JP5940022B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5940022B2
JP5940022B2 JP2013124352A JP2013124352A JP5940022B2 JP 5940022 B2 JP5940022 B2 JP 5940022B2 JP 2013124352 A JP2013124352 A JP 2013124352A JP 2013124352 A JP2013124352 A JP 2013124352A JP 5940022 B2 JP5940022 B2 JP 5940022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
film
semiconductor substrate
semiconductor device
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013124352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015002184A5 (ja
JP2015002184A (ja
Inventor
淳 綾
淳 綾
鹿間 省三
省三 鹿間
秀昭 結城
秀昭 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013124352A priority Critical patent/JP5940022B2/ja
Priority to US14/242,057 priority patent/US9188872B2/en
Priority to KR1020140066775A priority patent/KR20140145550A/ko
Priority to DE102014210882.9A priority patent/DE102014210882B4/de
Priority to CN201410264507.8A priority patent/CN104238280B/zh
Publication of JP2015002184A publication Critical patent/JP2015002184A/ja
Publication of JP2015002184A5 publication Critical patent/JP2015002184A5/ja
Priority to KR1020150188082A priority patent/KR20160007460A/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP5940022B2 publication Critical patent/JP5940022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3021Imagewise removal using liquid means from a wafer supported on a rotating chuck
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means

Landscapes

  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)

Description

本発明は、写真製版工程を備えた半導体装置の製造方法において、パターン欠陥の原因となるマイクロバブルの低減を図ることが可能な技術に関するものである。
半導体装置の製造工程において、写真製版工程におけるレジストパターン形成は、重要な微細加工工程であり、以下のようなサブ工程から構成されている。1)先ず、半導体基板の表面上にフォトレジスト(感光性材料)を塗布しフォトレジスト膜を形成する。2)次に、紫外線露光装置でマスクを用いて回路パターンをフォトレジスト膜に焼き付ける。3)最後に、フォトレジスト膜の現像処理工程を行い、レジストパターン形成が完了する。
現像処理工程は,以下の工程から構成されている。4)最初に、回路パターンを焼き付けられたフォトレジスト膜に現像液を浸漬させる。5)次に、純水などの現像停止液(リンス液)に浸漬させ、現像液をリンス液で置換して現像を停止させる。6)最後に、半導体基板を回転させてリンス液を振り切り乾燥させる。
4)の現像液浸漬処理を行う工程において、半導体基板上に現像液を滴下した後、あるいは同時に半導体基板を回転させて現像液を半導体基板上面の全域に広げていることが多いが、このときに空気を巻き込む場合がある。また、現像液を滴下するために現像液を窒素などで加圧することがあるが、その際に窒素が現像液に溶け込み、現像液の滴下後に現像液中に溶存している窒素が大気圧に戻って発泡する場合がある。さらに、ノボラック樹脂を用いたポジ型フォトレジストを露光した場合には、感光反応において窒素が放出され、現像前に窒素がフォトレジスト膜中に取り込まれており、現像液に浸漬されたときに発泡する場合がある。
これら複数の要因により、現像液をフォトレジスト膜の表面に滴下したときには、現像液膜中にマイクロバブル(気泡)が発生し、一部のマイクロバブルはフォトレジスト膜の表面に付着する。付着したマイクロバブルは、現像液がフォトレジスト膜と接触することを阻害して現像不良を誘発し、パターン欠陥を引き起こす原因となり、半導体装置の歩留まりを低下させる。このマイクロバブルを除去して、半導体装置の生産効率を向上させる製造方法として、特許文献1に開示された製造方法がある。
特許文献1に記載の製造方法は、上記の問題を解決するために、半導体基板上に現像液を滴下して、半導体基板上に形成されたフォトレジスト膜の現像を行う半導体装置の製造方法において、100〜500rpmの速度で半導体基板を回転させながら、半導体基板に現像液を滴下し、半導体基板表面の塗れ性を高い状態にする第1の工程と、現像液の滴下を停止し、500〜1500rpmの速度で半導体基板を回転させる第2の工程と、半導体基板を静止させたまま、あるいは100rpm以下の速度で回転させながら、再び現像液を滴下し、液盛りを行った後、半導体基板にリンス液を滴下し、現像液を洗い流す第3の工程とを含むものである。
特許文献1に記載の製造方法では、第1の工程において、現像液滴下時の気泡の発生を大幅に低減でき、第2の工程において、現像液中に元々存在する気泡が同一場所にとどまって所定時間経過することで発生するパターン欠陥を低減でき、第3の工程において、現像液が半導体基板に滴下される際の気泡の発生を低減できるとしている。
