JP5937828B2 - ワークの処理方法及び処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの処理方法及び処理装置に関する。
ワークに塗装などの処理を施すにあたり、ワークを搬送しながらこのワークに処理を施す方法は、特に複数のワークに順次処理を施す場合に、処理効率を向上することができるという利点がある。
このようにワークに処理を施すにあたり、処理前のワークの特性を事前に計測することで、このワークが特性が処理に適したものであるか否かを判定し、処理に適した特性を有するワークのみに処理を施すことが好ましい。例えばワークに塗装を施す場合には、ワークの形状を計測して形状に欠陥が生じていないワークのみに塗装を施したり、ワークの温度を計測して塗装に適した温度範囲にあるワークのみに塗装を施したりすることが好ましい。この場合、不必要な処理をしないで済むようになり、製造効率の向上や省資源化を図ることができるようになる。
このようにワークの処理の要・不要を判定する場合、特に複数のワークを搬送しながら処理する場合には、ワークの処理時にこのワークが処理を要するか否かを識別する必要がある。そのための手法としては、例えばワークに処理の要・不要の判定結果に応じたマーキングを施し、処理の直前にマーキングを確認し、その結果に基づいて、処理要と判定されているワークのみに処理を施すことが、挙げられる。
しかし、この方法の場合、ワークにマーキングを施すための設備や、マーキングを確認するための設備が必要となり、製造コストの増大や、処理設備のために要するスペースの増大に繋がってしまう。また、マーキングによる製品の外観の悪化や、搬送時にマーキングに欠け、かすれが発生してしまうおそれもある。
また、特許文献1には、製品番号等が印字された製品に印字不良がある場合にこの製品を排除するにあたり、複数の製品を搬送しながら印字状態を検査し、計測結果を複数の記憶領域を備える記憶手段に記憶させると共に、新たな製品の検査がされる度に各記憶領域の情報を一つアドレスが大きい記憶領域に記憶させると共に新たな情報を最も小さいアドレスの記憶領域に記憶させることで、計測結果をトラッキングすることが開示されている。
しかし、近年、処理の要・不要を容易に判定してそれに応じた処理をするだけでなく、処理にあたっては多品種少量生産などのために一つの処理ラインにおいてワーク毎に異なる種類の処理を正確且つ容易に施すことも、要求されるようになってきている。このような要求には、特許文献1に開示されているような従来技術では対応することができなかった。
特開平10−53324号公報
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のワークに処理を施す場合でも、計測結果に基づいてワークへの処理の要・不要を判定し、処理を要するワークのみに処理を施すと共に、ワーク毎に異なる種類の処理を施すことが、正確且つ容易になされ得るワークの処理方法及び処理装置を提供することにある。
本発明に係るワークの処理方法は、ワークを搬送経路上で移動させることで処理手段まで搬送し、この処理手段を動作させることで前記ワークに処理を施すワークの処理方法であって、
前記ワークに対応するID情報を記憶手段に記憶させるステップ、
前記搬送経路上の前記ワークの位置に対応する位置情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させるステップ、
前記搬送経路上の前記ワークの位置が所定の変動をする度に、前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を更新するステップ、
前記ワークの所定の特性を計測するステップ、
前記特性の計測結果に基づいて処理の要・不要を判定し、その判定結果の情報である判定情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させるステップ、及び
前記記憶手段に記憶されている前記位置情報が、前記搬送経路上の所定の位置に対応する情報となり、且つ前記判定情報が処理要の情報であれば、前記ID情報に応じた種類の処理を前記処理手段によりワークに施すステップを含む。
本発明に係るワークの処理方法において、前記処理手段が、前記ワークに塗装を施すことができる塗装手段であり、前記特性が、前記ワークの温度を含むことが好ましい。
本発明に係るワークの処理方法は、前記計測手段と前記処理手段との間で、複数のワークを順次搬送し、前記判定情報が処理不要の情報である場合に、前記ワークを前記搬送経路上から取り除くステップを更に含んでもよい。
本発明に係る処理装置は、
ワークに所定の処理を施すことができる処理手段、
前記ワークを搬送経路上で前記処理手段まで移動させることができる搬送手段、
