JP5942625B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
主プロセッサは、第1CPUと第2CPUを有し、その2つのCPUにより、制御対象を制御するための制御処理を行う。
また、副プロセッサは、制御処理のうち、ガード処理を実行するようになっている。
例えば、第1CPUと第2CPUとのうち、判別手段により異常と判別されたCPUの動作を停止させると共に、他方のCPU(即ち、正常な方のCPU)の動作モードを、制御処理の全てを実行する特別モードに切り替える切替手段を、主プロセッサに設けることが考えられる。その切替手段を設ければ、第1CPUと第2CPUとのうちの一方が異常になっても、正常な方のCPUにより、ガード処理も含めて制御処理を続行することができ、制御の信頼性を一層向上させることができる。また例えば、判別手段は、主プロセッサ及び副プロセッサとは別のハードウェアによって実現しても良いが、副プロセッサが判別手段として機能するようになっていれば、ハードウェアを少なくすることができるため有利である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)11は、車両のエンジン13への吸入空気量を調節するスロットル15と、エンジン13の出力を車輪の駆動軸(図示省略)に伝達する変速機(オートマチックトランスミッション:AT)17とを制御する。
次に、図2に示すように、主プロセッサ41は、第1CPU1(以下単に、CPU1という)と、第2CPU2(以下単に、CPU2という)と、を備えている。
次に、主プロセッサ41が行うスロットル制御処理と変速機制御処理について説明する。
図3に示すように、スロットル制御処理は、センサ入力処理P1と、ドラビリ補正処理P2(尚、ドラビリは、ドライバビリティの略)と、アイドル回転補正処理P3と、スロットル開度算出処理P4と、モータ制御処理P5と、スロットル制御のガード処理P6とによって構成されている。
スロットル開度ガード値算出処理P6aでは、アクセルセンサ信号とブレーキスイッチ信号の各値を、RAM4の入力情報格納領域から読み取って、その各値からアクセル操作量とブレーキ操作の有無を検出し、更に、それらの検出値から、車両の加速度が不要に所定値以上になってしまう(つまり、車両が不要に急加速する)と考えられるスロットル開度よりも小さいスロットル開度を、スロットル開度ガード値として決定する。
図4に示すように、変速機制御処理は、センサ入力処理P11と、変速判断処理P12と、ライン圧処理P13と、ライン圧ソレノイド出力処理P14と、第1変速用ソレノイド処理P15と、第2変速用ソレノイド処理P16と、第3変速用ソレノイド処理P17と、第4変速用ソレノイド処理P18と、変速機制御のガード処理P19とによって構成されている。
変速ギア段ガード値算出処理P19aでは、車速センサ信号のパルス間隔と変速用ソレノイド駆動状態信号の各値とを、RAM4の入力情報格納領域から読み取って、その各値から、車速と変速用ソレノイド31〜34の現在の駆動状態(作動しているか否か)とを検出し、更に、変速用ソレノイド31〜34の現在の駆動状態から、現在のギア段を判別する。尚、現在のギア段は、前述した変速用ソレノイドの組み合わせとギア段との対応関係(図5参照)に基づき判別される。
主プロセッサ41において、スロットル制御処理は、例えば一定時間毎に実行される。
比較器6は、主プロセッサ41の動作モードがロックステップモードの場合に動作する。
副プロセッサ42は、主プロセッサ41からの不一致演算結果、不一致処理ID及び不一致処理入力データを、通信装置55によって受信すると、図10の処理を開始する。
そして、図11に示すように、切替部7は、副プロセッサ42からの異常側CPU情報を通信装置5から取得し、その異常側CPU情報に基づいて、CPU1,2のうち、副プロセッサ42により異常と判別されたCPU(以下、異常側CPUという)を特定する(S710)。そして更に、切替部7は、CPU1,2のうち、異常側CPUの動作を停止させると共に、異常側CPUとは異なる方のCPU(以下、正常側CPUという)の動作モードを、制御処理(本実施形態ではスロットル制御処理及び変速機制御処理)の全てを実行する特別モードに切り替える(S720)。
図12に示すように、正常側CPUは、特別モード処理を開始すると、まず、スロットル制御処理の基本処理P1〜P5を実行し(S810)、次に、変速機制御の基本処理P11〜P18を実行する(S820)。そして更に、スロットル制御のガード処理P6を実行し(S830)、次に、変速機制御のガード処理P19を実行する(S840)。
そして、CPU1,2が正常に動作していれば、CPU1によるガード処理の演算結果と、CPU2によるガード処理の演算結果は、同じになり、比較器6により不一致は検出されない(S505:NO)。
そして、副プロセッサ42が、不一致処理IDによって示されるガード処理を、不一致処理入力データを用いて実行することにより、不一致演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と2つの不一致演算結果とを比較して、CPU1,2のうち、異常な方のCPUを判別する。そして更に、副プロセッサ42は、異常側CPU情報を主プロセッサ41へ送信する。
このため、ECU11では、CPU1,2のうち、異常と判別した方のCPUの動作を停止させると共に、正常な方のCPUに制御処理を実行させている。
その上、ECU11では、主プロセッサ41の切替部7が、CPU1,2のうちの正常側CPUに、ガード処理も含めて制御処理の全てを実行させるため(S810〜S840)、車両の走行を安全に継続させることができ、制御の信頼性を一層向上させることができる。更に、車両が停止してから主プロセッサ41をリセットするため(S850:YES,S860)、車両が停止した安全状態にて、正常状態に復帰することができる。
尚、本実施形態では、ガード処理が制御別に2つあるため、主プロセッサ41から副プロセッサ42へ不一致処理IDを送信することにより、副プロセッサ42で実行すべきガード処理を指示するようになっているが、ガード処理が1つであれば、不一致処理IDの送信は不要である。
