JP5942484B2 - リフトトラック - Google Patents

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Description

本発明は、機体の下方から機体内の所定積込スペースに対してアクセス可能なアームを有するリフトトラックに関するものである。
従来より、機体の下方から機体内の荷室へ例えば重量物である積込対象物を搬入したり、搬出する際に用いられる専用車両として、積込対象物を昇降させるリフトアップ機能を有するアームを有するリフトトラックが知られている。また、車両本体に対して鉛直軸回りに旋回可能なアームを備えたリフトトラックも知られている。アームの先端部には積込対象物を載せるためのテーブルが設置され、このテーブルの載置面(上向き面)を水平に維持したままアームを上下旋回させたり、水平旋回可能に構成されている。
シンフォニアテクノロジー株式会社、[online]、[平成24年3月2日検索]、インターネット〈http://www.sinfo-t.jp/aerospace/product7.htm〉
ところで、このようなリフトトラックでは、アームが所定の鉛直軸回りに水平旋回するため、テーブルは鉛直軸を中心とする円周軌道上で水平移動する。したがって、テーブルを車両本体の前後方向に直交する方向(真横)に直線的に移動させることはできず、アームの水平旋回前後におけるテーブルの位置が車両本体の前後方向においてずれてしまい、テーブル上の積込搬送物も真横に移動させることができない。
また、アームの延伸方向におけるテーブルの向きは常に一定であるため、アームが鉛直軸回りに水平旋回した場合に、テーブル上の積込対象物の向きも鉛直軸を中心とする円周軌道上で移動し、積込搬送物の向きもアームの延伸方向において常に一定である。そのため、たとえば旋回初期位置に位置付けたアームのテーブル上に積込対象物を機体の荷室に対してスムーズに搬送可能な向き(以下、この向きを「正規の向き」と称す)で載置した場合であっても、水平旋回後には、機体の荷室に対して正規の向きではない向きになってしまう。
このような事態に対して従来は、機体近くに停車させた車両本体の位置を修正する(車両本体を動かす)ことで対応していたが、機体近くで車両本体を動かすことになるため、高度で熟練した操縦技術が要求される。
そこで、機体近くで車両本体を動かす事態を回避するために、例えば、アームの水平旋回後に所定の操作によりテーブルを前後方向に移動させて位置補正を行う態様(第1対処態様)や、予定されるアームの水平旋回角度に応じて、旋回初期位置に位置付けたアームのテーブル上に積込対象物を正規の向きとは異なる向きで載置する態様(第2対処態様)も考えられる。
しかしながら、第1対処態様では、アームの水平旋回操作に加えて位置補正操作が要求されるため、操作性の点では好ましくなく、作業時間が長くなることが予想され、また、第2対処態様では、予定される水平旋回角度に応じて水平旋回前の時点でテーブル上に載置する積込対象物の向きも異ならせる必要があるため、水平旋回を実行する前の時点での準備作業に時間や労力が掛かることが予想され、何れも最適の対処であるとは言い難い。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、機体近くに停車させた車両本体を再度走行させて停車位置を微調整する高度な操縦が要求されることなく、アームの水平旋回に伴って変位するテーブルの位置補正をアームの水平旋回動作に連動して自動で行うことで、アームの水平旋回前後におけるテーブル上の積込対象物の向き機体の荷室に対してスムーズに搬送可能な向きに維持することが可能なリフトトラックを提供することにある。
すなわち本発明は、車両本体と、車両本体に対して少なくとも鉛直軸回りに水平旋回可能なアームと、アームの作動を制御するコントローラとを備え、アームが、旋回初期位置における延伸方向が車両本体の前後方向と一致するアーム本体と、アーム本体の先端部に設定したテーブル支持領域に支持されるテーブルと、水平面と平行な水平姿勢が維持される領域であるテーブル支持領域内においてテーブルをアーム本体の延伸方向に進退移動させるテーブル進退移動手段と、テーブルを水平旋回させるテーブル旋回手段とを備えたリフトトラックに関するものである。そして、本発明に係るリフトトラックは、コントローラが、アームの旋回角度を検出するアーム旋回角度検出手段から受け付ける検出値に基づき、テーブル進退移動手段によるテーブルの進退移動量及びテーブル旋回手段によるテーブルの旋回角度を調節することによって、アームの水平旋回時にテーブルを車両本体の前後方向に直交する所定の水平直線上で平行移動させるようにテーブルの作動を制御するものであることを特徴としている。
