JP5982230B2 - 原子炉格納容器の冷却装置 - Google Patents

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Description

この発明は、原子炉格納容器の貫通部を冷却する原子炉格納容器の冷却装置に関する。
炉心の冷却水として軽水を用いた改良沸騰水型原子炉(ABWR)の原子炉建屋には、炉心内の放射性物質が放出されるような苛酷な事態に備えて、原子炉格納容器が設けられている。原子炉格納容器は、サプレッション・チェンバを備えており、原子炉圧力容器を取り囲んで設けられている。原子炉格納容器は、原子炉圧力容器が破損して蒸気が放出された場合でも、サプレッション・チェンバ内にプールされた冷却水により、蒸気を冷却して凝縮し、原子炉圧力容器内の圧力上昇を抑制する機能を備えている。
原子炉格納容器の側壁には、機器搬入用およびサプレッション・チェンバへの作業員の出入口としての貫通部および電気配線用の貫通部が設けられている。貫通部内にはフランジ部材である貫通部材が配置され、貫通部材の端面には、シール部であるガスケットを介して、ハッチまたは別のフランジ部材が設けられている。
原子炉格納容器の電気配線用の貫通部からの放射性物質の漏洩を低減する構造として、貫通部を外側から加圧室で覆い、該加圧室内の圧力を原子炉格納容器内の圧力よりも高く維持して原子炉格納容器内の雰囲気が外部へ漏洩するのを低減するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2813360号公報
上記特許文献1に記載された原子炉設備は、貫通部を密封するシール部を冷却する冷却装置を備えていない。シール部の温度上昇を抑制すると、原子炉格納容器内の雰囲気が外部へ漏洩するリスクを一層低減することができる。
本発明の原子炉格納容器は、原子炉格納容器の側壁を貫通する貫通部材と、貫通部材の端面にシール部を介して設けられた連結部材と、シール部に隣接する連結部材および貫通部材の外周を、貫通方向における所定の長さに亘り冷却する冷却材噴射装置と、シール部の温度を検出する温度センサと、冷却材噴射装置から噴射される冷却水の開通・遮断を制御する開閉弁と、温度センサにより検出されたシール部の温度に基づいて、シール部の温度が、シール部の耐熱温度以下になるように開閉弁を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、原子炉格納容器内の水の飽和温度以上となるように開閉弁を制御することを特徴とする。
本発明によれば、冷却材噴射装置から噴射される冷却水により貫通部材および連結部材を介してシール部を冷却し、シー部材の温度上昇を抑制することができる。しかも、冷却材は、貫通方向における所定の長さに亘り貫通部材と連結部材とを冷却するように噴射されるので、冷却材量を低減することができる。
本発明の原子炉格納容器の冷却装置が設けられる原子力建屋の概略構造を示す断面図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の一実施の形態を示す模式図。 図2における原子炉格納容器の貫通部の冷却部付近を側面から観た図。 図2における原子炉格納容器の貫通部の冷却部付近を正面から観た図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置における処理フロー図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の設備の実施形態2を示す模式図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の設備の実施形態3を示す模式図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の設備の実施形態4を示す模式図。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の設備の実施形態5を示す模式図。
-実施形態1-
以下、本発明の原子炉格納容器の冷却装置の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、この発明の原子炉格納容器の冷却装置が設けられる原子力発電設備の概略構造を示す断面図である。
以下に示す一実施の形態では、原子力発電プラントを、改良沸騰水型原子炉(ABWR)の場合で説明する。
原子炉圧力容器13は、図1において、黒塗りして示す原子炉格納容器11内に配置され、原子炉格納容器11の外周には原子炉建屋14が設けられている。原子炉建屋14の上部には、使用済み燃料貯蔵プールまたは機器仮置き場としての保管部17が設けられている。
原子炉格納容器11は鋼製ライナを内張りした鉄筋コンクリート製で、気密性を有するように内壁面が鋼等で構成される。原子炉格納容器11の形状は、全高約36m、内径29m程度の円筒形状であり、原子炉圧力容器13は、原子炉格納容器11の軸芯とほぼ同軸に配置される。
