JP5944706B2 - 内視鏡湾曲管 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の可撓部に用いられる湾曲管及び湾曲管を構成する駒に関する。
内視鏡は、例えば人体の消化器官等を観察、検査、あるいは治療するために用いられ、主に画像を電気的に伝達する電子内視鏡と光学的に伝達するファイバースコープとに大別される。内視鏡は、検査あるいは治療を行うための各種スイッチ等や観察用の接眼部が設けられる操作部と、操作部に接続されて一定の動作範囲で自由に湾曲可能な可撓部とから主に構成される。
可撓部は、湾曲自在な湾曲管と、その外周に設けられる網状管部材と、網状管部材に密着して設けられる外皮とから構成される。複数の円筒形部材をリベットで回動自在に接続して成る湾曲管(特許文献1)や、凸弧状の突部及び凹弧状の受部を突き合わせて成る湾曲管(特許文献2)や、及び円筒形部材の内周面から突出する円筒形状の凸部を他の円筒形部材に設けられた貫通孔に嵌め込む湾曲管(特許文献3)が知られている。
特開平9−201328号公報 特開2009−261587号公報 特開2001−104239号公報
しかし、円筒形部材をリベットで接続するとリベットの頭部が外周面に突出して、可撓部の表面に凹凸ができてしまう。この表面の凹凸は被験者に不快感をもたらす。また、円筒形部材は金属製の薄板を湾曲させて形成されるため、凸弧状の突部及び凹弧状の受部を突き合わせると、軸方向への圧縮力が突部に加わり、円筒形部材が軸方向に座屈することがある。これを防止するため、突部の厚さを厚くして突部に強度を持たせなければならない。突部の厚さを厚くすると、可撓部の重量が増加するとともに、重量の増加によって操作性が低下するおそれがある。そして、凸弧状の突部及び凹弧状の受部を突き合わせる構成では、軸方向への圧縮力を複数の円筒形部材に常に加えていなければ複数の円筒形部材がばらばらになるため、複数の円筒形部材を組み立てる工程が煩雑になる。さらに、円筒形部材は薄板から成るため、円筒形状の凸部を貫通孔に嵌め込むと凸部又は貫通穴が変形して、凸部と貫通穴との嵌合強度を十分に確保できないおそれがある。凸部と貫通穴との嵌合強度を十分に確保できないと、組み立て工程において突部が容易に貫通孔から外れてしまい、容易に組み立てできなくなるおそれがある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、表面に凹凸が少ない内視鏡湾曲管を得ることを目的とする。
本願第1の発明による内視鏡湾曲管は、複数の円筒形部材を有し、隣接する円筒形部材を傾動自在に接続してなる関節部材を備え、円筒形部材は、円筒形部材の側面を貫通するように設けられる孔を一方の端部に有し、かつ孔が設けられる端部とは反対側の端部から径方向に突出する突起を有し、突起の突出方向に対して直角を成す断面において、突起において最も突出する部位は、端部と接続する部位よりも大きく、孔において孔の貫通方向に対して直角を成す断面は、先端部において突起の突出方向に対して直角を成す断面よりも小さく、突起は孔と係合して回動することを特徴とする。
突起は、円筒形部材の内周面から径方向に突出することが好ましい。
突起は、円筒形部材の外周面から径方向に突出してもよい。
突起の形状は、円錐台形状が好適である。
突起において最も突出する部位は先端部であって、端部と接続する部位は基部であって、先端部及び基部は円柱形状であってもよい。このとき、先端部と基部とは同軸に接続されてもよい。
本願第2の発明による湾曲駒は、円筒であって、円筒の一方の端部に設けられ、円筒の側面を貫通する孔と、孔が設けられる端部とは反対側の端部から径方向に突出する突起とを備え、突起は、突起において最も突出する部位である先端部と、端部と接続する部位である基部とを有し、突起の突出方向に対して直角を成す断面において、先端部は基部よりも大きく、孔において孔の貫通方向に対して直角を成す断面は、先端部において突起の突出方向に対して直角を成す断面よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、表面に凹凸が少ない内視鏡湾曲管を得ることができる。
