JP5931669B2 - 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 - Google Patents

電気車用電源システム及び電力供給制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5931669B2
JP5931669B2 JP2012208226A JP2012208226A JP5931669B2 JP 5931669 B2 JP5931669 B2 JP 5931669B2 JP 2012208226 A JP2012208226 A JP 2012208226A JP 2012208226 A JP2012208226 A JP 2012208226A JP 5931669 B2 JP5931669 B2 JP 5931669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
mode
power
overhead line
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012208226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014064398A (ja
Inventor
太 岩政
太 岩政
憲司 畠田
憲司 畠田
義正 有田
義正 有田
小笠 正道
正道 小笠
義晃 田口
義晃 田口
悟志 門脇
悟志 門脇
孝行 仲村
孝行 仲村
真幸 三木
真幸 三木
貴志 金子
貴志 金子
憲樹 岸本
憲樹 岸本
崇弘 山内
崇弘 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
Kyushu Railway Co
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
Kyushu Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Hitachi Ltd, Kyushu Railway Co filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2012208226A priority Critical patent/JP5931669B2/ja
Publication of JP2014064398A publication Critical patent/JP2014064398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5931669B2 publication Critical patent/JP5931669B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電気車用電源システム等に関する。
直流電車にバッテリを搭載し、架線からの供給電力(直流電力)とバッテリの放電電力(直流電力)との一方、或いは、両方によって主電動機を駆動する架線・バッテリハイブリッド電車が知られている。このハイブリッド電車には、回生エネルギーによってバッテリを充電したり、非電化区間ではバッテリの放電電力によって走行可能になるといった特長がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−253084号公報
開発されたハイブリッド電車としても、本出願人が開発した架線・バッテリハイブリッドLRV「Hi−tram」の他、多くの電車が存在する。しかし、何れのハイブリッド電車についても直流電車であり、交流電車については開発が進んでいないのが実情である。また、機関車については、ハイブリッドのディーゼル機関車の開発が進んでいるが、電気機関車のハイブリッド化は進んでいない。勿論、交流電気車の他、交直流電気車についても同様である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流区間を走行可能な電気車の架線・ハイブリッド化を可能とすることである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリ(例えば、図1のバッテリ60A)の出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システム(例えば、図1の電源システム1A)であって、
主変圧器(例えば、図1の主変圧器20)の2次巻線に接続された第1コンバータ部(例えば、図1の主回路側コンバータ31A)及び第1インバータ部(例えば、図1のインバータ32A)を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路(例えば、図1の主変換回路30A)と、
前記主変換回路の直流リンク部に接続され、当該直流リンク部の電力を変換して補機に供給する第2インバータ部(例えば、図1の静止形インバータ41A)と、
前記直流リンク部に電力供給可能に構成された前記バッテリと、
制御装置(例えば、図1の制御部70A)と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1コンバータ部を動作させ、当該第1コンバータ部の出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記架線モードに切り替える架線モード切替手段と、
前記第1コンバータ部の動作を停止させ、前記バッテリの出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
を有する、
電気車用電源システムである。
また、他の発明として、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記変換回路の直流リンク部に接続されて当該直流リンク部の電力を変換して補機に供給する第2インバータ部と、前記直流リンク部に電力供給可能に構成されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
