JP5939950B2 - 倍力機構付きシリンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、倍力機構を付設したシリンダ装置に関する。
従来の倍力機構付きシリンダ装置には、特許文献1(日本国・特開2001−25932号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
ハウジングの右部内に主ピストンが配置されると共に上記ハウジングの左部内に副ピストンが配置され、主ピストンのピストンロッドに副ピストンの筒孔が外嵌される。その副ピストンの左外側の空間に、レバー式の倍力機構のレバーが搖動可能に支持される。そのレバーの半径方向の外側に設けた入力部が副ピストンの外周部の左面に接当され、上記レバーの半径方向の内側に設けた出力部が主ピストンのピストンロッドに連結される。
そして、上記の主ピストンと副ピストンとの間に形成した駆動室に圧縮空気を供給すると、左方へ駆動される副ピストンが前記レバーを介してピストンロッド(及び主ピストン)を右方へ倍力駆動する。
また、別の倍力機構付きシリンダ装置としての特許文献2(日本国特許第4945681号明細書)の従来技術は、次のように構成されている。
ハウジングに出力ロッドが上下移動可能に挿入される。そのハウジングの上部内において、出力ロッドの軸方向の中央部に第1ピストンが一体に形成される。上記ハウジングの下部内に挿入した第2ピストンが上記出力ロッドの下半部分に上下移動可能で保密状に外嵌めされる。第1ピストンと第2ピストンとの間にロック室が配置され、第1ピストンの上側及び第2ピストンの下側に第1リリース室及び第2リリース室が配置される。上記第2ピストンの下側の第2リリース室内に楔式の倍力機構が配置される。
特開2001−25932号公報(2001年1月30日公開) 特許第4945681号明細書(2012年6月6日発行)
上記特許文献1に開示されたレバー式の倍力機構は、構成が複雑であるうえ、外形寸法が大きいので、倍力機構付きシリンダ装置の全体が大型になるという問題がある。
上記特許文献2の楔式の倍力機構は、簡素な構成で外形寸法が小さいので、特許文献1の上記問題点を改善できる。
しかしながら、特許文献2の構成では、出力ロッドの下半部分に第2ピストンが保密状に外嵌めされているため、ロック室に供給された圧力流体により上昇駆動される第1ピストンの受圧断面積が、出力ロッドの下半部分の断面積だけ狭められる。
一方、第1ピストンの受圧面の面積を広くして第1ピストンの出力を高めたり、第1ピストンの出力は維持しながらハウジングの外径を小さくしたいという要望も存在する。
従って、特許文献2の発明は、第1ピストンを強力に駆動するうえで改善の余地が残されていた。
本発明の目的は、倍力機構付きシリンダ装置をコンパクトに構成することと第1ピストンの出力を高めることとを両立させることにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置は、例えば、図1〜図2D又は図3に示すように、次のように構成される。
即ち、出力ロッド2に連結されてハウジング3、3Aに挿入された第1ピストン4、4Aの前記出力ロッド2とは反対側の受圧面5を圧力流体により駆動するとともに、前記第1ピストン4、4Aの出力ロッド側に配置された第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動させることにより、前記第1ピストン4、4Aの出力ロッド側に配置した楔式の倍力機構Mが、前記出力ロッド2を倍力駆動する、ことを特徴とする。
この特徴により、第1ピストンが出力ロッドに連結され、第2ピストンと楔式の倍力機構とが、第1ピストンの出力ロッド側に設けられる。このため、従来技術とは異なり、第1ピストンの出力ロッドとは反対側の受圧面が、出力ロッドによって狭められることがなくなる。このため、第1ピストンの受圧面を広く構成することができる。従って、第1ピストンの受圧面に作用する圧力流体に基づく力が増大し、第1ピストンの出力を高めることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記受圧面5の受圧面積が、前記ハウジング3、3Aの内周面10の横断面積と等しいことが好ましい。
上記構成によれば、前記受圧面の受圧面積が前記ハウジングの内周面の横断面積と等しくなるので、第1ピストンの受圧面をより広く構成することができる。従って、第1ピストンの受圧面に作用する圧力流体に基づく力がより一層増大し、第1ピストンの出力をより高めることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動させるためのバネ7を設けることが好ましい。