原子炉格納容器11の内部は原子炉圧力容器13などを取り囲むドライウェル25、サプレッション・チェンバ19及び基礎盤から構成される。ドライウェル25とサプレッション・チェンバ19は鉄筋コンクリート製のダイヤフラム・フロア26により区画され、ベント管21によって相互に連通されている。苛酷な事態が生じることにより原子炉圧力容器13が破損してドライウェル25内に蒸気が放出された場合、蒸気はベント管21を通ってサプレッション・チェンバ19内の水中に導かれる。サプレッション・チェンバ19内にプールされた水で蒸気を凝縮することで原子炉格納容器11内の圧力上昇を抑制する。
原子炉格納容器11の側壁11aは、例えば、その厚さが2m程度であり、この側壁11aには、側壁11aの内面から外面に貫通する貫通部30が設けられている。貫通部30は、機器搬入用およびサプレッション・チェンバ19内への作業員の出入口となるものである。
作業員が出入りする貫通部30は、原子炉格納容器11の側壁11aの外部に設けられたハッチ31A、および図中点線で示すように、側壁11aの内部に設けられたハッチ31Bにより、出入口が塞がれている。作業員出入用のハッチ31A、31Bは、同時に、両方のハッチ31A、31Bが開かないような、エアロック構造となっている。なお、以下においては、ハッチ31Aおよび31Bを、ハッチ31として説明する。
また、原子炉格納容器11の側壁11aには、作業員用の貫通部とは、異なる位置に、不図示の電気配線用の貫通部が設けられている。電気配線用の貫通部は、作業員用の貫通部30よりも小径のフランジ部材であり、この貫通部のフランジ部材には、配線が挿通される別のフランジ部材(連結部材)が取り付けられる。作業員用の貫通部30と電気配線用の貫通部とは、原子炉格納容器11の軸芯を中心とする放射状に形成されている。
図2は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の一実施の形態を示す模式図であり、図3は、図2における原子炉格納容器の貫通部の冷却部付近を側面から観た図であり、図4は、図2における原子炉格納容器の貫通部の冷却部付近を正面から観た図である。
原子炉格納容器11の貫通部30には、貫通部材32が挿通されている。貫通部材32は、直径4m程度の円筒部材であり、その端面には、シール部を介在してハッチ(連結部材)31が開閉可能に取り付けられている。
シール部33は、例えば、シリコン系ゴムにより形成された2つのガスケットにより構成されている。各ガスケットは、直径が異なるリング状に形成されており、シール部33は、2つのガスケットが同心円状に貫通部材32とハッチ31との境界部34に介装されて構成されている。なお、ガスケットの数は2つに限られるものではない。
ハッチ31および貫通部材32には、それぞれ、境界部34から軸方向(貫通方向)における所定長さの位置に、外周面全体に亘り、連続して延出された鍔状の堰31a、32aが設けられている。堰31a、32aは、詳細は後述するが、堰31aと32aの間に噴射された冷却水を堰き止めるためものである。
ハッチ31と貫通部材32の境界部34の外周には、冷却水噴射装置(冷却材噴射装置)40が配置されている。冷却水噴射装置40は、ハッチ31と貫通部材32の境界部34の外周を取り囲む円環状に形成された環状配管部41と、この環状配管部41に、円周に沿ってほぼ等間隔に設けられた複数(図4では8個)のノズル42を備えている。複数のノズル42から、ハッチ31と貫通部材32の境界部34に設けられたシール部33に向かって冷却水が噴射される。複数のノズル42から噴射された冷却水は、堰31aと堰32aにより堰き止められる。複数のノズル42は堰31aと32aの間におけるハッチ31と貫通部材32の外周面全体に噴射されるように配列されおり、堰31aと堰32aの間におけるハッチ31と貫通部材32の外周全面が冷却領域Rとなる。なお、図3においては、図示の都合上、環状配管部41は二点鎖線で図示されている。
環状配管部41は、原子炉格納容器11の側壁11aに取り付けて固定することができる。また、環状配管部41は、移動可能な台車等に取り付けることもできる。環状配管部41を移動可能部材に取り付けてノズル42から噴射する冷却水が、冷却領域Rに入る位置に移動するようにすれば、既設の原子炉建屋にも容易に設置することが可能となる。移動可能部材は、適切な位置に設置した後、固定するようにしてもよい。
冷却水噴射装置40の環状配管部41には、冷却水供給装置(冷却材供給装置)50の配管36が連結されている。冷却水供給装置50は、温度監視装置51、空気駆動弁52(開閉弁)、冷却水タンク(冷却材タンク)53、蓄圧タンク54等を備える。冷却水タンク53と蓄圧タンク54とは配管55により連結され、空気駆動弁52と環状配管部41とは配管56により連結され、蓄圧タンク54と空気駆動弁52とは、弁駆動圧力供給用の配管57により連結されている。
温度監視装置51は、シール部33の外周におけるハッチ31または貫通部材32の温度(以下、監視部位の温度という)を検出する温度センサ(図示せず)を備えている。また、温度監視装置51は、監視部位の温度が水の飽和温度以下であるか否かを判断する判断回路およびシール部33が予め設定した耐熱温度以下であるか否かを判断する判断回路を備えている。