前記第1コンバータ部を動作させ、当該第1コンバータ部の出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記架線モードに切り替えるステップと、
前記第1コンバータ部の動作を停止させ、前記バッテリの出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記バッテリモードに切り替えるステップと、
を含む電力供給制御方法を構成しても良い。
この第1の発明等によれば、主電動機に電力を供給する主変換回路と、主変換回路の直流リンク部に接続されて補機に電力を供給する第2インバータ部と、主変換回路の直流リンク部に電力を供給可能に接続されたバッテリとを備え、架線からの交流電力、或いは、架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替え可能な電気車用電源システムが実現される。
すなわち、架線モードでは、第1コンバータ部が位相同期整流動作し、架線からの電力やバッテリからの出力電力が主電動機及び補機に供給される。また、バッテリモードでは、第1コンバータ部が停止し、バッテリからの出力電力が主電動機及び補機に供給される。これにより、交流区間を走行可能な電気車における架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
また、第2の発明として、第1の形態の電気車用電源システムであって、
前記バッテリは、遮断器(例えば、図1の高速度遮断器BHB)を介して前記直流リンク部に接続して構成されており、
前記架線モード切替手段は、前記遮断器の開閉状態に関わらず、前記第1コンバータ部に、前記バッテリの電圧相当の電圧を出力させるように動作させる、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第2の発明によれば、バッテリは遮断器を介して主変換回路の直流リンク部に接続されており、架線モードでは、遮断器の開閉状態にかかわらず、第1コンバータ部の出力がバッテリの電圧相当となるように動作する。これにより、架線モードにおいて、遮断器が閉状態の場合には、バッテリが直流リンク部に接続された状態となり、架線からの供給電力によるバッテリの充電や、バッテリからの出力電力の主電動機及び補機への供給が可能となる。
また、第3の発明として、第2の形態の電気車用電源システムであって、
前記制御装置は、電気車の停車時に、前記第1コンバータ部に、前記補機の動作電力に加えて、前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第3の発明によれば、電気車の停車時に、第1コンバータ部によって、架線からの供給電力をもとにバッテリの充電を行うことができる。また、架線からの供給電力を用いることで、大容量の充電電力をバッテリに供給できるため、急速充電が可能となる。
また、第4の発明として、第1の形態の電気車用電源システムであって、
前記バッテリと前記直流リンク部との間に直流電圧変換回路(例えば、図1の双方向チョッパ42)を設けて備え、
前記制御装置は、前記直流電圧変換回路のバッテリ側電圧を前記バッテリの電圧にさせるように前記直流電圧変換回路を制御する制御手段を有する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第4の発明によれば、第1コンバータ部の出力電圧をバッテリの電圧相当とする必要が無い。このため、第1インバータ部の入力電圧を、車両性能に応じた好ましい電圧に保つことが可能となる。
第1実施形態における電源システムの構成図。 双方向チョッパの回路図。 架線モードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリモードにおける電力供給動作の説明図。 急速充電の際の電力供給動作の説明図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。 第2実施形態における電源システムの構成図。 架線モードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリモードにおける電力供給動作の説明図。 急速充電の際の電力供給動作の説明図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本発明を適用した電車の回路構成について説明するが、LRVや機関車、高速鉄道にも本発明の適用は可能である。すなわち、本発明の適用可能な実施形態は以下に限定されるものではない。また、理解を容易にするために、電圧の一例を示して説明するが、本発明を適用可能な実施形態は、以下説明する電圧に限られるものでないことは勿論である。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、第1実施形態の電源システム1Aの回路構成図である。図1によれば、電源システム1Aは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Aと、静止形インバータ(SIV)41Aと、双方向チョッパ42と、バッテリ60Aと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部70Aとを備えて構成される。
主変圧器20の1次巻線21は、真空遮断器VCBを介してパンタグラフ2と接続され、2次巻線22は、主回路側コンバータ31Aの入力端(一次側)に接続されている。
この主変圧器20は、1次巻線21に架線電圧の20000Vの単相交流電圧が印加されると、2次巻線22に1000Vの単相交流電圧が発生するように、1次巻線21と2次巻線22との巻線比が構成されている。
主変換回路30Aは、主電動機4を駆動するための電力供給系統であり、主回路側コンバータ31Aと、インバータ32Aとを有している。
主回路側コンバータ31Aの入力端(一次側)は、主変圧器20の二次巻線に接続され、出力端(二次側)は、インバータ32Aの入力端(一次側)に接続されている。この主回路側コンバータ31Aは、入力端に入力される交流電圧(単相1000V)を直流電圧(1800V)に変換する位相同期方式のPWMコンバータとして機能する。
