JP5937895B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、SRAM (Static Random Access Memory)を有する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、半導体集積回路装置において、トランジスタの特性ばらつき(例えば、しきい値電圧変動)は半導体集積回路の性能の劣化や動作不良を引き起こす原因の一つである。この半導体集積回路装置の技術では、微細化の進展に伴い、電源電圧は低下し、トランジスタの特性ばらつきは増加しているので、このばらつきの影響は増大し続けている。トランジスタの特性ばらつきは、ばらつきの大きさに応じて回路の動作エラーを引き起こす。例えば、SRAMに対しては、トランジスタのしきい値電圧ばらつきの大きさに応じて、SRAM動作に対するノイズマージンが減少する。その結果、正常にリード動作やライト動作ができなくなる動作不良セルが発生する。そのため、製品出荷前の選別テストによって、動作不良セルを検出し、対策することが行われている。
この種の従来技術として、例えば、特許文献1には、動作モードとテストモードとでワード線の駆動電圧を変化させる技術が開示されている。これは、テストモードではノイズマージンを小さくした状態でテストを行い、不良セルの検出効果を高めることを狙った技術である。
特開2010−182344号公報
ところで、前述した特許文献1を含む従来技術の手法では、ばらつき量が製造時に決定され、その後ばらつき量が変化することのない、これまでの特性ばらつきに対するテスト効率の改善には有効である。しかしながら、ばらつき量が時間経過と共に変動するばらつき量に対しては、従来技術の手法は動作不良セルを見逃すおそれがある。なぜなら、ばらつき量が大きく不良となるセルであるが、たまたまテスト動作をさせた時のトランジスタのばらつき状態が、動作不良を起こすばらつきでない可能性があるからである。
時間的にばらつき量が変動するものの一例として、微細化プロセスでその影響が顕著となるRTN(Random Telegraph Noise)と呼ばれる現象がある(後述する図2参照)。RTNは、原子レベルのわずかな構造欠陥によって、トランジスタしきい値電圧が時間的に変動する現象である。また、その時間変動はランダムな特性を持つ。従来技術では、時間的に変動するばらつきをテストするものではないので、テスト時のしきい値電圧状態によって、動作不良セルを検出できたり、できなかったりする。従って、いずれ動作不良を引き起こすセルをテストで見逃すことになるので、ECC(Error Correcting Code)等の信頼性対策を強化する設計が必要になる。そのため、SRAMの冗長度が増大し、コストの悪化を招くという問題が生じる。
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、時間経過と共に変動するデバイスばらつきが引き起こす、SRAMの動作エラーを検出する半導体集積回路装置を提供することである。本発明の前記ならびにそれ以外の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態による半導体集積回路装置は、複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルを制御する制御回路とを有するSRAMであって、以下の特徴を有するものである。前記メモリセルは、それぞれ、ワード線にゲートが接続されたトランスファMOSを有する。そして、前記制御回路は、前記メモリセルのライト動作時において、前記ワード線に対して第1の電圧を印加し、前記ライト動作の終了時において、前記ワード線に対して第2の電圧を印加し、前記メモリセルを選択しテストデータをライトする前の準備期間において、前記ワード線に対して第3の電圧を印加することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、トランジスタのしきい値電圧が時間経過と共に変動するばらつきに起因する、SRAMの動作不良セルの検出効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。 一般的なRTNばらつきの特性例を示す概略図である。 本発明の実施の形態1において、SRAMのメモリセルの構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1において、ワード線ドライバ回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1において、ワード線出力回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1において、テストモードにおけるライト動作時のワード線の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、テストモードにおけるリード動作時のワード線の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、通常動作モードにおけるライト動作時またはリード動作時のワード線の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、ライトテスト時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、リードテスト時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、通常動作時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、変形例であるワード線出力回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1において、変形例であるライトテスト時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、変形例であるリードテスト時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、変形例である通常動作時のワード線出力回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態2によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2において、ビット線電流検出回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2において、ビット線電流検出回路の動作の電圧波形例を示す図である。 本発明の実施の形態3によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3において、ワード線出力回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3において、ばらつき検出回路の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
