JP2016109284A - 倍力機構付きシリンダ装置 - Google Patents

倍力機構付きシリンダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016109284A
JP2016109284A JP2014261228A JP2014261228A JP2016109284A JP 2016109284 A JP2016109284 A JP 2016109284A JP 2014261228 A JP2014261228 A JP 2014261228A JP 2014261228 A JP2014261228 A JP 2014261228A JP 2016109284 A JP2016109284 A JP 2016109284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular piston
booster mechanism
cylinder device
hole
booster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014261228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6450585B2 (ja
Inventor
良太 児嶋
Ryota Kojima
良太 児嶋
米澤 慶多朗
Keitaro Yonezawa
慶多朗 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kosmek KK
Original Assignee
Kosmek KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kosmek KK filed Critical Kosmek KK
Priority to JP2014261228A priority Critical patent/JP6450585B2/ja
Publication of JP2016109284A publication Critical patent/JP2016109284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6450585B2 publication Critical patent/JP6450585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Abstract

【課題】 倍力機構付きシリンダ装置の耐久性を向上する。【解決手段】 ハウジング(1)の筒孔(6)に軸心方向へ保密移動可能に環状ピストン(10)挿入され、その環状ピストン(10)の貫通孔(11)に出力部材(20)の出力ロッド(21)が挿入される。前記筒孔(6)のカム面(42a)と前記環状ピストン(10)の倍力面(45)との間に、倍力機構(40)の係合ボール(50)が周方向へ所定の間隔をあけて配置される。前記係合ボール(50)は、前記出力部材(20)の入力リング(22)に対して前記環状ピストン(10)が上方へ相対移動するのを規制する状態と、その上方への相対移動を許容して倍力駆動する状態とに、切り換え可能に構成される。【選択図】図1

Description

この発明は、倍力機構付きシリンダ装置に関する。
この種の倍力機構付きシリンダ装置には、従来では、特許文献1(日本国・特開2013−044436号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
ハウジングに倍力用の環状ピストンが挿入され、その環状ピストンの貫通孔に出力ロッドが挿入される。環状ピストンの貫通孔と出力ロッドの外周部との間に、倍力機構の係合ボールが周方向に所定間隔をあけて配置される。
特開2013−044436号公報
上記の従来技術は、次の点で改良する余地が残されていた。
環状ピストンの貫通孔と出力ロッドの外周部との間に複数の係合ボールが配置されるので、その係合ボールの配置数が環状ピストンの貫通孔の内周寸法によって制限される。その係合ボールに想定外の過負荷が作用した場合には、係合ボール1個あたりに作用する負荷が大きくなり、係合ボールや環状ピストンの貫通孔や出力ロッドの外周部が摩耗したり破損したりするおれがある。その結果、倍力機構付きシリンダ装置の耐久性が低下する。
本発明の目的は、倍力機構付きシリンダ装置の耐久性を向上することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図2D又は図3に示すように、倍力機構付きシリンダ装置を次のように構成した。
ハウジング1の筒孔6に環状ピストン10が軸心方向へ保密移動可能に挿入される。その環状ピストン10の貫通孔11に、出力部材20の出力ロッド21を軸心方向へ保密移動可能に挿入する。前記環状ピストン10を軸心方向の一端側へ押す力が倍力機構40によって当該一端側への力に倍力変換され前記出力部材20に伝達される。その倍力機構40は、前記筒孔6と前記環状ピストン10との間に周方向へ所定の間隔をあけて配置された複数の係合ボール50を有する。前記係合ボール50は、前記出力部材20に対して前記環状ピストン10が前記一端側へ相対移動するのを規制する状態と当該一端側への相対移動を許容して倍力駆動する状態とに切り換え可能に構成される。