インバータ32Aの入力端(一次側)は、主回路側コンバータ31Aの出力端に接続され、出力端(二次側)は、主電動機4に接続されている。このインバータ32Aは、入力端に入力される直流電圧(1800V)を、三相交流電力に変換して主電動機4に駆動電力を供給する。
主電動機4は、インバータ32Aから電力が供給されることで車軸を回転させる。例えば三相誘導電動機で実現される。なお、図1では、1台のインバータで4台の主電動機を駆動する1C4M方式を図示しているが、これは一例であり、1C1M方式等の他の方式でも良いことは勿論である。
静止形インバータ41Aの入力端(一次側)は、双方向チョッパ42の出力端(二次側)に接続されているとともに、主変換回路30Aの直流リンク部(主回路側コンバータ31Aとインバータ32Aとの間)に接続されている。この静止形インバータ41Aは、入力端(一次側)に入力された直流電力(1800V)を交流電力(三相440V)に変換して、空調装置や照明装置といった補助的な機器(補機)に供給する。
双方向チョッパ42の入力端(一次側:バッテリ側)は、高速度遮断器BHB及びリアクトルLを介してバッテリ60Aに接続され、出力端(二次側:負荷側)は、静止形インバータ41Aの入力端(一次側)、及び、主変換回路30Aの直流リンク部に接続されている。この双方向チョッパ42は、入力端に入力される750Vの直流電圧を1800Vに昇圧する昇圧動作と、出力端(二次側)に入力される1800Vの直流電圧を750Vに降圧する降圧動作との双方向の電圧変換が可能な回路であり、直流電圧変換回路として機能する。図2に、双方向チョッパ42の回路構成図を示す。
バッテリ60Aは、例えばリチウムイオンバッテリ等のバッテリセルを複数接続したバッテリモジュールであり、定格電圧が750Vに構成されている。バッテリ60Aは、高速度遮断器BHB及びリアクトルLを介して、双方向チョッパ42の入力端に接続されている。従って、双方向チョッパ42のバッテリ側電圧は、バッテリ60Aの電圧ということもできる。
制御部70Aは、CPUや各種メモリ(ROMやRAM等)から構成されるコンピュータや各種の電子回路によって実現され、制御装置として機能する。制御部70Aは、後述する走行モードの切替制御を行う。具体的には、主回路側コンバータ31Aやインバータ32A、双方向チョッパ42、静止形インバータ41Aそれぞれの動作を制御するとともに、真空遮断器VCBや高速度遮断器BHBそれぞれの投入/開放、パンタグラフ2の上昇/下降を制御する。
<走行モード>
電源システム1Aにおける走行モードを説明する。走行モードには、架線モード及びバッテリモードの二種類がある。
(A)架線モード
架線モードは、架線から供給される交流電力(単相20000V)、或いは、架線からの供給電力及びバッテリの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図3は、架線モードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。架線モードでは、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。そして、主回路側コンバータ31Aはコンバータ動作し、双方向チョッパ42は動作を停止するように制御されている。
電気の流れをみると、架線電圧である交流電圧(単相20000V)が主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生している。2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Aによって直流電圧(1800V)に変換され、更にインバータ32Aによって三相交流電圧に変換されて主電動機4に供給されるとともに、静止形インバータ41Aによって三相交流電圧(440V)に変換されて補機に供給される。
なお、同図では、高速度遮断器BHBを開放し、架線からの供給電力のみで主電動機4を駆動する場合を示しているが(純架線モード)、架線からの交流電力に加えてバッテリ60Aの蓄積電力(直流電力)を併用することもできる(ハイブリッド架線モード)。この場合には、高速度遮断器BHBは投入される。そして、双方向チョッパ42の昇圧動作によって、バッテリ60Aの電圧(直流750V)が1800Vに昇圧され、主回路側コンバータ31Aの出力端(二次側)の出力電圧に重畳されて、インバータ32A及び静止形インバータ41Aに供給される。また、双方向チョッパ42の降圧動作によって、主回路側コンバータ31Aの出力電力(直流1800V)が750Vに降圧されてバッテリ60Aが充電される。
(B)バッテリモード
バッテリモードは、バッテリ60Aの蓄積電力(直流750V)によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図4は、バッテリモードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。バッテリモードでは、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは投入されている。そして、主回路側コンバータ31Aは動作を停止し、双方向チョッパ42は昇圧動作をするように制御されている。
電気の流れをみると、バッテリ60Aの電圧(直流750V)が双方向チョッパ42によって1800Vに昇圧され、更にインバータ32Aによって三相交流電力に変換されて主電動機4に供給されるとともに、静止形インバータ41Aによって三相交流電圧(440V)に変換されて補機に供給される。
(C)急速充電
続いて、架線の供給電力によってバッテリ60Aを急速充電する場合を説明する。この急速充電は、例えば所定の充電駅(充電可能な駅)での停車中に行われる。
図5は、急速充電の際の電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。急速充電の際には、停車中であるため、インバータ32Aは停止している。また、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されているとともに、高速度遮断器BHBが投入されている。そして、主回路側コンバータ31Aは動作し、双方向チョッパ42は降圧動作をするように制御されている。
