JP5944243B2 - プラント安全装置およびその動作方法 - Google Patents
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また、実施形態のプラント安全装置の一つは、複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データを記憶する記憶部と、プラントに設置されたセンサから監視データを入力する入力部と、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合、または、バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にする実行部とを有する複数の安全制御装置と、前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするバイパス選択部と、前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信する判定部と、新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するデータ変更部と、を具備し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更するプラント安全装置であって、前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部をさらに備え、前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部およびツール入出力部は、前記バイパス信号を入力し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置のツール入出力部は、入力される前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部からの前記データ変更要求コマンドを受信して、その実行部に送信し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、ことを特徴とする。
また、実施形態のプラント安全装置の一つは、複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データを記憶する記憶部と、プラントに設置されたセンサから監視データを入力する入力部と、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合、または、バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にする実行部とを有する複数の安全制御装置と、前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするバイパス選択部と、前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信する判定部と、新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するデータ変更部と、を具備し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更するプラント安全装置であって、前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の前記入力部は、運転モードまたはテストモードが設定されたモード設定信号を入力し、前記プラント安全装置は、前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信する前記モード設定信号に対して前記テストモードを設定し、それ以外のチャンネルの安全制御装置に送信する前記モード設定信号に対して前記運転モードを設定するモード設定部をさらに具備し、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置の前記実行部は、前記モード設定信号に対して前記運転モードが設定されているときに前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合に前記トリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記トリップ信号を無効にし、変更対象チャンネルの安全制御装置の前記実行部は、前記モード設定信号に対して前記テストモードが設定されているときに前記バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にし、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、ことを特徴とする。
また、実施形態のプラント安全装置の動作方法の一つは、複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データが設定された複数の安全制御装置を具備するプラント安全装置の動作方法であって、前記複数のチャンネルの安全制御装置が、プラントに設置されたセンサから監視データを入力するステップと、前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置へのバイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするステップと、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置が、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記トリップ信号を無効にするステップと、前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに前記トリップ信号を無効にするステップと、前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信するステップと、データ変更部が、新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するステップと、前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、前記設定データを前記新規の設定データに変更するステップと、を具備し、前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、入力部と、実行部と、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部とを備え、前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部およびツール入出力部は、前記バイパス信号を入力し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置のツール入出力部は、入力される前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部からの前記データ変更要求コマンドを受信して、その実行部に送信し、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、ことを特徴とする。
(構成)
図1は、第1実施形態に係るプラント安全装置の構成を示すブロック図である。
図5は、第1実施形態に係るプラント安全装置の動作を示すフローチャートである。
第1実施形態に係るプラント安全装置によれば、複数のチャンネルから構成される安全制御装置の設定データ(設定値および安全制御プログラム)の変更は、バイパスされたチャンネルのみ可能となる。また、一度にバイパスできるチャンネルは1つに制限される。
第2実施形態に係るプラント安全装置では、第1実施形態における安全制御装置と判定部との間に、多数決論理が適用された装置が設けられる。第2実施形態について、第1実施形態の変更点のみ説明する。
図2は、第2実施形態に係るプラント安全装置の構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係るプラント安全装置の動作について、図5を用いて説明する。図5は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態に係るプラント安全装置の動作については、第1実施形態に係るプラント安全装置の動作とは若干異なる。
第2実施形態に係るプラント安全装置によれば、DTM201A〜201Dと判定部102との間に、多数決論理が適用されたTLU202A〜202Dが設けられる構成においても、複数のチャンネルから構成される安全制御装置の設定データ(設定値および安全制御プログラム)の変更は、バイパスされたチャンネルのみ可能となる。また、一度にバイパスできるチャンネルは1つに制限される。
第3実施形態について、第1実施形態の変更点のみ説明する。ここで、説明部分以外の部分は第1の実施形態と同じである。
図7は、第3実施形態に係るプラント安全装置において、安全制御装置101A〜101Dの構成を示すブロック図であり、複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置101Bとバイパス選択部103とデータ変更部104との接続の例を示す図である。