本発明は、次の作用効果を奏する。
ハウジングの筒孔と環状ピストンとの間に複数の係合ボールが周方向に所定間隔をあけて配置される。これにより、従来技術のように、環状ピストンの貫通孔と出力ロッドとの間に複数の係合ボールが配置される場合に比べて、係合ボールの配置数量を増やすことができ、その増加数に応じて当該係合ボール1個あたりに作用される負荷を低減できる。このため、係合ボールやハウジングの筒孔や環状ピストンが摩耗したり破損したりするのを防止できる。その結果、倍力機構付きシリンダ装置の耐久性が向上する。
本発明は、下記(1)から(6)の構成を加えることが好ましい。
(1) 例えば、図1から図2D又は図3に示すように、前記ハウジング1の前記筒孔6内にロック室30とリリース室31とを前記環状ピストン10及び前記出力ロッド21によって区画形成する。前記ロック室30に圧力流体を給排可能に構成すると共に、前記リリース室31に圧力流体を給排可能に構成した。
この場合、ロック駆動時には、ロック室に供給された圧力流体が、環状ピストンを前記一端側へ強力に進出させることにより、上記シリンダ装置を確実に倍力駆動させることができる。
(2) 前記ハウジング1の前記筒孔6内に前記環状ピストン10及び前記出力ロッド21がロック室30とリリース室31とを区画形成する。前記ロック室30に、前記環状ピストン10を前記一端側へ付勢するロックバネを装着する。前記リリース室31に圧力流体を給排可能に構成する。
この場合、前記環状ピストンをロックバネによって前記一端側へ進出させるので、シリンダ装置の構成を簡素にできる。
(3) 前記倍力機構40は、前記軸心方向の前記一端側へ向かうにつれて軸心から遠ざかるように前記筒孔6に形成されたカム面42aを有する。前記環状ピストン10の外周部に、前記一端側へ向かうにつれて軸心に近づくように倍力面45が形成される。前記出力部材20の入力リング22に入力面47が形成される。そして、前記倍力機構40の倍力駆動時には、前記カム面42aと前記倍力面45と前記入力面47とに前記係合ボール50が係合される。
この場合、簡素な構成の倍力機構によって、前記の主発明と同じ効果を奏する。即ち、係合ボールやカム面や倍力面が摩耗したり破損したりするのを防止できる。その結果、倍力機構付きシリンダ装置の耐久性が向上する。
(4) 前記筒孔6の内周で前記カム面42aの他端側に、当該カム面42aよりも小径のガイド面41が前記軸心方向へ延びるように形成される。前記の倍力駆動が開始される前の低負荷ストローク時には、前記ガイド面41が前記係合ボール50を半径方向の外方から受け止めると共に、前記環状ピストン10と前記係合ボール50と前記出力部材20の前記入力リング22とが一体になって前記一端側へ移動可能に構成した。
この場合、低負荷ストローク時には、前記環状ピストンと前記係合ボールと前記出力部材の前記入力リングとが前記一端側へ速やかに移動される。
(5) 前記カム面42aは、前記筒孔6の周方向へ連続してもよい。この場合、カム面を容易に加工できる。
(6) 前記環状ピストン10が挿入されるシリンダ孔9を前記ハウジング1の前記筒孔6の一部として構成し、そのシリンダ孔9の内径寸法を前記ガイド面41の内径寸法よりも大きい値に設定した。
この場合、環状ピストンの受圧面積が広くなるので、その環状ピストンの駆動力が大きい。
図1は、本発明の第1実施形態を示す立面視の断面図である。図1の左半図は、倍力機構付きシリンダ装置のロック状態を示している。図1の右半図は、倍力機構付きシリンダ装置のリリース状態を示している。 図2Aから図2Dは、上記倍力機構付きシリンダ装置の動作説明図である。図2Aは、図1の2A部分の拡大図であり、リリース状態を示している。図2Bは、低負荷ストロークの終期状態を示している。図2Cは、倍力駆動の初期状態を示している。図2Dは、ロック状態を示している。 図3は、本発明の第2実施形態を示し、図1に類似する図である。
図1から図2Dは、本発明の第1実施形態を示している。まず、リリース状態を示す図1によって倍力機構付きシリンダ装置の構造を説明する。
ハウジング1は、上側(一端側)から下側(他端側)に順に設けられた上ハウジング2と環状部材3と下ハウジング4と下端壁1bとを有する。これらの上ハウジング2と環状部材3と下ハウジング4と下端壁1bとが複数のボルト5によって固定されている。なお、ここでは、1本のボルト5だけを示している。
その上ハウジング2の内周孔と環状部材3の内周孔と下ハウジング4の内周孔とによって、ハウジング1の筒孔6が構成される。
上記の下ハウジング4の内周孔によってシリンダ孔9が構成され、そのシリンダ孔9に環状ピストン10が上下方向へ移動可能で保密状に挿入される。その環状ピストン10は、シリンダ孔9に挿入される大径部分12と、その大径部分12から上方へ突設される小径部分13とを有する。
