JP5942253B2 - 原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 - Google Patents
原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5942253B2 JP5942253B2 JP2012106710A JP2012106710A JP5942253B2 JP 5942253 B2 JP5942253 B2 JP 5942253B2 JP 2012106710 A JP2012106710 A JP 2012106710A JP 2012106710 A JP2012106710 A JP 2012106710A JP 5942253 B2 JP5942253 B2 JP 5942253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hatch
- cooling
- cooling cover
- reactor containment
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
そしてこのような作業員出入口や機器搬出入口には、それを密封して、事故時の原子炉格納容器としての放射性物質の閉じ込め機能を確保するために、ハッチが設けられている。ハッチはハッチ胴との間にガスケットを介設させて、ボルトで締め付け可能な密封構造を形成する構造であり、大気圧より高い所定の原子炉格納容器内設計圧力に対して原子炉格納容器全体からの漏洩量が設計上許容された漏洩量以下に留まるようにされている。
図1は、BWR5型の原子炉における原子炉格納容器の出入口や搬出入口とそのハッチの配置例の説明図である。BWR5型の原子炉の原子炉圧力容器101Aを格納した原子炉格納容器1Aは、ほぼ円錐形状の空間部分とその下部のほぼ円筒形上の空間部分とから構成されている。ほぼ円錐形状の空間部分は、ドライウェルと称され、そこには、原子炉圧力容器101A、主蒸気配管、給水配管、逃し安全弁、主蒸気隔離弁、制御棒駆動機構等の機器や各種配管が格納され、例えば、主蒸気管や給水管等が原子炉格納容器1Aの壁を貫通している。ほぼ円錐形状の空間部分の下部には、フロアで上下を区画されたサプレッションチェンバが設けられ、事故時に原子炉圧力容器101Aや配管等から漏洩した蒸気をベント管5Aでサプレッションチェンバ内のサプレッションプール4の水に導き凝縮させ、原子炉格納容器1A内の圧力上昇を抑制する機能を有している。
また、特許文献1に記載された配管接続用のフランジとは異なり、ハッチ3は、必要に応じ開閉されるものであり、その点で、特許文献1に記載の技術はそのままでは適用できない。
冷却カバーは、原子炉格納容器ハッチを密閉するガスケットの周囲を冷却する冷却水が流通する冷却水流通空間を有し、更に、冷却水流通空間に冷却水の出口配管及び入口配管が接続されており、冷却カバーは、原子炉格納容器ハッチのフランジ部と第1のフランジを、原子炉格納容器ハッチの軸方向に挟み込むように覆って冷却水流通空間を構成しており、原子炉格納容器ハッチの軸方向において第2のフランジに取り付けられる側と反対側が、第2のシール部材を介して原子炉格納容器ハッチの周縁部に密着されていることを特徴とする。
冷却カバーは、ガスケットを覆う円盤形状、ドーム形状又は円筒形状であり、冷却カバーの内面と原子炉格納容器ハッチの外面との間に、ガスケットの周囲を冷却する冷却水が流通する冷却水流通空間を有し、更に、冷却水流通空間に冷却水の出口配管及び入口配管が接続されており、冷却カバーは、原子炉格納容器ハッチのフランジ部と第1のフランジを、原子炉格納容器ハッチの軸方向に挟み込むように覆って冷却水流通空間を構成しており、原子炉格納容器ハッチの軸方向において第2のフランジに取り付けられる側と反対側が、第2のシール部材を介して原子炉格納容器ハッチの周縁部に密着されていることを特徴とする。
図3、図4を参照して、適宜、図1を参照しながら第1の実施形態における冷却カバー(原子炉格納容器ハッチの冷却装置)20Aについて説明する。図3は、外側開きのハッチにおける第1の実施形態に係る冷却カバーの説明図であり、(a)は、第1の実施形態におけるハッチ胴とハッチのハッチ締結機構部分に冷却カバーを取り付けた状態の断面図、(b)は、(a)におけるA部拡大図である。
以下に説明する原子炉格納容器1A,1B(図1、図2参照)のハッチ(原子炉格納容器ハッチ)3において、表側12outとは、原子炉格納容器1A,1Bの外側を意味し、内側12inとは、原子炉格納容器1A,1Bの内側を意味する。そして、外開きのハッチ3とは、ハッチ3をハッチ胴10に締結しているボルト11d(図3(b)参照)を外して、ハッチ3を原子炉格納容器1A,1Bの外側に外すか、又は、ヒンジ付のハッチ3を原子炉格納容器1A,1Bの外側に回動させて開くハッチ3のことである。