[本発明の実施の形態の概要]
まず、本発明の主な実施の形態による半導体集積回路装置のテスト方式および構成に関し、以下、その構成を簡単に説明する。一例として、()内に対応する構成要素、符号などを付記する。
本実施の形態の半導体集積回路装置は、SRAMを有する半導体集積回路装置全般に適用できるものであるが、以下においては、SRAMの半導体集積回路を主に説明し、単にSRAMと記載する。
代表的な実施の形態によるSRAMのテスト方式は、テスト動作の前にワード線電圧を制御することによる、トランスファMOSのしきい値電圧の制御期間を設け、その後にSRAMのリード動作あるいはライト動作させることを特徴とする。また、代表的な実施の形態によるワード線ドライバ回路は、動作電圧とワード線制御電圧の電源にそれぞれ接続されたトランジスタを選択的に導通させることにより、ワード線電圧を制御することが可能な構成となっている。
すなわち、本実施の形態によるSRAMのテスト方式は、複数のメモリセル(104)と、前記複数のメモリセルを制御する制御回路(101,102)とを有するSRAMにおいて、前記メモリセルのライト動作またはリード動作の前にワード線電圧を制御した準備期間を設けることによって、時間的なしきい値電圧変動によるSRAMの動作不良セルを検出する方式となっている。
前記メモリセルは、それぞれ2個ずつのトランスファMOS(mt1,mt2)、ロードMOS(ml1,ml2)、および、ドライバMOS(md1,md2)から構成され、2個のトランスファMOSのゲート端子には前記ワード線が接続される構成となっている。
前記制御回路は、テスト/通常動作選択回路(101)と、ワード線ドライバ回路(102)から構成され、前記メモリセルのライトテスト時には、テストデータをライトする前の準備期間において、ワード線に第3の電圧(VDDH)を印加し、その後、前記ワード線に対して第1の電圧(VDD)を印加し、ライト終了時において前記ワード線に対して第2の電圧(GND)を印加する構成となっている。
前記制御回路は、前記メモリセルのリードテスト時には、テストデータをリードする前の準備期間において、ワード線に前記第2の電圧(GND)を印加し、その後、前記ワード線に対して前記第1の電圧(VDD)を印加し、リード終了時において前記ワード線に対して前記第2の電圧(GND)を印加する構成となっている。
前記ワード線ドライバ回路は、論理回路(403)と、駆動回路(404)から構成され、前記駆動回路は第1、第2のPMOSトランジスタ(MP1,MP2)と、NMOSトランジスタ(MN1)とから構成される。また、前記論理回路の出力は前記第1、第2のPMOSトランジスタとNMOSトランジスタのゲートに接続され、テストモードでは、前記第1のPMOSトランジスタに前記第1の電圧(VDD)、前記第2のPMOSトランジスタに前記第3の電圧(VDDH)が接続される構成となっている。また、通常動作モードでは、前記駆動回路の第1の電圧と第2の電圧は、集積回路内部あるいは外部で接続される構成となっている。
前記論理回路は、テストモードでは前記第1と第2のPMOSトランジスタを選択的に導通させる信号を出力し、通常動作モードでは前記第1と第2のPMOSトランジスタを同時に導通あるいは遮断させる信号を出力する構成となっている。
通常動作時に、前記駆動回路の前記第1の電圧の端子は前記第2の電圧に接続される構成となっている。
次に、これらの構成を含んだSRAMのテスト方式および回路のより具体的な内容に関し、以下の実施の形態で詳細に説明する。
[実施の形態1]
本実施の形態1を、図1〜図15を用いて説明する。
<SRAMのテスト回路>
図1は、本実施の形態1によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。図1に示すSRAMのテスト回路は、テスト/通常動作選択回路(CTL)101、ワード線ドライバ回路(WD)102、メモリセルアレイ(MCA)103、および、センスアンプ回路(SA)105から構成される。テスト/通常動作選択回路101は、ワード線ドライバ回路102に接続されている。ワード線ドライバ回路102とセンスアンプ回路105は、メモリセルアレイ103に接続されている。
テスト/通常動作選択回路101は、テスト動作と通常動作の動作モードを指定する信号TEST(例えば、‘H’の場合はテスト動作モード、‘L’の場合は通常動作モードとする)を出力する。また、各動作モードにおいて、リード動作、ライト動作を指定する信号MODE(例えば、‘H’の場合はライト動作、‘L’の場合はリード動作とする)を出力する。尚、‘H’はデジタル信号のハイレベルを示し、‘L’はローレベルを示す。
ワード線ドライバ回路102は、メモリセルアレイ103に接続されるワード線(WDL)を駆動する回路である。ワード線ドライバ回路102は、テスト/通常動作選択回路101で指定された動作モードとリード/ライト動作に応じて、ワード線の電圧制御を行う。
メモリセルアレイ103は、複数のメモリセル(MC)104が2次元状に配置される。各メモリセル104には、ワード線と2本のビット線(BTL,BTLN)が接続される。尚、BTLとBTLNは差動信号である。ワード線は、後述するメモリセル104内のトランスファMOSのオン、オフを制御する。ビット線は、センスアンプ回路105に接続される。
センスアンプ回路105は、リード動作時にビット線の電圧変化を検出することで、各メモリセル104の情報を読み出す。ワード線およびビット線はそれぞれメモリセルアレイ103内の1列に共通である。ワード線により図1の縦方向のメモリセルを選択し、ビット線により読み出すセンスアンプを指定して図1の横方向のメモリセルを選択する。これにより、動作させるメモリセルを選択する。
<RTNのばらつき特性>
本実施の形態1の詳細を説明する前に、本発明で解決しようとしている時間的に変動するばらつきの一種であるRTN(Random Telegraph Noise)と呼ばれるばらつきについて述べる。図2は、一般的なRTNばらつきの特性例(RTNばらつき特性201)を示す概略図(横軸:時間、縦軸:しきい値変動量)である。
従来のトランジスタばらつきは、加工精度に起因するものであり、デバイス生成時に決定される。時間経過に対してはトランジスタのしきい値電圧は変化しない。
