JP5944213B2 - クラッチユニット - Google Patents

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本発明は、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部と、そのレバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とを備えたクラッチユニットに関する。
一般に、円筒ころやボール等の係合子を用いるクラッチユニットにおいては、入力部材と出力部材との間にクラッチ部が配設される。このクラッチ部は、前述の入力部材と出力部材間で円筒ころやボール等の係合子を係合・離脱させることによって、回転トルクの伝達・遮断を制御する構成になっている。
本出願人は、例えば、レバー操作により座席シートを上下調整する自動車用シートリフタ部に組み込まれ、そのレバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部と、そのレバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とを具備したクラッチユニットを先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
図15は前述の特許文献1に開示された従来のクラッチユニットの全体構成を示す断面図である。図16は図15のC−C線に沿う断面でレバー側クラッチ部を示す。図17は図15のD−D線に沿う断面でブレーキ側クラッチ部を示す。
レバー側クラッチ部111は、図15および図16に示すように、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側外輪114と、そのレバー側外輪114からの回転トルクをブレーキ側クラッチ部112に伝達する内輪115と、レバー側外輪114と内輪115間に形成された楔すきま120での係合・離脱によりレバー側外輪114からの回転トルクの伝達・遮断を制御する複数の円筒ころ116と、各円筒ころ116を円周方向に所定間隔で保持する保持器117と、回転が拘束されたブレーキ側外輪123と、保持器117とブレーキ側外輪123の間に設けられ、レバー側外輪114からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力で保持器117を中立状態に復帰させる内側センタリングばね118と、レバー側外輪114とブレーキ側外輪123の間に設けられ、レバー側外輪114からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力でレバー側外輪114を中立状態に復帰させる外側センタリングばね119とで主要部が構成されている。
ブレーキ側クラッチ部112は、図15および図17に示すように、レバー側クラッチ部111からの回転トルクが入力される内輪115と、回転が拘束されたブレーキ側外輪123と、回転トルクが出力される出力軸122と、ブレーキ側外輪123と出力軸122との間に形成された楔すきま126での係合・離脱により内輪115からの回転トルクの伝達と出力軸122からの回転トルクの遮断を制御する複数対の円筒ころ127と、各対の円筒ころ127間に介挿され、それら円筒ころ127同士に離反力を付勢する断面N字形の板ばね128とで主要部が構成されている。
前述の構成からなるレバー側クラッチ部111では、レバー側外輪114に回転トルクが入力されると、円筒ころ116がそのレバー側外輪114と内輪115との間の楔すきま120に係合し、その円筒ころ116を介して内輪115に回転トルクが伝達されて内輪115が回転する。この時、レバー側外輪114および保持器117の回転に伴って両センタリングばね118,119に弾性力が蓄積される。その回転トルクの入力がなくなると、両センタリングばね118,119の弾性力によりレバー側外輪114および保持器117が中立状態に復帰する一方で、内輪115は、与えられた回転位置をそのまま維持する。従って、このレバー側外輪114の回転繰り返し、つまり、操作レバーのポンピング操作により、内輪115は寸動回転する。
前述の構成からなるブレーキ側クラッチ部112では、出力軸122に回転トルクが逆入力されると、円筒ころ127がその出力軸122とブレーキ側外輪123との間の楔すきま126と係合して出力軸122がブレーキ側外輪123に対してロックされる。このようにして、出力軸122から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部112によってロックされてレバー側クラッチ部111への還流が遮断される。
