JP5942116B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、発光手段によって光る装飾部を備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、装飾部を内部から光らせることで、装飾部の装飾性の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−172216号公報([0028]、図7)
しかしながら、上述した従来の遊技機では、装飾部が単に光るだけであって、装飾部の装飾性の更なる向上が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、装飾部の装飾性を高めることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技領域が前面に形成された遊技盤と、遊技盤より前側で遊技領域の少なくとも一部が遊技領域に対向した位置から視認可能となるように間隔をあけて配置された1対の対向部材と、1対の対向部材のうち互いに対向する面に形成されて、平行又は略平行に配置された第1と第2の装飾部と、第1の装飾部を光らせる発光手段と、を備え、第2の装飾部には、第1の装飾部が光ったときに第1の装飾部の装飾が投影される装飾投影面が形成され、第1の装飾部は、装飾投影面と同一又は類似の形状をなす共通装飾面を有し、装飾投影面に第1の装飾部の共通装飾面が投影され、共通装飾面及び装飾投影面は、前後の中心線に対して非対称な形状をなし、共通装飾面は、装飾投影面とは前後が逆転するように配置されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、遊技盤の前方を覆い、かつ、遊技領域を視認可能にする視認部と視認部の四方を囲む枠部とを有した前面カバーを備え、1対の対向部材は、枠部のうち視認部を挟んで対向する部分から前方に突出するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、第1の装飾部が形成された対向部材の枠部からの突出量は、第1の装飾部が施される大きさであり、第2の装飾部が形成された対向部材の枠部からの突出量は、第1の装飾部が形成された対向部材の面と垂直な方向から見たときに第1の装飾部と装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、装飾投影面を配置可能な大きさであるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、装飾投影面を第1の装飾部側から覆いかつ第1の装飾部側へ凸状に湾曲した透明カバーを備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、透明カバーは、第2の装飾部が形成された対向部材に設けられて、遊技者が操作可能な操作部であるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、発光手段は、第1の装飾部が形成された対向部材に内蔵された発光素子であり、第1の装飾部が形成された対向部材の大きさは、第1の装飾部が施される大きさであり、第2の装飾部が形成された対向部材の大きさは、第1の装飾部が形成された対向部材の面と垂直な方向から見たときに第1の装飾部と装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、装飾投影面を配置可能な大きさであるところに特徴を有する。
[請求項1、2の発明]
請求項1の発明によれば、1対の対向部材のうち互いに対向する面に、平行又は略平行に配置された第1と第2の装飾部を備え、第1の装飾部が光ったときに、第2の装飾部に形成された装飾投影面に第1の装飾部の装飾が投映される。このように、本発明によれば、第1の装飾部が光るだけでなく、その第1の装飾部の装飾が第2の装飾部の装飾投影面にも投影されるので、装飾部の装飾性を高めることが可能になる。また、本発明によれば、装飾投影面と同一又は相似の形状をなす共通装飾面が装飾投影面に投影されるので、2つの装飾が重なるように見せることが可能になる。
ここで、1対の対向部材は、遊技盤から前方に突出する構成であってもよいし、請求項2の発明のように、遊技盤の前方を覆い、かつ、遊技領域を視認可能にする視認部と視認部の四方を囲む枠部とを有した前面カバーを備えて、その枠部のうち視認部を挟んで対向する部分から前方に突出する構成であってもよい。なお、請求項2の発明によれば、遊技領域に他の部材を配置するスペースを確保することが可能になる。