第1の実施形態による内視鏡の正面図である。 図1のII−II線における内視鏡湾曲管の一部断面図である。 内視鏡湾曲管の斜視図である。 図2のIV−IV線における内視鏡湾曲管の断面図である。 第2の実施形態による内視鏡湾曲管の図1のII−II線における一部断面図である。 内視鏡湾曲管の斜視図である。 第3の実施形態による内視鏡湾曲管の一部断面図である。
以下、本発明における内視鏡の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1から4を用いて第1の実施形態による第1の内視鏡用可撓管110について説明する。
まず、図1を用いて内視鏡100について説明する。内視鏡100は、被験者の体内に挿入される第1の内視鏡用可撓管110と、術者が保持する操作部120と、図示しない内視鏡プロセッサに内視鏡100を接続するコネクタ130とを主に備える。ユニバーサルケーブル131がコネクタ130と操作部120とを接続する。
第1の内視鏡用可撓管110の遠位端101には、図示しないCCDユニット、吸入口、及び照明レンズ等が設けられる。CCDユニットには、図示しない信号線が接続される。CCDユニットは、観察対象物を撮像して得られた画像信号を信号線を介してコネクタ130に送信する。吸入口には、図示しない吸入管が接続される。吸入管は、第1の内視鏡用可撓管110の内部に沿って操作部120まで延びる。照明レンズは、観察対象物を照明するために照明光を照射するレンズであって、コネクタ130から延びる照明ファイバが接続される。
操作部120は、鉗子口121、内視鏡用バルブ122、及びスイッチ123を有する。鉗子口121は、吸入管に接続される。鉗子口121に挿入された鉗子は、吸入管の内部に沿って遠位端101まで運ばれる。内視鏡用バルブ122は、押し下げることによって吸入口に負圧を供給するバルブであって、負圧ニップル124が接続される。負圧ニップル124には、図示しない負圧管が接続され、内視鏡用バルブ122に負圧を供給する。内視鏡用バルブ122を押し下げると、負圧ニップル124と吸入管とが接続されて、負圧ニップル124から吸入口まで負圧が供給される。スイッチ123は、内視鏡100及び内視鏡プロセッサを操作するために用いられる。
コネクタ130は、図示しない内視鏡プロセッサに接続される信号端子132と、図示しない照明ユニットに接続される照明端子133とを有する。信号端子132は、コネクタ130内において信号線に接続され、CCDユニットからの画像信号を内視鏡プロセッサに送信する。照明端子133は、コネクタ130内において照明ファイバに接続され、照明光を照明レンズまで送信する。
次に、図2を用いて第1の内視鏡用可撓管110について説明する。
第1の内視鏡用可撓管110は、外皮111と網状管部材112と第1の関節部材(第1の湾曲管)113とから主に構成される。第1の関節部材113は、同一形状である複数の第1の円筒形部材(第1の湾曲駒)140からなる。第1の円筒形部材140は軸CLと同軸に配設され、軸CLに対して直角をなす第1及び第2の揺動軸A1、A2回りに揺動自在となるように接続される。第1の揺動軸A1は第2の揺動軸A2と直交する。第1の円筒形部材140の内周から径方向内側に向けてワイヤガイド114が突出する。第1の関節部材113の外周面は網状管部材112により被覆され、網状管部材112の外周面には樹脂からなる外皮111が密着して設けられる。第1の内視鏡用可撓管110は、押出成形機により製造される。押出成形機は、網状管部材112を被せた第1の関節部材113と共に樹脂を押出して、網状管部材112及び第1の関節部材113の外周に外皮111を形成する。
図2及び3を用いて第1の円筒形部材140について説明する。なお、図3では説明を簡単にするため、ワイヤガイド114を省略する。
図3を参照すると、第1の円筒形部材140は、円筒形状を有する第1の円筒本体部141と、第1の円筒本体部141の端部から軸CL方向に突出する第1の鍔受部142及び第1の鍔部143とを有する。第1の円筒本体部141において、第1の内視鏡用可撓管110の遠位端101側に位置する軸CL方向端部を遠位端側端面146といい、軸CL方向に対して遠位端側端面146の反対側に位置する軸CL方向端面を近位端側端面147という。2つの第1の鍔受部142が遠位端側端面146から突出し、2つの第1の鍔部143が近位端側端面147から突出する。