次に、第2実施形態のECUについて説明するが、そのECUの符号としては、第1実施形態と同じ“11”を用いる。また、第1実施形態と同様の構成要素や処理についても、第1実施形態と同じ符号を用いる。そして、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
(1)主プロセッサ41は、ロックステップモードにならないプロセッサ(つまり、ロックステップ機能を持たないプロセッサ)であり、その主プロセッサ41には、比較器6がない。そして、主プロセッサ41のCPU1,2は、常にフリーステップモードで処理を実行する。
そして更に、CPU1が、変速機制御のガード処理P19を実行し(S930)、それと並行して、CPU2も、変速機制御のガード処理P19を実行する(S1030)。
尚、図14の例では、スロットル制御の基本処理P1〜P5と、変速機制御の基本処理P11〜P18とを、制御処理におけるガード処理P6,P19以外の基本処理とし、その基本処理の一部である基本処理P1〜P5を、CPU1が実行し、残りの別部分である基本処理P11〜P18を、CPU2が実行するようにしているが、例えば、第1実施形態と同様に、基本処理P1〜P5をCPU1,2で分担して実行したり、基本処理P11〜P18をCPU1,2で分担して実行するようにしても良い。
次にS1220にて、ガード処理P6,P19の各々について、第1及び第2の演算結果が不一致である(相違している)か否かを判定し、第1及び第2の演算結果が不一致でなければ(つまり、同じであれば)、そのまま処理を終了する。
第3実施形態のECU11では、第1または第2実施形態のECU11と比較すると、スロットル制御処理の構成が図17に示すようになっている。
そして、モータ電源遮断処理P6cでは、モータ制御処理P5で決定された要求開度がスロットル開度ガード値以下であれば、モータ19に電源を供給する電源リレー61をオンさせるが、要求開度がスロットル開度ガード値よりも大きければ、電源リレー61をオフさせて、モータ19への電源供給を停止することにより、実スロットル開度が基本処理によってスロットル開度ガード値を上回ってしまうことを阻止する。
[第4実施形態]
第4実施形態のECU11では、第1または第2実施形態のECU11と比較すると、スロットル制御処理の構成が図18に示すようになっている。
また、上記各実施形態のECU11は、スロットル制御と変速機制御との両方を行うものであったが、それらの何れか一方を行うものであっても良い。
Claims (15)
- 第1CPU(1)と第2CPU(2)を有し、その2つのCPU(1,2)により、制御対象(15,17)を制御するための制御処理を行う主プロセッサ(41)と、
前記主プロセッサとは別の副プロセッサ(42)と、
を備えた電子制御装置(11)において、
前記制御処理には、
前記制御対象の目標状態を決定して、前記制御対象を該目標状態にさせる基本処理(P1〜P5,P7,P11〜P18)と、
前記制御対象の許容限界状態を決定すると共に、前記制御対象の状態が前記基本処理によって該許容限界状態を逸脱してしまうことを阻止するガード処理(P6,P19)と、が含まれており、
前記第1CPUが、前記基本処理のうちの一部を実行し、
前記第2CPUが、前記基本処理のうち、前記一部とは別の部分を実行し、
前記第1CPUと前記第2CPUとの両方が、前記ガード処理を実行するようになっており、
前記副プロセッサは、前記制御処理のうち、前記ガード処理だけを実行するようになっており、
当該電子制御装置は、
前記副プロセッサによる前記ガード処理の演算結果と、前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果と、前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別する判別手段(42)を備えていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置において、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記判別手段により異常と判別されたCPUの動作を停止させると共に、他方のCPUの動作モードを、前記制御処理の全てを実行する特別モードに切り替える切替手段(7)を備えていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項2に記載の電子制御装置において、
前記副プロセッサが、前記判別手段として機能すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項3に記載の電子制御装置において、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果と前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果とを比較する比較器(6)と、
前記比較器によって前記第1CPUによる演算結果と前記第2CPUによる演算結果とが相違したことが検出された場合に、その相違した2つの演算結果を、どのCPUによる演算結果であるかを識別可能にして前記副プロセッサへ送信すると共に、前記ガード処理に関する入力データであって、前記第1CPU及び前記第2CPUの両方が前記相違した2つの演算結果を求めるのに使用した入力データも、前記副プロセッサへ送信する送信手段(5)と、を備え、
前記副プロセッサは、
前記主プロセッサから、前記2つの演算結果と前記入力データとを受信し、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記2つの演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記2つの演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別し、更に、その異常と判別したCPUを識別可能な情報を、前記主プロセッサに送信するようになっており、
前記主プロセッサの前記切替手段は、
