JP5946882B2 - 巻付バインド用先端工具 - Google Patents
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Description
本発明は、巻付バインド用先端工具に関する。特に、無停電状態で電気工事を実施する間接活線工事に適した絶縁操作棒の先端部に取り付ける先端工具であって、電柱に架設された被覆電線を碍子に巻き付けて固定する巻付バインドを操作する巻付バインド用先端工具の構造に関する。
一般に、碍子は、磁器を素材に構成され、電柱に支持された腕金などに取り付けられている。そして、碍子は、高圧の電線(被覆電線)を絶縁支持している。このような碍子の内、ピン碍子は、ピン状の金属棒の上部に傘状の絶縁体(磁器)を装着している。
ピン碍子は、巻付バインドと呼ばれる成形された硬質の金属線を用いて、電線を固定(緊縛)している。例えば、巻付バインドは、ピン碍子の首部に係合できる半円弧状の碍子係止部、及び碍子係止部から電線が延在する方向に延び、電線の外周を巻回自在な一対の螺旋状の電線係止部で構成している。一般に、このような巻付バインドは、絶縁被覆で覆われている。
電線に巻付バインドを巻き付ける場合、又は電線から巻付バインドを取り外す場合には、先端工具が用いられている。先端工具は、絶縁操作棒の先端部に取り付けられている。絶縁操作棒は、無停電状態で電気工事を実施する間接活線工事に適している。
図13は、従来技術による巻付バインド用先端工具の構成を示す図であり、図13(A)は、巻付バインド用先端工具の正面図、図13(A)は、巻付バインド用先端工具の左側面図である。図13を参照すると、従来技術による巻付バインド用先端工具(以下、先端工具と略称する)9は、円盤状の菊座部91を基端部に備えている。菊座部91は、後述する菊座アダプタ8の先端部に設けた菊座部82に着脱できる(図12参照)。
又、図13(A)を参照すると、先端工具9は、先端部側が二股に分岐している。先端工具9は、リング部9rを一方の先端部に備えている。リング部9rは、内部に向かって突出する一対の突起91t・91tを備えている。一対の突起91t・91tは、対向するように配置されている。又、先端工具9は、ピッケル形状の差込部9pを他方の先端部に備えている。差込部9pは、一対のブレード90b・90bを両端部に有している。図13に示した先端工具9は、例えば、菊座付きの巻付グリップと呼ばれている。
図13を参照して、先端工具9に菊座アダプタ8を取り付ける(図12参照)。更に、菊座アダプタ8を絶縁操作棒7の先端部に取り付ける(図10又は図11参照)。以上の状態で、巻付バインドをその端部からリング部9rの内部に導入し、巻付バインドの中央部から端部に向かってリング部9rを移動すると共に、電線の周囲を螺進させることで、電線の周囲に巻付バインドを巻き付けることができる。
一方、図13を参照して、巻付バインドを電線から取り外す場合には、一方のブレード90bを電線の外周と巻付バインドの間に挿入し(図16参照)、電線の外周から巻付バインドを離隔させる。巻付バインドをその端部からリング部9rの内部に導入し、巻付バインドの中央部から端部に向かってリング部9rを移動すると共に、電線の周囲を巻回時と逆方向に螺進させることで、電線から巻付バインドを取り外すことができる。
しかし、図13を参照すると、リング部9rは金属製であるので、巻付バインドをリング部9rの内部に導入して、巻付バインドにスライドさせながら螺進させると、巻付バインドの絶縁被覆を損傷させる心配があった。又、リング部9rが電線に接触して、電線の絶縁被覆を損傷させる心配があった。
このようなことから、図13を参照して、ループ形状に結んだ紐(図示せず)を突起91tに係止すると共に、この紐の内部に巻付バインドを導入し、巻付バインドの中央部から端部に向かってこの紐を羅進させることで、巻付バインド及び電線を損傷させることなく、電線に巻付バインドを巻回できる。
しかし、変形が容易な紐では、そのループが閉じてしまうことがあり、絶縁操作棒7を用いて(図10参照)、紐の内部に巻付バインドを導入することが困難である、という不具合があった。
このような不具合に対処するために、巻付バインドの端部に装着でき、絶縁操作棒を用いて、巻付バインド及び電線を損傷させることなく、電線に巻付バインドを容易に巻回できる、巻付バインド用補助具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来技術による巻付バインド用補助具の構成を示す斜視図である。図7は、一例による巻付バインドの構成を示す平面図である。図8は、一例による巻付バインドの構成を示す斜視図であり、ピン碍子及び電線に巻付バインドを巻き付けた状態図である。図9は、一例による巻付バインドの構成を示す平面図であり、横断面で示したピン碍子及び電線に巻付バインドを巻き付けた状態図である。なお、本願の図6から図9は、特許文献1の図1から図4に相当している。