一方、本発明において対象とするRTNは、MOSトランジスタのゲート酸化膜に存在する原子レベルのわずかな構造欠陥に、キャリアが捕獲、放出されることよって、図2に示すRTNばらつき特性201のように、トランジスタしきい値電圧が時間的に変動する現象である。このしきい値電圧の時間変動特性はランダムな特性を持つが、トランジスタのゲート端子に印加する電圧と動作温度に依存することが知られている。RTNのゲート電圧特性は一般に、ゲート電圧を上げるとしきい値電圧が高い状態(以下、高Vthとする)が出現しやすくなり、ゲート電圧を下げるとしきい値電圧が低い状態(以下、低Vthとする)が出現しやすくなる。また、RTNのゲート電圧特性に関して、ゲート電圧を変化させた場合、ゲート電圧変化直後のしきい値電圧変動の時間特性は、ゲート電圧変化前の時間特性となることも知られている。
<メモリセルの構成とSRAMの動作エラー>
図3は、SRAMのメモリセル104の構成例を示す回路図である。メモリセル104は、6個のトランジスタから構成される。メモリセル104は、ロードMOS(ml1,ml2)、ドライバMOS(md1,md2)で構成されるループ接続された2つのインバータ回路と、このインバータ回路とビット線(BTL,BTLN)の間に挿入されたトランスファMOS(mt1,mt2)から構成される。トランスファMOSのゲート端子には、ワード線(WDL)が接続される。メモリセル104は、トランスファMOSを介してリード動作、および、ライト動作を行う。
次に、トランジスタのしきい値電圧ばらつきとSRAMの動作エラーの関係を説明する。6個のトランジスタ(ml1,ml2,md1,md2,mt1,mt2)で構成されるSRAMのメモリセル104は、一般には、トランスファMOS(mt1,mt2)のばらつきに最も弱い。なぜなら、リード動作時とライト動作時の両方において、トランスファMOSを信号が経由することと、リード動作とライト動作とでは、トランスファMOSに要求されるしきい値電圧条件が逆特性になるからである。SRAMのリード動作では、トランスファMOSのしきい値電圧を低くするほど動作エラーが生じる。一方、ライト動作では、トランスファMOSのしきい値電圧を高くするほど動作エラーが生じる。従って、トランスファMOSがばらつきに弱いのは、トランスファMOSはリード動作とライト動作の両動作を満足するしきい値電圧条件で設計される必要があるので、許容されるしきい値電圧変動範囲が狭いからである。
<ワード線ドライバ回路の構成>
図4は、ワード線ドライバ回路102の構成例を示すブロック図である。ワード線ドライバ回路102は、ワード線(WDL)のアドレス信号を生成するデコーダ(DEC)401と、ワード線を駆動するワード線出力回路(WDF)402から構成される。ワード線出力回路402は、メモリセルアレイ103のワード線の数だけ用意される。
デコーダ401は、指定されたアドレスに対応したワード線アドレス信号WDSELを‘H’レベルにし、その他のワード線アドレス信号を‘L’にする。ワード線出力回路402は、テスト/通常動作切替論理回路(LG)403と、駆動回路404から構成される。テスト/通常動作切替論理回路403には、信号TEST、信号MODE、および、信号WDSELが入力される。駆動回路404は、WDSELが‘H’の場合、TEST、MODEの信号で指定された動作モードに応じたワード線駆動を行う。WDSELが‘L’の場合は、ワード線を‘L’にする。
<ワード線出力回路の構成>
図5は、ワード線出力回路402の構成例を示す回路図である。ワード線出力回路402は、3つの電圧を切り替えてワード線(WDL)に出力することができる。ワード線出力回路402は、テスト/通常動作切替論理回路(LG)501と、駆動回路502から構成される。テスト/通常動作切替論理回路501は図4に示した1つのテスト/通常動作切替論理回路403に対応し、駆動回路502は図4に示した1つの駆動回路404に対応する。
テスト/通常動作切替論理回路501は、信号TEST,MODE,WDSELが入力され、駆動回路502の制御信号P1,P2,N1を出力する。駆動回路502は、2つのPMOSトランジスタ503,504と、1つのNMOSトランジスタ505から構成される。PMOSトランジスタ503,504、およびNMOSトランジスタ505のソース端子はそれぞれ、第1の電圧(VDD)、第3の電圧(VDDH)、第2の電圧(GND)に接続される。VDDHはVDDより高い電圧レベルであり、VDDはGNDより高い電圧レベルである。信号P1,P2,N1はそれぞれ、トランジスタ503,504,505のゲート端子に接続される。トランジスタ503,504,505のドレイン端子は共通に接続され、ワード線(WDL)に接続される。ワード線出力回路402の動作については、後で述べる。
<SRAMのテスト回路の動作>
ここからは、本実施の形態1によるSRAMのテスト回路の動作について述べる。
《テストモードにおけるライト動作時》
図6は、テストモードにおけるライト動作時(TEST=‘H’、MODE=‘H’)のワード線WDLの電圧波形例を示す図である。ワード線が選択されていない場合(セル非選択、WDSEL=‘L’)は、WDLは接地電位である第2の電圧(GND)を出力する。ワード線が選択された場合(セル選択、WDSEL=‘H’)は、WDLは‘H’を出力する。ただし、このWDLの‘H’期間を、準備期間とライトテスト時に分け、両期間でそれぞれワード線を駆動する電圧値を変化させる。
テストモードでのライト動作では、ライト動作を行う前にトランスファMOSのしきい値電圧を制御する準備期間を設ける。前に述べたように、SRAMのライト動作では、トランスファMOSのしきい値電圧が高いほど動作エラーを起こしやすい。そこで、この準備期間にワード線電圧を第3の電圧(VDDH)に高めておく。これにより、ワード線のしきい値電圧が高Vth状態にある確率を高めておく。この後、WDLの電圧を回路動作の標準電圧である第1の電圧(VDD)に低下させてライト動作を行い、ライトテストを行う。この一連のワード線電圧制御動作により、トランスファMOSの時間的に変動するしきい値電圧が高Vth状態でライト動作を実行する確率が高まるので、ライト動作エラーを検出する効率を上げることができる。
《テストモードにおけるリード動作時》
図7は、テストモードにおけるリード動作時(TEST=‘H’、MODE=‘L’)のワード線WDLの電圧波形例を示す図である。図6に示したテストモードでのライト動作と同様に、ワード線が選択されていない場合(セル非選択、WDSEL=‘L’)は、WDLは接地電位である第2の電圧(GND)を出力する。ワード線が選択された場合(セル選択、WDSEL=‘H’)には、ライト動作と同じく、ワード線の‘H’期間を準備期間とリードテスト時に分離する。
ワード線出力回路402は、WDLに、準備期間には‘L’(第2の電圧GND)、リードテスト時には‘H’(第1の電圧VDD)を出力する。前に述べたように、SRAMのリード動作では、トランスファMOSのしきい値電圧が低いほど動作エラーを起こしやすい。そこで、この準備期間にワード線電圧を第2の電圧(GND)に下げておく。これにより、ワード線のしきい値電圧を低Vth状態が出現しやすい状態にしておく。この後、WDLの電圧を回路動作の標準電圧である第1の電圧(VDD)に上昇させてリード動作を行い、リードテストを実施する。