一方、このブレーキ側クラッチ部112では、レバー側クラッチ部111から回転トルクが内輪115に入力されると、その内輪115が円筒ころ127と当接して板ばね128の弾性力に抗して押圧することにより、その円筒ころ127がブレーキ側外輪123と出力軸122との間の楔すきま126から離脱して出力軸122は回転可能となる。内輪115がさらに回転することにより、内輪115からの回転トルクが出力軸122に伝達され、出力軸122が回転する。
特開2012−31913号公報
ところで、特許文献1に開示された従来のクラッチユニットにおけるブレーキ側クラッチ部112は、ブレーキ側外輪123と出力軸122との間に形成された楔すきま126に複数対の円筒ころ127を配設し、その楔すきま126での円筒ころ127の係合により出力軸122からの回転トルクを遮断すると共に、楔すきま126での円筒ころ127の離脱により内輪115からの回転トルクを伝達するように制御している。
以上のような構造を具備したローラタイプのブレーキ側クラッチ部112では、ブレーキ側外輪123と出力軸122との間の楔すきま126で円筒ころ127が係合あるいは離脱する際に、ブレーキ側外輪123あるいは出力軸122に対して円筒ころ127の滑りが発生する可能性がある。
このような円筒ころ127の滑りが発生すると、内輪115からの回転トルクの伝達や出力軸122からの回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行うことが困難となる。また、内輪115からの回転トルクを伝達する場合、円筒ころ127の滑りによりタイミング的なずれが生じてトルク伝達のロスとなる。特に、自動車用シートリフタ部に組み込まれるクラッチユニットにおいて、ブレーキ側クラッチ部112は、レバー側クラッチ部111と比較して車両衝突時に大きな衝撃荷重が加わる箇所である。この衝撃荷重が直接的に加わるブレーキ側クラッチ部112では、衝撃荷重に対するトルク容量アップが必要とされているが、円筒ころ127の滑りの発生が不可避であることから、そのトルク容量アップにも限界がある点で改善の必要性が顕著であった。
そこで、本発明は前述の改善点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、内輪からの回転トルクの伝達や出力軸からの回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行い得るクラッチユニットを提供することにある。
本発明に係るクラッチユニットは、入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達・遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなる構成を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明のクラッチユニットにおけるブレーキ側クラッチ部は、レバー側クラッチ部からの回転トルクが入力される入力部材と、回転が拘束された静止部材と、回転トルクが出力される出力部材と、静止部材と出力部材との間に配設され、両部材間での係合により出力部材からの回転トルクを遮断すると共に両部材間での離脱により入力部材からの回転トルクを伝達する係合子と、回転トルクの遮断時に係合子を両部材間で凹凸部の噛み合いにより係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子を両部材間で凹凸部の噛み合い解除により離脱させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、静止部材と出力部材との間での凹凸部の噛み合いおよびその解除でもって、回転トルクの遮断時に係合子を静止部材と出力部材との間で係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子を静止部材と出力部材との間で離脱させることにより、静止部材と出力部材との間で係合子が係合あるいは離脱する際に、静止部材および出力部材に対して係合子の滑りが発生することはない。このように係合子の滑りがないことから、入力部材からの回転トルクの伝達や出力部材からの回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行うことができる。
本発明における制御手段は、係合子と出力部材との間に設けられ、係合子を凹凸部の噛み合いにより静止部材に係合させる方向に弾性的に付勢する弾性部材と、係合子と入力部材との間に設けられ、係合子を凹凸部の噛み合い解除により静止部材から離脱させる方向に弾性部材の弾性力に抗して変位させるカム部とで構成されていることが望ましい。このように制御手段を弾性部材とカム部とで構成すれば、静止部材に対する係合子の係合・離脱を凹凸部の噛み合いおよびその解除により容易に行うことができる。