貫通部30内部、すなわち、苛酷の事態が生じた場合、原子炉格納容器11に内部には、水蒸気、水素が充満していると仮定される。このような状態において、内部圧力が原子炉格納容器11の最高使用圧力0.31MPag以下の場合では、原子炉格納容器11内部の水の飽和温度は136℃以下である。
シール部33としてシリコン系ガスケットを用いた場合、耐熱温度は、例えば、280℃に設定される。
温度監視装置51は、温度センサにより検出した監視部位の温度が、貫通部30内部が水の飽和温度以上と判断した場合、およびシール部33の耐熱温度以下と判断した場合、それぞれの検出信号を空気駆動弁52の開閉制御回路(図示せず)に送る。
空気駆動弁52は、不図示の防爆型電磁弁を含んでいる。また、空気駆動弁52は。上記した如く、開閉制御回路により開閉制御される。空気駆動弁52は、通常は、閉じているが、防爆型電磁弁が開くことにより、後述する如く、蓄圧タンク54から供給される圧縮空気により開通する。温度監視装置51および空気駆動弁52の開閉制御回路は、小型バッテリを電源とすることにより、外部電源を失った場合でも動作可能とすることが好ましい。
冷却水タンク53には、冷却水(冷却材)が蓄えられている。蓄圧タンク54には圧縮空気が封入されており、配管57を介して圧縮空気を空気駆動弁52に供給して、空気駆動弁52を開く。蓄圧タンク54は、配管55により冷却水タンク53に連通されており、空気駆動弁52が開いた状態では、冷却水タンク53に貯えられた冷却水を押し出して空気駆動弁52を通過させる。
次に、図5を参照して、発明に係る原子炉格納容器の冷却装置における冷却処理の一実施の形態を説明する。原子炉起動用の電源がオンされると、この処理を行うプログラムが起動されて、温度監視装置51および空気駆動弁52の開閉制御回路を制御する不図示の制御回路で実行される。
上述した如く、空気駆動弁52は、通常は閉じており、冷却水タンク53内に貯えられた冷却水は、空気駆動弁52により遮断されている。従って、冷却水噴射装置40のノズル42から冷却水は噴射されていない。
ステップS1では、監視部位の温度、すなわち、シール部33の温度が耐熱温度以下、例えば、280℃以下であるか否かが判断される。苛酷な事態生じてシール部33の温度が上昇し、耐熱温度を超えていると判断されると、すなわち、ステップS1で否定されるとステップS2に進む。シール部33の温度が耐熱温度以下であれば、ステップS1で肯定され、ステップS3に進む。
ステップS2では、空気駆動弁52を開く。詳細には、温度センサにより検出されたシール部33の温度が、シール部33の耐熱温度を超えている場合には、その検出信号が温度監視装置51から空気駆動弁52の開閉制御回路に送られ、防爆型電磁弁が開く。
防爆型制御弁が開くと、蓄圧タンク54から配管57を介して空気駆動弁52に圧縮空気が送られ、空気駆動弁52が開通する。
このようにして、ステップS2において空気駆動弁52が開くと、蓄圧タンク54に封入されている圧縮空気により冷却水タンク53内の冷却水が押し出されて、空気駆動弁52を通過する。空気駆動弁52を通過した冷却水は、冷却水噴射装置40の環状配管部41を介して複数のノズル42から、ほぼ同時に噴射される。
ノズル42から噴射された冷却水は、ハッチ31の堰31aと貫通部材32の堰32aにより設定された冷却領域Rにおけるハッチ31および貫通部材32の外周面全体を冷却する。ステップS1の処理は、シール部33の温度が耐熱温度以下になるまで継続される。
ステップS1で肯定された場合、ステップS3では、監視部位の温度が、貫通部30内における水の飽和温度以下、例えば、136℃以下であるか否かが判断される。ステップS3で否定されれば、ステップS1に戻る。ステップS3で肯定されれば、すなわち、監視部位の温度が、貫通部30内における水の飽和温度以下であれば、ステップS4に進む。
ステップS4では、空気駆動弁52を閉じる。
詳細には、温度センサにより検出された監視部位の温度が貫通部30内における水の飽和温度以下である場合には、その検出信号が温度監視装置51から空気駆動弁52の開閉制御回路に送られ、防爆型電磁弁が閉じる。防爆制御弁が閉じることにより、蓄圧タンク54から配管57を介して空気駆動弁52に供給される圧縮空気が遮断され、空気駆動弁52が閉じる。
このようにして、空気駆動弁52が閉じると、これに伴い、冷却水タンク53内の冷却水が空気駆動弁52で遮断され、ノズル42から噴射されている冷却水の噴射が停止する。ステップS4が終了すると、ステップS1に戻る。このため、監視部位の温度が貫通部30内における水の飽和温度以下である状態では、冷却水噴射装置40から冷却水が噴射することはない。
上記一実施の形態では、監視部位の温度、換言すれば、シール部33の温度が、耐熱温度を超えると、冷却水噴射装置40から冷却水が噴射されてシール部33が冷却される。このため、原子炉格納容器11内の雰囲気が外部へ漏洩するリスクを低減することができる。
