JP2015171861A - クラッチユニット - Google Patents

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中尾 吾朗
Goro Nakao
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Abstract

【課題】レバー側クラッチ部の軽量コンパクト化。
【解決手段】レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部11と、レバー側クラッチ部11からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部12とからなり、レバー側クラッチ部11は、回転が拘束された外輪13と、外輪13に取り付けられたセンタリングばね14と、センタリングばね14に係合および離脱可能に保持された操作輪15と、凹凸部15aと噛み合い可能な凹凸部16aを有する内輪16とを備え、レバー操作により、外輪13に対してセンタリングばね14との係合状態で操作輪15を回動させ、操作輪15と内輪16を凹凸部15a,16aの噛み合いでトルク伝達可能にし、レバー操作の開放により、凹凸部15a,16aの噛み合い解除で操作輪15を内輪16に対する初期位置に復帰可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部と、そのレバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とを備えたクラッチユニットに関する。
一般に、円筒ころやボール等の係合子を用いるクラッチユニットにおいては、入力部材と出力部材との間にクラッチ部が配設される。このクラッチ部は、前述の入力部材と出力部材との間で円筒ころやボール等の係合子を係合および離脱させることによって、回転トルクの伝達および遮断を制御する構成になっている。
本出願人は、レバー操作により座席シートを上下調整する自動車用シートリフタ部に組み込まれるクラッチユニットを先に提案している(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された従来のクラッチユニット40は、図12に示すように、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部41と、そのレバー側クラッチ部41からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部42とを備えている。
レバー側クラッチ部41は、図12および図13に示すように、側板43および外輪44、内輪45、複数の円筒ころ46、保持器47、内側センタリングばね48および外側センタリングばね49で主要部が構成されている。外輪44の軸方向外側には、その外輪44と共に入力部材を構成する側板43が加締めにより一体的に取り付けられている。この側板43には、上下方向揺動可能な操作レバー(図示せず)が取り付けられる。
側板43および外輪44は、レバー操作により回転トルクが入力される。内輪45は、外輪44からの回転トルクをブレーキ側クラッチ部42に伝達する。円筒ころ46は、外輪44と内輪45との間に形成された楔すきま50での係合および離脱により外輪44からの回転トルクの伝達および遮断を制御する。保持器47は、複数の円筒ころ46を円周方向等間隔に保持する。内側センタリングばね48は、外輪44からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力で保持器47を中立状態に復帰させる。外側センタリングばね49は、外輪44からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力で外輪44を中立状態に復帰させる。
ブレーキ側クラッチ部42は、図12および図14に示すように、回転が拘束された静止部材である外輪51、カバー52および側板53と、回転トルクが出力される出力部材である出力軸54と、外輪51と出力軸54との間に形成された楔すきま58での係合および離脱によりレバー側クラッチ部41の内輪45からの回転トルクの伝達と出力軸54からの回転トルクの遮断を制御する複数対の円筒ころ55と、各対の円筒ころ55間に介挿され、それら円筒ころ55同士に離反力を付勢する断面N字形の板ばね56とで主要部が構成されている。
外輪51の軸方向内側および軸方向外側には、その外輪51と共に静止部材を構成するカバー52および側板53が加締めにより一体的に取り付けられている。その側板53には、出力軸54に回転抵抗を付与する摩擦リング57が取り付けられている。内輪45は、円筒ころ55および板ばね56を収容して円周方向等間隔に保持することにより保持器として機能する。側板53から突出する出力軸54の軸端部は、自動車用シートリフタ部に連結される。