《通常動作モードにおけるライト動作時またはリード動作時》
図8は、通常動作モードにおけるライト動作時またはリード動作時(TEST=‘L’、MODE=‘H’または‘L’)のワード線の電圧波形例を示す図である。通常動作モードでは、ワード線の‘H’期間に準備期間を設けない。ワード線が選択されていない場合(セル非選択、WDSEL=‘L’)は、WDLは接地電位である第2の電圧(GND)を出力する。ワード線が選択された場合(セル選択、WDSEL=‘H’)は、リード動作、ライト動作にかかわらず、WDLを第1の電圧(VDD)にする。そして、MODE信号に応じたライト動作またはリード動作を行う。
《ライトテスト時のワード線出力回路の動作》
図9は、ライトテスト時(TEST=‘H’、MODE=‘H’)のワード線出力回路402の動作の電圧波形例を示す図である。ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’を出力し、駆動回路502のNMOSトランジスタ505を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。
ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)の準備期間には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘H’、P2=‘L’、N1=‘L’を出力し、駆動回路502のPMOSトランジスタ504を導通させ、ワード線WDLに第3の電圧(VDDH)を出力する。そして、ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)のライト動作期間には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘L’、P2=‘H’、N1=‘L’を出力し、駆動回路502のPMOSトランジスタ503を導通させ、ワード線WDLに第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、ライトテスト時に、準備期間では第3の電圧(VDDH)、ライト動作期間では第1の電圧(VDD)にワード線電圧を制御することが可能となる。よって、トランスファMOSをライト動作エラーが発生しやすいしきい値電圧条件にして、ライト動作を行うことが可能となる。
《リードテスト時のワード線出力回路の動作》
図10は、リードテスト時(TEST=‘H’、MODE=‘L’)のワード線出力回路402の動作の電圧波形例を示す図である。ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’を出力し、駆動回路502のNMOSトランジスタ505を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。
ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)の準備期間には、テスト/通常動作切替論理回路501はワード線非選択期間と同様に、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’を出力し、駆動回路502のNMOSトランジスタ505を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。そして、ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)のリード動作期間には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘L’、P2=‘H’、N1=‘L’を出力し、駆動回路502のPMOSトランジスタ503を導通させ、ワード線WDLに第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、リードテスト時に、準備期間では第2の電圧(GND)、リード動作期間では第1の電圧(VDD)にワード線電圧を制御することが可能となる。よって、トランスファMOSをリード動作エラーが発生しやすいしきい値電圧条件にして、リード動作を行うことが可能となる。
《通常動作時のワード線出力回路の動作》
図11は、通常動作時(TEST=‘L’、MODE=‘H’またはMODE=‘L’)のワード線出力回路402の動作の電圧波形例を示す図である。尚、前述したように、通常動作時は、半導体集積回路の外部あるいは内部で、電圧VDD端子と電圧VDDH端子を短絡し、同電源端子をVDDに接続しておく。
ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路501は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’を出力し、駆動回路502のNMOSトランジスタ505を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)には、リード動作、ライト動作によらず、P1=‘L’、P2=‘L’、N1=‘L’とし、ワード線WDLに第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、通常動作モードのためのワード線電圧制御(電圧VDDとGNDの2電圧駆動)が可能となる。更に本方式では、テスト時に電圧切替スイッチに用いていたPMOSトランジスタ503,504を同一動作のPMOSトランジスタとして使用しているので、面積増加などのオーバヘッドを最小化できる。
<実施の形態1の効果>
以上のように、本実施の形態1によれば、テストモードと動作モードとでワード線(WDL)の駆動電圧を変え、テストモードではリード動作またはライト動作を行う前に、しきい値電圧を制御する準備期間を設けてワード線電圧を制御する。
すなわち、メモリセル104は、ワード線にゲートが接続されたトランスファMOS(mt1,mt2)を有する。そして、テスト/通常動作選択回路101とワード線ドライバ回路102から構成される制御回路により、メモリセル104のライトテスト時には、テストデータをライトする前の準備期間において、ワード線に第3の電圧(VDDH)を印加し、その後、ワード線に対して第1の電圧(VDD)を印加し、ライト終了時においてワード線に対して第2の電圧(GND)を印加することができる。また、メモリセル104のリードテスト時には、テストデータをリードする前の準備期間において、ワード線に第2の電圧(GND)を印加し、その後、ワード線に対して第1の電圧(VDD)を印加し、リード終了時においてワード線に対して第2の電圧(GND)を印加することができる。