特許第3708433号公報
しかしながら、本願の発明者は、特許文献1に記載の製造方法において現像処理工程を行っても、現像液滴下時に発生するマイクロバブルを低減できない場合があるため、パターン欠陥を低減できない場合があることを確認した。特に、ウエハが高価な炭化珪素半導体装置の製造において、この点を改善し、さらに歩留りを高めることが望まれる。
そこで、本発明は、現像液滴下時に発生するマイクロバブルをさらに低減し、パターン欠陥のさらなる低減を図ることが可能な、もって炭化珪素半導体装置の製造に適した、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、写真製版工程を備えた半導体装置の製造方法であって、前記写真製版工程は、現像液浸漬処理を行う工程を備え、前記現像液浸漬処理を行う工程は、半導体基板上に現像液を滴下し、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜を形成する工程(a)と、前記現像液膜の膜厚を1μm〜6μmの範囲に薄くする工程(b)とを備えたものである。
本発明によれば、現像液浸漬処理を行う工程は、半導体基板上に現像液を滴下し、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜を形成する工程(a)と、現像液膜の膜厚を1μm〜6μmの範囲に薄くする工程(b)とを備えた。
したがって、現像液膜を、半導体基板上に現像液を滴下した際に付着するマイクロバブルの大きさよりも小さい1μm〜6μmの範囲に薄くすることで、現像液膜中のマイクロバブルをさらに低減できパターン欠陥のさらなる低減を図ることが可能となる。さらに、現像液の濃度上昇を抑えることができ、現像ムラの発生を抑制できる。

実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を示す図である。 スピンチャックの回転数と現像液膜の膜厚の関係図である。 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を示す図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置(例えば炭化珪素半導体装置)の製造方法、より具体的には、写真製版工程における現像液浸漬処理を行う工程を示すものである。図1(a)は、現像液3を滴下する工程を示す図であり、図1(b)は、現像液3を滴下する工程において現像液膜4が形成された状態を示す図であり、図1(c)は、炭化珪素半導体基板1を回転させる工程を示す図であり、図1(d)は、現像液3を再度滴下する工程を示す図である。炭化珪素半導体装置の製造方法は、現像液浸漬処理を行う工程を有する写真製版工程を備えており、以下、現像液浸漬処理を行う工程について説明する。
図1(a)に示すように、スピンチャック11上に炭化珪素半導体基板1が真空力で固定され、炭化珪素半導体基板1上にフォトレジスト膜2が形成されている。フォトレジスト膜2が形成された炭化珪素半導体基板1の上に、ノズル12から現像液3が滴下される。図1(b)に示すように、現像液3が炭化珪素半導体基板1上に十分に液盛され、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜4が形成される(工程(a))。このとき、現像液膜4中にマイクロバブル5が発生しており、マイクロバブル5の一部はフォトレジスト膜2の表面に付着している。ここで、工程(a)においては、スピンチャック11に接続されたモータ(図示省略)を回転させて、炭化珪素半導体基板1を回転させた状態で行ってもよいし、炭化珪素半導体基板1を回転させずに静止させた状態で行ってもよい。
この後、図1(c)に示すように、スピンチャック11に接続されたモータを回転させて、炭化珪素半導体基板1を回転させる。炭化珪素半導体基板1を回転させて、液盛された現像液膜4の表面側の部分を炭化珪素半導体基板1上から外部に押しやることで、現像液膜4の膜厚を薄くする(工程(b))。ここで、現像液膜4の膜厚は6μm以下、より具体的には1μm〜6μmの範囲となるように薄くされる。
次に、現像液膜4の膜厚を1μm〜6μmの範囲とする理由について、図2を用いて説明する。図2は、スピンチャック11(炭化珪素半導体基板1)の回転数と現像液膜4の膜厚の関係図である。
本願の発明者は、現像液膜4中に発生するマイクロバブル5の大きさが数μm〜数十μmの範囲にあることを実験的に確認している。このような大きさのマイクロバブル5は、フォトレジスト膜2の表面において層流底層と呼ばれる流れが乱れにくいところに位置しており、ほとんど移動することがないと考えられる。
このため、マイクロバブル5を消泡するために、現像液膜4の膜厚をマイクロバブル5の大きさよりも小さくすることが有効である。現像液膜4の膜厚を6μm以下にするとマイクロバブル5がほとんど消泡するが、薄くするのにも限界がある。現像液膜4中の水分が蒸発することで、現像液3の濃度が上昇し、現像ムラが生じることがあるからである。ここで、図2において、現像液濃度上昇限界を示す直線を一点鎖線で示し、また、現像液膜4の膜厚が6μm以下であって、現像液濃度上昇限界を示す直線よりも上側の斜線部分は、消泡可能であり、かつ、現像液濃度の上昇がない領域である。
例えば、スピンチャック11について回転数1000rpmで、回転時間を10秒以上に延ばすと、現像液膜4の膜厚は2μm程度に薄くなる。この場合、そのままでは現像液濃度上昇限界を超えるため現像ムラが発生する可能性が高まるが、これを防止するため後述する図1(d)の工程がある。スピンチャック11の回転数を1000rpmよりも上げた場合、回転数1000rpmの場合よりも現像液膜4の膜厚は薄くなっていくが、逆に回転可能時間は短くなっていく。例えば、スピンチャック11の回転数4000rpmの場合は、回転可能時間は3秒で、現像液膜4の膜厚をほぼ1μmまで薄くすることができる。但し、回転可能時間が短くなると、スピンチャック11の制御において困難性が増す。
このようなマイクロバブル5がほとんど消泡する最大6μmの薄い現像液膜4が存在することで、その後の工程で現像液3を滴下しても、マイクロバブル5は薄い現像液膜4に阻まれてフォトレジスト膜2の表面に付着しない。