前述の構成からなるレバー側クラッチ部41では、レバー操作により外輪44に回転トルクが入力されると、円筒ころ46が外輪44と内輪45との間の楔すきま50に係合し、その円筒ころ46を介して内輪45に回転トルクが伝達されて内輪45が回転する。この時、外輪44および保持器47の回転に伴って両センタリングばね48,49に弾性力が蓄積される。その回転トルクの入力がなくなると、両センタリングばね48,49の弾性力により保持器47および外輪44が中立状態に復帰する一方で、内輪45は、与えられた回転位置をそのまま維持する。従って、この外輪44の回転繰り返し、つまり、操作レバーのポンピング操作により、内輪45は寸動回転する。
前述の構成からなるブレーキ側クラッチ部42では、出力軸54に回転トルクが逆入力されると、円筒ころ55がその出力軸54と外輪51との間の楔すきま58と係合して出力軸54が外輪51に対してロックされる。このようにして、出力軸54から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部42によってロックされてレバー側クラッチ部41への還流が遮断される。
一方、ブレーキ側クラッチ部42では、レバー側クラッチ部41から回転トルクが内輪45に入力されると、内輪45が回転し円筒ころ55と当接して板ばね56の弾性力に抗して円筒ころ55を押圧することにより、その円筒ころ55が外輪51と出力軸54との間の楔すきま58から離脱してロック状態が解除され、出力軸54は回転可能となる。内輪45がさらに回転することにより、内輪45からの回転トルクが出力軸54に伝達され、出力軸54が回転する。前述したように、内輪45が寸動回転すれば、出力軸54も寸動回転することになる。
特開2012−31913号公報
ところで、特許文献1に開示された従来のクラッチユニット40におけるレバー側クラッチ部41は、外輪44と内輪45との間に形成された楔すきま50に複数の円筒ころ46を配設し、その楔すきま50での円筒ころ46の係合により外輪44からの回転トルクを内輪45に伝達すると共に、楔すきま50での円筒ころ46の離脱により内輪45の回転位置を維持するように制御している。
以上のような構造を具備したローラタイプのレバー側クラッチ部41の場合、摩擦抵抗を利用するために円筒ころ46の軸方向長さが必要である。また、レバー側クラッチ部41の構造も複雑で重量も大きくなり、クラッチユニット全体のサイズも大きくなっているというのが現状であった。さらに、楔すきま50で円筒ころ46が係合あるいは離脱する際に、外輪44あるいは内輪45に対して円筒ころ46の滑りが発生する可能性がある。このような円筒ころ46の滑りが発生すると、内輪45からの回転トルクの伝達を円滑かつ確実に行うことが困難となる。また、内輪45からの回転トルクを伝達する場合、円筒ころ46の滑りによりタイミング的なずれが生じてトルク伝達のロスとなる。
近年では、自動車の燃費向上のために車両空間が小さくなり、自動車の軽量化が求められており、自動車用シートリフタ部についても小型軽量化が要望されている。このようなシートリフタ部に組み込まれるクラッチユニット40がローラタイプのレバー側クラッチ部41を具備していることから、コンパクト設計の実現が困難であるというのが現状である。
そこで、本発明は前述の改善点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、レバー側クラッチ部の外輪からの回転トルクを内輪へ確実に伝達すると共にレバー側クラッチ部の軽量コンパクト化を容易に実現し得るクラッチユニットを提供することにある。
本発明に係るクラッチユニットは、入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなる基本構成を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明のクラッチユニットにおけるレバー側クラッチ部は、回転が拘束された静止部材と、その静止部材に取り付けられた弾性部材と、その弾性部材に係合および離脱可能に保持された入力部材と、その入力部材に形成された凹凸部と噛み合い可能な凹凸部を有する中間部材とを備え、レバー操作により、静止部材に対して弾性部材との係合状態で入力部材を回動させ、その入力部材を弾性部材から離脱させた上で入力部材と中間部材を凹凸部の噛み合いでもってトルク伝達可能にし、レバー操作の開放により、凹凸部の噛み合い解除でもって入力部材を弾性部材の弾性復元力により中間部材に対する初期位置に復帰可能としたことを特徴とする。