上記構成によれば、第2ピストンを前記第1ピストン側に移動させる構成が簡素になる。しかも、出力ロッドに強力な外力が作用した場合であっても、バネの付勢力が楔式の倍力機構を介して第2ピストンおよび第1ピストンをロック状態に保持できる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動および復帰移動可能にするための圧力流体を供給および排出する給排ポート8を設けることが好ましい。
上記構成によれば、前記第2ピストンを前記第1ピストン側に移動および復帰移動可能にするための圧力流体を供給および排出する給排ポートを設けるので、前記第2ピストンを前記第1ピストン側に移動させるための圧力流体と、第1ピストンの受圧面を駆動する圧力流体とを、別々に制御することができ、各ピストンの移動のタイミングを細かく制御することが可能となる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動させるためのバネ7と、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動および復帰移動可能にするための圧力流体を供給および排出する給排ポート8とを設けることが好ましい。
上記構成によれば、圧力流体の供給が弱まったり途絶えたりした場合であっても、バネの作用により前記第2ピストンを前記第1ピストン側に移動させて前記出力ロッドを倍力駆動すること可能である。この結果、第2ピストンの移動動作の信頼性が向上する。しかも、出力ロッドに強力な外力が作用した場合であっても、バネの付勢力が楔式の倍力機構を介して第2ピストンおよび第1ピストンをロック状態に保持できる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記受圧面5を駆動する圧力流体が供給される加圧室9が、前記ハウジング3、3Aの両端壁3a、3bのうちの第1ピストン側の端壁3bと前記受圧面5との間に形成されることが好ましい。
上記構成によれば、簡単な構成で前記受圧面を圧力流体により駆動することができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン側に移動させるための駆動室12、12Aが、前記ハウジング3、3Aの両端壁3a、3bのうちの出力ロッド側の端壁3aと前記第2ピストン6、6Aとの間に形成されることが好ましい。
上記構成によれば、簡単な構成で前記第2ピストンを前記第1ピストン側に移動させることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第1ピストン4、4Aと前記第2ピストン6、6Aとの両者を互いに離れる方向に移動させた復帰駆動状態において、前記第1ピストン4、4Aは、前記受圧面5に対向する前記ハウジング3、3Aの端面11により受け止められており、前記第2ピストン6、6Aは、前記第2ピストン6、6Aに対向する前記ハウジング3、3Aの端面22により受け止められていることが好ましい。
上記構成によれば、復帰駆動状態において、前記第1ピストンは前記ハウジングの前記受圧面に対向する端面により受け止められており、前記第2ピストンは前記ハウジングの前記第2ピストンに対向する端面により受け止められている。このように、第1ピストン及び第2ピストンは、それぞれ、ハウジングの端面により受け止められている。従って、従来の特許文献2の構成とは異なり、第1ピストン及び第2ピストンを受け止めるためのストッパーをハウジングの内周面に形成する必要がなくなる。このため、ハウジングの加工が容易になり、倍力機構付きシリンダ装置のコストを低減することができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、例えば図1に示すように、前記第1ピストン4は、前記出力ロッド側に形成された円柱部14を有し、前記円柱部14が挿入されるガイド筒15が前記ハウジング3に形成され、前記第2ピストン6は、前記ガイド筒15の外周面と前記ハウジング3の内周面10とに沿って移動することが好ましい。
上記構成によれば、前記ガイド筒の外周面と前記ハウジングの内周面とは、いずれもハウジングに固定されているので、第2ピストンをより確実に移動させることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、例えば図3に示すように、前記第1ピストン4Aは、前記出力ロッド側に形成された円柱部14Aを有し、前記第2ピストン6Aは、前記円柱部14Aの外周面と前記ハウジング3Aの内周面10とに沿って移動することが好ましい。