図1(c)の説明に戻ると、スピンチャック11に接続されたモータを回転させて、炭化珪素半導体基板1を回転させるときのスピンチャック11の回転時間tまたは回転数ωは、以下の関係式から得られる。
Figure 0005940022
ここで、h:膜厚、ρ:比重、η:粘度である。
このようにすることで、現像液膜4の膜厚を6μm以下で、かつ、回転数ωに応じて、回転時間tを設定することで、マイクロバブル5の大きさよりも現像液膜4の膜厚が小さくなり、マイクロバブル5は消泡する。また、現像液膜4の膜厚が薄くなりすぎたために生じる現像ムラを発生させることもない。この状態で所定の時間待ち、その後にリンス液を滴下することで、現像液濃度を低下させ、最終的には現像液膜4をリンス液で置換して、現像を停止することができる。
また、消泡したいマイクロバブル5の大きさが小さいために、1μm近くまで現像液膜4の膜厚を薄くする場合には、水分が蒸発することで現像液濃度が上昇し、現像ムラが発生する可能性が高まる。これを防止するために、図1(d)に示すように、現像液膜4の膜厚を薄くした後に直ぐに現像液3を再度滴下することが望ましい(工程(c))。このようにすることで、濃度の高い現像液3にさらされている時間を低減し、均一な現像処理が可能となる。
以上のように、実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法では、現像液浸漬処理を行う工程は、炭化珪素半導体基板1上に現像液3を滴下し、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜4を形成する工程(a)と、現像液膜4の膜厚を6μm以下に薄くする工程(b)とを備えた。
したがって、現像液膜4を、炭化珪素半導体基板1上に現像液3を滴下した際に付着するマイクロバブル5の大きさよりも小さい6μm以下に薄くすることで、現像液膜4中のマイクロバブル5をさらに低減できパターン欠陥のさらなる低減を図ることが可能となる。これにより、炭化珪素半導体装置の歩留りを向上させることができる。
工程(b)において、現像液膜4の膜厚を1μm〜6μmの範囲に薄くするため、図2に示すように、現像液3の濃度上昇を抑えることができ、現像ムラの発生を抑制できる。
工程(b)において、炭化珪素半導体基板1を1000rpmの回転数で回転させた場合、例えば現像液膜4の膜厚を2μm程度に薄くする場合に、スピンチャック11の回転時間が10秒以上の比較的長時間となり、スピンチャック11の制御において困難性が生じない。
工程(b)において、炭化珪素半導体基板1の回転時間tは、上記の数式を満足するため、この数式に基づいて現像液膜4が所望の膜厚となるような回転時間tを容易に設定することができる。
工程(c)において、炭化珪素半導体基板1上に現像液3を再度滴下し、現像液膜4の膜厚を工程(b)で薄くした膜厚よりも厚くするため、水分が蒸発することで濃度の高い現像液3にさらされている時間を低減し、均一な現像処理が可能となる。また、マイクロバブル5のない最大6μm以下の薄い現像液膜4が存在することで、その後、現像液3をどのように滴下しても、マイクロバブル5は、薄い現像液膜4に阻まれてフォトレジスト膜2の表面に付着しない。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体装置の製造方法について説明する。図3は、実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を示す図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2に係る半導体装置の製造方法では、工程(b)において炭化珪素半導体基板1を回転させる代わりに、ブレード13を用いて、炭化珪素半導体基板1上に形成された現像液膜4の膜厚を薄くしている。
図3(a)に示すように、スピンチャック11上に炭化珪素半導体基板1が真空力で固定され、炭化珪素半導体基板1上にフォトレジスト膜2が形成されている。フォトレジスト膜2が形成された炭化珪素半導体基板1の上に、現像液3がノズル12から滴下される。図3(b)に示すように、現像液3が炭化珪素半導体基板1に十分に液盛され、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜4が形成される(工程(a))。現像液膜4中にマイクロバブル5が発生しており、マイクロバブル5の一部はフォトレジスト膜2の表面に付着している。このマイクロバブル5の大きさは数μmから数十μmである。
この後、ブレード13を炭化珪素半導体基板1上の現像液膜4の表面に沿って移動させる(工程(b))。ブレード13の先端部が現像液膜4の表面と接触しており、ブレード13の移動に伴って現像液膜4の表面側の部分を炭化珪素半導体基板1上から外部に押しやることで、現像液膜4の膜厚を1μm〜6μmの範囲にすることができる。図3(c)に示すように、マイクロバブル5の大きさよりも現像液膜4の膜厚が薄くなっており、マイクロバブル5は消泡してしまう。この状態で所定の時間待ち、その後にリンス液を滴下することで、現像液濃度を低下させ、最終的には現像液膜4をリンス液で置換して、現像を停止することができる。
また、消泡したいマイクロバブル5の大きさが小さく1μm近くまで現像液膜4の膜厚を薄くする場合には、水分が蒸発することで現像液濃度が上昇して、現像ムラが発生する可能性が高まる。これを防止するためには、図3(d)に示すように、現像液膜4の膜厚を薄くした後に直ぐに現像液3を再度滴下することが望ましい(工程(c))。このようにすることで、濃度の高い現像液3にさらされている時間を低減し、均一な現像処理が可能となる。
以上のように、実施の形態2に係る半導体装置の製造方法では、工程(b)において、炭化珪素半導体基板1上に形成された現像液膜4の表面に沿ってブレード13を移動させるため、現像液膜4の膜厚を1μm〜6μmの範囲に薄くすることができる。これにより、マイクロバブル5をさらに低減できパターン欠陥のさらなる低減を可能とするとともに、現像液3の濃度上昇を抑えることで現像ムラの発生を抑制できる。
工程(c)において、炭化珪素半導体基板1上に現像液3を再度滴下し、現像液膜4の膜厚を工程(b)で薄くした膜厚よりも厚くするため、水分が蒸発することで濃度の高い現像液3にさらされている時間を低減し、均一な現像処理が可能となる。また、マイクロバブル5のない最大6μm以下の薄い現像液膜4が存在することで、その後、現像液3をどのように滴下しても、マイクロバブル5は、薄い現像液膜4に阻まれてフォトレジスト膜2の表面に付着しない。