又、図10は、絶縁操作棒の一例による構成を示す正面図である。図11は、絶縁操作棒の先端部に設けた工具部を拡大した斜視図である。図12は、操作棒の工具部に装着可能な菊座アダプタの一例による構成を示す正面図である。
図13は、従来技術による巻付バインド用先端工具の構成を示す図であり、図13(A)は、巻付バインド用先端工具の正面図、図13(A)は、巻付バインド用先端工具の左側面図である。図14は、従来技術による巻付バインド用先端工具の構成を示す背面図であり、巻付バインド用先端工具に菊座アダプタを装着した状態図である。
図15は、従来技術による巻付バインド用補助具の構成を示す斜視図であり、電線に巻付バインドを巻き付けている状態図である。図16は、従来技術による巻付バインド用先端工具の要部を拡大した斜視図であり、電線から巻付バインドを取り外している状態図である。なお、本願の図15は、特許文献1の図8に相当し、本願の図16は、特許文献1の図9に相当している。
図6を参照すると、従来技術による巻付バインド用補助具(以下、補助具と略称する)Cは、例えば、塩化ビニル樹脂製の一本のチューブ(線状材料)で構成している。そして、補助具Cは、一対の延在部Ce・Ceと結部Cjで閉じられループ部Crを備えている。一対の延在部Ce・Ceは、一本のチューブを折り返すと共に、両端部を略揃えて一重結びにすることにより、端末に開口Ckを設けた状態で延在している。ループ部Crは、延在部Ceから結部Cjを介して連設されている。
図7を参照すると、巻付バインドBは、鋼線などからなり、その外周は絶縁被覆されている。巻付バインドBは、中央部に形成した碍子係止部Bgと碍子係止部Bgの両側に延びる一対の電線係止部Bw・Bwで構成している。碍子係止部Bgは、半円弧状に形成している。そして、碍子係止部Bgは、図8又は図9に示すように、碍子Gの外周から窪んだ首部Gnに電線Wを係止できる。
図7を参照すると、電線係止部Bwは、碍子係止部Bgから末端部Btに至るまで螺旋状に形成している。そして、電線係止部Bwは、図8又は図9に示すように、電線Wを巻回できる。電線係止部Bwの末端部Btは、後述するように、補助具Cの末端部Btの開口Ckに挿入できる。
次に、巻付バインドBを操作するための絶縁操作棒の構成を説明する。図10又は図11を参照すると、絶縁操作棒7は、工具部71、柄部72、及び把持部73を備えている。工具部71は、後述する菊座アダプタ8(図12参照)を着脱可能となっている。把持部73は、作業員が把持し易いように滑り止めが施されている。柄部72は、工具部71と把持部73とを連結し、絶縁性を有する長尺の管体からなっている。
図10を参照すると、柄部72の中間部には、円錐体状の水切り鍔7aを取り付けている。水切り鍔7aは、工具部71から進出する水を堰き止めることができる。又、柄部72と把持部73との接続部には、円錐体状の限界鍔7bを取り付けている。限界鍔7bの取付け位置は、絶縁性を考慮して安全に作業できる限界を示している。
図10又は図11を参照すると、工具部71は、軸部71a、一対のピン71b・71b、プッシュロッド71c、及びプッシュリング71dを有している。軸部71aは、柄部72の軸方向に突出している。一対のピン71b・71bは、相反する向きに軸部71aの外周から突出している。プッシュロッド71cは、軸部71aの先端面から突出するように、工具部71に内蔵された圧縮コイルばね(図示せず)によって、力を付勢されている。プッシュリング71dは、軸部71aの下方に配置されている。プッシュリング71dは、図示しない圧縮コイルばねによって、軸部71aに向かう力を付勢されている。
図10又は図11に示した絶縁操作棒7は、用途の異なる先端工具を先端部に交換自在に共用できることから、共用操作棒と呼ばれている。
次に、菊座アダプタの構成を説明する。図12を参照すると、菊座アダプタ8は、絶縁操作棒7の工具部71に着脱自在に取り付けできる(図10又は図11参照)。菊座アダプタ8は、円筒状の接続部81と菊座部82で構成している。接続部81は、菊座アダプタ8の基端部側に設けられている。一方、菊座部82は、菊座アダプタ8の先端部側に設けられている。
図12を参照すると、接続部81は、底面が開口された円筒状に形成している。接続部81は、軸部71a(図11参照)が嵌合する軸穴81aを有している。又、接続部81は、一対のT字状の係合溝81b・81bを有している。一対のピン71b・71b(図11参照)を軸穴81aの軸方向に挿入した後に、一対のピン71b・71bを軸穴81aの周方向に回動することで、係合溝81b・81bに係合できる。このような係合手段は、ツイストロックと呼ばれている。そして、工具部71と接続部81が嵌合した状態では、プッシュロッド71cが軸穴81aの上壁を弾圧すると共に、プッシュリング71dが接続部81の底面に当接して、菊座アダプタ8を工具部71に確実に固定できる。