一部のタイプの原子炉格納容器では、ハッチ3を原子炉格納容器の内側に開く内開きのものもある。
外径が小さくて作業員の手で開閉できるハッチ3については、ハッチ3の外側に設けられている取っ手(図5では図示省略)を用いて開閉する。
そして、フランジ11a、ハッチフランジ部11b、ピン11c、ボルト11d、ナット11eが、ハッチ締結機構11を構成している。
図4(a)に示すように、冷却カバー20Aは、例えば、上下2つの部分に2箇所の周方向嵌め合い部200,200において2分割され、半円弧形状の冷却カバー分割部20A1,20A2とから構成されている。冷却カバー分割部20A1,20A2は、その2分割された部分において、冷却カバー分割部20A1,20A2の外周側の冷却カバーフランジ部20aから径方向外方側に延出された耳部としての周方向締結部20fを有している。周方向締結部20fには、ボルト孔20gが設けられている。冷却カバー分割部20A1,20A2のボルト孔20gにボルト(周方向の締結用ボルト)27を挿通させ、ナット28を締め付けることで、冷却カバー分割部20A1及び冷却カバー分割部20A2は締結される。
冷却カバー分割部20A1のハッチ側縁部20dには、冷却水の入口配管31の端部が接続されており、冷却カバー分割部20A2のハッチ側縁部20dには、冷却水の出口配管32の端部が接続されている(図4(a)参照)。
ここで、ハッチ側密着面20d1が、特許請求の範囲に記載の「前記冷却カバー分割部の前記ほぼコの字形状の前記原子炉格納容器ハッチと当接する面」に対応する。
ちなみに、シール材設定溝20mは、ハッチ側密着面20d1に装着されるシール材25B,25B用の2条の周方向の溝の中間に配置するようにしている。
なお、冷却水の入口配管31及び出口配管32には、それぞれ止弁35を設けて、更に、止弁35の先に着脱可能な接続カプラ33を配してある。冷却カバー分割部20A1,20A2に接続されている冷却水の入口配管31の端部及び出口配管32の端部と、止弁35側の冷却水の入口配管31の端部及び出口配管32の端部とが、接続カプラ33により容易に着脱可能となり、冷却カバー20Aの着脱が容易になるようにされている。
また、このような構造の冷却カバー20Aならば、ハッチ3の開閉時に容易に着脱作業が行え、既設のハッチ3に対しても容易に追加工事で取り付けることができる。
第1の実施形態における冷却カバー20Aでは、ヒンジを有しないハッチ3を対象としたが、図5に示すようなヒンジ15を有するハッチ3に対しても、図6、図7に示す冷却カバー20Bのように変形すれば適用できる。図5は、第1の実施形態に係る冷却カバーの変形例を適用する前提とするヒンジ付のハッチの斜視図である。ちなみに、図5では、フランジ11a、ハッチフランジ部11bは示してあるが、フランジ11a側に取り付けられているスイングボルトは省略してある。
図5に示すようにハッチ3を開閉可能にするヒンジ15は、ハッチフランジ部11bから径方向外方側に水平方向に延出するヒンジアーム16と、フランジ11aから径方向外方側に水平方向に延出するヒンジアーム17とが、ヒンジ軸15aで回動可能に接続されている。
そのような水密構造とするため、図7に示すようにヒンジ15側は、ヒンジ収容空間37を構成するように周方向締結部20fよりもヒンジ軸15aの部分が図7の縦方向に大きな空間を形成し、ヒンジ15全体を冷却カバー分割部20B1,20B2の周方向締結部20f’,20f’に内包する構成としている。形状が異なるため符号を変えているが、本変形例のシール材設定溝20m’、シール材(第3のシール部材)25C’、周方向密着面(接合面)20k’、ボルト孔20g’は、第1の実施形態におけるシール材設定溝20m、シール材25C、周方向密着面20k、ボルト孔20gに対応している。
なお、冷却カバー分割部20B2の周方向密着面20k’に対向する周方向密着面20n’(図示せず)についての説明図は、図7と図4(c)に基づいて容易に想像できることから省略する。
これにより、冷却カバー20Bの周方向締結部20f’の荷重を冷却カバー固定フランジ21Aで受けやすくしている。地震の際に、冷却カバー20Bの周方向締結部20f’と冷却カバー固定フランジ21Aとが離れるような相対運動を防止できる。
なおその場合、冷却カバー20Bでは、冷却カバー左部、冷却カバー右部のうちの一方が、ヒンジ15の部分を、冷却カバー固定フランジ21Aとの間で水密に締結する構成となり、冷却カバー固定フランジ21Aは、ヒンジ15の部分で径方向外方側に水平に大きく延出し、シール材25Aもその部分で、ヒンジ15を囲いこむように径方向外方側に延びるものとすることで容易に対応できる。