上記構成によれば、ガイド筒よりも内側の円柱部の外周面に沿って第2ピストンが移動するので、第2ピストンのリリース室側の受圧面を、より広く構成することができる。このため、第2ピストンを圧力流体により、強力に移動させることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記第1ピストン4、4Aは、前記出力ロッド側に形成された円柱部14、14Aを有し、前記楔式の倍力機構Mは、前記受圧面5に近づくにつれて前記出力ロッド2の軸心から離れるように前記第2ピストン6、6Aに形成された倍力面18と、前記受圧面5に近づくにつれて前記出力ロッド2の軸心に近づくように前記円柱部14、14Aに形成された伝達面19と、前記円柱部14、14Aが挿入されるように前記ハウジング3、3Aに形成されたガイド筒15の支持孔20と、前記支持孔20に挿入されるとともに前記倍力面18により押圧されて前記伝達面19を倍力駆動する係合ボール21とを含むことが好ましい。
上記構成によれば、第1ピストンのロッド側に楔式の倍力機構を配置する構成が簡素になる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置では、前記楔式の倍力機構Mは、前記第1ピストン4、4Aと前記出力ロッド2とのいずれか一方と前記第2ピストン6、6Aとの間に装着される係合ボール21であって前記第1ピストン4、4Aの軸心回りに周方向へ所定の間隔をあけて配置される複数の係合ボール21を有し、前記係合ボール21は、前記第2ピストン6、6Aが前記第1ピストン4、4A側へ移動するのを阻止するとともに前記第1ピストン4、4Aおよび前記出力ロッド2を当該第2ピストン6、6A側へ移動させる状態と、前記第2ピストン6、6Aを前記第1ピストン4、4A側へ移動させるとともに当該第2ピストン6、6Aが前記第1ピストン4、4Aおよび前記出力ロッド2を前記第2ピストン6、6A側へ倍力駆動する状態とに切換え可能に構成することが好ましい。
上記構成によれば、倍力駆動する状態と倍力駆動しない状態とを、確実かつ円滑に切り換えることができる。
本発明に係る倍力機構付きシリンダ装置は、出力ロッドに連結されてハウジングに挿入された第1ピストンの出力ロッドとは反対側の受圧面を圧力流体により駆動するとともに、前記第1ピストンの出力ロッド側に配置された第2ピストンを前記第1ピストン側に移動させることにより、前記第1ピストンの出力ロッド側に配置した楔式の倍力機構が前記出力ロッドを倍力駆動する。このため、第1ピストンの出力ロッドとは反対側の受圧面が、従来技術の構成とは異なり、ロッドの断面により狭められることがなくなる。この結果、第1ピストンの出力を高めることができる。また、第1ピストンの出力は維持しながらハウジングの外径を小型化することができる。
第1実施形態に係る倍力機構付きシリンダ装置を示す正面断面図であって、後述する図2Cに対応する図である。 図2Aから図2Dは、上記倍力機構付きシリンダ装置の動作説明図である。 第2実施形態に係る倍力機構付きシリンダ装置を示し、上記図1に類似する図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1実施形態)
(倍力機構付きシリンダ装置1の構成)
図1は、第1実施形態に係る倍力機構付きシリンダ装置1の構成を示す正面断面図であって、後述する図2Cに対応する図である。
倍力機構付きシリンダ装置1は、略円筒形状をしたハウジング3を備えている。ハウジング3は、上端壁3aと下端壁3bと胴部3cとを有している。
ハウジング3の胴部3cの内側には内周面10が形成されている。ハウジング3の下端壁3bの内側には円形状の下端面11が形成されている。ハウジング3の上端壁3aには貫通孔31が中心軸の周りに形成されている。貫通孔31の周壁からガイド筒15が下方へ一体に突出されている。ガイド筒15の外周側で上端壁3aの内側に環状の上端面22が形成されている。
貫通孔31に出力ロッド2が上封止部材23を介して中心軸方向に移動可能に挿入されている。出力ロッド2の下端は第1ピストン4と連結されている。図1に示す例では、出力ロッド2と第1ピストン4とを一体に形成した例を示しているが、出力ロッド2と第1ピストン4とは別個に形成して両者を連結してもよい。なお、本明細書において、「連結」とは、2個の部材を別個に形成して両者を連結する構成のみならず、両者を一体に形成する構成も含むものとする。