前記搬送経路上で前記ワークの所定の特性を計測する計測手段、
前記ワークに対応するID情報と、このID情報に関連付けられる位置情報と、前記ID情報に関連付けられる判定情報とを記憶する記憶手段、並びに
前記処理手段及び前記記憶手段の動作を制御する制御手段を具備し、
前記制御手段が、
前記ワークに対応する前記ID情報を記憶手段に記憶させる機能、
前記搬送経路上の前記ワークの位置に対応する前記位置情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させる機能、
前記搬送経路上の前記ワークの位置が所定の変動をする度に、前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を更新する機能、
前記計測手段による特性の計測結果に基づいて処理の要・不要を判定し、その判定結果の情報である判定情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させる機能、及び、
前記記憶手段に記憶されている前記位置情報が、前記搬送経路上の所定の位置に対応する情報となり、且つ前記判定情報が処理要の情報であれば、前記ID情報に応じた種類の処理がワークに施されるように前記処理手段を動作させる機能を備える。
本発明によれば、複数のワークを処理する場合でも、計測結果に基づいてワークへの処理の要・不要を判定し、処理を要するワークのみに処理を施すと共に、ワーク毎に異なる種類の処理を施すことが、正確且つ容易になされ得る。
本発明の実施の形態の一例を示す概略の平面図である。
以下、本発明の一実施形態を示す。
図1は、本実施形態における、ワーク1を処理するための処理装置の一例を示す。本実施形態において、ワーク1に施される処理は、塗装処理であり、すなわち図1に示される処理装置はワーク1の塗装装置である。
ワーク1の材質、形状、用途等については、特に制限されない。本実施形態におけるワーク1の例としては、窯業系の外装建築材(例えば外壁材、屋根材等)が挙げられる。
この処理装置は、処理手段2、搬送手段3、計測手段5、記憶手段6、及び制御手段7を備える。
処理手段2は、ワーク1に所定の処理を施すことができる手段である。本実施形態における処理手段2としては、ワーク1に塗装を施すための塗装手段が挙げられる。塗装手段による塗装の方式は、カーテンコート、ロールコート等の適宜の方式でよいが、特にインクジェット方式であることが好ましい。
搬送手段3は、ワーク1を搬送経路4上で処理手段2まで移動させることができる手段である。搬送手段3の具体例としては、特に制限されないが、ベルトコンベアやコロコンベア等のコンベアが挙げられる。
計測手段5は、搬送経路4上でワーク1の所定の特性を計測する手段である。所定の特性としては、特に制限されないが、ワーク1の温度が挙げられる。また所定の特性がワーク1の温度である場合、計測手段5としては、例えば放射温度計を備える温度計測機が挙げられる。
記憶手段6は、ワーク1に対応するID情報と、このID情報に関連付けられる位置情報と、ID情報に関連付けられる判定情報とを記憶する手段である。記憶手段6は、例えばコンピュータに組み込まれている記憶装置で構成される。
制御手段7は、処理手段2及び記憶手段6の動作を制御する手段である。制御手段7は、例えばコンピュータに組み込まれている中央演算処理装置で構成される。
制御手段7は、ワーク1に対応するID情報を記憶手段6に記憶させる機能を備える。制御手段7は、搬送経路4上のワーク1の位置に対応する前記位置情報をID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させる機能も備える。制御手段7は、搬送経路4上のワーク1の位置が所定の変動をする度に、記憶手段6に記憶されている位置情報を更新する機能も備える。制御手段7は、計測手段5による特性の計測結果に基づいて処理の要・不要を判定し、その判定結果の情報である判定情報をID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させる機能も備える。制御手段7は、記憶手段6に記憶されている位置情報が、搬送経路4上の所定の位置に対応する情報となった場合に、判定情報が“処理要”の情報であれば、ID情報に応じた種類の処理がワーク1に施されるように処理手段2を動作させる機能も備える。
本実施形態による処理装置の、更に具体的な構成及びその動作を、図1を参照して説明する。
図1において、搬送手段3は、コンベアで構成されている。この搬送手段3によるワーク1の搬送経路4は、第一経路41、第二経路42、第三経路43、及び第四経路44を備え、これらの経路が順次連結している。第一経路41では、ワーク1が一列に並んで順次搬送される。第二経路42では、ワーク1が二列に並んで、第一経路41とは交差する方向に順次搬送される。第三経路43ではワーク1が一列に並んで、第二経路42とは交差する方向に順次搬送される。第四経路44ではワーク1が二列に並んで、第三経路43とは交差する方向に順次搬送される。