このように、本発明のリフトトラックでは、テーブル支持領域にあるテーブルをテーブル進退移動手段によってアーム本体の延伸方向に進退移動可能に構成するとともに、テーブル旋回手段によって水平旋回可能に構成することで、テーブル支持領域におけるテーブルの位置や回転角度(向き)をアーム本体との関係において常に一定ではなく、適宜変更することが可能である。そして、リフトトラックのコントローラが、アーム旋回角度検出手段から受け付ける検出値に基づいて、テーブル進退移動手段によるテーブルの進退移動量及びテーブル旋回手段によるテーブルの旋回角度を調節することで、アームの水平旋回時にテーブルを車両本体の前後方向に直交する所定の水平直線上で移動させるようにテーブルの作動を制御することにより、アームの水平旋回前後において、車両本体の前後方向におけるテーブルの位置を一致させることができるとともに、アームの水平旋回前におけるテーブルの向きと水平旋回後におけるテーブルの向きも相互に平行にすることができる。
したがって、本発明のリフトトラックであれば、アームの水平旋回動作の前後においてテーブルの位置が車両本体の前後方向にずれることなく、車両本体に対するテーブルの向きを一定に保ったまま真横に自動でスライド移動させることができ、例えば、機体近くに停車させた車両本体を再度走行させて停車位置を微調整する高度な操縦が要求されることなく、アームの水平旋回に伴って変位するテーブルの位置補正をアームの水平旋回動作に連動して自動で行うことが可能であり、アームの水平旋回後に所定の操作によってテーブルを前後方向に移動させたり、水平旋回させて位置補正を行うといった操作や処理が不要であり、操作性に優れ、作業時間の短縮化も実現できる。
加えて、本発明のリフトトラックが、テーブル旋回手段によるテーブルの旋回角度を検出するテーブル旋回角度検出手段と、テーブル進退移動手段によるテーブルの進退移動量を検出するテーブル進退移動量検出手段とを備え、アームの水平旋回動作中にテーブル旋回角度検出手段の検出値及びテーブル進退移動量検出手段の各検出値をコントローラにフィードバックするものであれば、アームの水平旋回動作中にリアルタイムでテーブルの位置補正を適切に行うことができる。
また、本発明のリフトトラックでは、アームを水平軸回りに昇降移動(上下旋回)可能に構成することもできる。この場合、アームの昇降移動の前後においてテーブルの位置が車両本体の前後方向にずれてしまう事態を解消するためには、リフトトラックのコントローラが、アームの昇降角度(上下旋回角度)を検出するアーム昇降角度検出手段から受け付ける検出値に基づき、テーブル進退移動手段によるテーブルの移動量を調節することによって、アームの昇降移動時にテーブルを車両の前後方向に直交する所定の鉛直直線上で移動させるようにテーブルの作動を制御することが好ましい。
本発明によれば、アームの水平旋回時にその旋回角度に応じて車両本体の前後方向におけるテーブルの位置及び水平旋回角度を同時に補正することによって、テーブルの位置を車両本体の前後方向に直交する幅方向(真横)に平行移動させることができるため、機体近くに停車させた車両本体を再度走行させて停車位置を微調整する高度な操縦が要求されることなく、アームの水平旋回後においてもテーブル上の積込対象物を機体の荷室にスムーズに搬送することが可能なリフトトラックを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るリフトトラックの平面模式図。 同実施形態に係るリフトトラックの側面模式図。 同実施形態においてアーム水平旋回時の制御フローを示す図。 同実施形態においてアーム昇降移動時の制御フローを示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るリフトトラックTは、図1及び図2に示すように、車両本体1と、車両本体1に対して水平旋回及び昇降可能なアーム2とを備え、アーム2の先端部に設けたテーブル21上に載置した例えば重量物の積込対象物xを機体内の所定スペースに積み込む際に用いられるものである。特に、本実施形態のリフトトラックTは、機体の下方から荷室へ積込対象物xを搬入出する際に好適に用いられるものである。