上記一実施の形態では、貫通部30内が水の飽和温度以下の場合には、貫通部30の冷却を行わないようにしている。
貫通部30の冷却を続けると、貫通部30の冷却領域Rの温度は100℃以下となり、貫通部30内における温度は、原子炉格納容器11の最大使用圧力における水の飽和温度以下となる。水の飽和温度以下となった領域では、常に、蒸気の凝縮が生じるが、蒸気の凝縮が生じた場合の熱伝達率は、気体の熱伝達率に比べて非常に大きい。つまり、内部に蒸気の凝縮が生じた場合は、外部に出てくる熱流束は非常に大きくなり、この冷却には、多量の冷却水が必要となる。
本一実施の形態では、貫通部30内が水の飽和温度以下では冷却を行わないようにしているので、冷却水量を大幅に低減することが可能となっている。水の飽和温度以下の場合でも冷却を行う場合に比し、冷却水量を、例えば、その数分の1〜十数分の1とすることができる。
しかも、貫通部30の冷却は、ハッチ31および貫通部材32に、それぞれ、堰31a、32aを形成し、冷却水が冷却領域Rの外側に流布されるのを防止して冷却領域Rのみで行う。これによっても、冷却効率が向上し、冷却水量を少量に抑えることが可能となっている。
上記一実施の形態では、冷却水噴射装置40を、貫通部30の外径より大きい内径を有する環状配管部41および環状配管部41に取り付けられた複数のノズル42により構成した。このため、冷却水噴射装置40を分解または移動することなく、機器を搬入し、あるいは作業員が出入りすることができる。
また、冷却水の供給・遮断を空気駆動弁52の開閉により行い、空気駆動弁52の開閉を制御する制御回路の電源をバッテリとしているため、外部電源が失われた場合でも、冷却処理を行うことができる。
なお、本発明の原子炉格納容器の冷却装置は、種々の実施形態とすることが可能であり以下に、他の実施形態を説明する。
--実施形態2--
図6は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の実施形態2の模式図である。
実施形態2が実施形態1と相違する点は、実施形態2では、蓄圧タンク54と冷却水タンク53とを連結する配管55を備えていない点である。
実施形態2では、冷却水タンク53は、冷却水噴射装置40よりも、十分に高い位置、例えば、数m程度、高い位置に配置されている。このため、空気駆動弁52が開通すると、冷却水タンク53内の冷却水は、水頭圧により、空気駆動弁52を流通して冷却水噴射装置40に供給される。冷却水タンク53は、保管部17(図1参照)上に配置してもよい。
上記以外は、実施形態1と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
--実施形態3--
図7は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の実施形態3の模式図である。
実施形態3が実施形態2と相違する点は、実施形態2における空気駆動弁52を、実施形態3では、電気弁52aとした点である。空気駆動弁52を電気弁52aとすることにより、蓄圧タンク54を省略することができる。
冷却水タンク53は、実施形態2と同様に、冷却水噴射装置40よりも、十分に高い位置に配置し、水頭圧により、冷却水タンク53内の冷却水が、電気弁52aを流通して冷却水噴射装置40に供給されるようになっている。
電気弁52aの電源は、温度監視装置51のバッテリと共有することが好ましい。
上記以外は、実施形態2と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
--実施形態4--
図8は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の実施形態4の模式図である。
実施形態4においても、冷却水の供給を開通・遮断する開閉弁として、実施形態3と同様に電気弁52aを用いている。
しかし、実施形態3では、冷却水タンク53の冷却水の供給は、水頭圧によるものではなく、実施形態1の場合と同様に、蓄圧タンク54内に封入された圧縮空気によるものとしている。このため、実施形態3の場合に対し、蓄圧タンク54が付加され、蓄圧タンク54と冷却水タンク53とが配管55で連結されている。このような実施形態4では、冷却水タンク53は、実施形態3の場合よりも低い位置に設置することができ、レイアウトの自由度が大きくなる。
--実施形態5--
図9は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の実施形態5の模式図である。
実施形態5として示す原子炉格納容器の冷却装置は、実施形態1〜4とは大きく異なり、シール部33の温度を検出する温度センサを含む温度監視装置51を備えていない。
実施形態5においては、冷却水噴射装置40に冷却水を供給する冷却水供給装置50Aは、冷却水タンク53と、環状配管部41に配管56を介して連結された溶融弁52bと、溶融弁52bに連結されたオリフィス61と、オリフィス61と冷却水タンク53との間に介装された逆止弁62を備えている。