本発明における係合子は、径方向の変位により静止部材と出力部材との間で係合・離脱可能とした構造が望ましい。このように径方向の変位により両部材間で係合・離脱可能とすれば、静止部材に対する係合子の係合・離脱を凹凸部の噛み合いおよびその解除により容易に行うことができる。
本発明における凹凸部は、山形状、矩形状あるいは歯形状のうちから選択されるいずれか一つの形状をなす構造が望ましい。このように凹凸部の形状を規定することにより、静止部材に対する係合子の係合・離脱に際して、凹凸部の噛み合いおよびその解除を容易に行うことができる。
本発明におけるカム部は、係合子あるいは入力部材の少なくとも一方に形成されたテーパ面で構成されていることが望ましい。このようにカム部を係合子あるいは入力部材のテーパ面で構成すれば、係合子を静止部材から離脱させる方向に弾性部材の弾性力に抗して変位させることが容易となる。
本発明に係るクラッチユニットは、レバー側クラッチ部およびブレーキ側クラッチ部を自動車用シートリフタ部に組み込むことで自動車用途として適している。
本発明によれば、静止部材と出力部材との間での凹凸部の噛み合いおよびその解除でもって、回転トルクの遮断時に係合子を静止部材と出力部材との間で係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子を静止部材と出力部材との間で離脱させることにより、静止部材と出力部材との間で係合子が係合あるいは離脱する際に、静止部材および出力部材に対して係合子の滑りが発生することはない。このように係合子の滑りがないことから、入力部材からの回転トルクの伝達や出力部材からの回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行うことができる。その結果、ブレーキ側クラッチ部での作動性を向上させることができ、トルク伝達のロスが少ない高性能のクラッチユニットを提供できる。
本発明の実施形態で、クラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図3の状態から移行して凹凸部の噛み合いを解除した状態を示す要部拡大断面図である。 内輪の腕部の変形例を示す要部拡大断面図である。 係合子の腕部の変形例を示す要部拡大断面図である。 凹凸部の変形例を示す要部拡大断面図である。 弾性部材の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1のX方向から見た摩擦リングの一例を示す要部拡大側面図である。 摩擦リングの他例を示す要部拡大側面図である。 図3のブレーキ側クラッチ部の変形例を示す断面図である。 自動車の座席シートを示す斜視図である。 シートリフタ部の一構造例を示す概略構成図である。 図13の要部拡大図である。 従来のクラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図15のC−C線に沿う断面図である。 図15のD−D線に沿う断面図である。
本発明のクラッチユニットを図1〜図14を参照しながら以下に詳述する。
クラッチユニット10は、例えばレバー操作により座席シートの高さ調整を行う自動車用シートリフタ部(図12〜図14参照)に組み込まれる。このクラッチユニット10は、図1に示すように、入力側に設けられたレバー側クラッチ部11と、出力側に設けられたブレーキ側クラッチ部12とをユニット化した構造となっている。そのレバー側クラッチ部11は、前述のレバー操作により入力される回転トルクの伝達・遮断を制御する。ブレーキ側クラッチ部12は、レバー側クラッチ部11からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断する逆入力遮断機能を有する。
レバー側クラッチ部11は、図1および図2に示すように、操作用のレバー41a(図12参照)が取り付けられたレバー側側板13およびレバー側外輪14と、そのレバー側側板13およびレバー側外輪14から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部12に伝達する内輪15と、その内輪15の外周面15aとレバー側外輪14の内周面14aとの間に形成された楔すきま20に配設された円筒ころ16と、複数の円筒ころ16を円周方向等間隔に保持する保持器17と、その保持器17を中立状態に復帰させるための内側センタリングばね18と、レバー側外輪14を中立状態に復帰させるための外側センタリングばね19とを具備する。