電気の流れをみると、架線から供給される交流電圧(単相20000V)が、主変圧器20の1次巻線21に印加され、2次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生している。2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31Aによって直流電圧(1800V)に変換され、更に双方向チョッパ42によって、バッテリ60Aの電圧に相当する750Vに昇圧され、バッテリ60Aが充電される。このとき、通流率制御によって、双方向チョッパ42の入力端(一次側)からの出力電流(すなわち、バッテリ60Aの充電電流)が、所与の充電電流指令に応じて制御される。また、主回路側コンバータ31Aから出力される直流電圧(1800V)は、静止形インバータ41Aにも供給され、三相交流電圧に変換されて補機に供給される。
<走行モードの切り替え>
次に、これらの走行モードの切り替えの際の制御手順を説明する。この制御は、制御部70Aによってなされる。
(A)架線モードでの起動
図6は、架線モードで起動する際の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。そして、主回路側コンバータ31A、及び、双方向チョッパ42は、ともに動作停止している。
先ず、パンタグラフ2を上昇させた後(ステップA1)、真空遮断器VCBを投入する(ステップA3)。次いで、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧が1800Vとなるようにコンバータ動作させる(ステップA5)。続いて、静止形インバータ41Aを動作させる(ステップA7)。その後、インバータ32Aを起動させる(ステップA9)。架線モードでの起動は、このように行われる。
(B)架線モードからバッテリモードへの切り替え
図7は、架線モードからバッテリモードへ切り替える際の制御手順である。先ず、インバータ32Aを停止させる(ステップB1)。次いで、高速度遮断器BHBを投入する(ステップB3)。続いて、双方向チョッパ42を、通流率制御によって出力端の出力電圧が1800Vとなるように昇圧動作させる(ステップB5)。また、主回路側コンバータ31Aを停止させる(ステップB7)。そして、真空遮断器VCBを開放した後(ステップB9)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB11)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)させる(ステップB13)。架線モードからバッテリモードへの切り替えは、このように行われる。
(C)バッテリモードから架線モードへの切り替え
図8は、バッテリモードから架線モードへ切り替える際の制御手順である。先ず、インバータ32Aを停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。続いて、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧が1800Vとなるように位相同期整流動作させる(ステップC7)。また、双方向チョッパ42を停止させる(ステップC9)。そして、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップC11)、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップC13)。バッテリモードから架線モードへの切り替えは、このように行われる。
(D)バッテリモードでの起動
図9は、バッテリモードで起動する際の制御手順である。但し、停車中であるため、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。そして、主回路側コンバータ31A、インバータ32A、及び、双方向チョッパ42は、ともに動作停止している。
先ず、高速度遮断器BHBを投入する(ステップD1)。次いで、双方向チョッパ42を、通流率制御によって出力端の出力電圧が1800Vになるように昇圧動作をさせる(ステップD3)。そして、静止形インバータ41Aを起動し(ステップD5)、インバータ32Aを起動する(ステップD7)。バッテリモードでの起動は、このように行われる。
(E)急速充電
図10は、停車中にバッテリ60Aを急速充電する際の制御手順である。先ず、インバータ32Aを停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップE3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。続いて、主回路側コンバータ31Aを、変調率制御によって出力電圧が1800Vになるように位相同期整流動作させる(ステップE7)。そして、双方向チョッパ42を、所与の充電電流指令に応じた出力電流(充電電流)となるように通流率制御を行うことで、主回路側コンバータ31Aから出力される1800Vの直流電圧を750Vに降圧させて(ステップE9)、バッテリ60Aの充電を開始する(ステップE11)。
バッテリ60Aの充電が完了すると(ステップE13)、次の走行モードを判断する。すなわち、次の走行モードがバッテリモードならば(ステップE15:バッテリ)、双方向チョッパ42を、通流率制御によって主変換回路30Aの直流リンクが1800Vとなるように制御し(ステップE17)、主回路側コンバータ31Aを停止させる(ステップE19)。次いで、真空遮断器VCBを開放し(ステップE21)、パンタグラフ2を下降させる(ステップE23)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE33)。
一方、次の走行モードが架線モードであり(ステップE15:架線)、且つ、バッテリ60Aを併用するハイブリッド架線モードならば(ステップE25:YES)、双方向チョッパ42を、通流率制御によって主変換回路30Aの直流リンクが1800Vとなるように制御する(ステップE27)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE33)。
