JP5921414B2 - 調心機能付き連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、調心機能を付設した連結装置に関し、より詳しくいえば、係合ボールを介して連結ロッドを連結および連結解除する技術に関する。
この種の一般的な連結装置として、特許文献1(日本国・特開昭63−2511044号公報(1988年10月18日公開))に記載されたものがある。この従来技術は、次のように構成されている。
締付けピン(連結ロッド)が挿入される壁(ガイドスリーブ)に形成された孔に配置したボール(係合ボール)を、軸方向に移動可能なピストンにより半径方向の内方へ移動させ、上記の壁に挿入された締付けピンの被係合部と係合させる。
また、調心機能を設けた連結装置として、特許文献2(日本国・特許第4667643号明細書(2011年1月21日登録))に記載されたクランプ装置がある。その従来技術は、次のように構成されている。
ハウジング内に伝動スリーブ(ガイドスリーブ)を軸心方向に移動自在に挿入する。その伝動スリーブに、クランプロッド(連結ロッド)の被係合部に係合する係合位置と、この係合を解除する係合解除位置とに移動する係合具(係合ボール)を支持する。そして、この伝動スリーブの筒孔に上記クランプロッドを挿入可能に構成する。
そして、この係合具を介してクランプロッドをクランプ駆動するクランピング用バネと、そのクランピング用バネをアンクランプ駆動する流体圧ピストンとを設ける。また、上記係合具を上記係合位置へ切り換える操作状態と、上記係合具が上記係合解除位置へ切り換るのを許容する操作解除状態とに移動する操作具(切換スリーブ)を配置する。また、その操作具を上記の操作状態と上記の操作解除状態とに切り換えるための切換手段を設ける。この切換手段は、上記操作具を上記操作状態に移動させる押圧バネと、上記操作具を上記操作解除状態へ移動させる別の流体圧ピストンとを含む。そして、クランピング用バネの付勢力を、上記の伝動スリーブと上記係合具とを順に介して上記クランプロッドに伝達するように構成する。
このクランプ装置は、次のように動作する。クランプロッドと係合具とが分離した状態では、上記流体ピストンの下側に圧油等の圧力流体を供給してその流体圧ピストンを上昇させ、これにより、上記クランピング用バネが上向きに圧縮されている。また、上記切換手段によって上記操作具が下方の操作解除状態に切り換えられ、これにより、上記係合具12が係合解除位置へ移動可能とされる。
クランプ時には、まず、上記クランプロッドの被係合部を上記係合具に対面させる。次いで、上記切換手段によって上記操作具を操作状態に上昇させて上記係合具を上記の係合位置へ切り換える。その後、上記流体ピストンの下側から上記圧力流体を排出して流体ピストンを下降させて上記クランピングバネを伸長させ、そのクランピングバネの付勢力を上記伝動スリーブと上記係合具とを介して上記クランプロッドに作用させる。
また、上記クランプロッドの軸心と上記伝動スリーブの軸心とが心ズレしている場合には、上記伝動スリーブ及び上記操作具が上記クランプロッドの挿入に応じて半径方向に移動し、上記の心ズレが自動的に修正される。
特開昭63−2511044号公報(1988年10月18日公開) 特許第4667643号明細書(2011年1月21日登録)
上記特許文献1は、連結ロッドの被係合部にボールを係合させて連結する構成を開示しているが、連結ロッドと壁(ガイドスリーブ)との調心機能について開示していない。
上記特許文献2は、クランプロッド(連結ロッド)の被係合部に係合具(係合ボール)を係合させて連結するとともに、上記伝動スリーブ(ガイドスリーブ)及び上記操作具(切換スリーブ)が半径方向に移動して上記の心ズレを自動的に修正する。しかしながら、上記特許文献2は、上記操作具を上記操作状態に移動させる押圧バネが、上記操作具に直接接触して軸心方向に押すように構成されているので、クランプロッドと伝動スリーブとの調心のために半径方向に移動する操作具と、押圧バネとの間に摩擦力が発生して摺動抵抗が増大し、上記操作具の調心動作をスムーズに行うことが困難になるという問題があった。
本発明の目的は、連結ロッドが挿入されるガイドスリーブと上記連結ロッドとの調心動作をスムーズにすることができる連結装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る調心機能付き連結装置は、例えば、図1〜3B、又は図4に示すように、次のように構成される。