第3実施形態に係るプラント安全装置の動作について、図5を用いて説明する。図5は第1実施形態と同様であるが、第3実施形態に係るプラント安全装置の動作については、第1実施形態に係るプラント安全装置の動作とは異なる部分について説明する。
第3実施形態に係るプラント安全装置によれば、第1実施形態と同様の効果を実現する上に、データ変更の可否をプロセッサ401によるソフトウェア処理ではなく、ツール入出力部410に構成されたハードウェアとして実現することもできる。この結果、フラッシュメモリ402やRAM403にデータ変更可否に係るソフトウェアを格納する必要がなくなり容量削減することができるとともに、プロセッサ401におけるデータ変更可否に係るソフトウェアの実行に伴う万が一の誤動作等を防ぐことができる。
第4実施形態について、第3実施形態の変更点のみ説明する。ここで、説明部分以外の部分は第3の実施形態と同じである。
図8は、第4実施形態に係るプラント安全装置において、安全制御装置101A〜101Dの構成を示すブロック図であり、複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置101Bとバイパス選択部103とデータ変更部104との接続の例を示す図である。
第4実施形態に係るプラント安全装置の動作について、図5を用いて説明する。図5は第1実施形態と同様であるが、第4実施形態に係るプラント安全装置の動作については、第1実施形態に係るプラント安全装置の動作とは異なる部分について説明する。
第4実施形態に係るプラント安全装置によれば、第1実施形態と同様の効果を実現する上に、フラッシュメモリ402に記憶されたデータ変更の可否を、フラッシュメモリコントローラ801がバイパス信号3により判定することにより、変更対象チャンネルの安全制御装置の内部動作を監視する目的と、設定データを変更する目的とに分けて、データ変更部104を接続することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、また各実施形態の特徴を組み合わせることができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 … 制御信号
3 … バイパス信号
4 … データ変更要求コマンド
5A〜5D … 監視データ
6 … モード設定信号
7 … 内部動作監視コマンド
10A〜10D … 設定データ
20A〜20D … 設定データ
101A〜101D … 安全制御装置
102 … 判定部
103 … バイパス選択部
104 … データ変更部
201A〜201D … DTM(安全制御装置)
202A〜202D … TLU
203A〜203D … OLU
301 … 操作部
302A … 第1チャンネル選択端子
302B … 第2チャンネル選択端子
302C … 第3チャンネル選択端子
302D … 第4チャンネル選択端子
303 … 非選択端子
304 … 配線
305A〜305D … 配線
306 … 共通端子
401 … プロセッサ
402 … フラッシュメモリ
403 … RAM
404 … 入力部
405 … 抵抗素子
407 … ノード
408 … 直流電源
409 … 出力部
410 … ツール入出力部
411 … 接地端子
412 … モード設定部
501A〜501D … センサ
601A〜601D … AND回路
602 … 多数決論理回路
801 … フラッシュメモリコントローラ(制御部)
Claims (8)
- 複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データを記憶する記憶部と、プラントに設置されたセンサから監視データを入力する入力部と、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合、または、バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にする実行部とを有する複数の安全制御装置と、
前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするバイパス選択部と、
前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信する判定部と、
新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するデータ変更部と、
を具備し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更するプラント安全装置であって、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部をさらに備え、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部は、前記バイパス信号を入力し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部を介して前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とするプラント安全装置。 - 複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データを記憶する記憶部と、プラントに設置されたセンサから監視データを入力する入力部と、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合、または、バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にする実行部とを有する複数の安全制御装置と、
前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするバイパス選択部と、
前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信する判定部と、
新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するデータ変更部と、
を具備し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更するプラント安全装置であって、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部をさらに備え、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部およびツール入出力部は、前記バイパス信号を入力し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置のツール入出力部は、入力される前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部からの前記データ変更要求コマンドを受信して、その実行部に送信し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とするプラント安全装置。 - 前記データ変更部は、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の内部動作を監視する内部動作監視コマンドを送信する場合、または、前記データ変更要求コマンドを送信する場合に前記変更対象チャンネルの安全制御装置に接続され、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、その記憶部へのデータの読み出しおよび書き込みを制御し、前記バイパス信号を入力する制御部をさらに備え、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置のツール入出力部は、前記データ変更部から送信された前記内部動作監視コマンドを受信して、その実行部に送信し、入力される前記バイパス信号が有効であるときに限り、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信して、その実行部に送信し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の制御部は、入力される前記バイパス信号が有効であるときに限り、前記データ変更要求コマンドの受け入れを許可する変更許可信号を、その実行部に送信し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、そのツール入出力部から送信された前記内部動作監視コマンドを受信し、前記変更許可信号に応じて、そのツール入出力部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラント安全装置。 - 前記バイパス選択部は、前記変更対象チャンネルの安全制御装置の前記ツール入出力部と、当該ツール入出力部を動作させるために必要な電力を供給する電源との間に介在するように接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のプラント安全装置。