車両本体1は、運転席11に設けたハンドル11Hやアクセル、ブレーキなどを適宜操作することで走行方向や走行速度の調整を行うことができるものである。図1に示すように、車両本体1は前輪12及び後輪13が対向する方向である前後方向1Aに長尺であり、以下では車両本体1の前後方向1Aを「車両本体1の長手方向」と称する場合がある。
アーム2は、図1及び図2に示すように、車両本体1の例えば幅方向中心線上に設定した鉛直軸3を中心に水平旋回可能であるとともに、鉛直軸3の近傍に設定した水平軸(図示省略)を中心に昇降動作可能なものである。以下では、長手方向が車両本体1の前後方向1Aに一致するアーム2の位置(図1で実線で示す位置)を旋回初期位置2Aと称す。このアーム2は、図1乃至図3に示すように、基端部を鉛直軸3に旋回可能に接続するとともに先端部にテーブル支持領域22を設けたアーム本体23と、テーブル支持領域22で支持されるテーブル21と、テーブル支持領域22においてテーブル21をアーム本体23の前後方向1Aに進退移動させるテーブル進退移動手段24と、テーブル支持領域22においてテーブル21を水平旋回させるテーブル旋回手段25と、テーブル進退移動手段24によるテーブル21の移動量(ストローク)を検出可能なテーブル進退移動量検出手段26と、テーブル旋回手段25によるテーブル21の水平旋回角度を検出可能なテーブル旋回角度検出手段27とを備えている。
本実施形態のリフトトラックTでは、アーム本体23の基端部を、車両本体1の下端(車輪の接地面)よりも高い位置に設定している。テーブル支持領域22は、常に水平面と平行な水平姿勢が維持される領域であり、アーム本体23は、図2に示すように、基端部からテーブル支持領域22との境界部分に亘る領域を側面視において所定角度で傾斜させ、テーブル支持領域22の下向き面を接地させた場合(図2で実線で示す)にもテーブル支持領域22が水平姿勢となるように設定している。以下では、テーブル支持領域22の下向き面を接地させたアーム2の位置(図2で実線で示す位置)を最降下位置2Bと称す。アーム2を最降下位置2Bに位置付けた場合、このアーム2を挟む位置に前輪12が存在する(図1参照)。したがって、アーム2を最降下位置2Bに位置付けた状態ではアーム2の水平旋回動作が制限されるが、最降下位置2Bにアーム2を位置付ける場合は、後述するようにテーブル21上に積込対象物xを載置する場合が専らであり、機体の荷室との間で積込対象物xを搬入出する場合にはアーム2を最降下位置2Bよりも上昇させた位置(図2で想像線で示す位置)に位置付け、この位置でアーム2を水平旋回させることになるため、このような仕様(アーム2を最降下位置2Bに位置付けた状態では水平旋回が制限される仕様)が実用面で支障となることはない。
また、本実施形態のリフトトラックTは、アーム2を水平旋回させるアーム旋回手段4と、アーム2を昇降移動させるアーム昇降手段5とを備えている。本実施形態では、アーム旋回手段4及びアーム昇降手段5はそれぞれ例えば油圧アクチュエータで構成している。
アーム本体23のテーブル支持領域22は、例えば左右一対のサイドフレーム22fを有する枠体で構成したものであり、アーム2を最降下位置2Bに位置付けた場合に、サイドフレーム22fの下端(下向き面)が接地し得る(図2参照)。
テーブル21は、テーブル支持領域22上に直接支持されている例えば直方体状をなすケース部21aと、ケース部21aの上方に設けたテーブル本体21bとを備えている。ケース部21aの内部空間にテーブル旋回手段25と、テーブル旋回角度検出手段27を実装(内蔵)している。テーブル旋回手段25は、適宜のアクチュエータで実現することができ、テーブル旋回角度検出手段27は、適宜の角度センサで実現することができる。テーブル本体21bは、水平な上向き面に積込対象物xを直接載置可能に構成したものである。本実施形態では、テーブル旋回手段25が、テーブル21のうち特にテーブル本体21bを水平旋回させるものであるが、テーブル21全体(ケース部21a及びテーブル本体21b)を水平旋回させるように構成することも可能である。
テーブル進退移動手段24は、先端部をテーブル21に固定したロッド24aの進退動作に伴ってストローク長を調整可能なアクチュエータを用いて構成したものであり、ロッド24aを含むテーブル進退移動手段24の全部または一部は、テーブル支持領域22を構成する左右一対のサイドフレーム22f同士の間の空間に配置されている。テーブル支持領域22を構成する左右一対のサイドフレーム22f同士の間はテーブル21の下方空間と捉えることができ、本実施形態ではこのテーブル下方空間に、テーブル進退移動手段24によるテーブル21の移動量(ストローク)を検出可能なテーブル進退移動量検出手段26を配置している。テーブル進退移動量検出手段26は、適宜の位置センサを用いて実現することができる。