前記副プロセッサからの前記情報に基づいて、前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記副プロセッサにより異常と判別されたCPUを特定すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項4に記載の電子制御装置において、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUと前記第2CPUとが同じ処理を実行するロックステップモードと、前記第1CPUと前記第2CPUとが別々の処理を実行可能なフリーステップモードとに、動作モードが切り替え可能なプロセッサであると共に、
前記ガード処理を前記ロックステップモードで実行し、前記基本処理を前記フリーステップモードで実行するようになっており、
前記比較器は、当該主プロセッサの動作モードが前記ロックステップモードの場合に動作すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項3に記載の電子制御装置において、
前記主プロセッサは、
所定時間毎に、前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果である第1の演算結果と、前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果である第2の演算結果とを、どのCPUによる演算結果であるかを識別可能にして前記副プロセッサへ送信すると共に、前記ガード処理に関する入力データであって、前記第1CPU及び前記第2CPUの両方が前記第1及び第2の演算結果を求めるのに使用した入力データも、前記副プロセッサへ送信する送信手段(5)を備え、
前記副プロセッサは、
前記主プロセッサから、前記第1及び第2の演算結果と前記入力データとを受信し、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記第1及び第2の演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記第1及び第2の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別し、更に、その異常と判別したCPUを識別可能な情報を、前記主プロセッサに送信するようになっており、
前記主プロセッサの前記切替手段は、
前記副プロセッサからの前記情報に基づいて、前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記副プロセッサにより異常と判別されたCPUを特定すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項6に記載の電子制御装置において、
前記副プロセッサは、
前記ガード処理を実行する前に、前記第1及び第2の演算結果が相違しているか否かを判定し、前記第1及び第2の演算結果が相違していると判定した場合に、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記第1及び第2の演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記第1及び第2の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 第1CPU(1)と第2CPU(2)を有し、その2つのCPU(1,2)により、制御対象(15,17)を制御するための制御処理を行う主プロセッサ(41)と、
前記主プロセッサとは別の副プロセッサ(42)と、
を備えた電子制御装置(11)において、
前記制御処理には、
前記制御対象の目標状態を決定して、前記制御対象を該目標状態にさせる基本処理(P1〜P5,P7,P11〜P18)と、
前記制御対象の許容限界状態を決定すると共に、前記制御対象の状態が前記基本処理によって該許容限界状態を逸脱してしまうことを阻止するガード処理(P6,P19)と、が含まれており、
前記第1CPUが、前記基本処理のうちの一部を実行し、
前記第2CPUが、前記基本処理のうち、前記一部とは別の部分を実行し、
前記第1CPUと前記第2CPUとの両方が、前記ガード処理を実行するようになっており、
前記副プロセッサは、前記制御処理のうち、前記ガード処理を実行するようになっており、
当該電子制御装置は、
前記副プロセッサによる前記ガード処理の演算結果と、前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果と、前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別する判別手段(42)を備え、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記判別手段により異常と判別されたCPUの動作を停止させると共に、他方のCPUの動作モードを、前記制御処理の全てを実行する特別モードに切り替える切替手段(7)を備え、
前記副プロセッサが、前記判別手段として機能し、
前記主プロセッサは、
所定時間毎に、前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果である第1の演算結果と、前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果である第2の演算結果とを、どのCPUによる演算結果であるかを識別可能にして前記副プロセッサへ送信すると共に、前記ガード処理に関する入力データであって、前記第1CPU及び前記第2CPUの両方が前記第1及び第2の演算結果を求めるのに使用した入力データも、前記副プロセッサへ送信する送信手段(5)を備え、
前記副プロセッサは、
前記主プロセッサから、前記第1及び第2の演算結果と前記入力データとを受信し、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記第1及び第2の演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記第1及び第2の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別し、更に、その異常と判別したCPUを識別可能な情報を、前記主プロセッサに送信するようになっており、