本発明のレバー側クラッチ部では、従来のクラッチユニットで使用していた円筒ころの係合および離脱に代えて、入力部材に形成された凹凸部と中間部材に形成された凹凸部との噛み合いおよびその解除により、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するような構造としたことによって、レバー側クラッチ部における構造の簡易化が図れ、レバー側クラッチ部における部品点数の削減に伴ってクラッチユニット全体の軽量コンパクト化が図れる。また、係合子の滑りが発生することも抑制できるので、入力部材からの回転トルクの伝達および遮断を円滑かつ確実に行うことができる。
本発明において、弾性部材はその中央部が静止部材に固定されたC字状をなすと共に、入力部材はその外側に弾性部材が外嵌された筒状をなし、入力部材の外周面に弾性部材の両端部と係合および離脱可能な凹溝が形成され、中間部材は入力部材の内側に配置された軸部を有し、その軸部の外周面に入力部材の内周面の凹凸部と対向する凹凸部が形成されている構造が望ましい。
この構造では、レバー操作時、弾性部材の両端部を入力部材の凹溝に係合させた状態で入力部材を静止部材に対して回動させ、その入力部材の凹溝を弾性部材の両端部から離脱させた上で、入力部材の内周面に形成された凹凸部と中間部材の軸部の外周面に形成された凹凸部との噛み合いでもって入力部材からの回転トルクを中間部材に伝達する。また、レバー操作の開放時、入力部材および中間部材の凹凸部の噛み合い解除でもって入力部材の凹溝を弾性部材の両端部と係合させてその弾性復元力により入力部材を中間部材に対する初期位置に復帰させる。このような構造とすれば、レバー側クラッチ部における構造の簡易化が容易となる。
本発明におけるブレーキ側クラッチ部は、回転トルクが出力される出力部材と、静止部材と出力部材との間に配設され、静止部材に形成された凹凸部と噛み合い可能な凹凸部を有する係合子と、回転トルクの遮断時に係合子を両部材間で凹凸部の噛み合いにより係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子を両部材間で凹凸部の噛み合い解除により離脱させる制御手段とを備えた構造が望ましい。
本発明のブレーキ側クラッチ部でも、従来のクラッチユニットで使用していた円筒ころの係合および離脱に代えて、静止部材に形成された凹凸部と係合子に形成された凹凸部との噛み合いおよびその解除により、レバー側クラッチ部の中間部材から入力される回転トルクの伝達および出力部材から逆入力される回転トルクの遮断を制御するような構造とすれば、ブレーキ側クラッチ部における構造の簡易化も図れ、ブレーキ側クラッチ部における部品点数の削減に伴ってクラッチユニット全体においてより一層の軽量コンパクト化が図れる。また、係合子の滑りが発生することも抑制できるので、レバー側クラッチ部の中間部材から入力される回転トルクの伝達および出力部材から逆入力される回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行うことができる。
本発明に係るクラッチユニットは、レバー側クラッチ部およびブレーキ側クラッチ部を自動車用シートリフタ部に組み込むことで自動車用途として適している。
本発明によれば、入力部材に形成された凹凸部と中間部材に形成された凹凸部との噛み合いおよびその解除により、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するような構造としたことによって、レバー側クラッチ部における構造の簡易化が図れ、レバー側クラッチ部における部品点数の削減に伴ってクラッチユニット全体の軽量コンパクト化が図れる。
また、ローラタイプのクラッチユニットで発生する可能性があった円筒ころの滑りも抑制できるので、入力部材からの回転トルクの伝達および遮断を円滑かつ確実に行うことができる。その結果、レバー側クラッチ部での作動性を向上させることができ、トルク伝達のロスが少ない高性能のクラッチユニットを提供できる。
本発明の実施形態で、クラッチユニットの全体構成を示す組立分解斜視図である。 図1のクラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図2のカバーを外した状態でのA方向矢視図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 出力軸および摩擦リングを示す部分側面図である。 (A)(B)はレバー側クラッチ部の動作を説明するための図である。 (A)(B)はレバー側クラッチ部の動作を説明するための図である。 ブレーキ側クラッチ部の動作を説明するための図である。 自動車の座席シートを示す斜視図である。 シートリフタ部の構造例を示す概略構成図である。 図10の要部拡大図である。 従来のクラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図12のC−C線に沿う断面図である。 図12のD−D線に沿う断面図である。