また、本実施形態に係るリフトトラックTは、アーム2の水平旋回角度を検出するアーム旋回角度検出手段6と、アーム2の昇降移動量(昇降角度、上下旋回角度)を検出するアーム昇降角度検出手段7とを備えている。アーム旋回角度検出手段6は、鉛直軸3に実装した角度センサによって構成したものであり、アーム昇降角度検出手段7は、水平軸に実装した角度センサによって構成したものである。
そして、本実施形態のリフトトラックTは、アーム2の水平旋回動作や昇降動作を例えば運転席11に設けた適宜の操作ボタンやレバーなどの操作部に対する操作で制御することができる一方で、アーム2の移動に伴うテーブル21の作動をコントローラ8(制御部)によって制御している。
コントローラ8は、例えば車両本体1の適宜箇所に実装され、アーム2の水平旋回移動時に実行するアーム旋回時制御と、アーム2の昇降移動時に実行するアーム昇降時制御とを行うものである。
アーム旋回時制御は、図3に示すように、コントローラ8が、アーム旋回角度検出手段6から受け付ける検出値(アーム旋回角度)に基づき、テーブル進退移動手段24によるテーブル21の進退移動量及びテーブル旋回手段25によるテーブル21の旋回角度を調節することによって、アーム2の水平旋回時にテーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する水平直線L1上で平行移動させるようにテーブル21の作動を制御するものである。具体的には、コントローラ8が、アーム旋回角度検出手段6から検出値(アーム旋回角度)を受け付け、その検出値(アーム旋回角度)に応じたテーブル21の進退移動量(アーム2の延伸方向に沿ったテーブル21の変位量)をコントローラ8の演算部81で求め、そのテーブル進退移動量に関する指令(テーブル進退移動量指令)をテーブル進退移動手段24に送るとともに、検出値(アーム旋回角度)に応じたテーブル旋回角度(テーブル支持領域22上における水平面内のテーブル21の旋回変位量)をコントローラ8の演算部81で求め、そのテーブル旋回角度に関する指令(テーブル旋回角度指令)をテーブル旋回手段25に送る。そして、テーブル進退移動手段24がテーブル進退移動量指令に応じてテーブル21を進退移動させるとともに、テーブル旋回手段25がテーブル旋回角度指令に応じてテーブル21を水平旋回させることによって、テーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する水平直線L1上で平行移動させることができる。本実施形態では、アーム旋回時制御を実行している間、テーブル進退移動量検出手段26によって検出したテーブル21の進退移動量をテーブル進退移動量フィードバック信号としてコントローラ8の演算部81に送るとともに、テーブル旋回角度検出手段27によって検出したテーブル21の水平旋回角度をテーブル旋回角度フィードバック信号としてコントローラ8の演算部81に送るように設定し、アーム2の旋回移動に連動してテーブル21の位置補正を適切に行えるように構成している。
また、アーム昇降時制御は、図4に示すように、コントローラ8が、アーム昇降角度検出手段7から受け付ける検出値(アーム昇降角度)に基づき、テーブル進退移動手段24によるテーブル21の進退移動量を調節することによって、アーム2の昇降移動時にテーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する鉛直直線L2上で平行移動させるようにテーブル21の作動を制御するものである。具体的には、コントローラ8が、アーム昇降角度検出手段7から検出値(アーム昇降角度)を受け付け、その検出値(アーム昇降角度)に応じたテーブル21の進退移動量をコントローラ8の演算部81で求め、そのテーブル進退移動量に関する指令(テーブル進退移動量指令)をテーブル進退移動手段24に送る。そして、テーブル進退移動手段24がテーブル進退移動量指令に応じてテーブル21を進退移動させることによって、テーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する鉛直直線L2上で平行移動させることができる。本実施形態では、アーム昇降時制御を実行している間、テーブル進退移動量検出手段26によって検出したテーブル21の進退移動量をテーブル進退移動量フィードバック信号としてコントローラ8の演算部81に送るように設定し、アーム2の昇降移動に連動してテーブル21の位置補正を適切に行えるように構成している。