第1ピストン4は、ピストン本体としての円板部24と、その円板部24から上方へ一体に突出されたピストンロッドとしての円柱部14とを有する。その円板部24が下封止部材26を介してハウジング3の内周面10に保密移動可能に挿入される。円柱部14は出力ロッド2と一体に形成される。
円板部24の下側には、下端面11と対向する円形の受圧面5が形成されている。受圧面5は、ハウジング3の横断面と等しい形状を有している。
ハウジング3の下端壁3bと受圧面5との間に、加圧室9が形成される。胴部3cと下端壁3bとの間に、受圧面5を加圧する圧縮空気を加圧室9に供給するための給排ポート28が形成されている。
ガイド筒15と胴部3cとの間に環状の第2ピストン6が設けられている。第2ピストン6は、内封止部材17及び外封止部材16を介して、それぞれ、ガイド筒15の外周面とハウジング3の胴部3cの内周面10とに沿って移動可能に設けられている。第2ピストン6の内周面には倍力面18が、下方に向かうにつれて出力ロッド2の軸心から離れるように形成されている。倍力面18の下部には押部27が形成されている。
第2ピストン6を下方に移動させるための駆動室12が、ハウジング3の上端壁3aと第2ピストン6との間に形成されている。
駆動室12には、第2ピストン6を下方へ移動させるためのバネ7が装着されている。
ハウジング3の上端壁3aと胴部3cとの間には、駆動室12に連通する給排ポート8が形成されている。駆動室12には給排ポート8を介して圧縮空気が供給および排出される。
第1ピストン4と第2ピストン6との間にリリース室32が形成される。リリース室32には、ハウジング3の胴部3cに形成した給排路30と、別の給排ポート(図示せず)とを介して圧縮空気が供給および排出される。
ガイド筒15には、その周壁の下部を半径方向に貫通する4つの支持孔20が、周方向に所定の間隔を空けて形成されている。各支持孔20に係合ボール21が挿入されている。各係合ボール21に対応させて、第1ピストン4の円柱部14の外周面にカム溝25が形成されている。このカム溝25の底壁に形成された伝達面19は、下方へ向かうにつれて出力ロッド2の軸心に近づくように形成されている。即ち、伝達面19は、受圧面5に近づくにつれて小径になるように形成されている。そして、上記伝達面19に係合ボール21が係合可能になっている。
上記倍力面18と支持孔20と係合ボール21と伝達面19とにより、倍力機構Mが構成されている。即ち、その倍力機構Mは、リリース室32内に配置されている。
(倍力機構付きシリンダ装置1の動作)
図2Aは倍力機構付きシリンダ装置1のリリース状態(復帰駆動状態)における作動状況を示す正面断面図であり、図2Bは低負荷ストロークの終期状態における作動状況を示す正面断面図であり、図2Cは倍力駆動の初期状態における作動状況を示す正面断面図であり、図2Dはロック状態における作動状況を示す正面断面図である。
ハウジング3は、複数のボルト(図示せず)によってワークパレット等の固定側部材29に固定されている。
図2Aに示すリリース状態(復帰駆動状態)では、加圧室9(図2B参照)から圧縮空気を排出するとともに、駆動室12から圧縮空気を排出し、リリース室32に圧縮空気を供給する。すると、第1ピストン4は、下降して下端面11により受け止められるとともに、第2ピストン6は、上昇して上端面22により受け止められる。このため、第2ピストン6の押部27と係合ボール21との間には所定の隙間が形成されている。
倍力機構付きシリンダ装置1をロック駆動するときは、図2Aに示すリリース状態において、リリース室32の圧縮空気を排出するとともに、加圧室9と駆動室12に圧縮空気を供給する。
この状態では、第2ピストン6は、バネ7の付勢力および駆動室12の圧縮空気の加圧力により下降しようとするが、第1ピストン4の円柱部14の外周面が係合ボール21を半径方向の外側に押し出して、第2ピストン6の押部27が係合ボール21を介してガイド筒15の支持孔20の下壁により受け止められる(即ち、第2ピストン6がガイド筒15に連結される)ので、第2ピストン6の下降が阻止される。
このため、低負荷ストロークの終期状態を表す図2Bに示すように、第1ピストン4は、ワークWに近づくように、低負荷で上昇していく。具体的には、受圧面5に作用する加圧室9の圧縮空気の圧力に基づく力が第1ピストン4に上向きに作用する。そして、第2ピストン6の押部27が係合ボール21を円柱部14の外周面に押圧するので、その押圧力が第1ピストン4の摺動抵抗になる。さらに、第1ピストン4には、上封止部材23と下封止部材26からも摺動抵抗が作用する。従って、第1ピストン4は、これらの摺動抵抗に抗して上昇していく。
