JP2015184117A - 使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法 - Google Patents

使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自動的かつ確実に使用済燃料移送容器の内圧を抑制することができる信頼性及び安全性の高い使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法を提供する。【解決手段】使用済燃料を収容する容器本体と、前記容器本体の上部に装着される内蓋1と、前記容器本体の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体が充填された外筒と、を有する使用済燃料移送容器において、前記内蓋1の底面側に設けられ所定の空間容積を有する膨張室12と、前記内蓋1の上面側に設けられた圧力制御室8と、前記圧力制御室に設けられ前記容器本体内の内圧が設定圧以上となった場合に当該容器本体内の内圧を前記膨張室12へ導く圧力制御手段8a、8bと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法に関し、特に、使用済燃料移送容器内部の内圧上昇を抑制する圧力制御手段を備えた使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法に関する。
原子力発電所の炉心で燃焼した使用済燃料は、燃料プールに保管された後、使用済燃料移送容器に収容され外部に搬出される。使用済燃料は水とともに使用済燃料移送容器に収容されるが、使用済燃料は崩壊熱を放出するため、使用済燃料移送容器内の温度が上昇し、それにともない内圧も上昇する可能性がある。使用済燃料移送容器の内圧が過度に上昇すると、場合によっては、使用済燃料の破損、あるいは使用済燃料移送容器やその蓋の変形又は破損が生じる恐れがある。
そのため、従来の使用済燃料移送容器では、使用済燃料移送容器の上部周壁に水位調整用のベントオリフィスを設け、使用済燃料移送容器の上部に一定の空間を形成することで、使用済燃料移送容器内の水位を一定に保つとともに、使用済燃料移送容器の内圧の上昇を抑制する手段が講じられている。
特開2006−208217号公報
上述した従来の使用済燃料移送容器では、ベントオリフィスにより使用済燃料移送容器内の水を排水することにより使用済燃料移送容器内の水位を一定に保つことで内圧上昇を吸収する空間を確保しているが、ベントオリフィスの調整や、高放射能の排水を処理する必要がある。
しかしながら、いずれも高放射線環境下での作業となるため、安全性の観点から遠隔操作で作業を行う必要があり、そのため、作業負担及び作業時間が増大するとともに、作業効率も低いという課題があった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、使用済燃料移送容器の内圧を抑制することができる信頼性及び安全性の高い使用済燃料移送容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る使用済燃料移送容器は、使用済燃料を収容する容器本体と、前記容器本体の上部に装着される内蓋と、前記容器本体の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体が充填された外筒と、を有する使用済燃料移送容器において、前記内蓋の底面側に設けられ所定の空間容積を有する膨張室と、前記内蓋の上面側に設けられた圧力制御室と、前記圧力制御室に設けられ前記容器本体内の内圧が設定圧以上となった場合に当該容器本体内の内圧を前記膨張室へ導く圧力制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る使用済燃料移送容器の圧力制御方法は、開口部を備え使用済燃料を収容する容器本体と、前記容器本体の前記開口部の側に装着される内蓋と、前記容器本体の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体が充填された外筒と、前記内蓋の内部に設けられ所定の空間容積を有する膨張室を設け、前記容器本体内の内圧が設定圧以上となった場合に当該容器本体内の前記内圧を前記膨張室へ逃すことを特徴とする。
本発明によれば、使用済燃料移送容器の内圧を抑制することができるため、使用済燃料移送容器の信頼性及び安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る使用済燃料移送容器の断面構成図。 本発明の実施形態に係る使用済燃料移送容器の内蓋の断面構成図。 本発明の実施形態に係る圧力制御手段の概念図。
以下、本発明に係る使用済燃料移送容器およびその圧力制御方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
(構成)
本実施形態に係る使用済燃料移送容器10は、図1に示すように、開口部を有する容器本体5、容器本体5の開口部側(上部)に設けられた内蓋1と、内蓋1を覆うように設けられた外蓋2と、容器本体5の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体6が充填された外筒4と、外筒4の周面に設けられた係合用のトラニオン3と、容器本体5の内部に配置され使用済燃料を収容する例えば格子状のバスケット7と、から構成される。なお、本実施形態において、容器本体5の開口部側を上側(上部)、開口部の反対側の底面側を下側(下部)と記す。
内蓋1は、図2に示すように、内蓋1の内部には、底面側に設けられ所定の空間容積を有する膨張室12と、内蓋1内部の上面側に設けられた膨張室12とは別の圧力制御室8と、膨張室12と容器本体5内部とを連通させるラプチャーディスク9からなる圧力制御手段と、から構成される。
圧力制御室8には、圧力逃し弁8aと逆止弁8bからなる圧力制御手段が設けられ、圧力逃し弁8aは一方が容器本体5の上部空間に、他方が膨張室12内に、それぞれ配管13a、13bにより接続されている。また、逆止弁8bは圧力制御室8内に配置され、圧力逃し弁8aをバイパスするバイパス配管13cに設けられている。このバイパス配管13cは、圧力制御室8内で、一端が配管13aに、他端が配管13bに接続されている。
また、圧力制御室8の上部、すなわち外蓋2の側には、保守点検等の際に圧力制御室8の内部にアクセスすることができるように開閉蓋11が設けられている。
(作用)
上記のように構成された使用済燃料移送容器10に燃料プール内に保管されている使用済燃料を装荷する際は、使用済燃料移送容器10を燃料プール内に浸漬させて作業が行われるため、容器本体5の内部は燃料プール水で満たされる(図示せず)。
使用済燃料の装荷作業の終了後に、内蓋1を使用済燃料移送容器10の上部に吊り下ろし容器本体5に装着するが(図示せず)、これらの作業は燃料プール内で行われるため、燃料プール水の水頭圧によりプール水が膨張室12に浸入しようとする。
そのため、本実施形態では、圧力逃し弁8aの設定圧を予想されるプール水の水頭圧よりも高く設定することで、プール水の浸入を防止する。
次に、内蓋1を容器本体5の上部に装着した後、使用済燃料の崩壊熱により容器本体5内の水温が上昇し、水の熱膨張等により容器本体5内の内圧が上昇する可能性がある。この内圧が圧力逃し弁8aの設定圧以上になると、圧力逃し弁8aが開き、容器本体5内の空気又は水が配管13a、圧力逃し弁8a、配管13bを介して膨張室12へ導かれ、容器本体5内の内圧が膨張室12内へ逃され、容器本体5の内圧上昇が緩和される。これにより、容器本体5内の内圧上昇を防ぐとともに、容器本体5内の水位を略一定に保持することができる。
一方、容器本体5内の水の温度が低下すること等によって、内圧が減少して膨張室12の内部の圧力よりも低くなった場合は、膨張室12内の高圧の空気又は水等の流体は、配管13b、逆止弁8b、配管13aを介して、容器本体5内部に導かれる。
ラプチャーディスク9は、圧力逃し弁8aが故障した際のバックアップ用に設けられたもので、容器本体5内部が設定圧以上になった場合に破裂して、容器本体5内の内圧を膨張室12内に導き、容器本体5内の内圧上昇を抑制する。
なお、外蓋2は内蓋1を装着した後、使用済燃料移送容器10を燃料プールから引き上げる際や、外部に搬出する際に適宜装着される。
(効果)
本実施形態によれば、使用済燃料移送容器10の内蓋1に容器本体5内の内圧上昇を抑制する圧力制御手段(圧力逃し弁8a、逆止弁8b)を設けたことで、使用済燃料の崩壊熱等による容器本体5内の内圧上昇を自動的かつ効率的に抑制することができる。
また、圧力逃し弁8aの設定圧を、プール水の水頭圧によるプール水の浸入を防止するとともに容器本体5内の内圧上昇を緩和することができる圧力に設定することで、膨張室へのプール水の浸入を防ぐとともに、容器本体5内の内圧上昇を確実に抑制することができる。
また、内蓋1に保守点検用の開閉蓋11を設けたことで、水頭圧の異なる燃料プールや、収容する使用済燃料の発熱量等に応じて、圧力制御手段の設定値を適宜変更することにより、容器本体5内の内圧上昇を適切かつ効率的に抑制することができる。
さらに、圧力制御室8内の圧力抑制手段が故障した場合でも、バックアップ用の圧力制御手段(ラプチャーディスク9)を設けたため、容器本体5内の内圧上昇を確実に抑制することができる。これにより使用済燃料移送容器の安全性をより向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…内蓋、2…外蓋、3…トラニオン、4…外筒、5…容器本体、6…中性子遮蔽体、7…バスケット、8…圧力制御室、8a…圧力逃し弁、8b…逆止弁、9…ラプチャーディスク、11…開閉蓋、12…膨張室、13a、13b…配管、13c…バイパス配管。