次に、このようなリフトトラックTによる積込対象物xを機体の荷室に搬入する(積み込む)際の操作手順及びコントローラ8による制御仕様を説明する。
先ず、最降下位置2Bに位置付けたアーム2のテーブル21上に積込対象物xを適宜の手段や方法で載置した状態で、運転席11にいるユーザ(操縦者)の操作によりテーブル21が地上から所定高さ(例えば図2で想像線で示す位置)となるように所定角度分だけアーム2を最降下位置2Bから上昇させる。具体的には、ユーザの所定操作に伴って生じるアーム2を上昇移動させる指令(アーム上昇指令)に基づいてアーム昇降手段5が、アーム2を所定角度分だけ上昇移動させる。そして、アーム2上昇移動時にコントローラ8が、アーム昇降時制御を実行する。すなわち、コントローラ8は、アーム昇降角度検出手段7から検出値(アーム昇降角度)を受け付け、その検出値(アーム昇降角度)に応じたテーブル21の進退移動量に関する指令(テーブル進退移動量指令)に基づきテーブル進退移動手段24によるテーブル21の進退移動を制御する。テーブル進退移動量指令に応じてテーブル進退移動手段24がテーブル21を進退移動させる場合、コントローラ8には、テーブル進退移動量検出手段26による検出値(テーブル進退移動量)がテーブル進退移動量フィードバック信号としてフィードバックされる。このようなアーム昇降時制御により、テーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する鉛直直線L2上で平行にスライド移動させることができる。
以上の操作によって、テーブル21上の積込対象物xを地上から所定高さ位置にまで移動させることができる。なお、積込対象物xを載置したテーブル21を上昇移動させる際の目標となる高さ位置としては、テーブル21の上向き面(テーブル本体21bの上向き面)と機体の荷室の床面とが同一高さとなる位置(搬出入最適位置)を挙げることができるが、機体近くに車両本体1を近付ける前の時点では搬出入最適位置に対してある程度の誤差があってもよい。
このようにして、テーブル21上に積込対象物xを載置したアーム2を最降下位置2Bから所定角度分だけ上昇させた状態で、操縦者の操作により車両本体1を走行させて、テーブル21が機体の荷室のゲートに臨み得る位置にリフトトラックTを機体に寄せた時点で車両本体1の走行を停止する。この時点で、テーブル21の上向き面(テーブル本体21bの上向き面)と機体の荷室の床面とが同一高さとなるようにアーム2の昇降角度を調整し、このアーム2の昇降角度調整中は、コントローラ8がアーム昇降時制御を実行する。もちろん、テーブル21が機体の荷室のゲートに臨み得る位置にリフトトラックTを機体に寄せた時点でテーブル21の上向き面(テーブル本体21bの上向き面)と機体の荷室の床面とが同一高さであれば、アーム2の昇降角度を再調整する操作・処理は不要である。
次に、操縦者の操作によりテーブル21が荷室のゲートの真正面を向くように所定角度分だけアーム2を旋回初期位置2Aから所定方向へ水平旋回させる。具体的には、操縦者の所定操作に伴って生じるアーム2を水平旋回させる指令(アーム旋回指令)に基づいてアーム旋回手段4が、アーム2を所定方向に所定角度分だけ水平旋回させる。そして、アーム2水平旋回時にコントローラ8が、アーム旋回時制御を実行する。すなわち、コントローラ8は、アーム旋回角度検出手段6から検出値(アーム旋回角度)を受け付け、その検出値(アーム旋回角度)に応じたテーブル進退移動量指令及びテーブル旋回角度指令に基づきテーブル進退移動手段24によるテーブル21の進退移動及び水平旋回を制御する。テーブル進退移動量指令及びテーブル旋回角度指令に応じてテーブル進退移動手段24によるテーブル21の進退移動とテーブル旋回手段25によるテーブル21の水平旋回を行う場合、コントローラ8には、テーブル進退移動量検出手段26による検出値(テーブル進退移動量)及びテーブル旋回角度検出手段27による検出値(テーブル旋回角度)がテーブル進退移動量フィードバック信号及びテーブル旋回角度フィードバック信号としてフィードバックされる。このようなアーム旋回時制御により、テーブル21を車両本体1の前後方向1Aに直交する水平直線L1上で平行にスライド移動させることができる。