遠位端側端面146は、軸CL方向に連続的に湾曲する波状の曲面から成り、軸CLに対して直角をなす。波状曲面は、軸CL方向に隆起する2つの山部分と、軸CL方向に沈下する2つの谷部分とを有する。2つの山部分は軸CLに対して対称であり、2つの谷部分もまた軸CLに対して対称である。言い換えると、2つの山部分は軸CL周りに180度回転させた位置に互いに対向して設けられ、谷部分どうしは軸CL周りに180度回転させた位置に互いに対向して設けられる。そして、山部分と谷部分とは軸CL周りに90度回転させた位置に設けられる。すなわち遠位端側端面146は軸CLに対して対称な形状を有する。2つの山部分から第1の鍔受部142が突出する。
近位端側端面147もまた、軸CLに対して直角をなす一方で、軸CL方向に連続的に湾曲する波状の曲面から成る。波状曲面は、軸CL方向に隆起する2つの山部分と、軸CL方向に沈下する2つの谷部分とを有する。2つの山部分は軸CLに対して対称であり、2つの谷部分もまた軸CLに対して対称である。言い換えると、山部分どうしは軸CLに対して180度の中心角を成し、谷部分どうしは軸CLに対して180度の中心角を成し、山部分と谷部分とは軸CLに対して90度の中心角を成す。すなわち近位側端面もまた軸CLに対して対称な形状を有する。2つの山部分から第1の鍔部143が突出する。
近位端側端面147の山部と遠位端側端面146の谷部とが軸CL方向に並べられる。つまり、近位端側端面147の山部と遠位端側端面146の山部とは軸CLに対して90度の中心角を成す。これにより、遠位端側端面146と近位端側端面147との軸CL方向に対する距離が周方向いずれの位置でも常に等しくなる。すなわち、第1の鍔受部142と第1の鍔部143とは軸CLに対して90度の中心角を成す。
次に、第1の鍔受部142について説明する。第1の鍔受部142は、第1の円筒本体部141と同じ厚みを有する円盤形状を有する。第1の鍔受部142の中央には、円錐形の側面を有する第1の軸支穴144が貫通して設けられる。第1の軸支穴144は、径が小さい方の穴が外周側に開口し、径が大きい方の穴が内周側に開口する。2つの第1の鍔受部142に設けられる2つの第1の軸支穴144の軸は、同じ軸上にあり、軸CLと直交する。図2を参照すると、第1の鍔受部142は、第1の鍔部143の厚みだけ内周側に向けて陥没する。
次に、第1の鍔部143について説明する。第1の鍔部143は、第1の円筒本体部141と同じ厚みを有する円盤形状を有する。図2を参照すると、第1の鍔受部142において、内周側の面の中央から円錐台形の第1の円錐台突起145が突出するように設けられる。第1の円錐台突起145は、直径が小さい方の頂面を介して第1の鍔部143と結合し、直径が大きい方の頂面が内周側に突出する。第1の円錐台突起145における任意の部位の外直径は、第1の軸支穴144における任意の部位の内直径よりも小さい。2つの第1の鍔部143に設けられる2つの第1の円錐台突起145の軸は、同じ揺動軸上にあり、軸CLと直交する。
図2を参照して、第1の円筒形部材140どうしの結合状態について説明する。隣接する第1の円筒形部材140どうしは、第1の軸支穴144の軸と第1の円錐台突起145の軸とが略同軸となるように、2つの第1の軸支穴144に2つの第1の円錐台突起145を各々係合させて接続される。第1の軸支穴144の径は内周側よりも外周側の方が小さく、第1の円錐台突起145の径は外周側よりも内周側の方が大きい。よって、第1の円錐台突起145が第1の軸支穴144から外れることはない。これにより、第1の円筒形部材140は、第1の軸支穴144の軸、すなわち第1の円錐台突起145の軸回りに傾動自在に取り付けられる。また、第1の鍔部143の厚みだけ第1の鍔受部142が内周側に向けて陥没しているため、一方の第1の円筒形部材140に設けられた第1の鍔部143の外周面と他方の第1の円筒形部材140の外周面とが略面一となり、第1の関節部材113の全長に渡り略均一な円筒表面が形成される。
第1の円筒形部材140が第1の揺動軸A1又は第2の揺動軸A2回りに傾動すると、遠位端側端面146の谷部分と近位端側端面147の谷部分とが接近する。谷部分は軸CL方向に沈下しているため、第1の円筒形部材140が第1の揺動軸A1又は第2の揺動軸A2回りに傾動可能となり、第1の関節部材113が容易に曲げられる。