また、請求項2の発明において、1対の対向部材は、枠部の左右の辺部から前方に迫り出した部分に形成されてもよいし、枠部の上辺部と下辺部とから前方に迫り出した部分に形成されてもよい。なお、後者の構成によれば、遊技機が設置される室内の照明によって第1の装飾部の光が相対的に弱まることを抑えることが可能となる。
また、発光手段は、対向部材の外側から第1の装飾部に光を照射することで第1の装飾部を光らせる構成であってもよいし、第1の装飾部が形成された対向部材に内蔵された構成であってもよい。なお、後者の構成によれば、外部光の影響を抑えて第1の装飾部を強く光らせることが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、第1の装飾部を装飾投影面に投影させ易くすることが可能となる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、第1の装飾部からの光を透明カバーによって装飾投影面に集光することが可能となる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、透明カバーを遊技者が操作可能な操作部に利用することが可能となる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、外部光の影響を抑えて第1の装飾部を強く光らせることが可能となる。また、第1の装飾部を装飾投影面に投影させ易くすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 前面カバーの側面図 球貯留部の斜視図 操作ボタン装置の斜視図 球貯留部の平面図 (A)待機位置の可動役物の正面図、(B)演出位置の可動役物の正面図 役物格納突部の底面図 (A)第1装飾部を下方から見た図、(B)第2装飾部を上方から見た図 第1装飾部からの光が第2装飾部へ照射される様子を示す概念図 変形例に係る1対の対向部材の(A)正面図、(B)側面図 変形例に係る第1装飾部が光る様子を示す概念図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10(以下、「遊技機10」という。)は、ガラス窓10Gの周りを前枠10Fにて囲んでなる前面カバー10Cを備えている。前面カバー10Cは、宇遊技領域R1が前面に形成された遊技盤11を前方から覆い(図2参照)、ガラス窓10Gを通して遊技領域R1が視認可能になっている。なお、本実施形態では、ガラス窓10Gと前枠10Fとが本発明の「視認部」と「枠部」に相当する。
図2に示すように、前枠10Fの下辺部には、ガラス窓10Gよりも前方に迫り出した球貯留部30が設けられている。また、前枠10Fの上辺部には、ガラス窓10Gよりも前方に迫り出して球貯留部30と上下方向で対向する役物格納突部60が設けられている。役物格納突部60と球貯留部30とは、本発明の「1対の対向部材」に相当する。なお、図2では、前枠10Fの左右の辺部に設けられた装飾部材が省略して示されている。
以下、球貯留部30と役物格納突部60の詳細について説明する。図3に示すように、球貯留部30は、遊技球を貯留可能な上皿26及び下皿27を上下2段にして備え、下皿27の右側に操作ハンドル28を備えている。そして、操作ハンドル28を回動操作すると、上皿26に貯留された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
遊技領域R1には、図示しない始動入賞口と大入賞口が備えられ、始動入賞口に遊技球が入球すると所定数の賞球が払い出されると共に、当否判定が行われる。大入賞口は、通常は、可動扉等で閉塞されて入球が困難な状態になっていて、上記当否判定の結果が当りとなったときに開放されて入球が容易な状態となる。また、遊技領域R1には、当否判定の結果に基づく演出が行われる表示部(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、上皿26は、球貯留部30の上部の後側部分に配置されていて、球貯留部30の上皿26の前側部分には、十字キー31、演出用操作ボタン32、球排出ボタン33、球貸ボタン34、球貸用カードの返却ボタン35を並べて備える操作パネル部30Sが設けられている。
球排出ボタン33が操作されると、上皿26に収容されている遊技球が下皿27へと移動する。球貸ボタン34が操作されると、予め設定された数の遊技球が貸し出され、上皿26に貯留される。返却ボタン35が操作されると、球貸用カードが返却される。なお、球貸用カードは、パチンコホール内で遊技球を借りるためのカードであって、例えば、遊技機10の左側に設置される球貸用サンドのカード挿入口に挿入されると、球貸用カードに記録されている残高分の遊技球を借りることが可能となる。また、球貸用カードは、返却ボタン35が操作されると、球貸用サンドの返却口から返却される。