前記主プロセッサの前記切替手段は、
前記副プロセッサからの前記情報に基づいて、前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記副プロセッサにより異常と判別されたCPUを特定すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項8に記載の電子制御装置において、
前記副プロセッサは、
前記ガード処理を実行する前に、前記第1及び第2の演算結果が相違しているか否かを判定し、前記第1及び第2の演算結果が相違していると判定した場合に、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記第1及び第2の演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記第1及び第2の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の電子制御装置において、
前記制御対象は、車両のエンジン(13)への吸入空気量を調節するスロットル(15)であり、
前記ガード処理(P6)は、前記許容限界状態として、前記スロットルの開度の上限値を決定し、前記スロットルの開度が前記上限値を上回ることを阻止する処理であること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項10に記載の電子制御装置において、
前記ガード処理(P6)には、前記スロットルの開度が前記上限値を上回ることを阻止するための処理として、前記スロットルを動作させるアクチュエータ(19)への電源供給を停止する処理(P6c)が含まれていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の電子制御装置において、
前記制御対象は、車両の変速機(17)であり、
前記ガード処理(P19)は、前記許容限界状態として、前記変速機の変速比の上限値を決定し、前記変速機の変速比が前記上限値を上回ることを阻止する処理であること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項12に記載の電子制御装置において、
前記ガード処理(P19)には、前記上限値を決定するための処理として、前記車両の走行速度に基づき前記上限値を決定する処理(P19a)が含まれていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項13に記載の電子制御装置において、
前記ガード処理(P19)には、前記上限値を決定するための処理として、前記車両の走行速度と前記変速機の現在の変速比とに基づき前記上限値を決定する処理(19a)が含まれていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 第1CPU(1)と第2CPU(2)を有し、その2つのCPU(1,2)により、制御対象(15,17)を制御するための制御処理を行う主プロセッサ(41)と、
前記主プロセッサとは別の副プロセッサ(42)と、
を備えた電子制御装置(11)において、
前記制御処理には、
前記制御対象の目標状態を決定して、前記制御対象を該目標状態にさせる基本処理(P1〜P5,P7,P11〜P18)と、
前記制御対象の許容限界状態を決定すると共に、前記制御対象の状態が前記基本処理によって該許容限界状態を逸脱してしまうことを阻止するガード処理(P6,P19)と、が含まれており、
前記第1CPUが、前記基本処理のうちの一部を実行し、
前記第2CPUが、前記基本処理のうち、前記一部とは別の部分を実行し、
前記第1CPUと前記第2CPUとの両方が、前記ガード処理を実行するようになっており、
前記副プロセッサは、前記制御処理のうち、前記ガード処理を実行するようになっており、
当該電子制御装置は、
前記副プロセッサによる前記ガード処理の演算結果と、前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果と、前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別する判別手段(42)を備え、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記判別手段により異常と判別されたCPUの動作を停止させると共に、他方のCPUの動作モードを、前記制御処理の全てを実行する特別モードに切り替える切替手段(7)を備え、
前記副プロセッサが、前記判別手段として機能し、
前記主プロセッサは、
前記第1CPUによる前記ガード処理の演算結果と前記第2CPUによる前記ガード処理の演算結果とを比較する比較器(6)と、
前記比較器によって前記第1CPUによる演算結果と前記第2CPUによる演算結果とが相違したことが検出された場合に、その相違した2つの演算結果を、どのCPUによる演算結果であるかを識別可能にして前記副プロセッサへ送信すると共に、前記ガード処理に関する入力データであって、前記第1CPU及び前記第2CPUの両方が前記相違した2つの演算結果を求めるのに使用した入力データも、前記副プロセッサへ送信する送信手段(5)と、を備え、
前記副プロセッサは、
前記主プロセッサから、前記2つの演算結果と前記入力データとを受信し、前記入力データを用いて前記ガード処理を実行することにより、前記2つの演算結果と同じ種類の演算結果を求め、その求めた演算結果と前記2つの演算結果とを比較することにより、前記第1CPUと前記第2CPUとのうちで異常な方のCPUを判別し、更に、その異常と判別したCPUを識別可能な情報を、前記主プロセッサに送信するようになっており、
前記主プロセッサの前記切替手段は、
前記副プロセッサからの前記情報に基づいて、前記第1CPUと前記第2CPUとのうち、前記副プロセッサにより異常と判別されたCPUを特定すること、
を特徴とする電子制御装置。
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