JP5937780B2 - 蛍光スペクトル補正方法及び蛍光スペクトル測定装置 - Google Patents

蛍光スペクトル補正方法及び蛍光スペクトル測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、蛍光スペクトル補正方法及び蛍光スペクトル測定装置に関する。より詳しくは、複数の蛍光色素で標識された微小粒子から得られた蛍光スペクトルを、色素毎に分離するための技術に関する。
一般に、細胞、微生物及びリポソームなどの生体関連微小粒子を分析する場合は、フローサイトメトリー(フローサイトメーター)が利用されている(例えば、非特許文献1参照。)。フローサイトメトリーは、流路内を1列になって通流する微小粒子に特定波長のレーザー光(励起光)を照射して、各微小粒子から発せられた蛍光や散乱光を検出することにより、複数の微小粒子を1個ずつ分析する方法である。このフローサイトメトリーでは、光検出器で検出した光を電気的信号に変換して数値化し、統計解析を行うことにより、個々の微小粒子の種類、大きさ及び構造などを判定することができる。
また、近年、基礎医学及び臨床分野において、網羅的解釈を進めるために、多くの分子プローブを同時に使用することが多くなってきており、これにより、生物学的な知見が飛躍的に蓄積し、生命現象の理解が進んでいる。このため、フローサイトメトリーにおいても、複数の蛍光色素を使用したマルチカラー分析が普及してきている(例えば、特許文献1,2参照。)。
一方、マルチカラー分析のように一度の測定で複数の蛍光色素を使用すると、蛍光色素に対応する数の高感度検出器が必要となる。また、それぞれの検出器に目的以外の蛍光色素からの光が漏れ込み、分析精度が低下する。そこで、従来のフローサイトメーターでは、目的の蛍光色素から、目的の光情報のみを取り出すため、光検出器で検出した光を電気的信号に変換して数値化する際に、数学的な補正、即ち、蛍光補正を行っている。
しかしながら、蛍光補正の多くは、目的以外の検出器にて検出した光を測定者の目で判別しているため、ヒューマンエラーが生じる原因となり、不正確になりがちである。このため、測定者には、細胞や蛍光色素、抗体などの知識のみならず、装置の理解とトレーニングが不可欠であり、高度な専門性が求められる。
また、従来、使用する蛍光標識の発光スペクトルを、予めコンピュータに登録しておき、そのデータを利用して測定対象の発光スペクトルを蛍光標識の発光スペクトルに分解し、各蛍光標識の存在割合を決定するスペクトラルデコンボリューション法が提案されている(特許文献3参照)。更に、赤外分光法などの分光吸光測定においては、従来から、標準スペクトルや参照スペクトルに基づいて、測定したスペクトルの補正や解析を行っている(例えば、特許文献4,5参照。)。
特開2006−230333号公報 特表2008−500558号公報 特開2005−181276号公報 特開2005−195586号公報 特開2009−162667号公報
中内啓光監修,「細胞工学別冊 実験プロトコルシリーズ フローサイトメトリー自由自在」,第2版,株式会社秀潤社,2006年8月31日発行
しかしながら、従来の多数の高感度検出器を備える微小粒子分析装置は、目的とする蛍光色素分の高感度検出器を準備する必要があるばかりでなく、目的以外の検出器への蛍光の漏れ込みが大きな問題となっている。特に、スペクトルが近接している蛍光色素の場合、検出器への漏れ込みのために、蛍光補正ができないことが散見される。
このため、多数の高感度検出器を配しても、従来型の微小粒子分析装置においては、同時に検出可能な蛍光色素の数に限界がある。そこで、例えばスペクトル型フローサイトメーターのように、高感度検出器を多数配置しなくても、漏れ込みを気にせず使用することが可能な次世代のフローサイトメーターが求められている。
更に、前述したように、蛍光色素はそれぞれ特有のスペクトルを持っており、そのスペクトル情報は、蛍光色素自身の特徴を表すものとして重要なデータとなるが、各スペクトルのオーバーラップを正確に見積もり、精度良く蛍光補正するためには、単染色サンプルのデータが必要となる。
このため、作業者は各蛍光色素の単染色サンプルを調製しなければならず、この作業は、使用する色素の数が増えるに従い増加するため、作業者の負担が増すと共に、作業効率も低下する。また、蛍光補正すべき作業数は、用いる蛍光色素の数のおよそ2乗に比例するため、測定者にとっても煩雑である。更に、現実的な問題として、採取できる血液などの検体の容量も有限であるため、蛍光色素毎に単染色サンプルを作製することが難しい場合もある。
そこで、本発明は、蛍光色素毎に単染色サンプルを準備しなくても、各スペクトルのオーバーラップを精度良く解消することができる蛍光スペクトル補正方法及び蛍光スペクトル測定装置を提供することを主目的とする。