このレバー側クラッチ部11において、レバー側側板13の外周縁部に形成された爪部を、レバー側外輪14の外周縁部に形成された切欠き凹部に挿入して加締めることにより、レバー側側板13をレバー側外輪14に固定し、レバー側クラッチ部11の入力部材として一体化している。レバー側外輪14の内周には、複数のカム面14aが円周方向等間隔に形成されている。内輪15は、出力軸22が挿通される筒状部15bと、その筒状部15bを径方向外側に延在して軸方向に部分的に突出させた突状部15cとで構成されている。この内輪15の筒状部15bの外周面と前述のレバー側外輪14のカム面14aとの間に楔すきま20が形成され、その楔すきま20に円筒ころ16が配設されている。保持器17は、円筒ころ16を収容する複数のポケット17aが円周方向等間隔に形成された円筒状をなす。
内側センタリングばね18は、保持器17とブレーキ側クラッチ部12の静止部材であるカバー24との間に配設されたC字状部材である。この内側センタリングばね18では、レバー側外輪14から入力される回転トルクの作用時、そのレバー側外輪14に追従する保持器17の回転に伴って押し拡げられて弾性力が蓄積され、レバー側外輪14から入力される回転トルクの開放時、その弾性復元力により保持器17を中立状態に復帰させる。また、外側センタリングばね19は、レバー側クラッチ部11のレバー側外輪14と前述のカバー24との間に配設されたC字状帯板部材で、内側センタリングばね18の外径側に位置している。この外側センタリングばね19では、レバー側外輪14から入力される回転トルクの作用時、そのレバー側外輪14の回転に伴って押し拡げられて弾性力が蓄積され、レバー側外輪14から入力される回転トルクの開放時、その弾性復元力によりレバー側外輪14を中立状態に復帰させる。
ロック型と称されるタイプで逆入力遮断機能を有するブレーキ側クラッチ部12は、図1および図3に示すように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが入力される入力部材としての内輪15と、出力部材としての出力軸22と、回転が拘束された静止部材としてのブレーキ側外輪23、カバー24およびブレーキ側側板25と、そのブレーキ側外輪23と出力軸22との間に配設され、ブレーキ側外輪23と出力軸22との間での係合により出力軸22から逆入力される回転トルクを遮断すると共に、ブレーキ側外輪23と出力軸22との間での離脱により内輪15から入力される回転トルクを伝達する複数(図3では3個)の係合子27と、回転トルクの遮断時に係合子27をブレーキ側外輪23と出力軸22との間で凹凸部23a,27aの噛み合いにより係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子27をブレーキ側外輪23と出力軸22との間で凹凸部23a,27aの噛み合い解除により離脱させる制御手段とで主要部が構成されている。
内輪15は、前述したように、レバー側クラッチ部11において、レバー側側板13およびレバー側外輪14から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部12に伝達する機能を発揮するもので、出力軸22が挿通される筒状部15bと、その筒状部15bを径方向外側に延在して軸方向に部分的に突出させた突状部15cとで構成されている。このブレーキ側クラッチ部12において、複数(図3では3個)の突状部15cが円周方向等間隔に設けられている。
出力軸22は、レバー側クラッチ部11で内輪15の筒状部15bが外挿された軸部22aから径方向外側に延びて拡径した大径部22bが軸方向ほぼ中央部位に一体的に形成され、この大径部22bからブレーキ側クラッチ部12へ延びる軸部先端には、シートリフタ部41と連結するためのピニオンギヤ22cが同軸的に形成されている。この出力軸22の大径部22bの円弧状外周面には前述の内輪15の突状部15cの円弧状内周面が摺接している。
厚肉板状のブレーキ側外輪23の外周縁部に形成された切欠き凹部と、カバー24の外周縁部に形成された切欠き凹部とに、ブレーキ側側板25の外周縁部に形成された爪部を挿入して加締めることにより、ブレーキ側外輪23およびカバー24にブレーキ側側板25を固定し、ブレーキ側クラッチ部12の静止部材として一体化している。ブレーキ側外輪23の内周面には、前述の係合子27との噛み合いが可能なように山形状の凹凸部2aが全周に亘って形成されている。このブレーキ側外輪23の凹凸部2aは、内輪15の突状部15cの円弧状外周面に摺動自在に当接している。
また、係合子27は略T字形状をなし、径方向外側に位置する頭部27bの円弧状外周面には、前述のブレーキ側外輪23との噛み合いが可能なように山形状の凹凸部27aが形成され、径方向内側に位置する脚部27cが、出力軸22の外周面に形成された凹孔22dに径方向に沿って突出退入自在に嵌挿されている。この係合子27は、内輪15、出力軸22、ブレーキ側外輪23およびブレーキ側側板25で囲まれた空間に配置されている。