この場合に、ワード線ドライバ回路102内の駆動回路502では、第1のPMOSトランジスタ503に第1の電圧(VDD)を接続し、第2のPMOSトランジスタ504に第3の電圧(VDDH)を接続することができる。そして、テスト/通常動作切替論理回路501は、テストモードでは、第1のPMOSトランジスタ503と第2のPMOSトランジスタ504を選択的に導通させる信号を出力し、通常動作モードでは、第1のPMOSトランジスタ503と第2のPMOSトランジスタ504を同時に導通あるいは遮断させる信号を出力することができる。また、駆動回路502は、通常動作モードでは、第1の電圧(VDD)と第3の電圧(VDDH)とを短絡することができる。
以上により、トランスファMOSの時間経過と共に変動するしきい値電圧を制御することができるので、時間的なばらつきに起因するSRAMの動作不良セルの検出効率を高めることができる。言い換えれば、時間経過と共に変動(時間的に変動)するデバイスばらつきが引き起こす、SRAMの動作エラーを検出することが可能となる。
<実施の形態1の変形例>
次に、本実施の形態1の変形例を説明する。上述した実施の形態1と同様の構成、および、動作の説明は割愛する。本変形例は、リードテスト動作時の準備期間に、ワード線電圧を第2の電圧(GND)ではなく、このGNDより低い電圧レベルの第4の電圧(GNDL)にすることで、更にSRAM動作不良セルの検出効率を高めるものである。
《変形例であるワード線出力回路の構成》
図12は、変形例であるワード線出力回路1200の構成例を示す回路図である。ワード線出力回路1200は、ワード線(WDL)に4つの電圧値を切り替えて出力することができる。ワード線出力回路1200は、テスト/通常動作切替論理回路(LG)1201と、駆動回路1202から構成される。
テスト/通常動作切替論理回路1201は、信号TEST,MODE,WDSELが入力され、駆動回路1202の制御信号P1,P2,N1,N2を出力する。駆動回路1202は、2つのPMOSトランジスタ(MP1)1203,(MP2)1204と、2つのNMOSトランジスタ(MN1)1205,(MN2)1206から構成される。PMOSトランジスタ1203,1204、およびNMOSトランジスタ1205,1206のソース端子はそれぞれ、第1の電圧(VDD)、第3の電圧(VDDH)、第2の電圧(GND)、第4の電圧(GNDL)に接続される。信号P1,P2,N1,N2はそれぞれ、トランジスタ1203,1204,1205,1206のゲート端子に接続される。トランジスタ1203,1204,1205,1206のドレイン端子は共通に接続され、ワード線(WDL)に接続される。
《変形例であるライトテスト時のワード線出力回路の動作》
図13は、変形例であるライトテスト時のワード線出力回路1200の動作の電圧波形例を示す図である。ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’、N2=‘L’を出力し、駆動回路1202のNMOSトランジスタ1205を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。
ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)の準備期間には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘H’、P2=‘L’、N1=‘L’、N2=‘L’を出力し、駆動回路1202のPMOSトランジスタ1204を導通させ、ワード線WDLに第3の電圧(VDDH)を出力する。そして、ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)のライト動作期間には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘L’、P2=‘H’、N1=‘L’、N2=‘L’を出力し、駆動回路1202のPMOSトランジスタ1203を導通させ、ワード線WDLに第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、ライトテスト時に、準備期間では第3の電圧(VDDH)、ライト動作期間では第1の電圧(VDD)にワード線電圧を制御することが可能となる。よって、トランスファMOSのしきい値電圧をライト動作エラーの発生確率が高まる高しきい値電圧条件にして、ライト動作を行うことが可能となる。
《変形例であるリードテスト時のワード線出力回路の動作》
図14は、変形例であるリードテスト時のワード線出力回路1200の動作の電圧波形例を示す図である。ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’、N2=‘L’を出力し、駆動回路1202のNMOSトランジスタ1205を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。
ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)の準備期間には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘L’、N2=‘H’を出力し、駆動回路1202のNMOSトランジスタ1206を導通させ、ワード線WDLに第4の電圧(GNDL)を出力する。そして、ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)のリード動作期間には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘L’、P2=‘H’、N1=‘L’、N2=‘L’を出力し、駆動回路1202のPMOSトランジスタ1203を導通させ、ワード線WDLに第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、リードテスト時に、準備期間では第4の電圧(GNDL)、リード動作期間では第1の電圧(VDD)にワード線電圧を制御することが可能となる。よって、トランスファMOSをリード動作エラーの発生確率が高まる低しきい値電圧条件にして、リード動作を行うことが可能となる。
《変形例である通常動作時のワード線出力回路の動作》
図15は、変形例である通常動作時のワード線出力回路1200の動作の電圧波形例を示す図である。尚、通常動作時は、予めLSIの外部あるいは内部で、電圧VDD端子と電圧VDDH端子を導通し、VDDに接続しておく。また、電圧GND端子と電圧GNDL端子を導通し、GNDLに接続しておく。