図4を用いてワイヤガイド114について説明する。第1の円筒形部材140の軸CLに直角な断面において周方向に等間隔となるように、4つのワイヤガイド114が設けられる。ワイヤガイド114は、軸CLと平行方向に貫通する1つのガイド穴115を有する。図2を参照すると、複数の第1の円筒形部材140を軸CL方向に並べて接続したとき、複数のガイド穴115が軸CLと平行な軸上で同軸となるように並べられる。同軸である複数のガイド穴115に1本のワイヤ116が挿通される。ワイヤ116の端部は遠位端部に固定されるため、ワイヤ116の他端を引き延ばしすることにより、第1の内視鏡用可撓管110を湾曲させたり真っ直ぐにしたりすることができる。
第1の関節部材113は、Connecept Laser GmbH社製であって、Mlabという名称を有する金属3Dプリンタによって作成される。金属3Dプリンタは、溶解した金属を層状に積層していくことにより第1の関節部材113を一体的に形成する。これにより、第1の円錐台突起145が第1の軸支穴144と嵌合した状態で複数の第1の円筒形部材140が同時に形成され、第1の関節部材113の形成が完了した時点において、複数の第1の円筒形部材140どうしが結合された状態となる。また、溶解した金属を層状に積層していくことにより、第1の円筒形部材は、中心軸に対して直角な断面において真円に近い形状を確保できる。すなわち、第1の関節部材113が、中心軸に対して直角な断面において真円に近い形状を確保できる。
本実施形態によれば、第1の関節部材113の外周面を平滑にすることができるとともに、中心軸に対して直角な断面において第1の関節部材113が真円に近い形状を確保できる。
次に、図5及び6を用いて第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施形態では、第2の関節部材(第2の湾曲管)213の構成が第1の実施形態と異なる。よって、第2の関節部材213について説明する。なお、図6では説明を簡単にするため、ワイヤガイド114を省略する。
第2の関節部材213は、同一形状である複数の第2の円筒形部材(第2の湾曲駒)240からなる。第2の円筒形部材240は、円筒形状を有する第2の円筒本体部241と、第2の円筒本体部241の端部から軸CL方向に突出する第2の鍔受部242及び第2の鍔部243とを有する。第2の円筒本体部241において、第2の内視鏡用可撓管210の遠位端側に位置する軸CL方向端部を遠位端側端面146といい、軸CL方向に対して遠位端側端面146の反対側に位置する軸CL方向端面を近位端側端面147という。2つの第2の鍔受部242が近位端側端面147から突出し、2つの第2の鍔部243が遠位端側端面146から突出する。遠位端側端面146及び近位端側端面147の構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第2の鍔受部242について説明する。第2の鍔受部242は、第2の円筒本体部241と同じ厚みを有する円盤形状を有する。第2の鍔受部242の中央には、円錐形の側面を有する第2の軸支穴244が貫通して設けられる。第2の軸支穴244は、径が大きい方の穴が外周側に開口し、径が小さい方の穴が内周側に開口する。2つの第2の鍔受部242に設けられる2つの第2の軸支穴244の軸は、同じ軸上にあり、軸CLと直交する。
次に、第2の鍔部243について説明する。第2の鍔部243は、第2の円筒本体部241と同じ厚みを有する円盤形状を有する。図5を参照すると、第2の鍔受部242において、外周面の中央から円錐台形の第2の円錐台突起245が突出するように設けられる。第2の円錐台突起245は、直径が小さい方の頂面を介して第2の鍔部243と結合し、直径が大きい方の頂面が外周側に突出する。第2の円錐台突起245における任意の部位の外直径は、第2の軸支穴244における任意の部位の内直径よりも小さい。2つの第2の鍔部243に設けられる2つの第2の円錐台突起245の軸は、同じ軸上にあり、軸CLと直交する。第2の鍔部243は、第2の鍔受部242の厚みだけ内周側に向けて陥没する。