制御手段は、係合子27の脚部27cと出力軸22の凹孔22dとの間に設けられた弾性部材であるコイルばね28と、係合子27と内輪15との間に設けられたカム部29とで構成されている。コイルばね28は、係合子27の凹凸部27aとブレーキ側外輪23の凹凸部23aとの噛み合いによりその係合子27をブレーキ側外輪23に係合させる方向、つまり、径方向外側へ向けて弾性力に付勢する。カム部29は、係合子27に円周方向に張り出すように形成された腕部27dと、内輪15の突状部15cに円周方向に沿って張り出すように形成された腕部15dとで構成され、係合子27の腕部27dの外周面にテーパ面27eを形成すると共に、内輪15の突状部15cの腕部15dの内周面にテーパ面15eを形成している。このカム部29は、係合子27を凹凸部23a,27aの噛み合い解除によりブレーキ側外輪23から離脱させる方向、つまり、径方向内側へ向けてコイルばね28の弾性力に抗して変位させる。
前述した構成からなるレバー側クラッチ部11では、レバー側外輪14に回転トルクが入力されると、円筒ころ16がそのレバー側外輪14と内輪15との間の楔すきま20に係合し、その円筒ころ16を介して内輪15に回転トルクが伝達されて内輪15が回転する。この時、レバー側外輪14および保持器17の回転に伴って両センタリングばね18,19に弾性力が蓄積される。その回転トルクの入力がなくなると、両センタリングばね18,19の弾性力によりレバー側外輪14および保持器17が中立状態に復帰する一方で、内輪15は、与えられた回転位置をそのまま維持する。従って、このレバー側外輪14の回転繰り返し、つまり、操作レバーのポンピング操作により、内輪15は寸動回転する。
前述の構成からなるブレーキ側クラッチ部12では、出力軸22に回転トルクが逆入力されても、図3に示すように、コイルばね28の弾性力により係合子27が径方向外側へ向けて突出方向に付勢されていることから、その係合子27の頭部27bの凹凸部27aがブレーキ側外輪23の凹凸部23aに係合した状態、つまり、係合子27の凹凸部27aとブレーキ側外輪23の凹凸部23aとが噛み合った状態となっている。これにより、出力軸22が静止部材であるブレーキ側外輪23に対してロックされる。このようにして、出力軸22から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部12によってロックされてレバー側クラッチ部11への還流が遮断される。
一方、このブレーキ側クラッチ部12では、前述したように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが内輪15に入力されると、図4に示すように内輪15の腕部15dのテーパ面15eが係合子27の腕部27dのテーパ面27eを押圧することにより(図中のa矢印参照)、係合子27がコイルばね28の弾性力に抗して径方向内側へ押し下げられる。このようにして、係合子27が径方向内側へ押し下げられて変位することにより、係合子27の凹凸部27aがブレーキ側外輪23の凹凸部23aから離脱した状態、つまり、係合子27の凹凸部27aとブレーキ側外輪23の凹凸部23aとの噛み合いが解除された状態となって出力軸22のロック状態が解除され、出力軸22が係合子27を介して内輪15と共に回転する(図中のb矢印参照)。
この時、内輪15の腕部15dのテーパ面15eが係合子27の腕部27dのテーパ面27eを押圧すると共に(図中のa矢印参照)、内輪15の腕部15dの外周面が係合子27の頭部27bの内周面に当接することにより(図中のc矢印参照)、係合子27が径方向内側へ押し下げられる変位量が規制される。これにより、係合子27の凹凸部27aがブレーキ側外輪23の凹凸部23aから離脱するのに必要最小限の変位量でもって係合子27を径方向内側へ押し下げることができ、係合子27の径方向内側への変位ロスを抑止することができる。
以上のように、ブレーキ側外輪23と出力軸22との間での凹凸部23a,27aの噛み合いにより、回転トルクの遮断時に係合子27をブレーキ側外輪23と出力軸22との間で係合させると共に、ブレーキ側外輪23と出力軸22との間での凹凸部23a,27aの噛み合い解除により、回転トルクの伝達時に係合子27をブレーキ側外輪23と出力軸22との間で離脱させる。これにより、ブレーキ側外輪23と出力軸22との間で係合子27が係合あるいは離脱する際に、ブレーキ側外輪23および出力軸22に対して係合子27の滑りが発生することはない。このように係合子27の滑りがないことから、ブレーキ側外輪23に対する係合子27の係合・離脱を凹凸部23a,27aの噛み合いおよびその解除により容易に行うことができる。特に、自動車用シートリフタ部に組み込まれるクラッチユニットにおいて、ブレーキ側クラッチ部12は、レバー側クラッチ部11と比較して車両衝突時に大きな衝撃荷重が加わる箇所である。この衝撃荷重が直接的に加わるブレーキ側クラッチ部12では、係合子27の滑りが発生しないことから、衝撃荷重に対するトルク容量アップが容易となる。