計測手段5としては、温度計測機が、第二経路42上に設けられている。このため、第二経路42上を移動するワーク1の温度が、温度計測機により計測される。
処理手段2としては、インクジェット方式の塗装機(塗装手段)が第四経路44上に設けられている。このため、第四経路44上を移動するワーク1に、塗装機によりインクジェット方式で塗装が施される。
この処理装置によってワーク1に処理が施される場合には、まず搬送手段3による第一経路41の始端に複数のワーク1が順次供給される。この第一経路41の終端に2枚のワーク1が到達する毎に、この2枚のワーク1は第二経路42の始端に供給される。このため、第二経路42においてワーク1が二列に並んで、第一経路41とは交差する方向に順次搬送される。第二経路42上でワーク1が温度計測機を通過すると、ワーク1の温度が温度計測機により計測され、その計測結果の情報が制御手段7へ送信される。
温度が計測された2枚のワーク1が第二経路42の終端に到達する毎に、この2枚のワーク1は、第三経路43の始端に供給される。第三経路43上では上述の通りワーク1が一列に並んで、第二経路42とは交差する方向に順次搬送される。
第三経路43の終端に2枚のワーク1が到達する毎に、この2枚のワーク1は第四経路44の始端に供給される。このため、第四経路44においてワーク1が二列に並んで、第三経路43とは交差する方向に順次搬送される。第四経路44上でワーク1が処理手段2を通過すると、後述する制御手段7による制御によって、所定の条件下で処理手段2によってワーク1に塗装が施される。
このような処理動作において、制御手段7は次のようにして記憶手段6及び処理手段2を制御する。
計測手段5から制御手段7へワーク1の温度の計測結果の情報が入力されると、制御手段7は、計測手段5による計測対象となったワーク1に対応するID情報を記憶手段6に記憶させる。このID情報の形式は特に制限されず、例えば1から始まる数字の連続番号であってよい。更に制御手段7は、ワーク1の温度の計測結果の情報に基づいて、ワーク1の温度が塗装に適した温度範囲にあるか否かを判断する。ワーク1の温度が塗装に適した温度範囲にある場合には、制御手段7は、“処理要”と判定して、その判定結果の情報(判定情報)を、ID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させる。一方、ワーク1の温度が塗装に適した温度範囲外である場合には、制御手段7は、“処理不要”と判定して、その判定結果の情報(判定情報)を、ID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させる。これにより、記憶手段6には、複数のワーク1についてのID情報と、各ID情報に関連付けられている判定情報とが、蓄積される。
温度が計測された2枚のワーク1が第二経路42の終端に到達して第三経路43の始端に供給されると、制御手段7は、第三経路43上のワーク1の位置に対応する位置情報を、このワーク1のID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させる。これにより、記憶手段6には、複数のワーク1についてのID情報と、各ID情報に関連付けられている判定情報及び位置情報とが、蓄積される。
制御手段7が位置情報の記憶動作を開始するタイミングは、適宜の手法により制御される。例えば、搬送経路4上にエンコーダや光電スイッチ等のセンサが設けられる場合、制御手段7は、このセンサによる検知結果を利用して位置情報の記憶動作を開始するタイミングを決定することができる。この場合、例えばセンサからの検知結果に基づいて第三経路43にワーク1が供給されたことを制御手段7が認識する度に、この第三経路43に供給されたワーク1の位置情報を、ID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させることができる。また、搬送手段3の動作を制御手段7が監視し、搬送手段3が搬送経路4上をワーク1が所定の長さ移動させるように動作する度に、制御手段7がワーク1の位置情報を、ID情報と関連付けて記憶手段6に記憶させてもよい。