図5を参照して、第2の円筒形部材240どうしの結合状態について説明する。隣接する第2の円筒形部材240どうしは、第2の軸支穴244の軸と第2の円錐台突起245の軸とが略同軸となるように、2つの第2の軸支穴244に2つの第2の円錐台突起245を各々係合させて接続される。第2の軸支穴244の径は内周側よりも外周側の方が大きく、第2の円錐台突起245の径は外周側よりも内周側の方が小さい。よって、第2の円錐台突起245が第2の軸支穴244から外れることはない。これにより、第2の円筒形部材240は、第2の軸支穴244の軸、すなわち第2の円錐台突起245の軸回りに傾動自在に取り付けられる。また、第2の鍔受部242の厚みだけ第2の鍔部243が内周側に向けて陥没しているため、一方の第2の円筒形部材240に設けられた第2の鍔受部242の外周面と他方の第2の円筒形部材240の外周面とが略面一となり、第2の関節部材213の全長に渡り略均一な円筒表面が形成される。
第2の関節部材213もまた、第1の関節部材113と同様の製法によって形成される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
次に、図7を用いて第3の実施形態について説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。第3の実施形態は、第3の関節部材(第3の湾曲管)313の構成が第1の実施形態と異なる。よって、第3の関節部材313について説明する。
第3の関節部材313は、同一形状である複数の第3の円筒形部材(第3の湾曲駒)340からなる。第3の円筒形部材340は、円筒形状を有する第3の円筒本体部341と、第3の円筒本体部341の端部から軸CL方向に突出する第3の鍔受部342及び第3の鍔部343とを有する。2つの第3の鍔受部342が遠位端側端面146から突出し、2つの第3の鍔部343が近位端側端面147から突出する。遠位端側端面146及び近位端側端面147の構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第3の鍔受部342について説明する。第3の鍔受部342は、第3の円筒本体部341と同じ厚みを有する円盤形状を有する。第3の鍔受部342の中央には、円筒形の側面を有する第3の軸支穴344が貫通して設けられる。第3の軸支穴344の直径は、第3の軸支穴344の全長に渡って等しい。2つの第3の鍔受部342に設けられる2つの第3の軸支穴344の軸は、同じ軸上にあり、軸CLと直交する。第3の鍔受部342は、第3の鍔部343の厚みだけ内周側に向けて陥没する。
次に、第3の鍔部343について説明する。第3の鍔部343は、第3の円筒本体部341と同じ厚みを有する円盤形状を有する。第3の鍔受部342の外周面の中央から突出するように、T字形断面を有するT字突起345が設けられる。
T字突起345は、円柱形状を有する先端部346及び基部347を同軸に接合して成る。先端部346の直径は基部347の直径及び第3の軸支穴344の直径よりも長い。基部347の直径は、第3の軸支穴344の直径よりもわずかに短い。基部347の軸方向長さは、第3の鍔受部342の厚さよりもわずかに長い。2つの第3の鍔部343に設けられる2つのT字突起345の軸は、同じ軸上にあり、軸CLと直交する。
第3の円筒形部材340どうしの結合状態について説明する。隣接する第3の円筒形部材340どうしは、第3の軸支穴344の軸とT字突起345の軸とが略同軸となるように、2つの第3の軸支穴344に2つのT字突起345を各々係合させて接続される。先端部346の直径は第3の軸支穴344の直径よりも長く、基部347の直径は第3の軸支穴344の直径よりも小さい。よって、T字突起345が第3の軸支穴344から外れることはない。これにより、第3の円筒形部材340は、第3の軸支穴344の軸、すなわちT字突起345の軸回りに傾動自在に取り付けられる。また、第3の鍔部343の厚みだけ第3の鍔受部342が内周側に向けて陥没しているため、一方の第3の円筒形部材340に設けられた第3の鍔部343の外周面と他方の第3の円筒形部材340の外周面とが略面一となり、第3の関節部材313の全長に渡り略均一な円筒表面が形成される。