Claims (6)

  1. 開口部を備え使用済燃料を収容する容器本体と、前記容器本体の前記開口部の側に装着される内蓋と、前記容器本体の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体が充填された外筒と、を有する使用済燃料移送容器において、
    前記内蓋の内部に設けられ所定の空間容積を有する膨張室と、前記内蓋の内部の前記膨張室と別に設けられた圧力制御室と、前記圧力制御室に設けられ前記容器本体内の内圧が設定圧以上となった場合に当該容器本体内の前記内圧を前記膨張室へ逃す圧力制御手段と、を備えることを特徴とする使用済燃料移送容器。
  2. 前記圧力制御手段は、圧力逃し弁と逆止弁からなり、
    前記圧力逃し弁は、一方が前記容器本体に他方が前記膨張室内に、それぞれ第1及び第2の配管により接続され、
    前記逆止弁は、前記圧力逃し弁をバイパスするバイパス配管に設けられるとともに、当該バイパス配管は前記第1及び第2の配管に接続されていることを特徴とする請求項1記載の使用済燃料移送容器。
  3. 前記容器本体内の内圧が設定圧以上になった場合に前記膨張室と前記容器本体を連通させるラプチャーディスクをさらに設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の使用済燃料移送容器。
  4. 開口部を備え使用済燃料を収容する容器本体と、前記容器本体の前記開口部の側に装着される内蓋と、前記容器本体の周囲に設けられ内部に中性子遮蔽体が充填された外筒と、を有する使用済燃料移送容器の圧力制御方法において、
    前記内蓋の内部に設けられ所定の空間容積を有する膨張室を設け、
    前記容器本体内の内圧が設定圧以上となった場合に当該容器本体内の前記内圧を前記膨張室へ逃すことを特徴とする使用済燃料移送容器の圧力制御方法。
  5. 前記設定圧は、使用済燃料が保管される燃料プールのプール水が前記膨張室に浸入しない圧力に設定されていることを特徴とする請求項4記載の使用済燃料移送容器の圧力制御方法。
  6. 前記容器本体内の内圧が前記膨張室の内部の圧力よりも低い場合に、前記膨張室内の流体を前記容器本体内に導くことを特徴とする請求項4又は5記載の使用済燃料移送容器の圧力制御方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021124476A (ja) * 2020-02-10 2021-08-30 株式会社神戸製鋼所 キャスク

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