本発明に係る微小粒子の光学的分析方法は、複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の測定で得られた蛍光スペクトル複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の過去の測定で得られた前記蛍光スペクトルから分離された前記蛍光色素ごとの蛍光スペクトルデータである参照スペクトルと、を比較することによって前記微小粒子を分析する、微小粒子の光学的分析方法を提供する。
この微小粒子の光学的分析方法では、前記参照スペクトルには、検出器の電位、結合している抗体の種類及び前記微小粒子が細胞である場合は細胞の種類のうちいずれかが異なる蛍光スペクトルデータを使用することができる。
また、前記微小粒子が細胞である場合、参照スペクトルには、細胞を使用して測定された蛍光スペクトルデータを使用すればよい。
本発明に係る微小粒子の光学的分析装置は、複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子から発せられた蛍光を、任意の波長領域で同時に検出する検出部と、該検出部で検出されたデータを解析する解析部と、該解析部で解析された結果得られた蛍光スペクトルデータを記憶する記憶部と、を有し、前記解析部は、前記記憶部に記憶されている蛍光スペクトルデータのうち、複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の過去の測定で得られた前記蛍光スペクトルから分離された前記蛍光色素ごとの蛍光スペクトルデータを、各色素に対応する参照スペクトルとして使用して微小粒子を分析する
この装置では、前記検出部に多チャンネル光電子倍増管が設けられていてもよい。
本発明によれば、参照スペクトルとして、先に測定した蛍光スペクトルデータを使用するため、単染色サンプルが不要であり、かつ各スペクトルのオーバーラップを精度良く解消することができ、単染色サンプルも不要となる。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光スペクトル測定装置の構成を示すブロック図である。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号をとり、縦軸に蛍光強度をとって、測定日と蛍光スペクトルとの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(FITC:CD14)。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号をとり、縦軸に蛍光強度をとって、測定日と蛍光スペクトルとの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(PE:CD3)。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号をとり、縦軸に蛍光強度をとって、測定日と蛍光スペクトルとの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(BD 7−Color Setup BeadsのうちFITCに相当するスペクトル)。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号をとり、縦軸に蛍光強度をとって、測定日と蛍光スペクトルとの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(BD 7−Color Setup BeadsのうちPEに相当するスペクトル)。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、検出器の電位と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、結合している抗体と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(FITC:CD45vsFITC:CD45RA)。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、結合している抗体と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である(PE:CD8vsPE:CD3)。 横軸を蛍光色素FITC、抗体CD45のデータ、縦軸を蛍光色素PE、抗体CD8のデータとしたときの精度管理用血液細胞の密度プロットである。 横軸を蛍光色素FITC、抗体CD45RAのデータ、縦軸を蛍光色素PE、抗体CD3のデータとしたときの解析結果である。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、微小粒子の種類と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。 (a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、微小粒子の種類と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。 横軸をBD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素FITCを含有しているポリスチレンビーズのデータ、縦軸をBD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素PEを含有しているポリスチレンビーズのデータとしたときの解析結果である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す各実施形態に限定されるものではない。また、説明は、以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態