このように、本実施形態に係るリフトトラックTでは、コントローラ8がアーム旋回時制御を実行することによって、車両本体1自体の停車位置を変更することなく、テーブル21の位置を微調整して荷室のゲートの真正面に位置付けることができ、しかも、アーム2の水平旋回前後におけるテーブル21の向きは同一方向であるため、旋回初期位置2Aにおいてテーブル21上に積込対象物xを機体の荷室に対してスムーズに搬送可能な正規の向きで載置しさえすれば、その載置した時点における積込対象物xの向きをアーム2の水平旋回中継続して維持することができ、アーム2の水平旋回後にテーブル21の向きや積込対象物x自体の向きを調整することなく、テーブル21上の積込対象物xを荷室内にスムーズ且つ適切に搬入することができる。したがって、例えばアーム2を水平旋回させる前の時点で、アーム2水平旋回処理後のテーブル21の向きを予め予測してアーム2のテーブル21上に積込対象物xを正規の向きとは異なる向きで載置する作業や処理が不要となり、水平旋回を実行する前の時点での準備作業に時間や労力が掛かる事態を回避することができる。
また、本実施形態係るリフトトラックTは、コントローラ8がアーム昇降時制御を実行することによって、アーム2の昇降移動後に車両本体1自体の停車位置を変更することなく、テーブル21の高さ位置を荷室のゲートの高さ位置に合わせて微調整して位置付けることができるとともに、アーム2の昇降移動時には車両本体1の長手方向における所定の地点を定点としてその定点を通る鉛直直線L2上でテーブル21を移動させることができるため、テーブル21上の積込対象物xも真上または真下に移動させることでき、アーム2の昇降移動後に車両本体1の長手方向におけるテーブル21の位置を補正する操作や処理が不要となり、操作性・作業性に優れたものになる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、テーブル進退移動手段やテーブル旋回手段を、アクチュエータに代えて、又は加えて別の部材を用いて構成してもよい。
また、アーム旋回角度検出手段やアーム昇降角度検出手段を、角度センサ以外のセンサや、センサ以外の部材を用いて構成することができる。
また、アーム昇降手段を備えていないリフトトラックであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…車両本体
2…アーム
21…テーブル
22…テーブル支持領域
23…アーム本体
24…テーブル進退移動手段
25…テーブル旋回手段
26…テーブル進退移動量検出手段
27…テーブル旋回角度検出手段
3…鉛直軸
6…アーム旋回角度検出手段
7…アーム昇降角度検出手段
8…コントローラ
T…リフトトラック

Claims (3)

  1. 車両本体と、前記車両本体に対して少なくとも鉛直軸回りに水平旋回可能なアームと、前記アームの作動を制御するコントローラとを備え、前記アームが、旋回初期位置における延伸方向が前記車両本体の前後方向と一致するアーム本体と、前記アーム本体の先端部に設定したテーブル支持領域に支持されるテーブルと、水平面と平行な水平姿勢が維持される領域である前記テーブル支持領域内において前記テーブルを前記延伸方向に進退移動させるテーブル進退移動手段と、前記テーブルを水平旋回させるテーブル旋回手段とを備え、
    前記コントローラが、前記アームの旋回角度を検出するアーム旋回角度検出手段から受け付ける検出値に基づき、前記テーブル進退移動手段による前記テーブルの進退移動量及び前記テーブル旋回手段による前記テーブルの旋回角度を調節することによって、前記アームの水平旋回時に前記テーブルを前記車両本体の前後方向に直交する所定の水平直線上で平行移動させるように前記テーブルの作動を制御するものであることを特徴とするリフトトラック。
  2. 前記テーブル旋回手段による前記テーブルの旋回角度を検出するテーブル旋回角度検出手段と、前記テーブル進退移動手段による前記テーブルの進退移動量を検出するテーブル進退移動量検出手段とを備え、前記アームの旋回動作中に前記テーブル旋回角度検出手段の検出値及び前記テーブル進退移動量検出手段の検出値を前記コントローラにフィードバックしている請求項1に記載のリフトトラック。
  3. 前記アームを水平軸回りに昇降移動可能に構成し、
    前記コントローラが、前記アームの昇降角度を検出するアーム昇降角度検出手段から受け付ける検出値に基づき、前記テーブル進退移動手段による前記テーブルの移動量を調節することによって、前記アームの昇降移動時に前記テーブルを前記車両の前後方向に直交する所定の鉛直直線上で移動させるように前記テーブルの作動を制御するものである請求項1又は2に記載のリフトトラック。
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