位置情報の形式は、特に制限されない。例えば、第三経路43に合計N個のワーク1が配置され得る場合には、第三経路43上にN個の領域を予め設定しておき、各領域に対応する情報を位置情報とすることができる。例えば第三経路43上に合計8個のワーク1が配置され得る場合には、第三経路43上の8個の領域に、始端側から順番に例えばA、B、C、D、E、F、G、Hという位置情報を対応させることができる。この場合、例えば本実施形態のように第三経路43の始端に2枚のワーク1が供給されると、制御手段7は一方のワーク1のID情報と関連付けて“A”という位置情報を記憶手段6に記憶させると共に、もう一方のワーク1のID情報と関連付けて“B”という位置情報を記憶手段6に記憶させる。
制御手段7は、搬送手段3がワーク1を移動させることで第三経路43上のワーク1の位置が所定の変動をする度に、記憶手段6に記憶されている位置情報を更新する。例えば本実施形態では、第三経路43の終端の二つのワーク1が第四経路44上で処理手段2へ向けて移動し、それに伴って第三経路43上でワーク1が二つの領域分だけ移動し、更に第三経路43の始端に二つのワーク1が新たに供給される度に、制御手段7が位置情報を更新する。例えば、第三経路43上にある8個のワーク1に対応する(ID情報,位置情報)の組み合わせが第三経路43の始端側から順に(8,A)、(7,B)、(6,C)、(5,D)、(4,E)、(3,F)、(2,G)、(1,H)である状態から、ワーク1の位置が所定の変動をすると、制御手段7が位置情報を更新することで、第三経路43上にある8個のワーク1に対応するID情報と位置情報の組み合わせが、(10,A)、(9,B)、(8,C)、(7,D)、(6,E)、(5,F)、(4,G)、(3,H)になる。
制御手段7が位置情報を更新するタイミングも、適宜の手法により制御される。例えば、搬送経路4上にエンコーダや光電スイッチ等のセンサが設けられる場合、制御手段7は、このセンサによる検知結果を利用して位置情報を更新するタイミングを決定することができる。また、搬送手段3の動作を制御手段7が監視し、ワーク1の位置が所定の変動をするように搬送手段3が動作する度に、制御手段7が位置情報を更新してもよい。
また、制御手段7は、記憶手段6に記憶されている位置情報が、搬送経路4上の所定の位置に対応する情報となった場合に、判定情報が“処理要”の情報であれば、ID情報に応じた種類の処理を処理手段2によりワーク1に施させる。
本実施形態においては、搬送経路4上の所定の位置とは、第三経路43の終端位置であり、これに対応する位置情報はG及びHである。例えばこの第三経路43の終端位置のワーク1に対応する(ID情報,位置情報,判定情報)の組み合わせが(2,G,処理要)、(1,H,処理不要)である場合には、制御手段7は処理手段2を制御することにより、ID情報が“2”のワーク1に対しては塗装を施し、ID情報が“1”のワーク1に対しては塗装を施さないように、処理手段2を動作させる。これにより、処理を要するワーク1のみに、処理を施すことができる。
また、ID情報に応じた種類の処理とは、特に制限されないが、本実施形態では、ID情報に応じた種類の意匠模様をワーク1に塗装する処理である。すなわち、本実施形態では、予め複数種類の意匠模様が記憶手段6に記憶され、更に特定のID情報が特定の意匠模様と関連付けられている。そして、例えばワーク1に対応する(ID情報,位置情報,判定情報)の組み合わせが(2,G,処理要)である場合には、制御手段7は処理手段2を制御することで、“2”のID情報と関連付けられている意匠模様を塗装する。これにより、ワーク1毎に異なる種類の処理を容易に施すことが可能となる。
このように本実施形態では、制御手段7が記憶手段6に情報を記憶し、更にこの情報を更新するだけで、搬送経路4上のワーク1を容易にトラッキングすることができ、更に処理を要するワーク1のみに処理を施すと共に、ワーク1毎に異なる種類処理を施すことが容易になる。
上記実施形態では“処理不要”と判定されたワーク1が処理手段2に供給されるが、“処理不要”と判定されたワーク1が処理手段2に供給されることなく搬送経路4上から排除されてもよい。ワーク1を搬送経路4上から排除するための排除手段としては、クレーン、ロボットアーム、プッシャ等の適宜の装置が採用され得る。排除手段は、例えばこの排除手段によって第三経路43上の所定の位置にあるワーク1を排除し得るように設けられる。排除手段によるワーク1の排除動作が、制御手段7によって制御されてもよい。この場合、例えば制御手段7は、第三経路43上のワーク1に対応する位置情報を更新する度に、所定の位置情報に関連付けられている判定情報を確認し、この判定情報が“処理不要”である場合には、制御手段7は排除手段を制御することで、所定の位置にあるワーク1が第三経路43上から排除されるように、排除手段を動作させる。
“処理不要”と判定されたワーク1が搬送経路4上から排除される場合、記憶手段6には、排除されたワーク1に対応する情報がそのまま記憶され、更にこのワーク1の位置情報が更新されてもよい。この場合、排除されたワーク1の位置情報に対応する位置には、実際にはワーク1は存在しないが、このワーク1には処理手段2による処理が施されないため、問題は生じない。