即ち、ハウジング2のガイド孔6を通って連結ロッド8が挿入されるガイドスリーブ10と、前記ガイドスリーブ10の支持孔20に挿入された係合ボール22とを備える。また、前記ガイドスリーブ10に沿って移動可能に設けられる切換スリーブ24,24Aであって、前記係合ボール22の位置を、前記連結ロッド8の被係合部8aに係合する係合位置と、当該被係合部8aとの係合を解除する係合解除位置とに切り換える切換スリーブ24,24Aとを備える。さらに、前記切換スリーブ24,24Aと係合して当該切換スリーブ24,24Aを前記ガイドスリーブ10に沿って移動させるピストン26,26Aを備える。前記ガイドスリーブ10と前記係合ボール22と前記切換スリーブ24,24Aとは、前記連結ロッド8と前記ガイドスリーブ10との調心のために前記連結ロッド8の挿入に応じて半径方向に移動可能である。そして、前記ガイド孔6から離れる方向に前記ピストン26,26Aを押圧するバネ46を当該ピストン26,26Aと前記ハウジング2との間に装着した。
この特徴により、本願発明は次の作用効果を奏する。
前記ピストンを押圧するバネは、ピストンとハウジングとの間に装着されている。このため、このバネは、前記連結ロッドと前記ガイドスリーブとの調心のために前記連結ロッドの挿入に応じて半径方向に移動する前記ガイドスリーブと前記係合ボール及び前記切換スリーブから離れた位置に配置され、当該切換スリーブに接触しない。
その結果、本発明は、前述した従来技術とは異なり、連結ロッドとガイドスリーブとの調心時に、上記切換スリーブが半径方向へスムーズに移動することができる。
本発明に係る調心機能付き連結装置では、前記切換スリーブ24,24Aは、前記ガイド孔6から離れる方向に移動して前記係合ボール22の位置を前記係合位置に切り換えると共に、前記ガイド孔6へ近づく方向に移動して前記係合ボール22の位置を前記係合解除位置に切り換えることが好ましい。
上記構成によれば、簡単な構成により、係合ボールの係合位置と係合解除位置とを切り換えることができる。
本発明に係る調心機能付き連結装置では、前記係合解除位置の係合ボール22が半径方向の内方へ移動するのを阻止する蓋部材16が前記ガイドスリーブ10に挿入されることが好ましい。
上記構成によれば、係合ボールを簡単な構成で係合解除位置に保持することができる。
本発明に係る調心機能付き連結装置では、例えば、図1〜図3Bに示すように、前記ガイドスリーブ10を挟んで前記ガイド孔6とは反対側に配置されて当該ガイドスリーブ10を支持する支持スリーブ12をさらに備え、前記ピストン26は、前記支持スリーブ12の外周面に沿って移動するピストン本体30と、そのピストン本体30に外嵌めされると共に当該ピストン本体30と前記切換スリーブ24とに係合して前記ハウジング2の内周面に沿って移動する係合部材32とを含み、前記係合部材32の外周面に沿って前記バネ46を装着するための装着部44を当該係合部材32に形成することが好ましい。
上記構成によれば、上記バネを切換スリーブに接触させずに装着する構造が簡素かつコンパクトになる。
本発明に係る調心機能付き連結装置では、例えば、図4に示すように、前記ガイドスリーブ10を挟んで前記ガイド孔6とは反対側に配置されて当該ガイドスリーブ10を支持する支持スリーブ12をさらに備え、前記ピストン26Aは、前記支持スリーブ12の外周面と前記ハウジング2の内周面とに沿って移動するピストン本体30Aと、前記ピストン本体30Aの前記ガイド孔6側の端面に配置されて前記切換スリーブ24Aに係合する係合部材32Aとを含み、前記ハウジング2の両端壁2c,2dのうち前記ガイド孔6側の端壁2cと前記係合部材32Aとの間に前記バネ46が装着されることが好ましい。
上記構成によれば、上記バネを切換スリーブに接触させずに装着する構造が簡素かつコンパクトになる。
第1実施形態に係る調心機能付き連結装置の分離状態を示す正面断面図である。 図2Aは、上記連結装置の連結途中の状態を示す図である。図2Bは、図2A中の2B−2B線の矢視断面図である。 図3Aは、上記連結装置の連結状態を示す図である。図3Bは、図3A中の3B−3B線の矢視断面図である。 第2実施形態に係る調心機能付き連結装置を示し、上記図2Aに類似する図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3Bは、本発明の第1実施形態を示している。まず、主として図1により、調心機能付き連結装置1の構成を説明する。