十字キー31及び演出用操作ボタン32は、遊技の進行に応じて実行される演出に使用される。その使用例としては、例えば、(a)実行する演出を複数種類の演出群の中から十字キー32で選択させて演出用操作ボタン32で決定させることや、(b)(a)の例と同様にして、遊技中のBGMを複数種類の楽曲の中から選択、決定させること等が挙げられる。
操作パネル部30Sは、以下のようにして形成されている。即ち、各種ボタン31〜35を上部に備える複数種類の操作ボタン装置が球貯留部30に組み付けられると共に、各種ボタン31〜35が球貯留部30の上面から露出することで、操作パネル部30Sが形成される。
図4には、演出用操作ボタン32を備える操作ボタン装置40が示されている。演出用操作ボタン32は、上側に凸状に湾曲したドーム部41Dを上部に有するカバー部材41にて支持プレート44の上方が覆われた構造になっていて、カバー部材41が支持プレート44に対して相対的に上下動可能となっている。そして、カバー部材41が押圧操作されて下方に移動すると、操作ボタン装置40の下部に備えた底ケース45内の図示しないセンサにより押圧操作が検出される。
カバー部材41の内側には、上下方向に扁平な盤状をなす装飾部材42が備えられている。装飾部材42の上面には、本発明に係る「第2の装飾部」としての第2装飾部50が形成されている。また、カバー部材41は、全体が透明になっていて、装飾部材42は、カバー部材41を通して遊技者に視認されるようになっている。即ち、本実施形態では、カバー部材41が本発明の「透明カバー」及び「操作部」となっている。
図5には、球貯留部30を上方から見た図が示されている。同図に示すように、装飾部材42の第2装飾部50がカバー部材41介して視認されるようになっている。ここで、本実施形態では、図2に示すように、球貯留部30の上面が前下がりに傾斜していて、装飾部材42の上面が遊技者側を向くように配置されている。これにより、第2装飾部50を遊技者に視認され易くすることが可能となっている。
図8(B)に示すように、第2装飾部50は、中央部に配置された第2センター装飾部51と、第2センター装飾部51を四方から囲むように配置されたサブ装飾部52とを備えている。具体的には、第2センター装飾部51は、頂点が奥側に配置された正三角形状をなし、サブ装飾部52は、略円形状をなしている。また、図4に示すように、第2センター装飾部51の上面51Mは、平坦になっていて、本発明に係る装飾投影面53を構成している。
次に、役物格納突部60(図2参照)について説明する。図6(A)に示すように、役物格納突部60には、上方に開口して可動役物65を収容する役物収容部61が形成されている。可動役物65は、通常は、役物収容部61内に格納されて遊技者から視認困難置に配置され、特定の演出条件が成立したときに、図6(B)に示すように、役物格納突部60の外側に突出して遊技者に視認可能となる演出位置に配置される。
詳細には、可動役物65は、1対の役物構成体66,66で構成されている。1対の役物構成体66,66は、可動役物65が待機位置に配置された状態で、左右横並びに配置され、それら1対の役物構成体66,66の上端部同士がヒンジ67を介して結合されている。この状態で、1対の役物構成体66,66は、役物収容部61の上方開口を閉塞している。なお、役物格納突部60の外面と、1対の役物構成体66,66の上側を向く面とには、同様の装飾が施されているので、待機位置における1対の役物構成体66,66の上側を向く面は役物格納突部60の一部であるかのような印象を遊技者に付与することが可能となっている。
上記した特定の演出条件が成立すると、1対の役物構成体66,66は、ヒンジ67を中心に上方に回転して役物格納突部60の外側に突出する。そして、可動役物65が演出位置に配置された状態(図6(B)参照)では、1対の役物構成体66,66が合体して1つの装飾(図6(B)の例では、第2装飾部43と同様に、円形の縁の中に三角形のエンブレムを備えた装飾が示されている。)を形成する。
図7に示すように、役物格納突部60の下面には、本発明の「第1の装飾部」としての第1装飾部70が形成されている。第1装飾部70は、中央部に配置された第1センター装飾部71と、第1センター装飾部71を四方から囲むように配置された第1サブ装飾部72とを備えている。