そして、図2Bに示す低負荷ストロークの終期状態には、係合ボール21が伝達面19に係合し始める直前の状態になる。
第1ピストン4が所定ストロークだけ低負荷で上昇すると、倍力駆動の初期状態を表す図2Cに示すように、押部27が係合ボール21を伝達面19に押し出して倍力駆動が開始される。これにより、第2ピストン6とガイド筒15(ハウジング3)との連結が解除されるとともに、第2ピストン6の倍力面18が係合ボール21と伝達面19を介して第1ピストン4を強力に上昇させ始める。この場合、加圧室9に供給された圧縮空気の加圧力も受圧面5を介して第1ピストン4に作用するので、第1ピストン4はさらに強力に上昇する。
次に、ロック状態を表す図2Dに示すように、第1ピストン4がさらに僅かに上昇して出力ロッド2の上端がワークWに接当し、ワークWが押圧される。図2Dに示すロック状態では、第1ピストン4の円柱部14の上側には余裕ストロークαが残されている。
このロック状態では、第2ピストン6から倍力機構Mを介して第1ピストン4に作用する力と、第1ピストン4の受圧面5に作用する空圧力との合力が上向きに作用して、出力ロッド2がワークWを強力に押圧する。
図2Dに示すロック状態から図2Aに示すリリース状態へ切り換えるときには、図2Dに示す状態で、加圧室9及び駆動室12から圧縮空気を排出するとともにリリース室32に圧縮空気を供給すると、第1ピストン4が下降してゆくとともに、第2ピストン6が上昇してゆく。
これにより、図2Cに示すように、第1ピストン4の円柱部14の伝達面19が係合ボール21を半径方向の外側に押圧し始める。
次に、図2Bに示すように、第2ピストン6の上昇がハウジング3の上端面22によって阻止される。これとほぼ同時に、第1ピストン4の円柱部14の外周面が係合ボール21を半径方向の外方に押し出す。このため、第1ピストン4と第2ピストン6との連結状態が解除されるとともに、第2ピストン6が係合ボール21を介してガイド筒15に受け止められ、その第2ピストン6の下降が阻止される。
その後、図2Aに示すように、上下移動が阻止された第2ピストン6に対して第1ピストン4がさらに下降する。
(変形例)
前述した倍力機構付きシリンダ装置1は、駆動室12のバネ7により第2ピストン6を下方へ付勢し、かつ、駆動室12に供給した圧縮空気によって第2ピストン6を下方へ加圧するように構成していた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
即ち、駆動室12に圧縮空気を供給せず、バネ7のみにより、第2ピストン6を下降させるように構成してもよい。この場合は、前記の給排ポート8は呼吸孔として機能することになり、より簡単な構成により、第2ピストン6を第1ピストン4側に移動させることができる。また、駆動室12にバネ7を設けず、圧縮空気のみにより、第2ピストン6を下降させるように構成してもよい。この場合は、第2ピストン6を下降させるための圧縮空気と、第1ピストン4を上昇させる圧縮空気とを、別々に制御することも可能となる。このため、低負荷ストローク時から高負荷ストローク時へのタイミングを、きめ細かく制御することが可能となる。
駆動室12のバネ7により第2ピストン6を下方へ付勢するように構成したので、図2Dのロック状態において、何らかの原因で駆動室12の圧力が低下または消失した場合であっても、バネ7の付勢力が倍力機構M(倍力面18、支持孔20、係合ボール21、伝達面19)による楔作用を介して上記ロック状態を機械的に保持する。このため、そのロック状態を確実に維持することができる。
また、倍力機構Mの係合ボール21が、第1ピストン4の円柱部14に直接作用して倍力駆動し、出力ロッド2を間接的に倍力駆動している例を示したが、本発明はこれに限定されない。出力ロッド2を係合ボール21により、直接、倍力駆動してもよい。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、第1ピストン4が出力ロッド2に連結され、第2ピストン6と楔式の倍力機構Mとが、第1ピストン4の出力ロッド側に設けられる。このため、従来技術とは異なり、第1ピストン4の出力ロッド2とは反対側の受圧面5が、出力ロッド2によって狭められることがなくなる。このため、第1ピストン4の受圧面5を広く構成することができる。従って、第1ピストン4の受圧面5に作用する圧力流体に基づく力が増大し、第1ピストン4の出力を高めることができる。