溶融弁52bは、原子炉格納容器11内の温度、すなわち、監視部位の温度が、シール部33の耐熱温度(例えば、280℃)を超えると弁箱内の弁体が溶融するように設定されている。オリフィス61は、貫通部30の温度がシール部33の耐熱温度を超えた場合、貫通部30の温度が、適切な速度で、シール部33の耐熱温度よりも低い温度に冷却される流量となるように、その絞り断面積が設定されている。冷却水タンク53は、冷却水噴射装置40よりも十分に高い位置に配置されている。従って、冷却水タンク53内の冷却水は、水頭圧により、逆止弁62、オリフィス61、溶融弁52bを介して冷却水噴射装置40に供給される。
このように構成された冷却水供給装置50Aでは、原子炉格納容器11内の温度が、シール部33の耐熱温度を超えると溶融弁52bの弁体が溶融し、冷却水タンク53内に貯えられた冷却水が、水頭圧により、溶融弁52bを介して冷却水噴射装置40に供給される。冷却水の供給量は、オリフィス61の絞り断面積を変更することにより、自由に変更することができる。
なお、配管56、ノズル42等の損失を含め、冷却水供給装置50の供給能力を、配管56の内径、引き回し構造、引き回し長さ等と関連付けることにより、オリフィス61を省略することも可能である。しかし、配管56の内径、引き回し構造、引き回し長さ等を共通にし、適正な絞り断面積を有するオリフィス61を装着することにより冷却水供給装置50の供給能力を設定するようにすることは、開発期間の短縮に有効である。
以上説明した通り、上記実施形態1〜5によれば、シール部33の温度が耐熱温度を超えると、冷却水噴射装置40から冷却水が噴射されてシール部33が冷却される。このため、原子炉格納容器11内の雰囲気が外部へ漏洩するリスクを低減することができる。
また、上記実施形態1〜4によれば、貫通部30内が水の飽和温度以下では、冷却を行わないようにしているので、貫通部30内が水の飽和温度以下でも冷却を行う場合に比し、冷却水量を低減することが可能である。
上記実施形態5では、貫通部30内が水の飽和温度以下でも冷却を行うが、シール部33の温度監視装置51を備える必要が無いので、安価な装置とすることができる。
なお、上記実施形態においては、貫通部材32の端面にシール部33を介してエアロックされるハッチ31が取り付けられる構造として説明した。しかし、ハッチ31はエアロック構造である必要はなく、例えば、締結部材により取り付けられる構造であってもよい。また、ハッチ31に替えてフランジ部材としてもよい。
貫通部30は、機器挿入用および作業員の出入口の場合で説明した。しかし、上記各実施形態は、原子炉格納容器11の側壁11aに形成された電気配線用の貫通部に対しても適用することが可能である。
上記実施形態では、環状配管部41を貫通部材32とハッチ31の境界部34に介装されたシール部33の外周に配置した構造として例示した。しかし、環状配管部41は、貫通部材32またはハッチ31のいずれか一方の外周に配置したり、ハッチ31の手前、換言すれば、ハッチ31と重ならない位置に配置したりしてもよい。また、環状配管部41を用いず、各ノズル42に連結される配管を、貫通部材32とハッチ31の境界部34まで引き延ばしてもよい。要は、ノズル42から噴射された冷却水が、冷却領域R内に入いるように配管をすればよい。
その他、上記各実施形態を組み合わせたり、適宜、変形したりして適用することが可能であり、要は、原子炉格納容器の側壁を貫通する貫通部材の端面にシール部を介して連結部材を設け、貫通部材または連結部材の外周に冷却水噴射装置を配置し、冷却水噴射装置により、シール部の両側の連結部材および貫通部材の外周を、貫通方向における所定の長さに亘り冷却するようにしたものであればよい。
11 原子炉格納容器
11a 側壁
13 原子炉圧力容器
14 原子炉建屋
30 貫通部
31、31A、31B ハッチ(連結部材)
31a 堰
32 貫通部材
32a 堰
33 シール部
34 境界部
40 冷却水噴射装置(冷却材噴射装置)
41 環状配管部
42 ノズル
50、50A 冷却水供給装置(冷却材供給装置)
51 温度監視装置
52 空気駆動弁
52a 電気弁
52b 溶融弁
53 冷却水タンク(冷却材タンク)
54 蓄圧タンク
55〜57 配管
61 オリフィス
R 冷却領域


Claims (13)

  1. 原子炉格納容器の側壁を貫通する貫通部材と、
    前記貫通部材の端面にシール部を介して設けられた連結部材と、
    前記シール部に隣接する前記連結部材および前記貫通部材の外周を、貫通方向における所定の長さに亘り冷却する冷却材噴射装置と、