本発明の実施形態におけるクラッチユニット10は、図1に示すように、入力側に設けられたレバー側クラッチ部11と、出力側に設けられたブレーキ側クラッチ部12とをユニット化した構造となっている。レバー側クラッチ部11は、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御する。ブレーキ側クラッチ部12は、レバー側クラッチ部11からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断する逆入力遮断機能を有する。
レバー側クラッチ部11は、図1、図2および図3に示すように、回転が拘束された静止部材としての外輪13と、その外輪13に取り付けられた弾性部材としてのセンタリングばね14と、そのセンタリングばね14に係合および離脱可能に保持された入力部材としての操作輪15と、その操作輪15に形成された凹凸部15aと噛み合い可能な凹凸部16aを有する中間部材である内輪16とで主要部が構成されている。なお、外輪13には、その開口部を閉塞することにより異物の侵入を防止するカバー17が取り付けられている。また、操作輪15には、自動車用シートリフタ部の操作レバー(図示せず)が取り付けられる。
外輪13は、操作輪15が収容された筒状部13aと、その筒状部13aの出力側端部を径方向外側に延在させることにより筒状部13aと一体的に形成されたフランジ部13bとからなる。この筒状部13aの内周面の入力側端部および出力側端部には、その内周面よりも大径の内周面を持つ凹部13c,13dがそれぞれ形成されている。また、筒状部13aの周方向一部には、その内側から外側へ貫通するように切欠き開口部13eが形成されている。さらに、フランジ部13bの周方向の3箇所(120°等間隔位置)には、切欠き凹部13fが形成されている。なお、この外輪13は、軽量化のために樹脂製であることが望ましいが、それ以外の素材であってもよい。
センタリングばね14は、例えば断面円形のC字状部材である。センタリングばね14の中央部には、径方向外側へ凸状に彎曲成形された引掛部14aが設けられている。この引掛部14aの内側に外輪13の凹部13cの端面に植設されたピン13gを配置すると共に、外輪13の凹部13cの外周面に引掛部14aの形状に合わせて形成された凹陥部13hにその引掛部14aを嵌合させることにより、そのピン13gを支点としてセンタリングばね14をその弾性力に抗して回動可能としている。また、センタリングばね14の両端部には、径方向内側へV字状に屈曲成形された係止部14bが設けられている。なお、センタリングばね14の断面形状は、円形以外に矩形状であってもよく、その形状は任意である。
操作輪15は、例えば焼結材からなる筒状部15bと、その筒状部15bの周方向一部を径方向外側へ延在させることにより筒状部15bと一体的に形成された棒状部15cとで構成されている。棒状部15cには、自動車用シートリフタ部の操作レバーがねじ止め等により固定される。この操作輪15の筒状部15bは、外輪13の筒状部13aの内側に収容配置され、その棒状部15cは、外輪13の切欠き開口部13eに周方向移動可能に配置されている。上下方向でのレバー操作時に棒状部15cが外輪13の周方向に沿って移動するに際して、その棒状部15cが切欠き開口部13eの周方向端面に当接することにより、棒状部15c(操作レバー)の移動範囲を規制するようにしている。筒状部15bの内周面には、その周方向に沿う2箇所に内輪16の凹凸部16aと噛み合い可能なギヤ歯形状の凹凸部15aが形成されている。この操作輪15の凹凸部15aは、上側操作および下側操作での操作レバーの移動範囲に合致させた領域で筒状部15bの内周面に部分的に設けられている。筒状部15bの外周面には、棒状部15cの両側近傍部位に凹溝15dが形成され、その凹溝15dにセンタリングばね14の係止部14bが係合および離脱可能となっている。なお、この操作輪15は、複雑で型物に適した形状である点から焼結材で製作することが望ましいが、それ以外の素材で製作することも可能である。
内輪16は、レバー側クラッチ部11に配置された軸部16bと、ブレーキ側クラッチ部12に配置され、軸部16bの出力側端部に一体的に設けられた大径部16cとで構成されている。この軸部16bの外周面には、その全周に亘って操作輪15の凹凸部15aと噛み合い可能なギヤ歯形状の凹凸部16aが形成されている。この内輪16の軸部16bは、操作輪15の筒状部15bの内側に収容配置されている。また、内輪16の大径部16cは、外輪13の出力側端部に位置する凹部13dに収容配置されている。この内輪16の軸部16bの外径は、前述の操作輪15の筒状部15bの内径よりも小さくなっており、軸部16bの外周面と筒状部15bの内周面との間に環状の隙間が形成されている。なお、この内輪16は、型物での製作に適している点から焼結材で製作することが望ましいが、それ以外の素材で製作することも可能である。