- 複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データを記憶する記憶部と、プラントに設置されたセンサから監視データを入力する入力部と、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合、または、バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にする実行部とを有する複数の安全制御装置と、
前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするバイパス選択部と、
前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信する判定部と、
新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するデータ変更部と、
を具備し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更するプラント安全装置であって、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の前記入力部は、運転モードまたはテストモードが設定されたモード設定信号を入力し、
前記プラント安全装置は、前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信する前記モード設定信号に対して前記テストモードを設定し、それ以外のチャンネルの安全制御装置に送信する前記モード設定信号に対して前記運転モードを設定するモード設定部をさらに具備し、
前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置の前記実行部は、前記モード設定信号に対して前記運転モードが設定されているときに前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合に前記トリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記トリップ信号を無効にし、
変更対象チャンネルの安全制御装置の前記実行部は、前記モード設定信号に対して前記テストモードが設定されているときに前記バイパス信号が有効である場合に前記トリップ信号を無効にし、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とするプラント安全装置。 - 前記複数のチャンネルの安全制御装置と同数設けられたトリップ・ロジック・ユニットをさらに具備し、
前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置の実行部は、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合に前記トリップ信号であるセンサ別トリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記センサ別トリップ信号を無効にし、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに前記センサ別トリップ信号を無効にし、
前記複数のチャンネルのトリップ・ロジック・ユニットは、前記複数のチャンネルの安全制御装置からの前記センサ別トリップ信号と、前記複数のチャンネルの安全制御装置に送信される前記バイパス信号とを受信し、前記複数のチャンネルにおける前記センサ別トリップ信号のうちの、前記バイパス信号が無効であるチャンネルにおいて半分以上のセンサ別トリップ信号が有効である場合に前記出力別トリップ信号を有効にし、それ以外の場合は前記出力別トリップ信号を無効にし、
前記判定部は、前記複数のチャンネルのトリップ・ロジック・ユニットから送信された前記出力別トリップ信号のうちの半分以上の出力別トリップ信号が有効である場合に前記制御信号を送信し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、その記憶部に記憶されている前記設定データを前記新規の設定データに変更する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のプラント安全装置。 - 複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データが設定された複数の安全制御装置を具備するプラント安全装置の動作方法であって、
前記複数のチャンネルの安全制御装置が、プラントに設置されたセンサから監視データを入力するステップと、
前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置へのバイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするステップと、
前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置が、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記トリップ信号を無効にするステップと、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに前記トリップ信号を無効にするステップと、
前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信するステップと、
データ変更部が、新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するステップと、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、前記設定データを前記新規の設定データに変更するステップと、
を具備し、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、入力部と、実行部と、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部とを備え、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部は、前記バイパス信号を入力し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部を介して前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とするプラント安全装置の動作方法。 - 複数のチャンネルにそれぞれ割り当てられ、設定値および安全制御プログラムを含む設定データが設定された複数の安全制御装置を具備するプラント安全装置の動作方法であって、
前記複数のチャンネルの安全制御装置が、プラントに設置されたセンサから監視データを入力するステップと、
前記複数のチャンネルのうちの変更対象チャンネルの安全制御装置へのバイパス信号を有効にし、前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置への前記バイパス信号を無効にするステップと、
前記変更対象チャンネル以外のチャンネルの安全制御装置が、前記安全制御プログラムを実行して、前記監視データの値が前記設定値を超えた場合にトリップ信号を有効にし、前記監視データの値が前記設定値を超えない場合に前記トリップ信号を無効にするステップと、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに前記トリップ信号を無効にするステップと、
前記複数のチャンネルの安全制御装置から送信された前記トリップ信号のうちの半分以上のトリップ信号が有効である場合に前記プラントに対する安全機能を起動させるための制御信号を送信するステップと、
データ変更部が、新規の設定データを含むデータ変更要求コマンドを前記変更対象チャンネルの安全制御装置に送信するステップと、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置が、前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信し、前記データ変更要求コマンドに応じて、前記設定データを前記新規の設定データに変更するステップと、
を具備し、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々は、入力部と、実行部と、前記データ変更部と接続可能なツール入出力部とを備え、
前記複数のチャンネルの安全制御装置の各々の入力部およびツール入出力部は、前記バイパス信号を入力し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置のツール入出力部は、入力される前記バイパス信号が有効であるときに、前記データ変更部からの前記データ変更要求コマンドを受信して、その実行部に送信し、
前記変更対象チャンネルの安全制御装置の実行部は、その入力部に入力される前記バイパス信号が有効であるときに、そのツール入出力部から送信された前記データ変更要求コマンドを受信する、
ことを特徴とするプラント安全装置の動作方法。
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