上記の環状ピストン10の貫通孔11に、出力部材20の出力ロッド21を上下移動可能で保密状に挿入する。その出力ロッド21は、ハウジング1の上端壁1a(上ハウジング2の上部プレート)の貫通孔に保密状に挿入されると共に、その上端壁1aよりも上方へ突出される。その出力ロッド21の途中高さ部から環状のフランジ部21aが半径方向の外方へ突設される。そのフランジ部21aの下側で出力ロッド21に入力リング22が外嵌めされている。その入力リング22と上ハウジング2との間に直進ガイド手段(図示せず)が設けられている。その直進ガイド手段は、入力リング22を上下方向に真っ直ぐに案内すると共に、その入力リング22が軸心回りに回転するのを防止する。
上記の出力ロッド21の下部に、当該出力ロッド21よりも大径のナット24がネジ止めされ、そのナット24の上部に係止部25が形成される。なお、上記出力部材20は、上記の出力ロッド21と入力リング22とナット24とによって構成される。
上記環状ピストン10と出力部材20とが、ハウジング1の内部空間を、下側のロック室30と上側のリリース室31とに区画形成する。
ハウジング1の下端壁1bと環状ピストン10との間に装着された保持用のバネ32が、環状ピストン10を上方に付勢する。前記ロック室30に連通されるロックポート35が下端壁1bに形成される。
前記リリース室31は、入力リング22の下側に形成された第1リリース室31aと、入力リング22の上側に形成された第2リリース室31bと、その第1リリース室31aおよび第2リリース室31bを連通する貫通路31cとを有する。その第2リリース室31bに連通されるリリースポート36がハウジング1の上端壁1aに形成される。
前記第1リリース室31aに倍力機構40が配置される。その倍力機構40は次のように構成される。
前記出力部材20の入力リング22の下部に、複数の溝46が周方向に所定間隔をあけて形成され、各溝46の底部に入力面47が形成される。
前記環状ピストン10の小径部分13の外周部に、複数の溝43が、周方向に所定間隔をあけて形成されると共に上方に向かうにつれて軸心に近づくように形成される。各溝43の底部に、押部44と倍力面45とが下方へ順に形成される。また、本実施例において、上記押部44の傾斜角度が倍力面45の傾斜角度よりも大きくなるように設定されている。
前記環状部材3の内周孔にガイド面41が上下方向へストレートに形成される。そのガイド面41の上側で環状部材3の内周孔に、複数の溝42が周方向に所定間隔をあけて形成されると共に、上方に向かうにつれて軸心から遠ざかるように形成される。その溝42の底部によってカム面42aが構成される。
図1の右半図に示すリリース状態では、環状ピストン10の押部44と環状部材3のガイド面41と入力リング22の入力面47とに係合ボール50が接当可能に構成される。
また、図1の左半図に示すロック状態では、環状ピストン10の倍力面45と環状部材3のカム面42aと入力リング22の入力面47とに係合ボール50が係合している。
上記のシリンダ装置は、図1及び図2Aから図2Dに示すように、次のように作動する。
図1の右半図及び図2Aのリリース状態では、ロック室30の圧縮空気(圧力流体)が排出されると共にリリース室31に圧縮空気が供給されている。これにより、リリース室31の圧縮空気が環状ピストン10を下降させると共に出力ロッド21を下降させている。また、環状部材3のガイド面41によって係合ボール50が半径方向の内方へ移動されている。
上記シリンダ装置をロック駆動するときには、図2Aのリリース状態において、リリース室31の圧縮空気を排出すると共にロック室30に圧縮空気を供給する。すると、ロック室30の圧力と保持用のバネ32の付勢力とが環状ピストン10を上方へ移動させていき、図2B(低負荷ストロークの終期状態)に示すように、その環状ピストン10が係合ボール50を環状部材3のガイド面41に沿って上昇させると共に、その係合ボール50が入力リング22を介して出力ロッド21を上昇させていく。
上記出力ロッド21が所定ストロークだけ上昇すると、図2C(倍力駆動の初期状態)に示すように、倍力面45が係合ボール50をカム面42a側(半径方向の外方)へ押出し、上記シリンダ装置の倍力駆動が開始される。
引き続いて、環状ピストン10および出力ロッド21が上昇していくと、図1の左半図および図2Dのロック状態に示すように、出力ロッド21の上端部がワークWの下面を強力に押圧する。このロック状態では、出力ロッド21のフランジ部21aの上側には余裕ストロークが残されている。
なお、上記ロック状態において、何らかの原因で前記ロック室30の圧力が低下もしくは消失した場合であっても、保持用のバネ32の付勢力が倍力機構40の楔作用を介してロック状態を機械的に保持するので、そのロック状態が確実に維持される。
図2Dのロック状態から図2Aのリリース状態に切換えるときには、その図2Dの状態において、ロック室30から圧縮空気を排出すると共に、リリース室31に圧力空気を供給する。すると、図2Cの状態を経て図2Bの状態に示すように、リリース室31の圧縮空気が環状ピストン10を保持用のバネ32の付勢力に抗して下降させていき、これにより、係合ボール50がカム面42に沿って半径方向の内方へ移動することが許容される。引き続いて、図2Bの状態から図2Aの様態へ至るまでに、環状ピストン10の上部が、出力ロッド21の係止部25に当接して当該出力ロッド21を下降させていくと共に、その出力ロッド21のフランジ部21aが入力リング22を介して係合ボール50を環状部材3のガイド面41に沿って下方へ移動させていく。その後、図1の右半図及び図2Aに示すように、出力部材20の入力リング22が環状部材3に受け止められると共に、環状ピストン10がハウジング1の下端壁1bに受け止められる。