以上では、内輪15の腕部15dの内周面と係合子27の腕部27dの外周面の両方にテーパ面15e,27eを形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図5に示すように、係合子27の腕部27dの外周面のみにテーパ面27eを形成し、内輪15の腕部15dの内周面に角部15fを設けた構造や、図6に示すように、内輪15の腕部15dの内周面のみにテーパ面15eを形成し、係合子27の腕部27dの外周面に角部27fを設けた構造としてもよい。このようにカム部29を係合子27あるいは内輪15のテーパ面27e,15eで構成することにより、係合子27をブレーキ側外輪23から離脱させる方向にコイルばね28の弾性力に抗して変位させることが容易となる。
また、凹凸部23a,27aの形状は山形状以外に、図7に示すように矩形状の凹凸部23a,27aとすることも可能である。このように凹凸部23a,27aを矩形状とすることにより、出力軸22から回転トルクが逆入力されて係合子27を介してブレーキ側外輪23に作用した場合(図中のd矢印およびe矢印参照)、係合子27に径方向内側へ向くラジアル荷重が発生することはない(図中のf破線矢印参照)。これにより、凹凸部23a,27aの噛み合い状態を確実に保持することが容易となる。この場合、ブレーキ側外輪23の凹凸部23aと係合子27の凹凸部27aとの隙間θは、例えば1°以下に設定することが好ましい。なお、凹凸部23a,27aの他の形状としては、歯形状(インボリュート形状)であってもよい。このように凹凸部23a,27aの形状を規定することにより、ブレーキ側外輪23に対する係合子27の係合・離脱に際して、凹凸部23a,27aの噛み合いおよびその解除を容易に行うことができる。
さらに、係合子27の脚部27cと出力軸22の凹孔22dとの間に設けられた弾性部材としてコイルばね28について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図8に示すように、弾性部材としてエラストマー30を採用してもよい。この場合、係合子27の脚部27cと出力軸22の凹孔22dとの間にエラストマー30を自然状態から圧縮した状態(図中の破線参照)で収容することが好ましい。このようにすれば、エラストマー30の弾性力を係合子27に確実に作用させることが可能となり、凹凸部23a,27aの噛み合い状態を確実に保持することが容易となる。このように弾性部材をコイルばね28やエラストマー30で構成すれば、係合子27をブレーキ側外輪23に係合させる方向に弾性的に付勢することが容易となる。
なお、以上で説明したブレーキ側クラッチ部12では、図9(図1のX矢視)に示すように、例えば樹脂製の摩擦リング31を出力軸22とブレーキ側外輪23との間に介在させている。この摩擦リング31は、円環状部31aの外周に4つのリブ部31bを設けた構造をなし、出力軸22とブレーキ側外輪23との間に所定の締め代でもって圧入されている。摩擦リング31は、そのリブ部31bでもってブレーキ側外輪23に対する回り止めとし、円環状部31aの内周面と出力軸22の外周面との間に生じる摩擦力によって、出力軸22に回転抵抗を付与するようにしている。
このように、摩擦リング31により出力軸22に回転抵抗を付与することにより、その出力軸22に内輪15と同一方向に回転トルクが加わっている場合でも、係合子27が径方向内側へ変位して凹凸部23a,27aの噛み合いが解除されても、その係合子27が即座に径方向外側へ向かって変位する状態、つまり、出力軸22がロック状態とロック解除状態を繰り返すようなガタを未然に防止できる。なお、摩擦リング32は、図10に示すように滑り軸受を採用することも可能である。この滑り軸受は、その外周面と内周面とで摩擦係数が異なることから、摩擦リング32として採用することが可能である。
また、以上で説明したブレーキ側クラッチ部12では、3個の係合子27を備えた場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、係合子27の数については任意であり、図11に示すように、係合子27の数を例えば6個とすることも可能である。この場合、その係合子27の数に合わせて内輪15の突状部15cも6個となる。これら係合子27および内輪15の構造および動作については、図3に示す構造の場合と同様であるため、重複説明は省略する。
以上で詳述した構造を具備するクラッチユニット10は、例えば自動車用シートリフタ部に組み込まれて使用される。図12は自動車の乗員室に装備される座席シート40を示す。座席シート40は着座シート40aと背もたれシート40bとで構成され、着座シート40aの高さHを調整するシートリフタ部41などを備えている。着座シート40aの高さHの調整はシートリフタ部41の操作レバー41aによって行う。