ワード線が非選択の期間(WDSEL=‘L’)には、テスト/通常動作切替論理回路1201は、P1=‘H’、P2=‘H’、N1=‘H’、N2=‘H’を出力し、駆動回路1202のNMOSトランジスタ1205を導通させ、ワード線WDLに第2の電圧(GND)を出力する。ワード線の選択期間(WDSEL=‘H’)には、リード動作、ライト動作によらず、P1=‘L’、P2=‘L’、N1=‘L’、N2=‘L’とし、ワード線に第1の電圧(VDD)を出力する。
上記制御により、通常動作のための電圧VDDとGNDのワード線電圧制御が可能となる。更に本方式では、テスト時に電圧切替スイッチに用いていたPMOSトランジスタ1203,1204を同一のPMOSトランジスタとして使用し、NMOSトランジスタ1205,1206を同一のNMOSトランジスタとして使用しているので、面積増加などのオーバヘッドを小さくできる。
《変形例の効果》
以上のように、本実施の形態1の変形例によれば、テストモードと動作モードとでワード線の駆動電圧を変え、テストモードではリード動作またはライト動作の前に準備期間を設けてワード線電圧を制御する。これにより、トランスファMOSのしきい値電圧変動特性を制御することができるので、時間的なばらつきに起因するSRAMの動作不良セルの検出効率を高めることができる。特に、リードテスト動作時の準備期間に、ワード線電圧を第2の電圧(GND)より低い第4の電圧(GNDL)にすることで、更にSRAMの動作不良セルの検出効率を高めることが可能となる。
[実施の形態2]
本実施の形態2を、図16〜図18を用いて説明する。
<SRAMのテスト回路>
図16は、本実施の形態2によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。図16に示すSRAMのテスト回路は、テスト/通常動作選択回路(CTL)1601、ワード線ドライバ回路(WD)1602、メモリセルアレイ(MCA)1603、センスアンプ回路(SA)1605、ビット線電流検出回路(DET)1606から構成される。ビット線電流検出回路1606を除くブロックの構成は、図1に示した実施の形態1と同様なので、説明は割愛する。以下においては、主に実施の形態1と異なる点を説明する。
ビット線電流検出回路1606は、メモリセル(MC)1604のビット線BTLおよびBTLNに接続される。ビット線電流検出回路1606は、ワード線WDLが‘H’に駆動され、選択されたメモリセル1604のビット線動作電流の変動を検出し、その検出結果DETOUTを出力する。また、ビット線電流検出回路1606には、リセット信号RSTが入力される。
<ビット線電流検出回路の構成>
図17は、ビット線電流検出回路1606の構成例を示す回路図である。ビット線電流検出回路1606は、スイッチ回路1701,1702、カレントミラー回路1703、NMOSトランジスタ1704,1705、遅延回路(DLY)1706、判定回路(COMP)1707、SRフリップフロップ回路(SRFF)1708から構成される。
以下、ビット線電流検出回路1606の動作を説明する。スイッチ回路1701,1702は、テスト対象のメモリセル1604に接続される差動のビット線(BTL,BTLN)をビット線電流検出回路1606に入力するためのスイッチ回路である。スイッチ回路1701,1702は、メモリセルアレイ1603のビット線と同じ数だけ用意される。テストを行う場合には、1つのスイッチ回路を選択して導通させ、テストを行わない場合には、全てのスイッチ回路を遮断し、ビット線電流検出回路1606をメモリセルアレイ1603から切り離す。
スイッチ回路1701,1702により選択されたビット線を流れる電流Ibitは、カレントミラー回路1703により2つのコピー電流Ibitとして生成される。2つのコピー電流Ibitは、ダイオード接続されたNMOSトランジスタ1704,1705において、それぞれIbitに応じた電圧に変換される。図17のN1,N2はそれぞれ、カレントミラー回路1703とNMOSトランジスタ1704,1705が接続されたノードを示す。ノードN1の信号は判定回路1707へ入力され、ノードN2の信号は、遅延回路1706を通過して判定回路1707へ入力される。遅延回路1706は、N1より一定時間遅延された信号N2’を生成する。遅延回路1706の構成例として、N2と接地電位との間に接続された容量、N2とN2’間に挿入された抵抗、あるいは、N2とN2’間に挿入されたアナログ増幅回路などが挙げられる。
判定回路1707では、入力されるノードN1の信号とN2’の信号間の電圧差について、予め設定された電圧設定値との高低関係を判定する。尚、この電圧設定値は、検出したい時間的なばらつき量に比例した値を設定する。判定回路1707は、N1とN2’間の電圧差が電圧設定値より低い場合は、出力信号COMPOUTに‘L’を出力し、N1とN2’間の電圧差が電圧設定値より高い場合は、出力信号COMPOUTに‘H’を出力する。判定回路1707には、リセット信号RSTが入力され、RSTを‘H’にすると出力COMPOUTは‘L’を出力し、RSTを‘L’にすると電圧の比較動作を行う。
SRフリップフロップ回路1708は、セット端子Sに判定回路1707の出力信号COMPOUTが入力され、リセット端子Rには信号RSTが接続され、RTN検出結果DETOUTを出力する。SRフリップフロップ回路1708は、テスト開始前にRSTによりDETOUTが‘L’に設定され、COMPOUTが‘L’から‘H’に遷移すると、DETOUTは‘H’に固定される。
<ビット線電流検出回路の動作>
図18は、ビット線電流検出回路1606の動作の電圧波形例を示す図である。ノードN1,N2の信号は、時間的なばらつきに起因して変化するビット線電流Ibitの電圧変換波形である。信号N2’は、遅延回路1706でN2を図中Dで示した時間分遅延させた信号である。判定回路1707の出力信号COMPOUTは、N1とN2’を比較し、N1の電圧が(N2’電圧+設定電圧値)より高い場合(N1−N2’>設定値)に‘H’を出力し、それ以外の場合(N1−N2’<設定値)は‘L’を出力する。図18では、N1=‘H’、N2’=‘L’の時にCOMPOUTが‘H’を出力する電圧値設定例を示している。DETOUTは、COMPOUTが‘H’になると‘H’に固定される。本動作により、選択したメモリセル1604に生じている時間的なばらつきを、ビット線電流の変動量の大きさを判定することで、直接検出することができる。
<実施の形態2の効果>
以上のように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と異なる効果として、選択されたメモリセルのビット線動作電流の変動を検出し、その検出結果を出力するビット線電流検出回路1606を有することで、テストモードにおいて、ビット線電流の変動量を直接検出することにより、時間的なばらつきに起因するSRAMの動作不良セルの検出効率を高めることができる。
[実施の形態3]
本実施の形態3を、図19〜図21を用いて説明する。
<SRAMのテスト回路>
