与の充電電流指令に応じた出力電流(充電電流)となるように変調率制御によって制御して、バッテリ60Bを充電する(ステップJ9)。バッテリ60Bの充電が完了すると(ステップJ11)、補機側コンバータ41Bを、出力電流が「0(ゼロ)」となるように変調率制御よって制御する(ステップJ13)。
続いて、次の走行モードを判断し、「バッテリモード」ならば(ステップJ15:バッテリ)、補機側コンバータ41Bを、CVCF制御によるインバータ動作に変更する(ステップJ17)。そして、真空遮断器VCBを開放した後(ステップJ19)、パンタグラフ2を下降させる(ステップJ21)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップE31)。
一方、次の走行モードが「架線モード」ならば(ステップJ15:架線)、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップJ23)、補機側コンバータ41Bを、変調率制御によって、出力電圧が「直流750V」となるように位相同期整流動作に変更する(ステップJ25)。そして、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップE31)。急速充電は、このように行われる。
<作用効果>
このように、第2実施形態の電源システム1Bは、主変換回路30Bと、補機用変換回路40Bとを備えるとともに、補機用変換回路40Bの直流リンク部(補機側コンバータ41Bと静止形インバータ42Bとの間)に、高速度遮断器BHBを介してバッテリ60Bが接続されて構成される。これにより、架線からの供給電力(交流電力)のみ、或いは、架線の供給電力及びバッテリ60Bの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行する架線モードと、バッテリ60Bの放電電力(直流電力)のみによって主電動機4を駆動して走行するバッテリモードとの切り替えが可能となる。交流区間を走行する電気車の架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
[第1及び第2実施形態の共通の作用効果]
本実施形態の電源システム1A,1Bを交流電気車に搭載することで、交流電気車の架線・バッテリハイブリッド化が可能となる。これにより、様々な作用効果が奏される。
例えば、架線モードとバッテリモードとの切り替えが可能となるため、架線の停電時にバッテリモードに切り替えることで、最寄り駅まで走行するといったことが可能となる。
また、交流区間では架線電圧が「20000V〜25000V程度」と高いため、バッテリの急速充電時に、パンタ点に流れる電流が数十アンペアと小さくて済む。架線電圧が「1500V程度」となる直流区間で急速充電を行おうとすると、大電流に対応した特殊な架線を用いる必要があるが、交流区間では通常(従来)のトロリー線で問題ない。例えば、100kWのバッテリ充電を行う場合には、50A(=10000W/20000V)のパンタ点電流となる。
また、交流電気車ではあるが、バッテリモードに切り替えることで、直流区間でも走行できる。直流区間をバッテリモードで走行する際には、真空遮断器VCBを開放していることで、万が一、パンタグラフ2が上昇して架線に接触しても、架線電圧(直流電圧)が主変圧器20に印加されることがないため、直流偏磁が発生しない。なお、交流電気車は高圧用に設計されているため、直流区間(1500V程度)においてパンタグラフ2が上昇し、架線に接触したとしても、電圧的に問題が生じることは無い。
1A,1B 電源システム
VCB 真空遮断器
20 主変圧器、21 一次巻線、22 二次巻線、23 三次巻線
30A,30B 主変換回路
31A,31B 主回路側コンバータ、32A,32B インバータ
40A,40B 補機用変換回路
41A,41B 補機側コンバータ、42A,42B 静止形インバータ(SIV)
60A,60B バッテリ、BHB 高速度遮断器、L リアクトル
70A,70B 制御部
2 パンタグラフ、3 車輪、4 主電動機

Claims (7)

  1. 架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システムであって、
    主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、
    前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路と、
    前記バッテリと前記主変換回路の直流リンク部とを接続する遮断器と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替える架線モード切替手段であって、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとする架線モード切替手段と、
    前記遮断器を投入するとともに、前記第1コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第2コンバータ部に印加するように前記第1コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
    を有する、
    電気車用電源システム。
  2. 前記制御装置は、電気車の停止時に、前記架線からの交流電力をもとに前記第1コンバータ部に前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
    請求項1に記載の電気車用電源システム。
  3. 架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システムであって、
    主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、
    前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路と、
    前記バッテリと前記補機用変換回路の直流リンク部とを接続する遮断器と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第2コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替える架線モード切替手段であって、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとする架線モード切替手段と、
    前記遮断器を投入するとともに、前記第2コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第1コンバータ部に印加されるように前記第2コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
    を有する、
    電気車用電源システム。
  4. 前記制御装置は、電気車の停止時に、前記架線からの交流電力をもとに前記第2コンバータ部に、補機への供給電力に加えて、前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
    請求項3に記載の電気車用電源システム。
  5. 前記バッテリは、前記架線モード時に前記直流リンク部に供給されている電力で充電可能に構成されている、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の電気車用電源システム。
  6. 主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、遮断器を介して前記主変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記第1コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
    前記遮断器を投入するとともに、前記第1コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変圧器を介して前記第2コンバータ部に印加するように前記第1コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
    を含み、
    前記架線モードに切り替えるステップは、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとするステップである、
    電力供給制御方法。
  7. 主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、遮断器を介して前記補機用変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記第2コンバータ部を位相同期整流動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
    前記遮断器を投入するとともに、前記第2コンバータ部の一次側の発生電力が前記主変器を介して前記第1コンバータ部に印加されるように前記第2コンバータ部をCVCFインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
    を含み、
    前記架線モードに切り替えるステップは、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとするステップである、
    電力供給制御方法。
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