図13はシートリフタ部41の一構造例を概念的に示す。シートスライドアジャスタ41bのスライド可動部材41gにリンク部材41c,41dの一端がそれぞれ回動自在に枢着される。リンク部材41c,41dの他端はそれぞれ着座シート40aに回動自在に枢着される。リンク部材41cの他端はリンク部材41eを介してセクターギヤ41fに回動自在に枢着される。セクターギヤ41fは着座シート40aに回動自在に枢着され、支点41h回りに揺動可能である。リンク部材41dの他端は着座シート40aに回動自在に枢着される。
一方、レバー側クラッチ部11のレバー側側板13に例えば樹脂製の操作レバー41aが結合され、ブレーキ側クラッチ部12の出力軸22に、回転部材であるセクターギヤ41fと噛合するピニオンギヤ22cが設けられている。このピニオンギヤ22cは、図1および図9に示すように出力軸22の軸部22aの先端に一体的に形成されている。
図14において、操作レバー41aを反時計方向(上側)に揺動操作すると、その方向の入力トルクがクラッチユニット10を介してピニオンギヤ22cに伝達され、ピニオンギヤ22cが反時計方向に回動する。そして、ピニオンギヤ22cと噛合するセクターギヤ41fが時計方向に揺動して、リンク部材41cの他端をリンク部材41eを介して引っ張る。その結果、リンク部材41cとリンク部材41dが共に起立して、着座シート40aの座面が高くなる。
このようにして、着座シート40aの高さHを調整した後、操作レバー41aを開放すると、操作レバー41aが二つのセンタリングばね18,19の弾性力によって時計方向に回動して元の位置(中立状態)に戻る。なお、操作レバー41aを時計方向(下側)に揺動操作した場合は、上記とは逆の動作によって、着座シート40aの座面が低くなる。また、高さ調整後に操作レバー41aを開放すると、操作レバー41aが反時計方向に回動して元の位置(中立状態)に戻る。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 レバー側クラッチ部
12 ブレーキ側クラッチ部
15 入力部材(内輪)
15e テーパ面
22 出力部材(出力軸)
23 静止部材(ブレーキ側外輪)
23a 凹凸部
27 係合子
27e テーパ面
27a 凹凸部
28 弾性部材(コイルばね)
29 カム部
30 弾性部材(エラストマー)
41 シートリフタ部

Claims (6)

  1. 入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達・遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、前記レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなり、
    前記ブレーキ側クラッチ部は、レバー側クラッチ部からの回転トルクが入力される入力部材と、回転が拘束され、凹凸部が形成された静止部材と、回転トルクが出力される出力部材と、前記静止部材と出力部材との間に配設され、静止部材の凹凸部との係合により出力部材からの回転トルクを遮断すると共に静止部材の凹凸部からの離脱により入力部材からの回転トルクを伝達する凹凸部が形成された係合子と、回転トルクの遮断時に前記係合子の凹凸部と前記静止部材の凹凸部との噛み合いにより係合子を静止部材に係合させると共に、回転トルクの伝達時に前記係合子の凹凸部と前記静止部材の凹凸部との噛み合い解除により係合子を静止部材から離脱させる制御手段とを備えたことを特徴とするクラッチユニット。
  2. 前記制御手段は、係合子と出力部材との間に設けられ、前記係合子を静止部材に凹凸部の噛み合いにより係合させる方向に弾性的に付勢する弾性部材と、前記係合子と入力部材との間に設けられ、前記係合子を凹凸部の噛み合い解除により静止部材から離脱させる方向に前記弾性部材の弾性力に抗して変位させるカム部とで構成されている請求項1に記載のクラッチユニット。
  3. 前記係合子は、径方向の変位により前記静止部材と前記出力部材との間で係合・離脱可能とした請求項1又は2に記載のクラッチユニット。
  4. 前記凹凸部は、山形状、矩形状あるいは歯形状のうちから選択されるいずれか一つの形状をなす請求項1〜3のいずれか一項に記載のクラッチユニット。
  5. 前記カム部は、前記係合子あるいは入力部材の少なくとも一方に形成されたテーパ面で構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のクラッチユニット。
  6. 前記レバー側クラッチ部とブレーキ側クラッチ部が自動車用シートリフタ部に組み込まれている請求項1〜5のいずれか一項に記載のクラッチユニット。
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