次に、図8、図9を参照しながら第2の実施形態における冷却カバー40Aについて説明する。本実施形態が適用されるハッチ3は、ヒンジが無いタイプのものを例示して説明する。図8は、外側開きのハッチにおける第2の実施形態に係る冷却カバーの説明図であり、(a)は、第2の実施形態におけるハッチ胴とハッチのハッチ締結機構部分に冷却カバーを取り付けた状態の断面図、(b)は、(a)におけるE部拡大図である。図9は、図8(a)の表側から見た平面図である。
第1の実施形態の冷却カバー20A、その変形例の冷却カバー20Bでは、ハッチ3の外周部分近傍を冷却する構成としたが、本実施形態の冷却カバー40Aでは、図8、図9に示すようにハッチ3のドーム部3aの外表面を冷却カバー40Aのドーム部42Aで全て覆って冷却する構成としている。そのため冷却カバー40Aは、ドーム部42Aに、環状板形状の冷却カバーフランジ部(冷却カバーのフランジ部)41を溶接した一体物として構成されている。
第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
ちなみに、冷却カバーフランジ部41の内周面41cの内径は、ハッチ締結機構11の外周を包含できる寸法とされる。
次に、図10、図11を参照しながら第3の実施形態における冷却カバー40Bについて説明する。本実施形態が適用されるハッチ3は、ヒンジが無いタイプのものを例示して説明する。図10は、外側開きのハッチにおける第3の実施形態に係る冷却カバーの説明図であり、(a)は、第3の実施形態におけるハッチ胴とハッチのハッチ締結機構部分に冷却カバーを取り付けた状態の断面図、(b)は、(a)におけるF部拡大図である。図11は、図10(a)の表側から見た平面図である。
第1の実施形態の冷却カバー20A、その変形例の冷却カバー20Bでは、ハッチ3の外周部分近傍を冷却する構成としたが、本実施形態の冷却カバー40Bでは、図10、図11に示すようにハッチ3のドーム部3aの外表面を冷却カバー40Bの有底の円筒部42Bで全て覆って冷却する構成としている。そのため冷却カバー40Bは、円筒部42Bに、環状板形状の冷却カバーフランジ部41を溶接した一体物として構成されている。
第2の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態及び第3の実施形態においては、冷却カバー40A,40Bを、ヒンジを有しないハッチ3に適用する例で示したが、その変形例について説明する。
冷却カバー固定フランジ21Aをヒンジ15(図5参照)の部分で、ヒンジ15をカバーするように径方向外側方向に水平に延伸させ、冷却カバーフランジ部41も対応するように延出させる。そして、ヒンジ15に対応させて延出させた部分に突出するようにシール材(第1のシール部材)25A,25Aをも冷却カバー側密着面21aに配設し、その周囲を締め付け可能にボルト孔21b、41aをそれぞれ設ける。
これによって、ヒンジ15をも冷却水流通空間30の中に内包させることができ、冷却カバー固定フランジ21Aに冷却カバー40A,40Bを水密に、且つ着脱可能に取り付けることができる。
また、このような構造の冷却カバー40A、40Bならば、ハッチ3の開閉時に容易に着脱作業が行え、既設のハッチ3に対しても容易に追加工事で取り付けることができる。
次に、図12から図15を参照して、適宜、図1を参照しながら第4の実施形態における冷却カバー(原子炉格納容器ハッチの冷却装置)20Cについて説明する。図12は、内側開きのハッチにおける第4の実施形態に係る冷却カバーの説明図であり、(a)は、第4の実施形態におけるハッチ胴とハッチのハッチ締結機構部分に冷却カバーを取り付けた状態の断面図、(b)は、(a)におけるG部拡大図である。
第1の実施形態の冷却カバー20Aと同じ構成については、同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
そして、フランジ11a、ハッチフランジ部11b、ピン11c、ボルト11d、ナット11eが、ハッチ締結機構11を構成している。
冷却カバー20C(具体的には図13の冷却カバー分割部20C1,20C3)の後記する冷却カバーフランジ側縁部20cにも冷却カバー固定フランジ21Bの前記した2つの通水孔21d,21dに対応する位置に通水孔20p,20pが設けられている。
そして、冷却カバー側密着面21aの通水孔21dの周囲には、環状の溝が設けられ、そこにリング状のシール材25Dが装着される。これによって通水孔21dと通水孔20pの周囲からの冷却水の漏れが防止される。シール材25Dの材質は、シール材25Aと同じである。