カバー17は、キャップ形状をなす樹脂製部材であり、周縁部の一部に操作輪15の棒状部15cが外部に導出可能なように外輪13の切欠き開口部13eに対応させて切欠き部17aが設けられている。このカバー17は、外輪13の筒状部13aの外周面に形成された凹段部13iに嵌合させることにより外輪13に装着されている。なお、このカバー17は、軽量化のために樹脂製であることが望ましいが、それ以外の素材であってもよい。
一方、ブレーキ側クラッチ部12は、ロック型と称されるタイプで逆入力遮断機能を有するもので、図1、図2および図4に示すように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが入力される入力部材としての内輪16と、回転が拘束された静止部材としての外輪18および側板19と、出力部材としての出力軸20と、外輪18と出力軸20との間での係合により出力軸20から逆入力される回転トルクを遮断すると共に、外輪18と出力軸20との間での離脱により内輪16から入力される回転トルクを伝達する複数(図では3個)の係合子21と、回転トルクの遮断時に係合子21を外輪18と出力軸20との間で凹凸部18a,21aの噛み合いにより係合させると共に、回転トルクの伝達時に係合子21を外輪18と出力軸20との間で凹凸部18a,21aの噛み合い解除により離脱させる制御手段とで主要部が構成されている。なお、側板19には、出力軸20に回転抵抗を付与する樹脂製の摩擦リング22が取り付けられている。
内輪16は、前述したように、レバー側クラッチ部11を構成する中間部材でもある。この内輪16の大径部16cの出力側端部には、軸方向に部分的に突出させた3つの柱部16dが円周方向等間隔に配設されている。内輪16の柱部16dには、周方向に沿って張り出す腕部16eが形成され、その腕部16eの内周面にテーパ面16fが形成されている。この実施形態では柱部16dの数を3つとしているが、その数は任意である。
外輪18は、その内周面に係合子21の凹凸部21aと噛み合い可能なギヤ歯形状の凹凸部18aが全周に亘って形成されている。なお、外輪18の内周面の出力側端部には、凹凸部18aが形成されていない円筒面状の凹部18bが設けられている。この外輪18の外周面には、レバー側クラッチ部11の外輪13の切欠き凹部13fと対応させて、周方向の3箇所(120°等間隔位置)に切欠き凹部18cが形成されている。外輪18の内周面の凹凸部18aは、内輪16の柱部16dの外周面と摺接するようになっている。
側板19は、円盤状をなし、その外周縁部には、径方向外側に延在する3つのフランジ部19aと、軸方向入力側に屈曲した3つの爪部19bとが設けられている。フランジ部19aには自動車用シートリフタ部への取付孔19cが形成されている。この実施形態ではフランジ部19aの数を3つとしているが、その数は任意である。爪部19bは、静止側部材としてレバー側クラッチ部11の外輪13およびブレーキ側クラッチ部12の外輪18と一体化するためのものである。この爪部19bは、その先端部が二股状をなし、側板19の周方向3箇所に形成されている。各爪部19bは、外輪13,18の切欠き凹部13f,18cに挿入され、その二股状先端部を外側へ加締めることにより、側板19を外輪13,18に固定する機能を持つ。この爪部19bは外輪13,18の切欠き凹部13f,18cと対応させて3つとしているが、その数は任意である。
出力軸20は、外輪18の凹部18bに摺動自在に嵌合する円盤部20aと、その円盤部20aに同軸的に設けられたピニオンギヤ20bおよび軸部20cとで構成されている。ピニオンギヤ20bは、自動車用シートリフタ部に連結するためのもので、円盤部20aから外部へ突出するように形成されている。また、軸部20cは、円盤部20aのレバー側クラッチ部側へ突出するように形成され、内輪16の大径部16cと対向するように柱部16dの内周面と摺動自在に配置されている。この軸部20cの周方向3箇所(120°等間隔位置)には、径方向に延びる凹陥部20dが形成されている。
係合子21は、略T字形状をなし、径方向外側に位置する頭部21bの円弧状外周面には、外輪18の凹凸部18aと噛み合い可能なギヤ歯状の凹凸部21aが形成され、径方向内側に位置する脚部21cが、出力軸20の軸部20cに形成された凹陥部20dに径方向に沿って突出退入自在に嵌挿されている。また、係合子21の頭部21bの径方向内側で出力軸20の軸部20cとの間には、周方向に沿って張り出すように腕部21dが形成されている。この係合子21は、内輪16の大径部16c、出力軸20の軸部20cおよび外輪18で囲まれた空間に配置されている。この実施形態では係合子21の数を3つとしているが、その数は任意である。
