JP5944280B2 - 剪断補強材及びその製造方法、剪断補強材用緩み止め具並びに剪断補強構造 - Google Patents
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Description
この構成によれば、緩み止め具の突出片をねじ節異形棒鋼の端部の平滑面に係合配置することにより、ねじ節異形棒鋼よりも断面形状の大きいナットを定着部分として、ねじ節異形棒鋼の端部に簡単、低コストで、打設時等にぐらつかないように安定して設けることができ、ねじ節異形棒鋼で構成される剪断補強材の定着力とコンクリート躯体の剪断耐力を安定して高めることができる。また、緩み止め具の係合配置によるナットの取り付けは非常に簡単であることから、剪断補強の施工性を向上することができる。また、ねじ節異形棒鋼を切断して所要の長さにし、緩み止め具の係合配置によるナットの取り付けを容易に行えることから、剪断補強を要するコンクリート躯体の多様な厚さに対して、柔軟に適応することができる。
この構成によれば、ねじ節異形棒鋼の両端部にナットと緩み止め具を設けることにより、剪断補強材の引張抵抗の強化や、両端部のナットの間におけるコンクリートの圧縮応力の強化を図ることができ、剪断補強材の定着力とコンクリート躯体の剪断耐力をより一層高めることができる。
この構成によれば、緩み止め具の取り付けや、ナットを回転不能にする緩み止めを非常に簡単に行うことができ、施工現場でも所要の剪断補強材を容易に得ることができる。
この構成によれば、緩み止め具の突出片をねじ節異形棒鋼の端部の平滑面に係合配置可能にすることにより、ねじ節異形棒鋼よりも断面形状の大きいナットを定着部分として、ねじ節異形棒鋼の端部に簡単、低コストで、打設時等にぐらつかないように安定して設けることができ、ねじ節異形棒鋼で構成される剪断補強材の定着力とコンクリート躯体の剪断耐力を安定して高めることができる。また、緩み止め具の係合配置によるナットの取り付けは非常に簡単であることから、剪断補強の施工性を向上することができる。また、ねじ節異形棒鋼を切断して所要の長さにし、緩み止め具の係合配置によるナットの取り付けを容易に行えることから、剪断補強材を、剪断補強を要するコンクリート躯体の多様な厚さに対して柔軟に適応可能なものとすることができる。
この構成によれば、緩み止め具の突出片がねじ節異形棒鋼の端部の平滑面に係合配置される剪断補強材により、ねじ節異形棒鋼よりも断面形状の大きいナットを定着部分として、ねじ節異形棒鋼の端部に簡単、低コストで、打設時等にぐらつかないように安定して設けられる剪断補強材とすることができ、この剪断補強材の設置で、剪断補強材の定着力とコンクリート躯体の剪断耐力を安定して高めることができる。また、緩み止め具の係合配置によって非常に簡単にナットが取り付ける剪断補強材を用いることにより、剪断補強の高い施工性を実現することができる。また、ねじ節異形棒鋼を切断して所要の長さにし、緩み止め具の係合配置によるナットの取り付けを容易に行える剪断補強材を用いることにより、剪断補強を要するコンクリート躯体の多様な厚さに対して、柔軟に適応することができる。
本実施形態の剪断補強材1は、コンクリート躯体10の補強面11から形成される長孔12内に挿入され、長孔12内に充填される充填材13で埋設されるものであり(図4参照)、図1に示すように、ねじ節異形棒鋼2と、ねじ節異形棒鋼2の端部に螺合されるナット3と、ナット3に挿入して配置される緩み止め具4とを備える。
本明細書開示の発明は、各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (5)
- コンクリート躯体の補強面から形成される長孔内に挿入され、前記長孔内に充填される充填材で埋設される剪断補強材であって、
両側に全長に亘って延びる平滑面が形成されているねじ節異形棒鋼と、
前記ねじ節異形棒鋼の端部に螺合されるナットと、
基板の両側から略直角に突出する突出片が設けられる緩み止め具とを備え、
両側の前記突出片が前記ナットの螺合孔に挿入されて、前記ねじ節異形棒鋼の両側の平滑面にそれぞれ沿うように係合配置される
ことを特徴とする剪断補強材。 - 前記ねじ節異形棒鋼の両端部に前記ナットと前記緩み止め具がそれぞれ設けられ、
前記ねじ節異形棒鋼の両端部の各々において両側の前記平滑面に前記突出片がそれぞれ沿うように係合配置される
ことを特徴とする請求項1記載の剪断補強材。 - 請求項1又は2記載の剪断補強材の製造方法であって、
前記ねじ節異形棒鋼の端部に前記ナットを螺合し、前記緩み止め具の両側の前記突出片を前記ねじ節異形棒鋼の両側の前記平滑面にそれぞれ対応するように配置して前記ナットの螺合孔に挿入し、前記緩み止め具の前記基板を打撃することにより、両側の前記突出片を両側の平滑面にそれぞれ沿うように係合配置する
ことを特徴とする剪断補強材の製造方法。 - 両側に全長に亘って延びる平滑面が形成されているねじ節異形棒鋼の端部にナットが螺合され、コンクリート躯体の補強面から形成される長孔内に挿入されて前記長孔内に充填される充填材で埋設される剪断補強材に対して、前記ナットを緩み止めする剪断補強材用緩み止め具であって、
基板の両側から略直角に突出する突出片が設けられ、
両側の前記突出片が、前記ナットの螺合孔に挿入して前記ねじ節異形棒鋼の両側の平滑面にそれぞれ沿うように係合配置可能である
ことを特徴とする剪断補強材用緩み止め具。 - 両側に全長に亘って延びる平滑面が形成されているねじ節異形棒鋼と、前記ねじ節異形棒鋼の端部に螺合されるナットと、基板の両側から略直角に突出する突出片が設けられる緩み止め具とを備え、両側の前記突出片が前記ナットの螺合孔に挿入されて、前記ねじ節異形棒鋼の両側の平滑面にそれぞれ沿うように係合配置される剪断補強材を用い、
前記剪断補強材が、コンクリート躯体の補強面から形成される長孔内に挿入され、前記長孔内に充填される充填材で埋設される
ことを特徴とする剪断補強構造。
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JP2012195787A JP5944280B2 (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 剪断補強材及びその製造方法、剪断補強材用緩み止め具並びに剪断補強構造 |
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JP2014051800A JP2014051800A (ja) | 2014-03-20 |
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