(連結装置1の構成)
連結装置1は、ハウジング2を有し、ハウジング2は、上ハウジング部分2a及び下ハウジング部分2bを有する。上ハウジング部分2aの外周面に形成された雄ネジと、下ハウジング部分2bの内周面に形成された雌ネジとを螺合させて両ハウジング部分が組み立てられる。上ハウジング部分2a及び下ハウジング部分2bの間には、封止部材3が設けられている。
上ハウジング部分2aは上端壁2cを有し、下ハウジング部分2bは下端壁2dを有する。上ハウジング部分2aは、上側の第1側壁2eと下側の第2側壁2fとを有する。第1側壁2eの内径は第2側壁2fの内径よりも小さく形成される。下ハウジング部分2bの下端壁2dには雄ネジ部2iが下方に突設されている。
上ハウジング部分2a及び下ハウジング部分2bの内部にシリンダ孔4が上下方向(軸方向)に形成される。
上ハウジング部分2aの上端壁2cには、連結ロッド8を挿入するためのガイド孔6が形成される。連結ロッド8は、凹状に形成された被係合部8aと、テーパ状に形成された先端8bとを有する。
上記ガイド孔6の下側には、当該ガイド孔6を通って連結ロッド8が挿入されるガイドスリーブ10が設けられている。上記ガイドスリーブ10の上部の内周面に、連結ロッド8の先端8bをガイドするためにテーパ状に形成されたガイド部10aが設けられている。
ガイドスリーブ10の下側に、ガイドスリーブ10を支持する支持スリーブ12が設けられている。支持スリーブ12は、下端壁2dに形成された凹部に封止部材14を介して嵌め込まれている。
ガイドスリーブ10には、蓋部材16が挿入されている。蓋部材16は、上記下端壁2dの上記凹部に装着された進出バネ18により上方へ付勢されている。
また、このガイドスリーブ10には、4つの支持孔20が、周方向へ所定の間隔をあけて形成されると共に半径方向へ貫通される。各支持孔20に係合ボール22が挿入される。連結ロッド8の被係合部8aは、この係合ボール22に対応する形状に形成されている。
ガイドスリーブ10の外周に、切換スリーブ24が上下方向に摺動可能に外嵌めされている。切換スリーブ24の内周には、図1(及び図2A)に示す係合解除位置の係合ボール22が半径方向の外方へ移動するのを阻止するための移動阻止面24cと、係合ボール22を図3Aの係合位置に保持する保持面24aと、係合ボール22を上記係合解除位置から係合位置へ切り換えるための切換面24bとが形成されている。
支持スリーブ12の外周には、ピストン26が上下方向へ保密移動可能に挿入される。そのピストン26が上記切換スリーブ24と係合して当該切換スリーブ24をガイドスリーブ10に沿って移動させる。上記ピストン26は、支持スリーブ12の外周面に沿って封止部材28を介して上下方向へ移動するピストン本体30と、そのピストン本体30に封止部材36を介して保密状に外嵌めされると共にハウジング2の第1側壁2eに外封止部材38を介して保密状に内嵌めされた係合部材32とを含む。その係合部材32は、上記ピストン本体30の上端の外縁と切換スリーブ24の上端の切欠き部とに係合して第1側壁2eの内周面に沿って上下方向に移動する。
即ち、上記の係合部材32は、側壁部39と、上記側壁部39の上端から半径方向の内方へ突出されて切換スリーブ24の上端の切欠き部と係合する第1係合部40と、上記ピストン本体30の上端の外縁部と係合するように上記側壁部39の内周面に形成された第2係合部42と、上記側壁部39の外周面に沿ってバネ46を装着するように当該側壁部39の下端から半径方向の外方へ突出された装着部44とを有する。上記バネ46は、上記装着部44を下方へ付勢する。
シリンダ孔4内で上記ピストン26の下側にリリース室48が形成される。上記リリース室48には、リリースポート52を介して、圧力流体としての圧縮空気が供給および排出される。
ガイドスリーブ10の外周面とピストン本体30の内周面との間には、第1環状隙間G1が形成されている。また、切換スリーブ24の外周面と係合部材32の側壁部39との間には、第2環状隙間G2が形成されている。