制御手段は、係合子21の脚部21cと出力軸20の凹陥部20dとの間に配設された弾性部材であるコイルばね23と、内輪16の柱部16dに周方向に沿って張り出すように形成された腕部16eと、係合子21に周方向に張り出すように形成された腕部21dとで構成されている。コイルばね23は、係合子21の凹凸部21aと外輪18の凹凸部18aとの噛み合いによりその係合子21を外輪18に係合させる方向、つまり、径方向外側へ向けて弾性力に付勢する。また、係合子21の腕部21dの外周面にはテーパ面21eが形成され、内輪16の腕部16eの内周面にはテーパ面16fが形成されている。両腕部21d,16eで相互に当接するテーパ面21e,16fは、係合子21を凹凸部18a,21aの噛み合い解除により外輪18から離脱させる方向、つまり、径方向内側へ向けてコイルばね23の弾性力に抗して変位させる機能を発揮する。
摩擦リング22は、図5に示すように、円環状部22aの外周に4つのリブ部22bを設けた構造をなし、出力軸20と側板19との間に所定の締め代でもって圧入されている。つまり、側板19の中央に摩擦リング22の円環状部22aが圧入される孔19dが形成され、その孔19dの周囲に摩擦リング22のリブ部22bが圧入される凹溝19eが形成されている。摩擦リング22は、そのリブ部22bでもって側板19に対する回り止めとし、円環状部22aの内周面と出力軸20のピニオンギヤ根元部位20eの外周面との間に生じる摩擦力によって、出力軸20に回転抵抗を付与するようにしている。このように、摩擦リング22により出力軸20に回転抵抗を付与することにより、その出力軸20に内輪16と同一方向に回転トルクが加わっている場合でも、係合子21が径方向内側へ変位して凹凸部18a,21aの噛み合いが解除されても、その係合子21が即座に径方向外側へ向かって変位する状態となることを未然に防止できる。
以上の構成からなるレバー側クラッチ部11およびブレーキ側クラッチ部12を具備したクラッチユニット10の動作例を、前者のレバー側クラッチ部11、後者のブレーキ側クラッチ部12の順で以下に詳述する。なお、以下では、自動車用シートリフタ部に設けられた操作レバーを下方向に動かした場合(下側操作)について説明するが、操作レバーを上方向に動かした場合(上側操作)は、同様な逆動作となるだけであるため、重複説明は省略する。
図6(A)はレバー側クラッチ部11の初期状態を示す。この初期状態では、操作輪15の筒状部15bの軸中心O15は、内輪16の軸部16bの軸中心O16と一致している。レバー側クラッチ部11では、図6(B)に示すように、自動車用シートリフタ部の操作レバーが取り付けられた操作輪15に図示時計方向の回転トルクが入力されると、その操作輪15を保持するセンタリングばね14が外輪13のピン13gを支点とし、その弾性力に抗して回動する。このセンタリングばね14および操作輪15の回動により、その操作輪15の内周面の凹凸部15a(図示上側の凹凸部)が内輪16の軸部16bの凹凸部16aに噛み合う。これと同時に、操作輪15の筒状部15bの外周面が外輪13の筒状部13aの内周面に接触する。この時、内輪16の軸部16bの外径が操作輪15の筒状部15bの内径よりも小さく設定されていることから、操作輪15の筒状部15bの軸中心O15は、内輪16の軸部16bの軸中心O16から偏心した位置にある。センタリングばね14の両端部の係止部14bは、操作輪15の筒状部15bの凹溝15dに嵌まり込んだ状態となっている。なお、センタリングばね14の変形力は、センタリングばね14の係止部14bが操作輪15の凹溝15dに嵌まり込んだ状態を維持する嵌め合い力よりも小さく設定されていることから、センタリングばね14の係止部14bが操作輪15の凹溝15dから外れることを防止している。
図6(B)の状態からさらに操作レバーを下方向に動かすと、その操作輪15の筒状部15bの外周面が外輪13の筒状部13aの内周面に案内されながら摺接した状態で、操作輪15は、その筒状部15bの軸中心O15が内輪16の軸部16bの軸中心O16から偏心した位置で回転する。この時、操作輪15の内周面の凹凸部15aが内輪16の軸部16bの凹凸部16aに噛み合っているため、内輪16が回転する。この内輪16の回転時、センタリングばね14の係止部14bが操作輪15の凹溝15dに嵌まり込んだ状態を維持する嵌め合い力よりも操作輪15の回転力が大きくなるので、図7(A)に示すように、センタリングばね14の係止部14bが操作輪15の凹溝15dから外れる。