また、バッテリ60Bを併用しない純架線モードならば(ステップE25:NO)、双方向チョッパ42を停止させ(ステップE29)、高速度遮断器BHBを開放させる(ステップE31)。その後、インバータ32Aを起動(再起動)する(ステップE33)。バッテリ60Aの急速充電は、このように行われる。
<作用効果>
このように、第1実施形態の電源システム1Aは、主電動機4に駆動電力を供給する主変換回路30Aと、主変換回路30Aの直流リンク部に接続されて補機に電力を供給する静止形インバータ41Aとを備えるとともに、主変換回路30Aの直流リンク部に、高速度遮断器BHB及び双方向チョッパ42を介してバッテリ60Aが接続されて構成される。これにより、架線からの供給電力(交流電力)、或いは、架線からの供給電力及びバッテリ60Aの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行する架線モードと、バッテリ60Aの蓄積電力(直流電力)によって主電動機4を駆動して走行するバッテリモードとの切り替えが可能となり、交流区間を走行する電気車の架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
<変形例>
(a)中間回路電圧
なお、第1実施形態において、主変換回路30Aの直流リンク部の電圧(中間回路電圧)を1800Vとしたが、主回路側コンバータ31Aの出力可能な電圧範囲内の電圧であれば他の電圧でもよい。例えば、主回路側コンバータ31Aを単相全波整流回路とみなした場合の純抵抗負荷動作では、一次側(入力端)の単相交流実効値電圧の0.9(=2√2/π)倍の直流電圧が直流リンク部に出力されるため、主変換回路30Aの直流リンク部の電圧は、主変圧器20の2次巻線22に発生する1000Vの0.9倍である900V以上の設定電圧であればよい。同様に、双方向チョッパ42の入出力電圧の関係から、バッテリ60Aの定格電圧も主変換回路30Aの直流リンク部の電圧以下で任意に選択することが可能となる。例えば、主変換回路30Aの直流リンク部の電圧を1800Vとすると、バッテリ60Aの電圧は1800V以下であれば制御可能である。また、直流リンク部の電圧を900V以上の任意の設定電圧に制御できるようにするためには、バッテリ60Aの電圧は900V以下である必要がある。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態は、上述の第1実施形態において、定格電圧が主変換回路の直流リンク部の電圧(中間回路電圧)に等しいバッテリを用いることとし、双方向チョッパを不要とした構成である。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略する。
<構成>
図11は、第2実施形態における電源システム1Bの回路構成図である。電源システム1Bは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Bと、静止形インバータ41Bと、バッテリ60Bと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部70Bとを備えて構成される。主変換回路30Bは、主回路側コンバータ31Bと、インバータ32Bとを有している。
バッテリ60Bは、定格電圧が例えば1500Vに構成されている。このバッテリ60Bは、高速度遮断器BHB及びリアクトルLを介して、静止形インバータ32Bの入力端に接続されているとともに、主変換回路30Bの直流リンク部に接続されている。
<走行モード>
電源システム1Bにおける走行モードを説明する。
(A)架線モード
図12は、架線モードにおける電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。架線モードにおける電源システム1Bの電力供給動作は、第1実施形態における電源システム1Aの電力供給動作(図3参照)とほぼ同様である。
すなわち、主回路側コンバータ31Bは、出力電圧がバッテリ60Bの電圧に相当する1500Vとなるように制御されている。また、高速度遮断器BHBは開放されている。
そして、架線からの交流電力(単相2000V)の印加によって主変圧器20の2次巻線22に発生した交流電圧(単相440V)は、主回路側コンバータ31Bによって直流電圧(1500V)に変換され、インバータ32Bを介して主電動機4に供給されるとともに、静止形インバータ41Bを介して補機に供給される。
(B)バッテリモード
図13は、バッテリモードにおける電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。バッテリモードにおける電源システム1Bの電力供給動作は、第1実施形態における電源システム1Aの電力供給動作(図4参照)とほぼ同様である。
すなわち、主回路側コンバータ31Bは停止しているとともに、高速度遮断器BHBは投入されている。そして、バッテリ60Bの出力電圧(1500V)が、主変換回路30Bの直流リンク部に印加され、インバータ32Bを介して主電動機4に供給されるとともに、静止形インバータ32Bを介して補機に供給される。
(C)急速充電
図14は、急速充電の際の電源システム1Bの電力供給動作を示す図である。急速充電における電源システム1Bの電力供給動作は、第1実施形態における電源システム1Aの電力供給動作(図5参照)とほぼ同様である。
すなわち、真空遮断器VCB及び高速度遮断器BHBはともに投入されている。また、主回路側コンバータ31Bは、出力電圧がバッテリ60Bの電圧に等しい1500Vとなるように制御されている。
そして、架線からの交流電圧(単相20000V)の印加によって主変圧器20の2次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)が、主回路側コンバータ31Bによって直流電圧(1500V)に変換され、バッテリ60Bが充電される。また、主回路側コンバータ31Bから出力される直流電圧(1500V)は、静止形インバータ41Bを介して補機にも供給される。すなわち、制御部70Bの制御に従った変調率制御により、主回路側コンバータ31Bは、補機の動作電力(動作電流)に加えて、バッテリ60Bの充電電力(充電電流)を供給するように、動作制御される。