また、受圧面5の受圧面積がハウジング3の内周面10の横断面積と等しくなるので、第1ピストン4の受圧面5をより広く構成することができる。従って、第1ピストン4の受圧面5に作用する圧力流体に基づく力がより一層増大し、第1ピストン4の出力をより高めることができる。
さらに、復帰駆動状態において、第1ピストン4はハウジング3の受圧面5に対向する端面11により受け止められており、第2ピストン6はハウジング3の第2ピストン6に対向する端面22により受け止められている。このように、第1ピストン4及び第2ピストン6は、それぞれ、ハウジング3の端面11、22により受け止められている。従って、従来の特許文献2の構成とは異なり、第1ピストン4及び第2ピストン6を受け止めるためのストッパーをハウジング3の内周面10に形成する必要がなくなる。このため、ハウジング3の加工が容易になり、倍力機構付きシリンダ装置のコストを低減することができる。
さらに、前記第1ピストン4は、出力ロッド側に形成された円柱部14を有し、円柱部14が挿入されるガイド筒15がハウジング3に形成され、第2ピストン6は、ガイド筒15の外周面とハウジング3の内周面10とに沿って移動する。ガイド筒15の外周面とハウジング3の内周面10とは、いずれもハウジング3に固定されているので、第2ピストン6をより確実に移動させることができる。
(第2実施形態)
(倍力機構付きシリンダ装置1Aの構成)
図3は、第2実施形態に係る倍力機構付きシリンダ装置1Aの構成を示す正面断面図である。この第2実施形態では、第1実施形態で前述した構成要素には同一の参照符号を付し、これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
倍力機構付きシリンダ装置1Aは、ハウジング3Aを備えている。第1ピストン4Aは、下封止部材26を介してハウジング3Aの内周面10を保密移動可能に形成された円板部24と、円板部24から上方へ突出して出力ロッド2と一体に形成された円柱部14Aとを有している。
ガイド筒15と胴部3cとの間に第2ピストン6Aが設けられている。第2ピストン6Aは、ガイド筒15よりも上下方向へ長く形成されている。第2ピストン6Aの下端部は、内封止部材17Aを介して円柱部14Aの外周面と移動可能に構成されるとともに、外封止部材16を介してハウジング3Aの内周面10と移動可能に構成されている。
倍力面18と支持孔20と係合ボール21と伝達面19とを含む倍力機構Mは、第1実施形態ではリリース室32に配置されていたが、第2実施形態では、図3に示すように、駆動室12Aに配置されている。
(倍力機構付きシリンダ装置1Aの動作)
倍力機構付きシリンダ装置1Aも、第1実施形態で説明した倍力機構付きシリンダ装置1と同様に動作する。
図3に示すリリース状態(復帰駆動状態)では、加圧室(図示せず)から圧縮空気を排出するとともに、駆動室12Aから圧縮空気を排出し、リリース室32Aに圧縮空気を供給する。すると、第1ピストン4Aは、下降して下端面11により受け止められるとともに、第2ピストン6Aは、上昇して上端面22により受け止められる。このため、第2ピストン6の押部27と係合ボール21との間には所定の隙間が形成されている。
倍力機構付きシリンダ装置1Aをロック駆動するときは、図3に示すリリース状態において、リリース室32Aの圧縮空気を排出するとともに、加圧室と駆動室12Aに圧縮空気を供給する。
この状態では、第2ピストン6Aは、駆動室12Aの圧縮空気の加圧力により下降しようとするが、第1ピストン4Aの円柱部14Aの外周面が係合ボール21をハウジング3Aの断面の半径方向の外側に押し出して、第2ピストン6Aの押部27が係合ボール21を介してガイド筒15の支持孔20の下壁により受け止められる(即ち、第2ピストン6Aがガイド筒15に連結される)ので、第2ピストン6Aの下降が阻止される。
このため、第1ピストン4Aは、ワークに近づくように、低負荷で上昇していく。そして、低負荷ストロークの終期状態には、係合ボール21が伝達面19に係合し始める直前の状態になる。
第1ピストン4Aが所定ストロークだけ低負荷で上昇すると、倍力駆動の初期状態となり、押部27が係合ボール21を伝達面19に押し出して倍力駆動が開始される。これにより、第2ピストン6Aとガイド筒15(ハウジング3)との連結が解除されるとともに、第2ピストン6Aの倍力面18が係合ボール21と伝達面19を介して第1ピストン4Aを強力に上昇させ始める。この場合、加圧室に供給された圧縮空気の加圧力も受圧面5を介して第1ピストン4Aに作用するので、第1ピストン4Aはさらに強力に上昇する。