上記第1実施形態は次の長所を奏する。
環状部材3のカム面42aと環状ピストン10の倍力面45との間に係合ボール50が周方向に所定間隔をあけて配置される。これにより、従来技術のように、環状ピストンの貫通孔と出力ロッドの外周部との間に係合ボールが配置される場合に比べて、係合ボール50の配置数量を増やすことができ、その増加数に応じて当該係合ボール50(1個あたり)に作用される負荷を低減できる。これにより、係合ボール50やカム面42aや倍力面45が摩耗したり破損したりするのを防止できる。その結果、上記シリンダ装置の耐久性が向上する。
図3は、本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態においては、上記の第1実施形態の構成部材と同じ部材(または類似する部材)には原則として同一の参照数字を付けて説明する。
前記出力部材20の出力ロッド21がハウジング1の下端壁1bに形成された貫通孔に上下移動可能で保密状に挿入され、その下端壁1bよりも下方へ突設される。
また、環状ピストン10の外周部に押部44と倍力面45とが下方に順に形成され、その押部44と倍力面45とがテーパ面に形成されている。なお、押部44と倍力面45とは、例示のテーパ面に形成される構成に代えて、曲面に形成されてもよい。
また、保持用のバネ32は、環状ピストン10と出力ロッド21との間に装着される。より詳しくいえば、出力ロッド21は、その上端部から下方へ順に形成されるフランジ部21aと小径部21bと中径部21cと大径部21dとを有している。上記保持用のバネ32は、中径部21cおよび大径部21dの間に形成された段差部と、環状ピストン10の下面との間に装着される。その保持用のバネ32は、環状ピストン10を上方へ押圧すると共に、出力ロッド21を下方へ押圧する。
第2実施形態は第1実施形態と同様に作動する。即ち、図3の右半図のリリース状態では、リリース室31の圧縮空気が環状ピストン10を下降させ、その環状ピストン10の上部が出力ロッド21を下降させている。そのリリース状態のシリンダ装置をロック駆動させるときには、リリース室31の圧縮空気の圧力が排出されると共にロック室30に圧縮空気が供給される。すると、まず、ロック室30の圧力が環状ピストン10を上方へ移動させていき、その環状ピストン10の押部44が係合ボール50を介して入力リング22及び出力ロッド21を所定ストロークだけ上昇させる。次に、環状ピストン10の倍力面45が係合ボール50を環状部材3のカム面42aに沿って上昇させ、その係合ボール50が入力リング22を介して出力ロッド21を上方に倍力駆動させる。この倍力駆動時には、前記バネ32が環状ピストン10を上方へ押圧する力は、倍力機構40を介して出力ロッド21を上方へ倍力駆動させるので、バネ32が出力ロッド21を下方へ押す力よりも大きい。このため、ロック状態において、何らかの原因でロック室30の圧力が低下もしくは消失した場合であっても、バネ32の付勢力が倍力機構40を介して出力ロッド21を上方へ押すので、上記ロック状態が維持される。なお、図3の左半図は、フランジ部21aが上端壁1aに当接したフルストローク状態を示している。
上記の各実施形態は次のように変更可能である。
圧力流体は、例示した圧縮空気に代えて、他の気体または圧油等の液体であってもよい。
前記ハウジング1は、例示の上ハウジング2と環状部材3と下ハウジング4と下端壁1bによって構成されるのに代えて、一体に形成するようにしてもよい。
前記環状ピストン10は、前記ロック室30および前記リリース室31に給排される圧力流体によって往復駆動される構成に代えて、前記ロック室30に装着したロックバネによってロック駆動されると共に前記リリース室31に給排される圧力流体によってリリース駆動される構成であってもよい。
前記カム面42aは、環状部材3の溝42の底部に形成される構成に代えて、環状部材3の内周孔に周方向へ連続するように形成されたテーパ面又は曲面によって構成されてもよい。
前記環状ピストン10の小径部分13の外周面に押部44および倍力面45が形成される構成に代えて、小径部分13の外周面に倍力面45のみが形成される構成であってもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:ハウジング,6:筒孔,9:シリンダ孔,10:環状ピストン,11:貫通孔,20:出力部材,21:出力ロッド,22:入力リング,30:ロック室,31:リリース室,40:倍力機構,41:ガイド面,42a:カム面,45:倍力面,47:入力面,50:係合ボール.

Claims (7)

  1. ハウジング(1)の筒孔(6)に軸心方向へ保密移動可能に挿入された環状ピストン(10)であって、軸心方向へ延びる貫通孔(11)を有する環状ピストン(10)と、
    前記貫通孔(11)に軸心方向へ保密移動可能に挿入された出力ロッド(21)を有する出力部材(20)と、