図7(A)の状態から、操作レバーを戻すために上方向に若干動かすと、内輪16にはブレーキ側クラッチ部12の摩擦リング22により出力軸20および係合子21を介して回転抵抗が付与されているから、操作レバーを下方向に動かすことで付与された回転位置をそのまま維持する。一方、操作レバーを上方向に若干戻すことにより、図7(B)に示すように、操作輪15の内周面の凹凸部15aと内輪16の軸部16bの凹凸部16aとの噛み合いが解除され、操作輪15の筒状部15bが内輪16の軸部16bに対して同芯となる中心位置に配置され、操作輪15が内輪16に対する初期位置に復帰する。この時、操作輪15の筒状部15bの軸中心O15は、内輪16の軸部16bの軸中心O16と一致する。さらに、操作レバーを上方向に動かすと、操作輪15の筒状部15bの凹溝15dにセンタリングばね14の係止部14bが嵌まり込んで操作輪15が固定され、操作レバーが初期状態に復帰する。
このようにして、操作輪15の回転繰り返し、つまり、操作レバーのポンピング操作により、内輪16は寸動回転する。このレバー側クラッチ部11では、従来のクラッチユニット40で使用していた円筒ころ46(図12および図13参照)の係合および離脱に代えて、操作輪15の凹凸部15aと内輪16の凹凸部16aとの噛み合いおよびその解除により、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するような構造としたことによって、レバー側クラッチ部11における構造の簡易化が容易となる。従って、レバー側クラッチ部11における部品点数の削減に伴ってクラッチユニット全体の軽量コンパクト化が図れる。また、係合子21の滑りが発生することも抑制できるので、操作輪15からの回転トルクの伝達および遮断を円滑かつ確実に行うことができる。
次に、ブレーキ側クラッチ部12では、出力軸20に回転トルクが逆入力されても、図4に示すように、コイルばね23の弾性力により係合子21が径方向外側へ向けて突出方向に付勢されていることから、その係合子21の頭部21bの凹凸部21aが外輪18の凹凸部18aに係合した状態、つまり、係合子21の凹凸部21aと外輪18の凹凸部18aとが噛み合った状態となっている。これにより、出力軸20が静止部材である外輪18に対してロックされる。このようにして、出力軸20から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部12によってロックされてレバー側クラッチ部11への還流が遮断される。
一方、このブレーキ側クラッチ部12では、前述したように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが内輪16に入力されると、図8に示すように、内輪16の腕部16eのテーパ面16fが係合子21の腕部21dのテーパ面21eを押圧することにより(図中のa矢印参照)、係合子21がコイルばね23の弾性力に抗して径方向内側へ押し下げられる。このようにして、係合子21が径方向内側へ押し下げられて変位することにより、係合子21の凹凸部21aが外輪18の凹凸部18aから離脱した状態、つまり、係合子21の凹凸部21aと外輪18の凹凸部18aとの噛み合いが解除された状態となって出力軸20のロック状態が解除され、出力軸20が係合子21を介して内輪16と共に回転する(図中のb矢印参照)。前述したように、内輪16が寸動回転すれば、出力軸20も寸動回転することになる。
この時、内輪16の腕部16eのテーパ面16fが係合子21の腕部21dのテーパ面21eを押圧すると共に(図中のa矢印参照)、内輪16の腕部16eの外周面が係合子21の頭部21bの内周面に当接することにより(図中のc矢印参照)、係合子21が径方向内側へ押し下げられる変位量が規制される。これにより、係合子21の凹凸部21aが外輪18の凹凸部18aから離脱するのに必要最小限の変位量でもって係合子21を径方向内側へ押し下げることができ、係合子21の径方向内側への変位ロスを抑止することができる。
このブレーキ側クラッチ部12でも、従来のクラッチユニット40で使用していた円筒ころ55(図12および図14参照)の係合および離脱に代えて、外輪18に形成された凹凸部18aと係合子21に形成された凹凸部21aとの噛み合いおよびその解除により、レバー側クラッチ部11の内輪16から入力される回転トルクの伝達および出力軸20から逆入力される回転トルクの遮断を制御するような構造とすることにより、ブレーキ側クラッチ部12における構造の簡易化も容易となる。従って、ブレーキ側クラッチ部12における部品点数の削減に伴ってクラッチユニット全体におけるより一層の軽量コンパクト化が図れる。
また、係合子21の滑りが発生することも抑制できるので、レバー側クラッチ部11の内輪16から入力される回転トルクの伝達および出力軸22から逆入力される回転トルクの遮断を円滑かつ確実に行うことができる。特に、自動車用シートリフタ部に組み込まれるクラッチユニット10において、ブレーキ側クラッチ部12は、レバー側クラッチ部11と比較して車両衝突時に大きな衝撃荷重が加わる箇所である。この衝撃荷重が直接的に加わるブレーキ側クラッチ部12では、係合子21の滑りを抑制できることから、衝撃荷重に対するトルク容量アップが容易となる。