図19は、本実施の形態3によるSRAMのテスト方式および回路において、その構成例を示すブロック図である。図19に示すSRAMのテスト回路は、テスト/通常動作選択回路(CTL)1901、ワード線ドライバ回路(WD)1902、メモリセルアレイ(MCA)1903、センスアンプ回路(SA)1905、ばらつき検出回路(SR)1906から構成される。ばらつき検出回路1906を除くブロックの構成は、図1に示した実施の形態1と同様なので、説明は割愛する。以下においては、主に実施の形態1と異なる点を説明する。
ばらつき検出回路1906は、チップの時間的なトランジスタばらつきを検出し、この検出結果SRTをテスト/通常動作選択回路1901に出力する。本実施の形態で説明する構成は、テストモードでのライト動作の前に設けた準備期間にワード線に与える電圧を、トランジスタばらつきの状況に対応して、制御するものである。
<ワード線出力回路の構成>
図20は、ワード線出力回路2000の構成例を示す回路図である。ワード線出力回路2000は、第1の電圧(VDD)、第2の電圧(GND)、第3の電圧(VDDH)の3電圧を切り替えて、ワード線(WDL)を駆動することができることは、図1に示した実施の形態1と同様である。これに加えて、第3の電圧(VDDH)を可変できることが、実施の形態1と異なる。
ワード線出力回路2000は、テスト/通常動作切替論理回路(LG)2001、駆動回路2002から構成される。テスト/通常動作切替論理回路2001は、信号TEST,MODE,WDSELと検出結果の信号SRTが入力され、駆動回路2002の制御信号P1,P2,N1と制御信号VCTLを出力する。駆動回路2002は、2つのPMOSトランジスタ(MP1)2003,(MP2)2004、1つのNMOSトランジスタ(MN1)2005、および、電圧制御回路2006から構成される。PMOSトランジスタ2003,2004、およびNMOSトランジスタ2005のソース端子はそれぞれ、第1の電圧(VDD)、第3の電圧(VDDH)、第2の電圧(GND)に接続される。信号P1,P2,N1はそれぞれ、トランジスタ2003,2004,2005のゲート端子に接続される。トランジスタ2003,2004,2005のドレイン端子は共通に接続され、ワード線(WDL)に接続される。
電圧制御回路2006は、1つまたは複数(図では複数の例を図示)のPMOSトランジスタから構成され、これらのPMOSトランジスタのゲート端子は、テスト/通常動作切替論理回路2001の出力信号VCTLに接続される。信号VCTLは、電圧制御回路2006のPMOSトランジスタの数だけ用意される。VCTLが‘H’の場合、電圧制御回路2006のPMOSトランジスタはオフし、VCTLが‘L’の場合、PMOSトランジスタはオンする。電圧制御回路2006は、第3の電圧(VDDH)の電圧を降圧する回路である。電圧制御回路2006を構成するPMOSトランジスタを導通させる数を、信号VCTLによって制御することで、第3の電圧の降圧電圧を決定する。電圧制御回路2006は、導通させるPMOSトランジスタの数を増加させるにつれて、第3の電圧に近い電圧が出力される。そして、この電圧はPMOSトランジスタ2004のソース端子に接続され、PMOSトランジスタ2004を介して、ワード線WDLに接続される。
<ばらつき検出回路の構成>
図21は、ばらつき検出回路1906の構成例を示すブロック図である。ばらつき検出回路1906は、1つまたは複数(図では複数(n個)の例を図示)のリングオシレータ2110,2111からなるリングオシレータブロック2101,2102、セレクタ2103,2104、周波数差分検出回路2105、統計処理回路2106、変動時間検出回路2107、変動時間−昇圧電圧変換テーブル2108、および、計測データメモリ2109から構成される。
ばらつき検出回路1906の動作を説明する。ばらつき検出回路1906は、チップ内のランダムなトランジスタばらつきを検出し、そのばらつきの時間変動を求める回路である。ばらつき検出回路1906は、リングオシレータブロック2101,2102の中から、それぞれ1つのリングオシレータ2110,2111の発振出力信号をセレクタ2103,2104で選択して、周波数差分検出回路2105へ出力する。
周波数差分検出回路2105はカウンタで構成され、リングオシレータ2110,2111の周波数差を計測する。周波数差の計測には、外部からクロック信号等で入力される基準時間経過後のカウント数差を計測する方式が考えられる。また、カウンタの最上位ビットまで一方がカウントした時に、他方のカウンタを停止して、その時のカウント数差を用いる方式も考えられる。どちらの方式にしても、発振周波数差には、リングオシレータ2110,2111のどちらの発振周波数が高いかを示す符号情報と、発振周波数差を示すカウント数情報を用いる。
1つの周波数差を計測した後、セレクタで選択するリングオシレータ出力をそれぞれ切り替え、次のリングオシレータを選択し、周波数差を検出する。統計処理回路2106では、検出した周波数差の二乗和、分散、標準偏差等の統計演算を行い、ランダムなトランジスタばらつきを検出し、計測データメモリ2109に格納する。
上記で説明したランダムなばらつきの検出動作を、一定期間間隔で複数回繰り返す。その結果、計測データメモリ2109には統計演算結果の時系列データが格納される。変動時間検出回路2107では、計測データメモリ2109に格納されたデータの変動時間間隔を計測する。
変動時間−昇圧電圧変換テーブル2108は、計測データメモリ2109のデータの変動時間間隔と、ワード線に与える第3の電圧(VDDH)とが関連付けられたテーブルである。このテーブルは、変動時間間隔が大きくなるほど、第3の電圧も高くなっている。これは、RTNによる時間的に変動するばらつきは、トランジスタのゲート端子に高電圧を印加すると、高しきい値電圧状態になる確率が高まることに対応している。本テーブルの電圧情報SRTは、例えば、電圧制御回路2006のPMOSトランジスタを導通させる数で表されている。
<実施の形態3の効果>
以上のように、本実施の形態3によれば、実施の形態1と異なる効果として、チップの時間的なトランジスタばらつきを検出し、この検出結果をテスト/通常動作選択回路1901に出力するばらつき検出回路1906を有することで、ライトテストモードにおいて、ライト動作の前の準備期間に与えるワード線電圧をばらつき検出情報に基づいて制御することができる。これにより、時間的に変動するばらつきによるSRAMの動作不良を効率よく検出することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明の半導体集積回路装置は、SRAMに限らず、SRAMを有する半導体集積回路装置全般に適用可能である。例えば、マイコンやプロセッサなどのSRAMを搭載する半導体集積回路装置に適用して特に有益な技術である。