第3の関節部材313もまた、第1の関節部材113と同様の製法によって形成される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得るとともに、第3の軸支穴344とT字突起345とが確実に係合して外れることがないため、第3の円筒形部材どうしを確実に揺動可能に接合することができる。
なお、第1−3の関節部材113−313は、金属3Dプリンタによって作成されなくてもよい。
100 内視鏡
110 第1の内視鏡用可撓管
111 外皮
112 網状管部材
113 第1の関節部材
114 ワイヤガイド
115 ガイド穴
116 ワイヤ
120 操作部
121 鉗子口
122 内視鏡用バルブ
123 スイッチ
124 負圧ニップル
130 コネクタ
131 ユニバーサルケーブル
132 信号端子
133 照明端子
140 第1の円筒形部材
141 第1の円筒本体部
142 第1の鍔受部
143 第1の鍔部
145 第1の円錐台突起
146 遠位端側端面
147 近位端側端面

Claims (7)

  1. 複数の円筒形部材を有し、隣接する円筒形部材を傾動自在に接続してなる関節部材を備え、
    前記複数の円筒形部材各々は、円筒形状を有する円筒本体部と、前記円筒本体部の一方の端部から関節部材軸方向に突出する鍔受部であって貫通する孔を有する鍔受部と、前記円筒本体部の反対側の端部から関節部材軸方向に突出する鍔部であってその内周面から径方向に突出する突起を有する鍔部とを有し、
    前記突起の径が、鍔部内周面側よりも突起先端部側の方が大きく、
    前記孔の径が、鍔受部外周面側よりも鍔受部内周面側の方が大きく、
    前記鍔部の外周面が隣接する円筒形部材の円筒本体部外周面と略面一となるように、前記鍔受部が前記鍔部の厚みだけ関節部材軸に向けて陥没しており、
    前記突起は前記孔と嵌合して回動する内視鏡湾曲管。
  2. 前記鍔部と前記鍔受部は、前記円筒本体部と同じ厚みを有する請求項1に記載の内視鏡湾曲管。
  3. 前記突起が、前記鍔部の内周面の中央から突出し、
    前記孔が、前記鍔受部の中央に形成されている請求項1に記載の内視鏡湾曲管。
  4. 前記突起は、円錐台形状を有する請求項1から3に記載の内視鏡湾曲管。
  5. 複数の円筒形部材を有し、隣接する円筒形部材を傾動自在に接続してなる関節部材を備え、
    前記複数の円筒形部材各々は、円筒形状を有する円筒本体部と、前記円筒本体部の一方の端部から関節部材軸方向に突出する鍔受部であって鍔受部側面を貫通する孔を有する鍔受部と、前記円筒本体部の反対側の端部から関節部材軸方向に突出する鍔部であってその内周面から径方向に突出する断面T字形のT字突起を有する鍔部とを有し、
    前記T字突起の最も突出する先端部の径が、前記孔の径よりも大きく、
    前記T字突起の基部の径が、前記孔の径よりも小さく、
    前記鍔部の外周面が隣接する円筒形部材の円筒本体部外周面と略面一となるように、前記鍔受部が前記鍔部の厚みだけ関節部材軸に向けて陥没しており、
    前記T字突起は前記孔と係合して回動する内視鏡湾曲管。
  6. 前記T字突起が、前記鍔部の内周面の中央から突出し、
    前記孔が、前記鍔受部の中央に形成されている請求項5に記載の内視鏡湾曲管。
  7. 複数の円筒形部材を有し、隣接する円筒形部材を傾動自在に接続してなる関節部材を備え、
    前記複数の円筒形部材各々は、円筒形状を有する円筒本体部と、前記円筒本体部の一方の端部から関節部材軸方向に突出する鍔受部であって鍔受部側面を貫通する孔を有する鍔受部と、前記円筒本体部の反対側の端部から関節部材軸方向に突出する鍔部であってその外周面から径方向に突出する突起を有する鍔部とを有し、
    前記突起の径が、鍔部外周面側よりも突起先端部側の方が大きく、
    前記孔の径が、鍔受部内周面側よりも鍔受部外周面側の方が大きく、
    前記鍔受部の外周面が隣接する円筒形部材の円筒本体部外周面と略面一となるように、前記鍔部が前記鍔受部の厚みだけ関節部材軸に向けて陥没しており、
    前記突起は前記孔と嵌合して回動する内視鏡湾曲
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