次に、ロック状態では、第1ピストン4Aがさらに僅かに上昇して出力ロッド2の上端がワークに接当し、ワークが押圧される。このロック状態では、第2ピストン6Aから倍力機構Mを介して第1ピストン4Aに作用する力と、第1ピストン4Aの受圧面5に作用する空圧力との合力が上向きに作用して、出力ロッド2がワークを強力に押圧する。
ロック状態から図3に示すリリース状態へ切り換える時の動作も第1実施形態と同様である。
(変形例)
図3に示す例は、第2ピストン6Aを下降させるためのバネを設けていないが、本発明はこれに限定されない。第1実施形態と同様に、第2ピストン6Aを下降させるためのバネを設けてもよい。例えば、ガイド筒15の下端面と、この下端面に対向する第2ピストン6Aの下部との間にバネを装着してもよい。
(効果)
第1ピストン4Aは、出力ロッド2側に形成された円柱部14Aを有し、第2ピストン6Aは、円柱部14Aの外周面とハウジング3Aの内周面10とに沿って移動する。このため、ガイド筒15よりも内側の円柱部14Aの外周面に沿って第2ピストン6Aが移動するので、第2ピストン6Aのリリース室32A側の受圧面を、より広く構成することができる。このため、第2ピストン6Aを圧縮空気により、強力に移動させることができる。
また、復帰駆動状態において、第1ピストン4Aはハウジング3Aの受圧面5に対向する下端面11により受け止められており、第2ピストン6Aはハウジング3Aの第2ピストン6Aに対向する上端面22により受け止められている。このように、第1ピストン4A及び第2ピストン6Aは、それぞれ、ハウジング3Aの下端面11及び端面22により受け止められている。従って、従来の特許文献2の構成とは異なり、第1ピストン及び第2ピストンを受け止めるためのストッパーをハウジングの内周面に形成する必要がなくなる。このため、ハウジングの加工が容易になり、倍力機構付きシリンダ装置のコストを低減することができる。
上記の各実施形態や変形例は、さらに次のように変更可能である。倍力機構付きシリンダ装置1の配置姿勢は、図示の姿勢とは、上下逆にしたり、横向きにしたり、斜め向きにしてもよい。また、倍力機構付きシリンダ装置1に使用するための圧力流体は、例示の圧縮空気に代えて、圧油等の液体であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1A 倍力機構付きシリンダ装置
2 出力ロッド
3、3A ハウジング
3a 上端壁(出力ロッド側の端壁)
3b 下端壁(第1ピストン側の端壁)
4、4A 第1ピストン
5 受圧面
6、6A 第2ピストン
7 バネ
8 給排ポート
9 加圧室
10 内周面
11 下端面(端面)
12、12A 駆動室
14、14A 円柱部
18 倍力面
19 伝達面
20 支持孔
21 係合ボール
22 上端面(端面)
M 楔式の倍力機構

Claims (12)

  1. 出力ロッド(2)に連結されてハウジング(3、3A)に挿入された第1ピストン(4、4A)の前記出力ロッド(2)とは反対側の受圧面(5)を圧力流体により駆動するとともに、前記第1ピストン(4、4A)の出力ロッド側に配置された第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動させることにより、前記第1ピストン(4、4A)の出力ロッド側に配置した楔式の倍力機構(M)が、前記出力ロッド(2)を倍力駆動する、ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  2. 前記受圧面(5)の受圧面積が、前記ハウジング(3、3A)の内周面(10)の横断面積と等しい、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  3. 前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動させるためのバネ(7)を設けた、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  4. 前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動および復帰移動可能にするための圧力流体を供給および排出する給排ポート(8)を設けた、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  5. 