101,1601,1901 テスト/通常動作選択回路
102,1602,1902 ワード線ドライバ回路
103,1603,1903 メモリセルアレイ
104,1604,1904 メモリセル
105,1605,1905 センスアンプ回路
401 デコーダ
402,1200,2000 ワード線出力回路
403,501,1201,2001 テスト/通常動作切替論理回路
404,502,1202,2002 駆動回路
503,504,1203,1204,2003,2004 PMOSトランジスタ
505,1205,1206,1704,1705,2005 NMOSトランジスタ
1606 ビット線電流検出回路
1701,1702 スイッチ回路
1703 カレントミラー回路
1706 遅延回路
1707 判定回路
1708 SRフリップフロップ回路
1906 ばらつき検出回路
2006 電圧制御回路
2101,2102 リングオシレータブロック
2103,2104 セレクタ
2105 周波数差分検出回路
2106 統計処理回路
2107 変動時間検出回路
2108 変動時間―昇圧電圧変換テーブル
2109 計測データメモリ
2110,2111 リングオシレータ回路

Claims (10)

  1. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルを制御する制御回路とを有する半導体集積回路装置であって、
    前記メモリセルは、それぞれ、ワード線にゲートが接続されたトランスファMOSを有し、
    前記制御回路は、
    前記メモリセルのライト動作時において、前記ワード線に対して第1の電圧を印加し、
    前記ライト動作の終了時において、前記ワード線に対して第2の電圧を印加し、
    前記メモリセルを選択しテストデータをライトする前の準備期間において、前記ワード線に対して第3の電圧を印加し、
    前記第3の電圧は、前記第1の電圧より高い電圧レベルであり、
    前記第1の電圧は、前記第2の電圧より高い電圧レベルであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御回路は、論理回路と、駆動回路とを有し、
    前記駆動回路は、第1および第2のPMOSトランジスタと、NMOSトランジスタとを有し、
    前記論理回路の出力は、前記第1および第2のPMOSトランジスタと前記NMOSトランジスタのゲート端子に接続され、
    前記第1のPMOSトランジスタに前記第1の電圧が接続され、前記第2のPMOSトランジスタに前記第3の電圧が接続されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記論理回路は、
    テストモードでは、前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタを選択的に導通させる信号を出力し、
    通常動作モードでは、前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタを同時に導通、あるいは、遮断させる信号を出力することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記駆動回路は、通常動作モードでは、前記第1の電圧と前記第3の電圧とが短絡されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記メモリセルのリード動作時において、前記ワード線に対して前記第1の電圧を印加し、
    前記リード動作の終了時において、前記ワード線に対して前記第2の電圧を印加し、
    前記メモリセルを選択しテストデータをリードする前の準備期間において、前記ワード線に対して前記第2の電圧より低い電圧レベルの第4の電圧を印加することを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御回路は、論理回路と、駆動回路とを有し、
    前記駆動回路は、第1および第2のPMOSトランジスタと、第1および第2のNMOSトランジスタとを有し、
    前記論理回路の出力は、前記第1および第2のPMOSトランジスタと前記第1および第2のNMOSトランジスタのゲート端子に接続され、
    前記第1のPMOSトランジスタに前記第1の電圧が接続され、前記第2のPMOSトランジスタに前記第3の電圧が接続され、前記第1のNMOSトランジスタに前記第2の電圧が接続され、前記第2のNMOSトランジスタに前記第4の電圧が接続されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御回路は、前記メモリセルのビット線に接続され、選択されたメモリセルのビット線動作電流の変動を検出し、その検出結果を出力するビット線電流検出回路を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記ビット線電流検出回路は、
    前記選択されたメモリセルのビット線を流れる電流に基づいて、時間的なばらつきに起因して変化する第1および第2の電流を生成するカレントミラー回路と、
    前記第1の電流による第1の電圧と、前記第2の電流による第2の電圧を遅延した第3の電圧とを比較し、前記第1の電圧と前記第3の電圧の差分電圧と、検出したい時間的なばらつき量に比例した電圧設定値より高いか否かを判定する判定回路とを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御回路は、
    チップの時間的なトランジスタばらつきを検出し、この検出結果を出力するばらつき検出回路と、
    前記ばらつき検出回路からの出力に基づいて、前記第3の電圧の降圧電圧を決定する電圧制御回路とを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 請求項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記ばらつき検出回路は、
    複数のリングオシレータから選択されたリングオシレータからの発振周波数差を検出する周波数差分検出回路と、
    前記周波数差分検出回路で検出した周波数差の統計演算を行い、ランダムなトランジスタばらつきを検出し、計測データメモリに時系列に格納する統計処理回路と、
    前記計測データメモリに格納された時系列データの変動時間間隔を計測する変動時間検出回路と、
    前記計測データメモリのデータの変動時間間隔と、前記第3の電圧とを関連付けた変動時間−昇圧電圧変換テーブルとを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
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