図9は自動車の乗員室に装備される座席シート30を示す。座席シート30は着座シート30aと背もたれシート30bとで構成され、着座シート30aの高さHを調整するシートリフタ部31を備えている。先に詳述した構造を具備するクラッチユニット10は、このシートリフタ部31に組み込まれて使用される。着座シート30aの高さHの調整は、着座シート30aの側方に設けられた操作レバー32によって行う。
図10はシートリフタ部31の構造例を概念的に示す。シートスライドアジャスタ31bのスライド可動部材31gにリンク部材31c,31dの一端がそれぞれ回動自在に枢着される。リンク部材31c,31dの他端はそれぞれ着座シート30aに回動自在に枢着される。リンク部材31cの他端はリンク部材31eを介してセクターギヤ31fに回動自在に枢着される。セクターギヤ31fは着座シート30aに回動自在に枢着され、支点31h回りに揺動可能である。リンク部材31dの他端は着座シート30aに回動自在に枢着される。一方、クラッチユニット10では、レバー側クラッチ部11の操作輪15の棒状部15cに操作レバー32が結合され、ブレーキ側クラッチ部12の出力軸20のピニオンギヤ20bにセクターギヤ31fが噛合する。
図11において、操作レバー32を時計方向(下側)に揺動操作すると、その方向の回転トルクがクラッチユニット10を介してピニオンギヤ20bに伝達され、ピニオンギヤ20bが時計方向に回動する。そして、ピニオンギヤ20bと噛合するセクターギヤ31fが反時計方向に揺動して、リンク部材31cの他端をリンク部材31eを介して押すことにより、リンク部材31cとリンク部材31dが共に傾倒して、着座シート30aが低くなる。なお、操作レバー32を反時計方向(上側)に揺動操作した場合は、前述とは逆の動作によって、リンク部材31cとリンク部材31dが共に起立することで、着座シート30aが高くなる。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 レバー側クラッチ部
12 ブレーキ側クラッチ部
13 静止部材(外輪)
14 弾性部材(センタリングばね)
15 入力部材(操作輪)
15a 凹凸部
15d 凹溝
16 中間部材(内輪)
16a 凹凸部
16b 軸部
16e 制御手段(腕部)
18 静止部材(外輪)
18a 凹凸部
21 係合子
21a 凹凸部
21d 制御手段(腕部)
23 制御手段(コイルばね)
41 シートリフタ部

Claims (4)

  1. 入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、前記レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなり、
    前記レバー側クラッチ部は、回転が拘束された静止部材と、前記静止部材に取り付けられた弾性部材と、前記弾性部材に係合および離脱可能に保持された入力部材と、前記入力部材に形成された凹凸部と噛み合い可能な凹凸部を有する中間部材とを備え、レバー操作により、静止部材に対して弾性部材との係合状態で入力部材を回動させ、その入力部材を弾性部材から離脱させた上で入力部材と中間部材を凹凸部の噛み合いでもってトルク伝達可能にし、レバー操作の開放により、前記凹凸部の噛み合い解除でもって入力部材を弾性部材の弾性復元力により中間部材に対する初期位置に復帰可能としたことを特徴とするクラッチユニット。
  2. 前記弾性部材はその中央部が静止部材に固定されたC字状をなすと共に、前記入力部材はその外側に弾性部材が外嵌された筒状をなし、入力部材の外周面に弾性部材の両端部と係合および離脱可能な凹溝が形成され、前記中間部材は入力部材の内側に配置された軸部を有し、その軸部の外周面に入力部材の内周面の凹凸部と対向する凹凸部が形成されている請求項1に記載のクラッチユニット。
  3. 前記ブレーキ側クラッチ部は、回転トルクが出力される出力部材と、前記静止部材と出力部材との間に配設され、静止部材に形成された凹凸部と噛み合い可能な凹凸部を有する係合子と、回転トルクの遮断時に前記係合子を両部材間で凹凸部の噛み合いにより係合させると共に、回転トルクの伝達時に前記係合子を両部材間で凹凸部の噛み合い解除により離脱させる制御手段とを備えた請求項1又は2に記載のクラッチユニット。
  4. 前記レバー側クラッチ部とブレーキ側クラッチ部が自動車用シートリフタ部に組み込まれている請求項1〜3のいずれか一項に記載のクラッチユニット。
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