前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動させるためのバネ(7)と、前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動および復帰移動可能にするための圧力流体を供給および排出する給排ポート(8)とを設けた、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  6. 前記受圧面(5)を駆動する圧力流体が供給される加圧室(9)が、前記ハウジング(3、3A)の両端壁(3a、3b)のうちの第1ピストン側の端壁(3b)と前記受圧面(5)との間に形成される、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  7. 前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン側に移動させるための駆動室(12、12A)が、前記ハウジング(3、3A)の両端壁(3a、3b)のうちの出力ロッド側の端壁(3a)と前記第2ピストン(6、6A)との間に形成される、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  8. 前記第1ピストン(4、4A)と前記第2ピストン(6、6A)との両者を互いに離れる方向に移動させた復帰駆動状態において、前記第1ピストン(4、4A)は、前記受圧面(5)に対向する前記ハウジング(3、3A)の端面(11)により受け止められており、前記第2ピストン(6、6A)は、前記第2ピストン(6、6A)に対向する前記ハウジング(3、3A)の端面(22)により受け止められている、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  9. 前記第1ピストン(4は、前記出力ロッド側に形成された円柱部(14を有し、
    前記円柱部(14が挿入されるガイド筒(15)が前記ハウジング(3に形成され、
    前記第2ピストン(6は、前記ガイド筒(15)の外周面と前記ハウジング(3の内周面(10)とに沿って移動する、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  10. 前記第1ピストン(4A)は、前記出力ロッド側に形成された円柱部(14A)を有し、
    前記第2ピストン(6A)は、前記円柱部(14A)の外周面と前記ハウジング(3A)の内周面(10)とに沿って移動する、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  11. 前記第1ピストン(4、4A)は、前記出力ロッド側に形成された円柱部(14、14A)を有し、
    前記楔式の倍力機構(M)は、前記受圧面(5)に近づくにつれて前記出力ロッド(2)の軸心から離れるように前記第2ピストン(6、6A)に形成された倍力面(18)と、前記受圧面(5)に近づくにつれて前記出力ロッド(2)の軸心に近づくように前記円柱部(14、14A)に形成された伝達面(19)と、前記円柱部(14、14A)が挿入されるように前記ハウジング(3、3A)に形成されたガイド筒(15)の支持孔(20)と、前記支持孔(20)に挿入されるとともに前記倍力面(18)により押圧されて前記伝達面(19)を倍力駆動する係合ボール(21)とを含む、請求項1の倍力機構付きシリンダ装置。
  12. 前記楔式の倍力機構(M)は、前記第1ピストン(4、4A)と前記出力ロッド(2)とのいずれか一方と前記第2ピストン(6、6A)との間に装着される係合ボール(21)であって前記第1ピストン(4、4A)の軸心回りに周方向へ所定の間隔をあけて配置される複数の係合ボール(21)を有し、
    前記係合ボール(21)は、前記第2ピストン(6、6A)が前記第1ピストン(4、4A)側へ移動するのを阻止するとともに前記第1ピストン(4、4A)および前記出力ロッド(2)を当該第2ピストン(6、6A)側へ移動させる状態と、前記第2ピストン(6、6A)を前記第1ピストン(4、4A)側へ移動させるとともに当該第2ピストン(6、6A)が前記第1ピストン(4、4A)および前記出力ロッド(2)を前記第2ピストン(6、6A)側へ倍力駆動する状態とに切換え可能に構成した、
    請求項1から10のいずれかの倍力機構付きシリンダ装置。
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