図12を参照すると、菊座部82は、略円形の菊座82a及び雄ねじ部82bを備えている。菊座82aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条821を円周上に配列している。雄ねじ部82bは、菊座82aの略中心から立設している。又、雄ねじ部82bには、蝶ナット83を螺合できる。
一方、図13を参照すると、先端工具9は、菊座部91を基端部に備えている。菊座部91は、略円形の菊座91aと切り欠き溝91bを有している。菊座91aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条911を円周上に配列している。切り欠き溝91bは、菊座部91の底面から中心部に向かって切り欠かれている。
図10から図13を参照して、菊座アダプタ8を絶縁操作棒7の工具部71に固定し、菊座82aと菊座91aが当接するように、切り欠き溝91bに雄ねじ部82bを挿通し、蝶ナット83を雄ねじ部82bに締結することで、絶縁操作棒7が延びる方向に対して先端工具9を任意の傾き角度に設定できる(図14参照)。
次に、従来技術による補助具を用いた巻付バインドの取り付け方法を説明する。最初に、図15を参照して、補助具Cを二つ用意する。次に、延在部Ceの末端の開口Ckに(図6参照)、巻付バインドBの末端部Btを差し込んで、巻付バインドBから補助具Cが脱落しないように係止させる。
次に、図15を参照して、開閉自在な一対の把持腕61a・61bで構成した工具部61を先端部に備えた絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)6を用いて、巻付バインドBを一対の把持腕61a・61bで把持し、碍子係止部Bgを碍子Gの首部Gnに係止する。
次に、図15を参照して、補助具Cのループ部Crを一対の把持腕61a・61bで把持する。次に、絶縁操作棒6を操作して、電線Wが延在する方向と略直交する方向に、ループ部Crを介して巻付バインドBの末端部Btを牽引する。
次に、図15を参照して、絶縁操作棒6を操作して、ループ部Crを介して巻付バインドBの末端部Btを牽引しながら、巻付バインドBの電線係止部Bwを電線Wの周囲に巻き付ける方向に旋回することで、電線係止部Bwを電線Wに巻き付けることができる。
次に、従来技術による補助具を用いた巻付バインドの取り外し方法を説明する。最初に、図16を参照して、先端工具9を用いて(図13又は図14参照)、差込部9pのブレード90bを巻付バインドBの末端部Btと電線Wの間に差し込んで、末端部Btを電線Wの外周面から離隔した状態にする。
次に、絶縁操作棒6を用いて(図15参照)、補助具Cのループ部Crの内部空間Csに(図6参照)、一対の把持腕61a・61bを差し込んで、一対の把持腕61a・61bを閉じた状態にする。この場合、一対の把持腕61a・61bが結部Cj側に配置されることが好ましい。
次に、絶縁操作棒6を用いて(図15参照)、補助具Cのループ部Crを巻付バインドBの一方の末端部Btに引っ掛けて(図16参照)、巻付バインドBの電線係止部Bwを電線Wの周囲から取り外す方向に旋回することにより、電線Wから巻付バインドBを取り外すことができる。
このように、従来技術による巻付バインド用補助具は、絶縁操作棒を用いて、巻付バインド及び電線を損傷させることなく、電線に巻付バインドを容易に巻回できる。
しかし、従来技術による巻付バインド用補助具は、間接活線作業では、巻付バインド用補助具の延出部の端部に形成された開口に巻付バインドの末端部を挿入することが容易でないという問題がある。又、巻付バインドの電線係止部は、碍子係止部から末端部に向けて、巻回に対する反力が強くなるので、巻付バインド用補助具が巻付バインドから外れ易いという問題がある。
間接活線作業で巻付バインドを容易に操作できると共に、巻付バインドを電線に確実に巻回、又は巻付バインドを電線から確実に取り外すことができる巻付バインド用先端工具が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、間接活線作業で巻付バインドを容易に操作できると共に、巻付バインドを電線に確実に巻回、又は巻付バインドを電線から確実に取り外すことができる巻付バインド用先端工具を提供することを目的とする。
本発明者らは、用途が異なる先端工具が共用自在な絶縁操作棒の先端部に着脱自在に取り付ける先端工具であって、この先端工具に環状に形成した環状綱部材を設け、環状綱部材の内部に巻付バインドを挿通し、絶縁操作棒を用いて、環状綱部材を電線の回りに旋回させることで、巻付バインドを電線に確実に巻回、又は巻付バインドを電線から確実に取り外すことができると考え、これに基づいて、以下のような新たな巻付バインド用先端工具を発明するに至った。