具体的には、図8(A)に示すように、第1センター装飾部71は、頂点が手前に配置された逆正三角形状をなし、第1サブ装飾部72は、略円形状をなしている。また、図示はしないが、第1センター装飾部71の下面71Mは、平坦になっている。ここで、上述したように、第2センター装飾部51は、頂点が奥側に配置された正三角形状になっていて、第2センター装飾部51と前後が逆転した形状となっている。図8(A)と図8(B)の比較から明らかなように、本実施形態では、第1センター装飾部71の下面71Mが、第2センター装飾部51の装飾投影面53と同じ形状になっていて、第1センター装飾部71の下面71Mにより本発明に係る共通装飾面73が構成されている。なお、本実施形態では、第1装飾部70は第2装飾部50と略同じ大きさになっていて、第1センター装飾部71は第2センター装飾部51と略同じ大きさになっている。
ところで、第1装飾部70のうち第1センター装飾部71を含む一部は透光性部材で構成されていて、役物格納突部60に内蔵されたLED76(図9参照)が発光すると、第1装飾部70が光るようになっている。具体的には、図6(A)に示すように、役物収容部61の底部には、第1装飾部70の上側に重ねて配置されるLED基板75が備えられ、図9に示すように、そのLED基板75に実装された複数のLED74により第1装飾部70が光る。なお、本実施形態では、LED76が、本発明の「発光手段」及び「発光素子」に相当する。
第1装飾部70が光ると、その光が第2装飾部50に照射される。具体的には、図9に示すように、第2装飾部50は、LED基板75と第1装飾部70とを結ぶ直線の延長線上に配置され、LED74からの光は、第1装飾部70の第1センター装飾部71を透過して、第2センター装飾部51の上面51M、即ち、装飾投影面53へと向かう。ここで、本実施形態では、第2装飾部50は、上方へ凸状に湾曲したドーム部41Dで上方を覆われているので、第1センター装飾部71からの光は、ドーム部41Dにて装飾投影面53の中央部へと集光される。これらにより、第1装飾部70における第1センター装飾部71の装飾が、第2装飾部50の装飾投影面53に投影される。
なお、詳細には、第2装飾部50が形成されている球貯留部30の大きさ(前枠10Fからの突出量)は、第1装飾部70が形成されている役物格納突部60の下面と垂直な方向、即ち、上下方向から見たときに、第1装飾部70と装飾投影面53の一部とが重なるように、第2装飾部50を配置可能な大きさとなっている。これにより、第1装飾部70を装飾投影面53に投影させ易くすることができる。
図8(B)には、装飾投影面53に投影された第1センター装飾部71が薄灰色で示されている。同図に示されるように、装飾投影面53には、第1センター装飾部71の下面71M、即ち、共通装飾面73の形状が投影されている。ここで、上述の如く、共通装飾面73の形状は、装飾投影面53の三角形と同じ形状になっているので、第2装飾部50に2つの装飾が重なるように見せることが可能となる。また、共通装飾面73は、装飾投影面53とは前後が逆向きに配置されているので、装飾投影面53に第1装飾部70の装飾が投影された状態を遊技者に認識させ易くすることが可能となる。さらに、上述したように、本実施形態では、球貯留部30の上面が前下がりに傾斜しているので、第2装飾部50の装飾投影面53が遊技者側を向くように配置され、装飾投影面53に投影された第1装飾部70の装飾を遊技者に見え易くすることが可能となる。
本実施形態の遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、遊技機10の作用効果について説明する。
本実施形態の遊技機10によれば、前枠10Fの上辺部に設けられた役物格納突部60の下面と、前枠10Fの下辺部に設けられた球貯留部30の上面とに、第1装飾部70と第2装飾部50とを備え、LED76により第1装飾部70が光ったときに、第2装飾部50に形成された装飾投影面53に第1装飾部70の第1センター装飾部71が投影される。このように、本実施形態によれば、第1装飾部70が光るだけでなく、その第1装飾部70の装飾が第2装飾部50の装飾投影面52にも投影されるので、装飾部の装飾性を高めることが可能になる。
しかも、第1装飾部70を光らせるLED76は、役物格納突部60に内蔵され、LED76と第1装飾部70を結ぶ直線の延長線上に装飾投影面53が配置されているので、第1装飾部70(詳細には、第1センター装飾部71の下面71M)が装飾投影面53に投影され易くすることが可能となる。
また、第2装飾部50は、透光性材料により構成されて上側(即ち、第1装飾部70側)に凸状に湾曲したドーム部41Dを有するカバー部材41に覆われているので、第1装飾部70からの光をカバー部材41によって装飾投影面53に集光することが可能となる。しかも、カバー部材41は、遊技の演出が行われる際に遊技者が操作可能な演出用操作ボタン32となっているので、装飾投影面53へ集光するカバー部材41を、遊技者が操作可能な操作部にも利用することが可能となる。