冷却カバー分割部20C1,20C2,20C3の周方向嵌め合い部201A,201Bにおいて、ボルト孔20g1(図15参照)にボルト(周方向の締結用ボルト)29(図13参照)を径方向外方側に挿通させ、ボルト孔20g1に対応する雌ネジを切られた雌ネジボルト孔20g2に締めこむことで、冷却カバー分割部20C1,20C2,20C3同士が、周方向嵌め合い部201A,201B,201Bにおいて周方向に締結される。
冷却カバー分割部20C1は、図14(a),(b)、図15の周方向断面に示すように、冷却カバーフランジ部20aの冷却カバー固定フランジ21B側において、径方向外方側に延出する冷却カバーフランジ側縁部20cを有するとともに、ハッチ3の表側12out側において、径方向外方側に延出するハッチ側縁部20dを有している。そして、冷却カバーフランジ部20aの冷却水流通空間内周壁20a1と、ハッチ側縁部20dの内壁面と、冷却カバーフランジ側縁部20cの内壁面とで外周側に開いたほぼコの字形状の空洞部分を形成するように構成されている。
ここで、ハッチ側密着面20d1が、特許請求の範囲に記載の「前記冷却カバー分割部の前記ほぼコの字形状の前記原子炉格納容器ハッチと当接する面」に対応する。
ちなみに、シール材設定溝20mは、ハッチ側密着面20d1に装着されるシール材25B,25B用の2条の周方向の溝の中間に配置するようにしている。
また、このような構造の冷却カバー20Cならば、ハッチ3の開閉時に容易に着脱作業が行え、既設のハッチ3に対しても容易に追加工事で取り付けることができる。
次に、図16、図17を参照しながら第5の実施形態における冷却カバー40Cについて説明する。図16は、内側開きのハッチにおける第5の実施形態に係る冷却カバーの説明図であり、(a)は、第5の実施形態におけるハッチ胴とハッチのハッチ締結機構部分に冷却カバーを取り付けた状態の断面図、(b)は、(a)におけるI部拡大図である。図17は、図16(a)の表側から見た平面図である。
第4の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
ちなみに、円盤部45の外周面45cの外径は、ハッチ胴10の内径より小さめである。
そして、冷却カバー側密着面21aの通水孔21dの周囲には、環状の溝が設けられ、そこにリング状のシール材25Dが装着される。これによって通水孔21dと通水孔45dの周囲からの冷却水の漏れが防止される。
また、このような構造の冷却カバー40Cならば、ハッチ3の開閉時に容易に着脱作業が行え、既設のハッチ3に対しても容易に追加工事で取り付けることができる。
また、冷却水の流し方は、ハッチ3の上部側に冷却水の入口配管31を接続し、ハッチ3の下部側に冷却水の出口配管32を接続するものとしたが、それに限定されるものではなく、逆にしても良い。
2A 逃し安全弁搬出入口
2B 機器搬出入口
2C 機器搬出入口
2C’ 制御棒駆動機構搬出入口
2D サプレッションチェンバ出入口
3,3A,3B,3C,3C’,3D ハッチ(原子炉格納容器ハッチ)
3a ドーム部
3b ハッチ縁円環部
4 サプレッションプール
5A ベント管
5B 水平ベント管
10 ハッチ胴
10a 端部(ハッチ胴端部)
11 ハッチ締結機構
11a フランジ(第1のフランジ)
11b ハッチフランジ部(ハッチのフランジ部)
11c スイングボルト支持ピン
11d スイングボルト
11e ナット
12in 内側
12out 表側
13 ハッチガスケット(ガスケット)
15 ヒンジ
15a ヒンジ軸
16,17 ヒンジアーム
20A,20B,20C,40A,40B,40C 冷却カバー
20A1,20A2,20B1,20B2,20C1,20C2,20C3 冷却カバー分割部
20a,41 冷却カバーフランジ部(冷却カバーのフランジ部)
20a1 冷却水流通空間内周壁面
20b,41a ボルト孔
20c 冷却カバーフランジ側縁部
20c1,41b,45a 冷却カバーフランジ側密着面
20d ハッチ側縁部
20d1 ハッチ側密着面
20f,20f’ 周方向締結部
20g、20g’,20g1 ボルト孔
20g2 雌ネジボルト孔
20k,20k’,20n 周方向密着面(接合面)
20m,20m’ シール材設定溝
20p,21d 通水孔
21A,21B,21C 冷却カバー固定フランジ(第2のフランジ)
21a 冷却カバー側密着面
21b ボルト孔
21c 内周面
21d 通水孔
21e 雌ネジボルト孔
22 ボルト
23 ナット
25A シール材(第1のシール部材)
25B シール材(第2のシール部材)