<走行モードの切り替え>
(A)架線モードでの起動
図15は、停車中から架線モードで起動する際の制御手順である。
先ず、パンタグラフ2を上昇させ(ステップA1)、真空遮断器VCBを投入する(ステップA3)。次いで、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって出力電圧が1500Vとなるように位相同期整流動作させる(ステップF5)。そして、静止形インバータ41Bを起動させ(ステップA7)、インバータ32Bを起動させる(ステップA9)。架線モードでの起動は、このように行われる。
(B)架線モードからバッテリモードへ切り替え
図16は、架線モードからバッテリモードへ切り替える際の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップB1)。次いで、高速度遮断器BHBを投入し(ステップB3)、主回路側コンバータ31Bを停止させる(ステップB7)。そして、真空遮断器VCBを開放し(ステップB9)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB11)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)させる(ステップB13)。架線モードからバッテリモードへの切り替えは、このように行われる。
(C)バッテリモードから架線モードへ切り替え
図17は、バッテリモードから架線モードへ切り替える際の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。続いて、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって出力電圧が1500Vとなるように位相同期整流動作させる(ステップH7)。そして、高速度遮断器BHBを開放した後(ステップC11)、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップC13)。バッテリモードから架線モードへの切り替えは、このように行われる。
(D)バッテリモードで起動
図18は、停車中からバッテリモードで起動する際の制御手順である。先ず、高速度遮断器BHBを投入する(ステップD1)。そして、静止形インバータ41Bを起動し(ステップD5)、インバータ32Bを起動する(ステップD7)。バッテリモードでの起動は、このように行われる。
(E)急速充電
図19は、停車中にバッテリ60Bを急速充電する際の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップE3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。続いて、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって補機への動作電流及びバッテリ60Bの充電電流を供給するように位相同期整流動作させて、バッテリ60Bを充電する(ステップJ7)。
バッテリ60Bの充電が完了すると(ステップE13)、次の走行モードを判断する。次の走行モードがバッテリモードならば(ステップE15:バッテリ)、主回路側コンバータ31Bを停止させる(ステップE19)。次いで、真空遮断器VCBを開放し(ステップE21)、パンタグラフ2を下降させる(ステップE23)。そして、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップE29)。急速充電は、このように行われる。
<作用効果>
このように、第2実施形態の電源システム1Bは、主電動機4に駆動電力を供給する主変換回路30Bと、主変換回路30Bの直流リンク部に接続されて補機に電力を供給する静止形インバータ41Bとを備えるとともに、主変換回路30Bの直流リンク部に、高速度遮断器BHBを介してバッテリ60Bが接続されて構成される。これにより、架線からの供給電力(交流電力)、或いは、架線からの供給電力及びバッテリ60Bの出力電力の両方によって主電動機4を駆動して走行する架線モードと、バッテリ60Bの放電電力(直流電力)によって主電動機4を駆動して走行するバッテリモードとの切り替えが可能となり、交流区間を走行する電気車の架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
<変形例>
なお、第2実施形態において、バッテリ60Bの定格電圧を1500Vとしたが、主回路側コンバータ31Bの出力可能な電圧範囲内の電圧であれば他の電圧でもよい。例えば、主回路側コンバータ31Bを単相全波整流回路とみなした場合の純抵抗負荷動作では、一次側(入力端)電圧の0.9(=2√2/π)倍の電圧が出力されるため、出力電圧は、主変圧器20の2次巻線22に表れる1000Vの0.9倍である900V以上の電圧となる。このため、この場合には、バッテリ60の電圧は900V以上であればよい。
[第1及び第2実施形態の共通の作用効果]
本実施形態の電源システム1A,1Bを交流電気車に搭載することで、交流電気車の架線・バッテリハイブリッド化が可能となる。これにより、様々な作用効果が奏される。
例えば、架線モードとバッテリモードとの切り替えが可能となるため、例えば架線の停電時に、バッテリモードに切り替えることで最寄り駅まで走行するといったことが可能となる。
また、交流区間では架線電圧が20000V〜25000V程度と高いが、バッテリの急速充電時にパンタ点に流れる電流が数十アンペアと小さくて済む。架線電圧が1500V程度となる直流区間でバッテリの急速充電を行おうとすると、大電流に対応した特殊な架線を用いる必要があるが、交流区間では通常(従来)のトロリー線で問題ない。例えば、1000kWのバッテリ充電を行う場合には、50A(=100000W/20000V)のパンタ点電流となる。