ガイドスリーブ10の高さ寸法は、上端壁2cと支持スリーブ12の上端面との間の寸法よりも小さくなっている。これにより、連結ロッド8とガイドスリーブ10との調心時に、ガイドスリーブ10が半径方向にスムーズに移動することができる。同様に、切換スリーブ24の高さ寸法は、上端壁2cとピストン本体30の上端面との間の寸法よりも小さくなっている。これにより、連結ロッド8とガイドスリーブ10との調心時に、切換スリーブ24が半径方向にスムーズに移動することができる。
(連結装置1の動作)
図2Aは、上記連結装置1の連結途中の状態を示す図であり、図2Bは、図2A中の2B−2B線の矢視断面図である。図3Aは、上記連結装置1の連結状態を示す図であり、図3Bは、図3A中の3B−3B線の矢視断面図である。上記構成の連結装置1は、図1〜図3Bに示すように、次のように動作する。
図1に示す分離状態では、リリース室48に圧縮空気を供給している。これにより、ピストン26がバネ46の付勢力に抗して上昇すると共に切換スリーブ24を押し上げている。その上昇したピストン26の係合部材32がハウジング2の上端壁2cにより受け止められる。
係合ボール22は、進出バネ18により付勢された蓋部材16により、半径方向の内方へ移動することが阻止されている。このため、切換スリーブ24が上側から係合ボール22に係合し、その切換スリーブ24及びピストン26の下降が阻止されている。
上記図1の分離状態で、連結ロッド8を、図示しないエアシリンダにより、ガイド孔6に挿入していく。すると、連結ロッド8の先端8bが、ガイド部10aを通ってガイドスリーブ10に挿入される。
このとき、ガイドスリーブ10の軸心と連結ロッド8の軸心との間に心ズレがあると、ガイド孔6に挿入された連結ロッド8の先端8bがガイドスリーブ10のガイド部10aに接触する。そして、その挿入時の接触抵抗により、ガイドスリーブ10と係合ボール22と切換スリーブ24とが一体となって半径方向に移動して上記心ズレを吸収する。
その後、図2A(及び図2B)に示すように、連結ロッド8は、ガイドスリーブ10にさらに挿入されて、蓋部材16の上端面に当接し、進出バネ18の付勢力に抗して、蓋部材16がハウジング2の下端壁2dに受け止められるまで、蓋部材16を下方に押し込む。そして、連結ロッド8の被係合部8aが係合ボール22と対面する。
次に、リリース室48の圧縮空気を排出すると、図3Aに示すように、ピストン26が、バネ46の付勢力により下降してハウジング2の下端壁2dに受け止められる。これと同時に、切換スリーブ24も、ピストン26と一体に下降して、切換面24bが係合ボール22を押圧して被係合部8aに係合する係合位置に切り換え、その後、保持面24aによって係合ボール22が半径方向の外方へ移動するのを阻止する。
これにより、連結ロッド8と連結装置1とが連結される。
図3の連結状態において、連結ロッド8を連結装置1から取り外すときには、リリース室48に圧縮空気を供給する。すると、図2Aに示すように、ピストン26がバネ46に抗して上昇すると共に切換スリーブ24も上昇し、ピストン26が上端壁2cにより受け止められ、係合ボール22が半径方向の外方の係合解除位置に移動することが許容される(図2Aでは、既に移動した状態を示している)。
そして、連結ロッド8を上昇させると、係合ボール22は、連結ロッド8の被係合部8aの下側の円柱部分の外周面によって半径方向の外方に押し出され、係合解除位置に切り換えられる。その後、連結ロッド8がさらに上昇してガイド孔6から引き抜かれて連結装置1から取り外され、図1の分離状態に戻る。
上記の図1の分離状態において、何らかの原因でリリース室48の圧縮空気が排出されてしまった場合には、連結装置1は次のように動作する。
図1の分離状態では、進出バネ18によって蓋部材16が上昇し、その蓋部材16が係合ボール22を係合解除位置に保持するので、切換スリーブ24及びピストン26の下降が阻止されている。その分離状態で連結ロッド8を下降させていくと、まず、連結ロッド8の先端8bが蓋部材16の上端面に接当し、その蓋部材16及び上記の先端8bが、係合ボール22を係合解除位置に保持した状態で下降していく。次いで、連結ロッド8が図2Aの状態に下降して被係合部8aが支持孔20に対面する。すると、図3Aの連結状態に示すように、切換スリーブ24が係合ボール22を半径方向の内方の係合位置へ切換え、上記の係合ボール22が被係合部8aに係合する。
従って、何らかの原因でリリース室48の圧縮空気が排出されている場合であっても、連結装置1に連結異常が発生せず、連結ロッド8や係合ボール22などが損傷することを防止できる。