(1)本発明による巻付バインド用先端工具は、用途が異なる先端工具が共用自在な絶縁操作棒の先端部に着脱自在に取り付けできると共に、被覆された電線を碍子に巻き付けて固定する巻付バインドを操作する巻付バインド用先端工具であって、環状に形成したループ部を有し、このループ部の内部に前記巻付バインドを挿通自在な一つ以上の環状綱部材と、前記環状綱部材が前記ループ部を形成するように、前記環状綱部材の端末部同士を着脱自在に固定する台座と、を備え、前記ループ部の内部に前記巻付バインドを挿通して、前記電線の周囲を旋回することで、前記巻付バインドを前記電線に巻回自在、又は前記巻付バインドを前記電線から取り外し自在である。
(2)前記環状綱部材は、前記巻付バインドの碍子係止部から電線係止部の途中まで適用され、前記巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な絶縁チューブで被覆され、所定の外径を有して、前記ループ部の変形が困難な第1環状綱部材と、前記巻付バインドの電線係止部の途中から末端部に至るまで適用され、前記巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な撚線で構成し、前記第1環状綱部材の外径より細い外径を有して、前記ループ部の変形が容易な第2環状綱部材と、で構成していることが好ましい。
(3)前記台座は、略円形の第1の菊座と底面から前記第1の菊座の中心部に向かって切り欠かれた切り欠き溝を有する第1の菊座部を基端部に備え、前記第1の菊座部は、前記絶縁操作棒の先端部に接続される菊座アダプタに設けた第2の菊座部と接続され、前記第2の菊座部は、前記第1の菊座に対向配置される略円形の第2の菊座と、前記第2の菊座の中心部から突出し、前記切り欠き溝に挿通自在な雄ねじ部と、前記雄ねじ部に螺合して、前記第1の菊座と前記第2の菊座を締結させる蝶ナットと、を有してもよい。
(4)前記絶縁操作棒は、先端部側に向かって突出する軸部、及び、この軸部の外周方向に相反する向きに突出する一対のピンを先端部に備え、前記台座は、底面が開口され、前記軸部が嵌合する軸穴、及び、一対の前記ピンが係合自在な一対のT字状の係合溝を有する円筒状の接続金具を基端部に備えてもよい。
本発明による巻付バインド用先端工具は、環状綱部材の内部に巻付バインドを挿通し、絶縁操作棒を用いて、環状綱部材を電線の回りに旋回させることで、巻付バインドを電線に確実に巻回、又は巻付バインドを電線から確実に取り外すことができる。
又、本発明による巻付バインド用先端工具は、巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な絶縁チューブで被覆され、ループ部の変形が困難な第1環状綱部材と、巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な撚線で構成し、ループ部の変形が容易な第2環状綱部材と、で構成しているので、巻付バインドの碍子係止部から電線係止部の途中までは、第1環状綱部材で巻付バインドを容易に巻回でき、巻付バインドの電線係止部の途中から末端部に至るまでは、第2環状綱部材で容易に巻回できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(巻付バインド用先端工具の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を説明する。
[第1実施形態]
(巻付バインド用先端工具の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を示す斜視分解組立図である。図2は、第1実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を示す正面図である。
図3は、第1実施形態による巻付バインドの構成を示す平面図であり、巻付バインドの碍子係止部から電線係止部の途中まで第1環状綱部材で係合した状態図である。図4は、第1実施形態による巻付バインドの構成を示す平面図であり、巻付バインドの電線係止部の途中から末端部に至るまで第2環状綱部材で係合した状態図である。なお、従来技術で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、説明を省略することがある。
(全体構成)
図1又は図2を参照すると、本発明の第1実施形態による巻付バインド用先端工具(以下、先端工具と略称する)10は、第1環状綱部材1、第2環状綱部材2、及び円柱状の台座3を備えている。第1環状綱部材1は、環状に形成したループ部1rを有している。ループ部1rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図3参照)。同様に、第2環状綱部材2は、環状に形成したループ部2rを有している。ループ部2rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図4参照)。