また、交流電気車ではあるが、バッテリモードに切り替えることで、直流区間でも走行できる。直流区間をバッテリモードで走行する際には、真空遮断器VCBを開放することで、万が一パンタグラフ2が上昇して架線に接触しても架線電圧が主変圧器20に印加されることがないため、直流偏磁が発生しない。なお、交流電気車は高電圧用に設計されているため、直流区間(1500V程度)においてパンタグラフ2が上昇して架線に接触したとしても、電圧的に電気絶縁上の問題が生じることはない。
1A,1B 電源システム
VCB 真空遮断器
20 主変圧器、21 1次巻線、22 2次巻線
30A,30B 主変換回路
31A,31B 主回路側コンバータ,32A,32B インバータ
41A,41B 静止形インバータ、42 双方向チョッパ
60A,60B バッテリ、BHB 高速度遮断器、L リアクトル
70A,70B 制御部
2 パンタグラフ、3 車輪、4 主電動機

Claims (5)

  1. 架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及びバッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システムであって、
    主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、
    前記主変換回路の直流リンク部に接続され、当該直流リンク部の電力を変換して補機に供給する第2インバータ部と、
    遮断器を介して前記直流リンク部に接続された前記バッテリと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1コンバータ部を動作させ、当該第1コンバータ部の出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記架線モードに切り替える架線モード切替手段であって、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとする架線モード切替手段と、
    前記遮断器を投入するとともに前記第1コンバータ部の動作を停止させ、前記バッテリの出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
    を有する、
    電気車用電源システム。
  2. 前記架線モード切替手段は、前記純架線モードとするか前記ハイブリッド架線モードとするかに関わらず、前記第1コンバータ部に、前記バッテリの電圧相当の電圧を出力させるように動作させる、
    請求項1に記載の電気車用電源システム。
  3. 前記制御装置は、電気車の停車時に、前記遮断器を投入し、前記第1コンバータ部に、前記補機の動作電力に加えて、前記バッテリへの充電電力を供給させる急速充電制御手段を有する、
    請求項2に記載の電気車用電源システム。
  4. 前記バッテリと前記直流リンク部との間に直流電圧変換回路を設けて備え、
    前記制御装置は、前記直流電圧変換回路のバッテリ側電圧を前記バッテリの電圧にさせるように前記直流電圧変換回路を制御する制御手段を有する、
    請求項1に記載の電気車用電源システム。
  5. 主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記変換回路の直流リンク部に接続されて当該直流リンク部の電力を変換して補機に供給する第2インバータ部と、遮断器を介して前記直流リンク部に接続されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力、或いは、前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記第1コンバータ部を動作させ、当該第1コンバータ部の出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記架線モードに切り替えるステップと、
    前記遮断器を投入するとともに前記第1コンバータ部の動作を停止させ、前記バッテリの出力電力を前記第1インバータ部及び前記第2インバータ部に供給させるモードとして前記バッテリモードに切り替えるステップと、
    を含み、
    前記架線モードに切り替えるステップは、前記架線モードへの切り替えに際して、前記遮断器を開放することで前記架線からの交流電力をもとに走行する純架線モードとし、前記遮断器を投入することで前記架線からの交流電力及び前記バッテリの出力電力の両方をもとに走行するハイブリッド架線モードとするステップである、
    電力供給制御方法。
JP2012208226A 2012-09-21 2012-09-21 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 Active JP5931669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208226A JP5931669B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 電気車用電源システム及び電力供給制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208226A JP5931669B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 電気車用電源システム及び電力供給制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014064398A JP2014064398A (ja) 2014-04-10