(単染色サンプルを使用せずに蛍光スペクトルを補正する方法の例)
2.第2の実施の形態
(単染色サンプルを使用しない蛍光スペクトル測定装置の例)
<1.第1の実施の形態>
[補正方法]
先ず、本発明の第1の実施形態に係る蛍光スペクトル補正方法(以下、単に補正方法ともいう。)について説明する。本実施形態の補正方法では、複数の蛍光色素で標識された微小粒子から得られた蛍光スペクトルを、色素毎に分離する際の参照スペクトルとして、先に測定した蛍光スペクトルを使用する。
ここでいう「微小粒子」には、細胞、微生物及びリボゾームなどの生体関連微小粒子、又はラテックス粒子、ゲル粒子及び工業用粒子などの合成粒子などが広く含まれる。そして、生体関連微小粒子には、各種細胞を構成する染色体、リボゾーム、ミトコンドリア、オルガネラ(細胞小器官)などが含まれる。また、細胞には、植物細胞、動物細胞及び血球系細胞などが含まれる。更に、微生物には、大腸菌などの細菌類、タバコモザイクウイルスなどのウイルス類、イースト菌などの菌類などが含まれる。この生体関連微小粒子には、核酸や蛋白質、これらの複合体などの生体関連高分子も包含され得るものとする。
一方、工業用粒子としては、例えば有機高分子材料、無機材料又は金属材料などで形成されたものが挙げられる。有機高分子材料としては、ポリスチレン、スチレン・ジビニルベンゼン、ポリメチルメタクリレートなどを使用することができる。また、無機材料としては、ガラス、シリカ及び磁性材料などを使用することができる。金属材料としては、例えば金コロイド及びアルミニウムなどを使用することができる。なお、これら微小粒子の形状は、一般には球形であるが、非球形であってもよく、また大きさや質量なども特に限定されない。
本実施形態の補正方法において、参照スペクトルとして使用するスペクトルデータは、測定対象の微小粒子の単染色サンプルのスペクトルとの誤差が8%以下であることが好ましく、より好ましくは3%以下である。これにより、測定データとのマッチング誤差が少なくなり、精度よく蛍光補正を行うことができる。
具体的には、各色素の参照スペクトルには、例えば、測定日、検出器の電位、レーザー出力、微小粒子の流速、結合している抗体の種類又は微小粒子が細胞の場合はその種類が異なるもののデータ(蛍光スペクトル)を使用することができる。これらの条件は、蛍光スペクトルに大きな影響を与えないため、このようなスペクトルデータを参照スペクトルに使用して補正を行っても、オーバーラップを精度良く解消することができる。
ただし、微小粒子が細胞である場合は、例え同じ蛍光色素で標識されたものであっても、ビーズでの測定結果を参照スペクトルとして使用することはできず、逆の場合も同様である。なお、前述したように、細胞同士であれば、その種類が異なっていても、参照スペクトルとして使用可能である。当然ながら、ビーズ同士であれば、その種類が異なっていても、参照スペクトルとして使用可能である。
本実施形態の補正方法では、参照スペクトルとして、先に測定した測定対象の微小粒子の単染色サンプルのスペクトルとの誤差が8%以下のスペクトルデータを使用しているため、測定の度に単染色サンプルを調製する必要がない。これにより、作業者の負担が軽減し、作業効率も向上する。また、ラットなどの小動物のように検体の量が少ない場合でも、正確性を低下させることなく、解析を行うことが可能となる。
なお、本実施形態の蛍光スペクトル補正方法は、複数の蛍光色素で標識された微小粒子から得られた蛍光スペクトルを、参照スペクトルを用いて色素毎に分離する工程を有する補正方法であれば、その前後の工程にかかわらず、適用可能である。
<2.第2の実施の形態>
[装置の全体構成]
次に、本発明の第2の実施形態に係る蛍光スペクトル測定装置について説明する。図1は本実施形態の蛍光スペクトル測定装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の蛍光スペクトル測定装置1は、少なくとも、検出部2と、記憶部3と、解析部4とを備え、前述した第1の実施形態の補正方法を行う。なお、図1に示す蛍光スペクトル測定装置1には、更に、送液部が設けられていてもよい。
[検出部2の構成]
検出部2は、分析対象の微小粒子から発せられた蛍光を、任意の波長領域で同時に検出可能な構成であればよい。具体的には、波長領域毎にその波長領域を検出可能な独立したセンサを複数配置した構成や、多チャンネル光電子倍増管(Photo-Multiplier Tube:PMT)などのように複数の光を同時に検出可能な1又は複数の検出器を備えた構成とすることができる。この検出部2で検出する波長領域の数、即ち、検出部2に配設される検出器のチャンネル数又はセンサ数などは、使用する色素の数以上であればよい。