図1又は図2を参照すると、本発明の第1実施形態による巻付バインド用先端工具(以下、先端工具と略称する)10は、第1環状綱部材1、第2環状綱部材2、及び円柱状の台座3を備えている。第1環状綱部材1は、環状に形成したループ部1rを有している。ループ部1rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図3参照)。同様に、第2環状綱部材2は、環状に形成したループ部2rを有している。ループ部2rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図4参照)。
図1又は図2を参照すると、台座3は、第1環状綱部材1がループ部1rを形成するように、第1環状綱部材1の一対の端末部1t・1tを着脱自在に固定できる。同様に、台座3は、第2環状綱部材2がループ部2rを形成するように、第2環状綱部材2の一対の端末部2t・2tを着脱自在に固定できる。
図1又は図2を参照すると、台座3は、第1の菊座部31を基端部に備えている。第1の菊座部31は、菊座アダプタ8に設けた第2の菊座部82と接続できる。菊座アダプタ8は、絶縁操作棒7の先端部に着脱自在に取り付けできる(図10又は図11)。
図3を参照して、第1環状綱部材1は、巻付バインドBの碍子係止部Bgから電線係止部Bwの途中まで適用されることが好ましい。ループ部1rの内部に巻付バインドBを挿通して、電線Wの周囲を旋回することで、巻付バインドBを電線Wに巻回できる。
図4を参照して、第2環状綱部材2は、巻付バインドBの碍子係止部Bgの途中から末端部Btに至るまでされることが好ましい。ループ部2rの内部に巻付バインドBを挿通して、電線Wの周囲を旋回することで、巻付バインドBを電線Wに巻回できる。
(第1環状綱部材の構成)
図1又は図2を参照して、第1環状綱部材1は、金属細線を撚り合わせたワイヤーロープに合成樹脂からなる絶縁チューブで被覆することが好ましい。前記絶縁チューブは、巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な素材で構成することが好ましい。第1環状綱部材1は、所定の外径d1を有し(図1参照)、ループ部1rの変形が困難な程度に構成することが好ましい。
図1又は図2を参照して、第1環状綱部材1は、金属細線を撚り合わせたワイヤーロープに合成樹脂からなる絶縁チューブで被覆することが好ましい。前記絶縁チューブは、巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な素材で構成することが好ましい。第1環状綱部材1は、所定の外径d1を有し(図1参照)、ループ部1rの変形が困難な程度に構成することが好ましい。
(第2環状綱部材の構成)
図1又は図2を参照して、第2環状綱部材2は、化学繊維を撚り合わせた撚線で構成することが好ましい。前記撚線は、巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な素材で構成することが好ましい。第2環状綱部材2は、第1環状綱部材1の外径d1より細い外径d2を有し(図1参照)、ループ部2rの変形が容易な程度に構成することが好ましい。
図1又は図2を参照して、第2環状綱部材2は、化学繊維を撚り合わせた撚線で構成することが好ましい。前記撚線は、巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な素材で構成することが好ましい。第2環状綱部材2は、第1環状綱部材1の外径d1より細い外径d2を有し(図1参照)、ループ部2rの変形が容易な程度に構成することが好ましい。
(台座の構成)
図1又は図2を参照すると、台座3は、台座本体30と一対の押え板32・33で構成している。台座本体30は、その外周の一部が平坦に形成され、相反する向きに向かう一対の平坦面3f・3fを有している。一方の平坦面3fには、押え板32を対向配置できる。他方の平坦面3fには、押え板33を対向配置できる。
図1又は図2を参照すると、台座3は、台座本体30と一対の押え板32・33で構成している。台座本体30は、その外周の一部が平坦に形成され、相反する向きに向かう一対の平坦面3f・3fを有している。一方の平坦面3fには、押え板32を対向配置できる。他方の平坦面3fには、押え板33を対向配置できる。
図1を参照すると、一方の平坦面3fには、一対の半円弧状の溝301・301を形成している。溝301には、第1環状綱部材1の端末部1tをその外周方向から導入できる。押え板32は、一対の半円弧状の溝321・321を一方の面に形成している。溝321には、第1環状綱部材1の端末部1tをその外周方向から導入できる。
図1を参照すると、台座本体30は、雌ねじ部30sを一方の平坦面3fの中央部に形成している。端末部1tを溝301に導入した状態で、押え板32を介して、ボルト部材35を雌ねじ部30sに締結することで、一対の端末部1t・1tを挟持できる(図2参照)。ボルト部材35を弛めることで、台座3から第1環状綱部材1を取り外すことができる。