なお、上記の作用効果は、後述の第2実施形態においても同様である。
(変形例)
前述した連結装置1は、ピストン26をピストン本体30と係合部材32との別部材により構成していた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
即ち、ピストン本体30と係合部材32とを一体に形成してピストン26を構成してもよい。これにより、部品点数を削減することができる。
(効果)
上記の第1実施形態は次の作用効果を奏する。
前記ピストン26を押圧するバネ46は、ピストン26とハウジング2との間に装着されている。このため、このバネ46は、前記連結ロッド8と前記ガイドスリーブ10との調心時に、前記連結ロッド8の挿入に応じて半径方向に移動する前記ガイドスリーブ10と前記係合ボール22及び前記切換スリーブ24から離れた位置に配置され、切換スリーブ24に接触しない。その結果、本発明は、前述した従来技術とは異なり、連結ロッド8とガイドスリーブ10との調心時に、上記切換スリーブ24が半径方向へスムーズに移動することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態を示している。なお、説明の便宜上、第1実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記して、その説明を省略し、第1実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
(連結装置1Aの構成)
図4は、第2実施形態に係る連結装置1Aを示し、前記の図2Aに類似する図である。
この連結装置1Aは、バネ46の配置とピストン26A及び切換スリーブ24Aの構成とが第1実施形態と異なる。
ピストン26Aは、ピストン本体30Aと係合部材32Aとを含む。ピストン本体30Aは、内側の封止部材28を介して支持スリーブ12の外周面に沿って移動すると共に、外側の封止部材54を介してハウジング2の第2側壁2fの内周面に沿って移動する。
係合部材32Aは、ピストン本体30Aの上端面に配置され、切換スリーブ24Aの下端の鍔部に係合する。バネ46は、係合部材32Aの上端面とハウジング2の上端壁2cとの間に装着される。
(連結装置1Aの動作)
図4に示す連結途中状態では、第1実施形態と同様に、連結ロッド8が、ガイドスリーブ10に挿入されて蓋部材16を下降させ、連結ロッド8の被係合部8aがガイドスリーブ10の支持孔20と対面している。
次に、リリース室48の圧縮空気を排出する。すると、ピストン26Aが、バネ46の付勢力により下降してハウジング2の下端壁2dに受け止められる。これと同時に、切換スリーブ24Aも、ピストン26Aと一体に下降して、切換面24bが係合ボール22を押圧して被係合部8aに係合する係合位置に切り換え、その後、保持面24aによって係合ボール22が半径方向の外方へ移動するのを阻止する。
これにより、連結ロッド8と連結装置1Aとが連結される。
連結ロッド8を連結装置1Aから取り外すときの動作は、第1実施形態と同様である。
(変形例)
前述した調心機能付き連結装置1Aは、ピストン26Aをピストン本体30Aと係合部材32Aとの別部材により構成していた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
即ち、ピストン本体30Aと係合部材32Aとを一体に形成してピストン26Aを構成してもよい。これにより、部品点数を削減することができる。
なお、ピストン本体30Aと係合部材32Aとを別部材により構成する場合は、切換スリーブ24Aと係合部材32Aとピストン本体30Aとの組み立てが容易になる。この点は、前記第1実施形態でも同様である。
(効果)
上記第2実施形態も前記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
(各実施形態の変更例)
上記の各実施形態や変形例は、さらに次のように変更可能である。
連結装置1,1Aの配置姿勢は、図示の姿勢とは、上下逆にしたり、横向きにしたり、斜め向きにしてもよい。
また、連結装置1,1Aに使用するための圧力流体は、例示の圧縮空気に代えて、他の圧縮気体や圧油等の液体であってもよい。
上記の各実施形態では、図示しないエアシリンダにより連結ロッド8がガイド孔6に挿入される例を示したが、本発明はこれに限定されない。