また、本実施形態の蛍光スペクトル測定装置1では、検出部2に分光器を設け、微小粒子から発せられた蛍光が、この分光器で分光された後、多チャンネルPMTなどの検出器に入射する構成としてもよい。更に、検出部2には、必要に応じて、対物レンズ、集光レンズ、ピンホール、バンドカットフィルター、ダイクロックミラーなどを設けることもできる。
[解析部3の構成]
解析部3では、電子計算機などを用いて、検出部2で検出した各波長領域の光を、定量化し、波長領域毎の総蛍光量(強度)を求める。また、必要に応じて、参照スペクトルを使用した蛍光スペクトル補正を行う。そして、その結果(蛍光スペクトルデータ)は、記憶部4に保存される。
[記憶部4の構成]
記憶部4は、解析部3で処理された蛍光スペクトルデータを記憶するものである。この記憶部4には、例えば、過去に測定した蛍光スペクトルデータだけでなく、単染色サンプルの蛍光スペクトルデータを保存することもできる。
[蛍光スペクトル測定装置1の動作]
次に、本実施形態の蛍光スペクトル測定装置1の動作について説明する。本実施形態の蛍光スペクトル測定装置1で分析とする微小粒子は、特に限定されるものではないが、例えば細胞やマイクロビーズなどが挙げられる。また、これら微小粒子を修飾する蛍光色素の種類及び数も、特に限定されるものではなくFITC(fluorescein isothiocyanete:C2111NOS)、PE(phycoerythrin)、PerCP(periidinin chlorophyll protein)、PE−Cy5及びPE−Cy7などの公知の色素を、必要に応じて適宜選択して使用することができる。更に、各微小粒子が複数の蛍光色素で修飾されていてもよい。
そして、本実施形態の蛍光スペクトル測定装置1を使用して微小粒子を光学的に分析する際は、先ず、光照射部の光源から励起光を出射し、流路内を通流する微小粒子に照射する。次に、微小粒子から発せられた蛍光を、検出部2で検出する。具体的には、ダイクロックミラーやバンドパスフィルターなどを使用して、微小粒子から発せられた光から特定波長の光(目的とする蛍光)のみを分離し、それを例えば32チャンネルPMTなどの検出器で検出する。このとき、例えば分光器などを使用して蛍光を分光し、検出器の各チャンネルで異なる波長の光を検出するようにする。これにより、容易に検出光(蛍光)のスペクトラム情報を得ることができる。
その後、検出部2において取得された検出器のチャンネル数分の情報は、例えば変換部(図示せず)でデジタル信号に変換され、更に、解析部3において定量化される。その際、記憶部4に記憶されている過去に測定した蛍光スペクトルデータを、参照スペクトルとして使用して蛍光補正を行う。具体的には、各色素の参照スペクトルには、例えば、測定日、検出器の電位、結合している抗体の種類又は微小粒子が細胞の場合はその種類が異なるものなどのように、微小粒子の単染色サンプルのスペクトルとの誤差が8%以下の蛍光スペクトルデータを使用する。そして、補正後の蛍光スペクトルデータは、記憶部4に保存する。
本実施形態の蛍光スペクトル測定装置では、参照スペクトルとして、過去に測定した測定対象の微小粒子の単染色サンプルのスペクトルとの誤差が8%以下のスペクトルデータを使用しているため、単染色サンプルを使用しなくても、精度良く補正することができる。また、参照スペクトルとなる蛍光スペクトルデータは、記憶部4に逐次蓄積されるため、使用実情に合ったデータベースを構築することができる。
特に、細胞をサンプルとして用いた場合には、しばしば検出器の電位、レーザー出力の変更を余儀なくされることがある。このような場合、従来の装置では、蛍光補正の整合性をとるため、補正を再度やり直す必要があったが、本実施形態の蛍光スペクトル装置では、その必要がない。
以下、本発明の実施例により、本発明の効果について具体的に説明する。本実施例においては、測定日、検出器の電位、結合している抗体の種類又は微小粒子の種類を変えて蛍光スペクトルを比較し、その差を調べた。
本実施例においては、サンプルには、精度管理用細胞として市販されているImmuno−TROL(ベックマンコールター社製)又はMulti−Check(ベクトンディッキンソン社製)を用いた。これらは、フローサイトメトリー用の陽性プロセスコントロール(全血コントロール検体)であり、リンパ球、顆粒球、単球に特異的な表面抗原の陽性率と絶対数が検定されているため、全血検体に類似した散乱光、細胞集団の分布、蛍光強度及び抗原密度を示す。また、蛍光色素が標識された抗体は、市販品(ベックマンコールター社製又はベクトンディッキンソン社製)のものを用いた。