25C,25C’ シール材(第3のシール部材)
25D シール材
26 シール材当接部
27,29 周方向締結ボルト(周方向の締結用ボルト)
28 ナット
30 冷却水流通空間
31 冷却水の入口配管
32 冷却水の出口配管
33 接続カプラ
35 止弁
37 ヒンジ収容空間
42A ドーム部
42B 円筒部
45 円盤部
45b ボルト孔
45c 外周面
45d 通水孔
101A,101B 原子炉圧力容器
200,200’,201A,201B 周方向嵌め合い部
201a,202a 周方向密着面
201b,202b 周方向重なり面
201c,202c 周方向密着面(接合面)
Claims (6)
- 原子炉格納容器の出入口又は機器搬出入口に設けられた、ガスケットで密閉可能に構成された原子炉格納容器ハッチに、着脱可能に設置される原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置であって、
前記ガスケットを冷却する冷却カバーと、
前記原子炉格納容器ハッチを密閉するためにハッチ胴に設けられたハッチ締結用の第1のフランジとは別体であり、且つ、前記ハッチ胴の前記第1のフランジが設けられたのと同じ側の前記ハッチ胴の外周面又は内周面に設けられた前記冷却カバー取り付け用の第2のフランジと、
前記第2のフランジと前記冷却カバーのフランジ部とがボルトによって締付けられることによって密着される前記第2のフランジ及び前記冷却カバーのそれぞれの前記密着される面の一方に配置される第1のシール部材と、を備え、
前記冷却カバーは、前記原子炉格納容器ハッチを密閉する前記ガスケットの周囲を冷却する冷却水が流通する冷却水流通空間を有し、
更に、該冷却水流通空間に前記冷却水の出口配管及び入口配管が接続されており、
前記冷却カバーは、
前記原子炉格納容器ハッチのフランジ部と前記第1のフランジを、前記原子炉格納容器ハッチの軸方向に挟み込むように覆って前記冷却水流通空間を構成しており、
前記原子炉格納容器ハッチの軸方向において前記第2のフランジに取り付けられる側と反対側が、第2のシール部材を介して前記原子炉格納容器ハッチの周縁部に密着されていることを特徴とする原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。 - 前記冷却カバーは、前記原子炉格納容器ハッチのフランジ部と前記第1のフランジを、前記原子炉格納容器ハッチの軸方向に挟み込む周方向断面形状がほぼコの字形状をしており、前記冷却水流通空間が前記ほぼコの字形状で囲まれた内部に形成されるとともに、前記原子炉格納容器ハッチの周方向に部分円弧状に分割された冷却カバー分割部を周方向に連結した構成であることを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。
- 前記部分円弧状に分割された前記周方向断面形状がほぼコの字形状をした前記冷却カバー分割部の前記ほぼコの字形状の前記原子炉格納容器ハッチと当接する面に、前記第2のシール部材が配設され、前記第2のフランジと前記冷却カバーのフランジ部とがボルトによって締付けられることによって前記冷却水流通空間の前記冷却水が漏れない構成であることを特徴とする請求項2に記載の原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。
- 前記部分円弧状に分割された前記冷却カバーの周方向の接合面には、第3のシール部材が配設され、周方向の締結用ボルトにより前記冷却水流通空間の前記冷却水が漏れない構成であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。
- 前記ハッチ胴と前記原子炉格納容器ハッチが、ヒンジで開閉自在の構成の場合は、
前記部分円弧状に分割された前記周方向断面形状がほぼコの字形状をした前記冷却カバーは、前記ヒンジをも内部に収容するヒンジ収容空間を有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。 - 原子炉格納容器の出入口又は機器搬出入口に設けられた、ガスケットで密閉可能に構成された原子炉格納容器ハッチに、着脱可能に設置される原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置であって、
前記ガスケットを冷却する冷却カバーと、
前記原子炉格納容器ハッチを密閉するためにハッチ胴に設けられたハッチ締結用の第1のフランジとは別体であり、且つ、前記ハッチ胴の前記第1のフランジが設けられたのと同じ側の前記ハッチ胴の外周面又は内周面に設けられた前記冷却カバー取り付け用の第2のフランジと、