さらに、本実施形態では、役物格納突部60には、可動役物65を収容する役物収容部61が形成されているので、第1装飾部70が形成された部材を可動役物65の収容にも利用することが可能となる。
なお、本実施形態の構成をまとめると、本実施形態の遊技機10は、下記[1]〜[12]の構成を有している、と言える。
[1]遊技領域が前面に形成された遊技盤と、前記遊技盤より前側で前記遊技領域の少なくとも一部が前記遊技領域に対向した位置から視認可能となるように間隔をあけて配置された1対の対向部材と、前記1対の対向部材のうち互いに対向する面に形成されて、平行又は略平行に配置された第1と第2の装飾部と、前記第1の装飾部を光らせる発光手段と、を備え、前記第2の装飾部には、前記第1の装飾部が光ったときに前記第1の装飾部の装飾が投影される装飾投影面が形成されたことを特徴とする遊技機。
[1]の構成によれば、1対の対向部材のうち互いに対向する面に、平行又は略平行に配置された第1と第2の装飾部を備え、第1の装飾部が光ったときに、第2の装飾部に形成された装飾投影面に第1の装飾部の装飾が投映される。このように、本発明によれば、第1の装飾部が光るだけでなく、その第1の装飾部の装飾が第2の装飾部の装飾投影面にも投影されるので、装飾部の装飾性を高めることが可能になる。
[2]前記遊技盤の前方を覆い、かつ、前記遊技領域を視認可能にする視認部と前記視認部の四方を囲む枠部とを有した前面カバーを備え、前記1対の対向部材は、前記枠部のうち前記視認部を挟んで対向する部分から前方に突出することを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[2]の構成によれば、遊技領域に他の部材を配置するスペースを確保することが可能になる。
[3]前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の前記枠部からの突出量は、前記第1の装飾部が施される大きさであり、前記第2の装飾部が形成された前記対向部材の前記枠部からの突出量は、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の面と垂直な方向から見たときに前記第1の装飾部と前記装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、前記装飾投影面を配置可能な大きさであることを特徴とする[2]に記載の遊技機。
[3]の構成によれば、第1の装飾部を装飾投影面に投影させ易くすることが可能となる。
[4]前面カバーは、前記枠部の上辺部と下辺部とから前方に迫り出した上側迫出部と下側迫出部とを備え、前記1対の対向部材は、前記上側迫出部と前記下側迫出部とで構成され、前記第1の装飾部と前記第2の装飾部のうち一方の装飾部は、前記上側迫り出部の下面に形成されると共に、前記第1の装飾部と前記第2の装飾部のうち他方の装飾部は、前記下側迫出部の上面に形成されたことを特徴とする[2]又は[3]に記載の遊技機。
[4]の構成によれば、遊技機が設置される室内の照明によって第1の装飾部の光が相対的に弱まることを抑えることが可能となる。
[5]前記上側迫出部の内部には、可動役物を収容可能な役物収容部が形成され、
前記可動役物は、通常は前記役物収容部に収容され、特定の演出条件が成立したときに、前記上側迫出部の外側に突出することを特徴とする[4]に記載の遊技機。
[5]の構成によれば、1対の対向部材のうち一方の対向部材を構成する可動役物の収容にも利用することが可能となる。
[6]前記下側迫出部の上面は、前下がりに傾斜していることを特徴とする[4]又は[5]に記載の遊技機。
[6]の構成によれば、第2装飾部に形成された装飾投影面を遊技者に見易くすることが可能になり、装飾投影面に投影された第1の装飾部の装飾を視認させ易くすることが可能となる。
[7]前記装飾投影面を前記第1の装飾部側から覆いかつ前記第1の装飾部側へ凸状に湾曲した透明カバーを備えたことを特徴とする[1]〜[6]のうち何れか1に記載の遊技機。
[7]の構成によれば、第1の装飾部からの光を透明カバーによって装飾投影面に集光することが可能となる。
[8]前記透明カバーは、前記第2の装飾部が形成された前記対向部材に設けられて、遊技者が操作可能な操作部であることを特徴とする[7]に記載の遊技機。
[8]の構成によれば、透明カバーを遊技者が操作可能な操作部に利用することが可能となる。