即ち、電動機などの他の種類のアクチュエータで連結ロッド8を駆動してもよい。また、手動により連結ロッド8をガイド孔6に挿入してもよいし、重力の作用により連結ロッド8がガイド孔6に挿入されるように構成してもよい。
(各実施形態の適用例)
各実施形態に係る調心機能付き連結装置1,1Aは、例えば、射出成形装置に設けられた製品押出装置の金型のエジェクタに使用されるエジェクタカプラに適用することができる。但し。これに限定されるものではなく、二つの部材を連結する用途であれば調心機能付き連結装置1,1Aを適用することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1A 調心機能付き連結装置
2 ハウジング
2c 上端壁(端壁)
2d 下端壁(端壁)
6 ガイド孔
8 連結ロッド
8a 被係合部
10 ガイドスリーブ
12 支持スリーブ
16 蓋部材
20 支持孔
22 係合ボール
24,24A 切換スリーブ
26,26A ピストン
30,30A ピストン本体
32,32A 係合部材
44 装着部
46 バネ

Claims (5)

  1. ハウジング(2)のガイド孔(6)を通って連結ロッド(8)が挿入されるガイドスリーブ(10)と、
    前記ガイドスリーブ(10)の支持孔(20)に挿入された係合ボール(22)と、
    前記ガイドスリーブ(10)に沿って移動可能に設けられ、前記係合ボール(22)の位置を、前記連結ロッド(8)の被係合部(8a)に係合する係合位置と当該被係合部(8a)との係合を解除する係合解除位置とに切り換える切換スリーブ(24,24A)と、
    前記切換スリーブ(24,24A)と係合して当該切換スリーブ(24,24A)を前記ガイドスリーブ(10)に沿って移動させるピストン(26,26A)とを備え、
    前記ガイドスリーブ(10)と前記係合ボール(22)と前記切換スリーブ(24,24A)とは、前記連結ロッド(8)と前記ガイドスリーブ(10)との調心のために前記連結ロッド(8)の挿入に応じて半径方向に移動可能であり、
    前記ガイド孔(6)から離れる方向に前記ピストン(26,26A)を押圧するバネ(46)を当該ピストン(26,26A)と前記ハウジング(2)との間に装着した、ことを特徴とする調心機能付き連結装置。
  2. 前記切換スリーブ(24,24A)は、前記ガイド孔(6)から離れる方向に移動して前記係合ボール(22)の位置を前記係合位置に切り換えると共に、前記ガイド孔(6)へ近づく方向に移動して前記係合ボール(22)の位置を前記係合解除位置に切り換える、請求項1の調心機能付き連結装置。
  3. 前記係合解除位置の係合ボール(22)が半径方向の内方へ移動するのを阻止する蓋部材(16)が、前記ガイドスリーブ(10)に挿入される、請求項1の調心機能付き連結装置。
  4. 前記ガイドスリーブ(10)を挟んで前記ガイド孔(6)とは反対側に配置されて当該ガイドスリーブ(10)を支持する支持スリーブ(12)をさらに備え、
    前記ピストン(26)は、前記支持スリーブ(12)の外周面に沿って移動するピストン本体(30)と、そのピストン本体(30)に外嵌めされると共に当該ピストン本体(30)と前記切換スリーブ(24)とに係合して前記ハウジング(2)の内周面に沿って移動する係合部材(32)とを含み、
    前記係合部材(32)の外周面に沿って前記バネ(46)を装着するための装着部(44)を当該係合部材(32)に形成した、請求項1の調心機能付き連結装置。
  5. 前記ガイドスリーブ(10)を挟んで前記ガイド孔(6)とは反対側に配置されて当該ガイドスリーブ(10)を支持する支持スリーブ(12)をさらに備え、
    前記ピストン(26A)は、前記支持スリーブ(12)の外周面と前記ハウジング(2)の内周面とに沿って移動するピストン本体(30A)と、前記ピストン本体(30A)の前記ガイド孔(6)側の端面に配置されて前記切換スリーブ(24A)に係合する係合部材(32A)とを含み、
    前記ハウジング(2)の両端壁(2c,2d)のうち前記ガイド孔(6)側の端壁(2c)と前記係合部材(32A)との間に前記バネ(46)が装着される、請求項1の調心機能付き連結装置。
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