前記第2のフランジと前記冷却カバーのフランジ部とがボルトによって締付けられることによって密着される前記第2のフランジ及び前記冷却カバーのそれぞれの前記密着される面の一方に配置される第1のシール部材と、を備え、
前記冷却カバーは、前記ガスケットを覆う円盤形状、ドーム形状又は円筒形状であり、前記冷却カバーの内面と前記原子炉格納容器ハッチの外面との間に、前記ガスケットの周囲を冷却する冷却水が流通する冷却水流通空間を有し、
更に、該冷却水流通空間に前記冷却水の出口配管及び入口配管が接続されており、
前記冷却カバーは、
前記原子炉格納容器ハッチのフランジ部と前記第1のフランジを、前記原子炉格納容器ハッチの軸方向に挟み込むように覆って前記冷却水流通空間を構成しており、
前記原子炉格納容器ハッチの軸方向において前記第2のフランジに取り付けられる側と反対側が、第2のシール部材を介して前記原子炉格納容器ハッチの周縁部に密着されていることを特徴とする原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012106710A JP5942253B2 (ja) | 2012-05-08 | 2012-05-08 | 原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012106710A JP5942253B2 (ja) | 2012-05-08 | 2012-05-08 | 原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013234889A JP2013234889A (ja) | 2013-11-21 |
JP5942253B2 true JP5942253B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=49761131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012106710A Active JP5942253B2 (ja) | 2012-05-08 | 2012-05-08 | 原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5942253B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5982230B2 (ja) * | 2012-09-06 | 2016-08-31 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子炉格納容器の冷却装置 |
JP6018946B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2016-11-02 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子炉格納容器 |
CN105719705A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 上海核工程研究设计院 | 一种压水反应堆整体水力模拟试验中的出口接管 |
CN109308948B (zh) * | 2018-11-19 | 2021-03-12 | 深圳中广核工程设计有限公司 | 核电厂设备闸门连接紧固结构及其紧固方法 |
JP7092724B2 (ja) * | 2019-08-23 | 2022-06-28 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | アクセスハッチおよびアクセスハッチ保護システム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63179292A (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-23 | 株式会社東芝 | 原子炉格納容器 |
JP2667020B2 (ja) * | 1989-10-09 | 1997-10-22 | 株式会社東芝 | 原子力発電所における機器搬出入装置 |
JPH08248173A (ja) * | 1995-03-07 | 1996-09-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 原子炉圧力容器上蓋の冷却方法及びその装置 |
JPH1062580A (ja) * | 1996-08-26 | 1998-03-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 原子炉圧力容器上蓋冷却・加温装置 |