一方、サンプルの染色は、定法に従い行った。具体的には、サンプルの温度を室温にした後、目的の蛍光色素がラベルされた抗体を、専用のプラスチックチューブに滴下し、そこに血液を50μL滴下して穏やかに浸透させ、抗体と細胞とを反応させた。そして、20分間、暗所、室温にて放置した後、溶血剤(FACS Lyse solution:塩化アンモニウム溶液,ベックマンコールター社)を1ml滴下した。これにより、赤血球が溶血され、目的の細胞である顆粒球、単球及びリンパ球のみとなる。そして、これを遠心分離し、適当な溶液にて洗浄することにより、純度の高いサンプル溶液を得た。
測定は、前述した方法で調整された細胞溶液(サンプル溶液)を、プラスチック製の細胞分析用の特殊な測定セルに導入し、フローサイトメーター用のシース溶液により、3次元にフォーカスした後、励起光を照射した。励起源としては、波長が488nm及び640nmのレーザー光を用いた。そして、各細胞から発せられた蛍光を、プリズム分光器などを用いて分光した後、32chPMTにより検出した。なお、本実施例では、検出器に32chのPMTを用いているが、励起光として2つのレーザー光を用いているため、情報量としては64ch分のスペクトルデータが解析部及び記憶部に送られることとなる。
<日間差について>
図2(a)、図3(a)、図4(a)、図5(a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、測定日と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、図2(b)、図3(b)、図4(b)、図5(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。なお、図2(a),(b)に示す蛍光スペクトルは、蛍光色素にFITC、抗体にCD14を使用して測定したデータであり、図3(a),(b)に示す蛍光スペクトルは、蛍光色素にPE、抗体にCD3を使用して測定したデータである。いずれの日も同一ロットを用いた。
また、図4(a),(b)は、BD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素FITCを含有しているポリスチレンビーズの蛍光スペクトルである。更に、図5(a),(b)は、BD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素PEを含有しているポリスチレンビーズの蛍光スペクトルである。なお、検出器はいずれもPMTを使用し、印加電圧は630Vとした。
図2〜図5に示すように、異なる日に調整し、測定した細胞サンプル又はビーズのスペクトルAは、スペクトルBとの誤差が8%以下であり、測定日が異なるスペクトルを参照スペクトルとして使用可能であることが確認された。
<検出器の電位について>
図6(a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、検出器の電位と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、図6(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。なお、図6(a),(b)に示す蛍光スペクトルは、蛍光色素にPE、抗体にCD3、検出器にPMTを使用して、測定したデータである。なお、印加電圧は、PMTV150が525V、PMTV160が560V、PMTV170が595V、PMTV180が630V、PMTV190が665V、PMTV200が700Vである。
図6に示すように、検出器の電位を変えても、スペクトルの誤差は3%以下であった。これにより、検出器の電位が異なる蛍光スペクトルデータを参照スペクトルとして使用可能であることが確認された。
<結合している抗体の種類>
図7(a)、図8(a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、結合している抗体と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、図7(b)、図8(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。なお、図7(a),(b)に示す蛍光スペクトルは、A:蛍光色素にFITC、抗体にCD45、B:蛍光色素にFITC、抗体にCD45RAを使用して測定したデータである。また、図8(a),(b)に示す蛍光スペクトルは、A:蛍光色素にPE、抗体にCD8、B:蛍光色素にPE、抗体にCD3を使用して測定したデータである。なお、検出器はPMTを使用し、印加電圧はいずれも525Vとした。
そして、蛍光色素にFITC、抗体にCD45を使用したときのデータ、及び蛍光色素にPE,抗体にCD8を使用したときのデータを、別のセットのシングルステインから得た参照スペクトルを用いて解析した。図9はその結果を示す密度プロットである。図9に示すように、シングルステインにより生成された参照スペクトルを用いて解析したところ、3つの細胞集団に分けることができた。また、各集団は、直交する位置にあり、蛍光補正がうまくいったことを示している。更に、ゲートをかけた領域における存在数は、FITC+PE+:278個、FITC+PE−:750個であり、その比は、0.37:1であった。