[9]前記第1の装飾部は、前記装飾投影面と同一又は類似の形状をなす共通装飾面を有し、前記装飾投影面に前記第1の装飾部の前記共通装飾面が投影されることを特徴とする[1]〜[8]うち何れか1に記載の遊技機。
[9]の構成によれば、装飾投影面と同一又は類似の形状をなす共通装飾面が装飾投影面に投影されるので、2つの装飾が重なるように見せることが可能になる。

[10]前記共通装飾面及び前記装飾投影面は、前後の中心線に対して非対称な形状をなし、前記共通装飾面は、前記装飾投影面とは前後が逆転するように配置されたことを特徴とする[9]に記載の遊技機。
[10]の構成によれば、装飾投影面と、装飾投影面に投影される第1の装飾部の共通装飾面との区別を容易にして、装飾投影面に第1の装飾部が投影された状態を認識させ易くすることが可能となる。
[11]前記発光手段は、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材に内蔵された発光素子であり、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の大きさは、前記第1の装飾部が施される大きさであり、前記第2の装飾部が形成された前記対向部材の大きさは、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の面と垂直な方向から見たときに前記第1の装飾部と前記装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、前記装飾投影面を配置可能な大きさであることを特徴とする[1]〜[10]のうち何れか1に記載の遊技機。
[11]の構成によれば、外部光の影響を抑えて第1の装飾部を強く光らせることが可能となる。また、第1の装飾部を装飾投影面に投影させ易くすることが可能となる。
[12]前記装飾投影面は、前記発光素子と前記第1の装飾部とを結ぶ直線の延長線上に配置されたことを特徴とする[11]に記載の遊技機。
[12]の構成によれば、第1の装飾面の装飾を装飾投影面に投影され易くすることが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示したが、スロットマシンやアレンジボール等の遊技機に適用してもよい。
(2)上記実施形態では、第1装飾部70の共通装飾面73(第1センター装飾部71の下面71M)と、第2装飾部50の装飾投影面53(第2センター装飾部51の上面51M)とが、同じ形状であったが、例えば、正三角形と二等辺三角形、平行四辺形と菱形等のように類似した形状であってもよいし、例えば、円形状と非円形状、多角形状と円形状、互いに辺の数が異なる多角形状のように、異なる形状であってもよい。
)上記実施形態において、第1装飾部70の共通装飾面73(第1センター装飾部71の下面71M)と、第2装飾部50の装飾投影面53(第2センター装飾部51の上面51M)とは、前後の中心線に対して非対称な形状であれば、例えば、台形状や星形状であってもよい。このような形状としても、共通装飾面73が装飾投影面53とは前後が逆転するように配置されていれば、装飾投影面53に第1装飾部70(共通装飾面73)が投影された状態を遊技者に認識させ易くすることが可能となる。
)上記実施形態では、本発明に係る「1対の対向部材」が、前枠10Fの上辺部と下辺部とに配置されていてが、左右の辺部に配置されてもよいし、対角線上に配置されてもよい。なお、上記実施形態の構成によれば、遊技機10が設置される室内の照明によって第1装飾部70の光が相対的に弱まることを抑えることが可能となる。
)図10(A)及び図10(B)に示すように、遊技盤11の前面から突出する1対の対向突部11T,11Tを設け、それら1対の対向突部11T,11Tを本発明の「1対の対向部材」としてもよい。なお、図10(A)の例では、1対の対向突部11T,11Tは、遊技領域R1の上部と下部に配置されているが、左右の両側部に配置されてもよいし、遊技盤11の対角線上に配置されてもよい。
)上記実施形態では、演出位置に配置された可動役物65は、役物格納突部60の上方に突出する構成であったが、役物格納突部60の側方又は下方に突出する構成であってもよい。
)上記実施形態において、カバー部材41を備えずに、第2装飾部50が露出する構成としてもよい。
)上記実施形態では、第2装飾部50を覆うカバー部材41が、演出用操作ボタン32としても利用されていたが、単なる装飾として備えられていてもよい。
)上記実施形態では、第1装飾部70がLED76からの光を透過させ、その透過光が第2装飾部50の装飾投影面53に投影される構成であったが、図11に示すように、第1装飾部70が光源90からの光を反射し、その反射光が第2装飾部50の装飾投影面に投影される構成であってもよい。なお、光源90は、前枠10Fに取り付けられてもよいし、遊技盤11に取り付けられてもよい。