実施の形態1,2では、半導体装置の一例として炭化珪素半導体装置に本発明を採用した場合について説明したが、本発明は、他の化合物半導体を用いて形成される半導体装置に対しても広く採用可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 炭化珪素半導体基板、3 現像液、4 現像液膜、13 ブレード。

Claims (6)

  1. 写真製版工程を備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記写真製版工程は、現像液浸漬処理を行う工程を備え、
    前記現像液浸漬処理を行う工程は、
    (a)半導体基板上に現像液を滴下し、6μmよりも大きい膜厚となるように現像液膜を形成する工程と、
    (b)前記現像液膜の膜厚を1μm〜6μmの範囲に薄くする工程と、
    を備えた、半導体装置の製造方法。
  2. 前記現像液浸漬処理を行う工程は、
    (c)前記半導体基板上に現像液を再度滴下し、前記現像液膜の膜厚を前記工程(b)で薄くした膜厚よりも厚くする工程をさらに備えた、請求項記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記工程(b)において、前記半導体基板を1000rpmの回転数で回転させる、請求項または請求項記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記工程(b)において、前記半導体基板の回転時間tは、以下の式を満足する、請求項記載の半導体装置の製造方法。
    Figure 0005940022
    ただし、
    h:膜厚
    ρ:比重
    ω:回転数
    η:粘度
  5. 工程(b)において、前記半導体基板上に形成された前記現像液膜の表面に沿ってブレードを移動させる、請求項または請求項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体装置は炭化珪素半導体装置である、請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
JP2013124352A 2013-06-13 2013-06-13 半導体装置の製造方法 Active JP5940022B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124352A JP5940022B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 半導体装置の製造方法
US14/242,057 US9188872B2 (en) 2013-06-13 2014-04-01 Method for manufacturing semiconductor device
KR1020140066775A KR20140145550A (ko) 2013-06-13 2014-06-02 반도체장치의 제조방법
DE102014210882.9A DE102014210882B4 (de) 2013-06-13 2014-06-06 Verfahren zur Herstellung einer Halbleitervorrichtung
CN201410264507.8A CN104238280B (zh) 2013-06-13 2014-06-13 半导体装置的制造方法
KR1020150188082A KR20160007460A (ko) 2013-06-13 2015-12-29 반도체장치의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124352A JP5940022B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 半導体装置の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015002184A JP2015002184A (ja) 2015-01-05
JP2015002184A5 JP2015002184A5 (ja) 2015-07-09
JP5940022B2 true JP5940022B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=52009962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013124352A Active JP5940022B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 半導体装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9188872B2 (ja)
JP (1) JP5940022B2 (ja)
KR (2) KR20140145550A (ja)
CN (1) CN104238280B (ja)
DE (1) DE102014210882B4 (ja)

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929838A (ja) * 1972-07-15 1974-03-16
JP2652481B2 (ja) * 1991-10-25 1997-09-10 大日本スクリーン製造株式会社 基板の現像処理方法
JPH06349725A (ja) * 1993-06-08 1994-12-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 現像装置
US5897982A (en) * 1996-03-05 1999-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Resist develop process having a post develop dispense step
US5821035A (en) * 1996-03-06 1998-10-13 Sony Corporation Resist developing apparatus and resist developing method