図1を参照すると、他方の平坦面3fには、一対の半円弧状の溝302・302を形成している。溝302には、第2環状綱部材2の端末部2tをその外周方向から導入できる。押え板33は、一対の半円弧状の溝332・332を一方の面に形成している。溝332には、第2環状綱部材2の端末部2tをその外周方向から導入できる。
図1を参照すると、台座本体30は、雌ねじ部30sを他方の平坦面3fの中央部に形成している。端末部2tを溝332に導入した状態で、押え板33を介して、ボルト部材35を雌ねじ部30sに締結することで、一対の端末部2t・2tを挟持できる(図2参照)。ボルト部材35を弛めることで、台座3から第2環状綱部材2を取り外すことができる。
図1又は図2を参照して、第1環状綱部材1は、予めループ部1rを形成しておく必要は無く、一対の端末部1t・1tを台座3に固定した時点で、ループ部1rを形成できる。同様に、第2環状綱部材2は、予めループ部2rを形成しておく必要は無く、一対の端末部2t・2tを台座3に固定した時点で、ループ部2rを形成できる。
(第1の菊座部の構成)
図1又は図2を参照すると、第1の菊座部31は、台座本体30の底部から延びる棒状部材3sの末端部に固定されている。そして、第1の菊座部31は、略円形の第1の菊座31aと切り欠き溝31bを有している。菊座31aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条311を円周上に配列している。切り欠き溝31bは、菊座部91の底面から中心部に向かって切り欠かれている。
図1又は図2を参照すると、第1の菊座部31は、台座本体30の底部から延びる棒状部材3sの末端部に固定されている。そして、第1の菊座部31は、略円形の第1の菊座31aと切り欠き溝31bを有している。菊座31aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条311を円周上に配列している。切り欠き溝31bは、菊座部91の底面から中心部に向かって切り欠かれている。
(菊座アダプタの構成)
図1又は図2を参照すると、菊座アダプタ8は、円筒状の接続部81と第2の菊座部82で構成している。接続部81は、菊座アダプタ8の基端部側に設けられている。一方、第2の菊座部82は、菊座アダプタ8の先端部側に設けられている。
図1又は図2を参照すると、菊座アダプタ8は、円筒状の接続部81と第2の菊座部82で構成している。接続部81は、菊座アダプタ8の基端部側に設けられている。一方、第2の菊座部82は、菊座アダプタ8の先端部側に設けられている。
図1又は図2を参照すると、第2の菊座部82は、略円形の第2の菊座82a及び雄ねじ部82bを備えている。第2の菊座82aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条821を円周上に配列している。雄ねじ部82bは、第2の菊座82aの略中心から立設している。又、雄ねじ部82bには、蝶ナット83を螺合できる。図1又は図2に示した菊座アダプタ8は、図12又は図14に示した菊座アダプタ8と同じものであるが、説明の必要上、一部の記載を重複している。
図1又は図2及び図10を参照して、菊座アダプタ8を絶縁操作棒7の工具部71に固定し、第1の菊座31aと第2の菊座82aが当接するように、切り欠き溝31bに雄ねじ部82bを挿通し、蝶ナット83を雄ねじ部82bに締結することで、絶縁操作棒7が延びる方向に対して先端工具10を任意の傾き角度に設定できる。
(巻付バインド用先端工具の作用)
次に、第1実施形態による先端工具10の巻付バインドの取り付け方法を説明しながら、先端工具10の作用及び効果を説明する。最初に、図3を参照して、絶縁操作棒6を用いて、巻付バインドBを一対の把持腕61a・61bで把持し(図15参照)、碍子係止部Bgを碍子Gの首部Gnに係止する。
次に、第1実施形態による先端工具10の巻付バインドの取り付け方法を説明しながら、先端工具10の作用及び効果を説明する。最初に、図3を参照して、絶縁操作棒6を用いて、巻付バインドBを一対の把持腕61a・61bで把持し(図15参照)、碍子係止部Bgを碍子Gの首部Gnに係止する。
次に、図3を参照して、ループ部1rの内部に巻付バインドBを挿通して、巻付バインドBの碍子係止部Bgから電線係止部Bwの途中まで、電線Wが延在する方向と略直交する方向に、巻付バインドBを第1環状綱部材1で牽引しながら、電線Wの周囲を一方の方向に旋回することで、巻付バインドBを電線Wに巻回できる。
次に、図4を参照して、電線係止部Bwの途中から第1環状綱部材1に替えて、ループ部2rの内部に巻付バインドBを挿通して、巻付バインドBの末端部Btまで、電線Wが延在する方向と鋭角に交差する方向に、巻付バインドBを第2環状綱部材2で牽引しながら、電線Wの周囲を一方の方向に旋回することで、巻付バインドBを電線Wに巻回できる。
図3又は図4を参照して、電線係止部Bwの途中から第1環状綱部材1を第2環状綱部材2に替えるのは、電線係止部Bwの途中から末端部Btまでは、電線Wと巻付バインドBが密着するように間隙が少なくなるので、太径の第1環状綱部材1では、巻付バインドB上を移動することが困難になるからである。なお、前述の逆の手順で、電線Wから巻付バインドBを取り外すことができる。