JP5931669B2 true JP5931669B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=50619144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208226A Active JP5931669B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 電気車用電源システム及び電力供給制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5931669B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015115369A1 (de) * 2015-09-11 2017-03-16 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Verfahren und Einrichtung zur Ansteuerung von Energiequellen für die Haupt- und Hilfsluftversorgung, insbesondere eines Schienenfahrzeuges
EP3530324A4 (en) 2016-10-18 2020-06-10 Hitachi, Ltd. STORAGE BATTERY DEVICE FOR ELECTRIC AUTORAIL WITH STORAGE BATTERY, AND ELECTRIC AUTORAIL WITH STORAGE BATTERY
JP6823313B2 (ja) * 2016-10-25 2021-02-03 株式会社日立製作所 交流架線式蓄電池車
WO2020049782A1 (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 株式会社日立製作所 電力変換装置及び電力変換方法
AT521386B1 (de) * 2018-12-27 2020-01-15 Plasser & Theurer Export Von Bahnbaumaschinen Gmbh Schnittstellenvorrichtung für eine Gleisbaumaschine
EP3876413A1 (en) 2020-03-06 2021-09-08 ABB Schweiz AG Multiuse of phase legs in a power supply system for a traction unit
JP7441374B2 (ja) 2021-03-29 2024-02-29 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 電気車および電気車システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4814825B2 (ja) * 2007-03-30 2011-11-16 公益財団法人鉄道総合技術研究所 ハイブリッド電源システム
JP5161816B2 (ja) * 2009-03-13 2013-03-13 株式会社東芝 鉄道車両システム
JP5398634B2 (ja) * 2010-05-12 2014-01-29 株式会社東芝 交流電気車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014064398A (ja) 2014-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931669B2 (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP4023171B2 (ja) 負荷駆動装置、負荷駆動装置における電力貯蔵装置の充電制御方法および充電制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP6228586B2 (ja) 電気車両
JP5947176B2 (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP4989793B2 (ja) 電気車の推進制御装置
US8421271B2 (en) Apparatus for transferring energy using onboard power electronics and method of manufacturing same
JP5348334B2 (ja) 電動車両の電源装置およびその制御方法
JP6659203B2 (ja) エネルギー源からエネルギーを伝達するためのシステムおよびそれを製造する方法
JP5667423B2 (ja) プラグインハイブリッド自動車の充電装置および方法
JPWO2012144045A1 (ja) 電動車両の電源装置およびその制御方法
JP7290965B2 (ja) 電動車両の電源システム
JP2015208076A (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP2008312394A (ja) 電圧変換装置
JP5914068B2 (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP2004056934A (ja) 補助電源装置
CN111231702A (zh) 基于双源电机的燃料电池汽车动力系统
CN109982888B (zh) 铁路车辆用电路系统
JP5995470B2 (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP6154266B2 (ja) 電気車、電圧変換方法、及びプログラム
KR20090097030A (ko) 전기 자동차용 충전 및 구동 장치와 그의 충전방법
JP6402679B2 (ja) 電源装置
JP2014155298A (ja) 電源システムおよびそれを搭載した車両
JP2017225323A (ja) 蓄電システム
JP5570839B2 (ja) 電気車の主回路
JP2014155297A (ja) 電源システムおよびそれを搭載した車両

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5931669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250