JPH10232498A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Nec Kyushu Ltd 現像装置
JPH10339956A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Nec Kyushu Ltd ウエハのレジスト現像方法
US6265323B1 (en) * 1998-02-23 2001-07-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Substrate processing method and apparatus
JPH11329960A (ja) * 1998-02-23 1999-11-30 Toshiba Corp 基板処理方法及び基板処理装置
JP3492546B2 (ja) * 1999-05-06 2004-02-03 東京エレクトロン株式会社 液処理装置及びその方法
US6159662A (en) * 1999-05-17 2000-12-12 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Photoresist development method with reduced cycle time and improved performance
JP2001044115A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Nec Corp 半導体の製造装置とその製造方法
US6706321B2 (en) * 2000-06-13 2004-03-16 Tokyo Electron Limited Developing treatment method and developing treatment unit
JP3704059B2 (ja) * 2000-06-13 2005-10-05 東京エレクトロン株式会社 現像処理方法及び現像処理装置
JP3708433B2 (ja) * 2000-12-18 2005-10-19 シャープ株式会社 半導体装置の製造方法
US6811955B2 (en) * 2002-09-04 2004-11-02 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd Method for photoresist development with improved CD
JP2007305864A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 現像方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法
JP2009004597A (ja) 2007-06-22 2009-01-08 Sokudo:Kk 基板現像方法および現像装置
JP5836021B2 (ja) 2011-09-02 2015-12-24 昭和電工株式会社 厚膜レジストの現像方法、及び半導体デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160007460A (ko) 2016-01-20
US20140370445A1 (en) 2014-12-18
US9188872B2 (en) 2015-11-17
CN104238280B (zh) 2017-11-28
DE102014210882A1 (de) 2014-12-18
DE102014210882B4 (de) 2019-11-14
JP2015002184A (ja) 2015-01-05
CN104238280A (zh) 2014-12-24
KR20140145550A (ko) 2014-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11367630B2 (en) Substrate cleaning method, substrate cleaning system, and memory medium
JP5977727B2 (ja) 基板洗浄方法、基板洗浄システムおよび記憶媒体
JP5091722B2 (ja) 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び塗布処理装置
TW201808474A (zh) 基板洗淨方法、基板洗淨系統及記憶媒體
JP2007019161A (ja) パターン形成方法及び被膜形成装置
JP2021073739A (ja) 基板洗浄方法
TWI804635B (zh) 基板洗淨方法、基板洗淨系統及記憶媒體
JP5940022B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010225871A (ja) 塗布液の塗布方法、塗膜の形成方法、ならびにそれを利用したパターンの形成方法および半導体装置の製造方法
JP4733192B2 (ja) 塗布処理方法及び塗布処理装置
JP7136543B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
WO2019230404A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
TWI682452B (zh) 基板處理裝置以及基板處理方法
JP6057842B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2019046927A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
TWI848169B (zh) 基板處理方法、記憶媒體及基板處理裝置
JP2008244323A (ja) ステンシルマスク
JP2013219302A (ja) 半導体装置の製造方法及びリンス装置
JP2011077120A (ja) レジスト膜現像方法
JP2015213114A (ja) 液除去方法及び液除去装置
JP2011086881A (ja) コート材除去装置及びコート材除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5940022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250