また、“処理不要”と判定されたワーク1が搬送経路4上から排除される場合、この排除された位置よりも上流側にあるワーク1が移動させられることで、搬送経路4上のワーク1間の隙間が詰められるように、制御手段7が搬送手段3を動作させてもよい。この場合、制御手段7は、排除されたワーク1に対応する(ID情報,位置情報,判定情報)の組み合わせを、記憶手段6から削除し、更にワーク1の移動に伴ってこの移動したワーク1に対応する位置情報を更新することが好ましい。このように制御手段7が動作すると、処理が必要とされるワーク1のみがブランクなく処理手段2に供給されるため、処理手段2によるワーク1の処理効率が向上する。
本実施形態では、ワーク1の所定の特性として温度が計測され、且つワーク1に施される処理が塗装処理であったが、このワーク1の特性並びにワーク1に施される処理は本実施形態に制限されない。例えば、ワーク1の所定の特性は、ワーク1の形状、色、重量、硬度、強度等の適宜の特性であってよく、またこの特性の種類に応じた適宜の計測手段5が用いられてもよい。また、ワーク1に施される処理も、機械的加工、切削、洗浄、露光、加熱等の適宜の処理であってよく、またこの処理の種類に応じた適宜の処理手段2が用いられてもよい。
1 ワーク
2 処理手段
3 搬送手段
4 搬送経路
5 計測手段
6 記憶手段
7 制御手段

Claims (4)

  1. ワークを搬送経路上で移動させることで処理手段まで搬送し、この処理手段を動作させることで前記ワークに処理を施すワークの処理方法であって、
    前記ワークに対応するID情報を記憶手段に記憶させるステップ、
    前記搬送経路上の前記ワークの位置に対応する位置情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させるステップ、
    前記搬送経路上の前記ワークの位置が所定の変動をする度に、前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を更新するステップ、
    前記ワークの所定の特性を計測するステップ、
    前記特性の計測結果に基づいて処理の要・不要を判定し、その判定結果の情報である判定情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させるステップ、及び
    前記記憶手段に記憶されている前記位置情報が、前記搬送経路上の所定の位置に対応する情報となり、且つ前記判定情報が処理要の情報であれば、前記ID情報に応じた種類の処理を前記処理手段によりワークに施すステップ
    を含むワークの処理方法。
  2. 前記処理手段が、前記ワークに塗装を施すことができる塗装手段であり、
    前記特性が、前記ワークの温度を含む請求項1に記載のワークの処理方法。
  3. 前記計測手段と前記処理手段との間で、複数のワークを順次搬送し、前記判定情報が処理不要の情報である場合に、前記ワークを前記搬送経路上から取り除くステップを更に含む請求項1又は2に記載のワークの処理方法。
  4. ワークに所定の処理を施すことができる処理手段、
    前記ワークを搬送経路上で前記処理手段まで移動させることができる搬送手段、
    前記搬送経路上で前記ワークの所定の特性を計測する計測手段、
    前記ワークに対応するID情報と、このID情報に関連付けられる位置情報と、前記ID情報に関連付けられる判定情報とを記憶する記憶手段、並びに
    前記処理手段及び前記記憶手段の動作を制御する制御手段を具備し、
    前記制御手段が、
    前記ワークに対応する前記ID情報を記憶手段に記憶させる機能、
    前記搬送経路上の前記ワークの位置に対応する前記位置情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させる機能、
    前記搬送経路上の前記ワークの位置が所定の変動をする度に、前記記憶手段に記憶されている前記位置情報を更新する機能、
    前記計測手段による特性の計測結果に基づいて処理の要・不要を判定し、その判定結果の情報である判定情報を前記ID情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させる機能、及び、
    前記記憶手段に記憶されている前記位置情報が、前記搬送経路上の所定の位置に対応する情報となり、且つ前記判定情報が処理要の情報であれば、前記ID情報に応じた種類の処理がワークに施されるように前記処理手段を動作させる機能を備える処理装置。
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