    前記環状ピストン(10)を軸心方向の一端側へ押す力を当該一端側への力に倍力変換して前記出力部材(20)に伝達する倍力機構(40)であって、前記筒孔(6)と前記環状ピストン(10)との間に周方向へ所定の間隔をあけて配置された複数の係合ボール(50)を有する倍力機構(40)と、を備え、
    前記係合ボール(50)は、前記出力部材(20)に対して前記環状ピストン(10)が前記一端側へ相対移動するのを規制する状態と当該一端側への相対移動を許容して倍力駆動する状態とに切り換え可能に構成される、
    ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  2. 請求項1の倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記ハウジング(1)の前記筒孔(6)内にロック室(30)とリリース室(31)とを前記環状ピストン(10)及び前記出力ロッド(21)によって区画形成し、前記ロック室(30)に圧力流体を給排可能に構成すると共に、前記リリース室(31)に圧力流体を給排可能に構成した、
    ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  3. 請求項1の倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記ハウジング(1)の前記筒孔(6)内にロック室(30)とリリース室(31)とを前記環状ピストン(10)及び前記出力ロッド(21)によって区画形成し、前記ロック室(30)に、前記環状ピストン(10)を前記一端側へ付勢するロックバネを装着し、前記リリース室(31)に圧力流体を給排可能に構成した、
    ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  4. 請求項1から3のいずれかの倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記倍力機構(40)は、前記軸心方向の前記一端側へ向かうにつれて軸心から遠ざかるように前記筒孔(6)に形成されたカム面(42a)と、当該一端側へ向かうにつれて軸心に近づくように前記環状ピストン(10)の外周部に形成された倍力面(45)と、前記出力部材(20)の入力リング(22)に形成された入力面(47)と、をさらに備え、
    前記倍力機構(40)の倍力駆動時には、前記カム面(42a)と前記倍力面(45)と前記入力面(47)とに前記係合ボール(50)が係合される、
    ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  5. 請求項4の倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記筒孔(6)の内周で前記カム面(42a)の他端側に、当該カム面(42a)よりも小径のガイド面(41)を前記軸心方向へ延びるように形成し、
    前記の倍力駆動が開始される前の低負荷ストローク時には、前記ガイド面(41)が前記係合ボール(50)を半径方向の外方から受け止めると共に、前記環状ピストン(10)と前記係合ボール(50)と前記出力部材(20)の前記入力リング(22)とが一体になって前記一端側へ移動可能に構成した、
    ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  6. 請求項4の倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記カム面(42a)は、前記筒孔(6)の周方向へ連続して形成される、ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
  7. 請求項5の倍力機構付きシリンダ装置において、
    前記環状ピストン(10)が挿入されるシリンダ孔(9)を前記ハウジング(1)の前記筒孔(6)の一部として構成し、そのシリンダ孔(9)の内径寸法を前記ガイド面(41)の内径寸法よりも大きい値に設定した、ことを特徴とする倍力機構付きシリンダ装置。
JP2014261228A 2014-12-05 2014-12-05 倍力機構付きシリンダ装置 Active JP6450585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014261228A JP6450585B2 (ja) 2014-12-05 2014-12-05 倍力機構付きシリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014261228A JP6450585B2 (ja) 2014-12-05 2014-12-05 倍力機構付きシリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016109284A true JP2016109284A (ja) 2016-06-20