実施形態による先端工具10は、巻付バインドBの碍子係止部Bgから電線係止部Bwの途中までは、第1環状綱部材1で巻付バインドBを容易に巻回でき、巻付バインドBの電線係止部Bwの途中から末端部Btに至るまでは、第2環状綱部材2で容易に巻回できる。
又、実施形態による先端工具10は、巻付バインドBの電線係止部Bwの途中から末端部Btに至るまでは、第2環状綱部材2で電線Wから巻付バインドBを容易に取り外しでき、巻付バインドBの碍子係止部Bgから電線係止部Bwの途中までは、第1環状綱部材1で電線Wから巻付バインドBを容易に取り外しできる。
実施形態による先端工具10は、第1環状綱部材1が巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な絶縁チューブで被覆され、第2環状綱部材2が巻付バインドBの外周と円滑に滑り自在な撚線で構成しているので、電線Wの被覆及び巻付バインドBの被覆を損傷することなく、作業できる。
[第2実施形態]
(巻付バインド用先端工具の構成)
次に、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を説明する。図5は、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を示す正面図である。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、説明を省略することがある。
(巻付バインド用先端工具の構成)
次に、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を説明する。図5は、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具の構成を示す正面図である。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、説明を省略することがある。
(全体構成)
図5を参照すると、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具(以下、先端工具と略称する)20は、第1環状綱部材1と第2環状綱部材2を備えている。又、先端工具20は、円柱状の台座3と円筒状の接続金具4を備えている。
図5を参照すると、本発明の第2実施形態による巻付バインド用先端工具(以下、先端工具と略称する)20は、第1環状綱部材1と第2環状綱部材2を備えている。又、先端工具20は、円柱状の台座3と円筒状の接続金具4を備えている。
図5を参照すると、第1環状綱部材1は、環状に形成したループ部1rを有している。ループ部1rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図3参照)。同様に、第2環状綱部材2は、環状に形成したループ部2rを有している。ループ部2rの内部には、巻付バインドBを挿通できる(図4参照)。
図5を参照すると、台座3は、第1環状綱部材1がループ部1rを形成するように、第1環状綱部材1の一対の端末部1t・1tを着脱自在に固定できる。同様に、台座3は、第2環状綱部材2がループ部2rを形成するように、第2環状綱部材2の一対の端末部2t・2tを着脱自在に固定できる。
図5を参照すると、台座3は、接続金具4を基端部に備えている。接続金具4は、絶縁操作棒7の先端部に着脱自在に取り付けできる(図10又は図11)。
(接続金具の構成)
図5を参照すると、接続金具4は、台座本体30の底部から延びる棒状部材4sの末端部に固定されている。接続金具4は、底面が開口された円筒状に形成している。接続金具4は、軸部71a(図11参照)が嵌合する軸穴41aを有している。又、接続金具4は、一対のT字状の係合溝41b・41bを有している。一対のピン71b・71b(図11参照)を軸穴41aの軸方向に挿入した後に、一対のピン71b・71bを軸穴41aの周方向に回動することで、係合溝41b・41bに係合できる。
図5を参照すると、接続金具4は、台座本体30の底部から延びる棒状部材4sの末端部に固定されている。接続金具4は、底面が開口された円筒状に形成している。接続金具4は、軸部71a(図11参照)が嵌合する軸穴41aを有している。又、接続金具4は、一対のT字状の係合溝41b・41bを有している。一対のピン71b・71b(図11参照)を軸穴41aの軸方向に挿入した後に、一対のピン71b・71bを軸穴41aの周方向に回動することで、係合溝41b・41bに係合できる。
第2実施形態による先端工具20は、第1実施形態による先端工具10と同様に構成しているが、第1実施形態による先端工具10が台座3の基端部に第1の菊座部31を設けたのに対し(図1又は図2参照)、第2実施形態による先端工具20は、台座3の基端部に接続金具4を設けているという、構成の違いがある。