    前記シール部の温度を検出する温度センサと、前記冷却材噴射装置から噴射される冷却水の開通・遮断を制御する開閉弁と、前記温度センサにより検出された前記シール部の温度に基づいて、前記シール部の温度が、前記シール部の耐熱温度以下になるように前記開閉弁を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、原子炉格納容器内の水の飽和温度以上となるように前記開閉弁を制御することを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  2. 請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記貫通部材および前記連結部材には、それぞれ、前記シール部が設けられた外周部に、前記冷却材噴射装置から噴射された冷却水を堰き止める堰が設けられていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  3. 請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記冷却材噴射装置は、前記貫通部材の堰と前記連結部材の堰との間における前記貫通部材と前記連結部材の外周面全体を冷却材により冷却する複数のノズルを備えていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  4. 請求項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記冷却材噴射装置は、さらに、前記貫通部材または前記連結部材の外径より大きい径を有し、前記複数のノズルが接続された環状配管部を備えることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  5. 請求項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記環状配管部は、原子炉格納容器に取り付けられていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  6. 請求項4に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記環状配管部は、移動可能な部材に取り付けられていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  7. 請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、さらに、前記冷却材噴射装置に連結された冷却材供給装置を備え、
    前記冷却材供給装置は、前記シール部の温度を監視する温度監視装置と、前記温度監視装置からの信号に基づいて前記冷却材噴射装置への冷却材の供給を開通・遮断する開閉弁と、前記開閉弁に連通する冷却材タンクとを備えることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  8. 請求項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記開閉弁は電気弁であることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  9. 請求項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記開閉弁は空気駆動弁であり、前記冷却材供給装置は、さらに、空気駆動弁を開閉する蓄圧タンクを備えることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  10. 請求項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記蓄圧タンクは、前記冷却材タンクに連通されていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  11. 請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、さらに、前記冷却材噴射装置に連結された冷却材供給装置を備え、前記冷却材供給装置は、前記冷却材噴射装置よりも上方に位置する冷却材タンクを備え、前記冷却材供給装置を介して前記冷却材噴射装置から噴射される冷却材の流量は、流量の調整をすることなく、前記シール部の耐熱温度以下に冷却する流量となるように設定されていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  12. 請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、さらに、前記冷却材噴射装置に連結された冷却材供給装置を備え、前記冷却材供給装置は、前記冷却材噴射装置よりも上方に位置する冷却材タンクと、前記冷却材タンクと前記冷却材噴射装置との間に装着されたオリフィスとを備え、前記冷却材供給装置を介して前記冷却材噴射装置から噴射される冷却材の流量は、流量の調整をすることなく、前記シール部の耐熱温度以下に冷却する流量となるように設定されていることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の原子炉格納容器の冷却装置において、前記貫通部材は、機器搬入用または作業員の出入口であり、前記連結部材は、前記貫通部材の出入口を塞ぐハッチであることを特徴とする原子炉格納容器の冷却装置。
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