JP6450585B2 JP6450585B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56122063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014261228A Active JP6450585B2 (ja) 2014-12-05 2014-12-05 倍力機構付きシリンダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6450585B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108518382A (zh) * 2018-06-19 2018-09-11 天津隆迪伟业液压设备有限公司 一种液压油缸及组装方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6375606U (ja) * 1986-11-06 1988-05-20
JPH11173307A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Ihara Science Corp 小型アクチュエータ用倍力機構
JP2013174304A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Tsubakimoto Chain Co ローラチェーン、チェーン伝動装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6375606U (ja) * 1986-11-06 1988-05-20
JPH11173307A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Ihara Science Corp 小型アクチュエータ用倍力機構
JP2013174304A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Tsubakimoto Chain Co ローラチェーン、チェーン伝動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108518382A (zh) * 2018-06-19 2018-09-11 天津隆迪伟业液压设备有限公司 一种液压油缸及组装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6450585B2 (ja) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5390047B1 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
KR20140022076A (ko) 배력기구 부착 실린더 장치
US10518390B2 (en) Clamp apparatus
JP6566486B2 (ja) 高圧燃料ポンプ
US10024340B2 (en) Cylinder device with force multiplication mechanism
JP5227341B2 (ja) クランプ装置
JP6450585B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2014070722A5 (ja)
JP6026856B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2010164067A (ja) 流体圧シリンダ
JP5760125B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP5820285B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP6353782B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP6358620B2 (ja) シリンダ装置
JP5734264B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2017154212A (ja) 動作検出機能付き位置決め装置
RU2011101042A (ru) Клапан управляемый
JP6906240B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2013044436A (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP5837857B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2014194284A (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
RU171249U1 (ru) Регулятор расхода
CN105781997A (zh) 一种用于变量柱塞泵的缸体结构
KR200483067Y1 (ko) 베어링 예압식 유압펌프
CN105298987A (zh) 一种汽车机械自锁式油缸

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6450585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250