(巻付バインド用先端工具の作用)
次に、第2実施形態による先端工具20の作用及び効果を説明する。第2実施形態による先端工具20は、第1実施形態による先端工具10と同様の効果を奏するが、第1実施形態による先端工具10が絶縁操作棒7が延びる方向に対して先端工具10を任意の傾き角度に設定できるのに対し(図10参照)、第2実施形態による先端工具20は、絶縁操作棒7に直結できるという効果がある。
次に、第2実施形態による先端工具20の作用及び効果を説明する。第2実施形態による先端工具20は、第1実施形態による先端工具10と同様の効果を奏するが、第1実施形態による先端工具10が絶縁操作棒7が延びる方向に対して先端工具10を任意の傾き角度に設定できるのに対し(図10参照)、第2実施形態による先端工具20は、絶縁操作棒7に直結できるという効果がある。
本発明による巻付バインド用先端工具は、以下の効果を期待できる。
(1)綱部材取り替えることが容易である。
(2)構造が簡易である。
(3)第1環状綱部材又は第2環状綱部材が摩耗しても交換が容易である。
(4)綱部材であるので、作業位置による作業効率が変わらない。
(5)電線及び巻付バインドを損傷させる心配がない。
(1)綱部材取り替えることが容易である。
(2)構造が簡易である。
(3)第1環状綱部材又は第2環状綱部材が摩耗しても交換が容易である。
(4)綱部材であるので、作業位置による作業効率が変わらない。
(5)電線及び巻付バインドを損傷させる心配がない。
本発明による巻付バインド用先端工具は、巻付バインドを電線に巻き付ける先端工具を開示したが、巻付バインドを防護管に巻き付ける先端工具としての応用が期待される。
11 第1環状綱部材
1r ループ部
1t 端末部
2 第2環状綱部材
2r ループ部
2t 端末部
3 台座
7 絶縁操作棒
B 巻付バインド
Bg 碍子係止部
Bt 末端部
Bw 電線係止部
G 碍子
W 電線
1r ループ部
1t 端末部
2 第2環状綱部材
2r ループ部
2t 端末部
3 台座
7 絶縁操作棒
B 巻付バインド
Bg 碍子係止部
Bt 末端部
Bw 電線係止部
G 碍子
W 電線
Claims (3)
- 用途が異なる先端工具が共用自在な絶縁操作棒の先端部に着脱自在に取り付けできると共に、被覆された電線を碍子に巻き付けて固定する巻付バインドを操作する巻付バインド用先端工具であって、
環状に形成したループ部を有し、このループ部の内部に前記巻付バインドを挿通自在な一組の環状綱部材と、
前記環状綱部材が前記ループ部を形成するように、前記環状綱部材の端末部同士を着脱自在に固定する台座と、を備え、
前記環状綱部材は、
前記巻付バインドの碍子係止部から電線係止部の途中まで適用され、前記巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な絶縁チューブで被覆され、所定の外径を有して、前記ループ部の変形が困難な第1環状綱部材と、
前記巻付バインドの電線係止部の途中から末端部に至るまで適用され、前記巻付バインドの外周と円滑に滑り自在な撚線で構成し、前記第1環状綱部材の外径より細い外径を有して、前記ループ部の変形が容易な第2環状綱部材と、で構成し、
前記ループ部の内部に前記巻付バインドを挿通して、前記電線の周囲を旋回することで、前記巻付バインドを前記電線に巻回自在、又は前記巻付バインドを前記電線から取り外し自在な、巻付バインド用先端工具。 - 前記台座は、略円形の第1の菊座と底面から前記第1の菊座の中心部に向かって切り欠かれた切り欠き溝を有する第1の菊座部を基端部に備え、
前記第1の菊座部は、前記絶縁操作棒の先端部に接続される菊座アダプタに設けた第2の菊座部と接続され、
前記第2の菊座部は、
前記第1の菊座に対向配置される略円形の第2の菊座と、
前記第2の菊座の中心部から突出し、前記切り欠き溝に挿通自在な雄ねじ部と、
前記雄ねじ部に螺合して、前記第1の菊座と前記第2の菊座を締結させる蝶ナットと、を有する、請求項1記載の巻付バインド用先端工具。 - 前記絶縁操作棒は、先端部側に向かって突出する軸部、及び、この軸部の外周方向に相反する向きに突出する一対のピンを先端部に備え、
前記台座は、底面が開口され、前記軸部が嵌合する軸穴、及び、一対の前記ピンが係合自在な一対のT字状の係合溝を有する円筒状の接続金具を基端部に備える、請求項1記載の巻付バインド用先端工具。
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JP2014203918A JP5946882B2 (ja) | 2014-10-02 | 2014-10-02 | 巻付バインド用先端工具 |
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-
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