10)上記実施形態では、第1装飾部70からの光が第2装飾部50に投影される構成であったが、例えば、装飾部材42に本発明の「発光素子」としてのLEDを内蔵して第2装飾部50を光らせるようにして、第2装飾部50からの光が第1装飾部70に投影される構成としてもよい。その際、第2装飾部50のみを光らせるようにしてもよいし、第1装飾部70と第2装飾部70の両方を光らせる構成として、一方の装飾部からの光を他方の装飾部に投影すると共に、他方の装飾部からの光を一方の装飾部に投影する構成としてもよい。
11)上記実施形態では、本発明の「透明カバー」に相当するカバー部材41がドーム状であったが、装飾投影面53に集光可能な形状、即ち、第1装飾部70側に凸状に湾曲した形状であればよく、例えば、瓦状であってもよい。
10 パチンコ遊技機
10C 前面カバー
10F 前枠(枠部)
11 遊技盤
30 球貯留部(対向部材)
41 カバー部材(透明カバー、操作部)
50 第2装飾部
53 装飾投影面
60 役物格納突部(対向部材)
70 第1装飾部
73 共通装飾面
76 LED(発光手段、発光素子)
R1 遊技領域

Claims (6)

  1. 遊技領域が前面に形成された遊技盤と、
    前記遊技盤より前側で前記遊技領域の少なくとも一部が前記遊技領域に対向した位置から視認可能となるように間隔をあけて配置された1対の対向部材と、
    前記1対の対向部材のうち互いに対向する面に形成されて、平行又は略平行に配置された第1と第2の装飾部と、
    前記第1の装飾部を光らせる発光手段と、を備え、
    前記第2の装飾部には、前記第1の装飾部が光ったときに前記第1の装飾部の装飾が投影される装飾投影面が形成され
    前記第1の装飾部は、前記装飾投影面と同一又は類似の形状をなす共通装飾面を有し、
    前記装飾投影面に前記第1の装飾部の前記共通装飾面が投影され、
    前記共通装飾面及び前記装飾投影面は、前後の中心線に対して非対称な形状をなし、前記共通装飾面は、前記装飾投影面とは前後が逆転するように配置されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤の前方を覆い、かつ、前記遊技領域を視認可能にする視認部と前記視認部の四方を囲む枠部とを有した前面カバーを備え、
    前記1対の対向部材は、前記枠部のうち前記視認部を挟んで対向する部分から前方に突出することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の前記枠部からの突出量は、前記第1の装飾部が施される大きさであり、
    前記第2の装飾部が形成された前記対向部材の前記枠部からの突出量は、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の面と垂直な方向から見たときに前記第1の装飾部と前記装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、前記装飾投影面を配置可能な大きさであることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記装飾投影面を前記第1の装飾部側から覆いかつ前記第1の装飾部側へ凸状に湾曲した透明カバーを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記透明カバーは、前記第2の装飾部が形成された前記対向部材に設けられて、遊技者が操作可能な操作部であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記発光手段は、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材に内蔵された発光素子であり、
    前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の大きさは、前記第1の装飾部が施される大きさであり、
    前記第2の装飾部が形成された前記対向部材の大きさは、前記第1の装飾部が形成された前記対向部材の面と垂直な方向から見たときに前記第1の装飾部と前記装飾投影面の少なくとも一部とが重なるように、前記装飾投影面を配置可能な大きさであることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
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