次に、蛍光色素にFITC、抗体にCD45RAを使用したときのデータ、及び蛍光色素にPE、抗体にCD3を使用したときのデータで、同様の解析を行った。図10はその結果を示す密度プロットである。図10に示すように、蛍光色素にFITC、PEによる2次元展開プロットでは、3つの細胞集団が明瞭に分かれており、それぞれが直交する位置にあった。また、ゲートをかけた分布を比較すると、FIT+PE+:280個、ITC+PE−:750個であり、その比は0.37:1で、図9に示すデータと存在比が一致していた。
以上の結果から、参照スペクトルを用いた独自の蛍光補正方法は、図7,8に示すように、結合している抗体が異なるもの同士でも、蛍光スペクトルの差は8%以下であり、スペクトルを参照スペクトルとして使用可能であることが確認された。
<微小粒子の種類>
図11(a)及び図12(a)は横軸に検出器のチャンネル番号(波長依存番号)をとり、縦軸に蛍光強度をとって、微小粒子の種類と蛍光スペクトルの関係を示すグラフ図であり、図11(b)及び図12(b)は各波長における誤差を示すグラフ図である。ここで、図11(a),(b)は、A:色素にFITC、抗体にCD45を使用したときの蛍光スペクトル、B:BD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素FITCを含有しているポリスチレンビーズを用いたときの蛍光スペクトルである。また、図12(a),(b)は、A:蛍光色素にPE、抗体にCD8を使用したときの蛍光スペクトル、B:BD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素PEを含有しているポリスチレンビーズを使用したときの蛍光スペクトルである。なお、印加電圧はいずれも630Vとした。
そして、BD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素FITCを含有しているポリスチレンビーズを使用したときのデータ、及びBD 7−Color Setup Beads中の蛍光色素PEを含有しているポリスチレンビーズを使用したときのデータを、別のセットのシングルステインから得た参照スペクトルとして用いて解析した。図13はその結果を示す密度プロットである。図13に示すように、細胞集団は3つに分かれており、それぞれが直交する位置にあった。また、ゲートをかけた分布を比較すると、FIT+PE+:272個、ITC+PE−:213個であり、その比は1.28:1で、図9,10に示すデータとは存在比が一致しなかった。
この結果から、参照スペクトルを用いた独自の蛍光補正方法は、図13に示すように、細胞とビーズとでは、同じ色素を使用した場合でも、蛍光スペクトルの差が10%を超え、そのスペクトルを参照スペクトルとして使用することはできないことが確認された。
以上から、本発明によれば、プローブ毎に単染色サンプルを準備しなくても、各スペクトルのオーバーラップを精度良く解消することができることが確認された。
1 蛍光スペクトル測定装置
2 検出部
3 解析部
4 記憶部

Claims (5)

  1. 複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の測定で得られた蛍光スペクトル
    複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の過去の測定で得られた前記蛍光スペクトルから分離された前記蛍光色素ごとの蛍光スペクトルデータである参照スペクトルと、
    を比較することによって前記微小粒子を分析する、微小粒子の光学的分析方法。
  2. 前記参照スペクトルとして、検出器の電位、結合している抗体の種類及び前記微小粒子が細胞である場合は細胞の種類のいずれかが異なる蛍光スペクトルデータを使用する請求項1に記載の微小粒子の光学的分析方法
  3. 前記微小粒子が細胞である場合、参照スペクトルには、細胞を使用して測定された蛍光スペクトルデータを使用する請求項1又は2に記載の微小粒子の光学的分析方法
  4. 複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子から発せられた蛍光を、任意の波長領域で同時に検出する検出部と、
    該検出部で検出されたデータを解析する解析部と、
    該解析部で解析された結果得られた蛍光スペクトルデータを記憶する記憶部と、を有し、
    前記解析部は、前記記憶部に記憶されている蛍光スペクトルデータのうち、複数の蛍光色素を用いて標識された微小粒子の過去の測定で得られた前記蛍光スペクトルから分離された前記蛍光色素ごとの蛍光スペクトルデータを、各色素に対応する参照スペクトルとして使用して微小粒子を分析する、微小粒子の光学的分析装置。
  5. 前記検出部には多チャンネル光電子倍増管が設けられている請求項4に記載の微小粒子の光学的分析装置
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