JP4348825B2 (ja) * | 2000-04-06 | 2009-10-21 | 株式会社Ihi | ハッチ及びエアロックのシール部保護カバー |
JP2003227893A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Hitachi Ltd | 原子炉格納容器内雰囲気の漏洩抑制装置及び原子炉設備 |
JP2009069121A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子力プラント |
JP5364561B2 (ja) * | 2009-12-22 | 2013-12-11 | 株式会社東芝 | フランジ締結部及びフランジ締結部の冷却システム |
-
2012
- 2012-05-08 JP JP2012106710A patent/JP5942253B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013234889A (ja) | 2013-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5942253B2 (ja) | 原子炉格納容器ハッチのガスケット冷却装置 | |
JPS632080B2 (ja) | ||
EP2265852B1 (en) | Connecting structure of double tube and assembling or disassembling method of double tube | |
RU2690158C1 (ru) | Шлюз транспортный локализующей системы безопасности атомной электростанции | |
KR102486836B1 (ko) | 수동형 일체형 차단 밸브 | |
US20170337994A1 (en) | Valve assembly with isolation valve vessel | |
JPH0335195A (ja) | 貯蔵状態の炉内構造物からの放射線を遮蔽する方法及び構造体 | |
US20050204535A1 (en) | Reactor water isolation devices | |
CN103187108B (zh) | 一种顶部带有双层结构的一体化反应堆 | |
US20070121776A1 (en) | System and method for multiple usage tooling for pressurized water reactor | |
JP2015019567A (ja) | 検査装置案内システム | |
US4028176A (en) | Nuclear reactor installation | |
US5359632A (en) | Reactor vessel cavity seal plate | |
JP7092724B2 (ja) | アクセスハッチおよびアクセスハッチ保護システム | |
WO2009128182A1 (ja) | 配管接続装置 | |
JP6239290B2 (ja) | 放射性物質収納容器及び放射性物質収納容器の製造方法 | |
JP7261731B2 (ja) | 原子炉圧力容器用のノズル | |
JP5621215B2 (ja) | 大口径ハッチ | |
US11605474B2 (en) | Container and method for storing spent nuclear fuel | |
JP2016023687A (ja) | 配管防護装置および原子力設備 | |
JP6466113B2 (ja) | インターナルポンプおよびその点検方法 | |
JPH0122916B2 (ja) | ||
JP2015184117A (ja) | 使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法 | |
RU210494U1 (ru) | Кольцо байонетное шлюза транспортного локализующей системы безопасности аэс | |
RU2093909C1 (ru) | Ядерная энергетическая установка |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5942253 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |